ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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感謝
色々あった2017年も間もなく暮れようとしておりますが、ここで皆様にご報告があります。
弊ブログ『ぼちぼちいこか』は、本日の更新をもって終了とさせていただきます。

終了の理由として、トップチームが何度もJ2昇格を逃して、いい加減このクラブに愛想が尽きたから・・・ではもちろんありませんよ、神に誓っても!!
来年のサポーターズクラブもインターネット申し込み解禁日にサッサと更新手続き済ませたし・・・(汗)

と、おふざけはこのくらいにして話を戻すと、その理由として、記事のアップが自分にとって結構な負担となってきた事があります。

以前は観戦記を書くのに夢中になって、真夜中になっても2~3時間くらい軽くイケていたし、試合日以外にも次節のプレビューやらパルセイロ以外の話題やら色々と書き散らしていたんですが、やはりアラフィフにもなると体力が落ち頭の回転も鈍くなってきて、ひとつ記事を書くのにもかなりシンドくなってきました。
折しも新スタジアム建設が本決まりになってJ2ライセンス取得が現実を帯びてきた頃で、「ならば昇格を果たし長年の悲願が達成されたら、このブログもスパッと終わりにしよう。」と決意して気持ちを奮い立たせ頑張ってきましたが、チームはあと一歩のところで昇格を逃すシーズンが続き、自分もそのうち誰に頼まれた訳でもないのに「早く楽にさせろ!」なんてイライラを募らせてきて(←世間一般では、これを『逆ギレ』または『責任転嫁』と言う)、純粋に試合を楽しめなくなっている事に気付きました。

そんな訳で、このへんで勝手に乗せていた肩の荷を降ろして原点に立ち返り、もう一度まっさらな気持ちで愛する地元・長野のクラブを応援していこうという思いから、今年でブログ更新を終わらせていただく決断をいたしました。
たまに「更新を楽しみにしています。」なんて誠に有難いコメントを頂くことがあり、そんな方々には大変身勝手ではありますが、どうかご了承ください。

できる事ならJ2昇格という長年の夢の実現を果たした記事を書いて、「もうパルセイロを地元の方々に知ってもらうというオレの使命は終わった。」とか何とか自己満足しながら大団円・・・なんてカッコいい終わり方をしたかったんですが、まぁ自分はことごとく間が悪くて『持ってない』オトコなので、案外ブログ更新を止めた来年あたりサクッと昇格を果たしちゃうかもしれませんね。(苦笑)

思えば自分がこのクラブの存在を知ったのは2002年の初冬、信毎朝刊スポーツ面の隅っこに載っていた『長野エルザ、JFL昇格ならず』という小さな見出しでした。
記事の内容は、その年に北信越リーグ(HFL)初優勝を果たして臨んだ地域リーグ決勝大会1stラウンドで敗退し、JFLへの昇格を逃したという事実だけを伝えた短いものだったと記憶しています。
当時の自分は、HFLの存在もJ1を頂点とするピラミッド型の昇格システムも知らなかったけど、J2の下にJFLというアマチュアリーグがある事は何となく知っていたので、「へー、長野にも全国リーグを狙えるようなサッカーチームがあるんだ・・・」と目に留めたのを覚えています。

その翌年はそんな小さな記事の事は忘れていたけど、2004年の春先にふと思い出しネットでHFLの日程を検索して、東和田の陸上競技場で行われたシーズン開幕戦に足を運んだのが運の尽き・・・(←コラコラ!)
当日はガッツリ雨が降っていて、しかもメインスタンドが補修工事中という事で立ち入りできず、バックの芝生席で傘を差しながらの立ち見を余儀なくされたけど、「どうせ草サッカーに毛の生えたくらいだろう」とタカをくくっていたら、蛍光オレンジに中世ヨーロッパのエンブレムのような獅子のマーク(現在のエンブレムの中のライオンと同じもの)を付けたシンプルなユニホームに身を包んだ名もなき選手達は、雨のピッチを縦横無尽に走り回り、それに合わせてボールもクルクルと小気味よく動いて見事にゴールを決めるシーンを目の当たりにして、「こりゃレベルの差こそあれ日本代表の試合より面白いゾ!」と一発で魅了されてしまいました。

また、当時ゴール裏の声出しサポはたったの3人だけだったけど、代表でもJリーグでも聞かないオリジナルチャントを試合展開に合わせて使い分け熱く応援する姿がカッコよく、『オラが街のチーム』を応援できる喜びも相まって、結局そのシーズンは県内で行われた公式戦は全て足を運び、翌年は途中からゴール裏に混ぜてもらって県外アウェイにも遠征し、遂にはリーグ優勝して進出した地域リーグ決勝大会1stラウンドの応援で高知まで3日間フル参戦するくらい、ドップリとのめり込んでいきました。

そして2006年、あと一歩のところでHFL2連覇を逃したシーズン最終節の新潟・聖籠町からの帰り道に、この素晴らしいサッカーチームをもっと地元の人達に知ってほしい、そして、メジャーでなくとも地元にあるスポーツチームを応援する事の喜びや尊さを感じてほしい・・・という思いから、一念発起してブログ開設を決意。
(ちなみにデビューから現在のFC2ブログに引っ越す前までの1年半あまりの記事は、運営会社もろともサーバーが吹っ飛んでしまい、読み返す事ができなくなりました。。。)

そこから先は、クラブ名が長野エルザSCからAC長野パルセイロに変わり、松本山雅FC・ツエーゲン金沢・JAPANサッカーカレッジとの4強による全国のサッカーファンから『ムダに熱い』と揶揄された熾烈なリーグ戦をサポーターとして戦い抜き、『本城の悲劇』や『臨海の悪夢』を経てライバルチームに先を越される悔しさを味わいながらも、2010年に地域リーグ決勝大会を勝ち抜いて悲願のJFL昇格を果たし、3年後には遂に憧れだったJFLでの優勝を達成。
その翌年にJ3リーグに移管して、1年目のカマタマーレ讃岐とのシビれまくった入れ替え戦体験から現在に至る・・・と、そんじょそこらのJクラブのサポよりよっぽど濃厚な時間を過ごさせていただきました。

それだけでなく『妹分』であるレディースに関しても、声出しサポ皆無ながら一生懸命頑張る姿が印象的で気にかけていた女子サッカーの大原学園がパルセイロに移管されるというニュースを知った時は、「これでトップチームの日程と被る事無く思いっきり彼女たちを応援できる」と飛び上がって喜び、その後しばらくは鳴かず飛ばずの苦しいシーズンを過ごしたけど、恐れ多くも女子サッカー指導の第一人者・本田美登里監督を招聘して夢にも思わなかったなでしこリーグ1部昇格を果たし、大原時代から変わらぬ常に全力で戦い底抜けの明るさを持つチームは、今ではある意味トップよりも愛おしい存在となっています。
更にクラブ名の頭に冠された『AC(アスレチッククラブ)』の名前通り、アイスホッケーやバドミントンといったサッカー以外のチームも持って地元競技者の受け皿となり頑張っているし、自分が応援を始めた頃には想像できないくらい、パルセイロというクラブは長野の街に根を張り大きく発展していきました。

サッカー不毛地帯だった長野市に立派な球技専用スタジアムが建ち、そのゴール裏はいつも大勢のサポーターで埋まり、ブーイングの安売りではない敵も味方もリスペクトした素晴らしい応援を繰り広げ、アウェイにも大勢のサポが駆け付ける。
そして街を歩けばパルセイロのポスターがそこかしこに貼ってあり、ステッカーやリボンマグネットを付けたクルマも沢山見かけ、テレビやラジオの応援番組もある。
そんな「いつかはこうなるといいな・・・」と思い描いていたホームタウンの光景が現実のものとなって、観客100人そこそこの頃からのオールドファンとしては本当に嬉しく、また少し不思議な気持ちにもなります。

更に、プロ野球独立リーグBCLの信濃グランセローズ、プロバスケBリーグ(B2)の信州ブレイブウォリアーズ、バレーVリーグ(チャレンジⅡ)の長野ガロンズ、フットサルFチャレンジリーグに参戦のボアルース長野と、サッカー以外でも地元・北信エリアで活動するプロチームや全国を目指すチームが次々と誕生。
リーグのお荷物的存在だったセローズの優勝記事を最後に書けたのは感慨無量だったし、ウォリアーズも少々勝負弱いところがあってなかなか結果が出せず苦しんでいるけど、選手やスタッフのバスケに賭ける情熱が伝わってきて心から応援したくなると思わせるし、ガロンズやボアルースも全国デビューして日が浅い中でファン拡大に向けて一生懸命頑張っているし、どれも本当に魅力的なチームばかりで、スポーツ観戦マニアとしては長野に居ながらにしてオールシーズン様々なスポーツを生で楽しめる充実した環境になりました。

遠くのバルサ・マンUより近くのパルセイロ!
遠くのMLB・NBA・全日本より近くのセローズ・ウォリアーズ・ガロンズ!
海外リーグや代表戦といったメジャーどころのテレビ観戦ももちろん楽しいけど、やっぱりスポーツ観戦とビールはナマに限りますよねぇ~♪

話をパルセイロに戻すと、総括記事でも書いたように、来年はトップもレディースも更なる発展・成長に向けて正念場の年になると思いますが、ウチは少しばかり不器用で他のクラブより遠回りを余儀なくされてしまうところがあるけど、サッカー不毛の長野市でゼロからクラブを立ち上げて、常に高い目標を掲げて成長を続け、ここまでJFL昇格も全国制覇も新スタジアム建設もレディースの1部リーグ昇格も、構想当初は夢物語と一笑に付されていた事を確実に実現させている『奇跡のクラブ』だから、これから先もクラブを信じ選手・スタッフを信じて愚直に応援していけば、必ず道は開けると確信しています。
これで自分はブロガーから普通のオッサンに戻りますが、当然ながらサポーターは死ぬまで続けさせていただきますので、長野が誇る素晴らしいアスレチッククラブであるAC長野パルセイロを、これからも一緒に熱く熱く応援していきましょう!!

・・・と、パルセイロや信州スポーツに対する思いを長々と書き散らしてまいりましたが、そろそろお開きとさせていただきます。

今まで、こんな変人の独断と偏見に満ち満ちた弊ブログにお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。
小学生の頃から作文が大の苦手だった自分ですが、日々増えていく訪問者数カウンターや頂いた拍手、コメントに元気付けられ、10年余りの長きにわたって続けていく事ができました。

ブログタイトルの『ぼちぼちいこか』は、自分にとっての座右の銘・・・というのはオーバーですが、「こんな心持ちで人生を送れたらいいなぁ」というような、自分の好きな言葉です。
日本中、そして世界中に毎年のように閉塞感が増してきて、息苦しくキナ臭い世の中になってきているけど、そんな中で、勝ち負けやカテゴリーなど関係なくパルセイロを始めとする『オラが街のスポーツチーム』を純粋に真剣に応援できる喜びに感謝し、また観戦を通して『自分ちンとこファースト』ではなく相手をリスペクトする気持ちを大切に、これから先もあくまでも自分らしくマイペースで、肩肘張らず『ぼちぼち』と人生を歩きながら、スポーツ観戦を始め自分が大好きな事柄を大いに楽しんでいきたいと思います。

最後に一言。
私は今日限りでブログを引退しますが、我がパルセイロは永久に不滅です!!
( ↑ 最後の最後に丸パクリかいっ!!)
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パルセイロ2017年シーズン総括~トップチーム編~
一週間のご無沙汰でした。(←古すぎ!)
年末恒例のシーズン総括、先週のレディース編に続いて今日はトップチームです。

さて、浅野哲也監督を新たに迎え、高い位置からプレッシャーを仕掛ける『良い守備』から素早く『良い攻撃』に移るアグレッシブなサッカーを掲げて臨んだ今シーズンだったが、改めて結果を振り返ってみると、32試合で13勝11分8敗・勝ち点50の第5位という、クラブが全国デビューしてから最も低い順位に終わってしまった。

もうシーズンが終わったからぶっちゃけるけど、自分は7月の第15節・ホームの藤枝MYFC戦で、同じ相手に同じようなヤラれ方で0-3とボロ負けしたのを見た時に、チームとして全く成長していない事を痛感し、今年の昇格は九分九厘諦めていた。
ならば、何とか意地を見せて3年連続で3位の座を死守し、全国のJリーグファンに「どーだ見たか!オレ達また今年もやらかしてやったゼ!!」と体を張ってネタクラブぶりをアピールしてやりたかったが、そんな野望(?)さえも叶わなかった。

今年の傾向を見てみると、総失点は25で栃木SCに次ぐ2位の堅守を見せたものの、総得点は34で全17チーム中13位タイと振るわず、最大の課題だった得点力不足を今年も克服する事ができなかった。
また守備に関しても数字の上では結果を出しているが、ゴールした直後など肝心なところで失点を許し、リードを守り切れず勝ち点を落とすというシーンも強い印象として残っている。
そしてもう一つ克服しなければならなかった、特定チームに対する苦手意識の払拭という課題に対しても、若手の実戦経験に特化したと思われるガンバ大阪を除いたU-23の2チームや、藤枝MYFC・福島ユナイテッド・グルージャ盛岡といった足元にガツガツ当りに行くタイプのチームに一つも勝てていないなど、今までと変わらないどころか悪化している感じだ。

その結果、連勝は3月・9月・11月と断片的に3回の2連勝があっただけだったり、ホームでは8勝5分3敗とまずまずの成績だったもののアウェイでは5勝6分5敗と貯金を作れない等、とにかく勝ち点を思うように積み上げられない、非常にもどかしいシーズンだった。

こうなってしまった原因として、自分は次の3つの事を挙げたい。

まずは、チームとしての熟成度が足りなかったというもの。
最終節の記事でも書いたように、ウチは一昨年のシーズン途中から3年連続で監督が替わっており、しかもそれぞれの監督の方針が違っていたので、チーム作りに対する継続性が維持できなかった。
また選手についても、個の力を上げるため上位カテゴリーから即戦力選手を引っ張ってくるのはいいが、それによって開幕時には去年からスタメンが半分以上入れ替わり、選手間の連携面でもシーズンが始まるたびに一から作り直さねばならないし、経験者で固めるあまり平均年齢が高くなり、相手に走り負けたり夏場の失速や若手が育たないという弊害も出てきている。

もっとも、これはあくまでも結果論。
監督に関しては、去年もシーズン終了後早い時期に前任監督に続投要請を出すなど、クラブもチーム作りにおける継続性の重要性は十分に理解していると思うし、選手についても、スタジアムや観客動員などのハードルをクリアして後は結果を出すだけとなれば、即戦力選手を多数獲得してチーム力をアップしようというのは自然な流れだ。
かく言う自分だって、もしクラブ側の人間だったら迷わず同じようなチーム編成をするだろう。
いくら最善の手を打っていっても勝負事には『絶対』は無い訳で、こればっかりは巡り合わせが悪かったと気持ちを切り替えていくしかないだろう。

2つ目の要因として、信毎朝刊の振り返り記事にもあったけど、とにかく主力級選手に怪我人が多かった。
開幕早々に#2松原優吉選手と#11阪田章裕選手が離脱し、#19三上陽輔選手・#8菅野哲也選手・#32天野貴史選手など、ゴールやアシストなどの活躍をして今後の展開に光明が見えてきた矢先に戦線離脱となってしまった選手も多かった。

怪我については今年だけでなく、毎年必ず主力級選手が何人かリタイアしているが、これは基礎トレーニング不足や練習時間が多すぎる(または少なすぎる)などマネジメントに問題があるのか? あるいは、練習場であるリバーフロントのピッチがプロ選手の練習場としては適していないような固さだとか、トレーニングマシンや体をケアする施設・人材が足りないなど環境面からなのか? それとも、練習に臨む選手の姿勢がなっていないなどメンタル面の問題なのか?
今年に関しては、レディースも#23鈴木陽選手がシーズン終盤までプレーできなかったり#11斎藤あかね選手が後半の大事な時期を棒に振ってしまったりと犠牲者が多かったし、この問題については、クラブとして早急に原因を洗い出して改善していく必要があると思う。

そして最後、個人的にはこれが最大の原因だと思っているのだが、選手のメンタルが弱すぎたというものだ。
今年の戦いぶりを見てみると、栃木・富山・北九州といった元J2勢に対しては互角以上の成績を上げているし、天皇杯でもFC東京とファジアーノ岡山を破って4年ぶりのベスト16進出を果たすなど、格上チームや昇格を争うライバルといった気合が入る相手に対してはなかなかの結果を出しているのだが、前記の通りウチより下位ながら藤枝や福島や盛岡など足元に厳しいプレスを仕掛けてくるようなチームや、直前まで参加メンバーが分からずスカウティングが十分にできないU-23勢、またリーグ優勝やJ2ライセンス取得など具体的な目標が目の前にあり気合が入っていたであろうブラウブリッツ秋田や鹿児島ユナイテッドやFC琉球など、思い切って挑んでくるチームや勢いがあるチームに対しては、勝ち試合で見られたようなアグレッシブなプレーが影を潜め、完全に相手のペースにハマってしまい敢え無く勝ち点を失う結果となっている。

特に下位チームやU-23勢は、1つのゴール・1つの勝利・1つの順位アップが、地元への知名度向上やスポンサー確保、U-23なら出場機会増大やトップチームへの招集といったところに直結するので、選手達はクラブや自分の未来のために本当に必死になって向かってくる。
そんな相手に対しては、戦術がどうの、フォーメーションがどうのといった理論よりも、相手を上回る強い気持ちで跳ね返すような精神論や根性論が重要になってくる事もある。

ウチはUスタジアムという素晴らしい球技専用スタジアムがあるし、地元の知名度や理解度も高くてJ3の中ではかなり恵まれた環境にあるといえるが、選手達はそんな中にいる事でハングリー精神が希薄になってはいないか?
それとも、昇格という具体的で大きな目標を背負わされ、その重圧に負けてしまっているのか?
いずれにしても、相手のプレッシャーがキツいからといってスピードダウンしたり横パスでお茶を濁すようでは、いつまで経っても下位チームからの取りこぼしを無くす事はできないだろう。

まぁ、このメンタルの問題は今に始まった事ではなく、『伝統芸』ともいえるウチの最大の欠点だけに、クラブも本腰を入れて、メンタルトレーナーとか催眠術師を雇って精神面強化に取り組んでいく必要があると感じる。(←催眠術師は違うと思う。)
もしそれでも克服できなかったら、もうウチの選手のメンタル強化は諦めて、相手のメンタルを潰すためにアフリカから黒魔術師を呼んできて呪いでもかけちゃいますか。(←ダメ!絶対!!)

そんなこんなで今年のダメダメぶりを長々と書き散らしてきたが、ここからは来年に向けての話。
確かに今年は前記のように悪い点が目立ってしまったが、その反面、浅野監督が「自分がやりたかったサッカー」と評した試合は、見ていてワクワクするようなアグレッシブな内容で快勝する事が多かったので、決して方向性自体は間違っておらず、チームとしての熟成度が足りなかったり、選手の戦術理解度や約束事をやり切る意志が弱かったのが、ここまで低迷した原因だと思う。

この問題を克服するには、より個の力が強い選手を呼んできて戦力アップを図るのが手っ取り早いが、上位カテゴリーから有望な選手を引っ張ってくるにしても色々と制約や限度があるし、そういった選手が1人や2人加入したところですぐに優勝や昇格を勝ち取れるほど、J3というリーグは甘くない。
JFL時代から長い年数をかけ一貫したチーム作りの末にリーグ優勝の栄冠を勝ち取ったブラウブリッツ秋田の戦いぶり、藤枝がウチにシーズン2連勝した時に大石監督から出た「自分たちは“突貫工事”ではないので、しっかり育ててきたものが少しずつ芽になって、選手たちが創造的なプレーをできるようになっている。」というコメント、そしてこれまで下位に甘んじていたものの限られた予算や戦力の中で地道な強化に取り組んできたクラブが今年になって次々と上位陣を倒して順位を上げていっている現実を見るにつけ、本当に強いチームにしていくには、小手先だけの強化ではなく、若干遠回りでも地道で1本芯の通ったチーム作りが必要だと痛感した。

幸い、ウチは早々に浅野監督の来季続投が発表されて進むべき方向が明確になっているし、選手の方も、#10宇野沢祐次選手にゴール前での本来の動きが戻ってきたり、期限付きレンタルだった#30萬代宏樹選手の完全移籍が発表されたり、なかなか出番が回ってこなかった#15西口諒選手や#20都並優太選手などの生え抜き中堅選手が怪我の選手に代わって出場しゴールなどの結果を出す活躍を見せたり、関西の大学サッカーで活躍した竹下玲王選手・堂安憂選手という有望株が数あるJクラブの中からパルセイロを選んでいただき入団が内定(レディースに続きフロント陣グッジョブ!!)していたり・・・と、明るい材料は揃っている。
だからこそ、後はしっかり腰を据え、伸び盛りの若手選手も積極的に登用したりして、浅野監督が目指すアグレッシブなサッカーをシーズン通してやり切れるだけのチーム作りに取り組んでほしい。

あくまで個人的な見解として、極論ではあるけれど、煮え切らない現状を打破してボトムアップ著しいJ3リーグを制し、上でも十分に戦えるだけの真に強いチームになるためなら、来年は『浅野体制3年計画の2年目』として結果よりチーム熟成を最優先とし、勝負をかけるのは再来年となっても全然構わないと思っている。
まぁ、異論だらけなのは分かってるけど。。。

ここ数年のウチの傾向を振り返ってみるに、あまり昇格ばかりを意識して前のめりになり過ぎると、自分達がやるべき事を見失って、また同じ失敗を繰り返してしまう恐れがある。
それよりも、まずは目の前の試合を集中して丁寧に戦い抜く事に重きを置いて、1試合ごとに1歩でも半歩でもチーム力を高めていく事が大事だと思う。

・・・と、ここまでの文章は実は今日のアップに向けて数日前から少しずつ書き溜めていたものだが、いみじくも本日サポへのクリスマスプレゼントのような形で発表された宇野沢祐次選手の契約更新のコメントで、「来季は目の前の試合、目の前の相手に勝つことを積み重ねていきたい。」と述べており、まさに自分が言わんとしている事を代弁してくれたようで嬉しかった。
さすがは長年このチームのエースを張ってきただけに、こちらがいちいち言わなくても自分達がやらなければならない事をちゃんと分かっていらっしゃる。
後は来シーズン、背番号10の完全復活を是非とも頼んまっせ!!!

来年のJ3リーグはJFLからの新規参入組は無く、U-23チームの動向にもよるが、おそらく今年と同じ17チームで争う事になる。
その中で、栃木SCと入れ替わりに降格してきたザスパクサツ群馬が加わる他、ウチと勝ち点5の大差を付けて4位になった鹿児島ユナイテッドと、ウチより1つ下の順位ながら勝ち点同数と肉薄してきたFC琉球に新たにJ2ライセンスが与えられ、自動昇格の2枠を争う戦いはますます激しくなってくる。
また、その他のチームも更にチーム力を高め、上位と下位の差は今年よりもっと縮まってくるだろう。

この戦国リーグを勝ち抜いてJ2昇格の悲願を達成できるか? それとも戦乱の渦に巻き込まれJ3の中に埋もれていってしまうのか?
今のトップチームは、そんなクラブの命運を分ける大事な分岐点に立っていると思う。
ここで進路を見誤ったりしないよう、クラブはしっかりとした信念と方向性を示し、また選手達は重圧に負けないだけの強い決意と覚悟を持って来シーズンに臨んでほしい。

3月から続いた長いシーズンが終わり、駆け付けたサポを大爆笑の渦に巻き込んだ(・・・かどうかは仕事で行けなかったので分からないが。。)パル感の大役も終わって完全にオフシーズンとなり、選手達はホッとしているだろうが、もう来シーズンに向けての戦いは始まっている。
選手達は今年味わった悔しさを決して忘れずに、オフの間もシーズンを通して90分間走り負けしないだけの体作りや相手のプレスにも負けないだけのメンタル強化など自主トレーニングに励んで、来年は一皮むけた力強い姿を我々に見せてくれるのを大いに期待している。
パルセイロ2017年シーズン総括~レディース編~
今年もこんな記事を書く時期になってしまいました。
まったく、歳をとってくると月日が経つのが早くなってきて困ります。
つい今さっき紅白見たばっかりだと思ってたのにねぇ・・・(←そこまで早くはない)

という訳でパルセイロの2017年シーズン総括、まずはレディースから参ります。

1部リーグ2年目となった2017年シーズンのレディースの成績は、リーグ戦が6勝5分7敗で6位、カップ戦が3勝1分4敗のAグループ3位で予選敗退、皇后杯は準々決勝で延長戦までもつれ込みながらジェフ千葉レディースに惜敗してベスト8という最終結果となった。
シーズン前の目標は、リーグ戦3位、カップ戦と皇后杯は決勝進出というところに置いていただけに、残念ながら目標が一つも達成できなかったが、シーズン途中からチーム状況が大きく変わってしまった事もあり、この結果も仕方ないだろう。

チーム状況の大きな変化といえばもちろん、大黒柱・#10横山久美選手のドイツ移籍。
横山選手出場最終戦となった6月24日のカップ戦第5節までを前半・その後を後半として、リーグ戦とカップ戦の成績の合計を比較してみると、前半15試合はリーグ戦が7勝3分2敗・カップ戦が1勝0分2敗で合計8勝3分4敗の勝率53%だったのが、後半になると、12試合でリーグ戦1勝2分5敗・カップ戦1勝1分2敗、合計2勝3分7敗の勝率16%と大きく落ち込んだ。

特に顕著だったのが得点力の差で、前半は合計28得点・1試合平均1.87点だったのが、後半になると合計11点・1試合平均0.92点と半減してしまった。
また、そうやってチーム状態が苦しくなってくると守備の方にも影響が出てくるようで、前半は16失点・1試合平均1.07点で抑えていたのが、後半は18失点・1試合平均1.50点と悪化している。
横山選手の移籍を境としているだけに、前半と後半では試合数も対戦相手も等しくないので、単純に比較するのはナンセンスかもしれないが、いずれにしてもこの差は非常に大きい。

もっとも、横山選手が長野に移籍してきてから、レディースはずっと彼女を中心とした戦い方をしてここまで勝ち上がってきただけに、得点力の落ち込みが予想以上に大きかったのと、1部残留確定が“ラス前”の17節までずれ込んでしまった事にはヤキモキしたけど、全体的には『想定の範囲内』と言えるんじゃないかと思う。

それよりも今シーズンを振り返る上で重要なのは、守備力の大幅な向上だ。
去年は、リーグ戦とカップ戦を合わせて26試合で49失点・1試合平均1.88失点だったのが、今年は34失点・1試合平均1.21失点まで減少させた。
去年までは、『ザル守備』とまで酷評はしないが、かなり不安定で見ているものにとっては結構ヒヤヒヤものだったけど、今年は試合を重ねるごとに守備力が安定していくのが手に取るように分かるくらいの成長ぶりを見せてくれた。
リーグ最終節、完全アウェイ状態の中で浦和レッズレディースの猛攻を無失点に抑える結果を出したのは、まさに今年のチーム作りの集大成ともいえ、今年の最重要課題だった守備力の強化は大成功だったと言えるだろう。

そんな守備力向上の要因として特に注目したいのが、それまでのポジションからコンバートされた選手の活躍だ。

今年のコンバート成長株の筆頭として、それまでのFWからサイドバックに起用された#19藤村茉由選手を挙げたい。
これまでもウチはチームの“台所事情”から、攻撃的ポジションからサイドバックにコンバートされた選手は結構いたものの、最初のうちは守備の動きに慣れず簡単に相手に抜かれてしまう事が多々あったのだが、藤村選手はコンバート初戦からそういった守備の“軽さ”がほとんど無く、しっかりとマークを外さずにサイドからの起点潰しに貢献し、また、ひとたびボールを奪えば“本職”の動きから切れ味鋭いドリブルでサイドをえぐる攻撃力を見せ、シーズン中盤以降の戦い方に大きなアクセントを与えてくれた。

また、去年サイドバック起用でブレイクした#18五嶋京香選手は今年はセンターバックにコンバートされ、守備の要・#7坂本理保選手と共に“専門職”ともいえるCBのポジションを危なげなくこなしていたし、その五嶋選手に押し出される形で1つ前のボランチに移った#5木下栞選手も、最初は不安定なところもあったけど、動きに慣れてくると持ち前の守備力に加えて攻撃の起点としても機能するようになるなど存在感を大きくしていった。
それに、#6國澤志乃選手が体調不良で欠場した試合で急遽代役ボランチを務めた#24神田若帆選手も、無難に大役をこなしてサッカーセンスの高さを実感したし、コンバートではないけど、大卒ルーキーの#17小泉玲奈選手が開幕からずっと左サイドバックを任されて新人らしからぬ堂々としたプレーで攻守に大活躍したりと、今年は本当に守備陣の奮闘ぶりが目立つシーズンだった。

ここまで飛躍的に守備力が伸びたのも、本田美登里監督以下コーチングスタッフの指導力、そして何より選手達のたゆまぬ努力と向上心の賜物だろう。
今年の試合は、攻撃シーンよりも守備のプレーを見ている方が楽しいと思えるくらいで、今年も我々サポの予想や期待の斜め上をいく結果を出し、大いに楽しませてくれたレディースの選手達に改めて感謝と賞賛の拍手を贈りたい。

1年を通して見てみると非常に苦しんだシーズンだったが、ウチは本田監督が就任してからここまで怖いくらいトントン拍子にステップアップしてきたので、今年こうして大いに悩み苦しんだ事は、今後チームが成長する上で大きな財産となっただろうし、その中で守備力の向上や若手の活躍など、収穫も多くあった有意義なシーズンだったんじゃないかと思う。

さて、ここからは来年の話。
1部・2部入替戦も終わって出揃った来年の1部リーグの陣容を見てみると、なでしこリーグと呼ばれる前の『L・リーグ』時代から在籍していた古豪・伊賀FCくノ一とちふれASエルフェン埼玉が降格し、代わって2部優勝の日体大FIELDS横浜と、エルフェンとの入替戦を2連勝で制したセレッソ大阪堺レディースが昇格してくる。
日体大については、ウチも2部時代に散々苦戦を強いられたし、1部に上がった去年も皇后杯で延長戦までもつれ込む接戦を演ずるなど、その実力については疑う余地が無い。
またセレッソについては、このチームがチャレンジリーグに参戦した2013年にウチと対戦した試合を見て、「このまま順調に成長していけば数年後には強豪チームになるかも」と記事に書いていたが、その“予言”が現実となった感じ(←ココ、何気に自慢入ってマス)で、自分は入替戦の結果を見て「遂にヤツらが来たか・・・」と鳥肌が立った。
選手名鑑を見てみると、2013年当時は全員がU-15世代だったメンバーのうち半数以上が現在も在籍しているため、平均年齢はハタチ前後と若いながらチームの熟成度はかなり高いと思われ、リーグのダークホース的な存在になる可能性を秘めていると思う。

そんな訳で来年の1部リーグは、日テレ・ベレーザとINAC神戸の2強は揺るがないと思うけど、それ以外の8チームの実力差はかなり詰まってきて、ウチもどこかで歯車が狂えば降格争いに巻き込まれる可能性だって無いとは言い切れず、そんな『戦国時代』ともいえる群雄割拠のリーグを勝ち抜くためにも、チーム力を更にアップしていかなければならない。

来年に向けて、一番の課題はやはり得点力だろう。
一応、横山選手は1年間の期限付き移籍という事で、予定通りならリーグ後半にはまた長野に復帰して背番号10の雄姿をパルサポに見せてくれるようになる訳だが、彼女には是非ともドイツで結果を出して契約延長を勝ち取る活躍をしてほしいという思いの方が強い。
まぁ、選手の契約(特に外国人選手)には成績以外にも色々な要素が絡んでくるので何とも言えないが、いずれにしても、帰ってくるか分からない横山選手頼りではなく、春の開幕時にいるメンバーで1年間を乗り切る覚悟でやらなければならない。

その現有戦力の中では、#14泊志穂選手の海外挑戦に#20内山智代選手の現役引退、また#9山崎円美選手も契約満了と、来年もゴールに絡む活躍を期待していた選手がゴソッとチームを退団してしまい、来年の攻撃力に関しては不透明な要素が多いが、その反面、シーズン終盤に大器の片りんを感じさせる活躍を見せた#23鈴木陽選手や、今年は2~3列目の起用が多かったけどやっぱりFWとしての働きに期待したい#24神田若帆選手に加え、高校女子サッカーのトップを走る常盤木学園でキャプテンを務めた滝川結女選手の入団も早い時期に内定(フロント陣グッジョブ!!)しており、これら若い世代の活躍に大いに期待がかかる・・・っつーか、やってもらわなきゃ困る! と感じるくらい、攻撃陣については顔ぶれが変わりそうだ。

また守備については、前記のように総失点数の少なさでリーグ4位と大躍進を見せたが、1部定着や上位進出を目指すには更なるパワーアップが必要だ。
今年の守備を見ていると、組織的な攻撃に対しては上位陣相手でもある程度落ち着いて対応できていたが、個人技で突破されるとバタバタして簡単にシュートを打たれてしまう傾向があるようがあるように思われる。
特に1部は、日テレ・ベレーザの田中美南選手や植木理子選手、INAC神戸に復帰した岩渕真奈選手、浦和レッズレディースの菅澤優衣香選手など、個人技に優れ得点能力の高い選手が多いので、それらの選手に対して1対1で負けない力や、強硬突破に対応できる組織的な守備力の向上が求められると思う。

大原学園のL・リーグ参入2年目から在籍し14年間長野一筋に頑張ってきた#28濱垣香菜選手と、チャレンジリーグ時代の低迷期を支えてきた#20内山智代選手が退団し、本田監督就任前からの選手がゼロになって、レディースも一つの時代が終わった感がある。
パルセイロ・レディースが発足した2010年から本田監督就任初年度までの順位が上がらず苦しかった頃を第1期、横山選手が加入した2014年から破竹の勢いで1部まで駆け上がった今年までを第2期とすると、来年からはチームにとって新しい時代が幕を開ける。
そんな新時代がパルセイロ・レディースにとって更なる発展の時代となるよう、そして日本女子サッカーの盛り上がりを引き続き長野から発信できるよう、来年も選手・スタッフ・サポーターが一体となって頑張っていきましょう!!
明治安田生命J3リーグ2017最終節 vsギラヴァンツ北九州
長かった今年のJ3リーグも、いよいよ今日が最後の試合。
シーズン前に日程が発表された時は、ギラヴァンツ北九州を迎えて行われるこの最終節が、両者の昇格が懸かった一大決戦になると信じて疑わなかったんだけどねぇ~~(←おとーちゃん、それは言わない約束だよbyザ・ピーナッツ・・・って、古すぎ!!)

と、それはともかくとして、今年も残念ながら悲願達成とはならなかったものの、せめて最後の試合は来年に繋がるような戦いぶりで強敵・北九州にスカッと快勝して、笑顔でシーズンを締めくくりたいところ。
泣いても笑ってもこのメンバーで戦う今年最後の試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(1-0・0-1)1 ギラヴァンツ北九州
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キックオフから20分くらいは、ウチがボールを持つ時間が圧倒的に長く主導権を握っていたものの、小さなチャンスはあっても全体的には大した山場もないまま淡々と過ぎていく印象だった。
しかし、徐々にウチの攻撃が繋がり出して敵陣に攻め込む時間が長くなってくると、前半33分、クロスボールがゴール前のいい位置に上がったところ、混戦の中で見事なオーバーヘッドから放たれたシュートが相手ゴールに突き刺さる。
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自分はファインダー越しに写真を撮るのに夢中だったので「誰だ?あんな超絶美技なオーバーヘッドを決めたのは・・・」と思っていたら、チームメイトを従えて#20都並優太が満面の笑みとガッツポーズでコッチに走ってくるじゃないか!
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おい、ユータ! お前いつの間にそんなスゴいプレーできるようになったんだ!?
こりゃもう、オヤジ様を超えちゃったんじゃないか!?
やっぱり特殊詐欺の忠告をするだけの事はあるわ!!(←何のこっちゃ?!)

そして都並選手を中心にメインスタンド前に選手が並ぶと、先日無事に第一子のお嬢様が生まれた#1田中謙吾選手に捧げるゆりかごダンスを披露。
謙吾パパ、おめでとうございます!!
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この色々と嬉しいゴールの後もウチが圧倒的に試合を支配し、上々の内容で前半を終えると、後半も立ち上がりこそ前半の流れを持ち越してウチが優勢に進めていたが、そこはさすが去年までJ2にいた北九州、このまま素直に引き下がるハズもなく、後半も10分を過ぎた頃から徐々に攻め込む時間が長くなり、15分頃からはウチが防戦一方の展開になってくると、後半18分、絶妙なクロスをドンピシャのヘッドで合されてゴールを許し、試合を振り出しに戻される。
そしてその後は、勢いに乗って猛攻を仕掛ける北九州をウチが跳ね返し、またウチも攻撃的な選手をつぎ込んで勝ち越しを狙うも決めきれず、結局両者“痛み分け”ともいえるドローゲーム。
必勝を期して臨んだ最終戦は、今シーズンを象徴するような少々煮え切らない結果になってしまった。
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これで今年のJ3リーグは全日程が終了し、パルセイロは13勝11分8敗の5位という結果に終わった。
この成績だけ見ると、ウチがJFLに昇格し全国デビューを果たしてから最も低い順位に終わったし、J2昇格の望みが完全に断たれてしまった時期もこれまでで最も早く、数字の上では過去最悪の結果となってしまった。
しかし、去年のホーム最終戦の後に抱いた「この先ウチはどうなってしまうんだろう・・・」という猛烈な不安感は全く無く、意外と清々しい気持ちでシーズンを終える事が出来たのは、最終節を待たず浅野哲也監督の再契約が発表され、チームとしての道筋がハッキリと見えているからだろう。
これからは浅野監督の下で、しっかり腰を据えてチーム作りに取り組んでいけば、少なくとも今年のような不安定な戦いぶりは無くなっていくハズで、来年に向けて骨太なチームに成長していく事を大いに期待していきたい。

思えば、一昨年のシーズン途中に監督の交代を余儀なくされてから、クラブの思惑とは裏腹に去年・今年と連続して指揮官が変わり、チームとしての方針もハッキリ定まらないままシーズンに臨んでいたシワ寄せが、この成績に出てしまったんだと思う。
ただ、これは誰か特定の一個人が悪いというのではなく、クラブとしてはその時その時で今できる最善の手を打ってきたけど、ちょっとしたボタンの掛け違い、巡り合わせの悪さ、そしてJ3というまだ若いリーグの想像以上に速いボトムアップ等、色々な要素が重なってこのような結果になってしまった訳で、昇格失敗の戦犯探しという不毛な論争はしてはいけない。
それよりも、J3発足初年度には33試合で10勝4分19敗と大きく負け越して12チーム中8位だったブラウブリッツ秋田が、年を追うごとにグングンと実力を上げていき、今年は32試合で18勝7分7敗という素晴らしい成績で優勝に輝いた事実が示すように、J3というリーグが我々が思っているよりずっと凄い勢いで進化しているという現実を、クラブもサポーターも真正面から真摯に、そして謙虚に受け止め、来年に繋げていく事が重要だと思う。
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自分は、並み居るJ2ライセンスホルダーを差し置いて見事J3リーグの頂点に立ったブラウブリッツ秋田や、惜しくも3位に終わりながらも最後の最後まで優勝争いを繰り広げたアスルクラロ沼津の2チームには、このリーグはJ2昇格に向けての『腰掛けリーグ』なんかじゃないという事を教えてもらい、J3リーグの存在価値を高めてくれた事に、本当に感謝している。
そしてその他のチームに関しても、今までは思うように結果が出せず中位から下位に甘んじていたのが、限られた環境の中での地道な育成が実を結んで今年は並み居るJ2ライセンスホルダーを次々と撃破していく様を見るにつけ、上昇志向の中で忘れかけていたチーム作りの本質とか原点を再認識させてもらい、個人的にはとても勉強になった有意義なシーズンとなった。

そんな訳でトップチームの選手とスタッフの皆様、今年1年間の激闘、本当にお疲れさまでした。
これからしばらくのオフの間に心と体をリフレッシュして、でも今年のこの悔しさは決して忘れないで、来年また夢の実現のために頑張っていきましょう。
ただ選手達にはあと一つ、今年一番の大仕事ともいえる重要なミッションが残っています。
シーズンが終わったばかりで大変だとは思うけど、残っている精力の全てを注ぎ込み、来週の『パル感』でUスタを爆笑の渦に巻き込む渾身の一発芸をブチかませるよう猛特訓に励んでください!(←違うだろっ!!)
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明治安田生命J3リーグ2017第31節 vsアスルクラロ沼津(+レディース試合雑感)
前節は『天敵』の藤枝MFYCを相手に、前半2度リードしながら後半に怒涛の3失点を喰らい、前半戦のホームゲームに引き続き同じ相手に惨敗を喫したトップチーム。
藤枝に対する相性の悪さが如実に表れた結果となってしまったが、秋田戦からの連敗を見るにつけ、この試合後の藤枝・大石篤人監督のコメントにあった、「自分達は“突貫工事”ではないので、しっかり育てたものが少しずつ芽になって創造的なプレーができるようになった」というのが全てを物語っているだろう。
J2ライセンスが無いなど環境的な面もあるが、限られた予算や人材の中でコツコツと地道に、真面目にチーム作りに取り組んできた成果が、藤枝にしろ秋田にしろ実を結んできたもので、別にウチが『真面目じゃない』とは言わないし、むしろフロントは悲願達成のために色々な手を打って頑張っていると思うが、この大石監督の言葉はチームスポーツの本質を表した、心に突き刺さる名言だと感じた次第だ。

と、ちょっと前置きが長くなってしまったが、ともあれ前節の敗戦を持って数字上も今シーズンのJ2昇格の可能性が完全に消滅してしまった。
ただ、2017年シーズンはまだ終わってはおらず、今日を入れてあと4試合の戦い振りは、選手やチームの本当の価値が問われてくる、決して『消化試合』なんかじゃない重要なものとなる。
大きな目標を失ってしまい、また天気晴朗なれど気温が低く冬の気配が漂う中、それでもUスタに足を運んだ熱心なサポーターの心に訴えるようなプレーを、優勝争いの高いモチベーションを持つ新規参入のイケイケ軍団・アスルクラロ沼津を相手に見せる事はできたか、その試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(1-0・0-0)0 アスルクラロ沼津
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今日の試合はウチの戦い振り以上に、生ではお初にお目にかかる沼津というチームがどのようなプレーを見せてくれるのかというところに興味津々だったのだが、優勝争いのプレッシャーなのか、温暖な本拠地(ちなみに今日の沼津の最高気温は18℃だったそうな。 ウラヤマシイ・・・)に比べると相当低い長野の気温が堪えたか、今の順位や勢いとは裏腹に相手にパスミスなどが目立ちウチがボールを持つ時間が圧倒的に長くなって、前回のホームゲームでの秋田戦のように苦戦を強いられると覚悟してきた身には、表現は悪いが“拍子抜け”ともいえる展開だった。
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それにしても、今日のウチは何か背負っていた物が無くなって気持ちが軽くなったのか、相手選手の激しいチェックにも全く動じず、むしろ向かってきた相手を跳ね飛ばすくらいの勢いで競り合いを制し、また攻撃面でもセカンドボールをことごとく拾い小気味よくパスを繋いで前へと向かうアグレッシブなプレーを随所に見せてくれた。
これだけのプレーや気持ちの強さを、もっと早くから、持続してやってくれていればねぇ~・・・・
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ただ、これだけ圧倒的にボールを支配しながらも決定的なスコアリングチャンスはあまり作れないまま時間が過ぎていったが、前半32分、ペナルティーエリア内でボールを受けた#30萬代宏樹が鋭いターンから思い切って打ったシュートがゴールに吸い込まれ、遂にパルセイロが先制!
萬代選手の大器の片りんを感じさせるようなスーパーゴールに、昇格を逃したモヤモヤも一気に吹き飛んだ。
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(この写真だけ見ると、どっちがゴールしたか分かりませんねー。 ま、こういうところが都並優太選手の最大の魅力なんですよネ)

ただ、その後は試合を決めるような追加点が奪えず、逆に後半は相手にボールを持たれて受け身に回る時間が多くなったが、今日のウチの守備陣は、それまでの『破綻』ともいえるような無残な失点シーンがウソのように非常に高い集中力で対応。
どの選手も、本当に気持ちのこもった素晴らしい『攻撃的ディフェンス』で、見事に沼津の攻撃を跳ね返してくれた。
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結局、総得点数で現在2位の秋田より10点も多い58得点を叩き出している沼津の強力攻撃陣を寄せ付けず、実に6試合ぶりとなる完封劇。
久々に浅野監督が掲げる『良い守備からのアグレッシブなサッカー』をやり切って、連敗を2で止める気持ちいい勝利と相成った。
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・・・にしても、だ。
現在優勝争いを繰り広げている強力チームに対してこれだけのプレーが出来るというのに、返す返すもナゼそれをもっと早い時期から、継続的にやれないのか。
昇格の可能性が完全にゼロになってから、まるで解き放たれたかのように動きが良くなるなど、逆に「自分達はメンタルが弱いんです、ハイ」と証明しているようなものだ。
それに、前半あれだけ押していたのに追加点が奪えないのは減点材料で、まだまだ課題を克服したとは言えないな・・・

なんて、勝利が決まった後も自分は喜びよりもこんな愚痴ばかりが頭の中を回っていたのだが、選手の挨拶が一通り終わった後のスタンドの反応を見てハッとさせられた。
ゴール裏は勝利のラインダンスが終わった後、これまでの勝ち試合の後と同じように本当に素直に喜びを表して拍手や歓声を上げていたり、メインスタンドの観客からも「久し振りにラインダンスができたよ~!」なんて嬉しそうに話しているのを聞いて、小難しい理屈ではなく、いま目の前で繰り広げられた試合を存分に楽しみ、愛するチームが勝利した喜びに素直に浸ればそれでいいんだ・・・と教えられた。
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こんな残念な状況になっても、屋外で観戦するには少々厳しい気温になってきた中でも、3,600人という観客がUスタに足を運んだという事実も素晴らしく、パルサポの皆さんはスポーツ観戦の楽しさや地元チームを応援する喜びを分かっている、本当に素晴らしいサポーターに成長したな~・・・としみじみ感じられ、最後はほっこりした気持ちになってスタンドを後にした。
という訳でこの試合記事の最後は、そんな気持ちを表すような、ライオー君とガールフレンド(?)の華ちゃんのほっこりした写真で締めたいと思います。
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さて、次節からカターレ富山・栃木SCというJ2ライセンスを持つライバルチームとのアウェイ2連戦となる。
まだ数字上の可能性は首の皮一枚残されており、逆転昇格に向けて崖っぷちに立つ富山と、秋田・沼津の猛追でお尻に火が付きかけ、去年以上に激しい優勝争いを繰り広げている栃木。
立たされている状況は違えど「絶対に負けられない」というところでは共通した、高いモチベーションを持って挑んでくる相手だけに、アウェーのハンデも相まってかなり厳しい戦いになると思うが、こちとらそんなプレッシャーから解放された気軽な身(苦笑)だし、ここはひとつ富山・栃木の両サポから恨まれるくらいのヒール役に徹して、対戦相手を“こっち側”に引きずり込むような2連勝をあげてくれるのを大いに期待している。
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そして・・・
第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権3回戦@静岡県・藤枝総合運動公園サッカー場
AC長野パルセイロ・レディース 3(1-0・2-0)0 常盤木学園高校

奇しくも先週トップチームが今季『終戦』の宣告を突き付けられた藤枝サッカー場で行われたレディースの試合は、2014年のチャレンジリーグ以来の対戦となった高校女子サッカーの雄・常盤木学園に順当勝ちして無事準々決勝進出。
ただ、今でこそ『順当』と言える位置関係にあるけれど、チャレンジリーグ時代はこの最強女子高生軍団には結局一度も勝てていなかったので、この試合が記念すべき常盤木からの初勝利となり、レディース発足当初から応援してきた者としては「あの常盤木に遂に勝てた!」と感慨深いものがある。

試合経過を見てみると、前半はシュート2本に抑えられ苦しんでいたようだが、アディショナルタイムに当時から常盤木と対戦し何度も苦渋を味わってきた#20内山智代の先取点が飛び出し、後半には期待の大型ルーキー・#23鈴木陽の待望の公式戦初ゴールに、負けじとエース#14泊志穂がダメ押し点を叩き出すなど、公式記録の得点者欄を見るだけで思わずニンマリしてしまうような嬉しい勝利だった。
公式HPのコメントによると、鈴木選手は前回の初スタメンの時は、自分も「周りのお姉さま達に気を遣わず、もっと自分からガンガンとシュートを打っていけばいいのに・・・」と思っていたが、ご本人も気に掛けていたようで、その後の練習からゴールを意識し、今日はシュートの意識を高く持って試合に臨んでいたという事で、早速取り組んできた課題が実を結んで何よりだ。
それに常盤木の方も、来季ウチへの入団が内定している滝川結女選手がキャプテンとして出場し、チーム合計6本のシュートのうち半分の3本を打つ活躍を見せてくれたようで、来シーズンに向けてレディースにまた一つ楽しみな材料が増えた。
(滝川選手、来年は長野で共に戦いましょう! パルサポ一同、熱烈歓迎いたします!!)

皇后杯の次の試合は来週の土曜日に、栃木SCの本拠地である栃木県グリーンスタジアムで、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦する。
ジェフといえば、リーグ戦でもカップ戦でもウチがまだ勝ち点を1つも取れていない唯一のチームという事で、非常に厳しい試合になるとは思うが、この大きな黄色い壁を乗り越えれば、決戦の地である大阪・ヤンマースタジアム長居でのセミファイナルが待っているし、この苦手を何とか克服し、チーム一丸となって勝利を掴み取ってほしい。
第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権2回戦 vsバニーズ京都SC
なでしこリーグの最終戦から1ヶ月が経ち、レディースファンが首を長くして待っていた、今年の女子サッカーシーンの最後を締めくくる皇后杯の2回戦が佐久市陸上競技場で行われた。

昨日の快晴ポカポカ陽気から一転、どんより重い雲が垂れこめ冷たい風が身に染みる佐久陸だったが、11時からの第1試合(ちふれASエルフェン埼玉vs愛知東邦大学)では見えていなかった浅間山も、やっぱりパルセイロの試合は見たかったのか第2試合のピッチ内練習が始まる頃には厚い雲が切れて顔を出し、それまで降っていた小雨もやんで日も射してきた。
やっぱりレディースの『晴れ女パワー』は今年も最後まで健在だ。
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さて、今日の対戦相手、関西第1代表でチャレンジリーグ所属のバニーズ京都は、現在のなでしこリーグの前身であるL・リーグ発足当初から活動している古豪(当時は宝塚バニーズ)で、ウチのレディース発足初年度の2010年にはディビジョンは違えど同じチャレンジリーグに属し、その年のウチの最終順位は東地区4位だったものの上位3チームが学校系で昇格の資格が無いため棚ボタ式で出場した入替戦出場チーム決定プレーオフで対戦した縁もある、オールドファンには懐かしいクラブだ。
その時の試合は0-2で負けてしまったが、それ以来の公式戦での対戦となる今日の試合はさすがに「あの時のリベンジ」と言うには年数も両者の現状も開いてしまったけど、2つ上のカテゴリーという事で格の違いを見せ付けてスカッと快勝したいところ。

今後遠征できない者としてはしっかりとその目に焼き付けておきたい、ホームタウンで行われる今年最後のレディース公式戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 3(2-1・1-1)2 バニーズ京都SC
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格下との対戦だけにスタメンを大きくいじってくるかと思われたが、これから勝ち進んでいくためにも主力の試合勘を取り戻したいという思惑からか、FWに期待の大型新人・#23鈴木陽が入った以外はリーグ戦と変わらないオーダーで臨んだが、その懸念されていた試合勘の鈍さが早い時間に露呈してしまう。
立ち上がりからバニーズ優勢で試合が進むと、前半10分に相手が攻め込んできたところ、GK#1池ヶ谷夏美が飛び出しを躊躇して中途半端なクリアを相手に取られ、先制を許してしまう。
普段は思い切ったセービングが持ち味の池ヶ谷選手らしからぬミスによる、痛恨の失点だ。

バニーズは先週行われた1回戦で、格上のなでしこ2部に所属しているニッパツ横浜FCシーガルズを延長戦の末撃破しており、また今年のチャレンジリーグで全体2位に入り来月のなでしこ2部との入替戦も控えている、いわばウチと違って『まだ今シーズンのリーグ戦が終わっていない』状況であり、ジャイアントキリングのモチベーションも含めてチームのコンディションは高い状態で維持されているだろうから、公式戦から遠ざかっているウチとしては試合の入りに気を付けなければ・・・と思いながら見ていたが、そんな心配がこんなに早い時間に現実となってしまった。

しかし、ウチにはそんなピンチを救ってくれる頼りになる百戦錬磨のベテランがいる。
失点から僅か4分後の前半14分、中盤で相手ボールをインターセプトした#22中野真奈美が、相手の守備陣やGKの位置を冷静に見極めて打ったループ気味のミドルシュートがゴールに吸い込まれて試合を振り出しに戻す。
リーグ戦終盤では得点力不足に苦しんでいただけに、リードされたままズルズルと時間が過ぎてしまうとウチも焦って点が取れないまま終わってしまうんじゃないかというイヤな予感も頭をよぎっていただけに、早い時間に追い付けて本当にホッとした。

そして、このゴールの前後からようやくウチもペースを取り戻して試合の主導権を握ると、前半30分、ゴール前の混戦からのこぼれ球を#17小泉玲奈が決めて勝ち越し、1点リードで前半を終える事ができた。

さぁ、こうなったら後半はゴールラッシュで早いうちに試合を決めてしまおう!と期待したが、ハーフタイムから急に天候が悪化し、センターポールのフラッグがちぎれてしまいそうなほど強烈で冷たい北風が吹きすさぶ風下側に立たされ、またしても不安がよぎる中で後半開始。
それでも、そんな不安を吹き飛ばすように、開始早々の8分に#22中野真奈美が再びゴールを決めて2点差に突き放す。
リーグ戦の途中に移籍してきてからなかなかチームにフィットできず、持ち味を発揮できていなかった中野選手だが、この大事な試合で見事に結果を出すあたりは「さすが!」の一言であり、皇后杯の今後に向けて、そして来シーズンに向けて非常に明るい材料となってくれたのが本当に嬉しい。

しかし、強風の風下側という不利な条件ゆえ更なる追加点を取って早く安全圏に逃げ込みたかったが、逆にこのゴールから先は相手にペースを握られ、ウチが守勢に回る場面が増えてくる。
ウチとしても立ち上がりの失点以降は守備陣もいつもの集中力を取り戻してしっかり対応できていたし、攻撃陣も#9山崎円美や#24神田若帆を投入して膠着状態を打開しようと試みたがうまくいかず、逆にアディショナルタイム突入直前に一瞬の隙を突かれ1失点を許してしまった。
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それでも、残り時間が僅かだった事もあり何とか逃げ切って試合終了。
最後は薄氷を踏むようなヒヤヒヤものの勝利だったが、とにもかくにも勝ててよかった。

久々の公式戦、悪天候、コンディションもモチベーションも高い対戦相手・・・と厳しい条件が重なった試合だったが、男子の天皇杯と同様、上位カテゴリーとして「勝って当然」という状況の中で下位カテゴリーチームの捨て身のチャレンジに受けて立つ難しさがある試合を、こうして逆転勝利で乗り越えたのは非常に価値があるし、大量得点で楽勝するよりも苦しみながらの辛勝の方が、選手達にも危機感が出て気を緩める事無く次の試合に臨める分、逆に良かったんじゃないかと思う。
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皇后杯の次なる試合は来週の日曜日(11/12)に静岡県の藤枝で、明日行われるなでしこ2部・ASハリマアルビオンと1回戦を勝ち上がった東北第1代表でチャレンジリーグの常盤木学園高校の勝者と対戦する。
リーグ戦の最終順位は、ハリマが2部7位、常盤木がチャレンジリーグ全体6位といずれも中位に終わったが、前記の通り『負けたら終わり』の皇后杯では上位カテゴリーとしての試合運びの難しさもあるし、決して楽観視してはいけない。
それでも、今日の対戦で選手達の試合勘も戻っただろうし、次は更にコンディションを上げ勝ち切ってくれるものと期待している。

来季に向けての選手動向はまだ分からないが、とりあえずは現体制で臨む今年最後の大会だけに、1試合でも多くこのメンバーで試合ができるよう、選手・スタッフ一丸となって勝ち進んでいってほしい。
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明治安田生命J3リーグ2017第29節 vsブラウブリッツ秋田
横山久美選手凱旋帰国のなでしこジャパン戦に引き続き、2週連続で週末狙い撃ちの台風接近による大雨の中行われた久々のJ3ホームゲーム。
Uスタになってからここまでの3年弱の間は雨に祟られた試合はあまり無かったが、シーズンも終盤になって遂に満を持して長野が誇るレインメーカーこと『あの御仁』の本領発揮か?(←俺のせいちゃうで!@軍手ぃ大好評発売中!!)
ただ、先週の試合でも感じたけど、どんな大雨の中でも水たまりどころか水しぶき一つたたず普通にサッカーの試合ができるUスタのピッチは、やっぱり日本一だどしみじみ思う。

さて、3週間ぶりのホームゲームとなった今日の試合の対戦相手であるブラウブリッツ秋田は、JFL時代から一貫してコツコツと取り組んできたポゼッションサッカーが実を結び、順位も話題も今年のJ3の先頭を走ってきた、もはやリーグ屈指の強豪と呼んでも何の違和感もない好チームだ。
夏場を過ぎて若干失速した時期もあって現在は順位を落としているが、ここへきて再び盛り返してきたのは、確実に地力を付けてきた証と言ってだろう。

それだけに個人的には、今日はそんな秋田のサッカーを生で見られるのを楽しみにしてきたが、そうは言ってもホームであるUスタではあまり先方にばかり好きなようにさせてはいられない。
2週間前のアウェイゲームでは、ウチも絶好調だったY.S.C.C.横浜を相手に3-1としっかり勝ち切った(終盤の失点は余計だったけどね。。。)ことだし、今日も何としても強敵・秋田から勝利を奪ってラストスパートに弾みを付けたいところだったが、その試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(0-2・1-0)2 ブラウブリッツ秋田
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試合はのっけから予想外の速さで大きく動いた。
ウチのキックオフで始まったものの、すかさず秋田がボールを奪うとスピードに乗ったサイド攻撃からウチのゴール前で猛烈にプレスを仕掛け、堪らずオウンゴールを許して僅か1分で先制されてしまうと、その後も秋田に主導権を握られ、前半10分にはコーナーキックから打点の高いヘディングシュートを見事に決められ2失点目。
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この電光石火の2失点を目の当たりにして、自分は両者の実力は完全に秋田の方が上だという事を悟った。
そしてそれ以降、全てのチームがウチより“格上”だったJFL昇格初年度に憧れだった先輩強豪チームとの試合を観戦するような謙虚な気持ちで目の前で行われている展開を見ていくと、贔屓チームが屈辱的ともいえる連続失点を喫していても不思議と試合に没頭して、サッカーそのものを大いに楽しめた。

それにしても、やはり開幕からここまでの両者の成績と現在の順位の差はダテではない。
ウチも決してだらしないプレーをしている訳では無く、何とかしようとそれなりに頑張っている気持ちは伝わってくるのだが、ルーズボールを追いかけていく時のスピード勝負でも、ボールを奪い合う時の体をぶつけ合うフィジカル勝負でも全て秋田が勝っており、そのうちに秋田が繰り広げる何の迷いも無く積極的にゴールへと攻め込むスピード満点のサッカーを「楽しい!」と感じてしまう自分に苦笑いしたりして・・・
とにかく、暗く冷たい雨が降りしきるピッチで早々に2点のビハインドを背負って戦っていた愛する選手達には大変失礼ではあるが、最悪の試合展開とは裏腹にあっという間に45分の時間が過ぎた前半だった。
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それでも、あくまでもここはパルセイロのホームスタジアムだし、あまり向こうばかりにいい思いをさせてばかりもいられない。
ムードメーカーの#20都並優太を頭から交代出場させ、空気を換えて挽回を喫し臨んだ後半は、相手も対長野戦初勝利に向けて入れ込み過ぎたのかカードぎりぎりのハードなファールが増えてウチに流れが傾いてくると、後半24分、クロスからのこぼれ球をファーサイドから駆け込んできた#14東浩史がダイビングヘッドでゴールにねじ込み待望の1点目をゲット!
まさに選手達の意地と気合が乗り移った見事なゴールだった。
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(ま、こういう状況だから仕方ないけど、東選手はいつもゴール後のリアクションが薄いんで、写真的にもうちょっと喜びを体現してもらえたら嬉しいな~・・・と思いますデス。)

その後も、両者譲らぬ白熱の攻防。
ウチは#13勝又慶典・#18荒田智之とFW2枚替えでベンチが「何としてでも追いつく!」という強い意志を送り、また選手達も相手ゴールをこじ開けようと気持ちのこもったプレーを見せれば、秋田も必死のディフェンスとリードしていても変な時間稼ぎなどしない相変わらずの積極的な攻撃で応戦し、前半と同様に試合にのめり込んであっという間に時が過ぎ、結局そのままスコアが動かずタイムアップ。

試合終了の長い笛が鳴った瞬間、秋田のベンチではまるで優勝したかのように監督・コーチや控えの選手達が雄叫びを上げ抱き合って喜んでいた姿が印象的だった。
秋田にとってウチは、どんなに頑張っても勝つ事ができなかった大きな壁のような存在だったんだろう。
そして、ウチがJFLに昇格した2011年以来7年越しの初勝利を敵地であるUスタで成し遂げたのが、本当に嬉しかったんだと思う。
ただ、冒頭で少し触れたように、これもJFL時代から一貫したポリシーの基に地道なチーム強化を続けてきた成果であり、こんな悪天候の中遠路はるばる駆け付けて、数では圧倒的に不利な状況の中でウチのゴール裏に負けないくらい熱い応援を繰り広げたサポーターの方々も合わせて、いちサッカーファンとして心から祝福の拍手を贈りたいと思う。
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一方、本当に悔しい敗戦となってしまったウチについてであるが、試合内容を見ても完全に『力負け』であり、現在の順位だけでなく実力的にも秋田がウチを上回っていて、格下のチームが善戦空しく敗れ去った『順当な結果』と納得せざるを得ない。
それでも、連続失点を喰らった立ち上がりの10分間以外は試合を通して選手達の気持ちも戦う姿勢も十分に伝わっていたし、意地のゴールも見せてくれたので、自分はそれで十分満足だ。
J3になってからはとかく『昇格』を意識し過ぎて結果だけを追い求め一喜一憂を繰り返してばかりだったので、負けてなお清々しいと思える試合観戦を経験したのは晴れて全国デビューを果たしたJFL初年度以来の事で、そんなドキドキ・ワクワク感を久々に体験させてくれたパルセイロの選手達にも、今日はブーイングではなく感謝と激励の拍手を贈りたい。
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・・・と、ここまで読んで「またあのひねくれ者が嫌味や当てつけの記事を書いてやがる」と思われたかもしれないが、これは本当に自分の率直な感想であり、なにぶん変人なものでこの意見に同意できない方が大半だとは思うけど、ただ結果を追い求めるのではなく「こんなスポーツ観戦の味わい方・考え方もあるんだ」と感じてくれたら幸いです。
JFL時代から両者の試合を経験してきた選手やサポとしては、こうも劇的にウチと秋田の力関係が逆転してしまった事実を受け入れ難いところもあると思うが、残酷に突き付けられたこの事実を謙虚に受け止め、完敗の悔しさをバネにして、また明日からJ2昇格に値するような強いチームになるために努力していってほしいと思う。

次節は、もう名前を聞くだけでも憂鬱になってくるほどの大の天敵、藤枝MFYCとのアウェイ戦だ。
前期のホームゲームでは何とも無様な内容で惨敗を喫してしまったが、同じ相手に何度も惨めな思いをさせられる訳にはいかないし、今日の敗戦からしっかり気持ちを切り替え、今日のように戦う気持ちを前面に押し出して、ホーム・長野で受けた恥をしっかり取り返すような快勝を期待している。
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