ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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第37回長野県アイスホッケー選手権大会
アイスホッケーの今シーズン最後を飾る長野県アイスホッケー選手権が、昨日・今日の日程で軽井沢の風越公園アリーナで行われた。
パルセイロ・アイスホッケーのトップチームは今季も長野市民リーグとエムウェーブカップの2冠を達成し、後は強豪揃いの軽井沢のクラブを撃破して、是非とも長野県チャンピオンの称号を手に入れたいところだ。
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試合を順に振り返ってみると、昨日の準決勝は、去年も対戦し4-8で敗れたWAG軽井沢クラブが相手。
このクラブは県内でも1・2を争う強豪である事は重々承知しているが、今季は先月行われた全国社会人選手権で優勝の快挙を達成しており、全国チャンピオンという“ハク”がついた相手との対戦という事でウチがどのくらい食い下がれるか期待と不安が入り交じるなか見守っていた。
そんな試合は早くも1Pの8分07秒に先制されると11分03秒にも追加点を許して、「やっぱりWAGにはまだまだ敵わないか・・・」という思いが頭をよぎる。
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しかし、1P残り47秒というところで#14市川翼がゴール。
今季は市民リーグでも市川選手の連日の大活躍が強く印象に残っているが、そんな絶好調の若きゴールゲッターがこの試合でもしっかり結果を出してくれた。
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これで試合の流れをグッとウチに引き寄せ、攻める方向とベンチの位置が逆になるので選手交代のタイミングが難しくなってチームの実力差が出ると言われる2Pを0-0でしのいで勢いを持続させると、迎えた3Pは2分37秒に#3水口翔登が同点ゴールを叩き込み、更に4分02秒にまたしても#3水口がターンオーバーから快足を飛ばして見事なノ一アシストゴールを決めて遂に逆転!
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その後もWAGの反撃をGK#2佐藤駿吉を中心に高い集中力で守り切ると、パワープレーチャンスの12分13秒に大黒柱の#12大町典聖が試合を決定付けるゴールを上げ、終わってみればシュート数でも相手を大きく上回っての4-2と、文字通りの“快勝”で決勝進出となった。
1年前は大善戦しながらも実力の差を見せつけられて敗れた、個人的に“WAGに追いつけ、追い越せ”とリスペクトしている強豪クラブに、こんなに早くに素晴らしい内容で勝てた事が自分はメチャクチャ嬉しい。
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そして迎えた今日の決勝戦は、昨日の準決勝もう1試合で軽井沢高校を破って勝ち上がってきた軽井沢ワイルドキャッツとの対戦。
チェコ代表が金メダルを獲得した長野五輪当時と同じデザインのジャージがいかにも強そうだが、試合が始まっての印象は昨日対戦したWAGよりスピードや勢いがある感じで、そのパワーに押されてウチがまだ試合に入り切れていない時間帯の2分32秒に早くも失点を許してしまうと、その後も相手に押し込まれる場面が多く苦戦を強いられる。
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しかし、ピリオド半ばあたりでそんな相手のスピードに慣れてきたのか徐々に形勢を盛り返していくと、17分57秒に#15塚田右京が押し込んで同点に追いつき、前日の試合と同じくピリオド終盤の得点でそれまで押されていた試合の流れをこちらに引き寄せる事ができた。
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そんな昇り調子の雰囲気の中で迎えた2Pは、序盤の5分03秒に#12大町典聖が持ち前のパックハンドリングで相手を次々かわして見事なゴールを決め逆転すると、その後にやってきた3人対5人のキルプレーを無失点でしのぎ切った直後の15分06秒に#16が追加点。(以降、背番号表記だけの場合は選手リストが無くて名前が分かららない事を示します。)
この3点目は、相手にしてみれば2人多い状況のパワープレーをモノにできなかった直後の失点だけに、精神的ダメージはかなりのものだっただろう。
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こうなると試合の主導権は完全にウチが握り、3Pは3分53秒に#14市川翼、その30秒後に#9、更にその1分30秒後に再び#14市川と怒涛のゴールラッシュとなって、その後16分過ぎに1失点してしまったものの、4点差が付いたにもかかわらずGKをベンチに下げて果敢に6人攻撃を仕掛けてきた相手にダメ押しをするかのように、19分32秒に#14市川が自身ハットトリックとなる7点目のエンプティーネットゴールを決めて勝負あり。
そして、スタンドに陣取ったパルサポによる試合終了10秒前から始まったカウントダウンが「ゼロ!」を告げた瞬間、全ての選手がバンザイしながらGK#2佐藤駿吉のもとに駆け寄って全員で抱き合いながら優勝の喜びを爆発させた。
トップチーム創設3シーズン目にして、遂に我等がパルセイロIHトップチームが長野県アイスホッケーの頂点まで登り詰めたのだ!!
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試合後の表彰式では大会MVPにGKの#2佐藤駿吉選手が選ばれたが、並み居る強豪チームのシュートを次々にセーブしていく姿は本当に頼もしく見えた。
アイスホッケーにおけるGKは野球におけるピッチャーと全く同じで、GKの出来の良し悪しが試合の行方を大きく左右するものだが、この大会はまさに“佐藤ゴーリーの大会”といっても過言ではないくらいの大活躍だった。
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それにしても、まさかウチがこんなに早く長野県チャンピオンの称号を手に入れる事ができるとは、正直なところ自分は思っても見なかった。
トップ創設初年度は、アジアリーグを退いたばかりの大町選手の動きばかりが目立っていたが、3年目の今季は水口選手や市川選手等がFWの主力として立派に成長し、大町選手はそんな若手のアシスト役に回る場面が多くなって攻撃の厚みがグッと増したし、DF陣もこの2連戦では目立たないながらも相手の攻撃にしっかり対応して失点を最小限に抑える素晴らしい働きを見せる等、チーム全体が本当に大きく成長してくれた。
そして、僅か3年でチームをここまで強くしてくれた名将・運上一美HCの手腕は「さすが」の一言に尽きる。
大町選手以外は特に大きな実績のない選手達をここまで大きく育て上げ、今までアイスホッケーに馴染みの無かったパルサポに結果を出す事でこの競技の魅力を教えてくれた運上HCには、長野のホッケーバカを代表して心から感謝したい。
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これで今シーズンのパルセイロIHの活動はひとまず終了となり、来週からいよいよサッカーJ3リーグが開幕するが、この長野県選手権優勝で同じトップチームとしてアイスホッケーからサッカーに最高の形でバトンを渡せたんじゃないかと思う。
IHトップチームが氷上で作り出した勢いをそのままサッカーのピッチに持ち込み、来週から始まるリーグ戦を選手・スタッフ・スポンサー・ボランティア・サポーターとパルセイロに関わる全ての人達が“共超”して、次のホッケーシーズンが始まる11月にまた最高の形でバトンを渡せるよう頑張っていきましょう!!

ともあれ、パルセイロIHトップチームの皆さん、長野県選手権初優勝、本当に本当におめでとうございます!!!
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2016ジャパンアイススレッジホッケーチャンピオンシップ 最終目
この月曜日からビッグハットで行われてきたジャパンアイススレッジホッケーチャンピオンシップも今日が最終日。
季節外れにもホドがある生暖かい陽気の屋外とは違い、キリッと冷えた空気のビッグハットで3位決定戦と決勝戦の熱い戦いが行われた。

まず11時からの3位決定戦・日本vsチェコは、日本が1Pの13分に#96熊谷昌治がシュートのこぼれ球をうまく押し込んで先制すると、2P開始早々にまたもや#96熊谷がゴールして2点差に突き放す。
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今日の相手のチェコはスピードはあるものの昨日のイタリアほどの得点力は無いし、日本の守備もキャプテンの#24須藤悟を中心に要所で集中して対応できているので、待望の今大会初勝利に向けて期待が高まる。
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しかし、2Pの終盤にチェコに連続ゴールを許して同点に追いつかれて試合は振り出しに戻されると、3Pはお互いがピンチとチャンスを繰り返す白熱の攻防で得点が動かず、同点のままオーバータイム(延長戦)へ。
そして、どちらかに1点入った時点で試合が終わるサドンビクトリー方式の延長戦は、日本も最後の力を振り絞って果敢に攻め立てたもののゴールには至らず、逆にOT7分にチェコにミドルシュートを決められて万事休す。
日本は激闘むなしく2-3で敗れ5戦全敗の最下位で今大会を終える事となってしまった。
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今日は日本にも十分に勝機があっただけに、延長戦で勝利を逃してしまったのは本当に悔しいし、昨日も触れたけど、選手の高齢化や後継者不足など、競技人口の減少によって代表の強化もままならない厳しい現実を改めて思い知らされたような大会となってしまったが、車いすバスケから転身して今大会3ゴールをあげた熊谷選手の大活躍は今後に向けて明るい材料だ。
2年後に迫ったピョンチャン・パラリンピックへの道は非常に険しいものがあるが、地道な努力で力を付けて、是非とも出場権を獲得できるよう頑張ってほしいものだ。
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そして迎えたイタリアvs韓国の決勝戦は、予選リーグの対戦では1-3で敗れている韓国が1Pの5分と2Pの7分に得点してリードするが、イタリアも2Pの失点から僅か1分後に1点を返し、3Pの2分に韓国のゴールで3-1と突き放すも、そのゴールから僅か10秒後にイタリアが2点目を入れ、更に試合終了2分前のアナウンスが入ったと同時に同点に追いつく劇的ゴールを決めて、第1試合に引き続きオーバータイムに突入。
いや~、両国とも1分・1秒でも長く試合を楽しみたいとスタンドに駆け付けたホッケーファンの心理を分かってますな~。
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そして、そんな熱戦に決着がついたのは奇しくも第1試合と同じOT7分、韓国がミドルシュートをゴール右隅に突き刺して歓喜の優勝を遂げた。
韓国はスケーティングのスピードが速いし、遠目から浮かし気味に打つフリップシュートの精度が高く、また1試合通して運動量が落ちないだけのスタミナもあり、この大会を制するにふさわしい実力を備えた好チームだった。
このまま順調に強化が進めば、2年後の自国開催となるピョンチャン・パラリンピックでは、カナダ・アメリカ・ノルウェーといった強豪とも接戦を演じられるくらいになるんじゃないかと思う。
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そんな訳で久し振りに行われたこの大会も無事終了。
残念ながら日本は最下位に沈んで最後の表彰式に参加できず少し寂しかったけど、自分も久し振りにスレッジホッケーの迫力に触れる事ができて大満足だった。
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今回の大会を開くにあたり、財政難で欧州のチームが呼べず4か国での開催が危ぶまれたものの、インターネットを利用して趣旨に賛同する第三者から募金を集める『クラウドファンディング』という制度を利用して何とか目標金額を集め、こうして数年ぶりに大会を開く事ができた。
自分も信濃毎日新聞の記事でこの活動を知り、僅かばかりの額ではあるが募金させてもらい、こうしてビッグハットのスタンドでスレッジホッケーを楽しむ事ができて本当に良かったと思っているが、このスレッジホッケーを始めマイナーな障がい者スポーツが財政難に苦しんで強化に手間取っている中、このような制度を利用して何とか頑張ってレベルを上げていってもらいたいし、このような大会を通じて障がい者スポーツに対する理解や興味を深めて、もっと多くの若い障がい者の方々が競技に入って活躍してもらいたいと切に願っている。
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2016ジャパンアイススレッジホッケーチャンピオンシップ 3、4日目
どーも、1ヶ月ぶりのご無沙汰でございます。
自分はこの間も、bjリーグのウォリアーズ応援やアイスホッケーの日光遠征など、それなりにスポーツ観戦をエンジョイしていたのですが、ブログ更新の方はガッツリとサボらせていただきました。。。

さて、パルセイロは男女共に県外でのキャンプやトレーニングマッチで着々とチーム作りを行っており開幕が待ち遠しいが、ウインタースポーツシーズン真っ只中の今週は、自分がかねてより楽しみにしていたアイススレッジホッケーの国際大会、その名も『ジャパンアイススレッジホッケーチャンピオンシップ』がビッグハットで開催されている。
これは、アイススレッジホッケー日本代表の強化試合として不定期ながらコンスタントに行われている大会で、今年はイタリア・チェコ・韓国を招いており、自分はここまで昨日の2試合と今日夕方からの1試合を観戦したので、今日はその3試合を駆け足でレポしてみたい。

まず大会3日目の昨日は予選リーグ最終日で、第1試合の日本vs韓国は5-3で韓国の勝利。
日本はここまで2戦全敗で、オマケに2戦連続ノーゴールと非常に厳しい展開。
一方の韓国は来るべきピョンチャン・パラリンピックに向けてのチーム強化の成果か、古豪のチェコを破り1勝1敗とまずまずの成績できている。
そんな両者の勢いの差が出たか、1Pは韓国がテンポよく4ゴールをあげ、2Pも早々に1点追加して日本惨敗の空気が流れてきたが、ピリオド終盤に#25三澤英司が日本の今大会初得点となるゴールを決めると、3Pも#96熊谷昌治と#13吉川守のゴールで2点追加、守っては2P途中から交代したGKの#30望月和哉が好セーブ連発でその後の韓国の得点を許さず、負けはしたものの見応えのあるナイスゲームだった。
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続く第2試合・イタリアvsチェコは3-2でイタリアが勝利して予選リーグ3連勝。
長野パラリンピックの当時から既に中堅国として参加している古豪・チェコと、自国開催のトリノ・パラリンピックから本格的な活動を始めた新興国ながら着実に実力を付けているイタリアの欧州対決は、イタリアが得点すればチェコが追い付くクロスゲームで、スピードやフィジカルなどアイススレッジホッケーの魅力がギュッと詰まった非常に面白い試合だった。
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そして今日のセミファイナル第2試合は、予選3戦全勝で首位のイタリアと3戦全敗で最下位の日本の対戦という事で、日本が圧倒的に苦しい試合を強いられると思っていたが、大方の予想に反して1Pの11分に#96熊谷昌治がゴールして日本が先制!
今日の日本は運動量も豊富で、臆する事無くフォアチェックを仕掛けるなど積極的なプレーでイタリアと互角に渡り合い、1P終盤にキルプレーで失点して追い付かれたものの、2Pの3分に#70児玉直のゴールで再び勝ち越しに成功して「ひょっとしたら・・・」という期待が頭に浮かぶ。
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しかし、日本はフィールドプレーヤーが9人だけでセットを2つ作れず、しかも主力選手は長野やソルトレイクのパラリンピックからプレーしている大ベテランが多くて年齢的な厳しさもあり、またしてもパワープレーゴールで同点にされたあたりから運動量が落ちてきて勝ち越しを許し、完全に足が止まった3Pは相手の個人技で立て続けに2失点して、結局は2-5で敗れてしまった。
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本当に現在のスレッジホッケー日本代表の高齢化と後継者不足は深刻な問題だが、今日はそんな中でも熊谷や児玉といった“若手”がゴールという結果を出せたし、スタミナ切れも厭わず最初から積極果敢に向かっていった姿勢には胸を打たれた。
この戦う姿勢を明日も持ち続けて、是非とも今大会の初勝利をもぎ取ってほしいものだ。
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ちなみに第1試合は予選リーグ2位の韓国が同3位のチェコを6-3で下して決勝進出を果たしたので、明日の最終日は、11時からの3位決定戦が日本vsチェコ、14時からの決勝戦がイタリアvs韓国という組み合わせになった。
この大会は入場無料だし、クルマも余程の事が無ければビックハット構内の駐車場に停められるし、また試合中はアイスホッケー実況の第一人者である“氷上の格闘技の語りべ”こと加藤じろう氏が場内MCを務めて、ルール解説やチーム・選手のエピソードなどを軽妙な語り口で分かりやすく伝えてくれるので、スレッジホッケー観戦初心者の方も十分に試合を楽しめると思います。
そんな訳で、明日なんの予定も無い方はお誘い合わせのうえビッグハットに足を運んでいただき、国際大会ならではの空気感や、体と体・ソリとソリが激しくぶつかり合うアイススレッジホッケーのド迫力を是非とも生で体感してみてください!!
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アイスホッケー長野市民リーグ2015-2016決勝戦 vs信州大学
パルセイロはトップもレディースも新入団選手が続々と発表され、新体制発表会も近付いてきて楽しみだが(ちなみに自分は仕事の都合もあり欠席します。去年同様USTREAM中継に期待!)、今日はもう一つの楽しみ、アイスホッケー長野市民リーグの決勝戦が行われるという事で、聖地・ビッグハットに足を運んだ。
今年の決勝戦の相手は去年と同じく信州大学アイスホッケー部。
去年の対戦ではウチが11-0と圧勝して市民リーグAグループ2連覇を果たしたものの、信大も自分がこのリーグを見始めた2年前から着実に実力を付けているようで今季はどんな試合が見られるか楽しみにしていたが、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロIH 12(3-0・7-0・2-0)0 信州大学
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また準決勝のように立ち上がりからウチの猛攻となるかと思われたが、信大も開始早々に訪れたペナルティキディング(ウチにとってはパワープレー)を無失点で切り抜ける等、攻撃面ではなかなか形が作れなかったものの守備面ではウチの動きにしっかり対応して互角の戦いを見せる。
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しかし、6分52秒にウチが相手ゴール前での鮮やかなパスワークから先制すると、その僅か30秒後にも同じような形で追加点を奪い、終了間際にも#12大町典聖の個人技で1点追加してウチがしっかりと試合の主導権を握る。
信大としても前記のようにかなり健闘していたが、1・2点目はウチが完全に相手を崩しての教科書通りのパス&ゴール、3点目は元アジアリーガーが格の違いを見せつけてのノーアシストゴールという見事なものばかりで、信大の1Pのシュート数がゼロだった事も含めて、これが“地力の差”というものだろう。
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そして2Pになるとウチの攻撃陣も本格的にエンジンがかかり、2分45秒のゴールを皮切りに2つのショートハンドゴールを含め7得点と怒涛のゴールラッシュ。
中でも大爆発したのが、準決勝でも複数得点を奪い注目選手として取り上げた#14市川翼で、ピリオド半ば過ぎに自身この日初得点となるショートハンドゴールを奪うと10分過ぎからチーム8・9・10得点目となる3連続ゴールを決め、オマケに3Pには、1人少ないキルプレー時にパックをインターセプトすると、そのまま敵陣に斬り込み元アジアリーガー・大町選手のお株を奪うような豪快な個人技でこの日のシメとなる12点目のゴールを叩き込む大活躍!
個人での5得点はウチの総得点の4割強を占めた事になり、文句なしでこの試合のMVPと言っていいだろう。
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そんな訳で去年より1点多いスコアでの大勝で、めでたく長野市民リーグAグループ3連覇を果たしたパルセイロIHトップチーム。
この試合の得点はどれも見事なコンビネーションから生まれたファインゴールばかりだったし、守備面でも相手の総シュート数を僅か2本に抑える等、ただ結果を出しただけではなく内容的にも素晴らしいもので、チームとしての確かな成長を見せてくれた試合だった。
ただ一つ厳しい事を言うと、4回あったパワープレーを一つもモノにできず無得点に終わってしまったのは今後に向けての課題で、その点を考慮して今日の試合の採点は96点といったところかな?

ともあれ、まずはリーグ優勝おめでとうございます!!
次は今月23日にチーム初戦を迎えるエムウェーブ杯を確実に獲りにいき、3月5日~6日に軽井沢・風越公園アリーナで行われる長野県選手権に出られるようなら、去年は惜しくも屈してしまった軽井沢勢を破って長野県チャンピオンとなれるよう頑張ってほしい。
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第36回長野県アイスホッケー選手権準決勝 vsWAG軽井沢クラブ(+祝、横山久美選手フル代表デビュー&初ゴール!)
前回のエントリーで「Mウェーブ社長杯決勝が今シーズン最後のアイスホッケー観戦」と書いたが、その記事の書き込みで「3月7~8日に軽井沢で行われる長野県選手権にパルセイロIHトップチームが出場する」との貴重な情報をいただいた。
(コメントいただいた方、改めまして情報提供ありがとうございました!)
自分はこの大会の詳細については定かではないが、名前から察するに、おそらく全日本選手権のように長野県で最も強いアイスホッケーチームを決める権威ある大会であろうと思われ、そこに我等がパルセイロIHが出場できるとは光栄な事だ。

しかもその対戦相手がWAG軽井沢クラブだと聞いてビックリ。
このクラブは2010年に『中部地区クラブチャンピオンズリーグ』という大会で一度見た事があるのだが、自分の乏しい知識の中ではおそらく現在の長野県で最も強いクラブチームと思われ、パルセイロIHにトップチームができた時から「いつかはウチとWAGさんとの試合を見てみたい」と思っていたのだが、そんな自分にとって夢のマッチアップがこんなに早く実現するとは思わず、試合開始が9時50分という早い時間帯もなんのその、心躍らせながら軽井沢の風越公園アリーナに向かった。
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チーム発足初年度から長野市民リーグを2連覇し長野市では一番のクラブになったパルセイロIHの、現在の本当の“立ち位置”が分かる非常に興味深い対戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロIH 4(1-1・1-2・2-5)8 WAG軽井沢クラブ
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戦前の自分の予想としては、やはり長野県で一番の“ホッケータウン”軽井沢を代表するチームに手も足も出ずワンサイドゲームになってしまうんじゃないか・・・という一抹の不安もあったものの、なかなかどうして、ウチの選手達も積極果敢な戦いぶりでほぼ互角の展開を演じ、1Pも2/3を過ぎるまでは点が動かない緊迫した流れだったが、遂に10分02秒に相手に先取点を許す。
しかしその3分後にカウンターから#87がノーアシストでゴールし同点に追い付いた。
(注:以降、背番号のみ記載の選手は公式HPのメンバーリストに載っていないので名前を載せられませんが、悪しからずご了承ください)
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そして1P終了まで2分弱という良い時間帯のゴールで勢い付いたか、5分間の休憩を挟んでの2Pはウチの動きも更に良くなって5分40秒にエース#21大町がゴール前で倒れ込みながらもパックを押し込む執念のゴールで逆転に成功!
この時点で自分は「ありゃりゃ、これはひょっとして勝っちゃうかも・・・」なんて“スケベ心”が顔を出してきたが、世の中そんなに甘くない。
ピリオド残り2分と1分のところで連続して、ブルーライン付近からの強烈なミドルシュートを決められ、1点ビハインドのまま勝負の第3ピリオドへ。
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ウチとしては2P終盤に再逆転を許す悪い流れだったものの、シュート数は1Pも2Pもウチが上回っているし、まだまだ勝ち目は十分にある・・・と期待を込めて迎えた3Pだったが、市民リーグ等と違って2~3Pの休憩時間は10分間と長く、その間にリンク製氷のため選手達がロッカールームに下がるという長野の試合とは違うルーティンでウチのリズムが少し狂ったか、または相手が「長野の新参チームなんかに負けるな!」とロッカールームで気合を入れ直したか、3Pは立ち上がりからWAGが猛攻を仕掛けて1分25秒と2分44秒に連続ゴールで3点差まで突き放される。

さすがは実力者のWAGだけに、ここにきて底力を発揮してきたか・・・と思ったが、5失点目から僅か30秒後の3分11秒に#81酒井(俊)がゴールして望みを繋ぐと、9分45秒には#21大町がリバウンドを押し込んで遂に1点差。
このゴールの時にはウチのベンチで控えていた選手達がスティックでフェンスをドンドンドンと連打しながら大声をあげて逆転に向けて気合を入れたが、その1分半後にはまたしてもWAGの強烈なミドルシュートがゴールに突き刺さって再び2点差に広げられ、今度は相手側ベンチがスティックを叩いて盛り上がる、非常に白熱した展開に。
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そして残り時間2分強となり、アイシングだか何かで試合が止まりウチがアタッキングゾーン(敵陣)でのフェイスオフでリスタートとなるタイミングで、数々の修羅場を経験してきた勝負師・運上HCがゴーリーに声をかけてベンチに上げ6人攻撃の勝負に出ると、フェイスオフを取ったウチは必死で相手ゴールをこじ開けようと頑張ったが、残り1分半のところでパックを相手に取られるとそのまま無人のゴールに流し込まれるエンプティネットゴールを決められて3点差となり万事休すで、パルセイロの応援に駆け付けた観客からも大きなため息が漏れた。
しかし、普通ならここでGKを戻して更なる失点を防ごうかというところだが、リスタート後にアタッキングゾーンに入ると再び6人攻撃を仕掛けて1点を取りに行こうと意地を見せていた。
結局もう一度エンプティを決められて更に点差を広げられてしまったが、最後までチャレンジャー精神を忘れず攻めの姿勢を貫いた姿は本当に立派だった。

そんな訳で終わってみれば4-8とダブルスコアでの敗戦となってしまったが、そのうちの2失点は“捨て身”の6人攻撃で取られたものでアイスホッケーではよくある失点なので、実質は2点差の大善戦といっていいんじゃないかと思う。
またシュート数だけを見てみると、1Pは16本対8本、2Pは9本対8本、3Pは15本対13本といずれもウチが上回っており、“格上”相手にも決して受け身にならず最後まで諦めないで攻め抜いた堂々とした戦いぶりだった。
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細かく見ていくと球際の強さやパックを追いかける時の瞬間的なスピードの速さ、シュートスピードや守備面での詰めの差など、まだまだ全体的には相手の方が何枚も上手だと感じたが、それでも当初自分が思っていたほどは実力に大きな開きが無いようで、それが分かっただけでも軽井沢まで来た甲斐があったし、なにより両者の白熱した攻防で非常に楽しい試合を見せていただき、本当は以前から見てみたかった軽井沢高校が出場する午後の試合も見たかったけど、ちょっと用事があったので後ろ髪を引かれつつも大満足で帰路に就いた。

ただ、善戦したとはいえ負けてしまったのは事実で今後に向けて色々と課題もあるが、パルセイロIHが来シーズンに向けてそれらを克服してもっと強いチームになっていくには、やはり長野市内に留まらず外に出て強豪チームと試合を重ねていくのが最も効果があるんじゃないかと思う。
そのためにも、今日対戦したWAGを始めとした軽井沢のクラブチームと活発に交流して、非公式試合でもいいから長野と軽井沢の“定期交流戦”なんてできないものだろうか?
そうすればお互い刺激し合って長野県全体のホッケーのレベルも上がるだろうし、もう一つ通年リンクがある岡谷のクラブも巻き込んで3都市の6チームくらいが参加する『長野県リーグ』なんてものでもできたら最高だ。

いずれにしても、せっかくパルセイロIHにトップチームができて少しずつでも長野のホッケーも盛り上がりの兆しが見えている事だし、連盟や各クラブが協力してより良いものとしていただける事を期待しております。

さて、この長野県選手権は明日も行われ、パルセイロIHは11時から始まる3位決定戦に出場、その後13時30分からはWAGが出場する決勝戦が行われます。
自分は明日は南長野総合球技場の寄付者対象の内覧会に出席するので、本当に残念だけどホッケーの試合は見に行けないし、その他のパルサポさんもこの会に参加する方が多いと思うけど、もしその予定が無くてパルセイロIHを応援したいという方やホッケーに興味を持たれた方は、少し遠いけど是非とも軽井沢の風越公園アリーナに足を運んでいただき、パルセイロの選手達に声援を送ってやってください!
ちなみに当然ながら入場無料だし、駐車場も余程の事が無い限り満車にはならないので安心してお出かけください。(試合後に軽井沢ショッピングプラザでお買い物なんてプランもいいかも)
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そして・・・・

祝! パルセイロ・レディース横山久美選手
なでしこJAPANフル代表初キャップ&初ゴール!!
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昨夜ポルトガルで行われた女子サッカーのアルガルベ・カップはテレビ中継でも解説者が一番の注目選手として横山選手をプッシュしていたが、背番号22番の2ndユニ(青色の1stユニじゃなかったのが残念・・・)を身に着けて先発出場を果たすと、最初のうちこそ緊張からか先輩選手への遠慮からか、それとも慣れないポジションだからか少し動きが固いように見えたが、徐々に“らしい”プレーで存在感を高めていくと、後半9分に前線でボールを受け取り素早いターンからドリブルでスペースに出て豪快なミドルシュートをネットに突き刺すという、我々パルサポからしたらいかにも横山らしい、そして彼女のプレーを知らない人達から見たらまさにド肝を抜かれるような素晴らしいゴールを決めてくれた。
自分はあそこで横山がボールを持った瞬間に「これはイケるかも」と直感したが、まさか本当に決めちゃうとは・・・
ゴールの瞬間はテレビの前で立ち上がって「うぉ~! 横山ぁぁ~~!!」って絶叫しちゃいましたよ。

まったく、さすがは長野が誇る“有言実行娘”だと感心するばかりだが、このゴール以外にも、ボールを持ったら積極的に前へ仕掛けて必ずシュートまで持っていこうという強い意識が感じられたし、当初はサイドハーフだったのがプレーぶりから実績のあるトップの高瀬選手と試合中にポジションが入れ替わり、いわば横山選手の実力で先輩選手から自分の“定位置”を勝ち取ったところがスゴいと思う。
他の選手との連携や守備に回った時のプレー、そして去年のチャレンジリーグとは比べ物にならない相手選手の厳しいマークなど色々と課題もあるが、錚々たるリザーブメンバーに代えられる事なく90分間フル出場したのは本人にとっても自信になったと思うし、この試合で攻撃の貴重なオプションとしてワールドカップ代表に選ばれる可能性もグッと高くなったんじゃないだろうか。
とりあえず月曜日のフランス戦もその後の順位決定戦も途中出場でもいいから試合に出てほしいし、そこでチャンスをもらったら先輩になんか遠慮せず、もっともっと横山らしさを前面に出して暴れまわってほしい。
そして5月に南長野で行われるワールドカップの壮行試合ともいえる試合で、青い代表ユニに身を包んだ横山選手がピッチに立つ姿を見られる事を大いに期待している。
アイスホッケーMウェーブ社長杯決勝戦 vsFNC
先週の日光でのアジアリーグに引き続き2週連続のアイスホッケー観戦は、Mウェーブ社長杯の決勝戦。
そしてパルセイロIHが対戦するのは、毎回互角の戦いを繰り広げるライバルチーム・FNCという事で、今回も好勝負が見られる事を期待してエムウェーブへ向かった。
今シーズン最後のアイスホッケー観戦、そしてパルセイロIHにとっては市民リーグとの2冠がかかる負けられない一戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロIH 17(5-2・5-2・7-0)4 FNC
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1P序盤に早くもパルセイロがペナルティを取られるピンチがあったものの、相手のパワープレー中に#22塚田(宙)が自陣ブルーライン付近でパスカットしてそのまま攻め込み見事なショートハンドゴールを決める幸先の良い立ち上がりだったが、そのすぐ後に逆にターンオーバーから失点すると、時間をおかずに連続失点を許し逆転されてしまう。
しかし、その後は#21大町の2連続ゴールで再逆転し、更に追加点(得点者は失念しました。ゴールした選手ごめんね。。。)を入れピリオドの仕上げに#21大町からのパスを#10相馬がきれいに合わせてゴールと、怒涛の連続得点で難敵・FNCを突き放す。
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続く2Pも、#21大町がどフリーでゴールを決めた後はFNCの反撃でシュート&リバウンドを許し失点したものの、そこからスピードに乗ったプレーで4連続得点。
ピリオド終盤に相手の強烈なスラップショットが決まって少しだけ点差は縮まったものの、終始ウチのペースで試合を進め、「おそらく混戦になるだろう」という戦前の予想とは裏腹に早くも楽勝ムードに。
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そして3Pは、大差がついて流し気味のプレーになるかと思いきや、今日も大勢訪れ大きな声援を送るパルサポに乗せられたか攻撃の手を緩めず、#21大町がゴール前で溜めて溜めてバックハンドシュートの個人技に、#90水口のシュートのこぼれ球を#84塚田(和)がしっかり押し込み、#22塚田(宙)が正面からのミドル、#14(HPのリストに無いため名前不明)はゴール前に斬れ込んでのファインゴール、#74(同じく名前不明)はゴール前の混戦からこぼれ球を押し込み、仕上げに#90水口が大町選手ばりの鮮やかなパックハンドリングでGKを振り切ってのビューティフルゴールと、このピリオドだけで取りも取ったり7得点!
結局、終わってみれば17対4という大差での完勝と相成った。
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今日の試合を見ての率直な感想として、パルセイロが勝ったのは当然嬉しかったが、いつもはスピードでもフィジカルでもウチと互角に渡り合い敵ながら見ているこちらが思わずニヤリとするような試合巧者ぶりを見せるFNCが、今日は何だかイマイチ元気が無かったかな・・・といった感じだった。
ただ、これはFNCがダメダメだったというよりも、パルセイロの選手達が素晴らしい動きを見せていたのだと思う。
ウチは積極的にフォアチェックを仕掛けて高い位置でパックを奪い相手になかなか攻撃の形を作らせなかったし、ゴール前まで攻め込まれてもDF陣がうまくスティックを出してスコアリングチャンスを与えず、フィジカルが強いFNCが得意な“接近戦”に持ち込ませなかった。
それに何より、3ピリオド45分間を最後まで運動量が落ちず走り抜きスタミナ面で相手を圧倒していて、スピードの面でもテクニックの面でも選手達の成長ぶりが非常に目立った感じを受けた。
これも名将・運上一美HCの指導力と選手達の日々の努力の賜物だろう。
とにもかくにも、今シーズン最後の試合を最高の形で締めくくれて本当によかった。
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という訳で今シーズンの自分のアイスホッケー観戦もこれにて無事終了となったが、来シーズンに向けてこの場を借りて長野市(または長野県)アイスホッケー連盟の方々にいくつかお願いや要望があります。
まず長野市民リーグですが、クラブのホームページ告知でパルセイロIHの試合日程は辛うじて知る事ができますが、その他の情報が皆無のため、連盟のホームページで少なくともリーグ全体の日程表や順位表(勝敗表)をアップしていただきたいと思います。
また試合会場は、エムウェーブのリンクサイドでの観戦も確かに迫力があるけど、試合全体の流れが見やすく座って観戦できるビッグハットでのゲームをもっと増やしてほしいと思います。
もっとも、ビッグハットでの開催は施設使用料やスタンドの管理等、少ない予算や限られた人員の中で運営するのに厳しい面があるかと思うけど、パルセイロIHトップチームの参戦で今までサッカーしか見てこなかったパルサポの方々もアイスホッケーに興味を持ちリンクに足を運ぶ観客も多くなってきているので、来シーズンは“見せるスポーツ”として興行面でも一歩踏み込んだ運営をしていただければと思っています。

それと試合情報に関して付け加えると、今シーズンもJ-アイス・セントラルの試合が軽井沢で行われたようですが、県連盟のHPには事前に試合日程の情報が無く結果の事後報告だけで、このリーグの試合を見たかった自分としては本当に残念でした。
J-アイスは一応はアジアリーグに次ぐレベルを誇る国内リーグで、ビッグハットで大きな試合が行われない今となっては長野のホッケーファンが地元で見られる貴重な大会なので、地元ファンのためにもJ-アイスの日程を是非とも県連盟のHPで知らせてほしいです。
(J-アイスについては本当は“大元締”の日本アイスホッケー連盟が世話するべきだけど、何しろ日ア連はこれら下位リーグに関しては全くヤル気が無くて、怒りを通り越してただだた呆れるだけの“腰抜け状態”なので、せめて県ア連でフォローしてやってくださいませ。)

これら積極的な試合情報の開示で観客が多くなれば、パルセイロだけでなく対戦相手の選手達も張り合いを持って試合に臨む事ができると思うし、ゆくゆくは長野のアイスホッケーの活性化にもつながってくると思うので、前記のように少ない予算や人員の中で大変なのは重々承知ですが、心からホッケーを愛するいちファンの願いを一つでも叶えてくださいますよう、どうか前向きな対応をよろしくお願いします!!
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アイスホッケーアジアリーグ2014-2015 HC栃木日光アイスバックスvsサハリン@日光
パルセイロは男女ともトレーニングマッチをこなして開幕に向けて着々と準備をしているが、一方でアイスホッケーアジアリーグは先週末がレギュラーリーグ最終節という事で、自分が愛するもう一つの“オレンジ軍団”、栃木日光アイスバックスの今シーズン最後の雄姿を見に栃木県は日光霧降アイスアリーナに行ってきた。

バックスは以前もここで取り上げたように年末の全日本選手権で悲願の優勝を成し遂げたものの、リーグ戦は年明け早々からの中国遠征や二度に分けての韓国遠征等のハードスケジュールで大きく負け越して7位以下の順位が確定し、今季も残念ながらプレーオフ出場権を逃してしまった。
そんなバックスの対戦相手は、アジアリーグ発足初年度の2004-2005年に僅か1シーズンだけ在籍していたゴールデンアムール以来10シーズン振りに極東ロシアから参戦したサハリン。
会場にはロシア語の大きなダンマクがかかり、ロシアオリンピックチームのアウターを着込んだ熱心なロシア人のオッチャンのアツい声援と打ち振られるロシア国旗が新鮮だった。
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そのサハリンはさすがアイスホッケー強豪国・ロシアのチームだけあって、新規加入チームにもかかわらずレギュラーリーグで2位につける強さを発揮しているが、バックスとしてもプレーオフ進出の目はなくなったとはいえ会場に足を運んだ熱心なファンの前で無様な姿は見せられないし、来シーズンに繋げるためにも良い形で最終節を終わらせたいところだが、今季のアジアリーグ見納めとなった先週末の試合結果は以下の通り。

【土曜日】
HC栃木日光アイスバックス 4(1-1・0-2・2-0・OT1-0)3 サハリン
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まず土曜日は1P序盤2分12秒にバックスのペナルティによる数的不利なキルプレーに先取点を許し、その後も概ね相手ペースで試合が進み、終盤にもバックスがペナルティをとられて「1Pはこのままビハインドで終了か・・・」と思っていたが、そのキルプレー時にご存じ長野の至宝・#48上野拓紀が自陣ブルーライン付近でパスカットすると、そのまま猛然と敵陣に斬れ込んで目にもとまらぬ速さでゴールを決める、ずっと試合を見てきた地元ファンからも「今シーズン最高のスーパーゴール」と絶賛された鮮やかなショートハンドゴールで1P終了2秒前に同点に持ち込む。

これで勢いに乗りたい2Pは、その期待に応えるように動きもよくなって何度か大きなスコアリングチャンスがあったもののいずれもあと一歩のところで決めきれず(このあたり、バックスと同じ色のどっかのチームと似てますな・・・)逆に2失点を喫してしまう。
決して防戦一方ではなくそれなりに攻め込んでいるのになかなか結果が出ない何とももどかしい展開だったが、3Pの序盤2分56秒に#5クレッグ・スイッツァーがゴールを決めてそんなモヤモヤを払拭すると、終盤の17分04秒に#17飯村喜則のミドルシュートが決まって遂に同点に追いつき、5分間のサドンビクトリー方式によるオーバータイムの2分06秒、チーム内で唯一、前身の古河電工時代からプレーしているレジェンド・#34高橋淳一がブルーライン付近から放った渾身のスラップショットがゴール左隅に突き刺さり、スタンド総立ちの劇的過ぎるサヨナラ勝利を収めた。
試合後、ヒーローの高橋選手はインタビューで「今ヒロキ(上野選手)がゴールランキングで首位にいるので、明日は皆さんの声援でヒロキを得点王にしてやってください!」と自身のゴールよりチームメイトを思いやる発言をしてスタンドを沸かせた。
さすが多くの修羅場を経験してきた頼れる大ベテラン、泣かせるコメントだぜ!!

【日曜日】
HC栃木日光アイスバックス 5(4-1・0-3・1-1・OT0-1)6 サハリン
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そしてシーズン最終戦という事もあり満員御礼となった日曜日は、開始早々に勃発した乱闘絡みのゴタゴタで得たフィールドプレーヤー5人対3人のパワープレーチャンスを確実にモノにして先制すると、中盤に失点を許すものの、前日のサヨナラゲームの勢いそのままに14分23秒・17分16秒・19分59秒と3連続得点で4-1と突き放す。(しかも4点目は見ての通り終了間際に決まった“ブザービーター”!)

この1Pの4点のうち3点はパワープレーゴールで、バックスは代々パワープレー成功率が非常に悪かったのにこの日はここまで全てのパワープレーチャンスでゴールしており、これまで何度も不甲斐ないプレーを見てきた自分としては何だか気味が悪いくらい上手く行き過ぎていて笑いが止まらなかったが、2Pは気持ちが浮ついてプレーが軽くなったところを突かれて立ち上がり早々とピリオド中盤の失点で猛追され、1Pのお祭り気分も束の間、16分35秒の失点で試合を振り出しに戻されてしまう。

そして迎えた勝負の3Pは両者の意地と意地がぶつかり合う激しい攻防となったが、そんな中で中盤の9分21秒、長野の・・・いや、日本の至宝・#48上野拓紀のゴールで遂に勝ち越して霧降のボルテージも最高潮に達する。
こうなれば後は残り時間を凌いで逃げ切るだけで、スタンドも隣の人の声も聞こえないほどの手拍子と大声援で選手を後押ししたが、そこは実力者のサハリン、木曜日の連戦初戦も敗れているので3連敗だけは絶対にしたくないと残り2分からGKをベンチに上げて6人攻撃を仕掛け、その猛攻に耐え切れずあと50秒足らずという土壇場で遂に失点を許して2日連続のオーバータイムに突入。
その立ち上がりにレフリーの不可解極まりないジャッジでバックスがメンバーオーバーのペナルティを取られ、数的不利な状況の中で相手の圧倒的な猛攻に必死のディフェンスで応戦したが、あと十数秒でペナルティも明けようかという1分45秒にGKとポストとの僅かな隙間に打たれたシュートにGK#清川和彦も反応したもののパックは無情にもゴールラインを越えて氷上に落ち、その瞬間ゲームオーバーとなってしまった。

最後のゴールの瞬間、会場はまさに割れんばかりだった大声援から一転して水を打ったように静まり返ってしまったが、すぐに選手達の健闘を讃える温かい拍手が沸き上がり、また相手が退場する際にバックス応援エリア付近を中心に「サ・ハ・リン! サ・ハ・リン!」の大コールが起きて選手達も大きく手を振って笑顔で応えリンクを後にするという、とても心温まるシーンが繰り広げられたし、2日連続で手に汗握る大熱戦が見られて自分も大満足で帰路に着いた。

この日曜日の試合は1Pの大量リードを思えば勝てなかったのが本当に悔しいが、選手達は最後まで諦めず堂々と戦い抜く姿勢を見せてくれたし、しかもただ頑張っただけではなく、2戦連続オーバータイムの消耗戦にもかかわらず最後まで足が止まっていなかったし、パックにも相手選手にも果敢に向かっていく姿勢が見えており、また体格のハンデを感じさせないほどフィジカル面でも互角に渡り合っていたなど、前回観戦した昨年末の試合より内容的には格段に良くなっていた。
それに何より、これまでのバックスは長年の“負けグセ”がチーム内に染み込んでいて気持ちで相手に負けているところが大きかったが、この2戦は既にプレーオフの道が絶たれているにも関わらず最後まで強い気持ちで闘う姿勢が伝わってきて、メンタル面でタフに成長してくれたのが一番嬉しい。

結局、今シーズンのバックスは20勝28敗・勝ち点58で9チーム中8位という“定位置”で終わってしまったが、チーム力は少しずつでも確実に成長していると思う。
これは自分個人の考え方だが、こういったチームスポーツは、弱いチームであればあるほど、方向性さえ間違っていなければ結果が出なかったからと言って簡単に指導者を変えずに腰を据えてチームを作っていく“継続性”が一番重要だと思っている。
バックスの場合、これまではクラブのフトコロ事情などもあって監督が短期間で変わっていたのでなかなかチームが熟成できずにいたが、岩本裕司監督が就任して2シーズンを経てバックスもようやく戦えるチームになってきたかな・・・と感じており、是非とも来シーズンも、そしてしばらくはずっと岩本体制を維持してじっくりチームを作り上げていってほしいと願っている。

ところで気になる個人タイトルだが、長野のホッケーファンが“神”と仰ぐ上野拓紀選手はレギュラーリーグ全日程を終えて40ゴール・40アシスト・80ポイント(ゴールとアシストの合計)で得点王とポイント王の2冠を達成!(ポイントは韓国・High-1のスイフト選手と同数)
ファンとの交流会ではサインをもらう列が常にダントツで一番長くなるなど、もはや名実共にチームの“顔”となった上野選手のタイトル獲得を自分も本当に誇りに思う。
そしてそんな上野選手を擁し、パルセイロと同様にスポーツを通じて地域に貢献し真のスポーツ文化構築のために活動する栃木日光アイスバックスを、自分はこれからもずっとパルセイロと同様に熱く応援していきたいと思う。
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