ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
201207<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201209
countdown
2012年長野県サッカー選手権決勝
今日は今年の天皇杯長野県代表を決める県サッカー選手権決勝。
自分は過去2年は同じ日に行なわれたレディースの応援に行っていたので、この大会は3年ぶりの観戦になる。

この選手権のタイトルは、ウチは前身のエルザ時代からほとんど縁がなかった。
自分のエルザ応援初年度となった2004年に、当時の県内強豪チームだった日精樹脂工業サッカー部を破って初優勝を遂げたものの、2連覇確実と思われた翌年はアンテロープ塩尻に試合終了間際に追い付かれ、当時の主流だったVゴール方式による延長戦で、自分の記憶が確かなら延長開始から僅か2~3分であっさりと相手に決められて手中に納めかけていたタイトルを逃すと、その後は台頭してきた松本山雅FCにことごとくヤラれ続け、2007年にいたっては準々決勝で当時北信越リーグ2部の大原学園に敗れてしまうという体たらく。

思えばウチの“ロスタイム病”や大一番での勝負弱さは、あの2005年のアンテ戦から始まってしまったんじゃないだろうか・・・

しかし、今回ばかりは話は別だ。
目の前に立ち塞がっていた松本山雅はJ2枠での参戦のため県予選は免除され、ウチはスーパーシードとしてこの決勝戦のみの参加。
そして対戦相手は、北信越リーグ1部で今季4位のアルティスタ東御。
もちろん勝負の世界に“絶対”という言葉は無く、ウチが持ち前の勝負弱さを発揮(?)して、あるいは“テレビ中継のある試合には勝てない”というアホらしくも強力なジンクスにより、新進気鋭のアルティスタに足元をすくわれてしまう可能性だって全くゼロではないが、仮にもJFLで堂々優勝争いを演じているチームとして、ここは力の差を見せ付けて圧勝しなければならない。

と、外野が口で言うのは簡単だけど、実際にやる方としてはこういった試合が一番難しいんだろうと思うが、8年ぶりのタイトル奪取&天皇杯出場権をかけた重要な試合の結果は以下の通り。

アルティスタ東御 1(1-3・0-7)10 AC長野パルセイロ
s-写真00006

戦前、自分は「いくら大事な決勝戦といっても、相手との実力差を考えると普段リザーブに甘んじている選手を少し入れてくるんじゃないか」と予想していたが、発表されたスタメンを見ると、#24藤井が#13藤田に替わっているだけで後は普段のリーグ戦と全く同じメンバーとなっており、この試合に掛けるチームの思いがひしひしと感じられた。

「ヨシ、それなら2ケタ得点やってこい!」と心の中で檄を飛ばし、それに応えるように前半5分、#20野澤の思い切りの良いミドルシュートが決まって早くも先制。
さすがはパルセイロの“お祭り男”、こういった試合になるとしっかり結果を出してチームやスタンドを盛り上げてくれます。
s-写真00017

さぁ、まずは順調な滑り出し。これからガンガン攻めていきましょうか・・・と期待したが、これで安心してしまったのか、東御のファールも厭わぬ激しいチャージになかなかペースを作れず、逆に前半10分、相手のロングフィードにGKとDFがお見合いしてルーズとなったボールをさらわれてそのままフリーでゴール前まで持ち込まれ、あっけなく同点ゴールを許してしまう。

この何ともオソマツな失点の後も、「当って砕けろ!」と積極的な東御にロングフィードを通されたりディフェンスからのパスをカットされてゴール前へ斬れ込まれたりとヒヤッとする場面が続き、対照的になかなか前へボールを持ち込めずイライラする場面も多く、「こんな所でまたしてもジンクスにヤラれてしまうのか?」とヤキモキしたが、前半32分にフリーキックからの混戦を#22小川が押し込んで勝ち越し、その5分後に#20野澤の2つ目のゴールで2点差としたところで、ようやく“安全圏”に来たと胸を撫で下ろした。

そして後半は、前半の鬱憤を思いっきり晴らすかのようなパルセイロのゴールショー。
ここでその一つ一つを書いていくのは大変だし、正直全部のゴールを覚えているわけじゃないので、自分の中の“忘備録”も兼ねて4点目以降をズラッとリストアップしていきましょう。

4点目 後半12分 #3大島
5点目 後半17分 #10宇野沢
6点目 後半20分 #3大島
7点目 後半27分 #19向
8点目 後半32分 #13藤田
9点目 後半38分 #13藤田
10点目 後半ロスタイム #15寺田
s-写真00044
s-写真00055
s-写真00067

最初は期待半分冗談半分で「2ケタ獲って来い!」と思っていたけど、本当に10点取って力の差を見せ付け、JFL所属チームとしての責任を見事に果たし、8年ぶりの県選手権優勝のタイトルを掴み取った。

まぁ、東御には失礼ながら選手個々の実力差やチームとしての完成度などを考えれば当然の結果ではあるが、ウチはこれまで格下のチーム相手でもこういった大一番になるとなかなか実力の差を見せ付ける事ができず、予想外の接戦で勝っても物足りなさを感じてしまう試合が多かっただけに、こうして最後まで手を抜かずウチのサッカーをやり切って勝利したのは大いに賞賛したい。(ただし、最初の20分間は余計だったけどネ・・・)
s-写真00107

それから、個人的にこの試合には巡り合せの妙を痛切に感じた。
8年前の優勝時の監督は現在の小湊コーチで、その年をもって小湊さんが監督を勇退されてからずっと優勝から遠ざかっており、今日は薩川監督が指導者S級の研修に出ていて欠席だったため代わりに指揮を執ったのが小湊さん。
更にアルティスタ東御の森川監督は、8年前はエルザと決勝で対戦した日精樹脂のゴールキーパーとして出場しており、長い歳月を経て再び同じ決勝の舞台で両者が対戦する事になるとは何という因縁。

これは自分が何度もこのブログで書いているが、クラブが上を目指していく中で結果が出なければ簡単に監督やコーチの首を挿げ替えてしまうところが少なくない中、こうしてクラブ創立から選手としてかかわり8年前に監督をしていた人物がJFLに上がっても堂々と第一線で活躍しているところが、パルセイロというクラブがどんなビッグクラブにも負けない確固たるポリシーを持って活動している何よりの証であり、今日こうして小湊監督(敢えて“代行”の文字は外させていただきます)の指揮の下で優勝し、小湊監督の胴上げシーンを再び見る事ができたのが何よりも嬉しい。
s-写真00155

そんな訳で我等がパルセイロが見事に今年の長野県選手権を制したのであるが、このタイトルを獲るのは今年が最後にしましょう。
他のチームが春先からずっと予選を戦ってきたのに、スーパーシードでひょっこり決勝戦だけ出てきて優勝を持っていってしまうのは何だか申し訳ないような気がするし、ウチは来年以降Jリーグに上がるまでの天皇杯はJFLシードで出場し、県選手権のタイトルと天皇杯長野県代表の栄誉は、長野県で頑張っている他のチームに取らせてやろうじゃありませんか。

そして、早くも来週9月1日には北海道代表・札幌大学との天皇杯の1回戦が札幌厚別競技場で行われ、それに勝てば9月8日にコンサドーレ札幌との対戦が控えている。
クラブ史上初となるJリーグチームとの公式戦実現にこちらの心もワクワクしてくるが、浮き足立って先ばかり見ていずに、まずは目の前の1回戦を今日のような最後まで手を抜かない姿勢でしっかり勝ち切ってほしい。
自分はさすがに札幌まで応援に行く事はできないが、遠く北の大地から朗報が届くのを大いに期待しています!
(ついでに、もし勝ちあがった場合の2回戦は、NHKの全国中継がある事を大いに期待しています!!)

・・・あ、それとスタッフの方へ。
最後にみんなで撮った記念写真をオフィシャルで使う時は、上隅に薩川監督の顔写真(もちろん名鑑に載っているような神妙な表情のヤツで)を丸枠で貼り付けておく事をお忘れなく!
s-写真00172
スポンサーサイト
被災地を歩く2012~七ヶ浜スタジアム界隈編~
先週8月18日の昼過ぎ、JFLの試合会場である七ヶ浜町で海沿いの被災状況を見た後、坂道を15分ほど歩いて七ヶ浜サッカースタジアムに到着したが、意外と早く着いてしまい開場時間まではもう少々時間があったので、スタジアムを横目に通り過ぎて周辺を歩いてみる事にした。

まず最初に目に飛び込んできたのは、日曜日の“蔵出し”の1枚目の写真にもあった瓦礫の山。
この山は約1.5km離れた海岸沿いからも見る事ができ、「あの瓦礫置き場にはどうやって行くのだろう?」と思っていたが、まさかスタジアムのすぐ後ろの段にあるとは思わなかった。
s-写真00045

上の写真はスタジアムのスタンドから見えた山を同じレベルから見たものだが、手前のグランドにあるプレハブ小屋やサッカーゴール、そして傍で作業している重機などと比べると、その規模が分かると思う。
そしてこのような山は1つだけではなく、奥の方に同じような塊がいくつも見受けられた。

現在、このような瓦礫を処理するために地元だけでなく他地域の自治体への広域処理を政府が要請しているが、どの自治体も及び腰になってなかなか受け入れを表明するところが無く、また受け入れようとすると一部住民の激しい反対運動が起きて話が立ち消えになってしまうケースが続いている。
しかし、そんな人達は是非とも現地に行って、このような光景を直に見て欲しいものだ。
受け入れ反対の理由として、よく安全性について言われるが、それは福島第一原発事故での放射能による汚染を心配しているのだろうか?
そうだとしたらおかしな話だ。あの原発から七ヶ浜など宮城県の沿岸部までは直線距離で茨城県水戸市や栃木県宇都宮市などと同じで、水戸や宇都宮で出たゴミが放射能に汚染されて焼却できないなんて話は聞いた事がないし、もとより今のダメダメ政府だって放射能に汚染された瓦礫まで受け入れをお願いするほど無知無能ではない。
これだけの瓦礫だって、関東や中部の各自治体が協力して少しずつ受け入れていけば、全てとはいかないまでもかなりの量の瓦礫が処理できるはずだ。
数ヶ月前に長野県の議会だったか首長会議だったかで、瓦礫受入に対して何とも腰抜けな決議がなされたが、あのニュースを聞いた時は自分は心底ガッカリしたものだ。
実際には現地からの運搬費や受入施設の能力など幾つかのハードルはあると思うが、自治体や受け入れ反対を叫ぶ人達は変な風評や憶測に踊らされる事なく、もっと日本中がこの問題を真剣に考えて行動を起こして欲しいものだ。

・・・話がちょっと逸れてしまった。こういった政治的な話がネット上でこじれると厄介な事になるので、これくらいにして話を元に戻そう。

さて、ここからもう少し歩くと中学校と小学校が並んで建っており、そのうち中学校の第二校庭には仮設住宅が立ち並んでいた。
瓦礫の山やコンクリート土台だけの家の跡と共に、震災を象徴する光景に目を奪われてしまう。
s-写真00047

さらに中学校の体育館には、外壁が倒壊する恐れがあるので注意を促す貼り紙があったり、立派な校舎は地震の影響で使用できないらしく校庭にプレハブの仮設校舎が建っているなど、この界隈は高台で津波の直接的な被害は無かったものの、地震の揺れによる被害は相当なものがあったようだ。
s-写真00048

ただ、小学校の校庭では少年野球の子供達がコーチに怒鳴られながら一生懸命練習に打ち込んでいる姿があったし、部活の帰りであろうジャージ姿の女子中学生が、リュックを背負いカメラを肩に掛けて汗でヨレヨレの格好で歩いている見ず知らずのオヤジ(←ワタクシの事です・・・)にも「こんにちは!」と元気な挨拶をかけてくれたりと、この街の未来を担う若い子たちが明るく一生懸命頑張っている姿に少し元気をもらえたような気がした。

最後に、七ヶ浜サッカースタジアムの関係者入口にあった貼り紙を掲載しよう。
s-写真00049

七ヶ浜を始め、被災された方々は今なお我々に比べると大変な生活をされていると思うけど、どうかこの貼り紙の通り前を向いて頑張って力強く、でもあまり頑張りすぎないで、常に明るく希望を持って歩いていって欲しいと願っている。

そんな訳で、これで自分が見てきた被災地のレポを終わるが、ちょっと気が早いけど、もし来年も宮城遠征に行けるようなら、試合会場はどこであれ是非とも七ヶ浜町を再訪して今回と同じコースを歩いてみたいし、時間が許せば宮城県の代表的被災地である石巻まで足を延ばしてみたい。

そして、「あれからこんなに復興が進みました!」という明るいレポをこのブログに載せる事ができると信じている。
被災地を歩く2012~七ヶ浜町海沿い編~
多賀城市の被災地再訪を済ませ、昼過ぎにソニー仙台工場前のバス停から路線バスに乗って、JFLの試合会場がある七ヶ浜町へ。
ただし、このバスに乗ってスタジアムに直行しても時間が余るので、最寄のバス停(といってもそこからスタジアムまで歩いて15分くらいかかるのだが・・・)を通り越し、小奇麗な新興住宅地の中を走る。
この辺りは“汐見台”という地名の通り、海岸沿いより一段高い場所にあるため、少なくとも津波による直接の被害は免れていたようで、とてもよく整備された美しい町並みでバスの中からは建物や道路の破損、瓦礫などの震災に絡むものは見当たらなかった。

そしてバスは、そんな住宅街を抜けて坂を下り、海の近くの終点・菖蒲田で止まった。

と、バスを降りてすぐに目に飛び込んできたのが、小川を渡る道路が寸断されている光景。
ここから海の方を見ると、防波堤の一部分が土嚢で応急処置されている箇所があり、おそらく小川が海に注ぎ込む地点の防波堤が構造的に他より弱かった地点が破壊され、波の勢いでこの道路に架かる小さな橋を周囲の地面もろとも持っていってしまったのだろう。
上に乗るべき橋桁が無くなった橋台と、かつては道路の一部だった場所にポツンと取り残されたように立っているマンホールが痛々しい。
s-写真00035

次に上の写真を撮った位置から振り返ってふと見上げると、頭上にかかっていた道路案内の看板に結構太い木の枝が引っかかっているのを見つけて思わず声を上げてしまった。
という事は、津波はこの看板の高さまで達した事になる訳で、改めて想像を絶する津波の規模と威力に恐れ入ってしまう。
s-写真00033

そしてこの海沿いの道路を少し歩くと、建物の上屋がそっくり無くなりコンクリートの土台だけが残っている光景に出くわした。
帰宅してネットの地図や航空写真で確認したところ、この辺りには民宿や商店など結構な数の建物が軒を連ねていたようだが、それらは根こそぎ流されて上屋は全滅。辛うじて写真のような土台や門柱だけが、かつてここに家があった事を教えてくれた。
このような光景は福島の浜通りや三陸地方の沿岸部ではよく見られ、テレビの被災地を訪問するドキュメンタリーや旅番組では度々紹介されてきたが、こうして実際に現地に行って目の当たりにすると本当に胸が詰まるものだ。
s-写真00039

こうして海沿いの被災状況を見てきて、ぼちぼちスタジアムへ向かう時間となったが、その前に堤防を越えて浜へ出てみた。
するとそこには広くきれいな砂浜が広がり、海のレジャーを楽しむ人の姿もちらほら見られるなど、どこまでもノンビリと平和な光景があった。
こんなきれいで穏やかな海が、数え切れない人やクルマや建物を流し、呑み込んでしまうほど荒れ狂ってしまったなんて、にわかには信じられない。
s-写真00036

それから、海からスタジアムに向かうまでの道中での事。
この道沿いは両側に数件の家と共に広大な畑や田んぼがあったのだが、それらも全て津波に流されて跡形も無い荒れ野原となり、数台の重機が復旧作業に追われていた。
s-写真00044

写真の奥の並木の向こうが海で、手前には瓦礫の山も見受けられる。
で、工事現場にどんな復旧作業を行っているかの説明看板があったのだが、それを読んで唸ってしまった。

農地の被害といえば、海の水が入り込んだ事による土壌の塩害が主な問題になっているが、どうもそれだけではないらしい。
農地に瓦礫が混ざり込み、そのままでは耕しても土の中がゴミだらけで作物を植えるどころではなく、それらの瓦礫入りの土を掘り起こして大きな“ふるい”にかけ異物を取り除くという、広い農地を思うと気が遠くなるような地道な作業が必要との事だ。

表面にある瓦礫を取り除いてしまえば、田畑の被災状況は宅地や道路に比べると視覚的なインパクトには乏しく見過ごされがちであるが、その復旧には宅地や道路などより多くの時間と労力が必要な部分もあるという事を、今回ここに来て見て初めて知る事ができた。

そんな訳で、色々な思いを持って坂を上りスタジアムに着いたのであるが、その界隈にも被災の光景が多く見られたので、一両日中に“第3弾”としてアップしたいと思います。
被災地を歩く2012~多賀城再訪編~
今回の宮城遠征、その主目的はもちろんパルセイロだったのだが、それと同じくらい大きな目的だったのが、去年の宮城行きの際に訪問した多賀城市の被災地を再訪し、目の当たりにした光景がどうなったのかを確認する事だった。

この目的のために試合会場に入るまでの時間をなるべく多く確保するべく、金曜日の夜に長野を発つ夜行バスで東京・上野駅まで行き、そこから東北新幹線に乗って朝8時過ぎに仙台入り。
そして去年と同じくJR仙石(せんせき)線に乗り換えて、まずは多賀城を通り過ぎて終点の高城町駅と一つ前の松島海岸駅を訪れた。

この仙石線は読んで字のごとく仙台と石巻を結ぶ路線で、県都・仙台市と県内主要都市の一つである石巻市を結ぶメインルートだったのだが、先の震災で仙台からの電車は途中の高城町までで運休となっており、その先へは松島海岸駅から代行バスに乗り換えねばならず、超有名観光地・松島の玄関駅としての華やかさとは裏腹な代行バスのりばの案内看板が、妙にリアルに震災の事を語っているようだった。
s-写真00069

そんな松島海岸駅から目と鼻の先の海岸線へ歩いて、岸から見える島を愛でたり観光遊覧船の発着光景を楽しんだり松島の象徴ともいえる瑞巌寺の五大堂をお参りするなどのプチ観光の後、来た道を引き返していよいよ多賀城へ。
ここから先は、去年の訪問時の記事を頭に入れてから読み進める事をお勧めします。

1年1ヶ月ぶりに見る懐かしい光景が広がる駅前から、あの時の記憶を頼りに仙台港方面へ歩き出すと、当時はまだ壊れていて警察官の手信号に頼っていた交差点の信号機は最新のLED式に変わってきちんと作動していたし、全面亀裂だらけで傾きかけていたビルは取り壊され、跡地は月極の駐車場になっていた。
また、ソニー仙台工場の近所にあった津波による土砂の流入で閉鎖されていた小さな公園は、押し潰された遊具も新しくなっており、小さな子供がお母さんに見守られて滑り台で遊んでいる姿が見られた。
s-写真00071

まぁ、これらの復興ぶりは街がしっかり機能していれば当然の変化であり、自分もある程度の予想はついていた。
ただ、去年の記事の最後の写真にあったお手製の『がんばろう!』の貼り紙があった店で、その貼り紙が取り外され普通に営業を続けていたのはちょっと嬉しかった。
まだまだ街のあちこちに『がんばろう』の看板は目に付くが、こうして店の人が独自に作ったと思われる看板が取り外されたという事は、とりあえずその店の界隈では『がんばろう』のスローガンが不要な平穏な日常が戻ってきた事を意味するのだと思うのである。

そして、今回の多賀城再訪で一番気にかけていた事。
それは、去年の記事で店舗休業の貼り紙を紹介させていただいたあの店がどうなっているかという事。

ここで改めてその貼り紙の内容を掲載させていただく。

『この度の東日本大震災により○○(店の名前)は休業させて頂いております。
只今お客様との再会とお店の再開に向け取り組んでおります。
もうしばらく掛かりそうですが、お待ち頂けたら幸いです。
○○スタッフ一同』

この内容には、ベニヤ板とブルーシートで塞がれボロボロになっていた店構えと共に深く自分の心の中に残っており、震災関連のニュースを見るたびに「あの店は無事に再開できているのだろうか・・・」と心配していたのだが、記憶をたどってその店のあった辺りに来ると、瀟洒な構えのケーキ屋さんが営業していた。
s-写真00077

店の看板を確認すると、あの貼り紙に書かれていた店名と一緒。
あれから1年あまり、この店は廃業する事も他所へ移る事も無く、貼り紙に書かれていた約束通り、元の場所で真新しい店舗で営業を再開していたのだ。
別に自分はこの店に何の縁もないけど、今回この事を確認できて本当に嬉しかった。

ただし、これで多賀城界隈が完全に復興したと喜んではいられない。
ソニー仙台工場手前の大通りの向こうにふと目をやると、公共施設の駐車場だったスペースに、津波で流されたと思しきクルマの廃車体がうず高く積まれていたのだ。
s-写真00073

え~っ、こんなの去年からあったっけ?
あの時はとにかくすぐ目の前にあった被災状況に気を取られ、4車線プラス中央分離帯の広い産業道路の向こう側まで目が届かなかったので、順調に復興が進んでいると喜んで撤収しようとした最後にこの光景を見せ付けられてショックを受けた。

そんなこんなで多賀城での予定は全て終わり、ちょうど昼時だったのでこの廃車体置き場のすぐ近くにある食堂で昼食を摂ったのだが、その店先に出ていた幟旗がイカしていた。
s-写真00076

『負けてたまるか! 福幸応援 宮城県中華料理組合』

これまでは『がんばろう』のスローガンの下、早く普通の暮らしに戻れるように援助の手を借りながら遮二無二がんばってきたのだと思うが、あれから1年以上が経過して暮らしや心に余裕が出てきたか、今度は自分達が中心になって我が街を元気にしていこう! という気概にあふれた内容だ。
“復興”という言葉に“福”と“幸”の文字をあてるとはベタな語呂合わせだが、単なる街の“復興”から一歩進んで心の“福幸”に向けて歩み出そうという姿勢がうかがえる、なんだか元気が出てきそうな実にナイスな幟旗だった。

ちなみにこの食堂はソニー仙台工場のお膝元にあるためか、店の中にはソニー仙台FCのポスターと選手達の寄せ書き色紙が飾られていた。
JFLの“北の門番”として名高い老舗企業チームが、今も地元の人達に愛され続けていると実感して、食後のお冷を飲みながら「あー、この食堂に入って正解だった・・・」としみじみ思った次第である。

そして、多賀城市よりも更に海沿いにあり被害規模も大きかった七ヶ浜町の現状は、またまとまり次第アップしたいと思います。
蔵出し写真館 8/18JFL第28節vsソニー仙台FC編
昨日は七ヶ浜町でのJFL観戦の後、バスと電車を乗り継いで仙台で“勝利の牛タン”を堪能して駅前のビジネスホテルに泊まり、今日は交通費節約のため、仙台駅前から朝7時半発の高速バスで新潟駅へ、そこから別の高速バスに乗り換えて信越線高田駅で鈍行電車に乗り継ぎ長野に戻るルートで、夕方4時半頃に無事帰着。
これなら単純に『はやて』~『あさま』と新幹線を乗り継ぐルートの半額で済むので“貧乏遠征隊”には大変ありがたい行程だが、乗り継ぎの待ち合わせも含めて合計約9時間を要するので、自分のような重度の乗り物マニアの方以外にはあまりオススメできません。

さて、昨日の記事で予告の通り、今日は七ヶ浜での試合の写真を“蔵出し”でアップしたいと思います。
因みに“蔵出し”のアップは久し振りだな~と思って振り返ってみたら、7月初めのパルセイロ&グランセローズコラボ企画以来1ヶ月以上ぶり、JFLネタでは5月のホーム金沢戦以来約3ヶ月ぶりとかなりサボってました。 う~ん、ちょっと反省・・・

s-写真00052
まずは試合前の整列シーン。
今日の信毎でも書かれていたし、昨日パブリックビューイングに参加した方はご存知だと思うけど、ご覧のようなあまりよろしくないピッチコンディションだった。
これは、昨日自分が指摘したように海風による塩害もあるだろうし(そういえば、同じく海のすぐ近くにある石川県の根上球技場もこんな感じのピッチだった)、あるいは震災の復興事業優先でスタジアムの芝整備に経費や人手を回せないのかもしれない。
でも、そんな状況を瞬時に判断してプレースタイルを切り替え結果を出すあたりに、今年のウチの成長ぶりを感じるんである。

あと注目してほしいのが画像右上の高台にこんもり盛り上がっている山だが、PVでは映っていたかな?
これは震災で発生した瓦礫の山で、見えているのはほんの一部。
スタジアムから1段上がった平場にはこういった瓦礫がうず高く積まれており、数台のバックホーが休み無く処理している光景があった。
選手達も各々のブログの中で書いているが、現地ではまだまだ震災の爪痕がそこかしこに残っており、自分も大いに考えさせられた遠征だった。(なお、これら震災関連で自分が体感してきた記事は、後日まとまり次第アップする予定です。)

s-写真00066
前半終了間際に同点に追いついた時の選手達の喜びのシーン。
この時はゴール前での混戦だった事もあり、誰が決めたか遠目ではハッキリ分からず、また決めたと思しき選手が大きなアクションで喜ぶ事もなかったので、とりあえず喜び合う選手に向けて写真を撮ったのだが、その後のアナウンスで#14高野選手のゴールと知り、上がった写真の中心には満面の笑みを浮かべる耕平の姿が写っていた。

それにしても、リードされていた苦しい展開の中でのようやくの同点ゴールという、後半の逆転に向けてあまり派手に喜んでいられないシチュエーションではあったものの、せっかくの記念すべき自身JFL初ゴールだったにもかかわらず、耕平の喜び方が控えめ過ぎて少し拍子抜けしてしまった。
他のゴールシーンの写真を見ていると、むしろ他の選手のゴールを喜んでいる時の方が派手なアクションをとっているようにも思えてしまうが、その控えめな仕草が、それまでの流れや今後の展開を考えた耕平のクレバーさや誠実な性格を物語っているように感じる。
でも、今度ゴールを決めた時は、もっとサポにアピールするように思いっ切り喜びのパフォーマンスをしてくださいね。

s-写真00011
逆にはちきれそうな満面の笑みで両手を広げてダッシュし自身の勝ち越しゴールを喜ぶ#17松尾選手。
その後を追う#19向選手と共に、あまりの嬉しさに本当に宙を飛んでおります。
それにしても、昇悟はビブスをつけてベンチにいる時も試合中にピッチ外でアップしている時も、常に一生懸命で前向きなイイ顔をしているが、こうしてゴールを決めた時の表情は格別で、写真を撮っているコッチにも嬉しさがビンビン伝わってくる。
特に昨日は、苦しかった試合の中でノドから手が出るほど欲しかった決勝点を交代出場してすぐに掴んだだけに、その笑顔もなおさら輝いて見える。

そして、そんな昇悟がダッシュして向かった先が・・・

s-写真00013
ピッチ外で戦況を見守っていたリザーブ選手達のところ。
#2籾谷選手のブログの中で『点をとってこっちに来てくれたのはほんまに嬉しかった★★』と書いてあったが、その時のシーンがコレです。
昇悟と抱き合うモミの、まるで自分の事のように顔をクシャクシャにして喜ぶサマや、その後ろから駆け寄る選手達の表情を見ていると、モミが書いているようにベンチ全体で戦う素晴らしいチームワークを感じるんである。

s-写真00022
s-写真00023
そして最後は、選手達が踊る勝利の“シャナナ”。
宮城という地に特別な思い入れのある#5大橋キャプテンを初め、猛烈な蒸し暑さと劣悪なピッチコンディションの中、全員が最後まで集中力を切らさず本当によく頑張ってくれました。

あと、このシーンの前に選手達がスタンドに向かって挨拶した後で撤収しようとしたところを、「ホレ、まだひとつお約束があるだろう。サポと一緒に踊って来い。」(←セリフは自分の想像)と促した小湊コーチの指示を自分は見逃しませんでした。
小湊さん、ナイスアシスト!
そして週末の県選手権決勝では、S級ライセンス取得研修のため欠席の薩川監督に代わっての采配をよろしくお願いします!!
JFL2012第28節 vsソニー仙台FC
先週のブログ記事では特に宣言していなかったが、今日はワタクシ、はるばる宮城県は七ヶ浜サッカースタジアムまで来ちゃいました!

今月はアルウィンで県選手権決勝の試合もあるけど、これから突入する天皇杯などによる中断を前に、リーグ戦を戦うパルセイロを是非とも生で見たかったのだ。

さて今日は、他カードは10月に行なわれる28節を、会場確保の都合から1試合だけ前倒しで行う事になった訳だが、という事はウチだけ他チームより1試合分、優勝を争う最大のライバルである長崎とは2試合分、早く日程を消化する事になるため、ここは是が非でも勝って勝ち点3を上積みし、ライバル達にプレッシャーをかけておきたいところ。

しかし、そんな大事な試合の相手は、ここまでリーグ最少失点を誇るソニー仙台FC。
ウチはこのような堅守のチームは苦手にしているので、今日は非常に厳しい戦いになる事が予想されるが、そんな難敵を撃破する事ができたか、その結果は以下の通り。

ソニー仙台FC 1(1-1・0-1)2 AC長野パルセイロ

今日の試合会場である七ヶ浜サッカースタジアムは、海に近く潮風による塩害があるためか芝が生え揃っておらず、芝が枯れてベージュになっている箇所が多く、また砂を入れて応急処置している箇所もあり、パスを繋いでいくウチにとっては不利なピッチコンディション。
オマケに、曇り空で気温はそんなに高くなかったが、湿度が高く猛烈に蒸し暑い気候。

そんな悪条件が重なったためか、ウチは立ち上がりからなんとなく動きが重く、ボールの収まりが悪いように感じられた。

そして前半26分、そんな動きの悪さからディフェンスに隙ができたところを相手に斬り込まれ、痛恨の先取点を許してしまう。

会場で配られたソニ仙のマッチデープログラムのプレビュー記事には、堅守速攻の自チームを評して『0-0の状態をできるだけ維持しながら、終盤に得点を狙う勝ちパターンの「1-0」での勝利を狙いたいところ。』と書いてあったが、終盤どころか早くも前半に1-0になってしまい、自分も内心「これはちょっとヤバイかも・・・」とイヤ~な予感が頭をよぎった。

しかし、ウチもそんな悪条件に慣れてきたか徐々にチャンスが増えてくると、前半終了間際の42分、相手ゴール前の混戦から最後は#14高野が押し込んで同点に!

この得点はチームに元気を取り戻し、現地に駆け付けたサポ達にも勇気を与えたが、そこはさすが試合巧者のソニ仙、後半になってウチにもリズムが出てきたものの、なかなかビッグチャンスを作らせてくれない。

そんな状況を打破しようと、ウチは後半20分に#24藤井に変えて#13藤田を投入するも、その後も状況はほとんど変わらず時間だけが刻々と進み、ようやく後半36分に#7佐藤に変えて#17松尾を投入。

個人的には、松尾はもっと早い時間に入れてリズムを変えてほしいと思っていたので、「昇悟出すの遅いよ!」と内心グチってみたが、その直後の後半37分、敵陣のゴール前で大きく跳ねたボールを松尾が相手ディフェンダーを背にしてヘッドで後ろに擦らせると、そのボールがそのままゴールに転がり込んでナンと勝ち越し!!

プレー時間は短くとも、ファーストタッチを勝ち越しゴールという結果に結び付けてしまうあたり、やっぱり昇悟は何か“持ってる”んでしょうな。

いや、“持ってる”なんて偶然性をはらんだ神がかりなものではなく、どんな状況でも常に前向きにガムシャラにプレーする昇悟の姿勢がなせるワザであり、言わばこのゴールは“必然”的産物だよね、昇悟!

そんな訳で、非常にいい時間帯に勝ち越したウチはいつもの落ち着きを取り戻し、ロスタイムのソニ仙の最後の猛攻も凌ぎ切り、アウェイの難しい試合を見事逆転で制した。

それにしても、今日は内容的には本当に厳しいものがあったし、勝ち越し点も決してウチらしい相手を崩してのビューティフルゴールではなかった。

でも、そんな厳しい試合こそ、キレイなゴールよりも今日のような泥臭いゴールの方がよく似合うと思うし、そうやって苦手なタイプのチームにも最後まで諦めず執念で勝ち点3を掴み取る事ができたのは、今後に向けて非常に大きい。

この価値ある勝利を勢いに変えて、まずは来週の県選手権決勝を確実にモノにして天皇杯本戦でJFL発の“オレンジ旋風”を吹かせ、10月から再開するリーグ戦では優勝街道を真っ直ぐ走り抜けましょう!!

なお、今日は仙台のホテルからケータイ(まだスマフォではない)でアップのため写真はナシ。
ただ、当然今日もカメラを持っていっているので、試合の写真は帰宅後に最近ご無沙汰の“蔵出し”ででもご披露したいと思います。
JFL2012第24節 vs Honda FC
先月の栃木ウーヴァ戦以来3週間ぶりのホームゲームとなった今日の試合の対戦相手は、6月のアウェイ戦で0-4という屈辱的惨敗を喫したHonda FC。

実は自分は、JFLの中では“マイクラブ”以外ではHondaが一番好きで、Jリーグ・バブルに浮かれる事なくアマチュアリズムを貫き、輝かしい伝統に裏打ちされた確固たるポリシーのもとで骨太な攻撃サッカーを展開するHondaをリスペクトしており、アウェイでのクラブ史上に残る惨敗劇も、「あのHonda相手ならむしろ光栄」とサバサバした気持ちで都田を後にしたものだった。

しかし、だからといってホームでもヤラれる訳にはいかない。
ウチだって、どんなJリーグクラブにも負けない素晴らしいポリシーを持ち、サッカー不毛の長野市で安易な補強に頼らず“叩き上げ”でここまで成長してきた全国に誇れるクラブだし、同じ攻撃的サッカーを標榜するチームとして、何としてでも都田のリベンジを果たさなければならない。

リーグ後半の一つの“山”ともいえる重要な試合の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 5(2-0・3-0)0 Honda FC
s-写真00033

試合の立ち上がりはHondaペースで、持ち前のスピードとパワー溢れる攻撃に押される場面が多かったが、徐々にウチにボールが収まり出してペースを掴むと、通り雨が降ってきた前半15分、積極的に前へとチャレンジする姿勢を見せていた#19向がサイドをえぐり見事にゴールを決め先制!
s-写真00045

その後もウチがテンポよくボールを回して優位に試合を進めていき、前半37分に#10宇野沢のゴールで2点目!!
s-写真00071

これで完全に波に乗ったパルセイロは後半になっても試合の主導権を握り、早くも後半7分、#19向のパスに鋭く反応した#24藤井が3点目を決め、ゴール裏で雄叫びを上げスタンドのムードも最高潮!!!
s-写真00038

今日はここのところ失点続きだった守備面でも非常に高い集中力で対処できており、このゴールで試合の勝敗は決した感があったが、都田で実際に0-4の惨敗劇を体験した者としては、「あと1点取って得失点差で追い付き、あの時の悪夢を晴らしてほしい」という思いが強く、「あと1点、あと1点・・・」と心の中で念じていた。

そして、その「あと1点」にかける思いは選手も同じだったようで、この後もウチは全く攻撃の手を緩めず、後半25分に途中出場の#22小川が得意の頭で合わせてゴールし、遂に欲しかった4点目をゲット!!!!
s-写真00075

よっしゃ~、これで都田の借りは返した! 後は失点しないようにしっかり守って・・・と自分は大喜びし溜飲を下げたが、しかし、選手達の考えはそんな自分の更に上を行っていた。
こちらのラッシュに足が止まってきたHondaを横目に、守りに入るどころか尚も前へ向かう姿勢を見せ続け、後半43分、#19向が高い位置でボールを奪うとそのままGkもかわし、無人のゴールに流し込んでこのカード“勝ち越し”となる5点目を取っちゃった!!!!!
s-写真00074

そしてこの歓喜の直後にやって来た3分間のロスタイムも、Hondaの最後の抵抗を落ち着いて切り抜けタイムアップ。

そんな訳で、“都田の屈辱”のリベンジ、今日ここに完遂☆☆☆☆☆

これはリーグ戦だから何点取ろうが1勝は1勝だが、もしこれがカップ戦だったら、1stレグの4点差を2ndレグで大逆転した事になり、そう考えるとこんなにスゴい事はない。
とにかく選手達は、あの惨敗がよっぽど悔しかったんだろう。今日は前節の金沢戦のような中途半端なプレーは全くといっていいほど見られず貪欲にゴールへ向かう姿勢を見せていた。

そして5得点のお祭り騒ぎに忘れがちだが、最近失点が続いていた守備面でも、今日は全員が非常に集中して“攻撃的”なディフェンスでHondaの猛攻をしっかり食い止めてくれた。
どんなに大量得点を取っても1つでも失点してしまえば“画竜点睛を欠く”といったところだっただけに、Honda相手に無失点での勝利は、ある意味5得点以上に価値のあるものだ。

とにかく、今日は久し振りに気分がスカッとした試合を見せてもらった。
これでパルセイロは天皇杯も挟みつつ長期ロードとなり、今度のホームゲームは10月14日までおあずけとなってしまうが、そんな“お留守番”中の2ヶ月間も今日の5ゴールをオカズに美味いメシが食えるんじゃないかと思う。

さぁ、この勢いを次につなげよう!
次節は宮城県七ヶ浜サッカースタジアムでのソニー仙台戦だ。
今季のソニーは長崎と並んで現在リーグ最少失点の堅守を誇っており、3月に行われたホームゲームでもそんな堅守を攻めあぐね1-1のドローに終わっている。
ウチはHondaのように攻撃的で向かってくるチームには相性がいいのだが、しっかり引いて守ってくるチームにはなかなか結果を残せず、そういった意味では次節はウチが優勝争いに残っていく上での大きなポイントとなる試合だと思う。

そんなウチの“真価”と“進化”が問われるこの試合を、今日のように貪欲にゴールを狙う攻撃的サッカーで何としてでもモノにしよう!
PCL2012第12節 vsスフィーダ世田谷FC
昨日の金沢もいい加減暑かったけど、今日の南長野も殺人的な暑さで、駐車場に着いた時にクルマの外気温計が36℃を表示しているのを見て、冷房が効いた車内から外に出るのを一瞬ためらってしまったほどだ。

そんな酷暑の中での今日の試合、相手のスフィーダ世田谷は現在4位と上位に付けており、サポーターも地元から多数駆け付けてゴール裏いっぱいにダンマクを張り出して意気込み十分だが、そんな強敵にホームで意地を見せる事ができるか、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 0(0-3・0-1)4 スフィーダ世田谷FC

今日も相変わらず試合開始から相手に押し込まれる場面が目立ったレディースだったが、今日はこの暑さにヤラれたか守備に集中力を欠く場面が多く見られ、前半11分にコーナーキックからのこぼれ球をミドルで決められ先制を許すと、19分には相手に回されてディフェンスラインの足が止まり、その隙を突かれてフリーで決められ2失点目。

特に2失点目は、攻め込まれてディフェンス陣が一瞬ボールウォッチャーとなり、ゴール前にエアポケットのように広いスペースを作ってしまうという、去年まで再三見られた悪いクセが久々に出てしまったようで、最近はこのあたりがグッと改善されていただけに非常に悔やまれるプレーだった。

その後、38分にはペナルティエリア内に斬れ込んできた相手を不用意に倒してしまい、やらずもがなのPKで3失点目となったが、とにかく前半のレディースは攻守共に動きに精彩を欠いており、メインスタンドの観客も全く日陰が無い中で暑さが余計に堪えるような、何とも重苦しい展開だった。

それでも後半になると、守備にいつものような集中力が戻り、攻撃でも#10浦崎優香や#11橋浦さつきが積極的な姿勢でゴールに迫り何度か決定的なチャンスを作るなど、ようやくウチも調子が出てきた感じになり、スタンドからもようやく歓声や応援の声があがってきたが、あと一押しができずに無得点のまま時間が過ぎていき、それならせめて後半は無失点で切り抜けて次につなげてほしい・・・と願ったが、試合終了間際の残り数プレーというところで相手の猛攻に押し込まれてトドメの4失点目を喫してしまった。

今日の試合は、2失点目と3失点目はミスや不用意なプレーによるものだったし、4失点目も最後にきての詰めの甘さが露呈するなど、1失点目以外はもしかしたら防げたかもしれない少々悔しい結果となってしまった。

ただ、前半は全く元気のなかった選手達も、後半になると集中力や積極性が戻って盛り返してきたし、ロスタイムまで更なる追加点を与えなかったところは評価してやりたいと思う。
一つ一つのプレーを見ると課題は多いが、ウチは実力的には他に劣る分、サッカーに掛けるひたむきさでは決して強豪チームにも負けないものを持っていると思うので、応援してくれるサポや職場の方々のためにも、残り6試合となった今シーズンを気持ちを切らさず全力で走り抜けてほしい。
JFL2012第23節 vsツエーゲン金沢
前節はアウェイでホンダロックSCに手痛い“鉄槌”を下され連勝がストップしてしまったパルセイロ。
佐川印刷やカマタマーレ讃岐などに勝利し苦手を克服したと思いきや、やはりJFLはそんなに甘いリーグじゃないという事を改めて思い知った形となった。

まぁ、負けてしまったものはしょうがない。気持ちを切り替えて仕切り直しといきましょうか。

そして、再び連勝街道を走るための大きな関門となるのが、今日のツエーゲン金沢戦。
自分は去年は春の震災復興支援試合も夏のアウェイゲームも日程が合わず行かれなかったため、北信越リーグ以来3年ぶりの金沢遠征となったが、慣れ親しんできた金沢市民サッカー場に変わってツエーゲンのホームスタジアムとなった西部緑地公園陸上競技場は自身初見参。
立派なスタンドやビジョンのあるスタジアムでの試合は、小規模なメインスタンドだけだった市民サッカー場でやっていた頃を思うと、改めて「JFLという舞台で戦っているんだ」という実感が湧いてくる。

・・・と、感慨に浸るのは試合前まで。
金沢とは、6月のホームでは試合終了間際に痛恨の失点を喫っしドローとなってしまったが、アレさえなければ前半戦を首位で折り返し天皇杯のJFLシードを得られていただけに高い代償となってしまったので、そのリベンジのためにも北信越のライバルである金沢には負けられないが、そんな大事な試合の結果は以下の通り。

ツエーゲン金沢 2(1-1・1-1)2 AC長野パルセイロ
s-DSC_9349.jpg

試合は前半13分、前に出てきた相手GKを見越した#10宇野沢の技ありループシュートが決まり、パルセイロが幸先よく先取点を奪う。
s-DSC_9552.jpg

しかし、これで波に乗るかと思いきや、逆にリードした事で変な余裕が出てしまったか、ウチの悪いクセである“横パス病”が発症し、中盤ではボールを回すが前に行けば行くほどスピードがガクッと落ちてしまい、逆にカウンターから素早い攻撃を仕掛ける金沢に流れが行ってしまい、前半19分、スルーパスを受けた金沢の#9齋藤がディフェンス2人を振り切ってGKと1対1となり冷静に流し込まれる、敵ながら見事なゴールで同点に追い付かれる。
s-DSC_9553.jpg

その後もウチの煮え切らない攻撃にヤキモキし、金沢の鋭いカウンターにヒヤヒヤする展開が続いたが、後半5分にコーナーキックから#3諸江に頭で押し込まれ逆転を喫してしまい、メインスタンドのアウェイ側にも多数陣取っていた金沢サポの歓喜に囲まれて、なんともイヤな居心地となってしまう。

しかし、後半23分に#13藤田、28分に#17松尾と選手を入れ替えると攻撃のテンポがグッとよくなり、松尾投入から僅か1分後の29分、絶妙なクロスを藤田が頭で押し込んで再び同点に追い付くと、そこからは両チームの意地と意地がぶつかる激しい攻防となったが、結局両者決め手に欠きホームでの試合に続き痛み分けとなった。

それにしても、JFLに上がってからの金沢との対戦は、去年は両者ともアウェイで勝って1勝1敗、今年は両者ともホームでリードを追い付かれてのドローと、成績といい展開といい全くのイーブンで、こんなところからも北信越時代からしのぎを削ってきた両者のライバル関係が垣間見られるんである。

まぁ今日の試合に関しては、先制してから攻め切れずに自分達で流れを悪くしている感じがあったが、そんな状態から同点に追い付きアウェイで勝ち点1をもぎ取ったのはよかったし、同点ゴールを決めたのが、ここまでなかなか結果が出せず苦しんでいたマコというのも嬉しかった。
また、久々に途中出場でピッチに立った#9保戸田もなかなかいい動きを見せ、今後に期待を持たせてくれた。
内容的には決して満足とはいえなかったが、そんな中でもリザーブ選手の活躍などもあって負けなかっただけヨシとしましょう。
s-s-DSC_9554.jpg


そして次節は、久々に南長野に戻ってきてのHonda FC戦。
6月のアウェイではHondaらしい骨太な攻撃の前に0-4と大敗を喫してしまったし、今のウチも6月のあの時期と同じようにチーム状態は決してよいとは言えないが、今日の同点シーンで見せたような泥臭くゴールへ向かう姿勢を前面に出して、8月唯一のホームゲームとなるこの試合でアウェイ戦のリベンジを果たしてほしい。
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.