ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスなでしこリーグカップ2017予選リーグ第8節 vs日テレ・ベレーザ
まずはおめでたい話題から。
今度アメリカで行われる国際大会『2017 Tournament of Nations』の日本代表に、我等がパルセイロ・レディースの攻守の要、#7坂本理保選手と#14泊志穂選手が初選出された。
現在のなでしこJAPANはセンターバックが手薄なので、ウチでもクレバーで頼れるプレーを見せている坂本選手は十分に活躍できる余地があるだろうし、むしろ選ばれるのが遅かったくらいだと自分は思っている。
また、逆にFW陣は横山久美選手を筆頭に、田中美南選手・籾木結花選手・菅澤優衣香選手といった錚々たるメンツが揃っているが、泊選手のスピードと思い切りの良さは“ジョーカー”のような面白い存在になりそうで、女子サッカーの本場・アメリカで横山・泊のツートップが青い代表ユニで復活するかと思うと感慨もひとしおだ。
二人ともこの素晴らしい機会を大いに楽しんで一回り成長してきてほしいし、代表での貴重な経験をチームに還元できるよう頑張ってきてほしい。
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そして今日の試合。
前節はジェフ千葉レディースに守備の隙を突かれて2-1と悔しい敗戦を喫したが、今日は勝敗もさることながら、加入3試合目となる#22中野真奈美選手がチームにどれだけフィットし機能できているか、そしてここのところ失点が多くなってきた守備陣が女王・ベレーザを相手にどれだけ踏ん張る事ができるかを個人的な注目点において見てきたが、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 0(0-1・0-3)4 日テレ・ベレーザ
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今日は最初に、4つの失点シーンをまとめて振り返ってみたい。
まず1失点目は前半4分、開始早々でウチの気持ちが入り切る前のフワフワした状態の中、左サイドからベレーザらしい素早く正確なパス回しであっという間にエリア内に侵入されると、最後は#10籾木結花にこぼれ球を豪快に決められて出ばなを挫かれ、2失点目は後半18分、左サイド深い位置からの籾木結花の高速クロスを#9田中美南がピンポイントで合わせる、まさに代表クラスの見事なボレーシュート。
そして3失点目は後半43分、、若干18歳の期待の若手ストライカー・#19植木理子が、足が止まってしまったウチの守備陣を手玉に取るようなドリブルからの個人技が決まり、4失点目はアディショナルタイム、絶好の位置からのフリーキックを#8上辻佑実に直接決められジ・エンド。

これらの失点は、いずれもベレーザの卓越したコンビネーションと個人技が産んだ素晴らしいゴールで、ウチとしては1つ目と4つ目は「ちょっともったいなかったかな~・・・」という気がしないでもないが、それでもつまらないミスによる“やらずもがな”の失点は皆無で、単純に地力の差が出ただけのものだと思う。

それにしても、さすがは女王・ベレーザ。
#20阪口夢穂や#14長谷川唯などの代表選手だけでなく、その他の選手も他のチームとは比べ物にならないくらいの高いパフォーマンスで、敵ながら思わず「上手いな~・・・」と唸ってしまうようなシーンが何度もあった。
確かに愛するチームが惨敗を喫してしまったのは悔しいが、それと同じくらい、パルセイロ・レディースを通して長野に居ながらにしてこんなハイレベルなサッカーを生で見られる幸福感があったというのが正直な感想で、こんなにいいモノを見させていただいたベレーザの選手達には、少しばかりの負け惜しみも含めて(苦笑)、心からの敬意を表したい。
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と、ここまで相手の事ばかり褒め倒してきたが、どっこいウチだって堂々とした戦い振りだったと思う。
特にディフェンスでは、開始早々に手痛い失点を喰らってしまったものの、それ以降は相手のテンポ良いパス回しに翻弄される場面もありながら、各選手が必死に、かつ冷静に対応して決定的なチャンスをなかなか作らせなかった。
さすがに後半も半ばを過ぎると、それまでのハードワークがボディーブローのように効いてきて徐々に運動量が落ちだし、30分過ぎに植木選手を投入されてから一気に電池が切れてしまい(あそこで背番号19が準備しているのを見て、心の中で「このタイミングで植木入れてトドメ刺しにくるかぁ? う゛-、ベレーザのオニぃ~~」と叫んでしまったものだ。。。)終了間際の連続失点を招いてしまったが、それでも選手達のあの頑張りは十分評価できるんじゃないだろうか。
また、今日はFW登録でベンチ入りする事が多かった#19藤村茉由選手がサイドバックで先発出場したが、ベレーザの強力攻撃陣に対しても落ち着いた対応で無難に守備をこなしており、布陣のオプションが一つ増えたのも収穫だったと思う。

一方、攻撃に関してはまだまだ新しい形を模索しているような感じで、各選手がお互いの動きを伺いながらのプレーで思い切った動きが出来ていないように思えた。
ただ、そんな中でもベレーザを相手にハーフコートゲームになる事無く、果敢に攻撃を仕掛け決定的なチャンスも何度か作っていたし、決して悲観する事は無いと思う。
確かに、今まで絶大な存在だった横山久美選手が抜けた事で、それまで全選手が共有していた得点までの道筋が消えてしまい、まさに『暗中模索』の苦しい状況ではあると思うが、どんなに結果が出なくても決して焦らず、常にポジティブな気持ちで、選手や監督・コーチがお互い率直に意見をぶつけ合いながら、一歩ずつ確実に新しい得点パターンを構築していってほしい。
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レディースは来週は試合が無く、次は再来週の日曜日、ノジマステラ神奈川相模原をUスタに迎えてのカップ戦予選リーグ最終節となる。
今節はジェフ千葉レディースがノジマを破った事で、グループAの決勝トーナメント進出チームがベレーザとジェフに決まってしまい、ウチとしては目標が一つ潰えた形となってしまったが、この試合は決して『消化試合』なんかではなく、8月に再開されるリーグ戦に向けてチーム力を高めていく上での貴重な実戦の場だ。
ただ、ウチとしては泊・坂本の“屋台骨”となる2選手が代表に召集され、戦力的に非常に苦しい条件で臨まなければならないが、残された選手で力を合わせ、Uスタの大声援を後押しに、横山選手離脱後初勝利を是非とも掴み取ってほしい。
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プレナスなでしこリーグカップ2017予選リーグ第7節 vsジェフユナイテッド市原・千葉レディース
スーパーエース・横山久美選手がチームを離れて最初のホームゲーム。
そして、レディースが1部に昇格してから練習試合も含めて一度も勝てていないジェフ千葉レディースを迎えての一戦だけに、ここは是非とも『横山不在』と『対ジェフ戦』の2つの条件での初勝利を期待して臨んだ試合だったが、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 1(0-1・1-1)2 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
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新加入の#22中野真奈美がFW登録で初スタメンを果たし、新生レディースがどんなパフォーマンスを見せるか楽しみだったが、中野選手はさすがにベテランらしい存在感あるプレーを見せ、またその他の選手達も高い位置からボールを奪って攻撃に行く積極性を出していたが、「絶対的なストライカーが居ない分、丁寧に繋いで崩していこう」という意識が強過ぎたのか、本田美登里監督のコメントにもあるように足元へのパスが多くなってスピードダウンしてしまったり、ミドルシュートを打ってもよさそうな場面でもパスを選択して相手にカットされるなど、なかなかスコアリングチャンスが作れない。

それでも、点が取れる雰囲気が作れない代わりに、守備面では、豊富な運動量で攻めてくるジェフに対して少々翻弄されるところはありながらも、相手やボールにしっかり付いて効果的な守備ができており、ある程度安心して見ていられた。
前半のシュート数がウチ1本に対してジェフ3本とお互い非常に少なかったが、決して拙攻続きの凡戦という訳では無く、なかなか緊張感のある締まった試合運びだったと思う。

しかし、先取点は非常に呆気なく決まってしまった。
前半1分間のアディショナルタイムも終わろうかというところで、ジェフの攻撃の要・#28成宮唯がフリーでボールを受けて攻め込んでくる。
「あ、最後イヤな選手にボールが渡ったな・・・」なんて思ってると、ゴールエリアのすぐ外でスルスルっとドリブルしてくるところを、ウチの選手がちょこっと出した足に引っかかって出合い頭みたいな感じで倒してしまい、ウチとしてはアンラッキーな形で絶好の位置でのフリーキックを与えてしまう。
「あー、こういう時って意外と簡単に入っちゃうんだよね~・・・」なんて思ってたら、案の定決められてしまい、逆の意味で予感が次々当たっての、逆の意味で“出来過ぎ”な失点に、なんだかキツネにつままれたような感じでハーフタームを迎える事となってしまった。

う~ん、これが『相性』ってヤツだろうか・・・・

それでも、前節だってノジマステラを相手に取られたら取り返す接戦をこのメンバーで演じてきたんだし、まだまだ全然やれるでしょう・・・と思っていたが、「早く同点に追いつこう」という思いが焦りに繋がってしまったのか、前半にも増して出し手と受け手の呼吸が合わずパスが繋がらなくなってしまい、また点を意識して前掛かりになってしまい、後半6分という早い時間に、そんなフォーメーションのバランスが崩れたところを突かれて速攻を許し、痛恨の2失点目を献上してしまった。

それにしてもジェフレディースというチーム、本当によく走る。
ジェフといえば、かつてトップチームがイビチャ・オシム監督時代に豊富な運動量を武器にJ1に一大旋風を巻き起こしたが、その教えが脈々と受け継がれているような、見事な走りっぷりだった。
今日はさすがの長野といえど夕方になっても気温も湿度もなかなか下がらず、選手にとってはかなり厳しい条件だったと思うが、それでも最後までほとんど運動量が落ちないままだったのは、敵ながらアッパレだと思う。

そんな訳で、後半は点を取ろうという姿勢が裏目に出て逆に相手の攻勢を許した形になってしまったが、それでもタダでは転ばないのがレディースのいいところ。
第四審がアディショナルタイムの掲示板を用意し終えた後半44分、ゴール前の混戦から最後は#17小泉玲奈が執念のゴールを決めると、それまで静かだったスタンドが一気に盛り上がって、3分間のアディショナルタイムはゴール裏のチャントに合わせてスタンド全体が手拍子して選手を後押しする“いつもの光景”に。
結局、最後は相手に逃げ切られてしまったが、最後まで諦めずボールを追いゴールを狙うというレディースらしさもしっかり見られて、思いのほか清々しくスタジアムを後にできた。
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今日のレディースは前記の通り、「横山選手が居なくなった分、自分達で力を合わせてゴールを奪っていこう」という意識が強過ぎたのか、丁寧にいきすぎてレディースらしい大胆さが影をひそめてしまった感じだったが、ベテランの中野選手が加わった事で、今までのレディースにはない攻撃の形が作れる可能性も垣間見えた。
さすがに、今まで3年半かけて構築してきた横山選手を中心とした攻撃パターンを一から作り直さなければいけないだけに、一朝一夕で形成できるほど1部の世界は甘くないが、常に前向きに、良いと思った事は何でも積極的にチャレンジし、トライ&エラーを繰り返して色々と悩みながら、少しずつ成長していってほしい。
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それから、もう一つ心配だった観客動員は、1,751人というなかなかの数字となって一安心。
もっとも、2,000人以上に慣れており感覚がマヒしている我々パルサポとしては、大台を超えなかったという事で周りからは残念がるような声も聞こえはしたが、長野ではまだ週休二日制が都会ほど普及していないのでトップ・レディースを問わず土曜日の試合は全体的に動員数が減る傾向にあり、また今日の昼間は猛暑で外へ出歩く気分が削がれるような条件の中、浦和駒場スタジアムでのレッズvsINACという集客力の高いカードに僅か3人足りないだけという動員数は、十分に合格点を付けられると思う。

ただ勝ち試合を見て喜ぶだけではなく、地元の贔屓チームが悩み苦しみながら少しずつ成長していく姿をスタジアムに足を運んで現地で見守り、勝ち試合以上に熱く応援して盛り上げていくのも、スポーツ観戦の醍醐味だ。
そしてウチのレディースは、そんなサポの応援に応えて見る者の気持ちに響くようなプレーを見せてくれる選手ばかりだ。
だからこれからもレディースの試合に積極的に足を運び、今の動員水準を維持して、選手達を後押ししていきましょう!
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レディースの次節は来週の日曜日、日テレ・ベレーザを迎えての2週連続ホームゲームとなる。
何しろ相手は代表選手が多く層も厚い“最強軍団”だけに、今日以上に厳しい戦いになるのは必至だが、Uスタの大きな声援や手拍子を力にして、レディースらしく勇気を持って大胆にチャレンジしていってほしい。
横山久美選手とレディースのこれからに幸あれ!(+トップ試合雑感)
感動の横山久美選手壮行試合から一夜明け、今日は長野市内で『長野から世界へ!横山久美トークショー』が行われた。
ご本人の他、横山選手を長野に呼び寄せ稀代のストライカーとして大成させた大恩人・本田美登里監督と、横山選手入団当時はトップチームの監督として、そして今はクラブのゼネラルマネージャーとしてその活躍を見守ってきた美濃部直彦GMというバイタリティあふれるご両人に加え、ゲストとして、自身も小学生の頃に読売メニーナ(ベレーザの下部組織)のセレクションを受けたほどのサッカー経験者にして、現在は精力的になでしこリーグの試合会場に足を運び、非常に分かりやすく的確なコラムを執筆しているタレント兼スポーツジャーナリストの松原渓さんを迎え、更に飛び入りやサプライズも飛び出しての1時間半にわたるトークショーは、あんな事やこんな事、えっ、そ、そんな事まで!?・・・と色々な話が聞けてあっという間に時間が過ぎ、もっともっと話を聞きたいと思えるほどメッチャ面白かった。
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が、その詳しい内容は行った人だけのお楽しみという事でここでは割愛させていただき(←単に記事にできるほど正確に覚えていない、3歩進むと忘れてしまう“鳥アタマ”なだけだったりする・・・)、今日は横山選手やこれからのレディースチームに対する自分の思いを書いてみたいと思う。

本田美登里監督が就任してから2年後の2014年、かつて本田監督が指揮していた岡山湯郷Belleから横山選手が入団してくるというニュースが入ってきて、サッカー通の間ではちょっとした話題になっていたようたが、こんなエラそうにブログであーでもないこーでもないと書いている割にはパルセイロ以外のサッカー事情に疎い自分は、「リーグ戦ではあまり目立った実績を残していないけど、そんなにスゴい選手なのか?」・・・と思って検索をかけてみたら、2010年のU-17ワールドカップで北朝鮮を相手に5人抜きのスーパーゴールをやってのけ、その年の『FIFA年間最優秀ゴール賞』にノミネートされたほどだったと知って、一気に関心が高くなった。

そのシーズン開幕戦(当時はチャレンジリーグ)では、アウェイで静岡産業大学ボニータを相手に早くも2得点を奪って初勝利に導くと、迎えた佐久市陸上競技場でのホーム開幕戦の前半25分、中盤で横山選手がボールを持つとグイグイとドリブルを仕掛け、相手DFが2~3人がかりで止めに行くところを強引にこじ開けて目の覚めるようなスーパーゴールを決めた。
まさに『ド肝を抜かれる』という表現がピッタリのシーン。
相手を“ブチ抜く”でも“すり抜ける”でもなく、おいすがるDFを後ろに“引きずり”ながら突破していくという表現がピッタリくるような、今まで見た事もないような光景で、当時の昇格最有力候補でこれまでウチが全く歯が立たなかったスフィーダ世田谷が相手だったという事も相まって、あの名刺代わりの一発は今でも鮮烈に覚えている。

その後の活躍は皆さんご存知の通り。
この年は年間30ゴールという驚異的な数字を叩き出してダントツの得点女王になると共にチームが前年度11位から4位へジャンプアップする原動力となり、翌2015年は、シーズン前に「35得点して1部に昇格する」と宣言し、「相手に研究されマークも厳しくなるし、そんな天文学的な数字はいくらなんでも無理でしょう・・・」と呆れ半分で聞いていたのが、蓋を開けてみればあれよあれよとゴールを積み重ね、チームの優勝と昇格がかかったホーム最終戦の大舞台で一挙4得点を決めて2つの目標を達成させる離れ業を演じ、開幕前とは別の意味で自分を呆れさせた。

そして去年、ずっとレディースを応援してきた者としては『夢の舞台』ともいえる1部昇格初年度も、シーズン最終盤に日テレ・ベレーザの田中美南選手に大逆転されるまで得点ランクトップを走る活躍でチームを3位まで押し上げ、また代表戦でも出た試合のほとんどでゴールを決めて、高倉麻子監督率いる次世代なでしこJAPANの中で確固たる地位を掴み取った。

その一方、入団当初はチームが勝っても自分がゴールできなかった事にハラが立って、試合後のラインダンスに加わらず一人サッサとベンチに引き上げたり、2部優勝を決めた試合では、ピッチ内での最後の挨拶の前にユニホームを脱いで下に着ていた『35ゴール達成!』と手書きされたTシャツをアピールしてイエローカードをもらい、次節のシーズン最終戦出場停止となってしまったりと、なかなかのヤンチャぶりも見られたが、人一倍の努力(ご本人は「練習は嫌い」って仰ってたけど・・・)を重ねてスタミナ不足などの欠点を克服し、大黒柱として有言実行でチームを引っ張り、フル代表の経験も重ねてきた今年は、自らのゴールを追い求めるだけでなく他の選手の動きを生かしてゴールのお膳立てをするアシスト役も精力的にこなすなど、精神的にも立派に成長した。

自分もこのブログの中で何回も書いているけど、横山選手は人から応援されればされるほど、注目されればされるほど、大事な試合になればなるほど、その力をフルに発揮して確実に結果を出していく、日本一の、そして世界でも有数のファンタジスタだ。
Uスタでの試合が地上波テレビ中継された時は、大竹七未氏や澤穂希氏といった錚々たる解説者が、横山選手のゴールシーンを見ると一様に、仕事を忘れた“素”の口調で思わず「スゴいなぁ~・・・」とつぶやいており、まさにレジェンドをも言葉を失うような想像の遥かに上をいくプレーの数々と、そんな稀代のストライカーの成長ぶりの一部始終を目の当たりに見る事ができた我々パルサポは、本当に幸せ者だと思う。
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さぁ、ここからは横山選手にとって未知の領域となる、世界トップクラスのドイツ・ブンデスリーガでのチャレンジが始まる。
まずはサッカー以前に、言葉や食べ物や風習など日本とは全く異なるドイツの風土に馴染めるのか?
そして、ドイツでも屈指の強豪チームの中で、1年という契約期間の中で試合に出してもらえるチャンスがどれくらいあるのか?
また、いざ出場したとしても、自分の得意とするポジションを与えられるのか?
更に、ゴール前でチームメイトからボールをパスしてもらえるだけの信頼感を得られるのか?
ご本人もインタビューの中で言っていたけど、本当に期待よりも不安の方が遥かに大きいと思う。
でも横山選手なら、持ち前の負けん気と根性、そして自分をしっかり分析する事ができるクレバーさや誰とでも仲良くなれるフレンドリーさで、必ずや困難を克服してくれるものと信じている。
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とりあえずチームとの契約期間は1年間だが、「ぜひ来年も我がチームに残ってくれ」とクラブに懇願されるくらい活躍し、少しでも長く海外で経験を積み、まだまだ停滞気味の日本女子サッカーに勇気と希望を与えてほしい。
そして、1年後になるのか、それとも数年先になるか分からないけど、一回りも二回りも大きく成長して必ず長野に戻ってきてもらい、自らの貴重な体験をレディースの選手達に、そして日本女子サッカー界に還元してほしいと願っている。

とにかく怪我や病気だけには気を付けて、元気で行ってらっしゃい!!
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次にレディースチームについて。
普通、チームの中に突出した実力の選手がいると、ともすればその選手は浮いた存在になりチームの和も乱れてしまいがちだが、横山選手については、そんな事は全く起こらなかった。
それはもちろん、第一には誰にでも好かれる横山選手の人格によるものではあるが、周りの選手達も、素直に横山選手の実力を認め、リスペクトしていたからこそ、どんなに横山選手ばかりに注目が集まっても決して嫉妬せず、練習や試合でどんなに厳しい言葉で注意されても決して反発せず、あれだけ素晴らしいチームを作れていたのだろう。

彼女達は、本当にサッカーが好きで好きでたまらない、少しでもサッカーがうまくなりたい、強くなりたいと心の底から思っていて、横山選手の一挙手一投足、言動の全てを自分のものにしてやろうと頑張っていたのだろうし、そんなチームメイトを持ったからこそ、横山選手も自分の思う通りノビノビとプレーし成長する事ができたんじゃないかと思う。
まさに、横山選手あってのパルセイロ・レディースであると共に、パルセイロ・レディースあっての横山久美だと言えるし、その意味でも、横山選手だけでなくその他の選手達にも、いちサポーターとして心から感謝したいと思う。
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そんな素晴らしいチームではあるが、やはり偉大過ぎるエースがいなくなって大きな穴が開いた次節からは、これまでのように上手くいかない試合が多くなってくるだろうという不安がある。
でも、これだけサッカーに関して純粋に、貪欲に取り組んでいる彼女達なら、必ず壁を乗り越えてくれるものと信じている。
泊志穂選手のスピード、斎藤あかね選手のパワーとスタミナ、山崎円美選手の視野の広さ、児玉桂子選手のサイドアタックと的確なクロス、内山智代選手の泥臭いプレー、國澤志乃選手の独特なサッカーセンス・・・、そしてその他の選手も自分のストロングポイントをフルに発揮して、また今までなかなか出場機会に恵まれなかった選手も自分を売り込む絶好のチャンスと捉え、チーム全員の力でこの穴を埋めていってほしい。
そして横山選手がチームに戻ってきたあかつきには、「あ、久美さんはそのヘンに立っててもらえば私たちでお膳立てしとくから、後はゴールだけよろしく。 そうそう、オフサイドだけ気を付けといてネ!」なんて親指立てながらニッコリ余裕の笑みを浮かべるくらいチームのレベルを上げて、帰ってきた横山選手をビックリさせてあげようじゃありませんか!

最後に、僭越ながらパルサポの皆様へ。
これまでは横山選手のおかげで多くのゴールシーンがあるエキサイティングな試合が見られたけど、今後はなかなか思うようにいかない厳しい試合が多くなってくると思う。
でも、だからといって試合を見に行くのを止めて観客動員が激減してしまっては、去年ダントツの観客動員で本田監督に「サポーターに対する賞も作ってほしい」と言わしめた実績を自らおとしめるようなものだし、日本女子サッカーでは破格ともいえる多くの観客の前でプレーできた事を感謝していた横山選手も悲しむ事だろう。

壮行セレモニー冒頭の映像の中で、「だからみんなで彼女を支えよう」とサポーターに呼びかけるくだりがあったが、これは彼の地での横山選手のプレーに思いを馳せネットなどで直接的に応援するという事ももちろんながら、レディースの試合に引き続き多くの観客が足を運び、今年も来年もリーグトップの動員数を維持して、横山選手にチームの心配をさせずドイツでのプレーに集中してもらうのも、“彼女を支える”事の一つになると思う。
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監督も選手達も、明るい笑顔で気持ちよく送り出しては見たものの、やはり今後に向けて大きな不安を抱いている事は想像に難くないが、そんな時こそ我々サポの出番だ。
選手だけでは埋めきれない“穴”の残りをサポの後押しで補って、更にこんもり小山を作ってやるくらいの気概を持って、今までと同様の・・・、いや、今まで以上の熱を持った声援と拍手で、パルセイロ・レディースという魅力的なチームを盛り上げていきましょう!
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そして・・・
明治安田生命J3リーグ2017第14節@福岡県・ミクニワールドスタジアム北九州
ギラヴァンツ北九州 1(1-0・0-2)2 AC長野パルセイロ

先週水曜日の天皇杯でFC東京をPK戦の末に撃破した余勢をかって北九州に乗り込んだトップチーム。
相手のギラヴァンツ北九州は順位こそウチより1つ下(前節時点で)ではあるものの、お互いJ2ライセンスを持つ昇格を目指す上での直接のライバルであり、またUスタに負けず劣らぬ素晴らしい新スタジアムでのホームゲームはここまで5勝1分の負け無しという“内弁慶”的強さを見せているだけに、戦前に浅野監督が語っていたように、この試合が今シーズンのターニングポイントとなるであろう重要な一戦だったが、前半に1点先制されたものの後半36分(#25有永一生)と38分(#35天野貴史)の連続ゴールで逆転するという劇的な展開で勝てたのはメッチャ嬉しい。
ここ数年のトップチームは、何度かあった上昇機運をことごとく掴み損ねていたが、この天皇杯から続いた意義ある2連勝の追い風に乗って、今度こそ連勝街道を突っ走り一気に浮上していきたい。

トップチームの次節は、現在11位の藤枝MYFCとのホーム戦。
藤枝といえば、毎年のように肝心なところで手痛い負けを喰らっており、また今年も栃木や富山といったJ2ライセンスホルダーの上位チームと引き分けて相手の勝ち点を奪うなど、現在の順位に関係なく、ボディーブローのようにしぶとく上位陣を苦しめる非常に厄介な相手だが、前回のホーム戦と同様の、また去年までの藤枝戦と同様の過ちを繰り返す事なく、気持ちの入った試合で絶対に勝って勢いに乗っていきたいところだ。
プレナスなでしこリーグカップ2017予選リーグ第5節 vsアルビレックス新潟レディース(横山久美選手壮行試合)
5月20日以来1ヶ月ぶりのご無沙汰となったレディースのホームゲームは、ドイツ女子ブンデスリーガの1.FFCフランクフルトに移籍する#10横山久美選手の国内ラストゲーム。
今朝の信毎朝刊にもドーンと2面見開きで全面広告が載っており、朝っぱらから気持ちが高揚させられる。
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2014年に長野に移籍して以来、今まで我々が見た事もないような数々のシビれるゴールを決めてきたスーパーエースの最後の雄姿を見届けようと、また、対戦相手のアルビレックス新潟レディースも、トップの試合はアウェイ(鹿島)で日曜開催という事もあってか、隣県・新潟からも多くのサポーターに足を運んでいただき、長野Uスタジアムには今シーズン最多の5,645人という多くの観客が駆け付け、ホーム側もアウェイ側も文字通りスタンドをオレンジ色に染め上げた。

そんな中で行われた今日の試合、チームとしてはジェフ千葉レディースと日テレ・ベレーザに敗れて2連敗中なだけに、何としてもホームで勝ってメモリアルゲームに花を添えると共に、カップ戦予選突破の足掛かりを築きたいところだが、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 5(4-0・1-2)2 アルビレックス新潟レディース
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やはり『絶対に勝って終わらせたい特別な試合』という意識が強すぎたのだろうか、立ち上がりからしばらくは選手達の動きも何となく硬くて、新潟の猛攻に受け身となる時間帯が続いたが、自陣のゴールネットが揺れ「失点か・・・」と肝を冷やしたシュートが辛うじてオフサイド判定で命拾いすると、これで目が覚めたように選手の動きも良くなって形勢逆転。

そして前半20分、左サイドから#6國澤志乃が出したパスを#10横山久美が受けて中央の#14泊志穂へ、更に右側の#11齊藤あかねへと繋いで、最後は右サイドをフリーで走り込んできた#13児玉桂子がワンタッチでゴールに突き刺し、パルセイロが先制!
左サイドから右へ右へと前線の選手が流れるようなワンタッチパスを繋いでゴールまで持って行ったこのプレーは、まるでラグビーでエンドゾーン前に横一列となってパスを繋ぎトライまで持っていくシーンを連想させる、美しい、実に美しいゴールだった。
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この先取点で勢いに乗ると、前半28分、右サイドの#13児玉の絶妙なクロスを本日の主役・#10横山がドンピシャ頭で合わせて、自身の門出を祝う2点目をゲット!!
このシーンも、「久美ちゃん、お願いっ!」、「あいよ、桂子ちゃん。任せときっ!!」という2人のボールを通した“無言の会話”が聞こえてくるような、最高に気持ちいいゴールだった。

更に後半42分には#10横山のコーナーキックを“盟友”#11齊藤が受けて豪快に蹴り込み3点目をあげると、その2分後には、相手CBが頭でクリアしようとしたのか、それとも後ろに擦らしてGKへパスしようとしたのか分からないが、中途半端に裏へこぼれたボールを虎視眈々と狙っていた#10横山がかっさらってフリーで突き刺す“ごっつぁん”ゴールが飛び出して4点目!!!!
このゴールについては、まるで新潟の選手にまで海外移籍の“餞別”をいただいたようで、喜びと同時に何とも恐縮した気持ちになってしまった。
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こうなると後は横山選手のハットトリックに大きな期待が寄せられたが、前半で“攻め疲れ”でもしてしまったのか、後半になると少しずつウチの連携がズレ出してボールの失い方も悪くなり、新潟の攻め込む時間が長くなってくると、後半16分に守備のバタバタから失点を許し、28分に途中出場の#9山崎円美が古巣への“恩返しゴール”を決めて突き放すも、その4分後には守備のミスから2失点目を喫して、少々雲行きが怪しくなってくる。

それでも、、楽勝のはずが図らずも緊迫した展開となった選手達の背中を押すようにゴール裏のチャントに合わせてスタンド全体から大きな手拍子が沸き起こる中、その後は体勢を立て直して更なる失点を許さず、「できればあと15分くらい追加してほしい」という無茶な願いとは裏腹に2分という少々短めのアディショナルタイムもあっという間に消化して、遂に横山選手との“しばしの別れ”を告げるタイムアップの笛が鳴った。
普通、勝っている時は「早く長い笛が鳴ってくれ」と祈るような気持ちでいるものだが、待ち望んでいたはずの勝利の笛をこんなに複雑な気持ちで聞いたのは初めてだ・・・

ところで、今年のレディースは『骨太サッカーへの脱皮』を掲げて意識的にサイドから崩していく攻めを心掛けていたが、今日は横山選手にUスタのピッチで気持ちよくプレーさせてやりたいという狙いがあったのか、それとも無意識のうちにそうなったのか、去年までのように中央突破を中心に絶えず前へと向かう超・攻撃的サッカーが戻ってきたようだった。
また自分も、今日はメモリアルゲームという事で、今シーズンのモデルではなく一昨年に2部で優勝を果たした時の思い出のユニを着て観戦していたので、余計にあの時のレディースの躍動がシンクロして見えた。
まぁ、その“イケイケ・サッカー”復活の代償として、後半に当時と同じようなミスから2失点を喫してしまったが、気持ちよく勝てたんだし、これもご愛嬌という事でひとつ・・・(苦笑)
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そんな訳で、めちゃくちゃ楽しかった夢のような時間が過ぎ、いよいよドイツへと旅立つ横山選手の壮行セレモニー。
レディースの全選手が整列した中、大型ビジョンには3年前に入団してからの横山選手の活躍とチームの躍進が映し出され、その後の挨拶では、ちょっとヤンチャだけど実直で前向きな横山選手らしいコメントが聞けて、自分も色々な思いが頭を駆け巡り、思わずグッとくるものがあった。
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これから大いなるチャレンジを始める横山選手や、スーパーエースが抜けてしまった中で今後のシーズンを戦っていかねばならないチームに対しては、自分も伝えたい事が沢山あるけど、それはまた後日改めて書くとして、とりあえず現実の話として、次節はノジマステラ神奈川相模原とのアウェイ戦という事で、エースが抜けた中で新進気鋭のノジマとの戦いはかなりの苦戦が予想されるが、残った選手全員が「私たちでやるしかない!」と気合を入れ直し、チーム全員の力で是非とも勝利を掴み取ってほしい。

そして横山選手。
長野に来てから今日までの3年間、我々の想像をはるかに超えるような喜びや感動や驚きを数えきれないほど与えてもらい、また、コアサポやスポンサー等の関係者以外にはほとんど関心を示してもらえなかった弱っちいレディースチームを、当時は夢にも思わなかった華やかな1部の舞台に引き上げてもらい、発足当時から我が娘のようにレディースを応援してきた者として感謝に絶えません。
本当に本当にありがとうございました。
ドイツでも、その持ち前の負けん気で、大いに暴れてきてください!!!
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プレナスなでしこリーグ2017第9節 vsちふれASエルフェン埼玉
強い日差しが降り注ぎ真夏日一歩手前の暑さとなった今日は、早くもリーグ戦の折り返し地点。
そして、#10横山久美選手のホームでの試合も今日を入れて残り2試合となり、土曜日開催で地上波テレビ中継が入るという動員には不利な要素が重なったにもかかわらず、2,525人という多くの観客がUスタに足を運んだ。
自分はシーズンシートを持っている事もあって、一般入場が始まって10分後くらいに余裕コイて会場入りしたが、本日発売の横山選手移籍メモリアルグッズのキーホルダーは瞬殺との事で、クールなデザインで購入必至だったペナルティ様謹製の応援Tシャツも自分が行った時点でXO以上のキングサイズ以外は完売という大盛況ぶりで、迂闊にも買いそびれてしまった・・・(クラブ及びペナルティ様、限定150とか200とか言わずに是非とも再販を!!)

そんな訳で、スタンドの雰囲気も横山選手への期待で膨れ上がる中で行われた、今年2年ぶりに1部再昇格を果たしたちふれASエルフェン埼玉との試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 6(2-0・4-0)0 ちふれASエルフェン埼玉
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ここまで1勝1分7敗で最下位に沈んでいるエルフェンが相手だけに、ホームゲームで無類の強さを誇るウチのワンサードゲームになる事も予想されたが、さすがエルフェンも年々レベルアップしてきている2部を勝ち抜いてきただけの事はあり、ひとたびボールが渡れば、『エルフェンの代名詞』ともいえるなでしこジャパン経験者の#7薊理絵選手を中心になかなかのテンポで攻撃を仕掛けてくる。
それに負けじとウチの方も、今年の課題として取り組んでいたボールを横に展開してサイドからの崩しではなく、久々に縦方向にゴリゴリ押していくレディースらしい攻撃で応戦し、成長著しいウチの守備陣の安定したディフェンスやエルフェンGK#20高橋麻美選手のファインセーブ等で両者なかなか点は動かなかったものの、見ていて非常に面白い展開で、気が付けば時計の針が30分を越えていた。

そして、「このままスコアレスで前半を折り返すのもナンだし、そろそろ点が欲しいな~・・・」と思い始めた前半38分、敵陣エリア内で#13児玉桂子→#14泊志穂と繋いだ流れるようなワンツーを受けた#10横山久美が相手DFを振り切って豪快に決める、コンビネーションと個人技が見事に融合したファインゴールでパルセイロが先制!
更にその5分後には、エリア内で#10横山からパスを受けた#9山崎円美のシュートは相手に阻まれたものの、そのこぼれ球を#11齊藤あかねが押し込んで追加点を奪い、ここまで押し込みながらもなかなか波に乗れなかったチームに俄然勢いが出てきた。
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後半はUスタ名物のホーム側からアウェイ側に吹き抜ける風の風上側に陣取ると、まず13分にコーナーキックからの折り返しを相手がクリアしたボールを#5木下栞がヘッドで決めて3点目を取り、その3分後には、#6國澤志乃からの鮮やかなスルーパスを受けた#10横山久美が追いすがる相手DFを振り切って、最後はGKとニアサイドのポストの僅かな隙間を通す『これぞヨコヤマ!!』な真骨頂ゴールで4点目。
更に終盤の43分には、#10横山からのスルーパスを受けた#14泊志穂が横山ばりに相手DFを振り切ると、「後はワタシに任せて、久美さんは安心してドイツに行ってらっしゃい!」と言わんばかりに、角度の無いところからファーサイドネットに豪快に突き刺す5点目をあげ、仕上げはアディショナルタイム、#20内山智代からの縦パスを受けた#10横山久美が放ったループシュートがきれいなアーチを描いてゴールに吸い込まれて見事にハットトリックを達成し、MCの「よこやまぁ~・・・」に合わせてスタンドが「久美ぃ~~!!!」と大合唱したところで終了の笛が鳴る、これ以上ない最高のタイミングでタイムアップとなった。
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それにしても、試合後のインタビューで3点目について聞かれた時に「監督から“置くような感じでチップキックで”って言われてたんで」と答えていたが、最後の最後あの状況の中でそれを試して、しかも成功させてハットトリック決めるか?!
それに他の選手があげた3得点にも全て攻撃の起点として絡んできているし、以前書いた事の繰り返しになるけど、横山久美という選手は、周りから期待されればされるほど、注目が集まれば集まるほど、その実力をフルに発揮して結果を出す事ができる、我々が持つ普通のモノサシでは測り切れない類まれなスーパースターだ。
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ただ、確かに今日の主役は横山選手だったけど、決して彼女一人だけの試合ではなかった。
以前の横山選手は、アイスホッケーでいえば“ノーアシスト”と記録されそうな個人技オンリーで強引にゴールをこじ開けるような得点が目立っていたが、今日はいずれもフィニッシュは卓越した個人技ではあったものの、1点目は児玉選手と泊選手、2点目は國澤選手、3点目は内山選手と、3ゴールとも周囲とのコンビネーションから生まれており、他の選手の成長も見て取れる。
また華やかなゴールラッシュに隠れがちだが、守備面でも全員が最後までハードワークを貫いて相手に得点を許さなかったのは素晴らしい事で、この結果はまさしくチーム全体で掴み取った価値ある勝利だと思う。

あと、ちょっと余談になるけど、今日は少年サッカーのチームが観戦に訪れていたが、ボールを持った相手に複数人が素早くプレスをかけにいく場面だったり、ボールを奪ったら全員が前を向いてゴールに向かっていく場面だったり、少年・少女達のお手本となるようなプレーが沢山見られた。
チビッ子達も横山選手のゴールシーンだけ見てはしゃいでいないで、こういったハイレベルなプレーを生で見て何かを感じ取り、今後の練習や試合に役立て上達していってほしいものだ。

そんな訳で今日は最高に楽しい時間を過ごさせていただいたが、悲しいかな今後はカップ戦も含めて3試合連続でアウェイ開催となり、今度Uスタに戻ってくるのは6月24日まで待たねばならない。
その1ヶ月後のホームゲームは横山選手の日本でのラストマッチとなり、その日を迎えるのが今から何とも複雑な心境ではあるが、そんな先の事より、まずは次節の仙台戦をどう戦うかが重要だ。
苦手なアウェイゲームで、しかも相手は順位を争う直接のライバルにしてタレント揃いの強敵・仙台だけに苦戦は必至だと思うが、前節で7試合ぶりのゴールをあげ今日はハットトリックと調子を戻してきた横山選手を筆頭に、全選手が今日の試合の冠スポンサー様のCMのような強い気持ちで挑んでいってほしい。
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プレナスなでしこリーグ2017第7節 vs伊賀FCくノ一(+トップ試合雑感)
曜日の並びの良さもあって人によっては9連休となり、天候にも恵まれて楽しかった今年のゴールデンウィークも遂に最終日。(ちなみに自分は、休日出勤が続いて全然楽しくありませんでした。。。)
その大トリを飾る、堅守・伊賀FCくノ一を迎えて行われた今日の試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 2(1-0・1-0)0 伊賀FCくノ一
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試合は前半24分、コーナーキックからのこぼれ球を#7坂本理保が角度の無いところからフワリと浮かせる技ありのループシュートを決めてパルセイロが先制。
その後もウチの攻め込む時間帯が多く、#10横山久美や#14泊志穂を中心に何度も決定機があったが決め切れず、ちょっとヤキモキする時間が続いたが、後半36分に、またしてもコーナーキックからのこぼれ球を最後は途中出場の#9山崎円美が押し込んで待望の追加点を奪い、その後も危なげ無い試合運びで見事に勝利を飾る事ができた。
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今日は横山・泊の両ポイントゲッターはシュートがことごとくゴールに嫌われてしまい、ウチらしい派手な得点シーンは無かったが、相手がボールを持てばすかさず2~3人で取り囲み、厳しいプレスからボールを奪うと一斉に前へと向かってパスも良く通り、相手に自陣深く攻め込まれても実に落ち着いた対応で決定機をほとんど作らせないなど、各選手が過密日程の疲れを全く感じさせないハードワークと、つまらないミスが皆無の高い集中力で90分間走り抜く、非常に引き締まったナイスゲームを見せてくれた。

また、今日のレディースの試合は、『高い位置で厳しいプレスを仕掛け、ボールを奪ったらスピーディーにゴールへと向かう』という、トップチームが目指すサッカーを見事に体現していたと思う。
という訳で、後述するトップの足踏みを見るにつけ、レディースの皆様にはお忙しいところ誠に恐縮ではございますが、トップの臨時コーチとしてサッカーのやり方をご伝授していただけないでしょうか?
あ、コーチ料はトップ選手の年棒からピンハネしておきますんで・・・(←わりとマジなお願い。。。)

・・・と、ちょっと話が脱線してしまったが、それにつけても今年のレディース記事では毎回同じことを書いて恐縮だが、ベレーザ・INACという2強との連戦を共に1-1のドローで乗り切った後、中3日で迎えたこの試合をこれだけしっかりした展開で勝ち切るとは、本田監督が目指す“骨太サッカー”の構築が早くも完成したかと思わせるような目覚ましい成長ぶりで、まだ5月初旬だというのにこれだけの成果が出ているのだから、今後どこまでチームが強くなるのかと考えると、本当にワクワクが止まらない。

とはいえ、そんなに浮かれてばかりもいられない。
次節はアルビレックス新潟レディースとのアウェイ戦となるが、ここまでリーグ戦でのアウェイゲームは1分2敗と未だ未勝利で、去年から続く敵地での苦手意識はまだ完全に克服できていない。
今年はカップ戦でアウェイの新潟戦を勝たせていただいた実績はあるが、同一カードとはいえリーグ戦ともなればカップ戦とは違う雰囲気になるだろうし、新潟としても同じ相手に自分の本拠地で立て続けに2度負けるのは何としても阻止しようと全力で向かって来るだろう。
それだけに次節は、今年ここまでのレディースの真価が問われ、また今後を占う大事な試合になると思うので、気合を入れて立ち向かい、リーグ戦アウェイ初勝利を掴み取ってほしい。

そして・・・

明治安田生命J3リーグ2017第7節@岩手県・いわぎんスタジアム
グルージャ盛岡 0(0-0・0-0)0 AC長野パルセイロ

今節こそ勝ち点3ゲットを期待していたこの試合だったが、結果は前節に引き続きスコアレスドローという残念な結果になってしまった。
自分はDAZNには加入していないんダゾ~ン・・・なもんで試合の内容は見ていないのだが、Jリーグ公式HPのレポを見る限り、押し込みながらも攻めきれないという相変わらずのパターンだったと予測する。
シュート数こそ7-4と相手を上回っていたが、そのうち枠内に飛んだ“有効打”は果たして何本あったことやら・・・

それにしても、県選手権決勝や天皇杯1回戦での格下相手のロースコアといい、リーグ戦での2試合連続スコアレスといい、ウチの選手達は点を取る方法を忘れてしまったんじゃないか・・・と心配になるくらいゴールが遠いが、それより心配なのが浅野監督だ。
点を取れない事や勝ち切れない事は全て自分の責任とコメントしており、まぁ監督としてはそれも仕方ない事かもしれないが、真面目な性格の浅野監督だけに、必要以上に自分で背負い込んで2年前の美濃部さんのように心身を病んでしまっては大変だ。

ちょっと乱暴な言い方かもしれないけど、これだけ点が取れないのは監督が悪いのではなく、リスクを恐れてゴールへと向かうチャレンジをしない選手達が悪い!
前記のレディース選手からのコーチングは冗談としても(←いや、自分としては半分本気のところもある・・・)、選手達は理屈とか形とかに捉われず、もっとガムシャラにゴールへと向かう姿勢を見せて、これ以上監督を、そして我々サポを悩ませないでほしい。

次節は浅野監督が去年まで率いていた鹿児島ユナイテッドFCとの試合となるが、相手は自分達をJ3に導いてくれた恩師に成長した姿を見せ、恩返しの勝利を奪ってやろうと相当な気合を入れてくるだろう。
そんな相手に対してこれまでのような煮え切らない戦いぶりで勝ち点を落とし、浅野監督に恥をかかせるような事は絶対にあってはならない。
順位的にも鹿児島の方が1つ上にいるし、立場としてはウチの方が“格下”なんだから、決して受け身にならず、チャレンジャーとして気迫を前面に押し出し、石にかじりついてでも勝利を掴み取ってほしい。
プレナスなでしこリーグ2017第6節 vsINAC神戸レオネッサ
先日飛び込んできた、長野の、そして日本のエース#10横山久美選手ドイツ移籍のビッグニュース。
その発表後初のホームゲームという事で報道陣のカメラの数も普段より多く、大注目となったゴールデンウィーク真っ只中に行われた試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 1(1-1・0-0)1 INAC神戸レオネッサ
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全盛期に比べると代表に送り出す選手の数は減ったものの、#3鮫島彩・#10大野忍・#11高瀬愛実といったベテランのプレーに陰りは見えず、#7中島衣美や#9増矢理花など次世代を担う選手も揃い、選手個々のレベルが非常に高いINACだけに、やはり序盤から押し込まれる場面が多く見られたが、前節で日テレ・ベレーザに1失点ドローの大善戦を演じた我等がパルセイロ・レディースは、そんな相手の攻撃にも落ち着いて対処し、逆に鋭い縦への仕掛けでチャンスも作り出す等、互角の戦いを演じて見せる。
今思い出しても鳥肌が立つような大逆転劇となった去年の同カードも、前半は一方的な相手の猛攻にあっていただけに、今年のレディース記事では毎回書いているけど、本当にチームの守備力の成長ぶりには感心させられっ放しだ。

そんな一進一退の攻防が続いた前半21分、相手ゴール前での混戦で両チームの選手が入り乱れる中、こぼれたボールがゴールに吸い込まれてパルセイロが先制!
この場面は選手がごちゃごちゃしていて、自分は最後どんな感じでボールが出たのか見えなかったが、記録はオウンゴールとの事。
ただ、後で公式記録を見ると、ウチで最後にボールに触ったのは#15野口彩佳選手との事で、アッパレ野口選手、去年まで在籍していた古巣相手に“間接的”恩返しゴールの殊勲であります!(←ちょっと強引すぎた?)
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これで波に乗ったパルセイロは、タレント揃いのINAC相手に互角以上の戦いを演じ、このままリードして前半を折り返せるかと思ったが、そこはさすが実力者、ただでは終わらせてくれない。
前半41分、自陣での中途半端なクリアボールをカットされると、INACお得意の素早い崩しから最後は#7中島衣美に決められて同点に追いつかれてしまう。
それまでとても安定した守備をみせていただけに、非常に悔やまれるミスからの失点だった。

そして後半は、#10横山久美や#14泊志穂を中心に、お得意の縦への突破や今年取り組んでいるサイド攻撃を絡めて攻め込むパルセイロと、#13仲田歩夢や#16道上彩花などの攻撃的な選手を投入して個人技の高さと連携力でゴールを狙うINACの白熱した攻防が展開されたが、結局両者決め切れずそのままドロー決着となった。
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このゲームの感想を率直に表現するなら、一言、勝てた試合だった。
あの強豪・INACを相手に非常に安定した守備力を見せていただけに、たった一つのミスが失点につながり、また攻撃面でも後半に何度かあった決定機を逃して勝ち点2を落とす結果となってしまい、メッチャ悔しい限りだ。

でも逆に考えれば、あの強豪・INACを相手に攻守両面で互角以上に渡り合い、我々に「勝てた試合だった」と思わせるようなパフォーマンスを見せてくれたという点で、大いに満足できる試合でもあった。
去年の勝利は、ウチの選手達の怖いもの無しの勢いや相手の研究不足、そして人気クラブである相手がおそらく初めて経験したであろう完全アウェイの大声援がもたらしたミラクルなものであったが、今年の引き分けは、彼女達の実力で堂々と掴み取った、非常に価値ある勝ち点1だと思う。
去年のようなド派手な内容ではなかったにせよ、試合を重ねるたびグングン成長していく姿を見せてくれるレディースの戦いぶりと、その名に違わぬハイレベルなプレーを見せてくれたINAC。
見応えのある素晴らしい試合を演じてくれた両チームの選手達に大きな拍手を贈りたいと思う。
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次節はゴールデンウィーク最終日の7日に、伊賀FCくノ一と対戦する。
今年の伊賀はここまで1勝1分4敗の9位と苦しんでいるが、去年の戦いぶりを見た印象として、野田朱美監督の下でしっかりしたチーム作りをしている好チームであり、横山選手が抜けた後を想定して新しい攻撃パターンを模索しているウチとしては、その堅守に手こずり苦戦を強いられる事も予測されるし、ベレーザ・INACという2強との連戦が続いたゴールデンウィーク過密日程の最後となる試合だけに疲労の蓄積も心配されるが、2試合連続ホームゲームというアドバンテージを生かして、今年の大型連休の最後を飾るにふさわしい快勝を大いに期待したい。
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