ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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bjリーグ2012-2013 vs高松ファイブアローズ@長野・2日目(+パルセイロトップ試合雑感)
昨日、遂に連敗を2ケタに乗せてしまったウォリアーズ。
そんなチームの状況を象徴するかのように、昼前からしとしとと雨が降り出す肌寒い天候の長野市だったが、それにもかかわらず自由席は1・2階とも売切れで1770人ものブースターが長野運動公園総合体育館に詰め掛けた。

そして、そんな大勢のスタンドを少しでも盛り上げようと、DJは公式練習の最後にかける曲をいつもより明るくノリのよいものに変え、それに合わせてMCが観客の手拍子を煽り、スタンド全体で「今日こそ勝つんだ!!」という雰囲気を作るなど、スタッフも今日の一戦に並々ならぬ力を注いでいるようだ。

そんな中、悩める戦士・ウォリアーズは暗いトンネルを抜け出る事が出来たか、その結果は以下の通り。

信州ブレイブウォリアーズ 85(23-15・16-24・25-23・21-30)92 高松ファイブアローズ
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今日のウォリアーズは、勝利を切望するブースターの声援に応えようと立ち上がりから積極的に仕掛けていく。
#11齊藤洋介の3Pを皮切りに、#6齋藤崇人がキレキレのプレーでゴールやアシストを量産してチームを引っ張り、#2メイジャー、#9マイク、#32エド、#34エリックの外国人勢もそれぞれの良さを出して得点を重ねて1Qの中盤には10点のリードをつけ、スタンドも「今日はイケるだろう」と大いに盛り上がる。

ただ、いつも思い切りのよいプレーでチームにリズムを与えてきた#3松原佑樹と、昨日・今日とスタメンを任され活躍が期待された地元・長野市出身の#12宇都宮正が共に2Q序盤までに3つのファールをとられており、この“名脇役”2選手のファールトラブルが後々に響かなきゃいいが・・・という不安もあった。

それでも2Q立ち上がりまではウチのペースで試合を運んでいたが、確か2Qの2~3分過ぎだったかに不用意なターンオーバーから失点を許してしまったところから流れが一変。
ウチは相手の厳しいマークから無理な体勢で打ったシュートがことごとくリングに嫌われ、逆に高松は『ウサギとカメ』のカメよろしくコツコツと着実に加点して点差を詰められ、2Q終了間際に再び喰らったターンオーバーからの3Pを決められて遂に同点に追いつかれて前半終了。

こうなってしまうと、もう今のウチには一気に押し寄せた悪い波を戻す力は無く、3Qはどうにか踏ん張って打ち合いを制し2点差でリードするも、勝負の4Qに入ると結果を求める焦りからかシュートが全く入らなくなり、リズムを変えようと#3松原や#12宇都宮を投入したくてもファールアウトが怖くて入れられず、経験不足の#0佐々木や#22上田を投入するバクチが打てるハズもなく、結果プレー時間が長くなった#6崇人と#11洋介がスタミナ切れを起こす悪循環。

逆に高松は、そんなウチをあざ笑うかのように次々と3Pを沈め、またゴール下でもウチのプレスで苦しい体勢から打ったシュートもほとんど成功し、あっという間に10点差まで突き放されてしまう。

それでも最後まで諦めずに声援を送るブースターに押されて、最終盤には意地を見せて点差を詰めたが、時すでに遅し。
結局、1つのミスから相手に傾いた流れを止め切れず、今季の対西地区全敗となる11連敗目を喫してしまった。

自分もこれまで、パルセイロ以外は常に弱いチームばかりを応援してきたから、贔屓のチームが負け続ける事には慣れているハズだったが、正直、昨日と今日の敗戦は自分の中でも立ち直れないくらい辛い結果となってしまった。

特にこの2日は風邪気味で声を張る事ができず、大きな声援で選手達を後押しする事ができないのが本当にもどかしく悔しかったし、2Qの中盤までは前途洋々だった流れが目の前で破綻をきたし、ズルズルと点差を離されてく様を見せつけられてやるせない気持ちになった。

石橋HCじゃないけど、本当に何をやっても結果が出ず、どうしていいか分からない状態だ。

ただ、昨季の高松は1年間で2勝しかできなかった訳で、高松ブースターは今のウチらとは比較にならないくらい悲しく苦しい思いをしたハズだし、そんなドン底だった高松が、多少の補強はあったとはいえ昨季と同じ指揮官の下でここまでチームを立て直したのだから、我々ウォリアーズのブースターも高松ブースターを見習い、気持ちを切らさず、選手を信じて応援し続けるしかないだろう。

今季のbjレギュラーシーズンも残すところ再来週からの松本~千曲~千曲と続く6試合を残すのみ。
そのうち、パルセイロの試合との兼ね合いで自分が行けるのは4/13の松本(vs岩手)と4/27の千曲(vs富山)の2試合だけとなってしまった。

その2試合分の前売券を、今日の試合後に会場で購入した。
もうこうなりゃ『毒喰らわば皿まで』じゃないけど、チームが勝とうが負けようが、自分の出来る範囲で会場に足を運んで徹底的に応援し、自分なりに今季のウォリアーズを最後までしっかりと見届けたいと思う。


そして・・・・

JFL第4節@大分だいぎんサッカー・ラグビー場
HOYO大分 1(0-1・1-2)3 AC長野パルセイロ

bjのインターバル中にちょくちょく携帯速報をチェックしてパルセイロの試合も気にかけていたが、去年2敗と苦汁を飲まされたHOYO大分に初勝利し、開幕4連勝で首位をがっちりキープ!
試合の内容は文字情報だけでは知る由もないけど、スタッツを見るとシュート数も19-7で相手を圧倒していたし、今季初先発の#7佐藤が期待に応えて先制弾を決めたり、#17松尾に待望の今季初ゴールが生まれたり、佐藤に代わって入った#8田中恵太がすかさず結果を出したり・・・と、とにかく上々の結果が出せて本当によかった。(ま、後半ロスタイムの1失点がちょっと余計だけどね。。。)

パルセイロの次節は、去年は2分けと大分同様に苦汁を飲まされたツエーゲン金沢戦。
その金沢は昨日ホームで讃岐に負けて14位と低迷しているが、北信越のライバルとしてウチとの対戦では一際気合を入れてくるだろうし、ウチにとっては“地上波テレビ中継”という大鬼門も待ち構えている。
去年のホームゲームで後半ロスタイムに追い付かれ天皇杯JFLシードを逃したリベンジと、『テレビ中継で勝てない』というアホ極まりないジンクス払拭(自分の中では去年の県選手権決勝はこのジンクスの対象外、SAGAWA SHIGA戦は引き分けなのでジンクス継続中です)のためにも、次節は何が何でも勝ちにいこう!!
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bjリーグ2012-2013 vs高松ファイブアローズ@長野・初日
ウォリアーズは先週日曜日の千曲での試合も、強豪・京都に最後まで食い下がりながら72-76で惜敗し、チームワースト記録更新の9連敗と未だ長い長いトンネルの中。

連敗中はハイレベルな西地区の強豪チームとの連戦だったが、そんな対西地区5週連戦の最後を飾る今週の対戦相手・高松ファイブアローズとは去年の同じ時期に同じ会場(長野市東和田運動公園総合体育館)で試合しており、その時はウチが2連勝させてもらっただけに、今度こそ連敗脱出の期待がかかる。

しかし、昨季の高松はシーズン52試合で僅か2勝しかあげられなかったのが、今季はここまで44試合で16勝と昨季から比べたら大躍進しており、決して簡単に勝てる相手ではないといえる。

ウチは東地区で16勝28敗の8位、相手は西地区で16勝28敗の8位と、奇しくも東西の同一勝率・同一順位同士の顔合わせとなったこのカード。
題して『東と西、どっちの8位が強いか対決』(←あんまりパッとしない対決だな。。。)第1ラウンドの結果は以下の通り。

信州ブレイブウォリアーズ 87(22-25・21-14・13-25・31-27)91 高松ファイブアローズ
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このシリーズはテレビ信州とのタイアップという事で、局のキャラクター“マイチャン”と以前ケンミンショーで全国デビュー(?)を果たした伊東陽司アナも応援に駆け付けたこの試合、ウォリアーズは相変わらずミスが多くてなかなか波に乗れず、堅実に得点を重ねていく高松に追い付けそうで追い付けない、何とももどかしい展開が続いていたが、2Qの中盤以降は徐々に選手間の連携もとれて流れを呼び込むビッグプレーも多くなり、2Q終盤で逆転して43-39とリードして試合を折り返す。

しかし、これが勝てないチームが持つ“負のスパイラル”ってヤツなのか、3Qに入って両者ポンポンと点を取り合う“ノーガードの撃ち合い”状態の大味な流れになってきたら、それまではうまく噛み合っていたウチのオフェンスの連携が雑になってターンオーバーを連発し、みるみるうちに点差を離されて、ふと気が付くと8点差という少なくないビハインドを背負ったまま3Qを終了。

それでも、最近のウチは最終盤に粘りを見せて驚異的な追い上げをする試合も多いし、この点差ならまだまだ逆転勝利もありうる・・・と祈るような気持ちで迎えた4Qだったが、攻勢を仕掛けて点差を詰め寄っても要所で相手の3Pが決まってまた引き離されたり、肝心なところでまたしてもシュートミスやターンオーバーで取れるポイントをみすみす落としてしまったり・・・という“いつもの”パターンとなってしまい、結局は最後のファールゲームも虚しく時間が減っていくのを力無く見送るだけで、遂に連敗数は2ケタの10まで増えてしまった。

この試合、久々に#32エドワード・モリスのダンクがいっぱい見られたし、#3松原佑樹の果敢なカットインなど闘志溢れるプレーも出たし、#2ジャメイン・グリーンのショットも安定していたし、#34エリック・ウォルトンが攻守に大活躍だったし、#12宇都宮正お得意の3Pも出たし、#9マイケル・フェイも相変わらず弱気な部分はあるもののリバウンドなどゴール下でしっかり仕事をしていたし・・・と、個々の選手・個々のプレーを見るとそんなに悪くは無いと思う。

そんな試合の勝敗を分けたキーワードは、『肝心なところで・・・』だろう。

高松は、ウチほど派手なプレーは少ないながらも堅実なプレーで得点を重ね、ウチが「あと一歩で追い付ける」という肝心なところで3Pを決めて再びリードを広げる。

対するウチは、「ココを決めれば流れが変わる」という肝心なところでシュートミスしたり、もうビハインドを広げられる訳にはいかないという肝心なところでターンオーバーを許したり・・・と、とにかくウチは“球際”ならぬ“勝負際”での肝心なプレーを失敗する事が多く、それが焦りにつながって更にミスを重ねてしまうといったところ。

そんな訳で、今日も決して勝てない試合じゃない内容だったのを落としてしまったが、逆の言い方をすれば、そんなほんの紙一重の差を何とかすれば十分に勝機はあると捉える事も出来ると思う。

石橋ヘッドコーチの試合後の挨拶の口調から「何をやっても勝てない」という苦悩が滲み出ていて、また選手達もその間ずっと下を向いて厳しい表情をしており、1200人以上が詰め掛けた会場の空気もお通夜のように重苦しい雰囲気ではあったが、明日は切り替えられない気持ちを強引にでも切り替えて、開き直って東和田のコートで暴れまくり、吼えまくり、今度こそ長い連敗記録に終止符を打ってほしい。

明日こそ、本当に明日こそ、久々にウォリアーズの勝ち試合が見たい!!!
JFL2013第3節 vsホンダロックSC
開幕戦の最悪なコンディションから一転、今日は風も穏やかで麗らかな春の光が降り注ぐ絶好のサッカー日和。
そして自分も、開幕戦の時はうっかり引換券を忘たため貰えなかったサポーターズクラブ特典を2週間遅れで受け取り、イヤーブックに目を通しながら「ようやく今シーズンも本格的に始まったな・・・」と実感する。
(それにしても、スペシャルパートナー特典のデイバックって、このテの物にしては普通に店で売ってるのと同じしっかりした作りっスね。こんなイイ物もらっちゃっていいんでしょうか?)

さて、開幕からの2試合を苦戦しながらもしっかり連勝して迎えた今日の相手・ホンダロックSCは、開幕から2連敗で、更にJFL全20チームの中で唯一、未だ無得点という厳しい出だしとなっているが、その内容はHonda FCや讃岐といった強豪相手にロースコアの惜敗で、しかも情報によれば流れのなかで守備を崩されての失点は無しという事らしく、“本業”同様の固い守備は今年も健在のようで、ただでさえこのようなチームを苦手としている上に、怪我人が多く攻撃の連携も未だ模索中のウチとしては、今の結果だけ見て油断していると“プロレタリアの鉄槌”を喰らいかねない侮れない相手だ。

開幕3連勝を賭けた、序盤のウチの真価が問われる気の抜けない一戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(1-0・0-0)0 ホンダロックSC
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キックオフから10分くらいは両者様子見の静かな立ち上がりながら、徐々に“ボールを回してサイドから崩すパルセイロ”と“しっかり守って縦のボールでカウンターのロック”という予想通りの構図ができあがってくる。

ウチは今日も中盤の#11畑田や“2シャドー”の#8田中恵太と#17松尾が献身的に走り回って試合を作り、#14高野・#16平島の両サイドも攻守にフル回転の活躍を見せていたが、ロックの堅い守備に阻まれてなかなかフィニッシュまで持っていけず、逆に風上に陣取る相手の長い縦パスからピンチを招く場面も多かったものの、そこは#3大島・#15西口のセンターバックを中心に要所を抑えて得点を許さず、パルサポ目線ではワッと盛り上がるような場面も無く少々物足りない展開ながら、両者の持ち味がぶつかる一進一退の息詰まる攻防が続く。
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それでも、前半も30分を過ぎてくると徐々にウチがボールを持つ時間が長くなってきたが、やはりまだ攻撃の形が固まっていないためか、それともしっかり引いて守るロックの守備にボールの出しどころを見つけられないのか、中盤でボールを持っても前を向けずにすぐに最終ラインへ渡してしまうなどなかなかボールを前へ運べず、業を煮やしたスタンドからも「前へ!前へ!」と檄が飛ぶ。

するとそんな檄が届いたか、前半ロスタイムに左サイドで上手くスルーパスを受けた#10宇野沢がそのままドリブルで斬り込んで相手DFを振り切り、GKと1対1から冷静にゴールに流し込み待望の先取点をゲット!
これまでジリジリする展開だった分、このゴールと共に吹かれた前半終了の笛が観客の歓声で掻き消されるくらい盛り上がった、最高な形のゴールだった。
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そして、このゴールの余韻が冷めやらぬまま迎えた後半は、序盤から完全にパルセイロのペース。
前半に見られた“横パス病”は見られなくなり、積極的に前へ向かう姿勢が見えて試合も俄然白熱した展開になってきたが、そこはさすが堅守のホンダロックだけあって、粘り強い守備でシュートまでいかせてもらえず、また決定的な場面のシュートを思いっ切りフカしてしまったり、「行った!」と思ったシュートがGKのファインセーブや12番目のプレーヤー“クロスバー”氏に阻まれたり(クロス氏にはウチも一度助けてもらったけど・・・)となかなか追加点を奪えず、逆に相手の鋭いカウンターに肝を冷やす場面もあって、前半とは違った意味でジリジリした展開となった。
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それでも、リードしている者の強みからか時間を重ねるにつれ落ち着いた試合運びで試合をコントロールし、最後は敵陣でうまくボールをキープして時計を流し、そのままタイムアップで見事に開幕3連勝を飾った。
また、他会場ではここまで2連勝の讃岐と福島が敗れHonda FCが引き分けたため、唯一3連勝のウチが予定通り(?)首位に浮上で気分もサイコー!

・・・と浮かれてばかりもいられない。
今日も結果的には勝ったけど、スタッツからシュート数を見てみると、いみじくも攻撃的サッカーを標榜するウチが9本に対して守備的チームであるハズのロックの10本を下回っているし、相変わらずの攻撃の迷いから来る“横パス病”や決定機でシュートを外しまくる“お馴染み”のシーンなど、反省点を挙げればキリがない。
それに、3連勝ながら3試合とも1点差勝ちで得失点差を大きく伸ばせない点も、シーズン大詰めにきた時の優勝争いに大きく影響しそうだ。

だだ、何度も言うように今はまだ選手達が美濃部監督の戦術を実戦の中で模索している最中であり、このような少々煮え切らない内容も仕方がない事で、今はとりあえず勝利という結果を出してコツコツと勝ち点を積み重ね、後半になって戦術が噛み合うようになってきてからグンと加速すればいいし、3連勝という結果を素直に喜びつつ、更に上を目指して成長を続けていきましょう。

次節は、去年ウチが2連敗した唯一の相手、HOYO大分とアウェイで対戦する。
大分は開幕2連敗を喫したものの、今日はアウェイで讃岐を破って今季初勝利を飾っており、その完全アウェイの状況でも全く動じずに勝利に向けてひたむきにプレーするチームカラーは、敵としては非常に怖い存在だ。

ウチとしては、2年連続準優勝という実績や現時点での順位などの“格”は、はるばる九州に行くには荷物になるから長野のクラブハウスに置いといて、相手に負けない強いハートだけを大分まで持っていき、去年一度も勝てなかった相手に対するチャレンジャー精神を全面に押し出して、是が非でも勝ち点3を持ち帰ってきてほしい。

【 追記 】
自分は後期のロックとのアウェイ戦は残念ながら見に行く予定が無いので(行けるもんなら是非とも行きたいけど、時間的にも経済的にもさすがに延岡はムリ!)、企業チームでJFLに残ると思われるホンダロックSCとの対戦はとりあえず今日が見納めという事になると思うので、ちょっと大袈裟だけど敬意を込めて惜別の言葉を贈りたい。

ホンダロックとは、長野エルザ時代に初出場した2004年の天皇杯2回戦で対戦して1-4と完敗し“全国”の厳しさを思い知らされ、また2008年の地域リーグ決勝大会1次ラウンドではグループAで同組となり、初戦での直接対決は辛くもPK勝ちしたものの、その後の結果でこの組の決勝ラウンド進出をロックに持っていかれる(これが世に言う“本城の悪夢”・・・)など、対戦自体はそんなに多くないながら、要所で顔を合わせてその度に出そうになった頭を叩かれた、非常に印象深いチームだ。

現在は僭越ながらウチの方が上の順位にいさせてもらっているが、自分の中では未だにその存在が大きく感じられるチームであり、オールドファンとしてはロックと同じ土俵で戦わせてもらっている現状を本当に嬉しく思っている。

そんなロックもJFLではなかなか結果が出せず、2005年の昇格から僅か2年で地域リーグに戻されてしまったが、降格から僅か2年でハイレベルな九州リーグと地獄の地域決勝を勝ち上がってJFL復帰を果たし、その後も順位的には毎年苦しい位置にいるものの、決して恵まれているとはいえない環境の中、後発チームの突き上げにも耐えて4年間JFLの座を守っているのは本当に賞賛すべき事だ。

パルセイロも、ロックのエンブレムにも描かれているフェニックス(不死鳥)のような不屈の魂を大いに見習っていかなければならないし、我々サポも、ロックを心から愛する総統閣下の『今そこにあるサッカーを愛せ!』という名言をしっかり心に刻み実行していかなければならないだろう。

ホンダロックの皆様におかれましては、とりあえず10月のアウェイ戦では、去年優勝が遠のく手痛い敗戦を喫した借りを返しにいかせて頂きますので、ひとつヨロシクです。
そして、歴史ある企業チームとしての誇りを胸に、これからも末永くJFLで活躍してくれるのを切に祈っています。
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・・・あ、それともう一つ大事な話、ロックのJFL再昇格の“アシスト”をしたのは、我々AC長野パルセイロだったという事実をお忘れなく!(笑)
bjリーグ2012-2013 vs京都ハンナリーズ@千曲
JFLは始まったばかりだが、bjリーグは4月末までのレギュラーリーグが佳境を迎え、現在ウォリアーズは西地区のチームとの10連戦の真っ最中。

自分はbjのレギュレーションについてはあまり詳しくないが、bjリーグでは同一地区同士は4回戦総当りながら、他地区同士は総当たりではなく、そのうちの半数となる5チームとどちらかのホームで2連戦を行うという変則パターンで、今季のウォリアーズは対戦順に滋賀・島根・大阪・京都・高松の5チームとのカードが組まれている。

で、元々西地区は全体的に東に比べてレベルが高いという事もあるが、なかなか調子が上がらないウォリアーズは今のところ西との対戦は6戦全敗で、その前の同一地区・東京戦でも負けているため、ドロ沼の7連敗で順位も8位に落ちてしまった。

そして今日の対戦相手・京都ハンナリーズも、前節までの時点で西地区6位と中位ながら実力のある強豪チームで、大黒柱のキャプテン#1呉屋をケガで欠く今のウォリアーズが勝つのはかなりしんどいな・・・というのが正直なところだが、勝負事はなんでもやって見なければ分からないし、ウチだって選手全員が強い気持ちを持ち、それぞれの仕事をしっかりこなしてチーム全体で戦う事ができれば、きっと勝機はあるハズだ。

今日から最終節まで、千曲~長野~松本~千曲~千曲と続く怒涛のホーム10連戦。
ここまで苦しんできた分、ホームの熱い声援で何とか盛り返して1つでも順位を上げてほしいものだが、そんな大事なシリーズの初戦、昨年来から約3ヶ月振りとなる本拠地・千曲市戸倉体育館で行われた試合の結果は以下の通り。

信州ブレイブウォリアーズ 65(16-15・14-17・17-20・18-26)78 京都ハンナリーズ
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相変わらず立ち上がりから攻撃のリズムが悪いウォリアーズだったが、今日は守備面で気合の入った厳しいプレスを仕掛けていたせいか、京都の方もウチにお付き合いしてあまりゴールが入らずロースコアーで推移していった1Qは、2点ビハインドの終了間際に#3松原の思い切ったカットインからのシュートが決まり、更にバスケットカウントで得たフリースローも決めて逆転したところで終了。

この#3松原の勇気あるプレーで波に乗りたいウォリアーズだったが、2Qは相手に連続ポイントを決められリードを許す。
それでも今日はこのままズルズル引き離されてしまわずにしつこく食い下がり、#32エドワード・モリスのブザービーターが決まってビハインドを僅か2点に抑え、後半に希望を残したままハーフタイムへ。

しかし勝負どころの3Qは、ウチは肝心なところでシュートミスやパスミスが目立ち、逆に相手に肝心なところで3Pを決められてじわじわと点差を離され、最後の4Qはなかなか点差が詰まらない中で一縷の望みをかけた終盤のファールゲームも実らず、終わってみれば13点差をつけられての敗戦となってしまった。

冒頭でも書いたように、今日は選手達には大変失礼ながら負けをある程度覚悟してきただけに、結果だけを見れば“予想通り”という事になるし、そんな中で京都相手に頑張った方だったんじゃないかともいえる。
しかし、今日の相手の出来を見た場合、この試合はうまくすれば十分に勝てた試合だった。

今日の京都は結構シュートを外していたし、ファールも多くてあまり思い通りの戦いが出来ていなかったと思うが、ウチはそれに輪をかけて攻撃のリズムが悪かった。

特に外国人勢にとって今日は“厄日”だったようで、普段はチーム一のポイントゲッターとして内でも外でもかなりの成功率でゴールを決めていた#2ジャメイン・グリーンが今日はことごとくシュートがリングに嫌われてしまったし、“ミスター”こと#32エドワード・モリスも「これは入っただろう」とガッツポーズを作りかけたゴール下からのレイアップを外す場面が多かったし、期待の#34エリック・ウォルトンはコンディションが悪いのかプレー時間そのものが短くてあまり活躍できなかった。

そして、自分はあまり選手個人を槍玉にあげる事はしたくないのだが、そこを敢えて言わせてもらえば、今日の敗戦の一番の原因は#9マイケル・フェイの消極的なプレーにあったんじゃないかと思う。
昨日の信毎のプレビュー記事でもその弱点を指摘されていたが、マイクは身長213cmと体は一際デカいが、どうも“ハート”が小さいようで、以前からデカい体が小さく見えるような何とも自信なさげなプレーが気になっていたのだが、今日もゴール下からの彼にとっては簡単に入るであろうシュートを肝心なところで外してしまったり、ゴール下に斬り込まずに外から確率の悪いミドルを打って案の定外してしまったりと、見ているコッチが「あーもうっ!違うだろっ!!」とイライラしてしまうようなプレーが多かった。

敗戦の原因を1人の選手に押し付ける気は毛頭無いが、もっとマイクが積極的に攻めていきゴール下を支配できていれば、この試合も違った結果になっていたと思う。

バスケドシロウトの自分が生意気言うようで申し訳ないが、ハッキリ言ってあれだけのビッグマンが外に下がってミドルを打つ図なんて見たくない。
マイクは体も技術もいいモノ持ってるんだから、故障で戦列を離れてしまったウェイン・マーシャルのように、もっと自信を持ってゴール下にドッシリ構え、インサイドの“ヌシ”になってもらいたい。
もしそんなプレーが出るようになれば、自ずとウォリアーズのオフェンスにも迫力が出てくるだろう。
個人的には、『マイクの覚醒なくしてウォリアーズの浮上は無い』というほど期待しているだけに、本当に彼には頑張ってほしいものだ。

ただ、そんな中でディフェンスは相手の素早いパス回しに翻弄されながらも集中力を切らさず厳しいプレスで守れていたし、課題のリバウンドも今日は相手より勝っていたんじゃないかと思うほどよく頑張ったと思う。
それに、なかなか自分達の思うようなプレーができない中でも最後までファールゲームで試合を諦めない姿勢を見せてくれたのはよかった。

これでチームは8連敗と依然苦しい状態が続いているし、観客数も本拠地の千曲市でのゲームにもかかわらず770人ほどという少なさで何とも寂しい限りだが、明日は日曜日という事でもう少し多くのブースターが足を運んでくれると思うし、これからレギュラーリーグ最終戦までホームで試合ができるので、そんな地の利を味方につけて、何とかこの現状を選手全員で打開してほしい。

自分は明日はもちろん南長野に行くので、パルセイロの試合が見られて嬉しい反面、苦しんでいるウォリアーズの力になれず大変申し訳ないのだが、良い知らせが届くのを心から期待している。
JFL2013第2節 vs栃木ウーヴァFC
さて、アイススレッジホッケーの世界選手権も昨日で終わった事だし(決勝戦が今日じゃなくて本当によかった・・・)、気持ちをパルセイロに切り替えましょうか。

今年のJFL初アウェイの対戦相手、栃木ウーヴァFCは、去年はなかなか結果が出せずに最下位に沈み、地域決勝3位のノルブリッツ北海道との入替戦も第1戦を落としてしまったが、第2戦で追いつきその後のPK戦を制する死闘の果てに見事JFL残留を果たした。

自分はどんな相手にも強い気持ちで立ち向かってくるウーヴァのプレースタイルが大好きだし、栃木市は長野から最も近いアウェイの地でもあるし、更に去年は突然の雷雨で試合が中止となり決着を見ないまま再試合にも行かれなかったので、またこうして栃木市陸で両者の試合が見られる事を本当に喜ばしく思う。

そんな栃木だが、前節の開幕戦はアウェイで讃岐に0-1で敗れたものの、粘り強い守備で強豪相手に残り10分のところまで無得点に抑えていたようで、栃木は去年までの相性がいいとはいえ、まだ攻撃の連携が完全にはなっていないウチとしては決して侮れない相手だ。

先週の劇的勝利の勢いそのままに、開幕2連勝でスタートダッシュを決める事ができるか?
この時期に「関東平野に下ってきたな~」と実感するようなポカポカ陽気に梅の花が満開の栃木路は、栃木市総合運動公園陸上競技場で行われた試合の結果は以下の通り。

栃木ウーヴァFC 2(0-1・2-2)3 AC長野パルセイロ
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試合は自力に勝るウチがガンガン攻め込み、それを栃木が粘り強く跳ね返す構図か・・・と思いきや、そこは敵ながら自分がホレるほど強い気持ちを持って向かってくるチームだけあり、栃木も決して引く事なくウチに負けず劣らず攻めてきて、ややウチが優勢ながら一進一退の展開に。

そんな中、前半21分に#8田中恵太が先制のゴール!
ゴール前で相手DFを引き付けておいて逆サイドに詰めてきた恵太にパスして、それをしっかりと決めるという、前節の決勝ゴールのようなキレイな得点シーンだった。
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このゴールでウチは更に波に乗ると思われたが、概ねボールを支配するもあと一歩攻め切れず前半終了。

そして後半、ウチは早いうちに追加点を取って主導権を握りたかったが、逆に栃木が立ち上がりから攻勢を掛け、ウチのお株を奪うような早いパス回しでウチの守備陣を翻弄すると、後半12分に、前半のウチの得点シーンのリプレイを見ているんじゃないかというような見事なゴールを奪われ同点に追いつかれてしまう。

この失点シーン前後のウチは相手の積極果敢な攻撃に対して完全に受け身になってしまい、この先どうなる事やら・・・と不安になったが、追いつかれてようやく後半のエンジンがかかり出したか徐々に盛り返し、後半22分にはゴール前の混戦から#16平島がしぶとく押し込んで移籍後初ゴールを決め再びリードを奪うと、27分には#10宇野沢が相手GKの前目の位置取りを冷静に見て技ありのループシュートで追加点!
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この2ゴールは時間帯もよかったし、相手にしてみれば悔しい取られ方で気持ちも折れたんじゃないかと思っていたが、栃木はそんなヤワなチームではなかった。
連続失点に意気消沈するどころか、逆に後半立ち上がりのように選手が動き回ってグイグイとウチの陣内に押し込んでくると、それに面食らったかウチのディフェンスラインがバタバタし始め、ウノのゴールから僅か3分後に取り返され1点差に詰め寄られてしまと、おそらく守備の建て直しの意図からか#25有永に代わって入った#19大道が立て続けにイエローカード2枚をもらって退場してしまうというドタバタぶり。

慌てて攻撃の#11畑田を下げて#4川邊を入れて守備を厚くし、数的不利の中で4分間の長いロスタイムを何とか凌いで勝つには勝ったが、「よっしゃ、勝ったぞ!」という充実感よりも、「どうにか終わった~・・・」と見ていたコチラの気持ちまでヘロヘロになるような、素直に喜べない感じだった。

この試合、ウチが上げた3つのゴールはどれも見事なものだったが、攻撃面ではまだまだ選手達に戦術に対する迷いや悩みが見られるように感じられ、見ていてもどかしく思う場面も多かった。

しかし、これは開幕前からある程度想定し覚悟していた事で、まだシーズンが始まったばかりのこの時期に腹を立てたり悲観したりする事じゃない。
首脳陣がガラリと変わり、今までより格段に高度な戦術を求められている今シーズンは、最後までこのように悩みながら終わってしまう可能性だってある。
でも、うまくいかなかったなりに少しずつでも何かを掴んでチームが成長していってくれればいいし、今年は“我慢の年”と位置付けて、今後も目先の出来事に一喜一憂せず、1年単位の長い目で見守っていけたらと思う。

それから、今日は勝った割には試合後の選手挨拶の時のスタンドの拍手も薄くて、ウチ主体でこの試合を見た場合は少々不満の残る内容だったが、もう少し冷静になって第三者目線で見た場合、栃木の最後まで諦めない気持ちの強さに目を見張らされた。

普通、後半のあの時間帯に連続失点してしまえば試合の体勢が決まってしまったようなものだし、後半も半ばを過ぎるとウチのパス回しに相手のスタミナが切れて足が止まってくるものだが、今日の栃木は運動量が全く落ちず、最後の最後まで選手全員が前へ向かう強い姿勢を見せ、自分はロスタイムの防戦一方な状況にヒヤヒヤしながらも、その一方で栃木のひたむきな戦い振りに心動かされた。

ウチは戦力的には充実しているし、指導者もハイレベルで他所より一歩先を見据えたチーム作りは自慢できるものだが、戦う上で最も重要な、そしてウチに少々欠けている“気持ちの強さ”を、栃木の選手達がしっかりと見せてくれた。
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そんな訳で、少々モヤモヤの残る内容だったもののとりあえず開幕2連勝できたし、栃木の素晴らしいプレーも見られたし、最終的にはとても充実した栃木遠征だったと思う。

ところで、来年発足のJ3には栃木も参入の意向を示しているが、ウチにとっては概ね余裕でクリアーできる参入条件も、栃木的には少々高いハードルとなるだろう。
しかし、サポの数も年々目に見えて増えているし、今日のような最後まで諦めない気持ちで課題を克服して是非とも参入を果たし、来年も栃木市陸(それとも足利になるかな?)で熱い戦いが見られる事を祈っている。
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アイススレッジホッケー世界選手権決勝戦
今週月曜日から始まったアイススレッジホッケー世界選手権Bプールも、遂に今日が最終日。

去年Aプール7位でまさかのB降格となった日本としては、1年でAプールに返り咲くためにも、そして長野以来4大会連続出場を果たしてきたパラリンピックへの道を繋ぐためにも、絶対に負けられない大事な大会であったが、昨日の準決勝に勝利して2位以上が確定し、Aプール返り咲きとソチ・パラ世界最終予選進出というとりあえずの目標は達成した。

後は、15年前の思い出の地・長野でBプール優勝のタイトルを掴み取るのみ。

・・・とその前に、午前中に行われたソチ・パラ最終予選への切符最後の1枚を賭けた3位決定戦、イギリスvsエストニアの模様を。

試合は技術力に勝るエストニアが押し気味に進めていたが、1P終盤に得たパワープレーチャンスをイギリスがモノにして先制すると、2Pの立ち上がりにもカウンターから追加点、更に中盤には相手のパスを高い位置でカットしてGKと1対1から3点目と、イギリスが効果的に得点を重ねていく。
エストニアも2P終盤にようやくゴールを決めると、3P序盤にパワープレーゴールで1点差に詰め寄り、残り2分のところで取ったタイムアウト明けからGKをベンチに上げて6人攻撃を仕掛けるが、決定的なシュートがポストに嫌われる等あと一押しができず、少ないチャンスを確実にモノにしたイギリスが3-2で逃げ切って今大会銅メダルとソチ・パラ最終予選出場権を獲得した。
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そんな両者の意地と意地がぶつかった白熱した3位決定戦も終わり、残る試合はただ一つ、世界選手権Bプール優勝を賭けた運命の決勝戦、ゴールドメダルゲーム。
今日は土曜日という事で、選手の関係者を中心に多くの観客が詰めかけたビッグハットで行われた注目の試合、その結果は以下の通り。

日本 2(0-0・0-2・2-1)3 ドイツ
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立ち上がりから主導権を握りたい日本だったが、ドイツはパックに対する寄せが非常に早く、選手のポジショニングもいいので、日本がパックを持って攻め込んでもすぐに体を寄せられたりパスカットされたりでなかなか攻撃の形が作れず、またシュートを打ってもすぐにDFがシュートコースを塞いで体やスレッジに当て、ゴールマウスまで飛んでいかない場面がしばしば見られた。

一方、攻撃の方では一旦パックを持つと積極的にイヤらしい弾道のシュートをドンドンと打ってくるなどドイツが押し気味に進めていたが、日本もGK#39永瀬の再三のファインセーブもあってゴールを許さず、1Pはなんとかスコアレスで凌ぎ切る。
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そんな感じで1Pはあまりピリッとしない展開だったが、昨日も2Pから調子を上げてきたし、今日も何とかこの厳しい状況を打開してほしいと願ったものの、2Pになっても流れはあまり変わらずドイツのペース。
ただ、日本も徐々にスコアリングチャンスが増えてきて、得点の予感も高まってきた・・・と思った矢先の8分00秒、ドイツにゴール前での素早いパス交換から正面フリーで打たれたシュートがGKの肩口を抜けてゴールネットに刺さり遂に先制を許してしまうと、更に日本がペナルティで1人少ない中での11分42秒に、自陣ゴール前でのクリアミスのパックをさらわれて痛恨の2失点目。
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1失点目はともかく、この2失点目は完全に日本のミスからのものであり、ゴールされたのも日本がペナルティを犯してから僅か14秒後という“秒殺”で、これには選手達も精神的にかなり堪えただろうし、スタンドも重苦しい空気が流れてきた。

しかし、それでも日本の同点・逆転を願って力強い声援が送られる中、3P開始早々の2分48秒に2失点目のミスを犯したキャプテン#24須藤が、その借りを返す鮮やかなミドルシュートを決めて遂に日本が得点!

これで何とか波に乗りたい日本だったが、11分34秒に日本がペナルティを取られた僅か5秒後にまたしてもドイツに“秒殺”を喰らい、あまりにも痛すぎる3失点目を喫する。

時間も押し迫ってきたし、正直これで“勝負あった・・・”という感じではあったが、それでも日本代表は諦めなかった。
残り1分34秒というところで、日本は速攻から#25三澤のシュートのリバウンドを今大会の得点王となった#55高橋が押し込んで2点目のゴールを決め、観客を大いに沸かせる。

結局、時すでに遅く、この後はドイツにうまくパックをコントロールされて時計が進みタイムアップとなってしまったが、大会前は得点力不足の克服が大きな課題だった日本が、固い守備のドイツ相手に最後の最後で意地を見せてくれた。
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そんな訳で、惜しくも日本はあと一歩のところで金メダルに届かなかったが、攻守にソツの無いプレーで優勝に相応しい見事な戦い振りを演じたドイツには、悔しいけれど心からの賛辞を贈りたいと思う。
そして、3位になったイギリスや惜しくも敗退しソチへの道が閉ざされてしまったエストニア、更には予選リーグで敗退した5位のスロバキアと最下位でCプール降格のポーランドも含めて、月曜日から始まったこの大会で各国が自分達の力を精一杯発揮して、アイススレッジホッケーの魅力がグッと詰まった本当に面白い試合を見せてくれ、滅多に経験できない特別な1週間を過ごさせてもらった事に、いちファンとして心から感謝したいと思う。
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日本代表はバンクーバー銀メダルの原動力となった若い主力選手が去り、この3年間はただでさえ超マイナースポーツで厳しい環境にあるのに、一からチームを作り直さなければならず本当に大変だったと思うが、限られた戦力・限られた時間・限られた資金の中でよくここまで立て直してきたと思う。
確かに課題も多かったが、それと同じくらいの収穫を得る事ができただろう。

ソチ・パラリンピックの世界最終予選は、Bプールからの出場が決まったドイツ・日本・イギリスに加え、4月に韓国で行われる世界選手権Aプールに出場する8ヶ国(アメリカ・カナダ・ロシア・チェコ・ノルウェー・スウェーデン・イタリア・韓国)のうちの6~8位までのチームの計6ヶ国で争われる。(開催時期は未定。おそらく今秋頃か?)

この最終予選からソチに行けるのは2ヶ国だけという狭き門で、並み居るライバルの中で日本が勝ち上がるのは容易ではないが、1998年の長野以来4大会連続出場の記録を途切れさせないよう、上向き傾向のチーム力を更に磨いてソチへの切符を掴み取ってほしい。
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アイススレッジホッケー世界選手権準決勝
もう一つのソチへの戦い、来年のパラリンピック一次予選を兼ねたアイススレッジホッケー世界選手権Bプールもいよいよ佳境。
今日は午前中の5・6位決定戦の後、午後から世界最終予選出場権獲得を賭けた準決勝2試合が行なわれた。

自分はこの日のために、今週初めから汗水流して仕事を調整・・・っつーか根回し(いわゆる「どーかひとつ!」ってヤツね)したおかげで、まんまと午後半日有休をゲット。
おかげでこの大会で初めて、昼間の試合開始前から2試合じっくり観戦できた。
普段は“昼行灯”と呼ばれる自分だって、やるときゃやるのだ。(←仕事をしろ仕事を!)

という訳で、まず14時からの第1試合は、プールB1位のドイツがプールA2位のイギリスを4-0で下して決勝進出。
1Pこそほぼ互角の攻防だったが、2Pにドイツがパワープレーゴールで先制すると、そこからはドイツが圧倒的にパックを支配して着実に得点を重ね、3Pはイギリスも盛り返したものの、その中盤にドイツがショートハンドゴールを決めてダメを押した。
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そして迎えた第2試合。
この大会の3位までは最終予選に進めるので、日本はここで負けても明日の3位決定戦で勝てばいいのだが、是非ともこの準決勝を勝って今日のうちに一次予選突破を決めたいところ。
ソチへの切符を賭けた運命の第2試合の結果は以下の通り。

日本 4(0-1・3-0・1-0)1 エストニア
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両者は去年の世界選手権Aプールの7位と8位と同じような実力のチームという事で、立ち上がりから両者中盤でパックを取り合う拮抗した展開だったが、そんな中で日本は、パックをアタッキングゾーンに放り込んでもオフサイドポジションに選手がいて敵陣でパックを回せないパターンが多く、またディレイゲームやメンバーオーバー等のつまらないペナルティを犯してしまうなどリズムが悪く、1P中盤にはターンオーバーからミドルシュートを決められ先制を許してしまう。

この大事な試合で相手に先制され主導権を握られてしまったのも痛いが、1Pの日本のシュート数がゼロというアナウンスを聞いて更に不安な気持ちが強くなる。

しかし、そんな嫌な空気は2Pが始まってすぐに吹き飛んだ。
前のピリオドからのペナルティを持ち越して1人少ない状態で迎えた立ち上がり、予選第1試合のポーランド戦で5得点と大爆発した#55高橋が、自身の背番号と同じ55秒に、バックボードからの跳ね返りのパックをフリーで叩いて同点のショートハンドゴール!

これで俄然勢い付いた日本は1Pのモタモタが嘘のようにリズムよく攻め立てると、上手いコンビネーションから再び#55高橋がゴールして遂に逆転し、更に2P終盤には予選2試合目のイギリス戦でも貴重な追加点を決めた#29円尾のゴールで突き放す。

この三澤のゴールはちょっとした“いわく付き”で、ブルーライン付近から放ったミドルシュートがクロスバーに当って落ちたところをGKが押さえ、それを見てレフリーは両手を広げてノーゴールとジャッジしたものの、リンク外のゴール裏に陣取っているゴールジャッジのサブレフリーが「パックは完全にゴールラインを越えた」と判断してゴールを示す赤ランプを灯し、それを見たレフリーがゴールジャッジと直接協議して、最初の判定を覆しゴールを認めたというもの。

自分が遠目で見ていた限りでは、「あれはノーゴールでも仕方ないな」と思っていただけに、このラッキーな得点で更に日本に追い風が吹き、完全にペースを握る。

3Pに入ってスタミナ切れから動きが止まってきたエストニアを尻目に、日本は衰えない運動量でしっかりとゲームをコントロールし、たまにやってくるピンチも56歳の大ベテランGK#21福島を中心にDF陣が落ち着いて守り抜き、3P中盤には#25三澤のダメ押しゴールで勝負あり。

結局、1Pの不安はどこへやら。
終わってみれば、日本が自分達の試合運びでエストニアに逆転勝利と相成った。
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この結果、明日の決勝戦は日本vsドイツという組み合わせとなった。

今日初めて見たドイツ代表は、日本に負けず劣らずスピードもコンビネーションもあり、明日はこれまでに無い非常に厳しい戦いが予想されるが、日本には去年までAプールを戦ってきた実績とホストカントリーとしての意地がある。

とりあえずパラリンピック最終予選進出という最低限の目標はクリアしたので、今度は最終予選に向けて自信と勢いを付けるためにも、世界選手権Bプール優勝という栄冠を勝ち取るべく、全力で頑張ってほしい。

そしてこの記事を読んでくださっている地元・長野の皆さん、そして近県在住のホッケーファンの皆さん。
明日は是非ともビッグハットに足を運び、厳しい環境をはね除けて世界と戦っているスレッジホッケー日本代表を、大勢の観客の熱い声援で後押ししてやろうじゃありませんか!

アイススレッジホッケー世界選手権Bプール決勝戦は、明日14時フェイスオフ、入場無料です!!
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栃木遠征に行くんだったら・・・
まず最初に、現在ビッグハットで行われているアイススレッジホッケー世界選手権で、金曜日に行われる準決勝の日程が変わりました。
当初、プールA首位の日本の試合は14時からの第1試合に出場予定でしたが、17時半からの第2試合に変更となりました。(因みに対戦相手は予想通りエストニアに決定。)
やはり平日という事で、昼間の試合では観客が行きづらいところもあったようで、この変更はありがたいですね。
(っつーか、最初に日程決めた時点では日本が予選ラウンド首位通過すると思ってなかったんだろうか・・・)

そんな訳で、金曜日は仕事帰りに是非ともビッグハットへ足を運んで日本代表を応援してください!
あと、会場に行かれない方でスカパー!を契約している方は、BSスカパー!(BS241ch)とスカチャン5(585ch・185ch)で、金曜日の準決勝・土曜日の3位決定戦と決勝戦の3試合を生中継するようなので、テレビの向こうから応援お願いします!

という事でアイススレッジホッケー世界選手権はまだまだ続くけど、今日は日本の試合が無いので、話題をパルセイロ関連に戻しましょう。

開幕戦を苦労しながらもめでたく勝利して幸先のよいスタートを切ったパルセイロの次なる試合は、栃木県栃木市での栃木ウーヴァFC戦。
ここは長野ICから北関東道経由で2時間前後と、アウェイの中では比較的近い場所にあるため、きっと遠征に行かれる方も多いだろう。

この会場である栃木市総合運動公園陸上競技場は東北道の栃木ICからすぐの場所にあるが、そこからほんの少し足を延ばした栃木市街地には、ただ試合を見て引き返すだけではもったいないくらいの、趣のある古い町並みが残っているのをご存知だろうか?

試合のついでにちょっと足を延ばしてこういった観光地を回るのもアウェイ遠征の醍醐味の一つだし、今回は栃木遠征の“プチ・オブショナルツアー”として、自分が去年の栃木遠征の際に立ち寄ってきた市内の観光スポットをご紹介したいと思います。

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栃木市は、江戸時代には利根川の支流・巴波(うずま)川を利用した水運で栄え、明治時代の廃藩置県からの一時期はその名の通り栃木県庁が置かれた、『北関東の小江戸』とも呼ばれる由緒ある街で、今も巴波川に沿って様々な歴史的建造物が建っていますが、その中でもメインとなる幸来(こうらい)橋周辺には重厚な蔵造りの建物が並び、船頭さんが棹差す遊覧船も出ていて風情満点。
ちなみにこの建物はかつての木材回漕問屋で、今は『塚田歴史伝説館』という資料館になっています。
去年のアウェイ栃木戦は5月6日とゴールデンウィーク期間中だったため、川には小さな鯉のぼりがたくさん泳いでおり、とても華やかな雰囲気でした。
(あの時は試合途中の突然の猛嵐と雷雨でノーゲームになったけど、午前中は写真のようにとても穏やかな天気でした。)

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こちらは1枚目の写真の場所から巴波川を少しさかのぼった場所にある、かつての麻問屋だった『横山郷土館』で、石造りの重厚な蔵が特長。
栃木県は“大谷石”や“深岩石(鹿沼石)”といった石材が特産なため、農家や豪商の蔵も一般的な白い土壁の“土蔵”ではなくこのような“石蔵”がよく見られ、自分の中ではこの石蔵を見ると「栃木に来たな・・・」という気分になります。

上の2枚の写真の間の巴波川周辺がだいたいの散策コースで、川沿いの小路にはいい感じの古い建物がたくさんあってとても風情がありますが、時間に余裕があれば、少し足を延ばして日光例弊使街道に行くのもオススメします。
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かつての街道沿いに重厚な蔵造りの建物が立ち並び、江戸時代の賑わいがしのばれるこの通り。
ここは観光のメインスポットからは少し離れた場所にあるので、人通りも少なくて落ち着いた雰囲気があり、巴波川沿いの華やかな雰囲気もいいけど、個人的にはコチラの雰囲気がとても気に入りました。
なお、この通りのメイン観光施設である『岡田記念館』の駐車場には、栃木ウーヴァ支援の飲料自販機があるので、歩き疲れた時の飲み物はココで買ってあげましょう!
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それから、知る人ぞ知る栃木市限定のB級グルメとして、『じゃがいも入り焼きそば』もおススメです。
(コレは残念ながら写真ナシ。。。)
焼きそばにじゃがいもなんて普通は考えられない組み合わせだと思ったけど、食べてみてビックリ!
これは全然“アリ”ですよ・・・っつーか、「何で今まで焼きそばにじゃがいも入れなかったんだろう・・・?」ってくらい。
焼きそばのソースにじゃがいものホクホクが絶妙にマッチしてとても美味いし、じゃがいものおかげでボリュームも増えて普通の焼きそばより“食った!”感があり、コレだけでラーメンなどと同じ主食として十分にイケます。
ちなみに我々にとってはとても珍しい食べ物だけど、今流行の地域起こしのための創作B級グルメではなく昔から存在する地域に根ざした料理で、栃木市民にとっては「焼きそばにはじゃがいもが入っているのが普通」だそうです。(自分が食べた焼きそば屋のおかみさん談)

これ、ウーヴァの試合会場でも売ってくれたら、きっとアウェイの観客にウケると思うのにな~・・・・

以上、栃木市の観光スポット案内でした。
これらの場所には、市街地にある有料駐車場にクルマを停めて行く事になりますが、そこの駐車場に置いてあるパンフレットを仕入れていくのがいいでしょう。

巴波川沿いのスポットなら、遊覧船や資料館などを利用せず散策するだけなら1時間もあればゆっくり回れる距離だし、もしマイカーでの遠征だったらただ試合を見て引き返すだけじゃなく、少し早めに長野を発って試合の前に、または試合後にちょっと寄り道して、アウェイの街の魅力に触れてみてはいかがでしょう?
アイススレッジホッケー世界選手権2日目
昨日はポーランドに大勝して幸先のよいスタートを切った日本代表の次なる相手は、パラリンピック出場経験もあるイギリス。
この国が世界ランキングで何位なのかは情報が無いので分からないが、参考までに日本とイギリスが共に出場した7年前のトリノ・パラでは、組み分けが違ったので直接対決は無かったものの、最終順位は日本が5位でイギリスが7位という結果で、日本が格上である事は確かだろう。

しかし、いざ試合となれば世界ランクはあまり役に立たず、何事もやってみなければ分からない。
日本としては、ここでしっかり2連勝してスンナリと準決勝に駒を進めたいところだが、その結果は以下の通り。

日本 3(0-0・2-0・1-1)1 イギリス
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今日は会社を出るのが少し遅かったので、会場に着いたのは1Pの残り1分半くらいのところだったが、スコアボードを見るとまだ両チーム無得点。
そして戦況はというと、どちらかというとイギリスが押しているようで日本はアイシングの連続でなんとかしのいでいるようだったし、1Pを終わってのシュート数も日本5本にイギリス4本とほぼ互角という、昨日とは打って変わって緊迫した展開のようだ。

「さすがに今日は厳しい試合になりそうだな・・・」と気持ちを引き締めて席に着いたが、選手達はインターミッションの間にリフレッシュしたか、2Pは出だしから動きもよく敵陣に攻め込むと、2分44秒にパワープレーのチャンスからキャプテン#24須藤がゴールして日本が待望の先取点をゲット!
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これで日本の動きが俄然良くなり、6分21秒には長野パラからずっと第一線で活躍している大ベテラン#25三澤が追加点を上げて試合の流れをグッと掴むと、8分過ぎに同時に2名がペナルティを取られ3人対5人のショートハンドという大ピンチも危なげなく切り抜け、2-0のまま勝負の3Pへ。

そして迎えた最終3P、さすがにイギリスも「負けてはならじ」と反撃に出てくるが、日本も相手に負けないスピードとスタミナで踏ん張り、集中したディフェンスで簡単には相手に流れを渡さない。
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しかし3P6分40秒、日本が1人少ないペナルティキディングに、パックを持った相手選手がゴールめがけて突っ込んできてGKと交錯したはずみで入ったゴールが認められて、遂に今大会初失点を喫する。

このゴールは、遠目には相手がクリーズ(ゴール前に青く塗られた半円のエリア)に突っ込みスレッジでゴールに押し込んだように見えて、インクリーズ(攻撃側の選手がクリーズ内に入ってプレーした反則)でノーゴールじゃないかと思えたし、日本ベンチからも同じように見えたようで中北監督も両手を大きく広げて抗議したが、残念ながら判定は覆らず1点差に詰め寄られる。

これで少し流れが相手に傾いたかに見えたが、その2分後に上手いパスワークから#29丸尾が再び2点差に突き放す貴重なゴールを上げて流れを引き戻し、残りの時間も最後まで集中力を切らさず豊富な運動量でゲームを支配した日本が快勝して、予選リーグ全勝で見事に準決勝進出を果たした。

その準決勝の日程は、15日(金)の14時から日本(A1位)vsエストニアorスロバキア(B2位)、17時半からドイツ(B1位)vsイギリスorポーランド(A2位)という組み合わせになる。(両プールの2位は明日の試合により確定)

プールBは試合を見ていないので3つの国のレベルはよく分からないが、日本の相手は多分エストニアになるんじゃないかと予想している。
エストニアは去年の世界選手権Aプールで最下位となり、ブービーだった日本と共にBに陥落したものの、パラリンピックを始めとして国際大会の経験も豊富な実力あるチームだ。
しかし、日本は今日のように3P45分間集中して戦い抜く事ができれば、間違いなく決勝に駒を進める事ができるだろうと確信している。

この準決勝で勝てば、2位以上が確定してソチ・パラ最終予選の出場権を得る事ができるので、明日・明後日の休養日にしっかり疲れを取り、それと同時に再度チームとしての戦い方をじっくりと確認して、金曜日は是が非でも勝利を掴み取ってほしい。
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【 追記 】
このように、『氷上の格闘技』と呼ばれるだけあり試合中は激しい肉弾戦が見られるスレッジホッケーではあるが、試合後にはこんな心温まる光景も見られる。
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これは、両チームの選手達が一列縦隊で試合後の握手を交わした後、その隊列のまま本部席前のレフリーに挨拶に向かった時のもので、選手がソリに乗って座位でプレーするスレッジホッケーならではのものだが、レフリーも選手達に敬意を表してきちんとひざまずき選手と同じ目線で応えているこのシーンが自分は大好きだ。
もしこれから観戦に行かれる方がいたら、試合後もすぐには帰らないで、選手やレフリーがお互いの健闘を讃えあうこれらのシーンにも立ち会って、心からの大きな拍手を贈ってやってください。
アイススレッジホッケー世界選手権開幕
アイスホッケーのオリンピック予選では、男子は日光で行われた一次予選であえなく敗退、女子はスロバキアで行われた最終予選で見事出場権を獲得したが、もう一つの“ソチへの切符”を賭けた戦いがある。

ソチ・パラリンピックの一次予選を兼ねた大会、アイススレッジホッケー世界選手権Bプールが、今日から長野市のビッグハットで行われる。
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日本のスレッジホッケーといえば、前回のバンクーバー・パラでは優勝候補の地元・カナダを破って見事に銀メダル獲得の快挙を成し遂げたが、その後は皮肉にも、メダルの達成感から代表への意欲を見出せなくなった若手主力選手数人の脱退や残った主力選手の高齢化によるチーム力の低下、更に“ソチ”のロシアや“平昌(ピョンチャン)”の韓国と、これからパラリンピックを開催する国の強化による台頭のあおりを受け、去年の世界選手権Aプールで8ヶ国中7位に低迷して不覚にもBプールに降格。

これにより、日本がソチ・パラリンピックに行くためには、このビッグハットでの大会で3位以内に入り、更にAプール6~8位までの国を含めた6ヶ国で行われるプレーオフ(日程未定)で2位以内に入る必要がある。

日本代表としては、前回大会銀メダリストの意地に賭けても、地元開催のアドバンテージを生かして何としてでもこの大会を上位で突破し、ソチへの道を切り開いてほしいところだ。

そんな大事な大事なこの大会。
参加国は日本・ポーランド・イギリス(以上予選Aプール)、ドイツ・エストニア・スロバキア(以上予選Bプール)の6ヶ国で、それぞれのプールで13日(水)まで総当りの予選リーグを戦い、15日(金)に5位決定戦と準決勝、16日(土)に3位決定戦と決勝戦が行われる。

そして、今日行われた日本代表初戦の相手はポーランド。
大事な初戦をモノにして勢いを付けたいところだが、その結果は以下の通り。

日本 11(4-0・4-0・3-0)0 ポーランド
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この試合のフェイスオフは17時半なので、自分は17時に仕事が終わってすぐに須坂の会社を出たものの、会社から会場までは30~40分かかるため、着いた時には既に1Pの半分を過ぎていたが、スコアボードを見ると日本は早くも3点を取っており、席についてカメラを構えようかというところで更にもう1点追加。

この勢いに乗って2P・3Pと次々に得点を重ね、終わってみれば昨日のWBC侍ジャパンもビックリの11得点無失点の大勝で、去年までAプールを戦っていたチームとしてのレベルの差を見せ付ける形となった。
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自分はバンクーバー前のビッグハットでの国際大会で、カナダやノルウェーなど世界の強豪と互角に渡り合う日本代表のプレーを見てきているだけに、あれから4年の間に「将来の日本を背負って立つ」と期待していた若手主力選手が“燃え尽きシンドローム”で抜けてしまった事や、それらが祟って世界のトップ8から陥落した事にショックを受け、日本スレッジホッケーの行く末を心配していたが、今日のプレーを見ていると、たまにペナルティをとられてショートハンドとなっても攻め込まれるどころか逆にずっとアタッキングゾーンでパックを支配するなど、スピード・パスワーク・選手間の動きの連携と全てでポーランドを圧倒しており、とりあえずはホッと胸を撫で下ろした。
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日本代表は、明日の17時半からイギリスと予選リーグ2試合目を戦い、そこで勝利すればAプール首位で準決勝進出、万が一負ければ明後日のイギリスvsポーランドの結果次第となる。

イギリス代表といえば、アイスホッケーでは先のオリンピック一次予選で男子日本代表の五輪切符を奪った相手でもあり、今日のポーランドに比べればグッと手強い相手にはなるが、絶対に勝利して準決勝進出を果たし、日光でのアイホ男子のリベンジを是非とも果たしてもらいたいところだ。

この大会、日本は優勝の可能性が十分にあるし、それどころか他国に力の差を見せ付けて絶対に優勝しなければならない立場にあるだろう。
しかし、それ故に選手にかかるプレッシャーも相当なものだと思うが、地元の声援を力にして、何としてでもソチへの道を繋いでほしいと思う。

なお、この大会は入場無料なので、お近くの方は是非とも会場に足を運んで日本代表を応援してもらいたいし、それ以前にアイススレッジホッケーという“障害者スポーツ”の枠に入らないくらい迫力ある競技を生で感じてほしいと思います。
JFL2013第1節 vsSC相模原 【 追記あり 】
皆様、新シーズン明けましておめでとうございます!
待ちに待ったJFL2013シーズンの開幕。
美濃部新体制の下、記念すべきパルセイロ新時代のスタートです!!

・・・と、ウキウキした気持ちで自宅を出たまでは良かったが、南長野に到着した10時前後から強風が吹き荒れ、雨も降り出し、お昼頃には気温がグッと下がってアラレまで降ってくる有様で、昨日のポカポカ陽気を思うと何とも恨めしい。
これはウチの今シーズンの厳しい戦いを暗示しているのか、それともお天道様が開幕に浮かれすぎてチョイとハメを外し過ぎてしまったか・・・

JFL初試合にワクワクしながら長野入りした相模原サポも、この天候にはド肝を抜かれた事だろう。
相模原サポの諸君、コレが一つ上のカテゴリー・JFLにおける“アウェイの洗礼”であるゾ!
・・・って、アウェイサポだけじゃなくホームのウチらも洗礼受けてるし。。。

なんてアホな話はどーでもいーとして、こんな最悪な天候にも関わらず、2300人超の観客(この状況でこの数字なら上出来の入りでしょう)が詰め掛けた南長野で、新生パルセイロは幸先のよいスタートを切る事ができるか? その注目の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(0-0・1-0)0 SC相模原
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まず驚いたのがスターティングメンバー。
去年は“攻撃の切り札”としてリザーブにいた#8田中恵太と#17松尾が揃ってスタメンに名を連ねており、美濃部体制のウチはこれまで以上の超・攻撃的布陣でいくんだ!という姿勢を強く打ち出している。

そして試合は、相変わらず猛烈な北風の吹く中、前半風下側のウチはJFL初試合に意気上がる相模原の積極的な縦の動きに押され気味で、自陣で守備に追われる時間が長くなる。

この相模原というチーム、選手個々の体格もよく、けっこうフィジカルにガツガツとぶつかってくるし、ボールへの寄せも素早いし、どんどんと縦に攻めてくるし、自分の印象としてはHFLで戦っていた頃の松本山雅に少し似ているかな・・・という感じ(チームカラーも緑だし)で、荒削りなところもあるが前評判に違わぬ厄介なチームだ。
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そんなこんなで相手の攻撃と強い風に苦しめられてはいたが、ウチも前半の折り返しを過ぎたあたりから徐々にペースを掴み出して終盤には何度かチャンスを作るも、お互い決定打が出ず無得点のまま前半終了。

そして迎えた後半、風上側に立ったウチは、苦しめられてきた強風を逆に味方につけて反転攻勢、敵陣での攻撃時間が長くなり、徐々に“ゴールの匂い”が強くなってくるが、まだまだ連携不足なのか攻め込むものの決定的なシュートがなかなか打てず、また相手も体を張った守備とGKのファインセーブに阻まれてあと一歩のところでゴールを奪えない。
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そうこうしているうちにロスタイムを迎えたところで、美濃部監督は2人目の選手交代として、FWの#17松尾に変えてMFの#7佐藤を投入。
松尾はここまで持ち味の積極果敢さで攻守にわたり最も目立つ活躍をしていただけに、「どうしても点が欲しいこの時間に点取り屋の昇悟を変えるか?」と首をひねったが、その直後に待望のゴールを決めたのは他ならぬ佐藤悠希!
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この美濃部采配ズバリ的中の劇的ゴールに、それまで強い風雨と寒さの中で祈るように戦況を見守っていた観客が一斉に立ち上がって喜びを爆発させ、興奮冷めやらぬ中でリスタートした直後に試合終了を告げる笛が吹かれ、今年最初の試合を苦しみながらも見事に勝利で飾った。

今日は、試合中に監督が何度も大声で選手に指示を飛ばしたり、首を振りながら「違うだろ・・・」と大きなゼスチャーを見せたりしていたので、チームの完成度としては不満が残るところもあっただろう。
実際、特に前半はなかなかパスが繋がらなかったり、選手同士で動きが重なってしまったところもあったりで、まだまだ発展途上という印象があった。

でも、そんな中で時間を追うごとに連携もよくなってきたし、#8恵太から#20野澤に変えた最初の選手交代とロスタイムの#7悠希の投入の意図を選手達が汲んで実際に結果に結びつけたのは非常に大きい。

いずれにしても、今年のJFLも始まったばかり。
これから先、個性豊かな強豪チームや曲者チームが次々と襲い掛かってくるが、百戦錬磨の熱血漢・美濃部監督の下、試合ごとに少しずつチーム力を高めていきながら、この厳しくも素晴らしいリーグの頂点に立てるよう頑張っていきましょう!!
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【 WBCテレビ観戦後追記 】
WBCの試合中継が思いのほか早く終わったので(祝、侍JAPAN準決勝進出!)、追記としてJFL開幕節の他会場の結果を受けての感想を。
今日の結果を見てみると、町田が昇格組の福島に0-1で破れ、金沢が佐川印刷に0-3・秋田もMIO滋賀に0-3と、新たにJ準加盟に承認された2チームが共に破れ、更に薩川監督の琉球もソニー仙台に1-1のドローと、来年J3(仮称)に行くと思われるライバルチームが軒並み勝ち点を落としている。
これは優勝を狙うウチとしては願ったりの展開だが、それと同時に“明日は我が身”の思いもあり背筋がゾッとする。
やっぱり今年もJFLは混戦模様のようで、ウチも気持ちを引き締めてかからないと痛い目にあうだろう。

次節の相手である去年最下位の栃木も、今日は負けはしたものの準加盟組の讃岐相手に大善戦したようだし、過去4戦全勝の相手とはいえ、来週のアウェイ戦は全力で勝ちにいきましょう!!
JFL2013シーズンプレビュー
いよいよ今週末から、待ちに待った日本フットボールリーグ2013年シーズンが開幕。
週の始めの月曜日にはもう翌週末の週間天気予報を気にかけるような、パルセイロを中心に回っていく日常が今年も始まります!
長野駅のコンコースにも、我が街のクラブの今年の門出を祝うようなでっかいバナーがドーンと飾られており、開幕の気分も盛り上がってきますね~♪
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今年のパルセイロは、美濃部監督以下コーチ陣を一新しての新たなる挑戦の年。

クラブ名を“長野エルザSC”から“AC長野パルセイロ”に変え、バドゥ監督の下で「ムダに熱い」と揶揄された北信越リーグを戦っていた頃を『第一世代』、薩川監督に代わってHFLと地域決勝を勝ち抜き、昇格から2年連続準優勝とJFLに新風を巻き起こし全国に名前が知られるようになった去年までを『第二世代』とすれば、首脳陣から内部昇格者がいなくなり、南長野の改修工事も始まり、更にユニホームサプライヤーもエルザ時代から続いていたDELL'ERBAからDUELOに変わった今年からは、まさに『第三世代』と呼びたくなるような、我々にとって新時代への突入を感じさせるシーズンになりそうだ。

そんな楽しみなシーズンではあるが、個人的に今年はこれまでになく厳しいシーズンになるんじゃないかという予感がしている。

美濃部監督も今までの流れを汲むパス主体の攻撃的サッカーを標榜しているが、信毎のキャンプ報道によれば、去年までとはシステムが少し違うようで選手達にも戸惑いが見られ、練習試合でも内容が伴わないところも多く見受けられたようだし、実際、新しいシステムに選手達が慣れてチームが完成するまでにはもう少し時間がかかると思われ、今までの“継続性”の強さを武器に活躍していた去年までとは少々勝手が違うだろう。

そしてリーグ全体を見てみると、V・ファーレン長崎とSAGAWA SHIGA FCという2つの強豪チームが正反対の理由でリーグを去る事となり、ウチは名実共にJFLの“顔”としてリーグを引っ張る位置にいると思うが、今年昇格してきた福島ユナイテッドとSC相模原は去年の昇格組(Y.S.C.C.、藤枝、大分)に輪をかけて難敵となりそうだし、しかもJ2から町田ゼルビアという強敵が降りてくる。

また、ウチから首脳陣がそっくり移籍したFC琉球を始めとして各クラブとも着々と強化を進めているようだし、ウチが苦手としている企業系クラブの安定した戦い振りも気になるところで、今年のJFLも例年通り混戦となる事は必至だろう。

更に、8月からはホームゲームを不慣れな佐久市のピッチで行うという環境の変化もあり、ウチも新しいチーム作りが難航すれば、たちまち上位から引きずり落とされてしまうという危機感がある。

ただ、どんなに監督やシステムが変わっても、これまでウチが培ってきたものがそう簡単に崩れる事はないハズだし、ウチの選手達なら新監督の下で必ずや結果を出してくれるものと信じている。

それに万一苦戦続きで去年より順位を下げたとしても、これも来るべきJリーグ昇格を見据えこれまでの“殻”を破ってもう1段階大きく成長するための欠かす事のできない過程だと思うし、この苦しみを避けて目先の結果だけを追い求めては、本当の“勝負の年”にJに昇格できるだけのチームに成長する事なんてできないと思うので、選手達にはどうか結果だけに囚われず、新しい事に思い切りチャレンジして試合毎に少しずつでも進化や成長をしていってほしいし、自分もどんな事があってもパルセイロのサッカーを楽しみ、一生懸命応援していきたいと思う。

それから、今年は2つの意味で節目の“ラストイヤー”という事になる。

1つ目はもちろん、スタジアム改修に伴う現在の南長野総合球技場とのお別れのシーズン。

パルセイロに関わる全ての人達の“聖地”として、汗や涙や感動や興奮や・・・様々な思いが染み込んだこのスタンドでマイクラブの試合が見られるのも、残すところあと11回。

確かに本格的にJリーグを狙うクラブのホームスタジアムとしてはかなり貧相な施設で、JFLでこれだけの好成績を上げているにも関わらずスンナリ昇格できない最大の元凶として恨めしく思う事もあるが、どんなJリーグのスタジアムにも負けない素晴らしい芝が生え揃った美しいピッチと、選手の息づかいまで感じられるほどピッチとの距離が近い臨場感満点のスタンドが自分は大好きだし、それまでサッカーに興味がなかった長野の人達も、初の生観戦が南長野のあのスタンドだったからこそ、サッカーの魅力を肌で感じて、サッカー不毛の長野でパルセイロがこれだけ多くの市民に支持されるようになったのだと思う。

開幕から7月いっぱいまでのホームゲームは、そんな素晴らしいスタジアムに感謝し、その景色や雰囲気をしっかりと心の中に刻み付ける11試合にしたいと思う。
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そしてもう1つ、来季からの“J3”発足が本当に実現すれば、JFLで過ごすシーズンもこれが最後という事になる。

Jリーグを経験した“有識者”の面々は概ねこのJ3構想に肯定的のようだが、自分は基本的に、チームとしてのレベルを度外視して今のJFLを“J志向のセミプロクラブ”と“そうじゃないクラブ”に分断してしまうこの構想には反対の立場だ。

企業系のクラブやJリーグ昇格を目標としない純アマチュアクラブでも、J志向のクラブと対等に、又はそれ以上の力を持って戦えるクラブはいくらでもあるし、またそういったクラブはJ志向クラブより厳しい環境の中で活動している分、サッカーに懸けるひたむきさや気持ちの強さがプレーに滲み出ており、個人的にそのようなクラブとの対戦を楽しみにしていただけに、J昇格を果たして堂々とJFLを“卒業”していく以外でこれらのクラブと離れてしまうのは本当に寂しいが、もう決まってしまったものは仕方がない。

今シーズンは、そういった今年で最後の対戦になるであろう素晴らしい純アマチュアクラブへの敬意を、これまで以上に強く持って観戦していけたらと思う。
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・・・とまぁ、開幕を待ちきれず色々な憶測や妄想が頭の中に広がって長々と書いてしまったが、いざ開幕してしまえばそんな理屈は一切関係なし。

勝っても負けても、降っても照っても、南長野でも佐久陸でも、アウェイでもパブリックビューイングでもネット速報でも、心の底からパルセイロを楽しみ応援していく、ドキドキ・ワクワクのいっぱい詰まった充実したシーズンを送りましょう!
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