ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
201411<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201501
countdown
さらば激動の2014年、待ってろ歓喜の2015年!
激動の2014年も、もう間もなく暮れようとしております。
思い立って南長野まで行ってみたら、新スタジアムでは来シーズン開幕に間に合わせるため大晦日にもかかわらず今日も工事の音が響いており、寒い中現場で働く作業者の方々にはただただ感謝、感謝であります。
s-PC310015.jpg

さて、今年は公私共に例年以上にバタバタと忙しく、羽生結弦選手・葛西紀明選手・スノーボードの若手選手などが大活躍したソチオリンピックや、ザックジャパン大惨敗で腰砕けに終わったサッカーワールドカップブラジル大会が遥か昔の出来事のように思われるほどで、また2月の大豪雪に始まり大きな被害をもたらした南木曽町の土砂災害・多数の犠牲者が出た御嶽山の噴火・そして記憶に新しい県北部地震と県内の自然災害が相次ぎ、とにかく色々あった2014年。

そんな今年の振り返りとして、パルセイロについてはトップ・レディース共に総括記事であれこれ書いてきたので自分が応援しているその他のチームを見てみると、まずBCLの信濃グランセローズは前期3位、後期2位と今年も優勝のタイトルを逃してしまったが、大塚晶文監督のもとでコツコツと力をつけ、終盤にはなかなか良いチームになってきた。
自分は今季は仕事などの都合で4試合しか見に行けず残念だったが、シーズン最終戦で大塚監督の引退登板に立ち会い、WBCで世界一にも輝いた炎のストッパーの最期を見届けられたて本当によかった。
s-DSC_9451.jpg

その大塚監督は来年から中日ドラゴンズのコーチに就任するという事でセローズでの指揮は僅か1年で終わってしまったが、来年からは福岡ダイエー(現ソフトバンク)ホークス等でリリーフエースとして活躍していた岡本克道氏を新監督に迎えるという事で、大塚前監督と同様に気迫を前面に出すピッチングだった岡本新監督が後を引き継いでチームを戦う集団に成長させてほしいし、同じく兼任コーチとして入団する日本ハムファイターズ等で活躍した高橋信二選手も、NPB時代に見せたような勝負強い打撃でチームを優勝に導いてほしい。
また、BCL初年度からセローズの顔としてチームを引っ張ってきた竜太郎選手も引退し、来年は武蔵ヒートベアーズと福島ホープスという球団が新たに参入して全8球団となり地区も再編されるなど、チームにとってもリーグにとっても新しい時代を迎える事となるが、そんな中で新生・岡本セローズがどんな戦いを見せてくれるか楽しみだ。
s-DSC_9415.jpg

次に現在進行形のbjリーグ・信州ブレイブウォリアーズは、昨季はレギュラーリーグ4位で初のプレーオフに進出しリーグに旋風を巻き起こしたものの、今季は今野翔太にエグゼビア・ギブソンという去年のポイントゲッター2選手が揃って移籍して得点力が激減してしまい、そんな中で“堅守速攻”をキーワードにプレーオフファイナルの行われる有明コロシアム目指して奮闘しているが、未だチームが噛み合っておらず内容や結果に波があるうえ、最近は外国人選手に怪我人が多くて相当苦戦しているようだ。
自分も今季のbjはまだ3試合しか見に行けておらず、また年明け早々に行われるホワイトリングでの試合は土・日共に仕事が入って欠席が確定しており、なかなか現地で応援できず何とももどかしいが、河合HCのもとでチーム一丸となってこの窮地を乗り切り、ここからグッと巻き返していってほしいものだ。
s-PC300007.jpg

それからもう一つの応援チームであるアイスホッケーアジアリーグの栃木日光アイスバックスだが、これについては本当に嬉しいニュースが、よりによってパルセイロの入れ替え戦第2戦と同じ日に舞い込んできた。
12月4日に新横浜で行われた全日本選手権で東北フリーブレイズを延長戦の末3-2で破り、前身の古河電工時代の1953年以来52年ぶり、クラブチームに移管後は初となる優勝を成し遂げたのだ。
しかも3P残り17秒で同点に追い付き(決めたのは長野の至宝・上野拓紀選手!)、延長戦残り2秒で決勝点を決めるというドラマチックこの上ない展開。
自分はこの結果を丸亀からの帰りのしなの号の車内で、ひょんな事がきっかけで知る事になったのだが、パルセイロがJ2昇格を逃してボーっとしたまま車内で揺られていたところに舞い込んできた、パルセイロと同じくらい自分にとって特別な存在のチームの快挙達成に心から嬉しくなり、丸亀でのショックを少しだけ忘れさせてくれた。
実は自分は年末のクソ忙しい先週末、ようやく日程が合って日光まで今季初観戦に行ってきたのだが、日曜日の試合後に行われた優勝報告会ではリンクに降りて優勝トロフィーを間近に拝み優勝の幸せのご相伴にあずかる事ができた。
s-DSC_2674.jpg

自分は長野エルザと出会うずっと前の1996年に、ビッグハットこけら落としのイベントでアイスホッケーを初めて見た時から古河電工を応援するようになり、その後古河のチーム廃部や翌年チーム登録期限ギリギリで間に合ったアイスバックスの立ち上げ、そして毎年のように訪れるチーム存続の危機にいちファンとして胸を痛め続けてきただけに、この優勝は来年訪れるであろうパルセイロのJ2昇格に匹敵するくらい嬉しいものがある。
ただ惜しむらくは、入れ替え戦で頭がいっぱいだったのでNHK-BSで中継されていた試合を録画するのを忘れてしまった事。 う~ん、これは一生の不覚だ。。。
s-DSC_2551.jpg

と、バックスへの思いは書き出すと長くなってしまうのでこれくらいにして、やはり最後はパルセイロの話題にしましょう。

とにかく今年はレディースの大躍進にトップのJ2昇格挑戦初年度の激闘と例年以上に熱が入ったし、結果的に昇格を逃してしまったけど入れ替え戦という滅多に体験できない試合に立ち会えたのも今後に繋がる大きな財産となったと思う。

そんな非常に充実した1年間だったし、さすがに入れ替え戦敗戦のショックを未だに引きずっているパルサポさんはいないと思うけど、それでも心の隅っこに引っかかってなかなか吹っ切れない方のために、シーズン報告会の美濃部監督のマネじゃないけど、自分が丸亀から先しばらくの間に頭の中でヘビーローテーションしていた曲をご紹介したいと思います。

その曲のタイトルは、ケツメイシの『君色』。

ここでその歌詞を全部コピペして掲載したいけど著作権とか何とかの問題もあるから自粛しますが、その代わりタイトルをクリックすると歌詞と動画のページにリンクするので、この曲を知らない方も一度聴いてみてください。
ケツメイシには珍しくラップのパートが無くて誰でも歌いやすい、ノリがよくて気持ちがパッと明るくなる曲なので、もし新年会でパルサポさんどうし集まる機会があったら、カラオケで全員で腹の底から大合唱して思いっきりウサを晴らしてみてはいかがでしょう?

確かにJ2昇格を逃してしまったのは本当に残念だし悔しいし悲しい事だけど、
でも「これで完璧だ」なんて事はそうそうないでしょ?
また計算して完璧すぎてもおもしろくないでしょ?
今年は我々が望む色の花を咲かせられなかったけど、
「今日は今日、明日は明日で、またどうにかなるでしょう」と割り切って、
夢を叶える前に仲間を増やしてって何度も何度でも直していき、
みんなで気持ちを込めて一生懸命応援して選手を後押しして、
来年のいま頃には長野の街に“君色”の、そう“パルセ色”の大きな花を咲かせましょう!!

と、オチがついたところで今年のブログはこれにて終了。
今年も駄ブログにお付き合いいただきましてありがとうございました。
来年こそJ2昇格の記事が書けるように、自分も気持ちを奮い立たせて頑張りたいと思いますので、またよろしかったらお越しくださいませ。

来るべき2015年が、パルセイロにかかわる全ての皆様と喜びを分かち合える最高の1年でありますように。
そしてスポーツを愛する全ての人達にとって幸せな1年でありますように。

では皆様、よいお年を!
来年は新生・南長野総合球技場でお会いしましょう!!
s-PC310003.jpg
スポンサーサイト
パルセイロ2014年総括~トップチーム編~
先日の明るい話題満載なレディースから少々時間が経ってしまったけど、いよいよトップチームの2014年シーズン回顧。
これについては、ただいま県内の書店・コンビニで絶賛発売中、サッカーファンの話題独占、売り切れ必至の信濃毎日新聞社刊『J3 AC長野パルセイロ 2014年の軌跡』を読んでくださいませ。
以上、終わり!!
s-PC290016.jpg

・・・・って手を抜いてちゃいけませんな。
まぁ、「オマエの話などどーでもいい」と思われる方も多々いらっしゃいましょうが、自分も今シーズンは思うところが多すぎてシーズン終了以降は色々な事が頭の中をグルグル回って収拾がつかない状況なので、そんな自分の気持ちの整理のためにも重い腰を上げて・・・じゃなかった、満を持してトップチームのシーズン回顧いってみよう!

そのものズバリ『頂戦』というスローガンを掲げJ3リーグ初代王者とJ2昇格を狙ったトップチームだったが、リーグ戦ではツエーゲン金沢に優勝を奪われ、何とか2位を確保して臨んだ入れ替え戦では1年間J2に揉まれ強く逞しく成長したカマタマーレ讃岐の壁を崩せず昇格の目標も果たせなかった。
という訳で今年のトップ総括は、残念な結果に終わってしまった要因を挙げていく、題して『今年の汚れは今年のうちに。“たら・れば”てんこ盛りの大反省会っ!!』と銘打って“愚痴と不満の言い納め”とまいりましょうか。。。

さて、今年目標を果たせなかった理由としては、よく言われている事ではあるけど次の3つがあげられると思う。

まず1つ目は、最終的に最下位となったY.S.C.C.横浜とブービーの藤枝MYFCという下位2チームからの取りこぼしが多かった事。
優勝した金沢とこれら2チームの対戦成績を比較してみると、金沢は藤枝に2勝1分・YS横浜に3勝で落とした勝ち点は僅か2ポイントだったのに対し、ウチは藤枝に1勝1分1敗・YS横浜に1勝2分で実に8ポイントもの勝ち点を落としており、その差6ポイントはそのまま最終的な金沢との勝ち点差となって現れてしまった。
ウチは元々藤枝のようにしっかり守ってくるチームやYS横浜のように気持ちでぶつかってくるチームに弱かったが、今年になってもその傾向を克服する事ができなかった。
s-DSC_5993_201412291424189df.jpg

そして2つ目は、17節アウェイ町田戦での“疑惑のオフサイド”により引き分けが負け試合に、続く18節ホーム鳥取戦での“疑惑のPK”で勝ち試合が引き分けに、更に21節ホーム金沢戦での“疑惑のレッドカード”で痛恨の逆転負けと、勝敗に直接影響を与える誤審まがいの判定が、よりによって第2クールの上位陣との直接対決で続いてしまった事だ。
このうち金沢戦については、正直なところ金沢の勢いが強くて最後まで数的イーブンな状態だったとしても勝ち点を奪えたかどうか疑問があるが、それを差し引いたとしても町田と鳥取から4つの勝ち点を“外的要因”で取り損ねてしまった事になり、あまりの不条理さにやるせない気持ちでいっぱいになったものだ。

でも最大の要因はやはり、金沢との直接対決3試合のうち勝負どころの2試合を、いずれもウチの“弱気の虫”が出て不甲斐ない内容で連敗してしまった事だろう。
これが入れ替え戦で讃岐に挑んだ時のように自分達の力を全てぶつけて戦い抜き敗れ去ってしまったのならまだ諦めもつくが、本当に肝心なところで消極的なプレーに終始して相手の気持ちの強さに完全に飲み込まれてしまった無残な負け方は、優勝を逃した後悔を何倍にも増幅させてしまうものだ。
s-DSC_9375_20141229142336204.jpg

そんな感じで今年は本当にもったいない試合や悔いの残る試合が多かったが、その背景としては、去年のJFLチャンピオンチームとして相手チームからのマークが厳しくなった事が挙げられる。
これは完全に自分の推論で真実かどうかは分からないが、JFLの、特に純アマチュアチームは他会場に人を送り込んで偵察するだけの人的・経済的余裕が無いので、対戦相手の研究は数少ない直接対決からのデータに頼らざるを得ず、結果的に“相手の長所を潰す”というより“自分達のサッカーでベストを尽くす”というプレーが多くなってくるんじゃないかと思う。(だからこそ、レベルはともかく“純粋にサッカーの試合を楽しむという”意味ではJFLの方が見ていて面白かった部分もあったのだが・・・)
それに対して曲がりなりにもプロリーグとなったJ3では、スカパーで全国中継があるという事もあって各クラブがスコアリングもしっかり行っていると思われ、ウチもかつてないほど厳しいマークで自分達の思うようなプレーをやらせてもらえなかったところもあったと思う。
また、それまでの大きな障壁だったスタジアム問題も片付いてJ2昇格を現実的な目標として戦う初めてのシーズンであり、ディフェンディングチャンピオンとして今の地位を守らなければならないという事と相まって、選手達はかつて感じた事がない大きなプレッシャーがかかっていたはずで、そういった内外からのプレッシャーも目標達成を逃した大きな要因だろう。
s-DSC_6058.jpg

その他にも個々の試合やプレーを見ていけば色々書きたい事もあるが、ここでちょっと視点を変えて、前記のような“主観的”な要因ではなく数字を使った“客観的”な分析として去年と今年の成績を比べてみたら、ちょっと意外な事実が分かった。

まず圧倒的な強さでJFLを制した去年の成績は、全34試合で21勝9分4敗の勝ち点72、総得点61の総失点25で得失点差+36。

それに対して今年は、全33試合で20勝9分4敗の勝ち点69、総得点58の総失点23で得失点差+35。

試合数が一つ減った分だけ勝利数1と勝ち点3が減ったが、その他は負け数も引き分けも全く同じうえに得点も失点も去年とほとんど同じという結果になった。
去年の勢いを思えばもっと結果に差が出るかと思っていただけにこれには自分もちょっと驚いたが、という事は今年は個々の試合の内容ほどにはウチも決して悪い成績ではなく、それ以上に金沢が強かっただけ・・・という見方もでき、そう思うとちょっと気持ちも楽になってくる・・・かな??

と何とかうまくまとまったところで(←まとまったか?)、来年に向けての課題の方に話題を変えましょうか。

来年もウチは町田や鳥取、そして降格してきた富山らと共に優勝候補の一角として他所から厳しいマークを受けていく事になるのは明らかだが、それらを蹴散らしかいくぐって悲願を達成するには、判断力や正確性をもっともっと高めていかなくてはならないと思う。

これはウチと同じようなプレースタイルのジェフ千葉と対戦した天皇杯を見て痛感したのだが、選手がボールを受けてからパスを出すまでの時間がウチより一呼吸分だけ早く、そんな僅かな差の積み重ねが試合展開に大きく影響していた。
ボール保持者がパスを出すタイミングが少しでも遅くなればそれだけ相手のプレスもキツくなり、結果的に今年のウチに度々見られたように横や後ろへパスを出さざるを得なくなる訳で、相手の読みの更に上を行くような素早い判断力が必要だろう。
s-DSC_0110.jpg

また、入れ替え戦ホームゲームの最後に放った2本のシュートに象徴されるように、決定的な場面でシュートを外すシーンが多かった。
今年のそんな惜しいシュートのうち、せめて半分でも決めていたら最終的な結果も違うものになっていたハズで、いみじくもリーグ最終節の中継で解説の都並敏史氏が言っていた「決めるべきところで決め切らないと上でやっていくには厳しい」という言葉や、美濃部監督の「あの数センチの差が自分やクラブの運命を変える」という言葉が重く響いてくる。

更にメンタル面でも、まだまだ肝心なところで相手の気迫に押されてしまうところがある。
思えば少し前までは“観客3000人超”と“地上波テレビ中継”の試合に勝てないというジンクスがあり、去年あたりでそれらも完全に払拭して「強くなった」と喜んでいたが、考えてみればそんなアホらしいジンクスが消えてようやく“普通のチーム”になっただけで、真に強いチームになるにはまだまだメンタルを鍛えていく必要があると思う。

来年は新たにレノファ山口が昇格してきて全13チームとなり、従って試合数もその分だけ増えて36試合と今まで体験した事のない長丁場となり、気持ちの部分や“あとコンマ数秒”、“あと数センチ”がこれまで以上に勝敗に大きく影響すると思うし、このほんの僅かな差を克服せずして来年の優勝と昇格はあり得ないとまで言えるだろう。
この点、ウチの選手達は少なくともJ3レベルでは他所がうらやむ素晴らしい実力を持っているから、来年は必ずやこれらの課題を克服して結果を出してくれるものと信じている。

最後に観客動員について、今年は最終節を待たずして念願の年間平均3,000人を突破するという嬉しい結果となった。
このうち佐久については、結果的に3,000人を超えたのはホーム開幕戦と最終戦だけで佐久陸だけの平均は2,401人に止まったが、長野市から佐久市までの距離やスタジアムまでのアクセス、佐久市を始め東信地方でのクラブの知名度や絶対的な人口の少なさ等を考えれば大健闘だったんじゃないかと思う。
特に印象深かったのが10月の27節・J-22戦で、シーズンも佳境の中で1,705人とワースト2位の動員数だったが、むしろ冷たい雨が降りしきる最悪な条件の中でよくあれだけ入ったと感心したもので、ここで改めて佐久の皆様のご協力に感謝申し上げたい。
s-DSC_9962.jpg

来年はいよいよ新スタジアムで試合が見られるという事で自分も今からワクワクしているが、全試合南長野で行われるので年間の平均動員が今年を上回るのは当然として、後は今年の東和田のみの平均動員である5,661人をクリアできるかが大きな焦点になると思う。

東和田はシャトルバスの他に路線バスも2路線あるし、北長野駅や信濃吉田駅から歩こうと思えば無理なく歩ける距離にあるので、ライトなファンや初めて足を運ぶ方々にも行きやすい立地条件だったし、特に今年はホームゲーム全18試合中東和田では僅か6試合だけというのも、長野市での開催が希少価値となって動員数を押し上げたと思うのだ。

それに対して、南長野は公共交通機関の空白地帯でアクセスはシャトルバスに頼らざるを得ず、篠ノ井駅から歩くにしても東和田に比べてかなりの距離があり、また来年以降はほぼ2週間に1回は南長野で試合があるから「また今度行けばいいや」なんて人も出てくると思われ、始めのうちは新スタジアム目当ての“ご祝儀相場”もあるかもしれないが、最終的な年間動員が東和田での6試合平均を超えられるか個人的に大いに心配している・・・って、ちょっと考え過ぎかな?
とにかく、3,000人という目標突破に満足せず、15,000人収容の立派なスタジアムに恥ずかしくないような数を目指して我々サポも選手達に負けないよう引き続き頑張っていきましょう!
s-DSC_0859_20141229142334324.jpg

と、今年は例年になく長々と書き連ねてきたが(そして本当は戦術とか戦力とか、まだまだ書きたい事がいっぱいあるが)、とにもかくにも新スタジアム完成初年度の来シーズンこそが勝負の年。
J2昇格の門戸は毎年開かれているし、勝負の綾や相手との兼ね合いもある事なので一度くらいの失敗でやいのやいの騒ぐ必要は全く無いが、それに甘えて「また来年・・・」を続けていてはダメだし、個人的にJ3というリーグは非常に居心地が悪く(その理由を書いていくと痛烈なJリーグ批判になるのでここでは差し控えますが・・・)一刻も早くこのけったいなリーグから抜け出たいという思いもあるので、来年は退路を断って“背水の陣”で臨む必要がある。

ただ、ウチは地域リーグからJFLに昇格する時も、JFL優勝を勝ち取る時も、毎回必ず一度は自分達でコケてしまいスンナリ事が運んだ試しがないけど、その代りその分しっかり強くなって必ず目標を達成しているし、“J2昇格”というミッションも来年には必ずや達成してくれるものと確信している。
失敗や挫折は選手やクラブやサポーターを強くする一番の特効薬。
パルセイロにかかわる全ての人達が今年の悔しさをバネにして、“新スタジアム元年”の来年こそは必ずやJ2昇格の悲願を達成させましょう!!!
惜別2014~レディース編~
昨日はトップ・レディース共に新入団選手第1号の発表があり早くも来年に向けて動き始めているが、そんな楽しみなニュースの一方でレディースの退団選手の発表という寂しいニュースもあった。
しかも今年は3回の発表で合計11人という多さで、しかもそのうち6選手は他クラブへの移籍の道もある契約満了ではなく現役引退という重い決断をしており、なおさら胸にグッとくるものがある。

#15永井那津希選手は一度も公式戦に出られないまま1年で退団となってしまったが、日本一の女性指導者・本田美登里監督やいつも明るく前向きなチームメイトと過ごした長野での1年間は今後に生かせる大きな財産となったはずだ。

#22青島雅選手、#23小松美里選手、#31卯木真緒選手も僅か2年の在籍でチームを離れる事になってしまった。
共に試合で活躍した期間は少なく本人たちにとっても不本意だったかもしれないが、青島選手の溌剌としたプレー、小松選手の粘り強い守備、卯木選手の気持ちのこもったセービングが自分は大好きだった。

#19能本華子選手は地元・長野県出身のストライカーとして周囲からの期待も大きかったが、入団2年目に大怪我をしてそのシーズンを棒に振り、さらに1年後に満を持して臨んだ復帰戦でまたしても負ってしまった怪我が致命傷になってしまったのか、その素質が開花する事なく、選手としてこれからともいえる22歳の若さで引退となってしまったのは本当に残念でならない。

こういった惜しくも今年試合に出場できなかった選手以外にも、#3大島稀選手、#5金札杏選手、#6吉田葵選手といった今年活躍した選手の退団は意外だった。
大島選手は守備の要としてバリバリのレギュラーだったから来年も当然の如く主力としてやってくれるだろうと思っていたし、金札選手も古巣の静産大戦で見せたようなハードワークに来年も期待を寄せていたし、吉田選手も去年より出場機会は減っていたとはいえ中盤の底を引き締める“縁の下の力持ち”として貴重な戦力だった。

以上の選手は能本選手を除き入団1~2年目という早さでチームを去る事となってしまった。
この中でも大島選手や吉田選手は現役引退という事で、「なんでサッカー辞めちゃうの? もったいない!!」と未だに自分の中で受け入れられないところもあるが、それぞれ引退せざるを得ない事情や我々には計り知れない決断もあったと思われ、ここは彼女達の意志を尊重して気持ちよく送り出してやるしかないだろう。
また、その他の選手ももう少し長野に留まって頑張ってほしかったが、厳しい勝負の世界に身を置く彼女達にとってはこれも避けて通れない宿命なのだろう。

そして最後に大原学園時代から在籍していた3選手。
これらの選手は大原末期からパルセイロ移管後数年間の質・量共にギリギリのところでの厳しい戦いを強いられていた低迷期にチームを支えていた功労者だ。

#7高木奈央選手は高卒で大原学園に入団し、一時期は福岡J・アンクラスに移籍していた事もあったもののすぐに戻ってほとんど長野一筋でやっており、またパルセイロ・レディースの初代キャプテンとしてなかなか結果が出せず苦しかった時期に明るく気丈にチームを引っ張っていってくれた。
大原末期からパルセイロ初期にかけては、ただでさえ登録選手が少ない中で怪我人も多く、リザーブ選手が2~3人だけの時期が長く続いていたが、そんな中で時にはボランチとして、時にはセンターバックとして、その他にも複数のポジションをこなして必死に頑張る姿がとても頼もしく見えたものだ。

#14浦崎優香選手は大原学園最後の年に入団し、パルセイロ移管後は持ち前のスピードと思い切りのよさを武器に、今年の横山久美選手のようなチーム一番のポイントゲッターとして、まさに孤軍奮闘・獅子奮迅の活躍をしていた姿が忘れられない。
また近年は大量補強などによってポジションを追われ出場機会が激減していたが、今年はシーズン途中からサイドバックというこれまでとは全く違うポジションを試されて最初のうちはおぼつかない守備をしていたけど、めきめきと上達して終盤にはソツなくこなせるようになっており、努力に努力を重ね自分の力で新境地を開いたその姿には強く感動させられた。
もし来年レギュラーに入れたら、突破力のあるサイドバックとして攻撃に厚みが出るもの・・・と自分は密かに来年一番のキープレーヤーに推していただけに、今回の突然の引退発表は本当に残念でならない。

#25篠原志穂子選手は、若くて少々荒削りな選手が多かった大原の中にあって、常に冷静かつクレバーなプレーで中盤を引き締める、玄人好みの非常に存在感ある選手だった。
パルセイロ移管2年目のシーズン終了後には、怪我の治療に専念するため一旦現役を離れてクラブスタッフとして裏側からチームを支えていたが、昨シーズンに満を持して復帰しシーズン中盤にはレギュラーにも返り咲く快挙を見せ、相変わらずの安定感あるプレーを再び見る事ができて嬉しかったものだ。
今年も大量補強があった中でシーズン序盤は大事な場面で出番を与えられる頼れるリザーブとして活躍するなど、比較的地味な印象の選手ながら最後まで大きな存在感を持っていた。

こうして振り返ってみると、なかなか結果が出なくて苦しかったあの頃も今では懐かしい思い出となっているが、いずれにしても今年こうしてチームが大躍進できたのもこれら3選手を始めとする大原時代からの選手達が低迷期を支え続けてきたからであり、今回チームを去る高木・浦崎・篠原の3名には心からありがとう、そして本当にお疲れさまでしたの思いを込めて、ここはひとつこのオジサンが一人ずつギュッと抱きしめてやろうかと・・・
えっ、それはちょっとご遠慮させてもらいたいって?
そうですか、そうですよね。 こりゃまた失礼いたしました。。。

そんな訳で、これからも大好きなサッカーを続けるため別のクラブへの移籍を目指す選手、また志半ばで、あるいは自分なりに選手生命を全うして現役を引退する選手と、これから各選手がそれぞれの道を歩んでいく事になるが、充実したスタッフの下でサッカーに打込めた事やサポーターの熱心な後押しを受けられた事、更にはトップチームの激しい昇格争いを同じクラブの事として目の当たりにできた事など、他所では滅多に得られないような様々な経験は来年からの新生活に大きなプラスとなるはずだから、どうか胸を張り自信をもって新しいステージに飛び出し、その後の人生が幸せで充実したものになってほしいと心から願っている。
アイスホッケー長野市民リーグ2014-2015 vsFNC
都合により試合翌日のアップで恐縮です。
先週末のカーリングに引き続いてのウインタースポーツ観戦は、パルセイロのもう一つの顔であるアイスホッケーのトップチームが参加している長野市民リーグ。
このリーグは既に11月22日から始まっていたが、第1節は当初の試合時間が何らかの影響で前倒しになったのか、それとも日程そのものが間違っていたのか、情報で得ていた時間より前のセクションで行われていたようで自分が会場に着いたのがちょうど試合が終わった頃だったし、第2節は東和田での入れ替え戦の前日という事で、サッカーの方で頭がいっぱいでホッケーは完全に飛んでしまって見に行くのを忘れてしまい、更に第3節は日曜日にご報告のようにカーリングが予想外に長引いて欠席して・・・と思ったら、この試合は先方の都合でキャンセルだったのね~

まぁとにかく、今シーズンはレギュラーリーグ最終節にして初観戦という不本意な形になってしまったが、楽しみにしていた試合は去年も接戦を演じたFNCと期待通りの白熱したバトルを展開してくれた。
まずはその結果から。

AC長野パルセイロIH 7(3-2・2-2・2-3)7 FNC

試合は立ち上がりからしばらくはFNCが優勢に進め先取点もFNCが取ったものの、ウチもすぐさま同点に追い付くと、今シーズンもアジアリーグ仕込みのキレキレな動きを見せるスーパーエース#21大町聖典選手の連続得点で突き放し、しかし相手も負けずに1点返すという、のっけからスリリングな展開で1P終了。
s-DSC_2329.jpg

続く2Pも両者相譲らない白熱した攻防が続いて2点ずつを取り合い、1点差で迎えた勝負の3P、ここは先に点を取って試合巧者のFNCを突き放したいところだったが、逆にフェイスオフから相手に攻勢をかけられて早々に失点し同点とされてしまうと、その後も連続得点を喰らってあっという間に2点差を付けられる逆転劇を許してしまう。

そのうちの相手の1点は、ウチのパワープレー時にウチから見てアタッキングゾーンでパックを取った相手が、どフリーなのをいいことにウチのゴールに狙い澄ましてシュートのような強い勢いでパックをクリアーし、それがパワープレーで油断していたのかGK#26青木遥太郎選手の肩口をすりぬけて直接ゴールインしてしまうという珍プレーまがいのショートハンドゴールで、決まった時は「さすがは抜け目のないFNC!」と敵ながら感服したものだが、後々の事を考えると余計な失点だった。
という訳で青木選手、いくらパワープレーだからといって、パックからは片時も目を離さないようにしましょう!
s-DSC_2343.jpg

一方のウチも相手のペナルティなどもあって何とか追い付こうとするも相手の堅い守りにあってなかなか決め切れず(ここらへんサッカーのトップチームと似てますな・・・)時間だけが過ぎていったが、ここで大町選手が執念で押し込み1点差とすると、残り1分前後の大詰めでパックを奪った大町選手が持ち前のスピードと個人技でひらりひらりと相手をかわしていき、最後は角度のないところからセーブしにくるGKの隙をついてトップネットに突き刺す技ありフリップシュートを決め派手にガッツポーズしてみせる千両役者ぶりを見せつけ、結局は両者相譲らず引き分けで試合終了となった。
s-DSC_2299.jpg

これでウチとFNCとの対戦は自身3回目の観戦となるが、このカードは毎回手に汗握るような接戦を演じており、今回もチームが勝てなかったのはちょっと残念だったけど、派手な点の取り合いもありアイスホッケーの面白さがギュッと詰まった非常に面白い試合で自分も今季初のホッケー観戦を大いに満喫できた。
おそらくFNCとはプレーオフファイナルで再び対戦する事になると思うが、また今日のような熱戦が見られるかと思うと大いに楽しみだ。
s-DSC_2393.jpg

トップチームが所属する市民リーグのAグループはこれでレギュラーリーグを終了し、次の試合は年明け1月4日か10日のプレーオフセミファイナルとなる。
日程表によると、4日は20時15分からAグループ1位vs4位、10日は18時30分から2位vs3位の対戦となるが、現時点でウチの順位が分からないためどちらの試合になるかは不明で、自分も是非とも観戦したいので、もし順位を知っている方がいらしたらコメント欄に書き込むなどして教えていただきたいのですが・・・
それとパルセイロIHホームページの管理人の方には、せっかく同じパルセイロというクラブで活動しているんだから、トップチームに限らず各年代チームの市民リーグでの試合結果を逐次アップするなど、サポーターにどんどん情報提供してアイスホッケーという素晴らしいスポーツををアピールしていただくよう、この場を借りてお願い申し上げます。
s-DSC_2392.jpg
パルセイロ2014年総括~レディース編~
いよいよ今年の暮れも押し迫ってきたが、年末恒例のパルセイロの今年を振り返る総括記事、まずは今年大躍進のレディースから見てみましょう。

まずは今年のレディースのリーグ戦全22試合の成績だが、いかに躍進したかが分かるように去年の数字と比較してみたい。

最初に去年の成績は・・・
順位11位、9勝1分12敗、勝ち点28、34得点、55失点、得失点差-21

そして今年は・・・
順位4位(+7)、13勝(+4)、3分(+2)、6敗(-6)、勝ち点42(+14)、70得点(+36)、37失点(-18)、得失点差+33(+54)

( )内は去年との差を表すが、こうして比べてみると本当に今年の成績のスゴさが際立ってくる。
順位はこれまで見上げるだけの存在だった常盤木学園やJFAアカデミー福島やスフィーダ世田谷を上回り一気に7ランクアップ!
負け数が半分になり、総得点は倍以上に伸ばして堂々チャレンジリーグ最多得点!
いや~、この数字をおかずにゴハン3杯はイケそうですな~♪

また得点ランキングでも#10横山久美が30得点で2位の選手に倍近い大差をつけてブッチギリの得点王になった他、#20内山智代が11得点で7位タイ、#11橋浦さつきが10得点で10位タイとトップ10に3名もの選手が名を連ねており、大きな目標に掲げていたなでしこリーグ1部昇格こそ叶わなかったものの、本当に充実したシーズンとなった。

今シーズンは前記の横山選手の他、GKの#1池ヶ谷夏美やボランチの#4重政絵などセンターラインを中心に大型補強を敢行。
また選手受け入れ企業様の多大なるご理解とご協力のもと、仕事を午後早くに切り上げ3時からじっくり練習できるようになるなど環境面でも大きな改善が図られた。
それが早くも功を奏して、リーグ開幕前の3月に行われた『第12回伊賀市長杯女子サッカー大会・忍びの里レディーストーナメント』でなでしこの老舗クラブ・伊賀FCくノ一を破ってチーム史上初タイトルとなる優勝に輝くと、4月の開幕戦では去年まで全く勝てなかった静産大磐田ボニータにアウェイで4-1と快勝し、その勢いを引っ提げて佐久で行われたホーム開幕戦では、強豪のスフィーダ世田谷を相手に「あわや大金星か?」と思わせるほどの大健闘で3-3と同チームから初の勝ち点をゲット。
特に横山選手は、ドリブル突破で相手のディフェンダー2~3人を引きずり引きちぎって豪快に先取点を叩き込むという名刺代わりの一発を見せつけてホームのサポのド肝を抜いた。

その後も快進撃が続いて第1クールの7試合を4勝1分2敗の好成績で終える事ができたが、別グループとの対戦となる第2クールは夏場の疲れが出たか3勝1分3敗と失速。
しかし最終クールはこれまで一度も勝てなかったスフィーダにアウェイで勝利し、続くホームゲームでは同じくこれまで勝ち点さえ奪えなかった常盤木学園と大熱戦の末2-2の引き分けで初の勝ち点をもぎ取り、最終節では佐久でそれまで全く歯が立たなかったJFAアカデミー福島を4-0で撃破して有終の美を飾るという、去年までの辛く苦しい戦いを思うと信じられないような好成績を収める事ができた。
自分は開幕前のプレビュー記事で「個人的な順位の目標は、最低ラインは1ケタの9位で、そこから少しでも上を目指し6~7位でフィニッシュしてくれれば十分合格点」なんて書いていたが、いくら大型補強をしたとはいえ、あの時はまさかここまでやってくれるとは思わなかった。

今年チームがここまで大躍進した一番の要因は、やはり横山久美選手の額面通り・・・いや、それ以上の大活躍である事に間違いない。
圧巻の年間30ゴールという結果は言うに及ばず、プレイスキックも正確で横山選手のコーナーキックから何本ものゴールが生まれたし、流れの中でも自分が行くと見せかけてパスを出しゴールに結びつけた場面も見られた。
また、プレーだけでなくサッカーに打ち込むストイックな姿勢もチームメイトに好影響を与えていると思う。
5月に大町で行われた6節・JSCレディース戦では、横山選手の1ゴール2アシストを含み4-0で快勝したが、自身は先制ゴールの後は何度も攻め込みながらも相手の厳しいマークにあって更なるゴールを奪えず、そんな自分に腹が立ったか試合後の勝利のラインダンスに加わらず悔しそうにロッカーに引き上げた姿が印象的だった。
それまでのレディースも彼女達なりに一生懸命サッカーに取り組んでいたと思うが、大原学園から続くアマチュアならではのある種の“甘さ”もあったと思われ、そんな風潮に年代別代表の経験もある横山選手が身を持って一石を投じた感じで、事実、その後のレディースは試合を重ねるごとに逞しくなっていき、9月の18節・常盤木学園戦では大熱戦の末に常盤木から初の勝ち点を取るという記念すべき試合だったものの、勝たなければ数字上昇格の望みが完全に断たれてしまうという試合が引き分け止まりだったため、喜ぶスタンドとは裏腹に満足の表情を浮かべる選手は皆無で、中には悔し涙を必死にこらえている選手もいたほど、チーム全体の意識が見違えるように高くなっていった。

そしてそれ以外にも、横山選手の存在で負担が減った#11橋浦さつき選手や#20内山智代選手が前記のようにゴールランキングのトップ10入りした他、期待していた#4重政絵選手がシーズン中盤に大怪我してそのまま退団というショッキングなニュースがあったものの途中入団の#27國澤志乃選手が日に日にチームにフィットして中盤のいいアクセントになっていたし、シーズン終盤には#17市川愛雪選手と#26牧井毬音選手の高卒ルーキーコンビが出場機会を与えられ、積極的に前へと仕掛ける若さあふれるプレーで攻撃にリズムを作ってくれたのも来年に繋がる明るい材料となったり・・・と、様々な選手がそれぞれの持ち味を出して活躍してチームに好循環を作り出してくれた。

一方、守備の方に目を転じてみると、#2田中菜実選手以外は新加入選手ばかりのディフェンスラインでホーム開幕戦からしばらくは連携もあまり良くなく、「好調な攻撃陣に比べて守備の方は少し時間がかかるかな・・・」という印象だったが、選手達の努力の成果か日を追うごとに目に見えて動きが良くなっていった。
去年までのウチの守備は、1対1の場面ではそれなりに相手に喰らい付き善戦を見せるものの、組織プレーでボールを回されると途端にバタバタしてボールに振り回され、つまらない連係ミスによるもったいない失点が多かったのだが、今年はディフェンスラインがしっかり連携した守備ができるようになってミスによる無意味な失点が激減し、新守護神#1池ヶ谷夏美選手の存在も相まって去年とは別チームと思うほど安定感が増した。

また、第3クールの頃には気持ちに余裕が出てきたからか#3大島稀選手が積極的なオーバーラップで攻撃参加したり、サイドバックにコンバートされて最初のうちは危なっかしい守備だった#14浦崎優香選手が試合を重ねるごとに上達してくると与えられた守備の仕事の他に持ち前のスピードでサイドを敵陣深くまで斬り込んでいったり、守備の要である#2田中菜実選手もシーズン終盤にはコーナーキックからゴールを決めるシーンが出てくるなど、守備力アップが攻撃面にも好影響を与えた。

そんな感じで、まさに“横山効果”でチームが生まれ変わったように活性化して勝ち試合や面白い試合を我々サポにたくさん見せてくれ、個人的に点数をつけるとすれば、去年までの事を思えば100点満点中200点!・・・というくらい最高のシーズンだった。

ただし、今年の急成長でそれまでは遠い夢でしかなかった昇格という言葉が一気に現実的な目標にまで近付いた訳で、それを踏まえて来年以降を見据えての点数となると、頑張って70点、少し辛い見方をすれば合格ラインギリギリの50~60点くらいになるんじゃないかと思われ、より上を目指していくには課題も多い。

やはり最大の課題は、まだまだ“横山頼み”の攻撃だろう。
9月に行われた皇后杯全日本女子サッカー選手権の北信越大会で、横山選手を代表合宿で欠いたチームが新潟医療福祉大学にPK戦の末1回戦敗退という番狂わせがあったし、橋浦選手が負傷して思い切ったプレーができなくなった第3クールは特に横山選手にボールが集中して攻撃が単調になるなど、チーム力で昇格を勝ち取るにはまだまだ力不足の感は否めない。
また、肝心の横山選手も相手に研究されてマークがキツくなり、シーズン序盤は相手の守備陣を2~3人引きちぎってドリブル突破できたのが、終盤にはなかなか思うようなプレーをやらせてもらえなかったから、来年になればもっともっと厳しいプレスが待っているのは確実だ。
また、横山選手が代表にでも選ばれてリーグ戦を欠場するような事だって決して無いとは言えない訳で、そうなった時に結果が出せないと「やっぱりあそこは横山頼みだ」なんて思われてしまう。

だからこそ、もっともっと攻撃のバリエーションを増やす必要があるし、またボールを奪った後にすぐ横山選手にロングボールを渡すのではなく、中盤からの“展開力”を高めて攻撃に厚みを持たせなければいけないだろう。
もし攻撃の層が増してくれば、今までは一人だけ重点的にマークしていればよかった相手のプレスが分散して横山選手の負担も減ってくる。
そのためには今年の結果に満足せず、各自が高い意識を持って全体のチーム力を底上げしていかなければならない。

・・・って、もっともらしく来年への課題を指摘してみたけど、ふと考えてみると去年の今頃よりは明らかに高い次元の要求をしているし、女子サッカーにおいてあれだけ『昇格』という言葉にナーバスになっていた自分もしっかりと昇格を念頭においた考え方になってきた事に我ながら驚いており、これもレディースが劇的に成長した証と言えるだろう。

来年からリーグが再編されてパルセイロ・レディースはなでしこリーグ2部に移るが、早くも発表された2部の顔ぶれを見ると、てっきりチャレンジリーグに留まるかと思われた日体大がこっちに入っており、そこに強豪・ノジマステラと降格してきた吉備国際大学の3チームを中心に優勝争いが行われ、その中にASハリマやスフィーダと共にウチがどこまで食い込めるかが焦点になってくるんじゃないかと思う。

こうしてみると、来年ウチが優勝や2位になっての入替戦突破を果たせるかは個人的にはまだまだ疑問符が付くけど、今年トップチームが“やっちゃった”だけに、本田監督がこだわっていた『W昇格』の来シーズンの実現だって、全く無いとは言い切れない。

来年は今年掴んだ確かな手応えを大きな自信にして、また今年浮かび上がった課題をしっかり克服して、今年以上に飛躍できるよう大いに頑張ってほしい。
また、来年はまた南長野に戻って試合ができるし、今までレディースを見た事が無い方も是非とも新スタジアムに足を運んでいただき、少なくとも観客動員は2部の中でもダントツの成績を残せるよう皆でレディースを盛り上げて、女子サッカー界において『信州にパルセイロ・レディースあり』と呼ばれるようなステイタスを我々サポの手で作り上げていこうじゃありませんか!

パルセイロ・レディースの前途は洋々。
来年も持ち前の明るさとガッツで、その可憐な名前とは裏腹ななでしこリーグの荒波を乗り越え、2部にオレンジ色の旋風を吹かせましょう!!
軽井沢国際カーリング選手権大会2014
パルセイロを始め今年の日本のサッカーシーズンは終わってしまったが、自分の辞書に“オフシーズン”という文字は無い。
サッカーや野球などと共に自分が愛してやまないウインタースポーツの本格的な季節がやってきたという事で、今日は12月18日より始まった軽井沢国際カーリング選手権の最終日を観戦してきた。
今シーズンは毎年恒例だった10月末のスピードスケート全日本距離別選手権が都合が悪くて欠席し、アイスホッケーもまだ見に行けていないので、今シーズン自身ウインタースポーツ初観戦、そしてカーリングは3年前の同大会以来本当に久々の生観戦だ。
また、それまでの『スカップ軽井沢』に代わり近くに昨シーズン新築されたカーリング専用競技場『軽井沢アイスパーク』にも初めて訪れたが、競技が行われるシートがスカップの4面から6面に増え、観客席も以前の仮設・長椅子から見やすい常設の個別シートに進化するなどメッチャ立派な施設。
s-DSC_2055.jpg
s-DSC_2056.jpg

思えばカーリングなんて長野五輪の前までは、ごく一握りの関係者以外には『氷上で漬物石を滑らし、その前をホウキで掃くけったいなスポーツ』というくらいの認識しかない超マイナースポーツだったが、今ではこんな豪華な専用施設ができテレビ中継もされるほど“出世”しており、おそらく長野五輪以降の国内ウインタースポーツの中ではモーグルと並んで一番の“勝ち組”競技になるんじゃないかと思う。(ちなみに一番の“負け組”はダントツで我が最愛の競技、アイスホッケーになるでしょう。日ア連マジでしっかりせーよ!!怒)

さて、この大会は長野五輪翌年の1999年シーズンから続いており今年で16回目を迎えるが、それまで親善試合だったのが今年からワールドカーリングツアー(WCT)の一つに組み込まれ、総額500万円の賞金も出る世界的公式戦に格上げされたため、世界選手権やオリンピックのメダリストチームも参加する豪華な大会となった。
で、日本からは地元・軽井沢の強豪、男子のSC軽井沢クラブと女子の中部電力に加えて“カーリング娘”でおなじみ本橋麻里選手率いるロコ・ソラーレ北見も出場するという事で楽しみにしていたのだが、いずれも昨日の準々決勝までで敗退、また大会の目玉の一つだった、昨季世界選手権優勝のスイス女子チームも準決勝で敗れる波乱があって、これらのチームのプレーが見られず非常に残念。
でも、そんな“お目当て”のチームがいなくとも、「さすがWCT」と唸らされるような素晴らしい試合が見られた。

まず午前中の準決勝は、日本女子で唯一勝ち上がった北海道の『ヒト・コミュニケーションズ』(今大会のスポンサーにもなっている人材派遣会社・以下“日本”と表記)と今年のソチ五輪金メダリスト・カナダチームとの対戦に注目したが、結果は5-3でカナダが順当勝ち。
日本は、遠目からでは本橋麻里選手そっくりなスキップの井出莉菜選手を筆頭に若い選手で構成され、強豪のカナダ相手に何とか喰らい付いて接戦を演ずる大健闘を演じたが、要所でショットに正確性を欠いたり作戦に詰めの甘さがあったりと若さや経験値の少なさから来るミスが目立ち、カナダの実力とプレッシャーの前にじわじわと点差を広げられ、最終第8エンド途中でギブアップとなってしまった。(注:通常カーリングは10エンドまで行われるけど、どうやらWCTのレギュレーションは8エンドまでで終了のようです)
ただ日本チームも強豪のカナダ相手に物怖じせず堂々と向かっていった姿は非常に好感が持てたし、中部電力やソチ五輪代表となった北海道銀行などと共に日本女子カーリング界をリードしていけるよう頑張ってほしい。
s-DSC_1954.jpg

それから準決勝一番の好勝負は、この日本vsカナダの隣のシートで行われていたカナダvsスイスだった。
2010年世界選手権優勝のカナダと昨季世界選手権銅メダルのスイスとの事実上の決勝戦ともいえる好カードは点を取ったり取られたりのクロスゲームを演じていたが、スイスがラス前の7エンドに大量3得点をあげて2点差とし、ラストエンドは不利な先攻とはいえ相手に1点取らせるような戦法をとれば逃げ切り勝利となるハズだったが、スイスのミスショットもあってカナダが2点取って追い付き延長戦に突入し、それでもこのエンド後攻となるスイスが有利なハズだったが、カナダが執念のショットでミリ差の戦いを制し逆転勝利を収めた。
s-DSC_2038_201412212311553f1.jpg

そして午後からの決勝戦と3位決定戦、自分は当然の如く“目の保養”もかねて女子の2試合に注目です。(←試合を見ろ、試合を!)
まず3位決定戦は日本vsロシアというカードとなったが、準決勝同様ショットに若干不安定さのある日本に対して昨季世界選手権銅メダルのロシアが3エンドに大量4点をあげたうえ、その後の4~5エンドを連続スティールで一気に8-1と差を広げ、6エンドに日本が1点だけ返したところでギブアップとなり、ロシアが実力を見せつけた。
またロシアが見せつけたのは実力だけでなく、全選手とも顔も美形だしスタイルもモデルのようにスラッとしており、全体的にお美しい選手が多かった今大会の中でもビジュアル部門では文句なく優勝を差し上げたいくらいだった。(←試合を見ろ、試合を!)
s-DSC_2171.jpg

一方、注目の決勝戦は前出のカナダに韓国が挑むカードとなった。
韓国は4年後の平昌(ピョンチャン)オリンピックに向けてチームを強化しており、今大会も女子3チーム、男子4チームがエントリーする熱の入れようだったが、決勝に進んだE.J.キム・チームは正確なショットと強気な試合運びでカナダと互角の戦いを演じて6エンドまで4-3とリード。
s-DSC_2151.jpg

そして7エンドは、有利な後攻の韓国が確実に1点取って突き放すか、あるいはオープンエンド(両者無得点)にして最終回も後攻で主導権を握り優勝に王手をかけたいところだったが、そこは百戦錬磨の試合巧者・カナダだけあって見事なショットで逆に主導権を握り、スキップのジョーンズ選手のスーパーショットでスティールし大量3得点を叩き出して見事逆転! 6-4と2点差をつけて最終エンドに突入した。
s-DSC_2133.jpg

ここでカナダは手堅くまとめて韓国に1点取らせるように仕向ければ優勝となるところだったが、何と韓国は同じくスキップのキム選手が意地を見せ正確なショットで2点を返して同点に追い付き延長戦へ突入。
既に他の試合は大差がついて早々に終わっていたので、6面あるシートのうちたった1面だけに観客の注目が集まり会場の空気も緊迫した中で迎えたエキストラ・エンドは、韓国も最後まで喰らい付いたものの最後は地力に勝るカナダが貫禄を示して2点を取り、実に3時間近くを要する大熱戦を制した。
s-DSC_2168.jpg

この試合が終わった時点で時刻は17時半となり、当初の予定では自分はこの後の表彰式をパスしてエムウエーブまでパルセイロアイスホッケーチームが出る市民リーグの試合を見に行くつもりだったが、時間が遅くなってホッケーの試合終了に間に合わない可能性が高かったのと、あまりにスゴい熱戦の余韻に浸っていたかったので、そのまま会場にとどまった。
ちなみに男子も決勝はカナダvs韓国の顔合わせでカナダが男女アベック優勝しカーリング王国の面目躍如。
また3位決定戦では日本の伏兵・札幌のチーム4REALがスイスに2-7(7エンド途中ギブアップ)で敗れたものの、強豪ぞろいの今大会で最終日に生き残れただけでもアッパレと言えるだろう。

それにしても、3年ぶりとなったカーリング観戦はこの競技ならではの醍醐味をこれでもかと味合わせられた非常に見応えのあるもので、もうお腹いっぱいの大満足で会場を後にした。
こんなに素晴らしい施設で、これだけ豪華なメンバーによる国際大会で、「さすが賞金とツアーポイントがかかった公式戦」と思わせるようなワールドクラスのスゴ技が随所に飛び出す贅沢な大会なのに、これで入場無料だなんて本当にいいんでしょうか?
とにかく、まだ終わったばかりで気が早過ぎるけど、来年のこの大会も何とか予定をやりくりして絶対に見に行くぞ!と強く決意した軽井沢の夜であった。
s-DSC_2209.jpg

【 おまけ 】
試合後全てのセレモニーが終了した後、韓国女子チームの選手が持っていた“自分撮り”用の棒を貸してもらってスマホで記念撮影する優勝したカナダ男女チーム之図。
s-DSC_2214.jpg
う~ん、どの選手もいい顔してますな~。
そして何より、時代ですな~~・・・(未だ頑なにガラケー愛好家の独り言)
Special Thanks KOHEI & NOZA
今年もまた、地域リーグ時代からチームを支えてきた選手の退団が発表された。
高野耕平選手と野澤健一選手。
共に長きにわたりチームの主力として大活躍してきた“チームの顔”ともいえる選手だ。
ある程度サポ歴の長い者にとってこういったベテラン選手は特別な存在であり、彼らの退団は一つの時代が終わっていくようで本当に寂しいものがある。

この記事を書くにあたり過去の写真データを漁っていたら、2選手のこんなツーショット写真が出てきた。
s-写真00058

これは野澤選手が入団してきた2009年のプレシーズンマッチでの一コマ。
ちょうどこの年にユニホームスポンサーの変更があり、契約の関係からか胸にスポンサーロゴが無いユニを着ての貴重な写真だが、コーヘイもノザも今よりちょっとだけ初々しさがあるけど、概ね今の姿とほとんど変わっていないなー・・・という印象で、それだけ今も当時と変わらない輝きを持っているという事だろう。

そんな愛すべき2人のオレンジ戦士達に、心からの愛を込めて惜別のメッセージを贈りたい。

【 #14高野耕平選手 】
クラブがパルセイロと改名して2年目の2008年に東京学芸大学から新卒で入団した高野選手。
s-写真00015

弊ブログの過去の記事を引っ張り出してみると、この年は新卒選手が4名入団したが、高田一憲選手(現海南FC・和歌山県リーグ1部)や鎗田志郎選手(去年までMIOびわこ滋賀に在籍)などに比べると地味な存在だったという記憶がある。
しかし、リーグ戦終盤に出場機会を与えられ良い働きを見せるとそのままレギュラーに定着し、以来不動の左サイドバックとしてウチに無くてはならない存在となっていった。
高野選手を一言で表すならば、まさに『縁の下の力持ち』という言葉がぴったりだろう。
自身の通算ゴール数はカップ戦も含めて148試合で16点(wikipedia調べ)と多くはないが、クラブがJFL昇格を決めた2010年には北信越リーグのアシスト王に輝くなど、ウチの最大の魅力であるパスサッカーの屋台骨を支える名脇役だった。
ただ今年は、シーズン途中にレンタルで入団した#26山田選手に押し出される形でスタメンから外され、時を同じくして大きな怪我をしたようで、結局その後はベンチ入りもできないままシーズンを終えてしまったのが残念でならない。
s-写真00126

自分は高野選手については、新卒で入団して実力でレギュラーの座を掴み取り、JFL~J3とカテゴリーを上げていってもなお存在感を出して活躍してきた事が、元Jリーガーのネームバリューに頼らず育成型で成長していくパルセイロというクラブを最も象徴する選手であり、現在の#25有永選手や#15西口選手など新卒で活躍する選手達につながる流れの源にいる偉大な存在であると思っている。
それともう一つ、高野選手にまつわるこんなエピソードがある。
まだ北信越リーグの時代に当時幼稚園児だった甥っ子がリバフロで行われた選手と触れ合えるサッカー教室に参加したのだが、後で母親(自分の妹)に「どの選手がよかった?」と少し下世話な質問をしたところ、「14番の選手は教え方がとても分かりやすくてよかった」という答えが返ってきた。
さすがは“教員養成学校”と呼ばれる学芸大学出身と思わせるが、この“教え上手さ”やクールでクレバーなプレースタイル、そしてバドゥ~薩川~美濃部と個性の違う3人の監督のもと長年パルセイロ一筋でやってきた経緯から、自分は高野選手を将来のクラブの“幹部候補生”と勝手に位置付けている。
年齢的にはまだまだ老け込むのは早いし、ウチでの経験を生かして他のクラブで活躍してほしいという気持ちもあるが、そうやって外の空気を吸ってきたら、指導者として、またはチーム編成やクラブ運営の中枢を担う人材として是非とも長野に戻ってきてほしい・・・というのが自分の密かな願望である。
s-DSC_6088.jpg

【 #20野澤健一選手 】
高野選手から1年遅れてJFLの佐川印刷SCから長野にやってきた野澤選手。
s-写真00055

当時のウチはまだ上位カテゴリーのレギュラークラスだった選手が入ってくるのは珍しく、憧れのJFLで活躍していた選手という事と久々の地元・長野県出身選手というプロフィールで入団発表時から注目されていたが、いざ開幕すると、無尽蔵のスタミナでピッチを所狭しと走り回り思い切りのよいプレーですぐにレギュラーの座を掴み取り、また当時から比較的おとなしい選手が多かった中にあって、いつもニコニコ明るい性格と大きなアクションやユニークな言動でサポのハートもワシ掴みにして、とにかくスポーツ選手に必要なスター性を兼ね備えた選手だった。
また、肝心なところや予想外なところでヒョコッとゴールを決めてしまう意外性もあり、記憶に新しいところでは今年6月の14節・J-22戦での『クロス上げたつもりがそのまま入っちゃった』ゴールに、10月の29節・相模原戦での試合を決定付ける『気迫のごっつぁんゴール』(“佐久陸でのトップチームラストゴール”というメモリアルなオマケ付き)と、少ない出場時間にもかかわらず印象に残るゴールを決めるところなど、相模原戦の記事でも書いたが“いくら持っているったって、持っているにもホドがある!”というくらい天性の“何か”を持っている選手で、これほど魅力にあふれる人物も珍しいだろう。
s-DSC_6576_2014121419402699d.jpg

それにそういったスター性だけでなく、複数のポジションをこなせる器用さもあり、監督やコーチとしても様々な場面で使える、いわゆる“重宝がられる”選手だったんじゃないかと思う。
これは、JFLに昇格してからは毎年のように春先はベンチを外れる試合も多かったものの、そのうちリザーブに名を連ねるようになり、途中出場で結果を出しいつの間にかスタメンに戻っている・・・というパターンが多く、今年もレギュラー定着こそならなかったもののシーズン終盤の大事な時期になって出場機会が増えた事からも、ノザのチームにおける存在感が証明できるんである。

そんな野澤選手の契約満了は、「ひょっとしたら・・・」とうすうす覚悟していたところもあった反面、それ以上に「まだまだイケるだろう」という期待が大きかっただけに本当に残念でならないが、結果が全ての厳しい生存競争の中にあるプロクラブとしては仕方のないところだろう。
ノザほどの選手なら少なくともJ3レベルなら十分戦力になるだけに、オレンジのユニ以外は考えられないけど、どこかのチームに移籍して大好きなサッカーをやり続けてほしいという気持ちもある。
ただ、やはり地域リーグから6年間という長きにわたりパルセイロのサッカーをやり続けクラブの様々な喜怒哀楽を経験してきた事、また持って生まれた人を惹きつける人間性などから、高野選手と同じようにいつかは長野に戻ってクラブのために尽力してほしいと願っている。
個人的には、土橋ヒロ氏に続く『アンバサダー2号』なんて適任だと思うのだが・・・
s-DSC_8763.jpg

この2選手が入団してきた頃は、ウチに松本山雅・ツエーゲン金沢・JAPANサッカーカレッジの四つ巴による、“ムダに熱い”と揶揄された北信越リーグ戦国時代の真っ只中であり、“本城の悲劇”(2008年)や“臨海の悪夢”(2009年)などの挫折やそれを乗り越えての2010年のリーグ優勝&JFL昇格、そして2位~2位~優勝と続いたJFLでの快進撃に今年の入れ替え戦敗退など、クラブが最も激動した時期を我々サポと共に戦ってきただけに、もう来年から両名の姿が見られないなんて未だに信じられないし、この2選手にこそ横っちょに変なのがくっついていない正真正銘のJリーグエンブレムが付いたユニを着させてやりたかったのだが、これもプロ選手の厳しい宿命と受け入れるしかないだろう。
本文ではそれぞれの将来について自分の勝手な願望を書いてしまったが、それより何よりコーヘイもノザもそれぞれ自分が納得して決めた道を進み、本人が幸せな人生を送ってもらうのが一番だ。
来年以降の進路が大いに気になるが、今はお二人の新しい船出にエールを送ると共に、ここまでチームを支え我々サポを熱くさせてくれた事に心から感謝の言葉を贈りたい。

高野耕平選手、野澤健一選手。
我々は貴方達の活躍と功績をいつまでも忘れません。
本当に、本当にありがとうございました! そしてこれからもお元気で!!
s-写真00042
惜別2014
さて、シーズン報告会も終わってパルセイロ(サッカーチーム)としては完全なオフに突入した訳だが、この時期に避けて通れないのが退団選手の発表だ。
毎年このニュースは、薄々予想はしていながらも寂しい気持ちでいっぱいになるものだが、今年は特に愛着ある選手が多く退団し、例年よりもその寂しさはことのほか大きいものがある。
そんな訳で毎年恒例の惜別の記事、これまで長野のために戦ってくれた選手達に「お疲れ様、そしてありがとう」の気持ちを込めて書かせていただきます。

【 #6旗手真也選手 】
伝説の最強アマチュアチーム・SAGAWA SHIGA FCの遺伝子を持ち大きな期待を受けて入団した旗手選手だったが、度重なる大怪我に泣かされ実力を発揮できずチームを去る事になってしまった。
去年の天皇杯1回戦で初めて公式戦先発フル出場を果たした時は、その高い実力と溢れる闘志に遅ればせながらの活躍を期待していたのだが、SAGAWA仕込みのクリーンでハイレベルなパフォーマンスがその後一度も見られなかったのが本当に残念でならないし、何よりも旗手選手本人がいちばん心残りだっただろう。
今後はどのような進路になるかが気がかりではあるが、もし体調に問題が無いのであれば今でも十分やっていけるだけの実力ある選手なので、どこかで現役を続けてSAGAWAの魂を燃やし続けて行ってほしいと切に祈っている。
s-DSC_6787.jpg

【 #26下村悠太選手 】
去年新卒でパルセイロに入団した下村選手は、今年のシーズン途中にクラブ史上初のレンタル出向選手としてJAPANサッカーカレッジに渡ったが、結局そのまま退団という形になってしまった。
パルセイロの選手として試合に出る事無く長野を去ってしまうのは残念だが、7月の天皇杯1回戦では率先して声をだしてチームを引っ張り、ほぼベストメンバーのウチと堂々と渡り合う活躍を見られて嬉しかった。
考えてみれば、ウチのディフェンスリーダーである#3大島選手も柏レイソルからレンタルでパルセイロ入りし、結果的に“片道切符”でカテゴリーが3つも下のクラブに居残りになってしまったが、その後は本人の頑張りで今やウチに無くてはならない選手になっており、そう考えるとカテゴリーはどこであれ活躍の場を与えられた下村選手は幸せなのかもしれない。
もし来年もJSCでプレーするのなら、北信越の名門チームの要としてより一層の活躍を心から願っている。
s-DSC_6775.jpg

【 #4川邊裕紀選手 】
現代サッカーではディフェンダーもシステマチックな動きや攻撃参加が求められているが、そんな中で決して器用とは言えないながら1対1に無類の強さを発揮し、いかにもディフェンダーらしいディフェンダーだった川邊選手のプレースタイルが、自分は本当に大好きだった。
また試合を離れると、プレー中の般若のような形相から一転して、去年の優勝報告会でボケをかますなどお茶目なところもあり、そのギャップが堪らない魅力だった。
そんな川邊選手だが、土橋アンバサダーが以前ブログで「川邊は入団当時は本当にヘタだった」というような記事を書いていたのを記憶しており、ここまで来るのに我々の知らないところで人一倍努力していたんだと思う。
まさに、ちょっと不器用だけど気が優しくて力持ちなナイスガイの川邊選手。
年齢的にもまだまだ十分イケるだろうし、長野での様々な経験や自身の力を生かして、新天地でも自分らしさを発揮して頑張ってほしい。
s-写真00049

【 #8田中恵太選手 】
その小さな体全体を使ってピッチを所狭しと走り回り我々を熱くさせてくれた恵太選手。
先発であれ途中出場であれ、背番号8番がピッチに入ると必ず何かやってくれそうなワクワク感があった。
また、インタビューでは常に「試合に出たい。点を取りたい。」と前向きでアグレッシブな発言をしており、それが本当に頼もしく思えた。
今年3月に西が丘で行われた開幕戦、自分の席の後ろにはおそらくJリーグかサッカー協会の関係者の面々が座っていたと思われ、「へー、3部の割には両チームともコンパクトでいいサッカーやってるねー」なんて話が聞こえてきたのだが、後半アディショナルタイムに恵太選手が交代出場してきた時、「おっ、オレこの8番の選手好きなんだよね~」、「あー、私もです」という会話があって、自分は心の中で「そうでしょう、そうでしょう。なんたってウチの自慢の若手ですから・・・」とほくそ笑んだものだ。
そんな関係者も認めるファイターは、年齢的にも25歳と脂が乗りきっている頃だし、ここ長野での経験を生かして移籍先でも持ち前の思い切りのよさで活躍し、いつまでもサポに愛される選手でいてほしい。
ただし、J3の他チームに移籍した時はウチへの“恩返しゴール”はご遠慮いただくようお願いいたします。。。
s-DSC_6275.jpg

【 #17松尾昇悟選手 】
松尾選手もまた、恵太選手と同じくピッチにいるだけで何かやってくれそうなワクワク感を持たせるスター性があった。
少しワルっぽい風貌にヤンチャそうな笑顔で観客席に大きくアピールし、相手ゴールに向かって果敢に突っ込むそのプレーにスタンドも魅了され、松尾選手が出てきた時の拍手や歓声は一際大きかった。
しかし、そういった思い切ったプレースタイルゆえか毎年のように怪我に泣かされ、それが退団を早めてしまったのが本当に残念でならない。
それでも、リハビリ期間中も復帰後ベンチを温める時間が長くても、常に明るい笑顔と大きな声やアクションでチームを盛り立てていたところにグッとさせられたりもしたし、シーズン終了前という異例のタイミングで退団が発表された後も最終節や入れ替え戦にベンチ入りするなど最後までチームからの信頼も厚く、まさに男も惚れる“漢(オトコ)”と言えるだろう。
心配していた怪我も既に完治しているようだし、まだまだ十分現役でやれる年齢だから、その持ち前のチャレンジ精神と前向きな気持ちで移籍先でも大いに暴れてほしい。
ただし、・・・(ここから先は恵太選手と以下同文でひとつお願いします。。。)
s-DSC_0678.jpg

残る2選手については地域リーグ時代からチームを支えてきた特別な存在ゆえ、日を改めて書かせていただきますが、今日紹介した選手達も個性豊かでキャラの濃い面々ばかりで、多かれ少なかれ我々サポを大いに楽しませてくれたし、チームのため本当に頑張ってくれて感謝の気持ちでいっぱいだ。
それぞれのこれから先の進路はまだ分からないが、長野での経験は必ずや次のステージにも生きてくるだろう。

シン、ユータ、べーやん、ケータにショーゴ。
もうオレンジのユニを着て長野でプレーする姿を見られないのは本当に辛いけど、それぞれの新しい船出に幸多からんことを心より祈念申し上げます!
2014年度パルセイロ報告会
激闘の入れ替え戦から1週間経ち、今日は今年度のトップ・レディースの報告会が開催されるという事で南長野運動公園に行ってきた。
自分はここまで仕事などで忙しくて南長野を訪れたのは1か月以上ぶりとなってしまったが、新スタジアムも工事用の覆いがほとんど取り外されて威容を現しており、その光景に思わず見とれてしまう。

しかしそれにしても、思えば去年の同じ時期に行った優勝パレード&報告会の時は厚いコートがいらないくらいの穏やかな陽気だったが、目標のJ2昇格を取り逃がしてしまった今年はその結果を象徴するように寒波に見舞われ、しかもそれまで止んでいた雪が選手到着の直前になって狙っていたかのように再び降り出してきて、侘しい気持ちに拍車がかかる。
s-DSC_1846.jpg

まぁ、今年はこんな結果に終わってしまったんだから、これくらいの悪条件の中で行う“罰ゲーム”的な報告会も「来年こそ」の思いが一層強くなって悪くないかもな・・・

♪かな~ざわに~負けたぁ~ ♪いいえ、さぬきに、負けたぁ~(←昭和の名曲、知らない若者は40代後半以上のオッサンに聞いてみよう)

と必要以上に卑屈な気持ちになっていると、会場側のご厚意によりオリンピックスタジアムのスタンドを使わせていただけるとの事で、これなら2階席の下で雪に濡れずに済み大変ありがたい。
で、参加者がバックネット裏の席についてトップ・レディースの全選手も所定の位置に並び、30分ほど遅れてセレモニーが始まった。
s-DSC_1936.jpg

まずは丹羽洋介社長の挨拶に始まり、トップ・美濃部、レディース・本田両監督のシーズン報告。
これらの詳細はここでは割愛させていただくが(←単にメモなどとっておらず内容を忘れてしまっただけだったりする。。。)、一つだけ紹介するとすれば、丹羽社長が「来期も監督・コーチの方々には引き続き指揮をしていただきます」といって両チームの監督とコーチの名前を挙げた中に本田監督の名前が入っておらず、それを受けた本田監督が挨拶の中で「来年も監督をやらせていただけると思いますが・・・」と言って慌てて丹羽社長がフォローするというお茶目な一幕があった事をご報告しておきますです。(←そういう余計な事だけは覚えていたりする)
s-DSC_1877.jpg

そして続いてはお待ちかねのサポーターズアウォード。
サポの投票により今季入団した選手の中で最も活躍した選手に贈られる新人賞と今季のMVPを発表したが、トップは新人賞に#13勝又慶典選手、MVPに#10宇野沢祐次選手という長野が誇るツートップが選ばれた。
これは順当といえば順当な結果だが、本当にこの両名のゴールは我々サポを熱くしてくれたし、心からおめでとう、そしてありがとうの言葉を贈りたいところだ。
また、入れ替え戦では両選手ともあと少しのところでゴールを逃す悔しい結果にもなったので、この受賞を発奮材料にして更に精進し、来季はもっともっとゴールを量産して優勝&昇格に導いてほしいと願っている。
s-DSC_1891.jpg
s-DSC_1893.jpg

一方のレディースだが、これはもう文句なしで#10横山久美選手が新人賞とMVPのダブル受賞!
今年鳴り物入りで入団し、自身も前人未到の30ゴールをあげてチーム史上最高の4位フィニッシュに大きく貢献した横山選手の規格外のスゴさには本当に驚かされっぱなしだった。
そしてレディースといえば賞品として、去年も“ダブル内山”のスーパープレー(?)が飛び出した大きなケーキが今年も登場。
今年は1人だけの受賞という事はやっぱりアレになるだろうな・・・という会場全体の大きな期待感と、本田監督の「これが長野の歴史だから!」というお言葉(脅し?)に後押しされて横山選手がそろそろとケーキに近づき、それでも躊躇していたら後ろから#2田中菜実選手が出てきておもむろに後頭部を抑え、思いっきり顔をケーキに押し付けた!

よっしゃー! さすがは頼れるキャプテン、やってくれました!!
今シーズンは田中選手自身も横山選手のアシストで何度かゴールを決めているから、そのお礼とばかりのナイスアシストを見事やってくれた。
そして、試合中は男勝りの豪快なプレーでサポを魅了する横山選手だが、顔中生クリームまみれで「え~・・・ケーキ美味しかったです」と挨拶し照れ笑いを浮かべるその姿、メッチャかわいかったっスよ!!
そしてレディーのこんなお姿を載せるのも甚だ失礼かとは思いますが、田中キャプテン、ウケ過ぎっス。。。
s-DSC_1931.jpg
s-DSC_1921.jpg

これら一連のセレモニーが終わった後は同じくオリスタのコンコースでサイン会が執り行われたのだが、自分はこの後に仕事があったのでここで会場を後にし、その後の宇野沢・田中両キャプテンの挨拶を聞けず残念。
それでも、時間は短いながらパルセイロらしいアットホームな報告会に、寒い天気とは裏腹に気持ちは温かくなった。

返す返すも今年は残念な結果になってしまったが、それより何より、こうして自分が住んでいる街に誇れるスポーツクラブがあり、そこを1シーズン真剣に応援でき、こうして1年間の苦労を選手とサポが分かち合えるという事に一番の意義があると思うし、パルセイロが長野の街に存在する幸せに改めて感謝したい。
そして来年の報告会はオリスタの“間借り”ではなく新スタジアムで、大型ビジョンも使ってショーアップなどしつつ、トップのJ2昇格とレディースの更なる躍進(ひょっとしたらアベック昇格もあるかも??)を選手とサポ全員で喜び合えるようなものにしたいですな。
そのためにも、ここを出発点にして来シーズンに向けてまたみんなで頑張りましょう!!
s-DSC_1937.jpg

※今日は天気の関係でカメラに結露でもあったのか、全体的に写真の出来が悪かった事をお詫びします。
丸亀の記憶~試合編~
昨日の続きで、先日丸亀競技場で行われたJ2・J3入れ替え戦第2戦の模様、今日は試合中の写真をアップします。
負ければ昇格の夢が潰えるという極限状態の試合の中で、選手達の気合がこもった必死の表情を感じてもらえればと思います。

s-DSC_1630.jpg
s-DSC_1764.jpg
#18川鍋の必死のタックルに、#3大島の身体を張ったヘディング。
讃岐の武器であるロングボールのターゲットであり、最も警戒すべきFW#33木島選手との火の出るような攻防だ。

s-DSC_1640.jpg
s-DSC_1751.jpg
#18向のフェイントに#26山田の前につんのめりながらのドリブル突破。
讃岐の守備はJFL時代にも増して固くなっていたが、ウチの選手達はリーグ戦の中盤で見せたような弱気な横パスなど出さず、果敢にチャレンジしていった。
この経験は必ずや来シーズンに生きてくると信じている。

s-DSC_1670.jpg
s-DSC_1714.jpg
自陣ゴール前での激しい攻防。
#2松原と#7佐藤は空中で頭を交錯させながらも必死でボールに喰らい付き、FWの#10宇野沢や#13勝又も後ろに戻って献身的にディフェンスに参加していた。
ところで写真を整理していて気付いたのだが、いつもなら宇野沢・勝又・佐藤といったFW陣が攻撃を仕掛けているシーンの写真も結構あるのだが、今回は守備の写真が圧倒的に多く、この事からもこの試合がいかに厳しいものだったかを痛感させられたんである。

そして4分間という長めのアディショナルタイムが終わり・・・

s-DSC_1807.jpg
ピッチにうずくまる選手、大の字に倒れこむ選手、ガックリと肩を落としうなだれる選手・・・
できればもう見たくもないし思い出したくもない辛すぎるシーンだが、こういった挫折がクラブやサポを強くさせる。
思えば北信越リーグ時代も、“本城の悲劇”や“臨海の悪夢”など様々な辛い結果を経て、それらを乗り越えてここまで成長してきたし、今回初めてこのような悲劇に直面したサポの方々も、この経験でより一層パルセイロというクラブへの愛着が増して、もっと一生懸命応援しようという気持ちになってもらえたんじゃないかと思う。

試合後、長野の選手達がスタンドへの挨拶を終えてロッカーに引き上げてから、讃岐サポからの「AC長野!」コールに応え、ゴール裏のドラムの先導でメイン・バックのスタンドのパルサポが一緒になって「カマタマーレ!」コールを大合唱しエールの交換を行ったが、その時には自分も清々しい気持ちに変わっていた。
そして、本当ならアウェイでの敗者の礼儀として向こうの試合後のセレモニーに最後まで付き合うべきだったが、帰りの電車の都合もあり、あちらの社長の挨拶が終わったところで後ろ髪をひかれつつスタジアムを後にした。

それにしても、やっぱりウチと讃岐はお互いの力を認め合う“好敵手”だ。
スタジアムでの運営やボランティアの方々の印象もよかったし、最終的な結果は本当に残念なものだったけど、はるばる丸亀まで行って本当によかったと心から思った。
大願成就しJ2に昇格した2年後には、今回は時間の都合で残念ながら立ち寄れなかった丸亀城の見学かたがた、是非ともこの素晴らしいスタジアムを再訪したいと思う。
そしてその時には絶対ウチが勝たせてもらいますよ!!
s-DSC_1832.jpg
s-DSC_1834.jpg
丸亀の記憶~試合前編~
失意の入れ替え戦から何日か過ぎ、退団選手の発表もなされているのでその話題にも触れたいところだけど、先週末の出来事に区切りをつけるためにも、当日の記事でお約束した通り、まずは丸亀競技場で自分が撮影した写真をいくつかご紹介しようと思います。
時系列に沿って今日は試合開始前の風景から・・・

s-DSC_1453.jpg
自分は前日に愛媛県に近い観音寺市に前泊(本当は丸亀か坂出辺りに泊まりたかったけど、当日大きな行事でもあったのか自分がホテルを物色しだした1ヶ月半ほど前から既に高松から丸亀にかけてのビジネスホテルは軒並み満室だった・・・)して、当日は8時半頃到着のコミュニティバスで会場入りしたのだが、バス停を降りて目の前にそびえる丸亀競技場を初めて見た時の第一印象は、とにかくデカくて立派の一言に尽きる。
地方都市でこれだけ素晴らしいスタジアムも珍しく、香川県や丸亀市のスポーツにかける意気込みが伝わってくるような素晴らしい施設だった。
また細かい事だけど、エリアを区切る柵が水色-青-黄色の“カマタマ・カラー”で統一されていたのもポイント高し。

s-DSC_1454.jpg
構内の掲示板に貼られていた案内には、入れ替え戦ならぬ『入れ替わりま戦!』
うまいっ! お~い、山田君。カマタマさんに座布団一枚!!
(ここで「かしこまりました~」とウチの#26が座布団持って猛ダッシュでサイドを駆け上がる!)

s-DSC_1460.jpg
さて、若干早く着きすぎた自分はメインスタンド入口の待機列に荷物を置いて周囲をブラブラしつつ手持無沙汰に時間を潰していたが、そのうち大通りの歩道をオレンジや紺に身を包んだ集団がぞろぞろ歩いてくるのを見て「お、バスツアー御一行様も到着したな」と思っていたが、全員が関係者しか持っていないはずの現行モデルのジャージやベンチコートを着ており「??・・・」とカメラの望遠レンズで覗いてみたら、諏訪っちに恵太に川邊にテル・・・って今日のベンチ外のトップチームの面々、そしてジャージ姿はジュニアユースの子供たちじゃないか!
それよりも驚いたのは、写真中央の柱の陰に隠れて見えづらいけど、橋浦に内山朋に波多野に・・・って、レディースの選手まで来てるじゃないか!!
おいおい、確かレディースって前日にエルフェン狭山と練習試合したばっかじゃなかったっけ?
まさかレディースまで応援に来るとは思わなかった。(試合後には本田監督の姿もお見受けしました。)
それにしても、こうしてファミリー総出でバスをチャーターしてまで遠く丸亀まで応援に駆けつけるシーンを見て、「あー、パルセイロって本当にいいクラブだな・・・」としみじみ感じたものだ。
また、特にレディースの選手などはひょっとしたら近い将来に自分達も入れ替え戦を戦う事だってあり得るわけで、こうして特殊な状況の試合を実際に現地で見てその緊張感を肌で感じる事は、選手自身にとっても非常に貴重で有意義な体験になったんじゃないかと思う。

s-DSC_1492.jpg
s-DSC_1504.jpg
丸亀でももちろんやりました、選手バスの入り待ち。
四国といえば信州からかなり遠いのに、ツアーバスを何台も連ねて東和田と変わらない人数のサポが集結し、まるでホームのような素晴らしい雰囲気を作り上げていた。

s-DSC_1518.jpg
入り待ちも済んで開場時間となり、いよいよスタンドに入る。
自分は初めて足を踏み入れるスタジアムでの、コンコースを抜けてスタンドに出た時のワクワク感が大好きだ。
スタンドには既におなじみのダンマクが所狭しと張られていたが、その中に普段見慣れないヤツがあったのにお気づきだっただろうか?
この写真のダンマクは第1戦の東和田にも張られていたが、これは長野エルザ時代のサポーターグループ『el-voce(エル-ヴォーチェ)』のダンマクだ。
グループ名の後の数字にあるように2001年にたった一人で立ち上げ(自分が初めてエルザの試合を見た2004年は3人でやってました)、少しずつ数を増やしながらクラブ名がパルセイロに変わると同時に発展的解消を遂げ、その後紆余曲折を経て現在の『HINCHADA NAGANO』に受け継がれて、前の写真のような多くの人が集まるまでに成長した訳だ。
このダンマクにも、できれば今年J2昇格の瞬間を見せてやりたかったな・・・

s-DSC_1511.jpg
そうこうしているうちに選手達もフィールドに出てきて、アップ前に全員で円陣を組む。(オフィシャルHPのこの写真のリバースアングルです)
選手達の背中からは、緊張感と共に「長野のために必ず勝つ!」という強い気持ちがひしひしと感じられた。

s-DSC_1540_20141210210446fc2.jpg
そして選手入場も終わり、キックオフ前にオレンジ色に染まったサポーター席をバックに改めて円陣を組み気合を入れる・・・

この続き、壮絶を極めた試合中の表情は次回アップいたします。
2014年度J2・J3入れ替え戦第2戦 vsカマタマーレ讃岐@丸亀競技場
香川県丸亀競技場で行われたJ2・J3入れ替え戦第2戦は、後半26分に失点を許して0-1で敗れ、残念ながら今年のJ2昇格の夢は絶たれてしまった。

先週のホームでの第1戦と同じように前半は圧倒的に讃岐に攻め込まれた。
とにかくセカンドボールがことごとく向こうに収まって全くウチのサッカーをやらせてもらえず、コーナーキックやフリーキックのチャンスを何度相手に与えたか。
その度にヒヤヒヤさせられたが、ウチは相手の怒涛の攻撃にも決して集中力を切らさず、我慢に我慢を重ねて前半の45分間を見事に守り抜いた。

そして後半は、美濃部監督お得意の“分析力”、“修正力”が効を奏したか、これまた先週と同じく一転してウチが攻め込む場面が多くなった。
確かに相手のプレスはかなり厳しかったが、前半あれだけ収まらなかったボールがウチに来るようになり、逆に讃岐は前半に再三ウチのゴールを脅かしたロングボールが出なくなって流れは完全にウチに傾いたように見えた。

「こうなれば、守備に関してはミスさえしなきゃ失点する事は無いし、後は思い切って攻めて点を入れるだけ。」と期待が高まったが、何度があった決定機も枠を捉える事ができず、そうこうしているうちに恐れていた守備のミスが起こってしまった。
自陣に飛んできた何の事もないボールだったがDFとGKの呼吸が合わず一瞬だけ“お見合い”してしまい、それを見逃さなかった#33木島にさらわれ、そのまま無人のゴールに流し込まれるという痛恨の失点。
ウチとしては、最も決められてはいけない選手に、最もやらしてはいけないプレーでヤラれてしまった。

それでもウチは1点取って追い付きさえすれば目的は達成できるのだが、リードした讃岐はゴール前に人数をかけて虎の子の1点を守り抜く戦法に切り替え、 ウチも最後まで諦めず果敢に攻めていったものの相手の固い守りを最後まで崩せずタイムアップ・・・

それにつけてもこの試合、たったひとつのミスで落としてしまい本当に悔しいが、選手達は我々には計り知れない尋常じゃないプレッシャーがかかる中、最後まで強い気持ちで戦い抜いたのだから、そんな選手達を責める事なんてできない。
それよりも、この1年間J2の荒波に揉まれて成長し、J2クラブとしての実力を見せつけて自分達の地位を守り抜いた讃岐を褒めるべきだろう。

確かにウチもあと一歩のところまで追い詰めたが、それでも讃岐は強かった。
決めるべきところで決め切れず、肝心なところでミスが出てしまうウチは、J2に昇格するにはまだまだ修行が足りないという事なんだろう。

でも、他のJ3チームには経験できない極限状態で戦ったこの入れ替え戦の2試合は、選手達にとっても、そしてクラブにとっても大きな大きな財産になったハズだ。
確かに千載一遇のチャンスを逃してしまったのは本当に悔しいが、これでJ2昇格の門戸が未来永劫閉ざされてしまう訳じゃないし、どこかに逃げていく訳でもない。
来年は新しい南長野のスタジアムで気持ちを新たにして、そして今日の悔しい思いを絶対忘れずにまた一からJ3リーグを戦い、今度こそリーグ優勝して堂々と胸を張って昇格しようじゃありませんか!

なお、この記事は帰りの車中でガラケーからアップしているので試合の写真はありませんが、今日の悔しさをサポとしても忘れないよう、データと気持ちの整理がついたら改めてアップしたいと思います。

それから遅くなりましたが、カマタマーレ讃岐の選手やサポの皆様、J2残留おめでとうございます。
ウチも本当なら今年昇格したかったけど、讃岐のJ2としての強さには敵いませんでした。
余計なお世話かもしれないけど、来年はもっと強くなってこんな辛く厳しい入れ替え戦になんか回らないように。
そして再来年は必ず追い付くから、またJ2で宿命の“麺類ダービー”やりましょう!

最後に、どんなカテゴリーにいても、どんな結果になっても、どんなに県内の他チームにスポットが当たっても、AC長野パルセイロは我々の大きな誇りです。
選手達の後ろには、ツアーバスを何台も連ねて、あるいは鉄道やバスや自走等それぞれの方法で遠く丸亀競技場のスタンドのかなりの範囲をオレンジ色に染めたサポ、寒波が襲った南長野のパブリックビューイングで声を枯らして応援し続けたサポ、テレビやネット速報で戦況を見守り念を送り続けたサポ、その他大勢のパルサポが付いています。
だからどうかうつむかずに前を向いて、来年また元気な姿を我々に見せてください。

美濃部監督を始めパルセイロトップチームの選手・スタッフの皆様、今年も1年熱い試合を見せていただき、本当にありがとうございました。
予定より2試合多く戦った1年間の激闘の疲れをゆっくり癒して、また来年一緒に戦いましょう!

来年こそは絶対に昇格の夢を果たしましょうぞ!!!!
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.