ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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アイスホッケーアジアリーグ2011-2012 クライマックスゲームズ
アイスホッケーアジアリーグは、昨日・今日がレギュラーリーグ最終節。
そして日本の4チームは、東京・東伏見のダイドードリンコ・アイスアリーナに集結して、『クライマックスゲームズ』と銘打ち最後の2試合を戦った。

その対戦カードは土・日ともに、王子イーグルスvs日本製紙クレインズ、栃木日光アイスバックスvs東北フリーブレイズという組み合わせ。

特に王子とクレインズは前節の時点で順位が確定しておらず、既にクラブ創設以来最高順位の3位を確定させている日光バックスの戦い振りも含めて、とても注目し楽しみにしていたイベントだったが、その2日間・4試合の模様をざっとおさらいしてみる。

土曜日第1試合
日本製紙クレインズ 3(1-3・0-1・2-1)5 王子イーグルス
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先の全日本選手権決勝の再現となったこのカードは、王子の“巧さ”とクレインズの“爆笑力”という、両者の魅力が詰まった見応えのあるナイスゲームだったが、今シーズン好調な王子が2Pまでに着実に得点を重ねていき、3Pになってようやく動きが良くなって猛攻を仕掛け追いすがるクレインズを“寄り切った”形となった。
この結果、王子のレギュラーリーグ1位と、韓国・アニャンハルラの2位が確定。
一方のクレインズは、日曜日に負けるとレギュラーリーグ敗退という“崖っぷち”に追い込まれてしまった。

土曜日第2試合
東北フリーブレイズ 3(2-1・0-1・1-0)2 栃木日光アイスバックス
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前記の通りバックスは3位でプレーオフ進出を決めており、一方の東北は6位でレギュラーリーグ敗退が決まっているため、このカードは言わば“消化試合”ではあるのだが、それにしてもバックスの拙攻が目立った残念な試合だった。
1P開始早々にバックスの不用意なパスをターンオーバーされ東北に先制を許すと、その後再三巡ってきたパワープレーチャンスを決め切れず、逆に同点で迎えた3Pにバックスの連続ペナルティによる3人対5人のキルプレーにアッサリ決勝点を決められ万事休すで、一言で表せばばバックスの“自滅”と言ったところ。
「ウチは来週からのプレーオフで勝ちゃいーんだから・・・」と強がってはみたものの、その肝心のプレーオフに向けて不安と不満の募る内容となってしまった。

日曜日第1試合
王子イーグルス 1(1-1・0-0・0-1)2 日本製紙クレインズ
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ここで負ければアジアリーグ発足以来初となるレギュラーリーグ敗退の屈辱を喫してしまうクレインズ。
一方の王子も、勝てばプレーオフセミファイナルの相手にクレインズより与し易い(と思われる)High-1を引っ張り出す事ができるし、いずれにしても両者の意地がぶつかる注目の試合は、攻守の切り替えがいつも以上に目まぐるしく、早くも1Pから乱闘が勃発するほど激しい火花が飛び散る。
しかし、そんな展開とは裏腹に1P半ば以降なかなか点が動かず、緊迫した中で迎えた3P、序盤に遂にクレインズが1点を勝ち越すと、最後は残り1分半からの自軍ペナルティに王子GKを上げた6人対4人の猛攻を気迫で守り切り、ギリギリのところでプレーオフの切符を掴み取った。
試合終了のホーンが鳴った瞬間、まるで優勝したかのようにベンチを飛び出しGKに駆け寄るクレインズの選手達。
そして、敗れたとはいえ王子も最後までゴールを狙って攻め続け、昨日も今日も第1試合は本当に素晴らしいものを見せてもらった。

日曜日第2試合
栃木日光アイスバックス 6(1-3・1-0・3-2・OT0-0・GWS1-0)5東北フリーブレイズ
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昨日は全く収穫の無い試合を演じたバックスは、今日はプレーオフに向けてキャプテン#18鈴木貴人とGK#44福藤豊という絶対的存在の“二枚看板”を休ませる“調整試合”モード。
そして、試合が始まっても全くピリッとせず東北に立て続けに3失点を喫してしまうが、1P終了1秒前に“長野の至宝”こと#48上野拓紀がゴールをあげると、だいぶ動きが良くなってきた2Pにも1点返して追い上げ、見違えるように元気になった3Pに連続ゴールで遂に逆転!
しかし東北も意地を見せて追いすがり、取って取られてまた取って・・・で5-5の同点のまま5分間のオーバータイムでも決着が付かず、サッカーで言えばPK戦に当たる3人ずつのゲームウイニングショットへ。
ここで、普段はサブゴーリーの#38小野航平が奮起して東北のショットを全て止め、最後は“長野の至宝”(←何度でも言うよ!)#48上野がサドンデスとなった4人目に決めて、バックスが劇的な形で死闘をモノにした。

これで今季のアジアリーグはレギュラーリーグの全日程が終了し、来週から始まるプレーオフセミファイナルの組み合わせは、王子イーグルスvs日本製紙クレインズ、アニャンハルラvs栃木日光アイスバックスとなった。

3勝勝ち抜けのセミファイナルは、まずは上位チームのホームで3戦の後に下位チームのホームで2戦の日程だが、4位以上がプレーオフに進めるレギュレーションとなってからは初めてポストシーズンを戦うバックスとしては、今日の試合のように最後まで諦めない強い気持ちで、石にかじりついてでも韓国で3連敗を阻止し、熱烈なファンが待つ地元・日光霧降アリーナで試合を開催してほしい。

そして、そうなれば自分ももちろん応援に駆けつける。
もしセミファイナルが最終第5戦までもつれ込めば、その日は3月11日とパルセイロの開幕戦と重なってしまうが、たとえそうなっても日光に残り、最後までバックスに声援を送る覚悟はできている。

だからバックスの選手の皆さん、何が何でもハルラに勝って、自分を霧降アリーナに導いてください!!
(まぁ、アニャンで3連勝して3/11は南長野でパルセイロに集中。霧降行きはファイナルラウンドで・・・ってのが理想的だけどネ)
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bjリーグ2011-2012 vs京都ハンナリーズ@伊那
bjは今シーズン2度目の伊那での観戦。
前回は雨降りで、どんより薄暗い中の道中だったが、今日は朝から快晴で、いつもの休日より少し早く起きて出かけた道中の北アルプスや中央アルプスの山並みがとても美しく、会場までとても気持ちいいドライブで行く事ができた。

まさに“早起きは三文の得”ですな。

そして、そんな天気が象徴するように、昨夜の試合はウエスタンカンファレンスで現在3位の京都に92-80と快勝!

先週はアウェイでウエスタン2位の大阪に2連敗したが、bj発足初年度から優勝4回・2位2回という実力を誇る強豪相手に2戦とも(特に日曜日はオーバータイムまでもつれこむ)大接戦を演じたし、並み居る上位陣とも互角に戦えるだけのチーム力が付いてきたという手応えをひしひしと感じる。

今日もこの勢いに乗って連勝といきたいところだったが、その結果は以下の通り。

信州ブレイブウォリアーズ 84(15-27・15-19・21-22・33-30)98 京都ハンナリーズ
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昨日はチーム史上最多得点を叩き出しての勝利だったが、これで京都が“本気”を出したか、それともウチの気が緩んだか、今日は逆にチームワースト2位タイの失点を喫しての大敗で、残り3秒のところで相手に与えたフリースローを2本とも外してくれたおかげで3桁失点は辛うじて免れたが、前半で既に勝負が決まってしまったような試合だった。

京都は前半1~2Qは、3Pラインの内側をガッチリ固めるゾーンディフェンスを敷いてきた。
ウチは外国人選手がゴール下に入るも、京都の白いユニで“満員状態”のインサイドに紺色ユニが動けるスペースはほとんど無く、必然的に外からのシュートしか攻め手が無い状態となり、これも相手の厳しいプレスに成功率も低く、なかなかウチに点が入らない。

そして、シュートリバウンドを取ると速攻を仕掛け、ウチの守備のフォーメーションが整わないうちに早いボール回しで翻弄し次々とゴールを決めていき、あっという間に10点前後まで点差をつけられてしまい、その差を最後まで縮める事はできなかった。

また、この大敗をより強烈なものにしたのが、京都から来た熱心なブースターの方々。
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伊那は京都からならクルマで3~4時間とそんなに無理なく来れる距離だからか、1階席の1ブロックを埋めるほど多くのブースターが駆け付け、ホームであるこちらのDJがかける音楽に、関西人らしいノリのよさで「Go!Go!ハンナリーズ!!」とまるで自分達の応援ソングのように上手に合いの手を入れ、またウチのフリースローの時のブーイングの声量も圧倒的に大きく、人数的には当然ウォリアーズブースターが多いハズなのに、応援面でも京都ブースターの勢いに“完敗”で、自分もホームなのに何だか居心地が悪いような感覚になってしまったくらいだった。

と、今日は色々な面で実力派揃いのウエスタンで上位を走るチームとイースタンの“新参者”との差を嫌というほど見せ付けられた試合だったが、少し強がりをいわせてもらえば、ウチだってただ成すすべなくやられていた訳ではなく、キャプテン#6斎藤崇人を中心に何とか立て直そうとコート内でも必死に声を掛け合っていたし、ルーズボールを最後まで諦めず追いかけてマイボールとしたり、相手の隙を見てカットインを仕掛けたりと、全力でプレーする姿勢は強く感じられた。

またランニングスコアを見ても分かるように、相手の守備がマンツーマン主体となった後半は3Q・4Qとも互角の戦いをしており、最終スコアの84点という数字も、他の試合なら勝った時のスコアでもおかしくないくらいで、とにかくどんなに点差をつけられても最後まで気持ちを切らさず戦い抜いた事は評価したいと思う。

これは去年のパルセイロの試合記事でも何度も書いたけど、bj加入初年度のウォリアーズにとっては一戦一戦が全て勉強であり、時には今日のような高い“授業料”を払う事も必要だろう。

トップリーグ経験者が少なく若い選手だけのウチは、先々週の秋田戦の快勝や先週の大阪戦の大善戦など素晴らしい試合をする時もあるが、今日のような惨敗を喫する試合もまだまだ多く、試合の内容や一つ一つのプレーに対する良し悪しの波が大きいのが難点だが、色々な試合を通して着実に成長しているのは確かだろう。

来週は千曲市戸倉体育館に、イースタン3位の富山を迎えての試合となる。
自分は残念ながら別件で2日とも見に行けないが、“ホームの中のホーム”である千曲での試合だけに、会場は大きな盛り上がりを見せるだろう。
そのクソ熱いいブーストに乗って、同地区上位の富山を撃破して上位浮上を目指してほしい。
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bjリーグ2011-2012 vs秋田ノーザンハピネッツ@佐久
拝啓、長野朝日放送様
このたび毎週木曜日の夕方に、ブレイブウォリアーズの応援番組『Go!Go!ウォリアーズ』を放送してくれる事になり、ブースターとしてとても嬉しいです。

嬉しいのですが・・・

何も『週パル』の真裏でやってくれなくてもい~じゃん!!
(ま、録画して見るからいいけどね)

・・・と、いう訳で。。。

超満員だった長野市での2連勝から1ヶ月。
その間、オールスターブレイクを挟んで、強豪揃いのウエスタン・カンファレンスで上位につける島根・琉球の実力派チームとのアウェイ戦に全敗し、11勝17敗で8位に後退したウォリアーズ。
そして久々のホームゲームとなる今節も、昨日の試合はイースタン2位の秋田に73-80と惜敗してチーム初の5連敗。

やはり上位チームとの試合では、実力の差をまざまざと見せ付けられ非常に苦しいところではあるが、こういった強いチームに食い下がって勝ち星をもぎ取っていかなければ、上位進出はあり得ない。
“2連戦の2日目に強いウォリアーズ”の実績通り、何とかホームで連敗ストップを・・・と祈りを込めて向かった佐久市総合体育館で行われた試合の結果は以下の通り。

信州ブレイブウォリアーズ 90(25-21・20-20・28-17・17-20)78 秋田ノーザンハピネッツ
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前記の通りチーム初となる5連敗を喫し、しかも今日はチームが苦しい時に後ろからしっかり支えていたベテラン#1呉屋貴教が怪我か何かで欠場し、また去年から仮契約でチームに帯同していた新外国人カイル・ラケットがようやく本契約したというニュースがあったばかりなのに、理由は分からないが話がこじれて現地にも来ていないような有様で、今日のベンチ入りメンバーは総勢8人という少なさ。

そんな緊急事態に、チームはオープニングセレモニー前のシュート練習も早々に切り上げて控室にこもり、セレモニー時の選手入場を少し遅らせてまで入念なミーティングを行っていたようだ。

そんな事前の準備が功を奏したか、ウォリアーズは立ち上がりから積極的なディフェンスから流れを掴み、ボールもそこそこ良く回って秋田と互角以上の戦いを演じ、2Qの途中までは9点差くらいまで引き離していたが、そこはさすがイースタン2位の実力を持つ秋田、2Qのオフィシャルタイムアウト明けあたりから怒涛の反撃を見せ、一気に2点差まで追い上げられる。

しかし、終了1秒前にファールをもらい、これをフリースローが大の苦手な#32エドワード・モリスが珍しく(←エド、ソーリー!)2本しっかりと決め、4点差で前半終了。

ここで結論から先に言うと、結果的にこの2点が勝敗に非常に大きく影響したんじゃないかと思う。
あそこで追い上げられたまま2点差で折り返すのと、終了ギリギリで貰ったファールで、しかもフリースローに苦しんでいたエドがしっかり2本沈めて4点差で折り返すのとでは、その点差以上に気持的にとても優位に立てたんじゃないかと思う。

そして問題の3Q。
ランニングスコアによると、昨日は前半までは3点リードしていたものの、3Qに一気に突き放されて負けているだけに、同じ失敗はできないところだが、今日のウチは気合の入り方が違っていた。

厳しい守備で相手のショットクロックをゼロにしたケースも2度ほどあったし、しつこいマークでターンオーバーも多く取った。
また呉屋の代役として出場時間が多くなった#12宇都宮正や#21鈴木豊もフォアチェックや3Pシュートなど精力的に動き回り、オールスターブレイク中の練習で負った足の故障が完全に癒えず痛み止めを飲みながらプレーしていた#11斉藤洋介も怪我を感じさせないような活躍を見せ、一時は20点くらいの差までリードを広げた。

この勢いは、4Qに相手の連続3Pなどで追い上げられ少し弱まるが、ここで事件勃発。
残り2分少々のところで、秋田へのファールのジャッジを巡り、秋田の中村和雄ヘッドコーチが猛抗議。
このHCは、去年まで浜松・東三河フェニックスを率いチームを3連覇させた“闘将”で、べらんめぇ調の大きなダミ声で選手を鼓舞する名物コーチだが、そんなHCの執拗な抗議に観客はざわつくも、レフリーがHCに背を向けコートに戻った事で「事は収まったか」とスタンドに一瞬の静寂が。

その絶妙なタイミングで、なおも文句をタレる中村HCの「ボケェ!!」というレフリーへの侮辱の言葉が会場に響き渡り、これでテクニカルファール(プレーに関係しない選手やコーチに課せられるファール)をとられる。
そして、その判定に激昂して禁止されているコート内に入りレフリーに食ってかかった事で2回目のテクニカルファールを受け、あえなく退場処分に。

これで完全に流れがウチに来ると、後は点差を考えて無理せずショットクロックを目一杯使って時間をコントロールし、最後はスタンド総立ちの中でタイムアップ。
5連敗の長いトンネルを、ベンチ入りの選手全員の気迫と積極性で掴んだ見事な快勝で抜け出した。

今日のMVPは、前記のように前半終了間際のフリースローを成功させ、後半にもダンクシュートやターンオーバーなどで活躍したエドワード・モリス。
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と、ここでまたもハプニングが。
MVP受賞の後のコメントをエドが英語で話し、それを通訳さんが翻訳する時、途中から感極まって言葉に詰まり、その後を訳せなくなった。
エドのコメントからは「ヨコハマ」という言葉と、あと「コーチ」という言葉が何回か聞き取れたが、そういえば12月、エドがフリースローをことごとく外して負けた岡谷での試合が横浜戦だった。

自分は当然ながらエドのコメントを訳せはしないが、通訳さんの態度から察するに、エドのフリースローが全く入らずに負けたあの試合で、落ち込むエドに青木ヘッドコーチや石橋コーチが何か気持ちを立ち直らせる大事な言葉をかけてくれたんだろう。
そして、今日はエドのフリースロー成功が勝利に貢献した事で、コーチ陣に感謝の言葉を述べたんじゃないかと思う。

そんなエドの苦しみを見ていたからこそ、通訳さんは大勢の観客が見守る中で不覚にも言葉を詰まらせるほど感激したんだと思うし、そんな通訳さんをエドと#24リー・ロバーツのデッカイ黒人選手2人が愛おしそうに“サンドイッチ・ハグ”する姿に、観客から暖かい拍手が贈られた。

そんな訳で、今日の試合は同地区で2位を走る秋田に快勝した事で選手達に自信が付いたんじゃないかと思うし、あの通訳さんの“プチ・アクシデント”で、ウォリアーズが更に“チーム”になっていくんじゃないかと感じた。

ウォリアーズは、来週はアウェイでウエスタン2位の大阪、再来週はホーム(伊那)でウエスタン3位の京都と、この後も強敵との対戦が控え、苦しい戦いを強いられるだろう。
でも、今日の1勝は何勝分もの価値がある、とても意味のあるものだと思うし、これからも個人技の寄せ集めではなく固い結束のある“チーム”として、関西の強豪に真正面からぶつかっていってほしい。

そして自分も、トーゼン再来週は伊那に行きまっせ!!
帰り道のコンビニで19日のチケット買っちゃったし・・・
アイスホッケーアジアリーグ2011-2012 東北フリーブレイズvsチャイナ・ドラゴン
昨夜は帰宅が遅かったのでその日のうちにアップできなかったが、昨日は実に3年ぶりに長野での開催となったアイスホッケーアジアリーグを見に、ビッグハットまで行ってきた。

長野を準本拠地としていたSEIBUプリンスラビッツが解散し、財政難などから長野カップが開催されなくなった中、本当に久し振りのビッグハットでのアジアリーグ。
大物アーティストのコンサートや各種展示会が行なわれたり、先週は全国中学校スケート大会(全中)のフィギアスケート会場になったりと、ビッグハットも“多目的ホール”の名の通り色々なイベントが開催されているが、やっぱりココはアイスホッケーが一番よく似合う。
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長野市出身のチャイナ・ドラゴン#30酒井大輔選手が、アジアリーガーとなって初めて地元で行なう公式戦。
そんな記念すべき“凱旋試合”とあって、平日夜の、しかもカード的に“微妙”な試合にもかかわらず、総勢1027人と結構な数の観客が集まった中で行なわれた、東北フリーブレイズとの一戦の結果は以下の通り。

東北フリーブレイズ 6(2-0・4-1・0-0)1 チャイナ・ドラゴン

試合はやはり東北ペースで進み、チャイナ側でのプレーが多かったが、チャイナの守備陣も高い集中力で得点を許さず、アイシング等でプレーが止まる場面も少なく、テンポよく時間が進む。
そんな中、1P6分と16分に、いずれも東北がシュートリバウンドをフリーで叩き得点。
酒井としては、リバウンドコントロールが甘く2失点を許し、ちょっと悔いの残るセービングだったんじゃないだろうか。
ただ思いの外ロースコアで、1Pはなかなか締まった展開だった。
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しかし、2Pは2分に、東北の(傍目には)何でもないようなミドルシュートが簡単に入って点差が広がる。
チャイナも4分に1点を返すも後が続かず、逆に8分にゴール正面からキャッチンググラブを吹き飛ばされるほど強烈なスラップショットを喰らい、15分と18分にも連続失点を許し勝負の行方はほぼ決定。
また、ピリオド折り返しあたりから両チーム共にペナルティが増え出し、乱闘も勃発するなど何やらキナ臭い雰囲気となり、「試合が壊れはしないか」とヤキモキしてくる。
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そして迎えた最終第3ピリオド。
インターミッションの間に「故郷の試合で無様なプレーは見せられない」と気持ちを締め直したか、ここから酒井が奮起する。
チャイナのフィールドプレーヤーの足も止まり、東北が更なる追加点をと攻勢をかけるが、決定的なシュートも酒井のスーパーセーブで追加点を許さない。

ピリオド中盤に訪れた、味方の連続ペナルティによる3人対5人の大ピンチを迎えても、酒井の頑張りに感化され集中力が戻ったフィールドプレーヤーの頑張りもあって無失点で切り抜け、「こりゃ3ピリ完封もあるかも・・・」と期待が高まる。

そんなこんなで時間は進み、試合終了10秒前から東北の応援団が始めたカウントダウンに自分も同調。
あちらは自チームの勝利に向けたものだが、自分は酒井の“ピリオド完封”を期しての秒読みだ。

そして遂にタイムアップ。
東北の最後の猛攻も耐え、3つのピリオドの中でも最多となる16本のシュートを全て防ぎ、酒井大輔が見事に第3ピリオド完封を達成!

このシーンが見られただけでも、昨日はビッグハットに足を運んで本当によかった。
試合には負けてしまったし、6失点という結果は本人にとっては不本意かもしれないけど、地元・長野の観客は、ホッケーを知っている人ほど、酒井の3Pの活躍を大きく評価したんじゃないかと思う。
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そして、完封という結果はゴーリー一人の頑張りだけではなし得ない。
2Pには勝負が決し、ともすれば戦意が失せて試合を壊してしまいそうなところ、3Pになって盛り返し粘り強く守り抜いたチャイナのフィールドプレーヤー陣も評価したい。

自分は中国チームの試合は、数年前の『ハルピン』と『ホサ』の2チームが参戦していた頃に一度見ただけだが、その時は大方試合が決すると、プレーが荒っぽくなり無意味なペナルティや乱闘を頻発して試合をブチ壊してしまい、非常に印象が悪かった。
それが、中国オールスターチームとしての『チャイナ・ドラゴン』となってから見た日光と長野での3試合は、最後まで試合を棄てずしっかりとプレーをやり切る姿に、レベルの差こそまだまだ大きいけれど、中国チームの精神的な成長を感じた。

そしてそれは、東北から“出向”した、荒城啓介監督と酒井選手を始めとする5人の若手選手の影響も大きいだろう。

チャイナも日韓6チームから勝ち星を上げるのはまだまだ難しいと思うが、もっともっと頑張って中国のアイスホッケー界を盛り上げてほしい。

そして酒井選手も、厳しい環境の中でシュートをガンガン撃たれまくり、それをセーブしまくれば、実力もグングン上がってくるハズだ。
日本代表ゴーリーといえば、福藤豊・石川央・春名真仁など錚々たるメンバーが揃っているが、そんな先輩達に追い付け追い越せの気概で、これからもチャイナのゴールを守ってほしい。
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