ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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2013年天皇杯第1回戦 vsトヨタ蹴球団
いよいよ今日から、“元日決戦”に向けた2013年の天皇杯全日本サッカー選手権が幕を開ける。
そして2年連続3回目の出場を決めたパルセイロの初戦は、我等がホーム・佐久総合運動公園陸上競技場に愛知県代表のトヨタ蹴球団を迎え撃つ。

先週の試合では3-4-3という新しいシステムを試していたとの事だったが、それにしても美濃部監督も言っていたように2つ下のカテゴリーの上田ジェンシャン相手にあまりピリッとしない時間帯が長かった。
あれから中5日とあまり時間が無かったが、天皇杯やJFL天王山を控えたこの時期に敢えて挑んでいる新しいシステムがどれだけ熟成しているか?

現在東海サッカーリーグで8チーム中6位という天皇杯初出場のトヨタ蹴球団に対し、佐久陸での初勝利を内容が伴った満足できる形で飾ってほしいものだが、その試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 4(2-0・2-1)1 トヨタ蹴球団
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試合はキックオフからしばらくはウチがなんとなく押してはいるものの、相手より上位カテゴリーで優勝争いを演じているチームとは思えないほどイーブンな状況が続き、先週の上田戦と同じような雰囲気。
ただ、ウチが不甲斐ないというよりも、相手のトヨタが「いっちょ下克上やってやるゼ!!」とヤル気満々で積極的に仕掛けてくるので、その気迫に面食らっているというような印象だった。
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なにしろ天皇杯といえば“ジャイアントキディング”が付き物で、毎年どこかのクラブが魔物の餌食になっているだけに、「可能性はゼロではない!」(by古田新太)とばかりに果敢に向かってくるトヨタを見て、イマイチ煮え切らない贔屓チームを尻目に、“負けたら終わり”のトーナメント戦である天皇杯独特の雰囲気を、自分はいちサッカーファンとして「おー、トヨタもなかなかヤルな~」と結構楽しみながら見ていた。

しかし、そう悠長な事も言っていられない。
このままズルズル相手のペースに合わせてしまうと本当にやらかしてしまいかねないだけに、そろそろ点を取っておかないと・・・と心配し始めた前半28分、コーナーキックからのゴール前の攻防から最後は#5大橋のクロスを#3大島が頭で合わせてようやく先取点をゲット!
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と、ゴール後恒例のサポのラインダンスが終わるか終わらないかのうちに、今度は#28青木が長い足を巧みに使ったキープで相手DFをかわしての技ありゴールが決まり、先週の#8恵太~#7佐藤の連続ゴールの上を行く“瞬殺”であっという間に2点先行!
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やれやれ、これで一安心・・・と一息ついたが、その後はそれでも気持ちが折れないトヨタ相手に再びこう着状態のまま前半を終え、後半に入り#8田中恵太の途中出場で流れを呼び込むも、その恵太の強烈なオーバーヘッドシュートがGKのファインセーブに阻まれ、そのこぼれ球を#10宇野沢がフリーで打つもクロスバーに嫌われたり、その他にも前半より断然多くなったスコアリングチャンスをことごとく外し、逆に後半27分には中途半端な横パスをインターセプトされてからの強烈なミドルシュートを決められて不覚にも失点を許し、まさかとは思いつつも“ジャイキリ”の文字がチラッと頭をよぎる。

試合はこのまま時間が流れ「このままタイムアップじゃ物足りない」と焦り出したが、最終盤の後半39分に相手ゴール前の混戦からGKが弾いたルーズボールを#25有永が頭で押し込んで渇望していた追加点をようやくもぎ取ると、その3分後にゴール前でのウチらしい素早いパス交換から最後は#15西口が決めてダメを押し、終わってみれば4-1という“順当な”スコアで佐久初勝利を飾り、1回戦を突破した。
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今日の試合のスタッツを見ると、トータルシュート数ではウチが25-4と圧倒していたが、実際は数字ほどウチが“イケイケドンドン”だったとは到底思えなかった。
前半は、先ほど『果敢に向かってくる』と書いたもののどうしても相手が守備に人数を割く状況の中で、ゴール前が“混雑”していると急にスピードダウンしてシュートまで持っていけなかったし、攻めにリズムが出てきた後半も決定的なシュートが枠を捉えられないなどシュートの精度が甘く、見ていて歯がゆい場面が多かった。

それでも先週ほどフラストレーションは溜まらず、試合自体は大いに楽しく見させていただいた。
その理由として、さすがに負ける気は起こらずにある程度の安心感を持って見ていられたというのもあるが、それと共に、前記の通りトヨタ蹴球団が最後まで諦めず気持ちのこもったプレーを見せてくれた事も大きい。
試合終了間際には、審判の判定に対してあまりよろしくない態度をとってしまった選手もいたが、それも大詰めになっても試合を棄てていない気迫の表れだと思うし、試合後にトヨタの選手がパルセイロ側ベンチに挨拶に来た時にスタンドから大きな労いの拍手が贈られた事からも、トヨタの健闘がうかがえる。
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そして来週は、ウチがトヨタ蹴球団や上田ジェンシャンの立場となってJ1の名古屋グランパスに挑む事になる。
ウチは北信越の時代から絶えず優勝争いを繰り広げる強豪チームなので、完全に“格下”の立場で相手に挑む経験が少ないのだが、ウチに対して臆せず立ち向かい最後まで気持ちを切らさなかったジェンシャンやトヨタの姿勢を大いに見習い、同時にJFL上位チームとしての誇りと自信を持って、スター選手を数多く擁するビッグクラブの名古屋に、自分達のサッカーで真正面から思いっ切りぶつかっていってほしい。

自分も今のところ名古屋へ馳せ参じる予定ではあるが、港サッカー場でオレンジ戦士達の最後まで走り抜ける堂々とした戦いぶりが見られるのを期待している。
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2013年長野県サッカー選手権大会決勝(+レディース試合雑感)
毎年8月最終日曜日の恒例行事、天皇杯予選を兼ねた長野県サッカー選手権大会決勝戦が、今年もアルウィンで行われた。

とその前に、まずは昨日飛び込んできた嬉しいニュースから。

プレナスチャレンジリーグ2013第18節@神奈川県・日体大横浜健志台キャンパスサッカー場
日本体育大学 0(0-1・0-1)2 AC長野パルセイロ・レディース

やったぜ、レディース! 日体大に初勝利!!
かつてのチャレンジリーグEASTの“学校系”3強の一角を占め、ウチが何度やっても勝てなかった日体大に遂に勝つ事が出来た。
それも相手の倍のシュートを放ち、複数得点+無失点のオマケ付き。
もっとも、オフィシャルHPなどのコメントを見ると内容は決して満足できるものではなかったようだが、日体大に勝てたという結果は紛れもない事実。
チャレンジリーグが発足してから、EASTはウチと学校系3強との間には大きな実力差があり、まずはこれらのチームから白星をあげる事を個人的な当面の目標としていただけに、それが実現できて本当に嬉しい。
しかも、そんな喜ばしい結果にもかかわらず、本田監督はもとより選手達からも前記のように喜びよりも反省の弁が多く出たところに、選手達に本格的な“自信”や“上昇志向”が根付いてきた事が垣間見られて頼もしい限りだ。
次節は早いものでホーム最終戦。そして相手は、同じくEAST学校系3強の一角だったJFAアカデミー福島だ。
福島にもこれまで一度も勝てていないが、もうウチは去年までの弱っちいチームじゃない。
日体大に勝った自信と勢いをそのままに、福島も撃破して今年のうちに佐久での初勝利を飾り、ホームゲームを有終の美で締めようじゃありませんか!!


さて、そろそろ本題。

去年のこの大会の記事で、「ひょっこり決勝戦だけ顔を出して優勝を持っていってしまうのは春から予選を戦っているチームに対して申し訳ないから、県選手権のタイトルは今年限りにしましょう」と書いておいてナンですが、恥ずかしながら今年もあと一歩でシードを逃し、アルウィンに来てしまいました。

まぁ、今年の天皇杯本戦の1回戦の会場は、JFLシードの試合が香川サッカー場で長野県代表の試合が佐久陸上競技場という事で、見事シードを獲得したカマタマーレさんのためにも、ウチのホームアドバンテージのためにも、今年はJFAの“思惑”にまんまと乗っかっといてあげましょう、という事でひとつ。。。(←9割方負け惜しみ)

そして今年の対戦相手は、北信越リーグ2部を11勝2分無敗の強さで優勝し1年で1部返り咲きを決めたFC上田ジェンシャン。
ここにはかつてエルザ~パルセイロで活躍していたOB選手が多数在籍していて愛着もあり、またエルザが台頭してくるまで長野県の社会人サッカーを引っ張ってきた古豪として尊敬するクラブでもある。

そんなジェンシャンとの久々のガチンコ勝負という事で、結果はもとより、最近停滞しているウチの攻撃陣がどれだけ内容を伴った活躍を見せるか、対するジェンシャンがどれだけウチに喰らいつく事ができるか、などを大きな見所として楽しみにしていたが、その試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 5(2-0・3-0)0 FC上田ジェンシャン

試合は早くも前半8分にコーナーキックを#2松原が持ち前の長身を生かしてドンピシャ頭で合わせパルセイロが先制。
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そして14分には、#10宇野沢が個人技と体の強さで上田の守備陣をドリブルで突破しての見事なゴールで2点目をゲット。
後半に入り18分に途中出場の#8田中恵太がこぼれ球を押し込んで3点目を奪うと、その1分後に#7佐藤が積極的なプレスからフリーで持ち込み連続ゴール、更に37分に#14高野がダメ押し点を決め、パルセイロが順当に勝利して県選手権優勝を果たし、2年連続で天皇杯本戦への切符を手に入れました。
めでたし、めでたし・・・・
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と、平和裏にこのブログを終わらせたいところだったが、今日はちょっとグチらせてもらいたい。

今日の試合、特に前半を終えた時点での自分の感想はこうだ。
「コラァ~ッ! カネ返せぇ~~っ!!」 (←入場無料です。)

今日の試合は失礼ながら相手が相手だけに、10-1と圧勝した去年の試合のようにスコアでもプレーでも相手との力の差を見せ付けて、圧倒的大差でモノにしなければならなかったが、前半は首尾よく2点を取って「さぁ、あと何点取れるかな?」と前のめりになった気持ちが萎えてしまうほど完全に攻撃が停滞し、それどころか上田の積極果敢な前線からのプレスに手こずって、普段のJFLの試合のようにボールを前へ運ばず横や後ろへチョコチョコ回したり、2週間前のHonda戦のテレビ解説で松木安太郎氏が再三指摘していたように攻撃のパスも単調ですぐに相手に読まれてしまったりと、フラストレーションが溜まる内容だった。
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今日の上田は“格下”とはいえ決してドン引きにならず、元パルセイロの#8小田竜也とアルティスタ東御から移籍してきた#9飯嶋裕樹というHFL2部得点ランク1・2位コンビの2トップを中心にどんどんボールに向かってきて、ちょっと面食らったりやり辛かった部分もあったかもしれないが、元来ウチはこういった向かってくるタイプのチームには強かったハズで、前へ出てくる相手をあざ笑うかのようにパスを繋げてどんどんシュートを打っていたのに、今日は攻めあぐねていたばかりか時間によっては相手に振り回されていた場面もあったし、ポゼッション的にも点差ほどウチが支配していたとは思えない。
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今日のウチは控え中心という訳ではなく、ほぼベストメンバーで臨んだにも関わらずこんな内容だから、美濃部監督の下これまで順調に成長してきたのが8月に入って急に停滞したどころか逆に“退化”しているように感じるのは自分だけだろうか?
これが更なる進化の過程で起こる“産みの苦しみ”ならいいのだが、傍からはどうもそんな風には見えず、今後の天皇杯本戦やJFLの優勝争い、更には“勝負の年”である来年に向けて非常に不安になる。

ただ、そんな中でも#8田中恵太が持ち前の運動量でリズムを変えて後半の停滞ムードを打ち破り連続ゴールに繋がる活躍をしたり、#9保戸田はまだミスや連携不足はあるものの限られた時間の中で時折効果的なスルーパスを見せてアシストという結果も出したりと、控え組のプレーにキラリと光るものがあったのが救いだった。
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また、試合後も選手達ははしゃいだ様子も見せず笑顔も少なく、淡々と表彰式をこなして監督の胴上げも行われなかったところを見ると、自分がこんな余計な事をグダグダ書かなくてもこの閉塞的な現状をしっかり自覚しているものと思う。

チームは早くも今度の土曜日に佐久で愛知県代表のトヨタ蹴球団と天皇杯1回戦を戦い、順当に行けばその翌週には2回戦でJ1の名古屋グランパスと名古屋で対戦、そして更にその翌週にはJFLが再開し、いきなり敵地でカマタマーレ讃岐との優勝をかけた天王山の試合が行われるなど、今シーズンの“正念場”ともいえる戦いが続き、ここでズルズルいってしまっては今まで積み上げてきたものが一気に崩れてしまいかねない。

まずは今週末、我等がホーム・佐久陸での天皇杯1回戦では、現在東海リーグ6位という“格下”相手ではあるが、『一戦必勝』を胸に刻んで丁寧に、そして全力で自分達のサッカーを展開し、力の差を見せつけて勝利して勢いを付けてほしい。

パルセイロらしい、ドキドキ・ワクワクするようなスピーディーな攻撃サッカーが復活するのを大いに期待している。

【 追 記 】
敗れたとはいえ、今日の上田ジェンシャンは正々堂々真っ向から勝負を挑み、点差が離れても最後までゴールを狙う姿勢には大いに感銘したし、ウチより数は少ないながらサポーターも最後まで諦めず大きな声援や拍手で選手達を後押しし、その姿はとても立派だった。
ウチはトップについては北信越時代から絶えず優勝争いに絡むような位置にいて環境的には大いに恵まれているが、ジェンシャンの選手やサポのひたむきな姿勢は大いに学ばなければいけないだろう。
最近はどのクラブも上のカテゴリー目指して積極的な補強やスポンサー獲得などの活動を行っている中、しっかりしたホームスタジアムも持てないジェンシャンは厳しい運営を強いられているだろうが、長年信州サッカーを引っ張ってきた古豪の色は全く褪せておらず、リンドウをモチーフにした紫色は今でも輝いて見える。
1部に復帰する来年は、かつて北信越4強の一角を占めていた頃のような活躍で“完全復活”してくれる事を祈っている。
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JFL2013第24節 vsHonda FC
レディースに引き続き、トップもいよいよ今日から佐久での試合が始まる。
さすがにJFLの試合という事で会場には出店も多く観客も沢山来場して大賑わいで、まだ周囲は工事現場然とした中で陸上競技場の一角だけが華やかなお祭りのようだ。
これから1年半、シーズン中はほぼ2週に1回はこうした“お祭り”の光景がこの場所で繰り広げられる事になる訳だ。
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そしてスタンドに入ると、アウェイゴール裏の向こうには浅間山の勇姿が一望でき、今日から1年半、この雄大な眺めが我々サポにとっての“心の風景”となる訳だ。
今日はちょっと霞んでいてよく見えなかったけど、気温が下がり空気が澄んでくる秋以降は、きっとその美しくも逞しい姿をドーンと見せてくれるだろう。
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3時間前の開場からメインスタンドが次々に埋まり、満席でメインに入れない観客が芝生のバックスタンドに流れ、ほぼ満員御礼の3138人という多くの観客が詰め掛けた佐久市陸上競技場での記念すべき最初の相手は、アマチュア最強の呼び声高いHonda FCという事で、相手にとって不足は無い。
この最高の相手と最高の試合を繰り広げ、初めてパルセイロの試合を見る佐久の方々にサッカーの楽しさとパルセイロの勝利をお届けしたいところだが、その注目の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(0-1・1-0)1 Honda FC
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選手達も初めての佐久での試合で、しかもこれだけお客さんが入った中で「絶対に勝たなければ」と固くなったのか、前半はあまりパスが繋がらなかったりボールを持っても前線でスピードダウンしてしまうなど、ウチの悪いところが出てしまった感じで、逆にHondaの素早いポゼッションサッカーに振り回されていた印象だった。
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ところで、今日は選手達がプレー中に足を取られて転んでしまう場面が何回か見られた。
そういえばアルウィンができて数年間は、たまに行われたJリーグの試合で選手達がツルツルとよく滑って転んでいる場面が見られたが、アレはピッチの地面が固いのが原因の一つだそうで、もしかしたら佐久陸のピッチもまだできたばかりで固いのかもしれない。
アルウィンでも現在はあまり選手が芝で滑るようなシーンは見られなくなったので、佐久陸も何度か試合をこなすうちに馴染んできてプレーしやすいピッチになるものと期待している。

と、そんな流れの中で先に点を取ったのはHondaの方だった。
前半33分、鮮やかなコンビネーションにウチの守備陣が完全に翻弄され中央からドカンと決められた、敵ながらアッパレのビューティフルゴール。
もちろん先に失点を許してしまうのは本当に悔しいしホーム負け無し記録が佐久での一発目に途絶えてしまうのではないかという危機感もあったが、あのゴールの展開にはいちサッカーファンとしてシビれましたね。
本当にHondaらしい見事なゴールだった。

と、そんな悠長に相手をホメている場合じゃない。
結局あまりパッとしないまま前半を終えてしまい何とも煮え切らない雰囲気が漂ったが、今日はあまり攻撃に絡めなかった#27岡田を後半開始から#11畑田に替えると徐々に動きが良くなり、相手のボールをインターセプトしたりサイドを深くえぐりコーナーキックやフリーキックのチャンスを得るなどスコアリングチャンスも増えてきて“押せ押せ”の状態が続いた中、後半23分に#25有永が混戦のボールを押し込んで遂に同点!
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(ところでアリ、せっかく佐久でのトップチーム初ゴールなんだから、もう少し派手なパフォーマンスやっていいよ。 この写真の後で「何かやるか」とカメラ構えてたのに、何もやらないからオッチャン思わずコケちゃったよ・・・)

このゴールを機にウチの攻撃に俄然迫力が増してきて、何度も決定的なチャンスを作るもあと一歩のところでゴールできず、またHondaも負けてはならじとチャンスは少ないながら「あわや・・・」と肝を冷やすような場面を作り、スタンドも歓声と悲鳴とため息が繰り返される白熱した展開になったが、結局その後は両者ゴールを奪えずドロー。
試合終了の長い笛が吹かれた直後、運動量では定評があるハズの両チームの選手達が手を腰や膝に置いて苦しそうにうつむいていた姿が、“死闘”と呼ぶべきこの試合を象徴していた。
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今日の試合は佐久での初試合という事で、とにかく何が何でも勝って佐久の皆さんに地元チームが勝つ喜びを実感して欲しかったので、再び首位を陥落したという事も含めて、非常に悔しい結果となってしまった。

ただ、後半になって何度も相手ゴールを脅かすもなかなかゴールできないスリリングな展開や、そんな中でようやくゴールを上げた時の喜びの爆発、そしてHonda FCとの上質な攻撃サッカーの応酬は、きっと初めて生でサッカーを見る佐久の方々にもサッカーの面白さを十分伝える事が出来たんじゃないかと思う。

サッカーに疎い人は、よく「サッカーはなかなか点が入らないからつまらない」と言うが、確かにサッカーも“点取り競技”ではあるものの、野球やバスケなどと違ってサッカーは点を取りに行く“過程”を楽しむスポーツだと思うし、なかなか点が入らないからこそ贔屓チームが1点を上げた時の喜びは他のスポーツの何倍も大きい。
今日の試合は、前半はちょっと“アレ”だったけど(苦笑)、特に後半はそんなサッカーの魅力がギュッと詰まった面白い試合だったと思う。
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そして、パルセイロと共にそんな魅力的な試合を作り上げたHonda FCにも心から敬意を表したい。
前節の結果を受けての弊ブログ雑感に「(Hondaとの試合は)佐久の皆様にサッカーの楽しさを知ってもらうには最高のカードといえるだろう。」と書いたが、まさに期待した通りの内容になり、Hondaらしい骨太な攻撃サッカーを存分に見せてくれた事に感謝したい。

Hondaは自分が日本の全クラブチームの中で最も尊敬するクラブだし、観客100人そこそこの頃からウチのチームを見守ってきた自分としては、そんな憧れのチームとガチで対戦できる事に大きな喜びを感じており、去年都田で0-4と大敗した時もショックよりも「Hondaさん、マジで倒しにきてくれてありがとう」という気持ちの方が強かった。(ウチの選手達にとっては堪ったモンじゃなかったでしょうが。。。)
世の中が“Jリーグバブル”に浮ついて猫も杓子もJ参入に流れる中、その力が十分にありながらも頑なにプロ化を拒否し、純アマチュアながら天皇杯ではJチームをも脅かすほどの実力を維持しているのは本当に立派の一言に尽きるし、その1本筋の通ったポリシーはめっちゃカッコいいと思う。

そんなHondaとのリーグ戦での対戦も今日が最後だと思うと本当に切ない。
ウチが堂々とJFLを“卒業”して別れを告げるならともかく、プロ志向チームのJ3と純アマチュアのJFLに分断されての“生き別れ”状態でこのゴールデンカードが見られなくなるのは実に不本意だ。
しかし、もう決まってしまったものは仕方がない。
Hondaには来年のJFLを先頭に立って引っ張りリーグを盛り上げながら、いつまでも骨太で魅力的なサッカーを続けていってほしいと願っているし、また天皇杯でガチンコ勝負ができる事を期待している。
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と、話を現在のリーグ戦に戻すと、これでJFLは天皇杯予選のため約1ヶ月の中断期間に入り、次なる相手はいよいよウチの一番のライバル・讃岐との首位攻防アウェイ戦。
お互いに優勝を狙うには絶対に負けられない、正真正銘の『天王山』だ。

直接対決の相性は讃岐に分があり、またウチが下位相手にちょくちょく取りこぼす事もある反面で讃岐は確実に勝ち点3を積み上げており、試合会場がアウェイである事も含めて今の流れは讃岐の方に若干の有利があるように思うが、このような『天王山』の試合ではそんな前後の流れは関係無く、「勝ちたい」という思いが強いチームが勝つ。

迎え撃つ形となる讃岐は、今度の試合にJFL優勝&J2昇格をかけて選手もサポも全身全霊でウチを潰しに来ると思うが、ウチはそんな讃岐を凌駕する今季MAXの強い気迫を持って瀬戸大橋を渡り、丸亀競技場を静まり返らせるような結果を持ち帰ってきてほしい。
PCL第17節 vsASエルフェン狭山FC(佐久陸初試合)
いよいよ今日から佐久でのホームゲームがスタートするが、その前にどうしてもこの場所をスルーする訳にはいかず、まずは通い慣れた“いつもの”道を辿って南長野へ向かった。
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感動のファイナルゲームから2週間が経ち、バックスタンド後ろの外周道路沿いには白い目隠し板が立てられ、ピッチの北側ゴール裏には工事用資材を積んだトラックが停まっているなど、いよいよ改修工事に向けて本格的に動き出したようだ。
長野市北部在住の自分は、自宅から佐久までだと高速道利用なら須坂長野東ICから、下道利用なら菅平経由の方が近いが、これからも佐久へ行く前など折に触れて南長野へ立ち寄り、我々の“聖地”が立派に変貌していく様子を見守っていきたいと思っている。

で、その聖地に「それでは行ってまいります!」と最敬礼しつつ駐車場を出発し、時間があったので下道を寄り道しながら快適にドライブして、これから“第二の聖地”となる佐久総合運動公園陸上競技場に無事とうちゃこぉ~!(←知ってる人は知っている、某BS放送旅番組の決まり文句風に)
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まだ周辺の工事が完全に終わっておらず地山むき出しの箇所が多いながら完成から若干半年でピカピカの正面エントランス前には、いつものスタッフさん達や売店のオヤジさんなど南長野で見慣れた顔が出迎えており、ちょっと不思議な気分ながら「本当にここがホームスタジアムになるんだな・・・」と実感した。

さて、そんなこんなで遂に迎えた記念すべき佐久でのパルセイロ初試合の相手は、去年まで1部・なでしこリーグに所属し、今年は前節まで勝ち点41で2位につける強豪・ASエルフェン狭山FC。

ここは元々自力のあるチームだが、今年はかつてのなでしこJAPANメンバーである山郷のぞみ選手と荒川恵理子選手が所属し、更につい最近に現代表の大野忍選手まで獲得するなど2部のチームとしては破格の顔ぶれを揃えており、狭山のチームバスが会場に到着したところにたまたま居合わせてテレビや雑誌でしか見た事がなかったスター選手を目の前にして、「ほー、大野選手ってテレビの印象より体格いいんだ!」とか、「わー、ボンバー荒川ってテレビで見るより髪型がボンバーだ!」とか、「おー、山郷姐さんってそのまんまだ!」とか、ついついミーハー気分になってしまう。

しかし、そんな浮ついた気持ちもそこまで。
我等がパルセイロ・レディースとしては、そんな“ほぼ1部”のチーム相手に勝ち負けはともかくどこまで食い下がれるかが大きな焦点のこの試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 1(0-2・1-4)6 ASエルフェン狭山FC
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試合は早くも前半9分、狭山の#19荒川“ボンバー”恵理子に決められて先制を許し、「あ~、今日は一体何点取られるんだろう・・・」と先が思いやられたが、その後も概ね狭山のペースで進むものの、決してヤラれっ放しのハーフコートゲームという訳ではなく、ウチも必死にボールをつないで前へ行く姿勢を見せ、相手ゴールに迫る場面も何度か見られた。
結局前半29分にもう1失点してしまうが、予想外の健闘で前半を終え、佐久での初試合に駆けつけた500人を超えるサポから大きな拍手が沸く。

しかし、世の中そんなに甘くない。
後半に入ると5分・12分・19分と連続失点。(ちなみに12分の4点目は、あの#29大野忍の足技が冴えた見事なゴール。)
やはり前半に頑張った分がボディブローのようにじわじわと足にきたのか、ウチの選手の運動量が落ちて相手のパス回しやサイド攻撃についていけなくなった。

この連続失点で諦めて席を立つ観客も少々見受けられたが、それでも変わらず「ガンバレ、まずは1点取ろーっ!!」と必死に声援するサポの願いが届いたか、試合も終盤の後半37分に“奇跡”が起こる。
中盤で#20内山智代がインターセプトして素早く出したパスを受けた#10浦崎優香の前にぽっかりと広大なスペースが広がり、そこをお得意のドリブルでシュートレンジに入り、GKとほぼ1対1からシュートしたボールが相手ゴールに吸い込まれ、遂にパルセイロが記念すべき佐久での初ゴール!
その瞬間スタンドは総立ちとなり、まるで勝ったかのような大歓声!!

よっしゃ~! 山郷姐さんの“壁”を破ったゾー!!!
これだけでもう、佐久まで来た価値があったわ~っ!!!

結局、ロスタイムにもう1失点してしまい最終的には1-6という“大敗”に終わってしまったが、今日のウチはスター選手を揃え実力的にも“ほぼ1部”の狭山を相手に、守備に追われながらも決して全選手が自陣に下がる“穴熊戦法”状態とならず、何度失敗しても必死に自分達の追い求めるパスで繋ぎ前へ走るサッカーをしようという気持ちが見えたし、GKが振られる決定的なピンチも他のフィールドプレーヤーが諦めずにボールを追いかけギリギリのところでクリアーする場面も見られたなど、去年までのウチとは違う立派な戦いぶりに、選手の挨拶の時には会場から温かく大きな拍手が沸き起こった。
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もっとも、5点差をつけられての大敗という結果は動かし難い事実。
狭山は荒川や大野以外の選手もしっかりしたプレーをしており、ウチの選手達との実力差は歴然だ。

自分もそんなに女子の試合をたくさん見ている訳じゃないので“知ったかぶり”みたいになって恐縮だが、女子サッカーはまずチャレンジリーグの上位チームと下位チームとの間に結構な実力差があり、1部のなでしこリーグとは更に大きな差があって、その開きは男子のJ2とJFLとの差よりはるかに大きいものだと思っている。

今日の試合は、図らずもそんな“実力差”が如実に出てしまったという感想を持った。

しかし、自分はそんなに悲観はしていない。
前記のように、選手達は決して受身にならずに自分達のサッカーをしようとチャレンジしていたし、後半になって足が止まりかけてもスター選手に必死に喰らい付いて体を張った守備をしていたし、何よりも、相手にとってはあのような試合展開では決してやってはいけない失点を許してしまったという“爪痕”を残す事ができた。
おそらく今日初めてレディースの試合を見たという佐久の方々も、勝ち負けはともかく彼女達の最後まで諦めずボールを追い続ける姿には大いに感銘を受けたんじゃないだろうか。

レディースは今後も上位陣との対戦が続く厳しい日程となっているが、今日の試合で狭山の戦いぶりから何かを学んで自分達の力に変え、6月の福岡戦に続き上位陣から金星をあげられるよう頑張ってほしい。

【追記】
今日の対戦相手の狭山には、パルセイロ・レディース移管初年度まで所属していた#13小林菜摘選手がいて、後半17分から途中出場し、コーナーキックを頭で合わせてあわや“ご恩返し”ゴールか・・・と思わせるような場面も作った。
パルセイロ時代は中心選手として活躍していた小林選手も、狭山ではスタメンに入れず出場機会も限られているようだが、今日こうして元気な姿と再開できて自分も嬉しかった。
この小林選手や大分の英選手・世田谷の三間選手・岡山湯郷の津波古・中野・中川・有町の4選手(ついでに種田佳織監督も)など、前所属チームが“パルセイロ・レディース”や“大原学園”の選手はやっぱりその後の動向が気になるものだが、どの選手も、たとえレギュラーにはなれなくともいつまでもハイレベルなリーグで大好きなサッカーが続けられるよう、自分も影ながら応援している。
【再掲】 “Road to 佐久陸”実踏ガイド
いよいよ明日から佐久市陸上競技場でのホームゲームが開催されます。
既にオフィシャルHPでもアクセスについての案内が出ており、皆さん佐久行きの準備は万端だと思いますが、まだ現地までの道順に不安がある方や、会場までの道順をおさらいしたい方のために、弊ブログで今年2月にアップした『チョー気が早い“Road to 佐久陸”実踏ガイド』に加筆・修正をして再掲載したいと思います。

それでは一路“佐久陸”へ!

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まず大きなポイントとして、高速道路は佐久ICではなく、中部横断自動車道の佐久南ICで降りるのがミソです。
もちろん佐久ICからでも行かれますが、その場合ICを降りてからIC周辺の商業地域や岩村田の市街地を通過するため少々交通量が多いし、また現在中部横断道は無料開放されており料金は佐久小諸ジャンクションまででいいので、長野ICからなら佐久ICまで行くより片道50円節約できます。
「たった50円・・・」と侮ることなかれ。浮いたお金で“うまい棒”が5本も買えちゃいますよ!(税別)
という訳で、上の写真にある佐久小諸JCTでは『佐久北 韮崎方面』の看板に従って中部横断道に入ってください。

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中部横断道のまだ新しい道を、正面に八ヶ岳の雄大な裾野を見ながら進むと、やがて暫定の終点である佐久南ICに着き、そのまま看板に従って道なりに走っていくと国道142号線との交差点に突き当たるので、ここでは『韮崎 富岡 佐久穂』方面へ左折します。
R142はしばらく開放的な4車線の広い道を走りますが、途中で車線が減少するので、ここは右側の車線を走りましょう。

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2車線となって県の佐久合同庁舎を過ぎ、スーパーやドラッグストアなどの郊外店舗が見えてくると、写真の『野沢本町』交差点。
ここを『富岡 小諸 上信越道』方面へ左折し、佐久大橋で千曲川を渡って中込地区へ。
この交差点で道はまた4車線に増えますが、右側車線はその先の『中込』交差点で右折専用レーンになるので、ここでは左側車線を走行します。

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『中込』交差点を過ぎて陸橋で小海線を越えると、写真の『滑津大橋』交差点。ここでは右側車線を走って『富岡 下仁田』方面へ直進します。
左側車線は常時左折可の左折専用レーンとなってしまうので、『中込』交差点を過ぎたらすぐに右側車線に入りましょう。

なお、会場の駐車券を持っていない方はここを『小諸 佐久IC』方面へ左折して総合体育館裏や駒場公園の臨時駐車場に向かいましょう。

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左手にセブンイレブンのある『北耕地』交差点を直進し、緩やかな右カーブを抜けると、続く左カーブの途中に写真のような三叉路が現れます。
ちょっと写真では分かりにくいかもしれないけど、ココが陸上競技場への入口。
現在はまだ交差点の隅に『陸上競技場建設現場入口』の小さな工事用看板があるだけだけど、全て完成したあかつきには、おそらく『佐久総合運動公園入口』とかの案内看板が出るものと思われます。
(注:上記は今年2月時点の状況。現在の様子は未確認です。)


そして、この交差点を左折して切通しの坂を上り切ると・・・

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周囲が開けて目的地の佐久総合運動公園陸上競技場に到着!
佐久南IC出口から陸上競技場までの所要時間は、この日の実走で約12~13分といったところでした。
道中、3枚目の写真の『野沢本町』交差点は、周辺の店舗や野沢地区の街中へ入る車で多少混雑する事があるかもしれませんが、全体的には線形もいいし車線も多いので、概ねストレスなく快適に走れると思います。

なお、下道経由などこのルート以外で行く場合は、『佐久平カントリークラブ』を検索して行くとたどり着けると思います。

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なお、競技場の周囲は『佐久リサーチパーク』と呼ばれる工業団地なので付近にお店はありません。
競技場から一番近い店舗は前記『北耕地』交差点角にあるセブンイレブンなので、このルートを使った場合の買い物のラストチャンスはココという事になります。

以上、佐久陸上競技場までの道順紹介でした。
このレポが北信在住パルサポの皆様の佐久行きのご参考になれば幸いです。

この真新しいスタジアムを、東北信の皆さんの熱意でオレンジ色に染め上げて、南長野の雰囲気をそっくり佐久陸で再現しようじゃありませんか!

Go,EAST!! Go,SAKU!!
南長野ファイナルイベントより【その他モロモロ】
まことにマヌケなタイミングで恐縮ながら、南長野総合球技場の最終戦で行われたイベント紹介。
今日は、昨日・一昨日で採り上げられなかったその他のイベントをまとめてアップしましょう。

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2日間にわたって展示されていた懐かしい写真の数々。
自分が関わり始めた頃のエルザの選手を始め、ニット、コハ、オッチョ、キング、よーさん、ピンちゃん、サダ、マルさん、バドゥ、薩さん・・・と、エルザ~パルセイロを彩った名選手や監督の様々なシーンに時間を忘れて見入っていた。
そしてその中に、当時のサポーターの応援風景として自分がちゃっかり写っていたのがちょっと気恥ずかしかったりなんかして。。。

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日曜日のOB戦に引き続いて行われたOBによるトークショーは、試合を終えたばかりの選手達がユニホームから思い思いのジャージに着替え、ピッチに車座になりながら和やかなムードの中で行われた。
このコーナーの仕切りも任された丸山朗御大のウィットに富んだ進行で、クラブ創設期のメンバーから本当に貴重な“生の声”が聞けた。
ここで自分が最も印象的だったのが、このクラブがJFLを目指そうと決意したタイミング。
長野エルザは結成以来概ねトントン拍子に県リーグから北信越リーグに昇格したが、そこから僅か2年で県リーグに再降格してしまう。
クラブが「JFLを目指そう!」と決意したのはそんなドン底の時期だったという話を聞いてビックリした。
当時は現在のアルビレックス新潟の前身・新潟アルビレオがJリーグ昇格を目指して活動していたが、その他のクラブは全くそんな気配も見せない中、県リーグに落ちたクラブがそんな大それた事を目標にするなんて、他所から見たら単なる“妄想”とか“大ボラ”にしか思えなかっただろう。
ところがクラブは、この決断を機にユニホームの色をそれまでの紫から長野県代表の色であるオレンジ色に変え、遠征も日帰りではなく前日入りしてコンディションを整えるなど、周囲の「絶対にムリだ」という声を尻目にコツコツとチーム力を高めていき、やがて小湊隆延監督の下で北信越で絶えず優勝争いに加わる強豪チームに成長し、“昇格の意思表示”では後発組の松本と金沢に先を越されはしたものの、こうして見事JFL昇格の夢を実現したのは本当に凄い事だ。
サッカー不毛の地で高校同窓生の有志が立ち上げた小さなクラブが、自分達の努力で少しずつサポ-ターやスポンサーや行政を巻き込んでここまで立派なクラブに育ったサクセスストーリーは、これでJリーグ昇格を決めれば十分に映画の題材になるだろう。
このトークショーを聞いて、自分はますますこのクラブに愛着と誇りを持つようになった。

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レディースの試合のハーフタイムに行われた、ジュニアユースU-15の全国大会出場挨拶の模様。
今月半ばに帯広で行われる日本クラブユース選手権に初出場するという快挙を成し遂げたジュニアユース。
発足当初から、地域リーグのクラブとしては破格とも思える資格を持った指導者を迎えて少しずつ強化してきた成果が、遂に今年のU-15世代で花開いた。
選手達には、北の大地で並み居るJリーグのジュニアユースを相手に自分達の力をフルに発揮して思いっ切りぶつかり、悔いの無い素晴らしい試合が出来る事を期待している。
ガンバレ、若きオレンジ戦士達!!!

最後に、パルセイロのホームスタジアムが今月から佐久市に移るにあたり、男女各試合でリーグ旗の移管セレモニーが行われた。
まず土曜日は、JFL旗が鷲沢長野市長から柳田佐久市長へ。
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(鷲沢サン、夏らしく浴衣の着流し姿が粋ですね~。それと首に下げているパルセイロのタオマフが6年前の初代モデルというのが、いかにも自分のを持ってきた感じでポイント高いです!)

そして日曜日には、チャレンジリーグ旗が長野市サッカー協会長から佐久サッカー協会長へ。
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(ところでPCL旗移管のアシスタント役を務めた2選手は、やっぱりチームを代表する“キレイどころ”として選抜されたメンバーという事でよろしいでしょうか? よろしいですね? ハイ、了解しました!)

南長野にはためいていたこれらのリーグ旗は、来週からは佐久市総合運動公園陸上競技場のセンターポールに掲揚される事になり、いよいよ約1年半の佐久市でのホームゲームが始まる。
正直、あのスタンドにどれくらいの観客が足を運んでくれるのか、駐車場やシャトルバスなどのアクセスや運営面はうまくいくだろうか、選手達はホームゲームとはいえ慣れないピッチや環境に戸惑って調子を崩さないだろうか・・・と不安な面もあるが、受け入れていただく佐久市は市のホームページの冒頭に『パルセイロの応援に行こう!』というバナーを貼って全面的にバックアップしてくれるようだし、自分も大船に乗ったつもりで佐久での試合を楽しみたいと思うので、佐久の皆さん、これから1年半の間、チームともどもどうかよろしくお願いします!

今年の11月には佐久陸でJFLの優勝トロフィーを掲げ、来年の11月には佐久陸でJ2昇格決定を盛大に祝う・・・
そう、我々が当面追い求めている“夢”を叶える舞台は、佐久の地に移された。
浅間山や八ヶ岳がきれいに見渡せるこの真新しいスタジアムで、我々の大きな『夢』を実現させましょう!!
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南長野ファイナルイベントより【籾谷真弘引退セレモニー】(+レディース試合雑感)
遅ればせながら先週の南長野ファイナルイベント、時系列は昨日のOB戦と前後して恐縮ですが、今日は土曜日のトップ試合後に行われた籾谷真弘引退セレモニーについて書きたいと思いますが、今日はまず最初にレディースの試合雑感から。

PCL2013第16節@神奈川県・ノジマフットボールパーク
ノジマステラ神奈川 4(0-0・4-0)0 AC長野パルセイロ・レディース

昨日は大和市で今日は相模原市と、奇しくも男女連続で神奈川県西部でのアウェイゲームとなったこの試合。
ここまでの7試合を6勝1分と破竹の勢いのレディースだが、今季昇格組ながらいきなり4位と好位置につけているノジマステラ相手にスコアレスで頑張っていたものの、後半19分から一気に失点して0-4と惨敗。
ここまで連勝記録を伸ばしていたものの、これらは福岡戦を除いて順位が半分より下の“Bクラス”同士の対戦だったので想定の範囲内(それでも去年から比べれば大きな進歩だが)とも言え、上位陣と当る今節からの試合でどれだけ踏ん張れるかが焦点だと思っていたが、やはり“Aクラス”のチームはそんなに簡単には勝たせてくれないようだ。
次節は、山郷のぞみ・荒川恵理子といったかつての“なでしこジャパン”メンバーに加え、バリバリの代表である大野忍まで入団して豪華ラインナップを誇る、現在2位のASエルフェン狭山が相手とあって、またも苦しい戦いが予想されるが、トップより一足お先にパルセイロとして佐久初開催となる記念すべき試合でもあるし、結果はともかくこれまでの連勝で得た自信と積極果敢なチャレンジャー精神で思いっきりぶつかっていき、佐久の皆様にレディースの魅力である一生懸命さ・ひたむきさを存分にアピールしてほしい。


さて、そんな訳で今日の本題に入らせていただきます。

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モミの選手時代に関する自分の思いは、退団が発表された去シーズン終了後の弊ブログで書いてあるのでここで再び採り上げる事はしないでおくが、セレモニーの挨拶を聞くと、今でも語り草の3年前の北信越リーグ天王山JSC戦での逆転サヨナラダイビングヘッドゴールや、最後の出場機会となった去年の最終戦などの様々な記憶が呼び起こされて、ちょっと不器用なスピーチに「なんべん『最後に・・・』って言うねん!」とツッコミを入れつつも、その人柄が滲み出る話に自分も目頭が熱くなった。

サッカーに限らず、スポーツ選手でこのような引退セレモニーをやってもらえるのはほんの一握り。
しかもそれが、現役引退翌年のシーズン折り返しを過ぎたところでこうも盛大に執り行われるのは異例だし、それも大事な大事なホームスタジアム最終試合でやってもらえるというのは奇跡に近いタイミングだが、これもモミの人徳のなせる業だろう。

クラブがエルザからパルセイロに名称変更した初年度に入団し、プレー以外でも持ち前のバイタリティでチームを引っ張り続けてきたモミは、薩川前監督から「ミスターパルセイロはモミだよ」と言われた通りで、引退記念Tシャツの発売や当日掲げられたダンマク・ゲーフラの数々が、多くのサポから今なお愛され続けている事を物語っている。
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・・・と、“選手”としてのモミとはこのセレモニーで完全にお別れとなってしまったが、モミ自身とサヨナラしてしまう訳じゃない。
前記の弊ブログで「引退後はウチに残って広報か普及部にでもなってくれたら・・・」と書いたが、まさにその通りジュニアユースのコーチとしてクラブに残ってくれ、この日も試合前のビエイラセミナーではまるでガキ大将のように小学生のチビッ子達と楽しそうにサッカーをしていたし、翌日のOB戦でも大きな声とハッスルプレーで試合を盛り上げており、元気なモミちゃんの姿はこれからもずっと目にする事ができるだろう。
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大阪南部の山あいの街、河内長野で生を受け、同じ街の名前の山国・信州長野市で現役を引退して第二の人生を歩むというのも何かの強い因縁だろうか。
いずれにしても、河内の心優しきお祭り男の明るく大きな声は、これからもずっと長野の山にこだまし続ける。

そんな訳で改めまして、今まで本当にありがとう!

そして、これからもヨロシクお願いします! 我等が愛するモミちゃん★★
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南長野ファイナルイベントより【エルザ~パルセイロOB戦】(+トップ試合雑感)
ちょっと時間が無くて先週の南長野ファイナル関連のイベント記事を書けないでいたが、まことに遅ればせながら、永遠に残したいメモリアルイベントの事をぼちぼちアップしたいと思います。

まずは順位不動で恐縮ながら、日曜日に行われたエルザ~パルセイロOB戦の模様を、自分が注目した懐かしい選手を中心に。
なお、メンバー表については公式HPをご参照ください。

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まず写真中央はご存知“オレ達の大典”こと佐藤大典選手。
スタンドに入って出場選手がアップしているピッチを見た時、真っ先に目に入って「わ~っ、大典だ!!」と思わず口にしてしまったが、こうして再び南長野で大典のプレーが見られて本当に嬉しかった。

そしてその隣は、自分がエルザと出会った時のエース、鹿田誠一郎選手。
当時の日本代表は「フォワードの選手が点を取れない」と批判を浴びていたが、そんな中でエースナンバーの10番を背負っていた鹿田選手はほぼ毎試合確実にゴールを決めており、その後ウチも数々のストライカーが在籍したが、自分の中で鹿田選手の存在は、極端に例えれば現在のエース・宇野沢選手よりも大きかった。

ちなみに、この試合は後ろに控える御大・丸山朗元代表が裁いた。
長野エルザサッカークラブの創設に大きく関わった一人であり、クラブの代表としてサッカー不毛の長野市でこのクラブをこれだけ大きく魅力的に育て上げた功績は素晴らしく、自分の中では“神”のような存在の方だ。

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大典選手と競り合っているのは、オレンジチームの攻撃陣で最も目立っていた“カズ”こと和田智一選手。
現役時代はサブとしてあまり出番はなかったが、ひとたび出場するとゴールめがけて思いっきりピッチを走り回る魅力的なプレースタイルで、今の選手に例えたら#8田中恵太選手みたいな存在だった。
そして、この試合でもそのプレーぶりは相変わらずで、何度もドリブルで相手ゴールに迫る姿に「全く衰えていないな・・・」と嬉しくなったものである。

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まず白の19番は、少し前から応援しているサポには懐かしい“メッシ”こと飯田諒選手。
自分は現役時代の飯田選手が大好きで、「来年のオーセンユニは19番を付けよう」と思っていた矢先に現役を引退し指導者の道に進むという事で大いにショックをうけたものだが、この試合ではほぼ出ずっぱりでホワイトチームの攻撃の基点となり、見事なゴールもあげる大活躍で、「あと1~2年頑張っていたら・・・」とつくづくもったいなく思ったものだ。

そしてメッシと競り合うオレンジの選手は夏目角成選手。
自分がエルザと出会ったのは夏目選手の現役引退と入れ替わりだったのだが、以前エルザからパルセイロへ名称移管する時の記念OB戦で彼のプレーぶりを見て一発でファンになり、「あ~、あと1年早くこのチームと出会っていたら夏目選手の現役でのプレーが見られたのに・・・」と悔しがったものだ。
写真の通りこの試合でも躍動感溢れるプレーを見せてくれた夏目選手は、今でもクラブスタッフとして会場運営の第一線で活躍しており、スーツ姿で働くイケメンを見た方も多いでしょう。

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ホワイトチームのセンターバック、友野景市選手。
自分が今回のOB戦で最も嬉しかったのは、この友野選手と清水貴弘選手という、自分がエルザと出会った頃のセンターバック両氏のシブいプレーが見られた事だ。
当時は華やかな攻撃陣ばかりに目が行って、正直なところ守備陣に関してはあまり印象が残っていなかったが、今回両氏のプレーを見てあの頃の事がハッキリ思い出された。
でも願わくば、この両氏に葛西宏幸選手と青柳瑞木選手の両サイドバックを加えた当時のディフェンスラインを完全再現してほしかったな~・・・

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長野エルザ創成期の選手であり、現在はクラブの要職に就いている町田善行部長・・・もとい選手。
一時はチームのGMも務めるなど、このクラブが昔から現在まで1本の太い流れの中で成長しているのも町田部長の功績が大きく、前記の丸山元代表と並んで“神”と呼ぶに相応しいお方である。
いつもはスーツ姿で会場を精力的に回っているが、いざユニホームを着てピッチに立つと大典やメッシに負けない運動量でゴールを狙う姿にビックリで、現役時代は13番を付けていたそうだが、そのプレーぶりは今のウチの13番よりカッコよく見えた・・・と言ったら言い過ぎかな?

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そしてコレがこの試合のハイライトシーン。
ホワイトチームが“メッシ”飯田選手のゴールで先制した時、チームメイトはメッシではなく町田選手の元に集まり、ナゼか部長が胴上げされてしまいました。
コレはきっと、現在は町田さんの“部下”となっている同じチームの#2の企てでしょう!?

そんな訳で最高に楽しかったOB戦。
試合内容は両チームとも大マジのガチンコ勝負でなかなか点が入らず、予想外(選手の皆様失礼!)に白熱した展開で、土橋選手や籾谷選手など最近まで現役だった選手の存在が霞んでしまうほどオールドプレーヤーの方々の活躍が目立った。

自分はこの試合はいつものホーム側ではなく、観戦1年目の定位置だった現アウェイ側で見ていたのだが、メンバー中半数くらいの選手は残念ながら存じ上げないものの、観客100人そこそこだった当時の様子が思い出されて本当に有意義だった。

この試合を見てスゴいと感じたのは、お歳を召した方もいて運動量に差はあったものの、出場した選手全員が現在のパルセイロに通じるパスサッカーをやれているという事。
これはクラブ創成期から現在までチームコンセプトが一貫している事の現れであり、この“継続性”こそがこのチームの強さの秘密なんだと改めて痛感した。

この企画、今後も是非とも続けて欲しいものです。今度は新生・南長野落成の時にでもいかがでしょうか?
なにはともあれ出場選手の皆様、楽しいひと時をありがとうございました!
そして何より、本当に本当にお疲れ様でした!!
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そして・・・

JFL2013第23節@神奈川県・大和市営大和スポーツセンター競技場
Y.S.C.C. 1(0-0・1-1)1 AC長野パルセイロ

試合は後半10分に先制されるも直後に#7佐藤のゴールで追い付き、結局ドローで連勝は3でストップ。
下位チーム相手に勝ち点3を取れなかったのは少々残念だったが、スタッツを見るとシュート数はウチが15本で相手が13本と“撃ち合い”の様相を呈しており、きっと攻撃的チーム同士の意地がぶつかり合った見応えのある試合だったんじゃないかと想像する。
2位の讃岐はHondaに勝ったため、何とか得失点差で首位はキープしたものの勝ち点で並ばれてしまったが、これも自分の中では想定内であり、今はとにかく変な形での連敗だけはしないで上位に喰らい付いていれば、チャンスはまたどこかで必ずやってくるだろう。

次節はいよいよ佐久での初試合。
そして相手は、アマチュアサッカー界の雄・Honda FCという事で、佐久の皆様にサッカーの楽しさを知ってもらうには最高のカードといえるだろう。
ここでスカッと勝利して、これから1年半お世話になる佐久の地で好スタートを切ろうじゃありませんか!
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