ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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明治安田生命J3リーグ2017第31節 vsアスルクラロ沼津(+レディース試合雑感)
前節は『天敵』の藤枝MFYCを相手に、前半2度リードしながら後半に怒涛の3失点を喰らい、前半戦のホームゲームに引き続き同じ相手に惨敗を喫したトップチーム。
藤枝に対する相性の悪さが如実に表れた結果となってしまったが、秋田戦からの連敗を見るにつけ、この試合後の藤枝・大石篤人監督のコメントにあった、「自分達は“突貫工事”ではないので、しっかり育てたものが少しずつ芽になって創造的なプレーができるようになった」というのが全てを物語っているだろう。
J2ライセンスが無いなど環境的な面もあるが、限られた予算や人材の中でコツコツと地道に、真面目にチーム作りに取り組んできた成果が、藤枝にしろ秋田にしろ実を結んできたもので、別にウチが『真面目じゃない』とは言わないし、むしろフロントは悲願達成のために色々な手を打って頑張っていると思うが、この大石監督の言葉はチームスポーツの本質を表した、心に突き刺さる名言だと感じた次第だ。

と、ちょっと前置きが長くなってしまったが、ともあれ前節の敗戦を持って数字上も今シーズンのJ2昇格の可能性が完全に消滅してしまった。
ただ、2017年シーズンはまだ終わってはおらず、今日を入れてあと4試合の戦い振りは、選手やチームの本当の価値が問われてくる、決して『消化試合』なんかじゃない重要なものとなる。
大きな目標を失ってしまい、また天気晴朗なれど気温が低く冬の気配が漂う中、それでもUスタに足を運んだ熱心なサポーターの心に訴えるようなプレーを、優勝争いの高いモチベーションを持つ新規参入のイケイケ軍団・アスルクラロ沼津を相手に見せる事はできたか、その試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(1-0・0-0)0 アスルクラロ沼津
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今日の試合はウチの戦い振り以上に、生ではお初にお目にかかる沼津というチームがどのようなプレーを見せてくれるのかというところに興味津々だったのだが、優勝争いのプレッシャーなのか、温暖な本拠地(ちなみに今日の沼津の最高気温は18℃だったそうな。 ウラヤマシイ・・・)に比べると相当低い長野の気温が堪えたか、今の順位や勢いとは裏腹に相手にパスミスなどが目立ちウチがボールを持つ時間が圧倒的に長くなって、前回のホームゲームでの秋田戦のように苦戦を強いられると覚悟してきた身には、表現は悪いが“拍子抜け”ともいえる展開だった。
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それにしても、今日のウチは何か背負っていた物が無くなって気持ちが軽くなったのか、相手選手の激しいチェックにも全く動じず、むしろ向かってきた相手を跳ね飛ばすくらいの勢いで競り合いを制し、また攻撃面でもセカンドボールをことごとく拾い小気味よくパスを繋いで前へと向かうアグレッシブなプレーを随所に見せてくれた。
これだけのプレーや気持ちの強さを、もっと早くから、持続してやってくれていればねぇ~・・・・
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ただ、これだけ圧倒的にボールを支配しながらも決定的なスコアリングチャンスはあまり作れないまま時間が過ぎていったが、前半32分、ペナルティーエリア内でボールを受けた#30萬代宏樹が鋭いターンから思い切って打ったシュートがゴールに吸い込まれ、遂にパルセイロが先制!
萬代選手の大器の片りんを感じさせるようなスーパーゴールに、昇格を逃したモヤモヤも一気に吹き飛んだ。
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(この写真だけ見ると、どっちがゴールしたか分かりませんねー。 ま、こういうところが都並優太選手の最大の魅力なんですよネ)

ただ、その後は試合を決めるような追加点が奪えず、逆に後半は相手にボールを持たれて受け身に回る時間が多くなったが、今日のウチの守備陣は、それまでの『破綻』ともいえるような無残な失点シーンがウソのように非常に高い集中力で対応。
どの選手も、本当に気持ちのこもった素晴らしい『攻撃的ディフェンス』で、見事に沼津の攻撃を跳ね返してくれた。
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結局、総得点数で現在2位の秋田より10点も多い58得点を叩き出している沼津の強力攻撃陣を寄せ付けず、実に6試合ぶりとなる完封劇。
久々に浅野監督が掲げる『良い守備からのアグレッシブなサッカー』をやり切って、連敗を2で止める気持ちいい勝利と相成った。
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・・・にしても、だ。
現在優勝争いを繰り広げている強力チームに対してこれだけのプレーが出来るというのに、返す返すもナゼそれをもっと早い時期から、継続的にやれないのか。
昇格の可能性が完全にゼロになってから、まるで解き放たれたかのように動きが良くなるなど、逆に「自分達はメンタルが弱いんです、ハイ」と証明しているようなものだ。
それに、前半あれだけ押していたのに追加点が奪えないのは減点材料で、まだまだ課題を克服したとは言えないな・・・

なんて、勝利が決まった後も自分は喜びよりもこんな愚痴ばかりが頭の中を回っていたのだが、選手の挨拶が一通り終わった後のスタンドの反応を見てハッとさせられた。
ゴール裏は勝利のラインダンスが終わった後、これまでの勝ち試合の後と同じように本当に素直に喜びを表して拍手や歓声を上げていたり、メインスタンドの観客からも「久し振りにラインダンスができたよ~!」なんて嬉しそうに話しているのを聞いて、小難しい理屈ではなく、いま目の前で繰り広げられた試合を存分に楽しみ、愛するチームが勝利した喜びに素直に浸ればそれでいいんだ・・・と教えられた。
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こんな残念な状況になっても、屋外で観戦するには少々厳しい気温になってきた中でも、3,600人という観客がUスタに足を運んだという事実も素晴らしく、パルサポの皆さんはスポーツ観戦の楽しさや地元チームを応援する喜びを分かっている、本当に素晴らしいサポーターに成長したな~・・・としみじみ感じられ、最後はほっこりした気持ちになってスタンドを後にした。
という訳でこの試合記事の最後は、そんな気持ちを表すような、ライオー君とガールフレンド(?)の華ちゃんのほっこりした写真で締めたいと思います。
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さて、次節からカターレ富山・栃木SCというJ2ライセンスを持つライバルチームとのアウェイ2連戦となる。
まだ数字上の可能性は首の皮一枚残されており、逆転昇格に向けて崖っぷちに立つ富山と、秋田・沼津の猛追でお尻に火が付きかけ、去年以上に激しい優勝争いを繰り広げている栃木。
立たされている状況は違えど「絶対に負けられない」というところでは共通した、高いモチベーションを持って挑んでくる相手だけに、アウェーのハンデも相まってかなり厳しい戦いになると思うが、こちとらそんなプレッシャーから解放された気軽な身(苦笑)だし、ここはひとつ富山・栃木の両サポから恨まれるくらいのヒール役に徹して、対戦相手を“こっち側”に引きずり込むような2連勝をあげてくれるのを大いに期待している。
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そして・・・
第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権3回戦@静岡県・藤枝総合運動公園サッカー場
AC長野パルセイロ・レディース 3(1-0・2-0)0 常盤木学園高校

奇しくも先週トップチームが今季『終戦』の宣告を突き付けられた藤枝サッカー場で行われたレディースの試合は、2014年のチャレンジリーグ以来の対戦となった高校女子サッカーの雄・常盤木学園に順当勝ちして無事準々決勝進出。
ただ、今でこそ『順当』と言える位置関係にあるけれど、チャレンジリーグ時代はこの最強女子高生軍団には結局一度も勝てていなかったので、この試合が記念すべき常盤木からの初勝利となり、レディース発足当初から応援してきた者としては「あの常盤木に遂に勝てた!」と感慨深いものがある。

試合経過を見てみると、前半はシュート2本に抑えられ苦しんでいたようだが、アディショナルタイムに当時から常盤木と対戦し何度も苦渋を味わってきた#20内山智代の先取点が飛び出し、後半には期待の大型ルーキー・#23鈴木陽の待望の公式戦初ゴールに、負けじとエース#14泊志穂がダメ押し点を叩き出すなど、公式記録の得点者欄を見るだけで思わずニンマリしてしまうような嬉しい勝利だった。
公式HPのコメントによると、鈴木選手は前回の初スタメンの時は、自分も「周りのお姉さま達に気を遣わず、もっと自分からガンガンとシュートを打っていけばいいのに・・・」と思っていたが、ご本人も気に掛けていたようで、その後の練習からゴールを意識し、今日はシュートの意識を高く持って試合に臨んでいたという事で、早速取り組んできた課題が実を結んで何よりだ。
それに常盤木の方も、来季ウチへの入団が内定している滝川結女選手がキャプテンとして出場し、チーム合計6本のシュートのうち半分の3本を打つ活躍を見せてくれたようで、来シーズンに向けてレディースにまた一つ楽しみな材料が増えた。
(滝川選手、来年は長野で共に戦いましょう! パルサポ一同、熱烈歓迎いたします!!)

皇后杯の次の試合は来週の土曜日に、栃木SCの本拠地である栃木県グリーンスタジアムで、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦する。
ジェフといえば、リーグ戦でもカップ戦でもウチがまだ勝ち点を1つも取れていない唯一のチームという事で、非常に厳しい試合になるとは思うが、この大きな黄色い壁を乗り越えれば、決戦の地である大阪・ヤンマースタジアム長居でのセミファイナルが待っているし、この苦手を何とか克服し、チーム一丸となって勝利を掴み取ってほしい。
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明治安田生命J3リーグ2017第29節 vsブラウブリッツ秋田
横山久美選手凱旋帰国のなでしこジャパン戦に引き続き、2週連続で週末狙い撃ちの台風接近による大雨の中行われた久々のJ3ホームゲーム。
Uスタになってからここまでの3年弱の間は雨に祟られた試合はあまり無かったが、シーズンも終盤になって遂に満を持して長野が誇るレインメーカーこと『あの御仁』の本領発揮か?(←俺のせいちゃうで!@軍手ぃ大好評発売中!!)
ただ、先週の試合でも感じたけど、どんな大雨の中でも水たまりどころか水しぶき一つたたず普通にサッカーの試合ができるUスタのピッチは、やっぱり日本一だどしみじみ思う。

さて、3週間ぶりのホームゲームとなった今日の試合の対戦相手であるブラウブリッツ秋田は、JFL時代から一貫してコツコツと取り組んできたポゼッションサッカーが実を結び、順位も話題も今年のJ3の先頭を走ってきた、もはやリーグ屈指の強豪と呼んでも何の違和感もない好チームだ。
夏場を過ぎて若干失速した時期もあって現在は順位を落としているが、ここへきて再び盛り返してきたのは、確実に地力を付けてきた証と言ってだろう。

それだけに個人的には、今日はそんな秋田のサッカーを生で見られるのを楽しみにしてきたが、そうは言ってもホームであるUスタではあまり先方にばかり好きなようにさせてはいられない。
2週間前のアウェイゲームでは、ウチも絶好調だったY.S.C.C.横浜を相手に3-1としっかり勝ち切った(終盤の失点は余計だったけどね。。。)ことだし、今日も何としても強敵・秋田から勝利を奪ってラストスパートに弾みを付けたいところだったが、その試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(0-2・1-0)2 ブラウブリッツ秋田
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試合はのっけから予想外の速さで大きく動いた。
ウチのキックオフで始まったものの、すかさず秋田がボールを奪うとスピードに乗ったサイド攻撃からウチのゴール前で猛烈にプレスを仕掛け、堪らずオウンゴールを許して僅か1分で先制されてしまうと、その後も秋田に主導権を握られ、前半10分にはコーナーキックから打点の高いヘディングシュートを見事に決められ2失点目。
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この電光石火の2失点を目の当たりにして、自分は両者の実力は完全に秋田の方が上だという事を悟った。
そしてそれ以降、全てのチームがウチより“格上”だったJFL昇格初年度に憧れだった先輩強豪チームとの試合を観戦するような謙虚な気持ちで目の前で行われている展開を見ていくと、贔屓チームが屈辱的ともいえる連続失点を喫していても不思議と試合に没頭して、サッカーそのものを大いに楽しめた。

それにしても、やはり開幕からここまでの両者の成績と現在の順位の差はダテではない。
ウチも決してだらしないプレーをしている訳では無く、何とかしようとそれなりに頑張っている気持ちは伝わってくるのだが、ルーズボールを追いかけていく時のスピード勝負でも、ボールを奪い合う時の体をぶつけ合うフィジカル勝負でも全て秋田が勝っており、そのうちに秋田が繰り広げる何の迷いも無く積極的にゴールへと攻め込むスピード満点のサッカーを「楽しい!」と感じてしまう自分に苦笑いしたりして・・・
とにかく、暗く冷たい雨が降りしきるピッチで早々に2点のビハインドを背負って戦っていた愛する選手達には大変失礼ではあるが、最悪の試合展開とは裏腹にあっという間に45分の時間が過ぎた前半だった。
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それでも、あくまでもここはパルセイロのホームスタジアムだし、あまり向こうばかりにいい思いをさせてばかりもいられない。
ムードメーカーの#20都並優太を頭から交代出場させ、空気を換えて挽回を喫し臨んだ後半は、相手も対長野戦初勝利に向けて入れ込み過ぎたのかカードぎりぎりのハードなファールが増えてウチに流れが傾いてくると、後半24分、クロスからのこぼれ球をファーサイドから駆け込んできた#14東浩史がダイビングヘッドでゴールにねじ込み待望の1点目をゲット!
まさに選手達の意地と気合が乗り移った見事なゴールだった。
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(ま、こういう状況だから仕方ないけど、東選手はいつもゴール後のリアクションが薄いんで、写真的にもうちょっと喜びを体現してもらえたら嬉しいな~・・・と思いますデス。)

その後も、両者譲らぬ白熱の攻防。
ウチは#13勝又慶典・#18荒田智之とFW2枚替えでベンチが「何としてでも追いつく!」という強い意志を送り、また選手達も相手ゴールをこじ開けようと気持ちのこもったプレーを見せれば、秋田も必死のディフェンスとリードしていても変な時間稼ぎなどしない相変わらずの積極的な攻撃で応戦し、前半と同様に試合にのめり込んであっという間に時が過ぎ、結局そのままスコアが動かずタイムアップ。

試合終了の長い笛が鳴った瞬間、秋田のベンチではまるで優勝したかのように監督・コーチや控えの選手達が雄叫びを上げ抱き合って喜んでいた姿が印象的だった。
秋田にとってウチは、どんなに頑張っても勝つ事ができなかった大きな壁のような存在だったんだろう。
そして、ウチがJFLに昇格した2011年以来7年越しの初勝利を敵地であるUスタで成し遂げたのが、本当に嬉しかったんだと思う。
ただ、冒頭で少し触れたように、これもJFL時代から一貫したポリシーの基に地道なチーム強化を続けてきた成果であり、こんな悪天候の中遠路はるばる駆け付けて、数では圧倒的に不利な状況の中でウチのゴール裏に負けないくらい熱い応援を繰り広げたサポーターの方々も合わせて、いちサッカーファンとして心から祝福の拍手を贈りたいと思う。
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一方、本当に悔しい敗戦となってしまったウチについてであるが、試合内容を見ても完全に『力負け』であり、現在の順位だけでなく実力的にも秋田がウチを上回っていて、格下のチームが善戦空しく敗れ去った『順当な結果』と納得せざるを得ない。
それでも、連続失点を喰らった立ち上がりの10分間以外は試合を通して選手達の気持ちも戦う姿勢も十分に伝わっていたし、意地のゴールも見せてくれたので、自分はそれで十分満足だ。
J3になってからはとかく『昇格』を意識し過ぎて結果だけを追い求め一喜一憂を繰り返してばかりだったので、負けてなお清々しいと思える試合観戦を経験したのは晴れて全国デビューを果たしたJFL初年度以来の事で、そんなドキドキ・ワクワク感を久々に体験させてくれたパルセイロの選手達にも、今日はブーイングではなく感謝と激励の拍手を贈りたい。
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・・・と、ここまで読んで「またあのひねくれ者が嫌味や当てつけの記事を書いてやがる」と思われたかもしれないが、これは本当に自分の率直な感想であり、なにぶん変人なものでこの意見に同意できない方が大半だとは思うけど、ただ結果を追い求めるのではなく「こんなスポーツ観戦の味わい方・考え方もあるんだ」と感じてくれたら幸いです。
JFL時代から両者の試合を経験してきた選手やサポとしては、こうも劇的にウチと秋田の力関係が逆転してしまった事実を受け入れ難いところもあると思うが、残酷に突き付けられたこの事実を謙虚に受け止め、完敗の悔しさをバネにして、また明日からJ2昇格に値するような強いチームになるために努力していってほしいと思う。

次節は、もう名前を聞くだけでも憂鬱になってくるほどの大の天敵、藤枝MFYCとのアウェイ戦だ。
前期のホームゲームでは何とも無様な内容で惨敗を喫してしまったが、同じ相手に何度も惨めな思いをさせられる訳にはいかないし、今日の敗戦からしっかり気持ちを切り替え、今日のように戦う気持ちを前面に押し出して、ホーム・長野で受けた恥をしっかり取り返すような快勝を期待している。
明治安田生命J3リーグ2017第26節 vsグルージャ盛岡(+レディース試合雑感)
今節の試合は都合により、翌日のアップとなりました。
どんな“都合”だったかは、お察しの良い方ならもうお分かりですよね。
(セローズ負けはしたけど、日本一決定戦の名に恥じない見応えのある好試合だったし、機会があったらアップしようかな)

さて、この3連休中に行われたパルセイロの試合、まずは時系列で土曜日のレディースの試合からいきたいと思います。

プレナスなでしこリーグ2017最終節@埼玉県・浦和駒場スタジアム
浦和レッドダイヤモンズレディース 0(0-0・0-0)0 AC長野パルセイロ・レディース

今年のなでしこリーグの最後を飾る試合は、最終順位が日テレ・ベレーザとINAC神戸レオネッサの2強に続く3位となった強豪・浦和レッズレディースを相手にスコアレスドローという結果に終わった。
スタッツを見ると、ウチのシュート数が試合を通して僅か1本だけという事で、攻撃に関しては、前節の試合後に本田美登里監督の「まだトンネルを抜け出したとは思っていない」というコメントにあったように非常に厳しいものが感じられたが、その反面、得点力があるタレント揃いの浦和に対し、『赤の聖地』ともいえる浦和駒場スタジアムに2,000人以上が入った完全アウェイの状況の中で、18本ものシュートを浴びながら失点ゼロに抑えた事は、年間を通しての大きなテーマとして取り組んできた守備力の強化が実を結んだ証として、まさに今シーズンの集大成ともいえる実に素晴らしい結果だと思う。
去年の『ノーガードの殴り合い』のような、見ている分には面白いが正直かなり心許なかった守備力がここまで向上するとは、シーズン前には予想もしなかった。
やっぱりウチのレディースは、どんなに追い込まれても勝負どころでは応援する者の心にグッと響くようなパフォーマンスを見せてくれる、本当に本当にサイコーなチームだ・・・と、しみじみ感じた秋の夜であった。

これで今年のなでしこリーグも全日程が終了し、我等がパルセイロ・レディースは6勝5分7敗で6位という結果になった。
シーズンの総括は別の機会に行う予定なのでここでは詳しく振り返らないが、1部2年目はスーパーエース・横山久美選手のドイツ移籍という大きな転機があった中、山あり谷ありの厳しいシーズンだったけど、チームがまた一つ殻を破って大きく成長する事ができた、とてむ有意義な1年間だったんじゃないかと思う。
これからは舞台は皇后杯に移るが、この大会は去年も2部の日体大を相手に延長戦までもつれ込む死闘を演じるなど、下位カテゴリーと当たる2・3回戦でも楽な試合はやらせてもらえない、非常に厳しい戦いが待っており、そんな中で得点力不足という新たな課題に取り組んでいかなければならず、レディースとしてはもうひと試練乗り越えなければならない。
ただ、ウチのレディースなら必ずや期待に応えてくれると思うし、しばらくはオフという事でこれから紅葉シーズンを迎える秋の信州を大いに満喫してリフレッシュしてもらい、また気持ちを切り替えて一つでも上を目指して頑張ってほしい。
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という訳で、レディースの記事も書き終えた事だし、メデタシ、メデタシ。
さて、メシ食ってテレビ観てフロ入って寝るべェか・・・・と現実逃避したいところだが、やっぱり触れない訳にはいきませんよねぇ・・・

明治安田生命J3リーグ@長野Uスタジアム
AC長野パルセイロ 1(0-1・1-0)1 グルージャ盛岡
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得意顔で結果論を並べて批判ばかりしている三流解説者みたいな論調で誠に恐縮ではあるが、前節にアウェイで福島ユナイテッドFCに0-2で敢え無く敗れ、浅野哲也監督のコメントや翌日の信毎朝刊の記事を読んだ時、福島と同じような戦い方をしてくるグルージャ盛岡戦も、スコアレスか良くて1-1のドロー、あるいは敗戦の可能性も大いにあり、よほどの事がない限り勝つ事はできないだろうと思っていたら案の定の結果となってしまい、もちろん決して望んでいた訳では無いけど、悔しさや哀しさよりも「ホレ見た事か!」という気持ちの方が強い。
まぁ、このチームのサポを何年もやっていると、こういった予想も赤子の手をひねるより簡単にできちゃいますよね~・・・(苦笑)

ただ、浅野監督が「情けない」と酷評していた前節と違って今日は立ち上がりから積極的に攻め込む姿勢を見せていたが、ファール覚悟で厳しく当たってくる盛岡のプレスにスピードダウンしてゴール前での圧力がガタ減りするいつものパターン。
そんな中でカウンターを許しワンチャンスをあっさり決められてしまうのもいつものパターン。
失点の瞬間、ホームゲームにもかかわらずスタンドから悲鳴やため息などの反応が驚くほど薄かったのが、今のチーム状況や観客の「またかよ・・・」という気持ちを如実に物語っていると思う。
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それでも、ウチも後半開始から#10宇野沢祐二を投入し、それが功を奏して猛攻の中からオウンゴールを誘って同点に追いついたが、これも相手のチェックで体勢を崩しやぶれかぶれで上げたクロスが高々とゴール前に舞い上がり、その落ちどころの処理を盛岡の選手がミスった、坂田三吉の『通天閣打法』(byドカベン@分からない人は40代以上のお父さんに聞いてみよう)のような珍プレーによるイマイチすっきりしない得点だったし、その後も圧倒的に主導権は握るもののシュートの精度が悪くて枠内に飛ばないいつものパターン(何回このフレーズ使っただろ)で、終わってみれば今年の・・・というか、ここ数年のウチの戦い方を象徴するような“納得”のドローゲームだった。
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この試合に関してはこれ以上深く突っ込むのは止めにするが、一つ声を大にして言いたいのは、この試合に悲壮な覚悟で臨んだ浅野監督が自ら頭を坊主に丸めてきたのに、そんな指揮官の思いとは裏腹に、盛岡の気迫を押し返せずに『いつものパターン』を繰り返してしまった選手達には、「もう負けられないんで」とかいう言葉ではなく、態度とプレーでサポに気持ちを見せてほしい。
自分は試合前、浅野監督の髪型と、それと正反対なピッチ内練習前の選手達のダラダラした挨拶の態度、そして予想通りの結果を見るにつけ、このままでは何より浅野監督が本当に不憫でならない。
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次節はアウェイでのY.S.C.C.横浜戦。
こことは前期のホームゲームでは3-0と快勝しているし、成績的にはウチと勝ち点が12離れており順位も13位と下位に甘んじているが、8月終盤からここまで富山・秋田・沼津・北九州といった上位勢を相手にして7戦負け無しと、現在J3の中で最も強いと評されている相手だ。
それより何より、福島や盛岡と同じように守備を固めボールに対して人数をかけてガツガツと奪いに来る、そして戦力的には劣っていても臆せず気持ちで向かってくるウチが苦手としているスタイルのチームだけに、このままでは少しくらい修正してみたところで、ウチの勝ち目はまず無いと言っても過言ではないだろう。
残り試合もあと7つとなり、昇格圏内との勝ち点差も縮まらず、昇格に対する望みはもはや『数字遊び』と言えるくらい風前の灯火になってしまったが、それでも戦う気持ちがあるのなら、浅野監督に倣って選手全員が丸刈りにするくらいの態度を見せ、本当に死ぬ気になって勝ち点3を取りに行ってほしい。
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明治安田生命J3リーグ2017第24節 vsガンバ大阪U-23(+レディース試合雑感)
前節の非常に手痛い敗戦を受けてUスタで行われた、鬼門ともいえる対U-23チーム2連戦第2ラウンドの結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 3(0-0・3-0)0 ガンバ大阪U-23
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今日もウチは最近数試合に見られるように、立ち上がりから激しいプレスを仕掛けて高い位置でボールを奪い攻撃に移る積極的なプレーを見せていたが、ゴール前に来ると手数が多くなったりスピードが落ちるいつもの悪癖が顔を出し、圧倒的にウチが押し込んでいるもののほとんどゴールのニオイがしてこない。
まるで、敵陣のゴール前にM岡修Z氏が潜んでいて、「ニオイ消しま~す!」とか満面の笑みで言いながら〇ァブ〇ーズでもバラまいているような感じだ。(←なんのこっちゃ!?)
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こうなってくると、後半はウチの勢いが徐々に落ちてきて前へ向かうプレーが減少し、そのうち相手のカウンター一発に沈む様が脳裏に浮かび、実際に後半になるとヒヤッとする場面も出てきたが、今日のウチはこれまでとは違ってトーンダウンせず根気強く攻撃を続けていくと、遂に後半19分、もはや長野のエースといっても過言ではないくらいの存在感を示している#30萬代宏樹のミドルシュートが決まって、ノドから手が出るほど欲しかった先取点をゲット!
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このゴールで選手達の気持ちも楽になったか、その後も圧倒的にウチが攻め続けると、後半33分に#25有永一生のミドルシュートが相手GKを弾きゴールに入って追加点を奪い、更にアディショナルタイムには途中出場の#10宇野沢祐二の渾身のミドルシュートが糸を引くようにゴールネットに吸い込まれる、ウノらしい力強くも美しい軌道のゴールで3点目を取り、このシーンを待ち望んでいたスタンドは割れんばかりの歓声に包まれた。
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結局、前半の膠着状態がウソのような大勝となったが、こうなった要因としては、前半どんなに失敗しても前へと向かう姿勢を緩めず根気強くゴールを狙いに行った事と、先制点を取っても2点目を取っても、ボールをコーナーでキープしたり後ろで回したりするような守りのプレーにならず、最後の最後まで貪欲にゴールに向かっていった事だろう。
今までウチに欠けていた闘争心や、表面だけでなく芯からの積極的な姿勢を、ここにきてようやくほぼ完璧な形で見せてくれた。
若干(というより相当)遅きに失したところもあるし、相手が最下位のチームで気持ちが軽かった部分もあると思われるが、とにもかくにも素晴らしいパフォーマンスと結果を見せてくれた選手達に対して、今日は素直に大きな拍手を贈りたいと思う。
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次節はアウェイでの福島ユナイテッドFC戦。
福島も開幕当初の勢いは影を潜めているが、ウチはそれまで負け無しだったのが、去年の後期と今年の前期で2連敗を喫しており、通算3連敗という屈辱だけは避けなければならない。
今日のG大阪はあまり引いて守るような守備体系ではなかったのでウチも攻めやすかったが、福島との2連敗はいずれもゴール前をしっかり固めた相手を攻めあぐねているところをカウンターでヤラれたパターンであり、今日のような積極果敢な攻撃姿勢を今度の試合でも焦れずに90分間やり通す事ができるかが、勝敗の大きなカギとなるだろう。
トップチームのアウェイでの勝利は、6月の第14節北九州戦以来ご無沙汰しているので、今度こそは今日のような絶えずアグレッシブなサッカーで相手の堅守を突き崩し、是が非でも敵地で勝ち点3をもぎ取ってきてほしい。
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そして・・・
プレナスなでしこリーグ2017第16節@埼玉県・川越運動公園陸上競技場
ちふれASエルフェン埼玉 2(1-0・1-1)1 AC長野パルセイロ・レディース

決して相手を下に見ている訳では無いが、アウェイ戦とはいえ降格圏内にいるエルフェンに対して星を落としてしまったのは、正直かなりのショックだ。
ただ、本田美登里監督のコメントを読む限りでは、なかなか結果が出せずプレーも消極的になっていたウチに対して、絶対に降格だけはしないというエルフェンの選手達の気持ちの強さが勝っていたという事なのだろう。
ウチだって決して戦力的に劣っている訳では無いが、勝負事というのは得てして、そういった戦力や技術や理論よりも「勝ちたい」という気持ちが強いチームの方が勝つものだ。
ただ、ウチもカップ戦を含めて6試合ぶりに流れの中からゴールが生まれたし、それも#20内山智代選手の仕掛けから#22中野真奈美選手の移籍後初ゴールという今まで無かったパターンからのもので、そのシーンを見ていないので確信はできないけど、これは得点力不足にあえいでいたレディースにとって壁を打破する一つのヒントになったんじゃないだろうか?
とにかく、何か一つでもプラスとなる材料を見つけ、それを足掛かりにガムシャラにチャレンジしていけば、絶対に道は開けると信じている。

次節はいよいよノジマステラ神奈川相模原を迎えての、今季ホーム最終戦だ。
ノジマも降格入れ替え戦圏内のエルフェンと勝ち点同数という事で、それこそ残留に向けて死に物狂いで向かってくるだろうし、そんな相手に気持ちで負けていては結果なんて付いてくるハズがない。
まだ皇后杯の試合はあるものの、とりあえずリーグ戦はホームのUスタでできる今年最後の試合なので、システムとか戦術とかよりも、とにかくレディースらしく気持ちを前面に打ち出してゴールへと向かう思い切りのよいサッカーで、何としても勝利を掴み取ってほしい。
我々も力の限り声援を送り選手達を後押しするので、決して弱気にならず、悔いの残らないような試合を見せてほしいと願っている。
明治安田生命J3リーグ2017第22節 vsSC相模原(+レディース試合雑感)
前節は久々の大量得点で快勝を収めたトップチーム。
浅野監督からも「コレが私がやりたかったサッカーだ」というコメントが出て、自分も久し振りに気持ちの軽い1週間を送る事ができた。
しかし、問題はここからだ。
これまでもウチは、今後に希望を抱かせるような積極的な試合運びで勝利した事は何度かあったが、そんなアグレッシブなプレーが長続きせず、改めて今季の星取表を見てみると、リーグ戦での連勝は開幕戦と第2節の2連勝のたった一度しかなく、その貯金も続く3節福島・4節鳥取戦の連敗で吐き出し、あとは藤枝戦のホーム惨敗と鹿児島戦の逆転負けを挟んで勝ちと引き分けを交互に繰り返すだけ・・・という事実に、今更ながら驚いてしまう。

う~ん、これじゃ昇格圏の2位から勝ち点7差の7位に沈んでいる今の状況も納得ですわ・・・・(ため息)

そんな閉塞的な状況を打破するためにも、今日のSC相模原戦は、前節のような戦い振りを90分間続け、内容を伴った勝利を掴む事が非常に重要になってくる。
今後に希望をつなぐ意味でも、何が何でも結果を出したい大事な試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(0-0・1-0)0 SC相模原
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今日もウチの選手達は前節と同じように積極的な動きを見せていたが、そこは相模原の方もしっかり研究してきたか簡単にはシュートを打たせてもらえず、お互い中盤での潰し合いからのクリア合戦でボールが落ち着かない、どちらかといえば相模原の術中にハマってしまった感のある展開となった。
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この少々嫌な流れを引きずったまま迎えた前半24分、スルーパスに反応して裏に抜け出した相手がゴールエリアに侵入したところ、一瞬の迷いの後に飛び出してきた#21武田大が思わず相手を倒してしまい、PKを献上してしまう。
しかし、この自らが招いた絶体絶命のピンチに、飛んだ方向は逆を突かれたものの残っていた足にボールを当ててゴールを防ぐスーパーセーブ!
前節まで“神降臨”の大当たりで長野のゴールを守ってきた#16阿部伸行選手の体調不良でリーグ戦初先発となった武田選手だが、このPK阻止の他に後半にもゴール前フリーで打たれた強烈なシュートを防ぐ活躍を見せた。
どーだ! ウチには頼りになる『神様・仏様』が2人もいるんだゼ!!
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このプレーでスタンドの雰囲気も選手の動きもグッと良くなってくると、前半こそ一進一退で点が動かなかったものの、後半開始早々の2分、左サイドからの#2松原優吉のクロスをニアサイドに詰めてきた#30萬代宏樹がドンピシャ頭で合わせてゴールネットに突き刺し、遂にパルセイロが先制!
得点力不足解消のため大きな期待を受けて移籍してきた萬代選手は、これまでも攻撃陣の新たなアクセントとして大いに存在感を出してきたが、移籍後5試合目にして遂に待望の初ゴールをゲット!
しかも、松原選手の高くて速いクロスに対してビックリするほど高い打点で正確に合わせてくるあたり、まさに萬代選手にしかできない見事なゴールだった。
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こうなってくると、相模原としても追いつくためには中盤でクリア合戦ばかりしてもいられず、前掛かりに攻めざるを得ない訳で、浮き球をヘディング処理する場面が多かった前半に比べるとボールがピッチを転がるシーンが増え、高い位置でボールを奪い攻撃につなげたいウチとしては好都合な展開に。
次々と攻撃的な選手を入れ替えて攻め込んでくる相手に押される場面もあるにはあったが、#3大島嵩弘・#5寺岡真弘のCBコンビを始め守備陣が落ち着いた対応で跳ね返し、また攻撃側の選手も決して守備をサボらずしっかり戻って相手に対してプレスを仕掛けるハードワークで、一時期ほころびが見られた堅守の復活を思わせる安定したディフェンスを見せてくれた。
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また、突っ掛けてくる相手のボールを高い位置でインターセプトして、前方ガラ空きの状態でカウンターを仕掛けるビッグチャンスも何度か演出。
やはり相手が前掛かりになる分、敵陣のおいしいエリアに広大なスペースができてくるので、自ずとウチのチャンスも増えてくる。
できれば、この数的有利のチャンスを1本でも決める事ができれば最高だったのだが、今日に関しては、そんな指摘も野暮に聞こえてしまうくらい、選手達は90分間本当によく走り、強い気持ちで戦ってくれた。
確かに冷静に振り返ればかなり厳しい試合だったが、今までのどこか煮え切らない戦い振りから一皮むけたような、1-0というロースコア以上に上出来な内容だったと思う。
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今節のJ3は、秋田・沼津・栃木のトップ3がしっかり勝ち点3を積み上げたので、ウチは栃木との直接対決に敗れた鹿児島と福島に手痛い星を落とした北九州を抜いて5位に浮上したが、昇格圏である2位との勝ち点差は前節までと変わらず、悲観達成には依然として厳しい状態が続く。
ただ、今節引き分けに終わった富山とは勝ち点2差まで縮まって背中が見えてきたので、あまり先ばかりを見ないで、目の前の試合を確実に勝ち切って一つずつ順位を上げていきたい。

次節はFC東京U-23とのアウェイ戦。
ウチは今年もU-23勢に対してここまで1勝3分と勝ち点を取りこぼしており、この結果がダイレクトに順位に響いている形となっているが、それだけに、たとえアウェイとはいえ現在12位に留まっているチームに対して何度も同じ轍を踏んでしまう訳にはいかない。
相手は若さを武器に思い切って向かってくるであろうが、ウチも今日のようなハードワークとアグレッシブさを前面に押し出して、今日のゴール裏に掲げられていたダンマクのように『走り勝つ』サッカーで苦手を克服し、連勝を伸ばしていってほしい。
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そして・・・
プレナスなでしこリーグ2017第14節@奈良県・ならでんフィールド
伊賀FCくノ一 0(0-0・0-0)0 AC長野パルセイロ・レディース

前節からスタメンやシステムを変更して必勝を期した下位チームとの試合だったが、堅守・伊賀のゴールをこじ開ける事ができず、残念ながら勝ち点3を得る事はできなかった。
まぁ、リーグ再開からここまでの戦い振りを見ていくと、スコアレスドローという結果もある程度は予想していたが、何とか新しい攻撃の形を作り出そうと工夫を重ねている本田監督にとっても、そして早く結果を出したい選手達にとっても辛いものがあるだろう。
ただ、本田監督のコメントを読む限り、選手達は決して弱気になってしまった訳ではないと思うし、チームとして結果が出ていない時は、とかく気持ちばかりが前のめりになって雑な試合をしてしまいがちななか、後半に伊賀の猛攻を受けても無失点で終える事ができたのは、どんなに点が欲しくても今年の課題である守備を怠らず、丁寧な試合運びができたという証であり、その点は大いに評価したいところだ。

とにかく、流れの中からのゴールが1つでも決まれば、この暗いトンネルの出口も見えてくるはずだ。
次節は1ヶ月ぶりにUスタで試合ができるし、ホームの大声援を力に変えて、是非ともカップ戦最終節以来1ヶ月半ぶりの勝利を掴み取ってほしい。
明治安田生命J3リーグ2017第21節 vsガイナーレ鳥取(+レディース試合雑感)
先月23日以来、中断期間と再開後のアウェイ2連戦を挟んで実に42日ぶりのご無沙汰となったトップチームのホームゲームなのに、Uスタに向かう道すがらもいまいちワクワク感に欠けるのは、前々節の逆転負けに続いて前節のセレッソ大阪U-23戦はスコアレスドローと、再開後も未だ勝ち星が無いばかりか自力での得点がゼロという、一向に改善されない得点力不足によるものだろう。
ダイジェストを見る限りそれなりに攻め込んではいるのにこれだけゴールから見放されると、見ている方もどうしていいか全く分からなくなってくるし、実際にやっている選手や監督はなおの事、頭の中がパニックになっているかもしれない。
とはいえ、ホーム・Uスタでやる以上は何としても勝たねばならないし、昨日のグランセローズ応援団の話じゃないけど、こんな時こそ我々サポも大きな声援で選手達を後押ししてやらねばならない。

今日の対戦相手・ガイナーレ鳥取もウチにとって非常に相性が悪く(なんかウチって相性が悪いチームが多すぎるな・・・)、前半戦もアンビリ-バボ-なロングシュート一発に沈む敗戦を喫しているし、去年までもロースコアの“神経戦”が多い印象だ。
ただ、今年の鳥取は総失点数がリーグワーストと少々不調のようで、逆に総得点数で下から数えた方が早いウチとの対決は、まさに『逆・ほこ×たて対決』ですなぁ~、はっはっはっ・・・って、笑ろてる場合かっ!(鳥取関係者の皆様、自虐ネタに巻き込んでしまい大変失礼いたしました。)

・・・と、そんな悪い冗談はともかく、たとえ不調とはいえこれまでウチを散々苦しめてきた鳥取の守備をこじ開けて勝つ事ができれば、これまで淀んでいた空気も少しは入れ替える事ができるだろう。
どんな形でもいいから今度こそ結果を出したい大事な一戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 3(1-0・2-0)0 ガイナーレ鳥取
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やはり久し振りのホームの大声援に気合が入ったのだろう、立ち上がりから積極果敢に攻撃を仕掛けていくと、ロングフィードを長身の#30萬代宏樹が競り合いから頭で落としたボールを#7佐藤悠希がヒールでゴール前へ流し、それを受けた#14東浩史が相手DFの動きを冷静に見極めてゴールに流し込み、あれだけ遠かったゴールがキックオフから僅か3分という早さで飛び出した。
難敵・鳥取を相手に試合の主導権を握るには、とにかくどんな形でもいいから1分1秒でも早く先取点が欲しかっただけに、予想外に早い時間での見事な連携からのゴールは、チームにもサポにも大きな勇気を与えただろう。
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ただ、得点力不足と並ぶもう一つの課題として、ゴールした直後に失点を許し勝ち点をとりこぼしてしまうというものがあり、今日も先制点の後は鳥取に攻め込まれる場面も多々あって、2度ほど相手に決定的なスコアリングチャンスを与えてしまったが、ここはいずれも#16阿部伸行が前回ホームの琉球戦のような“神降臨”のビッグセーブで切り抜け事なきを得る。
本当に『神様、仏様、ノブユキ様』でござりまする。
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そんな訳で世紀の『逆・ほこ×たて対決』は、その情けないタイトル(←オマエが勝手につけたんだろ!)とは裏腹に両者の攻守が激しく入れ替わる非常に見応えのある展開で、白熱した攻防に引き込まれているうちに、あっという間に時計が進んで前半終了。
ウチはここまで、先取点とゴール直後の守備という2つの課題をクリアしてきたが、残る課題は試合を決定付ける追加点を取る事。
その難題をクリアしたのは後半18分、怪我が完治し久し振りにスタメン出場した#19三上陽輔が、ゴールエリアの外からミドルシュートを豪快にゴールネットに突き刺して待望の2点目をあげると、両手を広げて渾身のドヤ顔!!
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このゴールで流れは完全にウチに傾き、後半30分には、前半に負傷退場した#35天野貴史に代わって右サイドバックに入った#15西口諒がゴールエリア内にぽっかり空いたスペースにクロスを送ると、フリーで待っていた三上がまたしてもミドルシュートを決め、リーグ戦では実に3月の第2節・YS横浜戦以来となる3点目をゲット!!!
これは決めた三上選手もさることながら、長らく怪我で苦しみなかなか活躍の場を与えてもらえなかった西口選手が得点に絡めたというのが、個人的にはメッチャ嬉しい。
ゴールの後に三上選手に駆け寄って背中に飛びつき喜びを分かち合うなど、ちょっとヤンチャな“西口らしさ”が戻ってきたようだ。
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このダメ押しともいえるゴールの後も、ウチは決して守りに入る事無く積極的なプレーを展開し、最終盤は鳥取の反撃にあったものの選手全員が最後まで運動量が落ちず厳しいプレスでしっかり対応し、3分間のアディショナルタイムも無難に切り抜けタイムアップ。
試合前はどうなる事かと思ったが、終わってみれば今シーズン一番ともいえる快勝と相成った。
こうしてゴール裏での勝利のラインダンスを見るのも、本当に久し振りだ。
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それにしても今日は選手達の動きが非常に良く、特に高い位置から積極果敢にプレスを仕掛けてボールを奪い、すかさず攻撃に転じるプレーは、開幕前に浅野監督が掲げたアグレッシブなサッカーを体現するものだ。
こういったプレーをこれからも続けていければ、敵陣のゴールに近いエリアでチャンスを作り出す機会も増え、ゴールが生まれる確率もグッと高くなってくるだろう。
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とはいえ、これまでも何度か良い形で結果を出す事はあったが、それが次の試合も持続しないというのも、ウチにとっての大きな課題の一つだ。
幸いにして次節もホーム・Uスタで試合ができるので、ホームの大声援を力に今日のようなアグレッシブなプレーを再現して、今後に向けてゴールに至る形をしっかりと自分達のものにするようにしてほしい。
対戦相手のSC相模原も、順位はウチより下とはいえ前節から2連勝と調子を上げてきているが、今日のような戦い方を再現できれば、結果は自ずと付いてくるはずだ。
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そして・・・

プレナスなでしこリーグ2017第節@高知県・春野総合運動公園陸上競技場
INAC神戸レオネッサ 2(1-0・1-0)0 AC長野パルセイロ・レディース

強豪・INACとの一戦は、前半13分に#9増矢理花、後半16分に#7中島依美と、なでしこJAPANでも活躍している若手実力派選手に得点され、リーグ再開から3連敗となってしまった。
今回は、いずれも大事に行かなければならない立ち上がりから15分前後の時間帯に失点してしまったのが悔やまれるが、ただ試合の細かい内容は分からないものの、前節のベレーザ戦に続いて、スター軍団のINACから16本というシュートを浴びながらも2失点で抑える事ができたというのは、守備に関しては去年に比べて確実に上達してきているという証だと思うし、今はなかなか結果が出せず苦しい時期だと思うけど、何とか踏ん張って選手全員の力で突破口を切り開いてほしい。

レディースの次節は、奈良県での伊賀FCくノ一との試合だ。
今年の伊賀は、セールスポイントの堅守もリーグワースト2位と振るわず、降格圏内の8位に低迷しているが、そうは言っても、得点の形がなかなか見出せない今のレディースにとっては、その守備力は手強いものになるだろう。
ただ、そこをこじ開けてゴールを決める事ができれば、沈みがちなチームの雰囲気も明るくなってくると思うので、今までの悔しさや苦しみを全てこの試合にぶつけ、是が非でも勝利という結果を掴み取ってほしい。
明治安田生命J3リーグ2017第18節 vsFC琉球
早いもので今シーズンのJ3リーグも今日から後半戦に突入。
その初戦の対戦相手となるFC琉球は、アウェイでの前半戦では後半アディショナルタイム1分にウチがゴールし勝利を目前まで引き寄せながら、「その時の喜び方が長すぎたから時間追加しときました」というレフリーの粋な計らい(?)で延長された6分というウソみたいに長い時間の最後の最後に、相手の捨て身の猛攻にうっかり取られてしまった微妙な判定のPKを決められ引き分けに終わるという、信じられないにもホドがあるような展開で手痛い勝ち点を落としてしまった。
それだけに、ホーム開催の今日の試合は絶対に勝ってリベンジを果たすと共に、後半の巻き返しに向けて弾みを付けたいところ。
試合前にはゴール裏で知り合ったというサポーターさん同士の人前結婚式が行われ、パルセイロの象徴・ライオンにあやかった(・・・かどうかは分からないが。。。)篠ノ井大獅子(沖縄のシーサーじゃないよ)の勇壮な舞いも奉納されたお目出たい雰囲気のUスタで、幸先の良いリスタートを切る事はできたのか? その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(1-0・0-0)0 FC琉球
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マッチデープログラムのプレビュー記事で「ポゼッション主体の攻撃型チーム」と美濃部GMが述べていた通り、立ち上がりからしばらくは、琉球の素早いパス回しとゴール前に人数をかけてくる積極的な攻撃サッカーに手こずり守勢に回っていたが、そのスピードにも徐々に慣れてウチが攻撃する時間も増えてきた前半13分、#35天野貴史のスルーパスを受けた#30萬代宏樹がドリブルでスルスルっとエリア内に切れ込むと、中央をフリーで駆け上がってきた#25有永一生に絶妙なグラウンダーのクロスを送り、それを有永が冷静に決めてパルセイロが先制!
これはゴールした有永もさる事ながら、果敢なドリブルと広い視野でお見事なアシストをやってのけた萬代を褒めるべきだろう。
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J2水戸から期限付きで移籍後初出場にして早くもゴールに絡む活躍をした萬代選手だが、その後も空中戦やポストプレーで大きな存在感を出していたし、ポジショニングや足元のプレーも上手くて、心なしか前線の選手間の動きもこれまでより滑らかに連動しているように感じられた。
もっとも、これは攻撃的で前掛かりにプレーしている琉球だからこそ出来たプレーとも考えられ、J3では主流となっているゴール前をガッチリ固めてくる相手に対しても通用するかはまだ未知数だが、とにかく前半戦は攻撃陣がなかなか噛み合わず極度の得点力不足にあえいでいたトップチームにとって、ポストプレーもアシストもできる高身長FW・萬代選手の加入は、後半戦に向けての明るい材料となりそうだ。
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このゴールの後も一進一退の白熱した攻防が続き、ウチも萬代選手を中心に後半に向けて期待できる戦い振りだったが、琉球のキックオフで始まった後半は、ほとんどウチの陣内で試合が進む“ハーフコートゲーム”の様相になってしまった。
なにしろ琉球というチーム、全員が良く走るし、パス交換も正確だし、何より全てのプレーに迷いが無い。
ウチの場合、ボールを受けるとパスを出す相手を探す一瞬の“間”ができてしまい、その僅かな時間が積もり積もって攻撃のスピードが落ち、相手に守備を固める余裕を与えてしまう傾向があるが、琉球の場合は自分や相手を信じて何の躊躇も無くパスを出し、受け手もボールが飛んでくる位置に正確に走り込んでくるし、トラップも決して大きくならず足元に収まる。

その結果、ウチは琉球の攻撃にいいように振り回されてディフェンスラインもズルズルと下げざるを得ず、何とかクリアしてもセカンドボールをことごとく相手に取られ、また守りに時間を取られるの繰り返し。
ウチだって今でこそ守備力が攻撃力を上回っているとはいえ、一応は『攻撃的サッカー』をウリにして攻め込む時間もそこそこ長い試合をこれまでやってきたが、同一カテゴリーでここまで相手に押し込まれる展開を見せ付けられたのは初めてだ。
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しかし、そんな危機的な状況の中で立ちはだかったのが、我等が守護神・#16阿部伸行。
ディフェンスラインの裏を取られ、「これはヤラれた・・・」と息を呑むようなシュートを、スーパーセーブでことごとく跳ね返してくれた。
まさに『神様・仏様・ノブユキ様』と手を合わせて拝みたくなるような、神降臨の大当たり!
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そういえば今日の試合前のリスペクト宣言の中で、男の子が「あべせんしゅのスーパーセーブで勝ってほしい」なんて健気にコメントしてくれたが、その思いが見事に現実になった格好だ。
ひょっとして、その子の発言に阿部選手が発奮したのかな?
だとしたら、今日の試合のMVPはリスペクト宣言の男の子で決定だ!!

そんな訳で、4-20というシュート数が示す通り、本当なら1-3とか1-4くらいのスコアでボッコボコにされてしまうような試合を辛くも勝利したパルセイロ。
なんだか幸先がいいんだか悪いんだか分からないような不思議な勝ち方だったが、前半戦は守備は完璧なのにとにかく点が取れず、たま~に先制すれば直後に固いはずの守備を破られて勝ち切れないという何ともちぐはぐな流れだっただけに、このラッキーな勝利を無駄にする事なく流れに乗ってもらいたい。
J3リーグはここから1ヶ月弱の中断期間に入るが、新加入の萬代選手も即戦力として活躍できる事も分かったし、この間に課題の得点力不足解消に向けてじっくりとチームを作り直し、来月19日の再開初戦となるアウェイ・鹿児島ユナイテッドFC戦では、一皮むけたプレーで是非とも浅野監督に彼の地での勝利をプレゼントしてやってほしい。
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