ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
201310<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201312
countdown
惜別2013
明日は楽しみなパルセイロのJFL優勝パレードが行われるが、その前にどうしてもこの話題を避けて通る訳にはいかない。

今年もクラブから契約満了のニュースが出た。
どんな選手も一度オレンジのユニホームに袖を通したならば、サポとしては愛着が湧いてずっとチームに居続けてほしい思いは強いが、チームの新陳代謝のためには仕方のない部分もあり、毎年このニュースを聞くたびに本当に複雑な気持ちになるものだ。

【 #18鯨岡佑太選手、#21木下正貴選手、#23堤隆裕選手 】
サポとして何が残念って、チームに所属していながら一度も試合でプレーする姿を見られないまま去っていく選手を見送るのが一番残念だ。
大怪我や辛いリハビリと必死で戦っていた鯨岡選手、ゴールキーパーという最もポジションを獲るのが難しいところで地道にバックアップの仕事をこなしてきた木下選手、ブログタイトル通り毎試合律儀にブログを更新して真面目にサッカーに打ち込んでいた堤選手。
残念ながら長野で輝く事はできなかったが、パルセイロという素晴らしいチームでの様々な経験やJFL優勝の場にチームの一員として立ち会えた事は、今後のサッカー人生において必ずやかけがえのない財産となる事だろう。
ウチは本当に高度で複雑な戦術を用い、レギュラーメンバーもほぼ固定されているだけに、彼らがそこに入り込めなかったのは決して絶対的な実力が劣っていたからではないハズだ。
公式戦に全く出られなかったまま退団してしまったとしても決して後ろ向きにならず、これからもウチでの経験を活かして大好きなサッカーをとことん追求していってほしいものだ。

【 #9保戸田春彦選手 】
去年入団の新卒ルーキーの中で、自分が一番注目していたのが保戸田選手だった。
別に流経大時代のプレーを見ていた訳じゃないけど、何となくやってくれそうな“雰囲気”を感じていたのだ。
そしていざピッチに立つと、他の選手にはない独特のリズムというかセンスを持ち、少ない出番の中でキラリと光るパスを出すなど面白いプレーを見せてくれ、「これで保戸田選手がチームにハマれば、これまでにない攻撃のオプションができるかも・・・」と期待をかけていたのだが、残念ながら実力を発揮できないままチームを去る事となってしまった。
個人的には、もっともっと保戸田選手のプレーを見たかったな~・・・・
s-写真00080

【 #16平島崇選手 】
経験豊富な元Jリーガーのベテラン・平島選手も、残念ながら1年でチームを去らなければならなくなった。
シーズン序盤は多かった出場機会も徐々に減っていき、中盤以降はベンチを外れる事も多かったが、去年の佐田聡太郎選手の時も感じたけど、Jリーグで実績を積んだベテラン選手でも簡単にレギュラーを獲れないくらいウチのサッカーは高度なものなのだ・・・と改めて感じたものだ。
そんな訳で当人としては不完全燃焼のままチームを去る事となってしまい悔しいだろうが、J1・J2入れ替え戦、大怪我と辛いリハビリ、戦力外通告、テスト生からの再起など、Jリーグで様々な辛い経験をしてその度に乗り越えてきたヒラジの言動は、若手選手にとっての良き手本となり、大きな財産となった事だろう。
そういった意味でも、ヒラジがチームに残した功績はとても大きく、改めてこの場を借りて感謝したいと思う。
s-写真00150

【 #22小川裕史選手 】
本来なら小川選手ほどの実力があれば、他のレギュラーDF陣と激しいポジション争いをしながら大きな戦力となっていたハズだったが、今年はシーズン前からの大怪我で1年を棒に振ってしまった挙句の退団という、本人にとって本当に悔しい結果となってしまった。
空中戦と対人プレーに滅法強く、それでいて決して荒っぽくなく、どこかスマートささえ感じさせる小川選手のプレースタイルが自分は大好きだったし、去年JFL100試合出場のセレモニーで“小川”つながりで小川村から記念品の贈呈があったけど、何を隠そう自分は両親が小川村出身で今も縁がある事から、余計に小川選手に愛着があった。
それだけに、怪我が完治さえすればまた大事な戦力としてピッチに戻って来てくれると信じていただけに、あの安定感あるプレーが見られないのが本当に残念でならないが、とりあえず今はコンディションを元に戻して、早く移籍先を決めて我々を安心させてほしい。
そして願わくば、違う色のユニホームを着て今年は立てなかった佐久陸のピッチに“初見参”を果たし、元気に復活した姿を見せてほしいものだ。
s-写真00136
s-写真00039

【 #24藤井貴選手 】
誰が名付けたか『狂犬』という異名がぴったりハマるように、相手DFを恐れぬ突破と時に少々強引ともいえる思い切ったシュートで、「ここぞ」というところでゴールを決めてくれた頼れるストライカー。
また、その明るく豪快なキャラで、ゴール後のパフォーマンスを見るのも楽しみだった。
特に去年や一昨年の、攻撃の連携に行き詰ってチームとして思うようなプレーができず苦しんでいた時に、藤井選手の豪快なゴールに何度救われた事か・・・
そんなバリバリの主力だった藤井選手がチームを去ってしまうなんで信じられないが、まだまだ第一線で活躍できるだけの実力は十分に備えているし、ジュピロ磐田からキャリアをスタートさせ香港のクラブや岩手県リーグ4部(当時)のクラブにも在籍するなど波乱万丈な経験に、パルセイロでの数々の実績と持ち前の明るさをプラスさせれば、移籍先のチームになくてはならない大事な戦力になるだろう。
ひょっとしたらJ3のライバルチームに移ってウチを苦しめる事になるかもしれないが、それも大いに結構・・・というか、是非ともそうやって躍動する藤井選手をまだまだ見ていたい。
もしもまた違うユニホームを着て佐久陸に戻ってきてくれたら、こちらもたくさんの愛が詰まった目一杯のブーイングで歓迎いたします!
s-写真00021
s-写真00033

そして今のところ発表された中の残る1選手に関しては、地域リーグ時代から在籍し自分も強い思い入れがあるので、明日の優勝パレードの記事を挟んで後日お送りしたいと思います。

いずれにしても、これで長野を去る選手の皆さん、表舞台にリーザブに裏方にとそれぞれ活躍の舞台は違ったけど、これまで我が愛するチームを支えてくれて本当にありがとうございます。
そして、これからのサッカー人生に幸多からんことを強く強くお祈りいたします!
スポンサーサイト
JFL2013最終節 vs栃木ウーヴァFC
激闘のJFL2013年シーズンも、遂に今日が最終節。
今年は美濃部直彦監督の就任から始まり、南長野総合球技場改修に伴う佐久市への一時移転、24試合無敗のJFL新記録樹立、天皇杯で名古屋グランパスとギラヴァンツ北九州を撃破し臨んだ4回戦でJ1首位の横浜F・マリノスと延長戦までもつれこむ大激戦、新設されるJ3への参入決定、宇野沢選手の得点王、そしてJFL最後の年(J2に昇格してJFLを離れる訳じゃないので『卒業』という表現は相応しくないと思う)に悲願の優勝で日本アマチュアサッカークラブの頂点に登りつめるなど、とにかく色々な事があり過ぎて非常に中身の濃い最高のシーズンだった。

そんな充実した今シーズンのラストを飾るこの試合、対戦相手の栃木ウーヴァFCは現在最下位ながら前節はホーム最終戦で準優勝が確定しているカマタマーレ讃岐を破っているし、今日勝てば最下位脱出の可能性もあるためモチベーションも高く、それでなくてもリーグでも屈指の“気持ちの強さ”のあるチームだけに、天皇杯120分の死闘から中3日で臨むウチとしては自身のコンディション面も含めて決して侮れない相手ではあるが、JFL最後の試合をスカッと快勝して、この輝かしいシーズンを有終の美で締めくくりたいところ。

J1首位相手に素晴らしい戦いを演じたチームを最後に一目見ようと、『祝、JFL優勝』の大きなバナー(佐久市様謹製熱烈感謝!)が貼り出された佐久総合運動公園陸上競技場に3025人の観客が駆け付けた、1年納めの最終節にして記念すべきJFL最後の試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 0(0-0・0-2)2 栃木ウーヴァFC
s-PB240003.jpg
s-DSC_2584.jpg

信毎のプレビュー記事にもチラッと書いてあったように、8日で3試合という強行日程からスタメンをいじってくるかと思ったが、発表されたのは普段と同じベストメンバー。
エース#10宇野沢も“横浜みやげ”の頭のバンデージが少し痛々しいものの元気に先発出場だ。

しかしいざ試合が始まってみると、やはり疲労が蓄積しているのか心なしか動きが重く感じられ、いつものようにパスは出すものの連携がうまく噛み合わなかったり相手にカットされたり、そのうち相手の果敢なフォアチェックに横パスやバックパスが多くなって前へ進めず、逆に栃木に小気味よくパスを繋がれピンチを招くような場面も見られるなどジリジリした展開が続く。

ただ今日の試合を見ていると、疲れているのは身体よりも精神面の方が大きいようで、パスが繋がらないのも前へ進めないのも相手にカットされてしまうのも、“気持ち”の面で完全に栃木に負けているからのように見受けられた。
もちろんウチの選手達だって、「もう消化試合だから」とか「相手は最下位だから」とか手を抜いてプレーしている訳では決して無いと思うが、傍から見ていると「オマエらヤル気あるんかっ!!」とブーイングの一つもくれてやりたくなるくらい、栃木の気迫がウチの技術力を圧倒していた。
s-DSC_2646.jpg

それでも前半は何とかスコアレスで終わったが、悪いなりに何とか早く先取点を奪って主導権を握りたい・・・と祈るような気持ちで迎えた後半、状況が良くなるどころか逆に栃木に押し込まれる時間が多くなり、後半19分、遂に恐れていた事態が起こる。
栃木の前線からのプレスに堪らずボールをディフェンスラインまで下げ、それでもしつこく追ってくる相手を嫌ってGKへバックパス、それを#1諏訪が大きく蹴り出さずショートパスでいなそうと思ったところを、まるで読んでいたかのように思いっきり突っ込んできた相手FWの#19森本にカットされてそのまま無人のゴールに流し込まれる、最もブサイクな形で痛恨の先取点を取られてしまう。

この失点でウチも目が覚めるかと思ったが状況はあまり変わらず、どうにも攻め切れないフラストレーションが溜まるプレーが続く中、後半30分に自陣エリア内に斬れ込んできた相手を後ろから倒してしまいPKを献上。
そのPKを#1諏訪が一旦はセーブしたもののリバウンドをキッカーの#11市川に難なく押し込まれるという、これまた悔やんでも悔やみきれない嫌な形で2失点目を喫してしまう。
s-DSC_2767.jpg

今日のウチの出来からいけば1失点でも非常に重く感じたのに、これが2失点ともなれば完全に“致命傷”で、その後ウチも猛反撃を見せるもシュートは枠を捉える事すらできず、3分間のロスタイムもあっという間に流れて、今シーズン最後の、そしてJFL最後の長い笛を空しさと腹立たしさの入り混じったやるせない気持ちで聞く事となってしまった。

これで前節の相模原戦に続いて2連敗だが、同じ負けでも相模原戦はウチもメンバーを入れ替えてはいたものの出来自体は最後まで悪くはなく、健闘むなしく相手に“力負け”してしまった感じなので仕方のないところもあるが、今日の負けは実力云々ではなく“気持ち”の面で圧倒されての無様な負け方なので、後味が非常に悪い。

今日の試合を見ていて途中から感じていたのだが、天皇杯でウチがグランパスやギラヴァンツにやっていた事を、今日は逆にウーヴァにやられてしまった・・・という印象だった。
おそらく栃木は、先の天皇杯マリノス戦の中継やこれまでの対戦を見てウチを徹底的に研究し、屈辱の2年連続最下位脱出を懸けて並々ならぬ闘志で佐久に乗り込んで来たんだろう。
そういえば、ピッチ内練習前の円陣でもこちらに轟くほどの大きな声を上げて気合を入れていた。

栃木ウーヴァというチームは、自分がこのブログの中でも再三書いているように、順位はともかく『気持ちの強さ』という面ではJFLでも屈指の好漢チームだと一目置いており、過去の直接対決でもこれまでウチがそれなりの点差を付けて全勝してはいたものの、内容は栃木の気迫をウチの技術力が何とか抑え付けて勝利をもぎ取っていたという印象が強かったが、今日は様々な背景が絡み合ってのものだったとはいえ、栃木の気持ちの強さにウチが完全に飲み込まれてしまったといってもいいだろう。
勝負の世界に“たら・れば”はタブーだが、もしウチがもっと高い集中力で試合に臨んでいたら、1失点目のパスミスも無かっただろうし、2失点目のシーンもPKにならずに回避できたに違いない。
s-DSC_2757.jpg

そんな訳で、試合後の自分の拍手はウチの選手達にではなく、見事な“アマチュア魂”・“なにくそ魂”を見せてくれた栃木ウーヴァの選手達に全て捧げた。
思えばウーヴァもJ3参入に手を上げたものの、残念ながら審査に落ちて来年はまたJFLを戦うため、この大好きなチームとの対戦も今日で一応見納めという事になる。
そういった意味では、最後の対戦でウーヴァの気持ちのこもったプレーを存分に見る事ができて、個人的にはむしろ良かったのかもしれない。

ウチもこの1年でメンタル面もだいぶ成長したとはいえ、まだまだ上には上があるという事を思い知らされた。
“気持ち”なんて曖昧で精神的な事は、戦術や個のテクニックなどの技術的な事に比べると軽く見られがちだが、時として気持ちが技術力を凌駕して最下位が王者を倒す事だって大いにあり得るんである。
現に今日の試合がそうだったし、ウチだって名古屋グランパスとの試合では技術よりも気持ちが上回っていたからあのような結果になったんだろう。
『獅子はネズミ一匹捕まえるにも全力で立ち向かう』というような例えがあるが、ウチもウーヴァの戦いぶりを大いに見習い、エンブレムのエルザライオンのマークに恥じないような気持ちの強さを身に着けてほしいと思う。

そしてウーヴァに関しては、残念ながら来年は希望していたJ3参戦は叶わなかったが、リーグ再編となってもアマチュア最高峰であるJFLの価値は全く変わらないから、来年も堂々胸を張ってこの素敵なリーグを戦い抜いてほしい。
また、サポの数も年々確実に増えてるし、その熱いサポの期待に応えるよう、いつまでも強い気持ちを持った魅力的なチームであり続けてほしいと願っている。
s-DSC_2777.jpg

・・・さて、そんな訳でJFL最後の大事な試合がこんなグダグダな結果になってしまい、このブログも愚痴ばかりになって何とも締まらない限りだが、まぁこれもウチらしいっちゃぁウチらしいかな?
ただ、そうやって苦笑いして「ちゃんちゃん!(ズッコケ)」で終わらせる毎度毎度のパターンも、今年で最後にしましょう。
来年はJ3という同じ志を持った猛者が集まる新たなリーグで、ウチはそれこそ満を持してJ2昇格に挑む“勝負の年”となる訳だが、完全に他のチームから追われる立場となる中でこういった詰めの甘さがあれば、J3初代チャンピオン&J2昇格なんて夢のまた夢。
幸か不幸か、先週からの3連敗でウチが更に強くなるためには何が足りないのか、何が必要なのかを身を持って知る事ができただろう。

とりあえずしばらくは、JFL優勝の余韻に浸りながら怪我をしっかり治し、1年間の疲れを癒して思う存分リフレッシュしてほしい。
そしてそれが済んだら、また美濃部監督の下で出された課題を克服し、ライバルを寄せ付けないようなもっともっと魅力あるチームとなるよう成長を続けてほしいと願っている。

オラが街・長野の誇り、愛すべきAC長野パルセイロの選手、スタッフ、役員、ボランティアの皆さん。
今年も1年間、我々を大いに楽しませていただき本当にありがとうございます。 そして本当にお疲れ様でした。

来年の同じ頃、また皆で笑いあい、うれし涙が流せる事を信じて・・・
s-DSC_2809.jpg
s-DSC_2804.jpg
s-DSC_2557.jpg
第93回天皇杯4回戦 vs横浜F・マリノス on TV
いよいよこの日がやってきた。
クラブ史上最大のチャレンジ、日韓ワールドカップ決勝戦が行われた日産スタジアムでの天皇杯4回戦。
今日は時間も遅いので長い前置きや試合経過の詳細は無しで、ざっと感想だけ書いてみたいと思う。

AC長野パルセイロ 1(1-1・0-0・0-1・0-0)2 横浜F・マリノス

キックオフから120分間、一瞬も目が離せない白熱した試合、選手達は本当によく頑張った!
でも、敢えて開口一番、こう言わせてもらいたい。

勝てた試合だった! メッチャ悔しい!!

これは試合が終わった直後の自分の率直な感想だ。
ただ、これは選手達を責めているのではなく、あのマリノス相手にあそこまで対等に戦い120分間最後まで諦めずに走り抜いた選手達への最大限の賛辞と受け止めてほしい。
試合終了後、2つ上のカテゴリーの上位チームと互角に渡り合ったと満足顔の選手達は皆無だったし、同じく相手のホームスタジアムでマリノスサポの大声援と真っ向勝負し120分間戦い抜いたパルサポの無念に満ちた表情を見ると、「本当にお疲れさん、みんなよく頑張ったよ・・・」という感謝と労いの気持ちになったのはもちろんだが、本気で勝ちに行った彼らに対してそんな優しい言葉だけで終えるのは、かえって失礼にあたると思った次第である。

以下、この試合で感じた事を思いつくまま挙げてみたい。

結果的に2失点してしまったが、守備に関してはJ1でも十分に通用するという事が分かった。
確かにリーグ戦とカップ戦の違いや、相手にしてみれば格下チームとの試合で逆にやりづらい部分もあったりで一概に決めつける事はできないが、それでも今日の試合に関してはマリノスも結構マジで点を取りに行っていたと感じたし、そんなチーム相手にも最後まで集中力を切らさず対応できたのはスゴい事だ。

そして攻撃に関しても、いい形でスコアリングチャンスまで持って行った場面が何度もあって、こんな大舞台でも臆する事なく思い切って自分達のサッカーができていたのは立派だった。
特に後半にウチが押している時間帯、ウチの惜しい場面のリプレイを見た時、相手ゴール前に張っていた選手が#2・#3・#4のディフェンスライン3人衆だったのには思わず笑ってしまった。
しかしそれにしても、序盤の耕平や終盤のタケル、ウノの大チャンスが決まっていたらなぁ~・・・

後半に入ると解説の早野宏史氏が「終盤の長野のスタミナが心配ですね」と言っていたが、それを聞いて自分は「早野さん、そんな心配はご無用ですゼ」と画面に突っ込みをいれた。
そしてその通りウチの選手達は、確かに普段より少し運動量が落ちたところもあったが、最後まで足が攣る選手はゼロで、スタミナの強さも存分に見せてくれた。
逆にマリノス側に足が攣った選手が2人も出たという事実。。。

マリノス側としては、中2日でやってくるリーグ戦のためにも、今日の試合は主力を温存したままサクッと90分で終わらせたかったろうが、後半途中から中村俊輔を投入し、更に延長戦も含めた120分間を戦う羽目になろうとは思わなかっただろう。
そういった相手の思惑を見事に打ち砕いたという意味では、ウチは『試合には負けても勝負には勝った』と胸を張っていいと思う。
なお、マリノスがこの試合で消耗して残りのリーグ戦に影響し、リーグ優勝のタイトルを獲り損なったとしても、当方としては一切関知しませんので悪しからず・・・
(もちろん冗談。こんなご縁をもらったからには、マリノスには是非ともリーグ戦と天皇杯のW優勝を狙ってほしい。マジで今年は応援しまっせ!!)

もちろん上記のような良い点ばかりでなく、課題も多く見えた試合だった。
特に感じたのが判断スピードの遅さで、ボールを持ってからパスを出すまでの判断がワンテンポ遅く、相手に読まれてカットされてしまう場面がしばしば見受けられた。
また、JFLではガンガン決まっていた、サイドバックが中盤を追い越して前線でパスを受ける攻撃シーンが今日はほとんど不発に終わって相手の守備の対応の上手さを実感したし、これはJFLでも失点に絡むミスとして時々見られる中途半端な横パスが度々見られて肝を冷やす場面が多かった。
それから試合中に早野さんが指摘していて「ナルホド」と思ったのは、自分達のサッカーにこだわり過ぎてパスを繋ぐ事ばかりに気を取られていた事や、攻撃の選択肢がショートパスだけでシンプルに裏を狙うなどの“意外性”ある攻撃パターンが無かった事。

その他にも、スピード・フィジカル・パスやトラップの正確性などで「さすがJ1」と唸らされる場面が多かったが、これらはJFLで戦っていた時には分からなかった事で、こうして格上と戦う事で初めてハッキリ形となって表れてくるものであり、こうしたJ1との違いやJ1を目指す上での課題が身を持って感じられたという事が、この試合を戦った一番の収穫だったと思う。

とまぁ色々書いてみたが、いずれにしても今日の試合は選手にもクラブにもサポにも非常に大きな財産になったと思うし、先週日曜日の相模原戦も含めた神奈川県での2連敗は、来年のJ3制覇やその先のステップに向けてとても意味のある敗戦だったと思う。

久し振りにテレビの画面に釘付けとなった120分間。
パルセイロの魅力を如何なく発揮し、全国のサッカーファンに見ていただくに恥ずかしくないような手に汗握る試合を演じて見せた選手達には心からの拍手を送りたい。
JFL2013第33節 vsSC相模原
感動と興奮のJFL優勝決定から1週間が経ち、リーグ戦の残り2試合は一応“消化試合”という事になる。

消化試合・・・・ しょーかじあい・・・・

優勝チーム以外のサポータには少々空しく聞こえるであろう言葉だが、我々パルサポにとっては何とも心地よく優越感ある響きですなぁ~♪

しかし、だからといって手を緩めるわけにはいかない。
ウチはまだJFLシーズン無敗記録を更新中であり、今年でこのリーグともお別れになるからには、残り2つもしっかり勝ってシーズン26試合無敗という前人未到の、そして未来永劫破られないような金字塔を打ち立てて、この素晴らしいJFLというリーグに名を残しておきたいし、今日の試合に関しては、来年もJ3で戦う事がほぼ確定的で、ウチのJ3初代王者&J2昇格に向けて強力なライバルになるであろうSC相模原に、「やっぱり長野サンには敵わないや・・・」と強く印象付けるような内容ある勝利を収めてほしい。

中2日で横浜F・マリノスとの天皇杯4回戦が控えているという事で、コンディション的にもメンタル的にも対応が難しい条件ではあると思うが、来年以降を見据えればとても重要なこの試合。
周囲を木々に囲まれた好環境の、そしてスタンドから360度見渡す限り山が全く見えないという信州人にとって信じられないような(笑)伸びやかな景観の中にある、相模原市は麻溝公園競技場で行われた試合の結果は以下の通り。

SC相模原 2(0-1・2-0)1 AC長野パルセイロ
s-DSC_2307.jpg

前節で退場処分を受けた#7佐藤と#15西口が出場停止、また水曜日の天皇杯を睨んで主力の温存が予想され、どのようになるかと注目したスタメンは、前記2選手の他に#4川邉と#5大橋が下がり、#16平島・#19大道・#20野澤・#27岡田が入る布陣に。(ウチの選手紹介の時に、さりげなくクイーンの“We are the Champion”をBGMに流していただくご配慮ありがとうございます。)
s-DSC_2313.jpg

そんないつもとちょっと違うメンバーで、しかも前半はかなり強い風下側だったにもかかわらず、ここ数試合の勢いそのままに小気味よくボールが回り相模原のゴールを何度も脅かすイイ感じの展開が続くと、前半32分、#20野澤の強烈なミドルシュートは惜しくも“12人目の敵”であるゴールポストに当たったものの、そのポストさんが突如“12人目の味方”に豹変してフリーで待っていた#11畑田に絶妙のパスを出し、完全にシュートコースが空いたところでごっつぁんのダイビングヘッドゴールを決めるという痛快な流れでパルセイロが先制!
s-DSC_2418.jpg

ウチらしい良い展開とラッキーが重なった先取点に長野から駆け付けたサポも喜びを爆発させ、その後もウチが優位に試合を進めるが、今日は相模原もヤラれっぱなしではなく随所にスピード感ある良い攻めを見せていたし、ここ数試合は当該チームには失礼ながらどんなに攻め込まれても失点の気配が全くなかったのが、今日は隙を見せたらヤラれる可能性も大いにあるぞ・・・という警戒感を抱いた、そんな印象の前半だった。
s-DSC_2432.jpg

そして、風上に立ち更なる得点を期待した後半だったが、逆に相模原が反転攻勢を見せ、後半開始早々の5分に相手のエースで元SAGAWA SHIGAの中心選手だった#20御給に手痛い同点弾を叩き込まれる。

ウチとしては久々に流れの中から相手に決められての失点を食らい、前半に感じた嫌な予感が当たってしまいショックだったが、それでもウチも何とか勝ち越そうと反撃を開始し、後半18分に敵陣ゴール前での早いパス回しで相手守備陣を翻弄してファールを誘い、首尾よくPKをゲット。
そして当然の如く、スポットに立ったのはエース・#10宇野沢。
しかし、勝ち越しの期待を乗せて蹴られたボールは相手GKの横っ飛びの足に当たってゴールならず。
ホーム側スタンドに陣取った多数の相模原サポ(彼の地では“サガミスタ”と呼ぶそうな)の大歓声が耳に痛い・・・
(それにしても最近のウノは、決定的なチャンスを再三外したりしてゴールが遠いですな。コレも得点王に向けての試練かな・・・)

これで流れは完全に相模原のものとなり、ウチもPK失敗を取り戻そうとパスを回して攻め上がるも相手の厳しいチェックになかなかリズムが作れず、また焦りが逆にプレーを必要以上に慎重にしてしまっているのか、前半はガンガン積極的にシュートを打っていたのにこの期に及んでゴール前でシュートではなくパスを出してしまうようになり、更に終盤になるとそれすらできずイケイケドンドンの相模原に防戦一方の展開に。
s-DSC_2454.jpg

「まぁ、これで引き分けても一応“無敗記録”は継続される訳だし、とにかくあと少しだから何とか踏ん張ってくれ・・・」と祈るような気持ちで見守っていたが、まさに“あと少し”・・・いや、あとワンプレーかツープレーで終わろうかというロスタイム終了間際にウチのエリア内で相模原の選手が倒され、遠目には混戦の中の不可抗力による転倒かに見えたが無情にもウチのファールでPKという判定を取られ、「天皇杯北九州戦の奇跡の再来を・・・」という祈りも虚しくボールがゴールネットを揺らして万事休す。

結局、「未来永劫破られないような記録を」と期待したリーグ無敗記録は24でストップし、「来年の強力なライバルに“長野には敵わない”と思わせるような戦いを」という思惑は、逆にウチが相模原の強さを思い知らされる形となり、戦前の願いとは正反対の結果を突き付けられてしまう事となった。

それにつけてもSC相模原、前回対戦のホームゲームは相手にとってJFLデビュー戦となる3月の開幕戦だったが、その時も「なかなかホネのある好チームだ。こりゃラス前にやるアウェイ戦の頃にはかなり手強いライバルになるぞ・・・」という印象を受けていたし、並み居る先輩チームを差し置いて4位の座をキープしているから厳しい試合になるのは分かっていたのだが、まさか絶好調のウチと互角に競り合って力で負かすほど成長しているとは思わなかった。

そして敢えてもう一つ敗因を挙げるとすれば、ウチは優勝が決まった直後のゲームで、更に水曜日に天皇杯を控えているという事で気持ちの持って行き方が難しかったのに比べ、相模原にとってはホーム最終戦で3000人以上の観客(ウチのサポ多数分も含むが)が入った事と、今日と最終節の町田戦に連勝すれば“ご近所”のライバルである町田を抜いて3位に浮上してリーグを終える事ができるという目標があり、そいういったモチベーションの差が結果に現れたんじゃないか・・・と感じている。
s-DSC_2364.jpg

そんな訳でメッチャ悔しい負け方で今季3敗目を喫してしまったが、考え方を変えてみると、優勝も決まって少し気の緩んだ我々(もちろん当の選手達はそんな事はないと思うが)に、勝負の神様が「JFLというリーグは、そして来季から始まるJ3というリーグは、そう簡単に連覇できるような甘いモンじゃないんだゾ!」と喝を入れ、高く伸びかけた鼻をへし折って再び気を引き締めてくれたようで、この結果は今後の事を考えればむしろ感謝すべき事なのかもしれない。
(まぁ、優勝を決めた後だから言えるんだけどね。。。)
s-DSC_2513.jpg

とにかく、今日の敗戦をいい“厄払い”だと思って気持ちを切り替えましょう。

さぁ、次はいよいよ3日後、現在もJ1で首位をキープしている横浜F・マリノスとの、まさに“プロ・アマ頂上対決”ともいえる注目の天皇杯4回戦だ。
s-PB170001.jpg
s-PB170003.jpg

何しろ相手は多くのタレントを擁するビッグクラブであり、またウチは中2日というキツい日程なのに対してマリノスは10日のリーグ戦から中9日という休養十分で臨めるため、普通に考えればウチが勝つのは天文学的に難しいだろう。
ただ、ウチも北信越時代からの生え抜き選手が多いので連戦に対しては慣れているところもあるだろうし、逆にマリノスはJ1で上位との勝ち点差が非常に少ないシビれる優勝争いを繰り広げている中で、天皇杯から中2日で次のリーグ戦が待っている訳だから、“勝って当たり前”という下馬評も含めて、精神的にはむしろマリノスの方がイヤな状況なんじゃないかと思う。
それに、マリノスは直近の試合で“ウチに負けた”名古屋に負けてる訳だから、ウチにだって大いに勝機はあるでしょう。(←マリノスサポとグランパスサポの両方を敵に回す爆弾発言!)

・・・あ、これは当然しがないバカサポの悪い冗談ですから、関係者の皆さん怒らないでネ。。。(←ヘタレめ!!)

と、とにかく、ウチとしてはたとえ勝っても負けても長年築き上げてきた“パルセイロのサッカー”を悔いなくやり切って真正面からぶつかっていけば、選手自身にも、そしてクラブとしても大きな“財産”を手に入れる事ができるハズだから、JFL王者の誇りを胸に思い切りチャレンジして、「信州長野にパルセイロあり!!」と全国のサッカーファンにアピールできるような試合を見せてほしい。

自分はさすがに平日のナイトゲームという事で日産スタジアムに馳せ参じる事はできないが、当日は万難を排して仕事を定時で終わらせ、生中継のテレビを通してオレンジ戦士達の大いなる挑戦を熱く応援したいと思う。
優勝シーンの蔵出し写真展と、それでも付いて回る言葉に関する一考察
感動の瞬間から1日と少しが過ぎました。
自分、まだ気持ちがフワフワしております。
この余韻に更に浸りたいので、喜びの写真をもう少しアップしてみましょうか。

s-DSC_2007.jpg
まずは美濃部監督の右腕・衛藤コーチの胴上げシーン。
美濃部監督の名采配の裏には、“名参謀”ともいうべき衛藤コーチの存在が不可欠だったでしょう。
そういえば今年は、監督の“アクシデント”(苦笑)でベンチ入り停止となった試合で監督代行をやった試合もありましたっけ。

s-DSC_2016.jpg
続いての胴上げは前田GKコーチ、背中で語る男(?)
思えば天皇杯3回戦での#1諏訪選手の大活躍は、前田コーチなくしてはありえなかったでしょう。
なかなか光が当たらないGKコーチだけど、チームへの貢献度はハンパないです。

s-DSC_2018.jpg
そして我等がキャプテン#10宇野沢選手の胴上げ。
ウノ~、目線こっちこっち!
もう今年のウノは何も言う事はないでしょう。
あとはほぼ当確の得点王のタイトルをゲットして、ここまでの生涯最高の年にしましょう!

s-DSC_2038.jpg
ゴール裏に乱舞するオレンジ色の紙テープ。
過去に何度かこんなシーンがあったけど、全国リーグ制覇の紙テープはまた格別です!・・・いや別格?・・・やっぱり格別!・・・(どっちでもいーです)

s-DSC_1955.jpg
昨日も掲載したけど、やっぱり何度見てもいいのでもう一度載せちゃいます。
このカップを高々と掲げるシーン、Jリーグに天皇杯に欧州CLにW杯と色々あるけど、JFLのカップだって負けず劣らず重い重い価値があるものです。

・・・と、このカップ掲げのシーンを、自分は3年前にも見ています。
昨日の記事でもちょっと触れたけど、JFL参戦初年度の2011年12月10日、滋賀県は佐川急便守山陸上競技場。
s-写真00081

東日本大震災の影響で最終戦に回された第1節のアウェイ戦で、2位のウチに勝ち点7差(奇しくも今年現時点でのウチと讃岐の勝ち点差と同じ)の圧倒的強さで優勝を飾ったSAGAWA SHIGA FCの優勝カップ授与のシーン。
あの時、自分はアウェイ側スタンドで彼らの歓喜をボーっと眺めながら、アマチュア王者たるに相応しい素晴らしい戦いを“新入生”の我々に見せてくれたSAGAWAを心から讃えると共に、「あのカップを絶対に長野に持ってくるんだ!」と強く思ったものだが、ラストチャンスのこの年にその思いが叶えられて本当に幸せだ。
ただ唯一心残りなのは、JFLを象徴する存在だった絶対王者・SAGAWA SHIGA FCを直接破ってカップを手に入れたかったのだが、SAGAWA無き今、それも絶対に叶わぬ願いとなってしまった・・・

さて、そんな訳でJFL制覇という夢のような偉業を成し遂げた我等がパルセイロであるが、ここから少し語らせてください。

今朝、学校や職場で第三者からこんな事を言われたパルサポさん、多いんじゃないでしょうか?

「優勝おめでとう! でも優勝してもJリーグに昇格できないんでしょ?

確かにその通り。
今までウチは、いくら結果を残しても「でも昇格できない」という言葉が必ず付いて回り、それにいちいち答えるのもウンザリしてるんじゃないかと思うし、優勝気分から一気に現実に引き戻されたような気分を味わったり、事実そうなのだから答えに窮した方もいるかもしれません。

でも、ちょっと“入れ知恵”するのが遅かったかもしれないけど、もし上記のような事を言われたら、堂々胸を張ってこう答えてやりましょう。

確かに昇格は出来ないけど、でもちょっと目線を変えてみると、“優勝しても昇格できない”チームが“優勝すれば昇格できる”チームより好成績を上げて日本一になるって、とっても痛快でカッコイイと思わない?

これは決して強がりなどではなく、自分の心の底からの本心だ。
自分はパルセイロが地域リーグを戦っていた頃から、Honda FCやソニー仙台、そして前出のSAGAWA SHIGA FC(その前身の東京佐川と大阪佐川も)といった強豪企業クラブをリスペクトしていた。
純粋なアマチュアクラブでありながら、J昇格を狙いJで実績のある選手をそろえた“物好きクラブ”の挑戦を退けてきたこれらのクラブに大きな“浪漫”を感じ、これらのクラブに付けられた“門番”という異名に強い憧れを抱いていた。

何年か前、南長野球技場の改修が本決まりとなった現在の2年後よりもっと遅い完成になるという報道が流れて関係者やサポーターが動揺を隠せなかった時、自分はこのブログで「昇格の条件が揃うまでは開き直って期間限定の“門番”になれ!」と檄を飛ばしたことがあったが、今回の優勝でまさしく“門番”の仕事ができた事を、自分は密かに誇りに思っているんである。(別に讃岐や金沢に恨みがある訳じゃないので念のため・・・)

まぁ、この意見には賛否両論あると思うので自分の考えの無理強いはしないが、一つ言えるのは、我々(パルセイロ)はJFLに所属しJFLを戦うクラブだから、昇格できる・できないにかかわらずJFLというリーグを優勝目指して全力で戦うのが使命であるという事。
そして、その使命を全うして見事にJFL優勝の栄光を勝ち取った我々は、たとえ今年昇格できなくても、偉業の達成に誇らしく胸を張っていこうじゃありませんか!!
JFL2013第32節 vsブラウブリッツ秋田
今朝、起きぬけに居間に下り、「さて、ウォリアーズの記事でも読みますか」と新聞を手に取った瞬間、自分は確信した。

今日の試合でパルセイロは優勝を決めると・・・

え、なんでかって?
やだなー、そりゃそうでしょう。
だって明日は新聞休刊日じゃないか!!

と、小粋なアメリカンジョーク(←????)を軽く一発カマしたところで・・・

さて、野球でいえば“マジック2”、ゴルフのマッチプレーでいえば“アップドーミー”、よーするに優勝に“条件付き王手”をかけて迎えたこの試合、対戦相手のブラウブリッツ秋田とはJFLでの対戦成績が4勝1分と相性もいいが、その唯一の引き分けが今年春のアウェイゲーム、試合終了間際に相手のエース#10松田選手に同点ゴールを食らって勝ち点2を失う悔しい思いをしているだけに、ちょっと今年はウンザリするほど耳に入ってあまり使いたくないけど、「あの時の倍返しだ!」の意気込みでガッツリ“なまはげ退治”をして宮城の試合結果を待ちたいところ。

「今日は大荒れ」という天気予報に反して、雨雲は広がるもののなんとか天気が持ちこたえた中で始まった運命の一戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(0-0・1-0)0 ブラウブリッツ秋田
s-DSC_1806.jpg

前半は概ねウチがボールを支配し、ウチらしいパスワークで秋田のゴールに迫るものの、秋田も高い集中力を持ってガッチリとゴール前を固め、シュートコースを開けてもらえない。
ウチも決して悪い感じではなく、選手達からもゴールへ向かう強い気持ちは感じられたのだが、秋田の堅い守りに加えて、やはり優勝に対する意識からかほんの少し動きが硬く思い切ったプレーができないように感じられ、なかなかシュートまで持っていけない。

一方、秋田もシンプルな縦へのパスからウチの裏を狙って攻め込むが、全幅の信頼を持って見ていられるウチのディフェンスラインが冷静に対処し、また中盤から前線の選手も果敢に相手にプレスをかけてスコアリングチャンスを作らせず、お互い個の力では互角な両者の、まさに一進一退の息詰まる攻防が続いたままスコアレスで前半終了。
s-DSC_1704.jpg

秋田も強力な得点源となる選手はいるものの、例によってウチの鉄壁な守備のおかげで失点されるという空気は感じられなかったが、2位の讃岐の動向にかかわらずここは是非とも勝利して宮城の結果を待ちたい。
でも、優勝に対する最後の試練のように緊迫した展開に「こりゃ今日は我慢比べになるぞ・・・」と気を引き締めて臨んだ後半は、前半に比べて動きがよくなったウチが押し気味に試合を進めると、後半12分、遂に歓喜の時が訪れる。
ハーフウェイライン付近でボールを奪うと、素早いパス交換から最後はサイドに開いてフリーでボールを受けた#15が西口が放ったシュートが相手GKの手をかすめてゴールに吸い込まれる!
見事ゴールを決めた西口は、胸の拳でエンブレムを叩いて渾身の“ドヤ顔”でガッツポーズを作り、仲間に自分の得点をアピール。
本当にこの西口という男、新卒ルーキーとは思えないくらい大舞台でも動じない大したヤツだ。
s-DSC_1773.jpg

そして、自分はゴールシーンの直後に携帯の速報で宮城の試合をチェックしたのだが、その時に一瞬自分の目を疑い息を飲んだ。
西口がゴールを決めたのと全く同じ時間に、ソニー仙台も得点してカマタマーレ讃岐から1点リードを奪ったのだ。
これを見て、「讃岐が負けてる!」と周りの人達に教えようかと思ったのだが、この情報が広がってスタンドが浮足立ってしまってはダメだ、観客も目の前の試合に集中しなければ・・・と思い直し、ノドまで出かかった言葉をグッと飲み込んだ。

ただここが自分のヘタレなところで、この情報を知った瞬間から動悸が激しくなって顔が火照り、カメラを構える手も震えだし、3分おきくらいに更新ボタンを押して向こうの状況を確認する有様。
「落ち着け、落ち着け」と自分に言い聞かせても、どうにもソワソワして居ても立ってもいられない。

と、そんな自分の気持ちを知ってか知らずか、ピッチの中が不穏な空気になってきた。
前半は安定したジャッジだったレフリーが突如としてウチに不利な不可解極まる笛を吹きだし、後半32分に#15西口が、37分に#7佐藤が、共に遠目からではそれほど悪質とも思えないプレーに簡単に2枚目のイエローを出して退場処分となり、ロスタイムを含めて残り10分あまりを9人で戦わなければならない状態となってしまった。
“大荒れ”だったのは天気じゃなくて試合の方だったなんて、シャレにもなんにもなりゃしない・・・

この信じられない展開に観客席から激しい怒号やブーイングが沸き起こったが、選手達は天皇杯でJ2の北九州相手に1人少ない状態で延長戦30分間を守り抜いた自信からか、圧倒的に攻め込まれるものの決して浮足立つ事なく、必死な中にも常に冷静さを忘れない落ち着いたプレーでゴールを死守し、これまた度を超えるような長い長いロスタイムを乗り越え、遂にタイムアップの笛が鳴る。

それと同時に控えやベンチ外の選手達が大喜びで飛び出し、携帯速報を見るとウチとほぼ同じ5分という長いロスタイムの末に1-0でソニー仙台勝利の報が入り、この瞬間、AC長野パルセイロのJFL2013年シーズン優勝が決定した。
s-DSC_1876.jpg

それにつけても、冒頭であんなジョークを書いたけど、讃岐だって来年のJリーグ昇格に直結するリーグ優勝を諦めた訳じゃないだろうし、正直まだ今日は優勝が決まるという事などほとんど頭に無かった。
でも、秋田のハイレベルなプレーやレフリーの不可解なジャッジに苦しみながらも、その他の全ての事がウチに大きく味方をしてくれた。

まずは、優勝するためのもう一つの絶対条件だった宮城の試合で、ウチと全く同じ時刻にソニー仙台がゴールするという、偶然の一致にしては出来過ぎな、強い運命を感じるような展開で、2位のカマタマーレ讃岐が敗れた事。(ソニーさんグッジョブ! 最高の“援護射撃”をありがとう!!)

そして、「大荒れ」という予報に反して最後まで持ってくれた天気。
帰宅して親に聞いたところ、長野市では1時ころから嵐のように激しい雨と風が吹き荒れていたそうで、これがもし南長野での開催だったら、優勝どころかまともに試合なんかできなかったかもしれない。
南長野改修で佐久にホームを移していたのが、大事な大事なこの試合にこんな形で功を奏するとは思わなかった。(佐久市上空の雨雲さんグッジョブ! 今にも泣き出しそうだったのに最後まで堪えてくれてありがとう!!)

そして何より、こういった“奇跡”とも思えるような幸運を引き寄せて堂々勝利と優勝を掴み取った選手達に心からの拍手と感謝の言葉を贈りたい。

今から23年前の1990年、サッカー不毛の長野市から全国で通用するチームを作ろうと立ち上げた長野エルザSCが、幾多の苦難を乗り越えながら少しずつ成長してAC長野パルセイロと名前を変え、後発の松本や金沢にJFL昇格で先を越されるという悔しさを味わいながらも、遂に日本アマチュアサッカー界の頂点に立つ事ができた。
発足当時は周囲から全く相手にされなかった、そして自分が応援を始めた9年前にもあまりに遠くて全く現実的でなかった壮大な夢を、遂に叶える事ができたのだ。
それを考えると、こうして実際に優勝を勝ち取った選手やスタッフの皆さんの他に、長野エルザという素晴らしいクラブを作り育ててきた歴代の選手や関係者の皆さんに、「我が街、長野にこんな素晴らしいサッカークラブを作ってくれて本当にありがとうございます」と最大限の感謝の言葉を贈りたいと思う。

試合後、JFLの桑原理事長から宇野沢キャプテンに優勝カップが授与された。
思えば3年前のJFL昇格初年度、本当は開幕カードだったのが東日本大震災の影響で最後の試合に回された、今は無きSAGAWA SHIGA FCとのアウェイ戦で、相手が優勝を決めてカップを掲げて喜ぶ姿を遠目に眺めながら「このリーグにいる間に絶対あのカップを長野に持ってくるんだ」と思っていたが、ラストチャンスである今年にその思いが叶い、今後も脈々と続くであろうJFLの歴史に“優勝”という最高の形でパルセイロの名前を刻む事ができたのが本当に嬉しい。
s-DSC_1978.jpg

もちろん、美濃部監督が言うように我々の最終的な目標はもっと高いところにあり、この偉業もあくまでも通過点の一つにすぎないが、今はこの最高のひと時を存分に味わう事にいたしましょう。

改めて、この素晴らしい栄誉を勝ち取った選手・スタッフ・ボランティアの皆々様、本当に本当におめでとう! そして本当に本当にありがとう!!

AC長野パルセイロ2013年シーズン“結心”、今ここに結実!!!

s-DSC_1614.jpg
s-DSC_2000.jpg
s-DSC_1966.jpg

・・・と、ここで終わればカッコいいんですが、そこは不肖このブログ、自分で自分を落としにかかります。
最後にもうひと叫びさせてください。
冒頭のネタ振りで、もう皆さん何と叫ぶか分かってますね。

それでは皆さんご一緒に、天皇杯2回戦の時と同様に万感の思いを込めて・・・

何で明日は新聞休刊日なんだぁぁぁーーーっっ!!!

でも現地での号外はしっかりいただきました。まるで優勝する事が分かっていたかのように“なーのちゃん号”を佐久陸に派遣した信毎さん、グッジョブ!!
s-PB100002.jpg
bjリーグ2013-2014 vs青森ワッツ@千曲
bjリーグは開幕から1ヵ月が経とうというところで、新生ブレイブウォリアーズは現在4勝4敗で東地区7位。
闘将・河合竜児HCの就任と実績ある選手の補強で躍進が期待されたが、先週の上田でのホームゲームでは東地区でまだ1勝しかできず最下位だった東京サンレーヴスに2連勝を目論んだものの日曜日に手痛い負けを喫するなど、なかなか波に乗れず“エンジン全開”とはいかないようだ。

実は自分はこの上田での試合について、夜遅かったので翌日の佐久行きに備えてブログのアップは控えたが、昨季までウチにいたエドワード・モリス選手が東京に移籍したという事で、エドの彼の地での活躍見たさに少々無理をして土曜日のナイトゲームを見に行った。
で、試合は個の実力で東京に勝るウォリアーズが圧倒して前半終了時点で20点の大差を付けていたが、後半になるとウチのプレーが雑になり、逆に東京は試合終了のホーンが鳴るまで諦めずターンオーバーを狙いにいったりファールゲームに持ち込む粘りを見せて、最終的に勝つには勝ったがリードを9点差にまで詰め寄られ、東京の最後まで試合を捨てずに戦う姿勢に感銘したと共に、今季のウォリアーズがまだまだ“チーム”としてできていないと痛感させられた次第である。

さて、ちょっと前置きが長くなったけど、そんなウォリアーズが今節千曲で迎え撃つ青森ワッツは、今シーズンからbjに参入した誕生して間もない新しいチームであるが、ここまで6勝4敗で強豪・新潟アルビレックスを抑えて4位に付ける健闘を見せており、決して“新参者”と侮れないチームだ。

それだけに今節は、ウォリアーズが今後調子を上げていくか、それとも昨季のように低迷してしまうかを占う大事な2連戦になるんじゃないか・・・と自分は思っていたのだが、その初戦、果たして先週自分が抱いた不安を払拭するような戦いを見せてくれるか、その結果は以下の通り。

信州ブレイブウォリアーズ 94(27-26・17-21・27-11・23-23)81 青森ワッツ
s-PB090018.jpg
s-PB090028.jpg

1Qはお互い点を取り合うシーソーゲームの拮抗した展開だったが、2Qに入っても相変わらず内・外共に確実にシュートを沈めていく青森に対し、ウチはロクにボールを回さず安易で無意味なミドルシュートを打ち、それがことごとくリングに嫌われるケースが多くなって、みるみる点差を離される。
しかも、「早く追い付かなければ」という焦りからかターンオーバーなどのミスを出したりファールトラブルに見舞われたり(ウォリアーズの“天敵”ともいうべき某女性レフリーの不可解なジャッジ。このレフリーがウォリアーズの笛を吹くと高い確率でブーイングの嵐が起こり試合が荒れる。)と悪い流れに拍車がかかり、前半終了間際に少し盛り返したものの、44-47で僅か3点差とは思えないほどビハインドが重くのしかかる感じでの折り返しとなった。

しかし、そんな悪い空気を#11齊藤洋介が一掃。
後半に入って青森にミスが目立ち始めウチがじわじわ追い上げていくと、「ここで一気にまくりたい」と思っていたところで見事な3Pを決めて形勢を逆転させ、更に浮足立つ青森のプレーを狙い澄ましたようなスティールからフリーでゴールを決めて完全に流れをウチに引き戻した。

そして流れを呼び戻したもう一人の立役者が、洋介と同じくウォリアーズ創設時から在籍していた#6齋藤崇人。
これまでは新加入の#1今野翔太やルーキーの#33楯昌宗の活躍に押し出される形で出場機会が激減していたが、今日は今野が顔の負傷でフェイスガードを付けてのプレーを余儀なくされたためスタメンに抜擢されるなど出番が大幅に増えると、ポントガード(司令塔)として攻撃の起点となったり、チームメイトに細かく指示を出したり大声で檄を飛ばしたりと、初代キャプテンとしてチームを引っ張っていた2年前を彷彿とさせるような活躍でしっかり試合を作っていた。

そんな信州名物“Wサイトー”の躍動に触発されるようにホーム・戸倉のブースターのボルテージも高くなり、熱い声援に後押しされてウチがイケイケドンドンと得点を重ね、逆に青森はそんな歓声に気圧されたようにミスやファールを重ね、3Q終了時点で71-58と13点差をつける圧勝ムードに。
s-PB090033.jpg

そして迎えた最終4Q。
先週の上田ではここで気持ちを緩めて詰めの甘さを露呈してしまったが、今日は食い下がる青森の反撃を少しは受けたものの浮足立たずに対処し、残り1分から相手が仕掛けてきたファールゲームも無難にやり過ごし、前半の不安はどこへやら、終わってみれば3Qまでの点差を守る13点差の圧勝と相成った。

勝ち試合の後の恒例である河合竜児HCの挨拶では、「自分はよく泣くんですが・・・」と前置きした後、それまでベンチを温める時間が多いながらも腐らずに声を張り上げてチームを鼓舞し、チャンスをもらった今日の試合で大活躍した崇人を讃えて声を詰まらせた。
思えばホーム開幕戦での試合後の挨拶で、「オリジナルメンバーであるWサイトーには出場機会が減って辛い思いをさせてしまっている」と語っていただけに、今日の崇人と洋介の活躍は本当に嬉しかったんだろう。
s-PB090046.jpg

そんな河合HCからマイクを渡された崇人は、「今日の試合で、チームは良い方向へ劇的に変わったと思います!」と力強く宣言して拍手喝采を受けた。
そしてその後に発表されたゲームMVPは、もちろん洋介!
副賞の一つであるステーキハウスお食事券のボードにかぶりつく、洋介らしいお茶目なパフォーマンスを見せて会場の笑いを誘った。
s-PB090047.jpg

それにしても、今日は本当に崇人が言ったようにチームが劇的に変わった試合だった。
“Wサイトー”の活躍だけでなく、それまでチーム一番の得点源だった#3エグゼビア・ギブソン(愛称エックス)が今日はファールトラブルやシュートミスなどで精彩を欠いていたところ、それまで外国人の中ではあまり目立っていなかった#4エマニュエル・ウィリスが活躍してエックスの不振をフォローしたり、上田の試合後に「今日は使うと言っておいたのに準備ができていなかったヤツがいる」と河合HCに一喝されたルーキー#24鈴木大がスティールを何本も奪うなど気持ちのこもったプレーで会場を沸かせたりと、出場した全選手が自分の持ち味をフルに発揮して、見ていてワクワクするような本当に面白い試合を展開してくれた。

そして、そうやってチームを変えたのがbjの他のチームで実績を残しウォリアーズに移籍してきた新加入選手ではなく、チーム創設から2年間結果を残せず苦しい思いをしてきたオリジナルメンバーの“Wサイトー”なんだから、そりゃ竜児さんでなくても泣けてきちゃいますよ!

そんな訳で、今日は過去2回の観戦で抱いていた「まだまだチームとしてできていない」という不安を見事に払拭し、新生ウォリアーズが本当の意味で“始動”した瞬間に立ち会えた記念すべき日となったが、今日の手応えは明日の試合で勝ってこそ“本物”になるといえるだろう。
確かに今日はチーム全体の力で勝ち取ったものだが、ちょっと辛い見方をすれば、まだまだミスも多く青森の“自滅”に助けられたところもあるし、これが秋田や富山などの強豪チーム相手だったら果たして勝てていたかどうかも分からない。

例によって自分は明日は佐久行きのため、本当に変わったウォリアーズを見届ける事はできないが、今日の勝利に浮かれずに明日もしっかり結果を出し、チームが更に進化していく事を期待している。

【 追記 】
この記事を読んでいただいているパルサポの皆様。ウォリアーズの記事にお付き合いいただきありがとうございます。
さて、ニュースや天気予報によると、明日はどうやら大荒れの天気みたいです。(それにしても、今年は何でことごとく日曜日に・・・しかもパルセイロのホームゲームのある日曜日狙い撃ちで天気が悪くなるんでしょう。。。)
せっかく優勝が決まるかという楽しみな試合なのに気分も滅入りがちですが、お互い道中気を付けて、雨と風の対策を万全にして、ウォリアーズのブースターに負けないくらいの熱い声援で、憎き雨を吹き飛ばしパルセイロの勝利を呼び込みましょう!
JFL2013第31節 vsソニー仙台FC
早いもので今週から11月に入り、JFLも残り1ヶ月となったところで、我等がパルセイロはおそらく今シーズン最高・・・いや、クラブ創設以来最高といっても過言ではないほどの好調ぶり!
先週は難しいコンディションの中で苦しみながらもしっかり勝ち切って、22試合負け無しのJFLタイ記録を達成し、2位の讃岐に勝ち点4差、得失点差も11差を付けて首位の座を固め、悲願のJFL初優勝がいよいよ現実味を帯びてきた。

そんなチームにとって、今日は大きな意味を持った試合になるだろう。
対戦相手のソニー仙台はここまでの30試合で失点は26、すなわち1試合当たり平均失点が0.86点という非常に守備の固いチーム。
今季のソニーは開幕から上位を維持し、大震災や企業スポーツ逆風の苦境を乗り越えて“北の門番”復活を思わせ個人的にはとても嬉しいのだが、いざ直接対決となると、ウチとしてはこういったタイプのチームを大の苦手としており、非常に厄介な存在だ。
現に今年はアウェイでの対戦で敗れ、今季僅か2敗のうちの1敗を献上しており、今日の試合でそんな相手の堅守をウチらしい攻撃で崩して勝利してこそ、真に強い、優勝するに価するチームといえるんじゃないだろうか。

美濃部パルセイロの“進化”と“真価”が問われる試金石ともいえる大事な大事なこの試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 5(2-0・3-0)0 ソニー仙台FC
s-DSC_1529.jpg

とにかく今日は1点を争う神経戦になるぞ・・・と覚悟してキックオフの笛を聞いたが、その予想は意外に早く、良い意味で裏切られた。
立ち上がりからウチがグイグイ押していた展開の中、前半7分に#5大橋のミドルシュートが糸を引くようにゴール右隅に吸い込まれ、欲しかった先取点をパルセイロがゲット!
s-DSC_1370.jpg

出ました、大橋の十八番どっかんミドル“ハシ・スペシャル”!!!

大橋といえば、大学卒業後にベガルタ仙台に入団し、その後東北社会人リーグのNECトーキンで活躍するなど宮城県には深い縁があり、彼にとってソニー仙台はトーキン時代の社会人サッカーの憧れでありライバルであり大きな壁として思い入れの深いチームだろう。
そんなソニー仙台との“最後の対戦”(ウチは来年はJ3にいくため)という事で、ゴール後に何度も何度も高々と拳を突き上げてガッツポーズをするハシの姿に、きっと彼の万感の思いがボールに乗り移ってゴールに運ばれたんだろう・・・と思えた、魂のこもったビューティフルゴールだった。

このゴールで選手達の動きは更に積極的になり、高い位置からどんどんプレスをかけて相手に全くペースを作らせず、ひとたびボールを持てば積極的に前へ前へと攻撃を仕掛ける。
また、そんな選手達の躍動にスタンドも応えて、ナイスプレーに対する拍手や掛け声などの反応も普段の試合以上に良く、スタジアム全体がイケイケドンドンな最高の雰囲気に包まれると、前半16分、パスカットから素早いパスワークで展開し最後は#11畑田がフリーでボールを受けて相手GKを冷静にかわしてゴールに流し込み2点目!!
s-DSC_1435.jpg

あの堅守のソニーから僅か16分間で2点も取れるとは・・・と、喜びと同時に軽い衝撃すら覚えるような感じがしたが、目の前で展開されているプレーを見ていればその結果も必然。
今までのウチは引いて守ってくる相手に対して横や後ろにこねくり回すように無意味なパスを繰り返す煮え切らないプレーが多かったが、今日は『前へ、前へ』の意識が非常に強く、人もボールも縦横無尽に面白いように動き、また前記のように相手がボールを持っても厳しいプレスを仕掛けたり果敢にインターセプトを狙ったりで相手のミスを誘い容易にボールを取り返せる。

そんな感じで完全にゲームを支配したウチの勢いは後半になっても衰えず、後半6分には相手ボールのインターセプトしての速攻から#14高野のグラウンダークロスを黒髪・七三分けの“さわやかサラリーマン青年”風にイメチェンした#7佐藤が合わせて試合を決定付ける3点目を決めると、なおも攻撃の手を緩めず、後半25分には今日キレキレの動きで大活躍の#11畑田が絶妙のスルーパスをフリーで受けて4点目、その3分後には斜め後方という難しい角度からのフリーキックを#3大島が見事に頭で合わせて5点目とダメを押し、まさに“確変大フィーバー”状態!!!
s-DSC_1471.jpg
s-DSC_1502.jpg
s-DSC_1515.jpg
(ちょっと前の某局5分番組で「髪型にも注目してほしい」と言っていた悠希だけど、この髪型は逆方向で思い切ったイメチェンでしたな~)

そんな訳で戦前の『厳しい戦い』という予想は大きく外れ、23試合連続無敗のJFL新記録を、堅守を誇るソニー仙台から5点を奪う“爆勝”で飾った。

それにしても、今日のゴールも5つともホレボレするような美しいものばかりで、しかも5つとも違うパターンから生まれており、改めてパルセイロというチームの高い創造性に感服する。
それになにより、今までの堅守チームに対する腰の引けた戦い方から一変して前へ前へと向かう強い気持ちが表に出てきたし、どんなに優位な展開になっても力を緩めず「もっともっと点を取りたい」、「絶対に失点はしない」と90分間貪欲にプレーする姿勢が見られるなど、メンタルが飛躍的に強くなった事が本当に嬉しい。

冒頭でこの試合を『美濃部パルセイロの“進化”と“真価”が問われる試金石』と表現したが、今日の結果と内容を見て、自分はAC長野パルセイロこそが今年の日本フットボールリーグの頂点に立つに相応しいチームであると確信した。
このまま自信と誇りを持って自分達のサッカーをやり切れば、遅かれ早かれ優勝は向こうの方からやって来てくれるだろう。

次節はブラウブリッツ秋田をホームの佐久に迎え撃つ。
秋田は強力な個の力を持ち現在6位と上位につける難敵ではあるが、今の“自信”が“慢心”や“過信”に変わって気持ちに隙を作る事なく、また優勝の文字に縛られて堅くなったり「ウチが勝って2位の讃岐が負ければウチの優勝が決まる」なんて皮算用して変な色気を出す事なく、目の前の試合に集中して貪欲に勝利を掴み取りましょう!
s-DSC_1563.jpg

【 追記 】
本文中でもちょっと触れたが、来年からウチはJ3に行く事になるため、ソニー仙台との対戦はひとまずこれが最後という事になる。
ソニー仙台といえば現在のJFL創設時からずっと第一線で活躍する古豪クラブであり、自分が長野エルザを応援し始めた頃は、まさに“雲の上の存在”ともいえる憧れのチームだった。
そんなチームと同じ土俵の上で対戦する事ができるだけでも光栄だったのに、最後の対戦でこんな大差で勝つ事ができるとは本当に感慨深いものがある。
ただ、結果的には圧勝させていただいたが、それでもソニーの選手達は最後まで気持ちを切らさずに1点を取りに果敢に攻め込む姿勢を見せ、そのひた向きなプレーに名門企業クラブの心意気を見たようで胸を打たれた。
来年以降、そんな素晴らしいクラブと対戦できなくなるのが残念で仕方ないが、ソニー仙台の選手の皆さんには、Honda・佐川印刷・横河武蔵野といったその他の企業系クラブと共に、これからもアマチュアサッカーの魅力を発信し新生JFLを盛り上げていってほしい。
そして、折しも今日は東北楽天ゴールデンイーグルスがプロ野球日本一となったが、その他Jリーグのベガルタやbjの89ersなどの人気プロチームがある仙台で、たとえマイナーでもいつまでも地元のサッカーファンに愛される存在であり続けてほしいと切に願っている。
3年という短い付き合いだったけど、被災地巡りという貴重な体験がができたことも含め、ソニー仙台という素晴らしいチームと対戦できた事を心から感謝します。
s-DSC_1540.jpg
s-DSC_1538.jpg
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.