ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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ルートインBCL西地区チャンピオンシップ第2戦 vs富山GRNサンダーバーズ
今日は更新するのは止めとこうとカメラも持たずに出かけたけど、やっぱりメッチャ嬉しかったからアップしちゃいます。

野球独立リーグのルートインBCLは、今週3戦2勝式の地区チャンピオンシップ(プレーオフ)を行い、西地区は前期優勝の富山GRNサンダーバーズと後期優勝の我等が信濃グランセローズが対戦。
一昨日にアウェイで行われた第1戦は、セローズにとって相性が悪かった球場である高岡市の城光寺野球場で5-1と快勝して地区優勝に王手をかけ、昨日予定されていた試合は台風で流したが、台風一過の今日は、当初会場となるハズだったオリンピックスタジアムが高校野球で使えないため、東和田の長野県営野球場に場所を移して第2戦が行われた。

試合は、リーグ最多勝のタイトルを獲得し、先日の後期優勝決定試合でも先発した#14樫尾亮磨が立ち上がりの不安定さを突かれて1回に2失点を許したものの、3回に1死1塁から3番#9森田克也が起死回生のツーランホームランを放って同点に追いつき、5回にはコントロールが良く攻めあぐねていた富山の2番手投手から、在籍年数が2番目に長く誰よりも優勝を渇望しているであろうチームの主砲・#1大平成一がインコース低めの難しい球を見事に打ち返しライトスタンドに突き刺す勝ち越しホームラン!
更に続く6回には、1死1・2塁で1番ライ(加藤頼・諏訪市出身)の打球はボテボテのショートゴロで万事休すの併殺打か・・・と思ったが、バッターランナーの俊足にゲッツーを焦ったか2塁フォースアウトの後に1塁悪送球で2塁走者が生還し、結果的に決勝点となる貴重な追加点をゲット!!
ワンチャンスで効果的なホームランが飛び出し、更に相手のミスに付け込んで追加点を挙げるという、全盛期の広島カープや西武ライオンズといった試合巧者のような実にソツのない得点経過は、まさに『強いチームの野球』だ。

一方の投手陣は、先発の樫尾が2回以降は立ち直ってスコアボードにゼロを並べ、6回には3者連続死球と突如制球を乱して大ピンチを招いてしまったものの盗塁死とダブルプレーで無失点に切り抜け、7回にソロホームランで1点差に詰め寄られたものの、2死1塁から登板した中継ぎエースの#19先生(せんじょう)優成がピシャリと後続を断ち、8回と9回の2イニングは、年間セーブ数21のリーグタイ記録を打ち立てた信濃の絶対的守護神・#31山崎悠生が富山の強力打線を見事に抑えて4-3と勝利。
そしてこの瞬間、シリーズ2連勝で遂にチーム史上初となる西地区年間チャンピオンの座を掴み取った。

先日のチーム初優勝はあくまでも後期優勝で、言わばまだ『半人前』なんであり、この地区プレーオフを制してこそ正真正銘の地区チャンピオンと呼べるだけに、このタイトルは先日の後期優勝とは比べ物にならないほど価値があり、試合後にBCLの村山哲二代表から優勝盾が送られた時は、自分も胸にグッとくるものがあった。
今日の試合を振り返ってみても、富山は見るからに当たれば飛びそうなゴツい外国人2人を含め1番から9番まで息の抜けない強打者や巧打者が並び、また出てきた投手もみな制球力が良い好投手揃いで非常に手強かったが、そんな相手に対し、打っても投げても「ここは勝負どころ」という要所でしっかりと結果を出し、2連勝のスイープで退けたセローズは本当に素晴らしい。
(その反面、オレンジ色の球蹴りクラブのサポ目線で見ると、『勝負どころで確実に結果を出せる』とは、なんともはや実に羨ましい限り・・・泣)

さぁ、これで第一関門である地区チャンピオンシップを突破し、次は東地区優勝の群馬ダイヤモンドペガサスと、リーグ優勝をかけたBCリーグチャンピオンシップだ。
今年の群馬は前期も後期も制する完全優勝を遂げた強豪だが、インターリーグでの直接対決は1勝1敗と五分の星であり、実力は拮抗していると言っていいだろう。
ただ群馬は、完全優勝で2勝のアドバンテージを持ち、1つ勝てば決勝進出となる地区チャンピオンシップの初戦で、年間勝率2位の福島ホープスに1-7の大差で敗れるという波乱を演じており、今日の試合も1-0の辛勝だった半面、セローズは後期レギュラーリーグから今日まで通算12連勝中と絶好調で、チームの勢いでは完全にウチの方が上だ。

・・・と、こんな余裕カマした事を書くと『負けフラグ』が立ってしまいそうだし、相手は何回も地区優勝やリーグ優勝に輝いている実力者だけに、油断や慢心は厳禁。 ウチはリーグチャンピオンシップ進出は初めての『若輩者』なので、あくまでもチャレンジャーとしての気持ちでぶつかっていかなければならない。
それでも、ウチだってこの連勝は決して勢いだけのものでは無く、投打が噛み合い理詰めで勝てるだけの実力も十分に備わっていると思うので、今度の土曜日から始まるリーグチャンピオンシップでは、大舞台の雰囲気に気圧される事無く、その実力を如何なく発揮して、是非とも2017年度ルートインBCリーグのチャンピオンに登り詰めてほしい。
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祝、信濃グランセローズ初優勝!!
前にもちょっと言い訳したけど、最近は記事を書く速度が遅くなり精神的にも体力的にも少々キツくなってきているので、パルセイロ以外の観戦記はアップするのを自粛してきたが、今日は非常にメデタイ事があったので、その勢いで思いっきり熱い想いを書かせていただきたいと思います。

野球ルートインBCLの信濃グランセローズは、リーグが発足した2007年からここまで、オリジナルの4チーム(信濃・新潟・富山・石川)に翌年参入の2チーム(群馬・福井)を加えた6チームの中で、唯一優勝のタイトルを獲っておらず、悪い表現をするとリーグの『お荷物球団』のような存在だったが、オリックスブルーウェーブ黄金期の名脇役だった本西厚博氏を監督に迎えて2年目の今シーズンは、前期こそ終盤に息切れして西地区2位に終わったが、後期はここまで順調に白星を重ねて首位をキープし、遂に優勝マジック1の状態で今日のホームゲームを迎える事となった。
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小諸市南城公園野球場に現在西地区4位の福井ミラクルエレファンツを迎え、セローズファン11年越しの思いを乗せて行われた優勝決定試合、その結果は激シブの手書きスコアボードでどうぞ。
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1回、2回とランナーを出しながらもあと1本が出ず無得点だったセローズだったが、3回に地元・小諸市出身の3番#29小林峻の三塁打から4番#24柴田のタイムリーヒットで待望の先取点を取ると、続く4回は8番#2西田崇晃からの4連打と犠牲フライで一挙4点のビッグイニングとなり、更に5回は無死2・3塁から犠牲フライと内野ゴロの間の生還とノーヒットで2点追加、6回は1死1・3塁から犠牲フライとタイムリーヒットでダメ押しの2点追加と、実に効率的な攻撃で着実に点を積み重ねていく。
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そして投げては、現在最多勝争いトップタイの#14樫尾亮磨が、毎回ランナーを出しながらも粘り強いピッチングで要所を抑えて福井のスコアボードにゼロの数字を並べ、8回は南箕輪村出身の#18高井ジュリアンが無難に繋ぐと、最終回は現在セーブ数ランキングでダントツトップの守護神・#31山崎悠生がしっかり抑え、9-0という大差で遂に悲願の初優勝を掴み取った。
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いや~、それにしても実に長い道のりだった。
BCLが発足して最初の2~3年は、投げてはストライクゾーンに全くボールが入らず四死球連発、守ってはイージーエラーや悪送球でみすみす相手に点を献上し、打ってはタイムリー欠乏症で残塁の山また山・・・と、「地元チームを応援するんだ!」というモチベーション以外には球場に足を運ぶにも相当に気持ちを奮い立たせなければいけないほど、とにかく全く救いようの無いようなポンコツチームだったが、そんなドン底の状態から少しずつ・・・本当に少しずつでもチーム力を高めていき、遂に11年目の今日、その努力の花を咲かせる事ができた。
今日の試合内容を見ても、決して派手な長打は無かったものの、果敢に次の塁を狙う積極的な走塁や、要所での犠牲フライで確実に1点を取りに行くソツの無い攻撃で、また守備面でも随所にファインプレーが飛び出すなど、優勝に十分値するような『強者の野球』を見せてくれた。
ここまで堂々とした戦い振りを見せてくれた選手達に、ハリさんに成り代わりまして(←何様のつもりだっ!)大きな『あっぱれ!』を贈らせていただきます。
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ゲームセットの後は、この試合のMVP表彰やインタビューの後、お待ちかね本西監督の胴上げが始まった。
なにせ11年目にして初めてのセレモニーなので段取りが少々グダグダだったのはご愛嬌だが、とにもかくにも、長い事待ち望んでいた胴上げシーンを遂に見る事ができて、自分も感慨無量だ。
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そしてその後は、観客もグランドに降りてきて全員で記念撮影。
小諸市特有の崖地形を生かして谷底に作られた施設ゆえ、この球場名物となっている外野スタンドすぐ背後にそびえる崖のテッペンにカメラマンが陣取り、選手・スタッフ・ファンが全て入った俯瞰写真を撮り終ると、MCの合図で配られた紙コップに入れた水を全員が投げ上げて歓喜のウォーターシャワーを降らせた。
(この時の集合写真は、おそらく明日の信毎朝刊に載るかも。 自分は顔が認識できないのをいい事に、目立つと思われる場所で目立つと思われるポーズをして写っているハズなので、今から仕上りが楽しみ♪)

このウォーターシャワーの後、水槽に残った水を選手全員が本西監督にブチまける“お約束”の展開となり、ズブ濡れになった監督は御覧の通り満面の笑顔。
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きっと、現役時代にイチロー選手や田口壮選手らと共に日本一に輝いた時よりもいい顔だったに違いない。
なかなか結果が出せなかったチームをここまで強くしてくれた本西監督以下、監督と同時期にNPBで活躍した経験を基に選手を指導し成長させてくれた南渕時高・有銘兼久の両コーチや、裏方としてチームを支え続けたスタッフの皆様、本当にありがとうございます!
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(ちなみに、マスコットのグラッツェ君は頭にビニール袋を被って水濡れ対策もバッチリでした。 うーむ、なかなかやりおるわい・・・)

それからもう一つ、どうしても触れておきたいのは、ここまでチームをスタンドから支え続けてきた応援団の方々の事だ。
思えば11年前のチーム発足初年度の頃は、応援のスタイルも手探り状態の中、トランペット隊もおらずドラムと声だけで応援を先導していたが、彼らは観客に楽しく、盛り上がって応援してもらうために色々と工夫を凝らし、一生懸命やっている姿が印象的だった。
自分が今も強く心に残っているのは、初年度の松本でのナイトゲームで、セローズが試合中盤で既に10点以上の差を付けられており、応援団も他の団員の都合がつかず僅か2人で行っている中、心無いオヤジから応援団に対して「オマエらがちゃんとしないからこんな試合になるんだ!」といわれのない罵声を浴びせられたが、そんな中でも矢面に立たされた2人の団員は笑顔を絶やさず、ゲームセットまで真剣に観客を先導し応援を続けていた。

あの頃は物珍しさもあって観客の数は今より多かったものの、味方の選手がちょとミスしただけで「交代しろ!」と鬼の首を取ったようにエラそうに怒鳴りまくるクレームオヤジがそこかしこに居たり、地元出身選手の身内を中心にした選手個人の後援団体が、その選手が交代してベンチに下がると試合展開に関わらずそそくさと球場を後にするというチームにとって失礼極まりない対応をしたりと、スタンドのファンの質は明らかに下劣だったが、なかなか結果が出せない中でそうした心無い観客達は自然と居なくなり、本当に真剣にチームを応援する人達だけが残って、観客動員自体は減ったものの、スタンドの雰囲気は創成期とは比べ物にならないくらい良くなった。
そして、そんなスタンドの雰囲気を作り上げていったのも、全ては応援団の方々の努力の賜物だろう。

どんなにチームが負けていても、常に明るく前向きに、そして本当に真剣に応援を先導してきた応援団。
今日の初優勝は、そんな彼らにこそ捧げられるべきものだと思うし、自分を含めてこの記事を読んでくださっているパルセイロサポーターの皆様にも、どんな状況になってもへこたれないグランセローズ応援団の姿勢には大いに見習うべきところがあると思う。
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さて、ちょっと話が長くなってしまったが、リーグはこれで終わりという訳では無い。
まず後期リーグはあと1試合、セローズにとってのホームタウン・中野でのゲームが残っているので、そこをしっかり勝って有終の美を飾る事。
そしてそれが終わると、前期優勝の富山GRNサンダーバーズとの西地区優勝をかけた地区チャンピオンシップ(3戦2勝式)を戦い、そこを勝ち上がると東地区覇者とのBCLチャンピオンシップ(5戦3勝式)が行われる。
更に、見事BCリーグのチャンピオンとなったあかつきには、四国アイランドリーグpulsの覇者との独立リーグ日本一を賭けた戦いが待っている。
セローズとしては今日の喜びも束の間、まだまだ高く厳しいハードルが待ち構えている訳だが、今日の試合のような戦い振りでそれらのハードルを一つずつクリアしていき、更なる高みを目指してチャレンジしていってほしい。

とにもかくにも、信濃グランセローズ初優勝、本当におめでとうございます!!!
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ルートインBCL2015 vs石川・前期6回戦@長野(昨日オリスタへ足を運んだパルサポ様に読んでほしい極私的解説)
昨日は南長野の大型ビジョンでも夕方からのBCLの試合のPRビデオを流していたし、レディースの半券で野球の入場券が半額になったりと色々キャンペーンをやっていたので、オリスタのスタンドにもオレンジ色のグッズを身に着けたパルサポさん達の姿がちらほら見られ、また試合前のストラックアウトのアトラクションにもパルサポの方が参加するなどで、バスケのウォリアーズも含めて信州のプロスポーツ全体を応援している自分としても異競技チーム同士の交流が実現して嬉しい限り。
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ただ、肝心の試合の方は西地区最下位の石川ミリオンスターズに2-11と大敗を喫してしまい、この機会に初めて、または久し振りにBCLを見たパルサポさん達はガッカリした事でしょう。
中には、ぶっちゃけて言うと「せっかく首位のチームだと思って見に来たのに、○ね○えせ!」(←○の中には同じ文字が入ります)なんて怒っている方もおられるかもしれませんね。

しかし、ずっとセローズ一筋で応援しているファンの方々にはおこがましいけれど、一応はBCL発足当初から毎年欠かさずこのチームを追いかけている自分としては、あれはあれででなかなか見どころが多くて面白かった試合だったので、ここはBCLに足を運んだパルサポの方々のために、そんな昨日の試合を自分なりに解説してみたいと思います。
これを読んで、あの現場に居合わせたパルサポさん達が「そうだったのか」と思って、ガッカリ感が少しでも薄まってもらえたら幸いです。

まずは試合に入る前に、自分も含めお隣から流れてきた面々にとってのメインイベントである始球式の光景から。
今回は#2田中菜実キャプテンに攻守の要である#7坂本理保・#19斎藤あかね両選手の豪華3選手が呼ばれ、激闘が終わって僅か1時間後という慌ただしいスケジュールにもかかわらず、クールダウンが終わってすぐに駆けつけたと思しきユニホーム姿でオリスタの人工芝グランドに現れた。(ただし斎藤選手の背番号がなぜか16番だったけど・・・)
そしてセローズの選手を相手にキャッチボールで肩慣らしをした後にいよいよマウンドに登板し、球審の「プレイ!」の掛け声とともに大きく振りかぶってボールを投げた・・・と思いきや、手から放たれたのはボールではなく小道具の蜘蛛糸。(下の写真はバックネットにピントが合って肝心のシーンが良くわからないので、詳しくはパルセイロの公式HPを見てください。)
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このネタ、実は3年前にトップのJFLとBCLのダブルヘッダーがあった時に、同じく始球式に呼ばれた大島嵩弘・野澤健一・籾谷真弘の“イロモノ担当”トリオがかましてくれたのと同じで、あれから3年の時を経てこの伝統芸(?)がレディースの“イロモノ担当”(ま、レディースについてはどの選手が出てきても“イロモノ担当”だけど・・・)に引き継がれ、自分も時の流れを感じて非常に感慨深くなったような、そうでもないような。。。
もちろん、ネタをやり切ってスタンドを爆笑の渦に巻き込んだ(という事にしておこう)後は、仕切直して普通にボールを投げ見事に始球式の大役を果たした田中・坂本・斎藤の3選手、本当にお疲れさまでした!
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さて、前置きがかなり長くなってしまったけど、試合の方に参りましょうか。
この試合の流れをざっと振り返っておくと、セローズは1回裏に3番#9宮澤のソロHRが飛び出して幸先よく先制するも、先発の#15門中が崩れて5回に無死満塁から連続押し出しで2失点しノックアウト。
更に後続の投手も要所で打たれて失点を重ね、また打線も石川の先発#65多田野を始めとする投手陣の前に散発4安打と攻めあぐね、大差をつけられて今季ここまで4勝1分と相性が良かった石川に初黒星を喫してしまった。

この試合の一番のポイントは、やはり両チームの先発投手の差だろう。
セローズ先発の門中はコースを丁寧に突くピッチングが持ち味だが、2回まではよかったものの3回から突如制球が乱れ出し、5回は一つのアウトも取れずに2連続押し出しで自爆してしまった。
立ち上がりは上々のピッチングだったのになぜ急に崩れてしまったかは自分も分からないが、いずれにしてもコントロールが生命線の投手がボール先行になってしまっては勝負にならず、このような結果になってしまったのも仕方がない。
また後続の投手もいいところまではいくものの要所で甘い球を痛打されてしまったが、今年のセローズは打線は好調ではあるものの投手陣が不安定で、先発投手の出来が勝敗を大きく左右する傾向があり、昨日はそんなチームの弱点がモロに噴出してしまった試合だった。
ただ、特に5回の大量失点の場面は、門中がストライクが入らずアップアップだったにもかかわらず、無死満塁の状況でインコースの厳しいところを要求してきた捕手のリードにも問題があったんじゃないかと自分は見ている。

一方の石川の先発・多田野はここまでのチームの勝ち星7勝中3勝を稼いでいるエースだが、この多田野投手のピッチングが見どころの一つだった。
“多田野”という名前を聞いてピンときた方もいるかもしれないが、彼はアメリカ大リーグのインディアンズなどで活躍した経験もある元メジャーリーガー。
大学を卒業後は日本のプロ野球チームに入らず直接メジャーに行ったため、球筋も普通の日本人のような素直なものではなく、ストレートでも微妙に変化してくるクセ球で素人目に見ても打ちにくそうだったし、要所で出てくる打者の手元で大きく沈む変化球は圧巻で、セローズの打者もこのボールには面白いようにバットがクルクル空を切るなど、メジャー仕込みのピッチングをネット裏の特等席から堪能させてもらった。
また、セローズ4番の#66レイエスには途中で人を食ったような山なりの超スローボール『だだのボール』を投げて観客を沸かせるなど、ファンサービスも交えたピッチングはさすがメジャー経験者だ。

また付け加えると、4番DHで先発出場した兼任監督の#14フリオ・フランコ選手は、当時バリバリの現役メジャーリーガーとして1995年と98年に千葉ロッテで活躍した名選手で、現在56歳という年齢でさすがに衰えは隠せなかったが、構えた時にグリップをこめかみ辺りまで上げてバットの先端が投手の方に大きく倒れる独特のフォームは全く変わらず、当時ロッテを熱烈に応援していた自分としてはメッチャ懐かしくて感激した。

と、ここまでは“ありがち”なポイントだったが、自分がそれよりも大きく心を揺さぶられたこの試合一番の見どころだったのは、石川の6番に座った#31中畑瑛寛(あきひろ)選手だった。

“中畑”といっても現在セ・リーグの首位を怪走・・・じゃなくて快走する横浜DeNAの“ゼッコーチョー”監督とは無関係で、兵庫県出身ながら神奈川の名門・桐蔭学園高校を出た後は松本大学~信越野球クラブ(旧NTT信越)と長野県で野球を続け、その縁もあって去年セローズに入団した選手だ。
しかし、一時は2軍にあたる練習生に降格するなどなかなか結果を出せず、今シーズン途中に石川に移籍。
この移籍のニュースが公式発表されたのが試合の2日前で、昨日は希望していた背番号のユニホームが間に合わず違う番号のものを借りての移籍後初出場となった試合だったのだが、5回に試合の流れを大きく引き寄せる右中間突破のタイムリー2塁打、9回にも当りはドン詰まりながらショートの頭上を越すダメ押しタイムリーヒットと古巣相手に3安打3打点の大活躍。
5回の2塁打の時に2塁ベース上で両手を力強くポーンと叩いて喜ぶ姿には思わずグッとさせられたし、9回にフラフラッと上がった打球がポテンとセンター前に落ちた時には中畑選手の執念が打球に乗り移っていたように見えて、あのようなチャンスの場面にことごとく打順が回ってくるという事も含めて、昨日の試合は自分の中では完全に中畑選手が主役だった。

確かに応援しているチームが負けてしまうのは悔しいが、こうやって自チームで苦労していた選手が移籍先で活躍する姿を見るのは敵・味方の垣根を越えて嬉しいものだ。
(余談だが、そんな中畑選手の活躍を見るにつけ、昼間に鳥取で行われたJ3でパルセイロが今季好調の畑田真輝選手に“恩返し弾”を喰らわなくて本当に良かったと改めて思った次第である。)

このように、試合自体はセローズの大敗で大味な内容だったけど、その裏でこんなちょっと素敵な人間ドラマが繰り広げられていたんです。
スポーツ観戦は確かに贔屓のチームが勝つ事が一番の醍醐味だけど、そういった勝ち負けを越えたドラマを体感できるのも大きな楽しみの一つで、昨日は昼間の大興奮とは正反対の内容にガックリきていたパルサポさん達も、このエピソードを知るとあの試合の印象も少し違ったものになるんじゃないでしょうか?
特にパルセイロは前記の鳥取や琉球などOB選手が各地で活躍しているので、このような話には何か感ずるものがあるという方が多いと思います。

そんな訳で個人的には意外と楽しめた試合だったし、あれだけ点数を取られたにもかかわらず試合時間が3時間ちょっとで済んだ事で、くだらないミスや余計なプレーが減ってBCL自体のレベルが上がってきているのを改めて実感した。
また昨日は西地区2位の福井も新参チームの武蔵に敗れて“お付き合い”してくれたため、1.5ゲーム差での首位という状況に変化はなく一安心。
野球はサッカーと違って試合数が多いので1つくらい負けても十分にリカバリーができるし、昨日は出てくる投手が軒並み低調だったという不安要素はあったものの、あまり気持ちをひきずらないで済むような完敗の試合だったので、ここはしっかり気持ちを切り替えて次の試合に万全の態勢で臨み、悲願のリーグ優勝に向けて突き進んでほしい。
ルートインBCL2015 vs福島・前期1回戦@長野(+パルセイロ・レディース試合雑感)
4月11日の開幕から1ヶ月が経過したBCLだが、グランセローズは先週火曜日に行われたNPBオリックス2軍との交流戦(BCLでは公式戦に組み込まれている)で逆転サヨナラ勝利を演じたり、昨日のアウェイ戦では石川に6-1と大勝したりと好調を維持しており、ここまで11勝5敗2分で2位の福井に1.5ゲーム差をつけ西地区首位を守っている。

そんなセローズの今日の対戦相手は、今シーズンからBCLに参入した新興球団、ヤクルト・楽天やMLBで活躍した岩村明憲プレイングマネージャー率いる福島ホープス。
震災からの早期復興を祈念して“希望”の名を冠したネーミングが印象的な福島は、やはり新潟や群馬といった実力派チームと同地区という事もあり現在6勝9敗1分で東地区3位と“一年生チーム”として苦労しているようだが、それだけにウチとしては、ここはしっかり勝って首位固めといきたいところだ。

昨夜半から朝方までしっかり降った雨も上がって爽やかな空気の中で行われた一戦、その結果は以下の通り。

 福島HP : 203 000 000 = 5
 信濃GS : 113 000 001x= 6
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今日のセローズの先発、#16有斗(あると)・#48リリアーノと共に“先発三本柱”の一角として期待がかかる#15門中は、先頭打者を三振に仕留めたものの続く2番・3番打者に連打を許し、2死2・3塁から5番に入った#1岩村プレイングマネージャーに痛打され2点を先制される。

それにつけても岩村選手、さすがは去年までNPBで現役を張っていただけあり、打席に入れば完全に投手を圧倒する存在感でしっかりタイムリーヒットを放つあたり、他の選手とは格が違う。
岩村は第4打席でも、自分と近くにいた観客が思わず「上手い!!」と同時に口に出してしまうくらいのバットコントロールで、外角いっぱいの球に合わせて痛烈な打球を放つ流し打ちを見せ、これはサード#1大平がジャンピングキャッチしてアウトになったが、今日はこの岩村の打席を見られただけでもお金を払って来ただけの価値はあると思わせるくらいだった。
あ~、眼福眼福・・・
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って、そんな悠長なことを言っている場合ではなく、これでいきなり立ち上がりから2点を追いかける展開となってしまったが、その裏に3番#1大平がライトスタンドへソロHRを放ちすかさず1点返すと、続く2回も先頭打者の6番#24柴田のヒットを7番#31中畑がきっちり送り8番#13西田のタイムリーとソツのない攻撃で早くも同点に追い付く。
とにかく今年のセローズは少しくらい点を取られてもすぐに追い付けるだけの打線のつながりがあり、見ていて安心感がある。

しかし、振り出しに戻った3回表には簡単に2死を取った後に4番打者がヒットで出ると、再び5番#1岩村にタイムリーを許し、続く6番#29広瀬にツーランHRを打たれてしまう。
このホームランは力のない球が真ん中に入ったおあつらえ向きのホームランボールで、岩村選手に二度もタイムリーを打たれて気落ちしたのか、門中投手の完全な失投だった。
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せっかく追い付いたのにすぐに突き離される悪い流れで、去年までのセローズならこのままズルズルいってしまうところだったが、どっこい今年は一味違います。
その裏に1死2塁から、こちらも再び3番#1大平が第1打席とほとんど同じ弾道を描いた2打席連続HRを放つと、続く4番#66レイエスが打ち急がず四球を選び、5番#55平田が一塁線を痛烈に破るタイムリー。
2回の下位打線による効率的な得点での同点劇に続き、この回はクリーンナップ3選手がしっかり仕事をしてあっという間に再度同点に追い付いた。
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と、ここまでは取って取られてのスリリングな展開だったが、4回以降は両チームの投手陣がそれなりにランナーは出すものの要所で踏ん張り無得点が続く。
セローズは#15門中が4回以降立ち直って6回を投げ切り、後を受けた元オリックスドラフト1位の#19甲斐が力のある投球で1回2/3をしっかり抑え、そこから福島打線に左打者が続くという事で起用されたサウスポーの#23中根もピンチは招いたものの何とか9回まで無失点で投げ切れば、一方の福島も8回に兼任コーチで元巨人ドラフト1位の#7真田が登板するなど必死の継投で対抗する。
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そして、両チーム共にヒットの数が多いにもかかわらず思いのほか試合の進行が速くて3時間20分の制限時間にも十分余裕があり、延長戦も視野に入れ始めた9回裏、1番から始まる好打順となったセローズは、その1番#0渡嘉敷が出塁すると2番#7永冨がきっちりバンドで送り、押せ押せムードの中で今日2HRの3番#1大平がライト前に弾き返し劇的サヨナラ勝利!!
3安打2HR4打点とバカ当りだった大平選手は、打球が飛んだ瞬間に一斉に飛び出してきたチームメイトから揉みくちゃにされる手荒な祝福を受けていたが、今日の大平選手ならどんな事をされても笑って許してくれるだろう。
自分もセローズのサヨナラ勝ちを見たのは、記憶が確かならまだBCL発足2年目くらいに一度あっただけで本当にご無沙汰だったが、いや~、久々にコーフンしてしまいました!!!
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今日の試合は何と言っても大平選手のバッティングに尽きるが、その他の選手も塁に出るべき選手がしっかり塁に出て、送るべき選手がしっかり送り、決して打ち急がず選ぶべき球は中途半端に手を出さず四球を選ぶなど、打線がしっかり“線”として機能していたし、守備でもファインプレーが飛び出すなど投手を盛り立て、それに応えて登板した3人の投手がどんなに攻め立てられても最後まで気持ちを切らさず自分の責任を果たしてくれ、とにかく今年のセローズは選手達が気持ちに余裕を持ち自信を持ってプレーしているように見える。
また岡本監督もさすが投手出身だけあって、ピンチになった時に絶妙のタイミングでマウンドに行き投手を激励していたし、守備走塁担当の松井コーチも要所でベンチから守備位置の指示を出すなど、投・攻・守+ベンチと全てがうまく噛み合ってチーム自体がとてもいい雰囲気で試合ができており、ここまでの好調ぶりも大いに納得ができる。
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今日は前期37試合中19試合目という事でちょうど折り返し地点を過ぎたところであり、また1.5ゲーム差で2位の福井はウチより消化試合が2つほど少ないので、前期優勝にはまだまだ予断を許さない状況ではあるが、今の良好なチーム状況をキープしてこのまま首位を突っ走っていってほしい。
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そして・・・

プレナスなでしこリーグ2部2015第9節@愛媛県・総合運動公園球技場
愛媛FCレディース 0(0-3・0-1)4 AC長野パルセイロ・レディース

レディースの今日の対戦相手・愛媛FCレディースは現在勝ち点13でASハリマと共に上位3強に続く“追走集団”を形成しており、遠方のアウェイ戦という事もあって果たしてどんな戦いぶりになるか・・・と少し気を揉んでいたが、スタッツを見た限りではシュート数で20-4と圧倒しての大勝という事でまずはよかった。
得点経過を見ても、#10横山久美が2試合連続ハットトリックで総得点12点と得点ランクでも早くも独走状態となり、また横山のコーナーキックから#19齊藤あかねが得点したという事で、去年のウチの得点パターンの“テッパン”だった横山選手のコーナーキックからのゴールも最近また増えてきて、いよいよ首位快走に加速が付き出したかな・・・という感もある。
まぁ、前半は18分・22分・39分と順調に得点を重ねていたのが後半は前半以上のシュートを打ちながら34分の1点だけというのが少し気になるが、相手だってホームでこれ以上点を取られまいと必死だっただろうし、これ以上望むとバチが当たるというものだろう。

これでレディースは第1クールの9試合を終え、8勝1分0敗・勝ち点25・得失点差+28で、2位のノジマステラに勝ち点で7ポイント、得失点差で13点の差をつけ堂々首位を快走。
途中、当時無失点だったウチが無得点で最下位だった福岡に点を取られ引き分けに終わるという誤算があったが、それを加味したとしても開幕前には予想だにしなかった最高の結果となった。
ただ、対戦が一回りしたという事は相手のスカウティングもそれだけ進んでいるし、ここから先は全てのチームから追われる立場となるだけに、そういった状況が初体験となるレディースにとっては相手の厳しいマークとメンタル面でのプレッシャーという新たな課題が出てくる事になるだろう。
また、スーパーエースの横山選手が2週間ほど代表合宿でチームを離れるという不安要素もある。
でも今のレディースにはそういった重圧をはねのけられるくらいの勢いがあるし、チームも去年ほどは横山選手に頼り切りではなくなってきたので、エース不在のハンデも必ずや克服できるだろう。
選手達はここからまたリーグが開幕すると思って初心に帰ってしっかり気持ちを引き締め直しつつも、ここまでの試合で得てきた自信を胸に引き続き快進撃を続け、次の一巡は優勝に向けての確かな足場を作るクールとしてほしい。
ルートインBCL2015 vs福井・前期2回戦@長野オリンピックスタジアム
昨夜の雨で熱い空気が入れ替わったのか、日差しは強いながらヒンヤリした風が吹く爽やかな陽気の今日は、オリスタまでBCL観戦に出かけてきた。
セローズは一昨日・昨日の富山との試合で2連敗し、西地区首位の福井とのゲーム差は1.5まで広がった。
そして今日はその福井との首位攻防直接対決となるが、せっかく開幕からここまで好調を維持し順調に勝ち星を積み上げてきただけに、今日負けて3連敗を喫してしまえば去年までのダメダメなセローズに戻ってしまいそうので、この試合は是が非でも勝利しておきたいところだったが、その大事な試合結果は以下の通り。

 福井ME : 000 000 003 = 3
 信濃GS : 103 000 01× = 5
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セローズは早くも1回裏、四球と相手の2つのエラーで満塁としたところで6番#2川口が四球を選び押し出しで先取点。
ウチとしては早いうちに先制して主導権を握りたかっただけに、相手のミスに乗じノーヒットで得点できたのはラッキーだった。
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そして3回には簡単に2アウトを取られてから4番#66レイエス・5番#24柴田の連打の後、再び6番#2川口がセンターの後逸を誘う走者一掃の3ベースヒットを放ち、更にそれで相手ピッチャーが動揺したかボークで川口も還ってこの回3得点。
1回のノーヒット得点といい3回の2死からの連打による得点といい、今日のセローズは非常に効率よく点を重ねてくる。
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一方、投げては先発の#48リリアーノが6回を2安打1四球の無失点でしっかり試合を作る。
さすがはメジャーリーグでの登板経験があるだけの事はあり、140km/h台のキレのある速球やコーナーに投げ分けるコントロールで凡打の山を築き、こちらとしても安心して見ていられるナイスピッチングだった。
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また、2番手の#23中根と3番手の#18小川もそれぞれ1イニングを三者凡退の好投。
最終回に出てきた#74高野は2安打1四球にボークも与えて3失点してしまったが、この投手は今月に練習生(NPBの2軍に相当)から本登録されたばかりで、おそらく点差が離れていたため今後を見据えてテスト登板させたものと思われ、高野投手本人には課題が残る悔しいピッチングだったものの、チームとしては本来クローザーの小川投手を先に出してまで新戦力を試したかったんじゃないかと思う。
結局、福井の反撃を3点に抑えて余裕の逃げ切り勝利を納め、首位の福井に0.5ゲーム差まで肉薄した。
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ゴールデンウィークの5連戦最終日となる明日は、小諸に石川ミリオンスターズを迎え撃つ。
過去何度も優勝している石川も今年は昨日までで1勝しか挙げておらずスタートダッシュに失敗している。
セローズとしては少し移動距離はあるものの2日連続のホームゲームで、戦線の末に金沢から移動してくる石川に比べるとコンディション的には優位に立てると思うので、今日の快勝を機にまた連勝して首位争いを優位に進めてほしい。
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【追記】
自分の観戦経験上、BCLの審判は際どいコーナーに決まったボールをストライクに取ってくれず、その結果四球が多くなったり投手の投球間隔が長くなったりでいたずらに試合が長引いてしまう傾向があったが、今日の主審はそういったコーナーに来たボールを全てストライク判定してくれたので、テンポも良く全体的に引き締まった試合内容でとても楽しく観戦できた。
サッカーもそうだが、試合というのは選手のみならず審判の裁量で内容が面白くもなりダレたりもするものなので、審判の方々は杓子定規の判定ではなく、今日の主審のストライクゾーンのような“粋”なジャッジで試合を面白くしてほしいと願っている。
ルートインBCL2015 vs新潟・前期1回戦@長野オリンピックスタジアム(+パルセイロ・レディース試合雑感)
まずはパルセイロ・レディースの#10横山久美選手、FIFA女子ワールドカップカナダ大会の代表予備登録メンバー選出おめでとうございます!!
まぁ横山選手なら少なくとも今回の予備登録メンバーには選ばれて当然とは思っていたが、それでも登録リストを見ても2部チームからの選出は横山選手だけで、これは快挙と言っていいでしょう。
とはいえ、今回登録された35人のうちカナダに行かれるのは23人であり、最終選考メンバーが発表される5月1日までは大っぴらに喜ぶのは待たなければならない。
横山選手は痛めた足の具合が気になるけど今日の試合は先発フル出場したようだし、また本戦メンバーに選ばれたあかつきには、優勝した前回大会からあまり顔ぶれが変わっておらずいささか停滞気味なチームに新しい風を吹かせてくれる事は間違いないと思うので、熾烈な“イス取りゲーム”を勝ち抜いて是非とも正式になでしこJAPANメンバーとなって、5月28日に南長野で行われる国内での最後の壮行試合には青い代表ユニを着てピッチに立てるよう頑張ってほしい。

そんな横山選手に敬意を払い、今日はいつもの構成と変えて本題の前にレディースの試合雑感から・・・

プレナスなでしこリーグ2部2015第5節@福岡県・博多の森陸上競技場
福岡J・アンクラス 1(1-0・0-1)1 AC長野パルセイロ・レディース

奇しくも明日のトップの試合と同様に同じチームカラー同士の“オレンジダービー”となったこの試合は、ゲームシートによると前半終了間際にコーナーキックから今シーズン初失点となる先取点を許してしまい、携帯速報でビハインドの情報を見た時は軽くショックを受けたが、敗戦濃厚となった後半アディショナルタイム4分(という事は本当に試合終了間際・・・)に途中出場の#20内山智代の今季初ゴールで追いつき、何とか勝ち点1をもぎ取ったという展開だったようだ。
元パルセイロの小松美里選手が出場し佐藤楓選手も所属している福岡は、ここまで勝ち点ゼロの最下位だったのでこの結果は意外なようにも思えるが、自分はレディースが大原学園だった2009年に強かった福岡との試合を見ており、今は低迷しているけど決して侮れないチームだと思っていたので、現在首位の立場として勝てなかったのは残念だが負けなかっただけでも良しとしなければならないし、シュート数で17-4と圧倒していながら点が取れないというサッカーにはままある典型的な“ジャイキリ”の流れの中で、チーム一の美形(ご本人が言ってるんだから間違いない!)ながらチーム一の泥臭いプレーを見せる智代選手が落とし穴にはまりかけたチームを救ってくれた事を嬉しく思う。
ともあれ勝ち点を一つでも持って帰れるのは大きいし、今年はここまで全てがうまくいき過ぎていただけに、今日の試合は「リーグ戦はそんなに甘くはないゾ!!」というサッカーの神様からの警告だと受け止め、次節の難敵・ASハリマとのアウェイ戦に向けて気持ちを引き締め直して勝利への準備をしてほしい。


そして本題である野球独立リーグのBCリーグ、今シーズン初観戦でございます。
(球技場スタンドの座席拭きに参加された皆様、お疲れ様でした。皆さんが額に汗して作業していたお隣で一人のうのうと楽しんでおり申し訳ないです。。。)
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2007年に信濃・新潟・富山・石川の4チームで始まった『北信越ベースボールチャレンジリーグ』は翌年から群馬と福井が加わって“北信越”の地域名が外れ、更に去年からルートインホテルズが冠スポンサーとなったが、今年は新たに武蔵ヒートベアーズと福島ホープスが加わって全8チームにまでリーグが成長。
そして、これによってそれまでの信濃・新潟・群馬の上信越地区と富山・石川・福井の北陸地区の2地区制から再編され、信濃グランセローズは北陸勢と共に西地区(ADVANCE-West)で戦う事となった。

北陸新幹線が開業して北陸がグッと近くなったとはいえ、関東の文化圏(南信地方はどちらかといえば中京圏だが)にある長野県のチームが西地区に入るのはいまいちピンとこないところもあるが、リーグ全体を考えれば新加入の2球団と新潟・群馬が一緒になった方が移動の面で効率が良いからこの構成も納得がいくし、セローズは新潟や群馬には相性が悪いが北陸勢との対戦成績はこれまでもそんなに悪くなかったので、この再編によってセローズにも地区優勝のチャンスが広がってくるかも・・・と、自分は内心大いに期待していた。
そして4月11日に開幕した今シーズンのセローズは、福岡ダイエー(現ソフトバンク)ホークスで抑えのエースとして活躍しNPBや四国アイランドリーグでコーチ経験もある岡本克道新監督の下、ここまで前期全37試合中6試合を消化して3勝1敗2分で首位に立っており、ここまでは概ね自分の目論見通りの展開に。

そんなセローズの今日の対戦相手は、相性の良い北陸勢・・・ではなく、東地区(FUTURE-East)で首位に立つ大苦手の新潟アルビレックスBC。
よりによって今季初観戦が対戦数の少ない地区交流試合とは運がいいんだか悪いんだか分からないが、まだシーズン序盤とはいえ一応は両地区の“首位対決”だし、ここで新潟に勝てればセローズの強さも本物といえるんじゃないかと思う。

悲願の初優勝に向けて新生・セローズの真価が問われる大事な試合、その結果は以下の通り。

 新潟AB : 403 001 030 = 11
 信濃GS : 000 400 002 = 6

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今日の試合は初っ端の1回表で流れが決まってしまった。
セローズの先発・#17井坂は立ち上がりから全く制球が定まらず先頭打者に四球を与えると、フォームをランナーに完全に盗まれて盗塁はほとんどフリーパス状態。
そしてリズムも威力も全くない棒球を痛打されてあっさり得点を許し、なおもランナーを溜めてのピンチで3連続四死球を与え押し出しで追加点を奪われるなど、選手に対して寛容である事を心掛けている自分もさすがに呆れ果ててしまうくらい最低最悪のピッチングで、1イニングに打者9人・時間にして30分以上を要して一挙4失点を喰らってしまった。
今日の井坂投手は、もしかしたら体調がすぐれなかったなど何か理由があったのかもしれないが、それにしてもまがりなりにもプロである以上は先発を任された試合の初っ端にあのようなだらしないピッチングをしていては弁解の余地は何もない。
大事な先発要員の一角にいるんだから、セローズファンが待って待って待ちわびている初優勝のタイトル獲得のためにも今日の体たらくを猛省して、次の登板で汚名挽回を果たしてもらいたい。
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と、強いセローズを見たいという期待を大きく裏切られる最悪のスタートとなってしまったが、2回から出てきた2番手以降は何とか“見ていられる”投球内容で壊れかけた試合を必死に作り直そうとする気持ちが伝わってきた。
それでも2番手の#15門中が3回にホームランなどで3失点、3番手の#30伊藤が6回に連打で1失点、4番手の#23中根が6回と8回に1失点ずつ、8回のピンチの場面に代わった5番手の#41坂口が抑えきれず2失点と、新潟のソツのない打線の前に出てくる投手がそれぞれ失点を許してしまい、最後まで守りのペースを掴み切る事ができなかった。

一方の打線は、4回に新潟の先発で去年の最優秀防御率賞とベストナインに輝いたエース・#26田村を攻めて打者9人で4点を奪い反撃したが、その後は新潟投手陣の前に無安打に抑えられ、9回に#0渡嘉敷の5イニングぶりのヒットと#66レイエスのツーランホームランで2点を返すのが精一杯で、攻守共に要所要所でしっかり結果を出してくる新潟との実力差をまざまざと見せつけられた試合となってしまった。
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今日は西地区2位の福井が勝ったためセローズは入れ替わって2位に後退。
まぁシーズンはまだ始まったばかりなので順位に関しては今からそんなに神経質になる事はないと思うが、何せ今日の負け方が良くなかったし昨日も富山に4-14と大敗しているので、これでいつものダメダメなセローズに戻ったりはしないかと心配になってくる。
そして明日は舞台を石川県加賀市に移して石川ミリオンスターズとの試合。
BCL初代王者でここまで何度も優勝のタイトルを獲っている石川も今シーズンは昨日まで勝ち星が無かったが、今日は富山に14-4と大勝して今季初白星をあげただけに、敵地に乗り込むウチとしては北陸の実力者が目覚めてしまったんじゃないかと気が気でないが、ここでズルズル3連敗してしまっては開幕からの好調が水の泡になってしまうし、ここは気持ちを切り替えチームをしっかり立て直して、何とか連敗を止めて再び勢いを加速させてほしい。
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【 おまけ 】
今日は今シーズン初のオリスタ開催という事で、試合前に“ブチかまし系ピン芸人”こと加藤市長(←コラコラ!)が始球式を行ったのだが、マウンドに立ったそのいでたちは何と羽織袴姿!
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「さすがは師匠・・・じゃなかった市長さん、ここでもしっかりウケを狙ってる!」と感心したが、その真相は午前中に善光寺御開帳のメイン行事である『中日庭儀大法要』に出席した後に急いで駆け付けたため着替える時間がなかったためのようだ。
それでもこうやって犀川を渡りオリスタまでやってきて始球式の大役を務め上げるパワフルさには脱帽するし、パルセイロもお世話になってるけど長野市が推し進める『スポーツを中心とした街つくり』にリーダー自ら率先して本気で取り組んでいる姿が見て取れ、パルサポの立場からしてもこのシーンは有難い限りだと感じた次第です。
ルートインBCL2014 vs新潟・後期最終戦@長野オリンピックスタジアム(大塚晶文引退試合)
失意の金沢遠征から一晩が過ぎ、今日は当初は北陸路を寄り道しつつのんびりドライブしながら帰ろうと思っていたが、長野オリンピックスタジアムでBCLの今季最終戦が行われ、そこでグランセローズの#11大塚監督が打者1人限りの復帰登板を果たすという事で、こりゃ見過ごす訳にはいかないとまっすぐ北陸道をとばしてオリスタへ直行した。
昨日は“赤-黒”のチームを倒せ!と“橙-紺”のチームを応援し、今日は正反対に“橙-紺”に勝つぞ!と“赤-黒”のチームを応援するというのは何かの因縁だろうか? ま、どーでもいー事だけどね。。。

さて、今年からセローズの監督としてチームを引っ張ってきた大塚晶文氏は一応選手兼任で登録しているものの、5回にわたって手術した肘の具合が思わしくなく、また監督という責任ある立場から個人の事は後回しでチームの指揮や指導に追われていたため、セローズに入団した去シーズン途中からここまで自身の登板はゼロで、本人も「このまま引退セレモニーも行わず静かに現役から身を引こう」と思っていたのだが、諏訪市在住で重い心臓障害を患う少女・小松愛子さんの激励に訪れた際に、心臓移植に必要な莫大な費用の募金を呼びかけ「少しでも愛子ちゃんの力になれれば・・・」ともう一度マウンドに上がる事を決意したとの事で、“炎のストッパー”と呼ばれた現役時代さながらの、大塚監督らしい意気あふれるエピソードだ。
(この“あいこちゃん募金”はパルセイロの土橋アンバサダーもブログの中で呼びかけていましたよね。)

タイミングよく11時半の開場直後に南長野に到着するとスタジアム入口から長蛇の列が延びており、中には“大塚再登板”のニュースを聞きつけてはるばるやってきたのか監督が現役時代に所属していた今は無き近鉄バッファローズのユニホームやタオルマフラーを身に着けている人もちらほら見られた。
最近はホームゲームでも1,000人を超える事が稀なBCLの試合で1,533人という多くの観客が足を運んだ中で行われた今シーズンのBCL最終戦、その結果は以下の通り。

 新潟AB : 000 001 000 = 1
 信濃GS : 231 210 00× = 9
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もうBCLは後期の優勝チームも決まって今日はいわゆる“消化試合”なのだが、ここで敗れて監督に恥をかかせるわけにはいかないと選手も気合が入っていたのか、早くも1回裏に先頭打者の#0渡嘉敷がヒットで出塁すると、2番#33ダイチがレフトの頭を越す3塁打を放ち電光石火の先取点を決め、更に内野ゴロの間にダイチが生還してもう1点。
続く2回裏もヒットと四死球でノーアウト満塁のチャンスに1番#0渡嘉敷が走者一掃の2塁打で3点追加。
それ以降もセローズ打線は効果的にヒットを連ねて5回まで毎回得点で1塁側スタンドはお祭り騒ぎの大盛り上がり。

特に自分が嬉しかったのは、今日はそれでも消化試合という事でこれまで出場機会の少ない若手の起用が多かったのだが、中でも6番ファーストで先発出場した#55平田が3回に放ったホームランだ。
この平田選手はシーズン中は他の選手が試合用のユニホームを着ている中でいつも練習用の色あせたユニホームを着こみ裏方の仕事をしているのだが、明るいキャラで選手達の“イジられ役”をしており、ファンからも愛されている選手だ。
今日は晴れて正式なユニホームで試合に出たのだが、178cm・110kgの“ドカベン体型”に合う自分用のユニが無いのか、今日は一足先に母国に帰ったバルデス選手の80番のユニを着て出場。
そのホームランバッター・バルデスの打力が乗り移ったのか、思い切って振り抜いた打球がライトポールを巻いて塁審が手をグルグル回した時は、いつも裏方で苦労している姿を見ていたセローズファンが飛び上がって大歓声を送っていたし、選手達もホームインした平田選手に本当に嬉しそうな顔で揉みくちゃにするなど手荒い祝福をしていた。(大塚監督も投球練習していたブルペンから飛び出してハイタッチの列に加わっていた。)
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そんなこんなで順調に得点を積み重ねる打線に負けじと投手陣も奮闘。
先発の#15門中は立ち上がりこそ球が上ずっていたが、投げ込むにしたがって球筋が安定し、サイドスローから繰り出されるキレのよいボールで凡打の山を築き4回を無失点に抑えると、5回を任された#19甲斐も全盛期を思わせる重い球で難なく新潟打線を料理。

そしてグランド整備が終わった6回表、愛する家族を先頭にセローズの全選手がブルペンの出口に並ぶと、「グランセローズのピッチャー、甲斐に変わりまして・・・大塚!」のアナウンスから、「ゴーン、ゴーン・・・」と重々しい教会の鐘の音で始まるサンディエゴ・パドレス時代の“出囃子曲”と共に、遂に大塚“投手”が登場。
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見送る選手一人一人と丁寧にハイタッチを交わすと、右手でポーンとグラブを叩く現役時代と全く同じ仕草で気合を入れ小走りにマウンドに上がり、緊張の面持ちでの投球練習を終えていよいよプレー再開。
久しぶりに見る大塚は、やはり7年というブランクと決して万全とはいえない肘のコンディションからか全盛期のような体全体で投げる躍動的なフォームとは程遠かったが、それでも一球一球を真剣に魂のこもった投球を見せる。
そしてツーストライクと追い込み、キャッチャー#51尾中のサインに思わず苦笑いしながらウンウンと頷いて渾身の力を込めて投げた“伝家の宝刀”高速スライダーで見事空振りの三振に仕留めると、内野手がマウンドに駆け寄り“打者1人だけの復活登板”に最大限の賛辞を送った。(中には泣いている選手もいました。まだ試合中だけど・・・)
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そして大きな拍手の中で深々と頭を下げて名残惜しそうにマウンドを降り、ファールラインを跨ぐ前にもう一度マウンドに戻ってピッチャーズプレートを愛おしそうにポンポンと叩いて別れを告げ、今度こそ本当にマウンドを後にしてベンチ前で待つ家族から花束を受け、辛いリハビリ時代を支えてくれた家族と固く抱き合って男泣きの表情を見せた時は、自分も胸に迫るものがあった。
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この感動的なセレモニーが終わり、後を任された#74杉山がさすがに空気を換えきれず#28デニングにホームランを許してしまうが、本来の“職場”に戻った大塚監督が送り出した必勝リレー、#99マイケル~#18小川~#20篠田が1イニングずつをピシャリと締め、9-1の快勝で今季最終戦を飾った。
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試合後の大塚監督の挨拶は、本当に感動的だった。
日本プロ野球を代表するストッパーとしてWBC初代チャンピオンにも貢献し、念願のMLB入りも果たして順風満帆だったものの、2007年に痛みが出て、それ以降は手術とリハビリを繰り返す暗黒の日々で、当時小学生だった息子さんとのキャッチボールでは、リトルリーグの息子はビシビシと力のある球を投げるのに自分の投球は息子に届きもしないほど酷かったようだ。
そんな大塚投手が再起をかけて藁にすがるような気持ちでセローズに入団するも状況は好転せず、今年は監督業も任されて「もうこのまま引退試合もせず指導者に徹しよう」と思っていた矢先に愛子ちゃんとの出会いから生まれた引退登板。
もう一度投げようと決意してからあまり時間がない中で必死の調整を続け、今日無事にその大役を果たした事で、「これでこの右腕も迷わず“成仏”してくれると思います」というコメントが妙に生々しく、本人の気持ちを率直に表していると非常に印象に残った。
自分の中では、これはトップアスリートの引退挨拶の中でも十指に入る“名言”だと思う。

また家族に対してのメッセージも印象深く、特に息子さんに対しては「おーい、どこにいるんだ!」と呼びかけられてスタンドで席を立った息子に対して、「オマエの夢であるメジャーリーグ入りが叶ったら、是非焼肉でもおごってくれ!」と笑いを誘う愛情満点のコメントが最高だったし、献身的に支えてくれた奥様に対するコメントでは自分も自然と涙があふれてきた。
かなり長い話になったが、時折笑顔を交えながらカッコつけずにありのままの気持ちを熱く語る大塚監督の姿は現役当時を彷彿とさせる魂のこもったもので、本当に素晴らしいスピーチだった。
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こうして日本プロ野球の一時代を築いた名投手の引退セレモニーが片田舎のマイナー独立球団の試合でささやかに行われたのは、本人にとっても、そして日本の野球界全体にとっても非常に意義深いものがあると思うし、その瞬間に自分も立ち会えたのはとても幸せで、BCLというリーグが運営され長野県にもチームがある事を改めてありがたく感じる。

そんなBCLも、来年は熊谷市を中心とした埼玉県北部をホームタウンとする『埼玉ヒートベアーズ』と福島県初のプロ野球チーム『福島ホープス』が参入して全8球団に拡張し、形態もそれまでの3チームずつの“地区制”(他地区同士の試合も随時行われる)から完全な“2リーグ制”に移行するなど新たな時代に突入。
その中でセローズは、それまでの新潟・群馬との上信越地区から富山・石川・福井の北陸勢と同じリーグに移り来季を戦う事になった。
今年のセローズは前期が12勝18敗6分の最下位、後期が17勝15敗4分の2位とまたしても悲願の優勝を逃す結果となってしまったものの、大塚監督以下コーチ陣の頑張りもあって後期は来シーズンにつながる大きな手応えを感じたが、果たしてリーグが再編され新システムとなる来年はどんな結果に終わるのだろうか?
願わくば新しいリーグの初代チャンピオンになってほしいのだが、いち野球好きとして、結果がどうあれこれからも地元のプロ野球チームを愛し、生の野球観戦を大いに楽しんでいきたいと思う。

そういえば今日の試合後、一連のセレモニーの前にセローズ応援団から新潟ベンチに向けてAKB48の『ヘビーローテーション』のトランペット演奏が贈られた。
これは今年で引退する新潟の#56青木智史選手の打席で新潟ファンが奏でる応援歌で、ライバルチームの強打者として再三セローズを苦しめ、また去年までは兼任コーチとして新潟を常勝チームに育て上げた青木選手に対するセローズファンの敬意と労いを込めた粋な計らいであり、セローズ応援団の“大ファインプレー”だ。
これには青木選手も一旦引き上げていたベンチから再びグランドに出て、1塁スタンドに向けて大きく手を振り感謝していた。
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確かにBCLはNPBに比べればレベルも低いし一般論で言えばあまり魅力がないかもしれないが、独立リーグならではのファンと選手のこんな素晴らしいやりとりが見られる、レベルだけでは語れない大きな魅力を持ったリーグだ。
それだけに来年チームが増えるのは本当に喜ばしい事だし、自分もパルセイロ優先であまり試合を見に行けないけど、少しでもリーグの存続や発展に貢献できるよう時間があれば積極的に会場に足を運んでいきたいと思う。

とにもかくにも、来年こそは絶対に優勝しようぜ、信濃グランセローズ!!
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