ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
201504<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201506
countdown
プレナスなでしこリーグ2部2015第11節 vsJAPANサッカーカレッジ
木曜日のなでしこJAPANの試合に引き続き、今日は14時から佐久陸でレディース~18時から南長野でトップの変則ダブルヘッダーという日程が組まれ、ハシゴするには少々タイトなスケジュールながら、自分も南長野の駐車場にマイカーを停められるスペシャルパートナー会員の特権をフルに活用して2試合ガッツリ見てまいりました。

という訳で今日は昼間行われたレディースの試合から。
今季2度目の佐久開催は、トップとの同日開催という事で心配していた観客数も前回の佐久での試合(562人)を上回る580人が訪れる盛況となり、レディースに対する関心の高さを改めて実感する。
そして前回の対戦から中3週間を置いてのマッチアップとなったJAPANサッカーカレッジレディースとの一戦は、勝つ事はもちろん、前回の対戦で手を焼いていたJSCLの統率のとれたディフェンスラインへの対策など、内容的にも進化が求められる。
選手達はなでしこJAPANのプレーを目の当たりにして大いに刺激を受けたであろうし、今度は自分達がピッチで代表に負けないくらいのパフォーマンスを出しての快勝を期待したいところだが、その試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 7(3-0・4-0)0 JAPANサッカーカレッジレディース
s-P5310116.jpg

試合は早くも前半6分、#22牧井毬音がゴールライン際からマイナス気味に上げたクロスに#9濱垣香菜が右足でドンピシャ合わせての先制点。
長野のレジェンドともいえる濱垣選手の今季初ゴールにも価値があったが、果敢なサイドアタックから見事なクロスを上げた牧井選手のプレーも素晴らしかった。
更に前半11分には、またしても#22牧井毬音のクロスを#10横山久美が合わせ、このシュートは相手GKに阻まれたもののリバウンドを自ら冷静に押し込んで2点目。

と、ここまではポンポーンとテンポよい連続得点で、この調子で昨日のノジマステラ(対福岡戦10得点)に匹敵する大量得点を期待したものの、そこから先はDFから中盤を介さず直接FWにボールを送るような、いわゆる“縦ポン”のプレーが目立つなど少々動きが雑になった感じで、あまり大きなスコアリングチャンスも作れず時間が流れていったが、アディショナルタイムに#10横山久美のクロスを#9濱垣香菜がヘディングで押し込み待望の3点目をゲット!
なかなか追加点が取れない状況に「このまま折り返すのはちょっと物足りないな・・・」なんて消化不良になりかけていただけに、この3点目は後半に良い流れを持っていくためにも非常に大きな得点だった。
s-P5310121.jpg

そして迎えた後半は、佐久陸名物の強い北風が吹く風上から攻め上がる強みもあって7分に#10横山久美の個人技、13分に#19齊藤あかねのミドルと連続得点で突き放すと、34分にも#10横山久美が貫録の中央突破でハットトリックを達成し、更にその1分後にはゴール前混戦のこぼれ球を途中出場の#13和田眞琴が叩き込んで締めの7点目。
和田選手は去年にシュヴェスターの一員として下部リーグでのゴールはあったが、レディース本体の試合では初ゴールで、期待の若手“元気印”が結果を出せたのは自分も本当に嬉しい。

また、この試合で嬉しかった事がもう一つ。
度重なる大怪我もあってずっと試合に出られないでいた、大原学園からの生え抜きでレディース創生期の主力選手だった#16波多野早が後半42分から途中出場した。
s-P5310122.jpg

波多野選手は元々はFWや攻撃的MFだったが、圧倒的に選手の数が足りなかった当時の台所事情からサイドバック~センターバックと不慣れなポジションに1~2年ごとにコンバートされ、最初はたどだどしいプレーだったのがようやく様になりかけた頃に無理が祟って連続して大きな怪我を負い、それ以来ずっと試合に出られないでいたが、その間もクサる事なく裏方の仕事を黙々とこなしてきた苦労人だ。
昨日(5/30)は波多野選手の誕生日だったが、今日の出場はこれまでの頑張りに対する本田監督からのバースデープレゼントだったのだと思う。
もちろん、大事な公式戦である以上は、たとえ点差が離れていたとはいえ実力が無ければ試合出場はおろかリザーブに名を連ねる事も出来ないのだから、今日の出場は決して温情などではなく波多野選手に対する期待の表れでもあるだろう。

そんな訳で、今日は濱垣選手の今季初ゴール、和田選手のリーグ初ゴール、波多野選手の出場と嬉しい事が3つもあったし、内容的にも課題が無かった訳ではないけど前回の同一カードのスコア(6-0)を上回りチームとしての進化も見られたし、大いに満足できた試合だった。

次節はいよいよ、優勝に向けて最大のライバルであるノジマステラ神奈川相模原を南長野に迎えての大一番となる。
ノジマも今節は福岡相手に10-0と大勝して調子を上げてきているし、これ以上勝ち点差を離されると優勝がかなり厳しくなってくるだけに、死に物狂いで向かってくるだろう。
ウチとしては、前回の対戦では#14泊志穂選手の6ゴールで大勝したが、あんな『シュート6本で6ゴール』なんて事はもう一度やってみろったって絶対できない離れ業であり、あの試合のスコアは忘れて、ウチも決して受け身にならずあくまでもチャレンジャーの気持ちで真正面からぶつかっていってほしい。
今日は怪我の泊選手と共に#11橋浦さつき選手もベンチを離れ(怪我等の情報は未確認)、攻撃の枚数が減るという不安要素もあるが、今日の試合で得た良い流れと、3週連続ホームで試合ができるアドバンテージを最大限に生かして、次節は何が何でも勝ち切ろう!!
s-P5310125.jpg
スポンサーサイト
キリンチャレンジカップ2015 日本女子代表vsイタリア女子代表~南長野、初夏の夜の夢~
昨夜南長野で行われたサッカー女子日本代表なでしこJAPANのワールドカップ壮行試合、自分も当然行きました。
代表戦の生観戦は男女通じて初めてだったけど、いや~、大いに堪能させていただきました!
という訳で、今日は遅ればせながら当日の夢のような体験をざっと振り返ってみたいと思います。
s-P5280015.jpg

さて当日、自分は半日有休を取って午前中で会社を脱出し、一旦帰宅してタンスの奥に眠っていた昔の代表ユニをカバンに押し込むと、電車で篠ノ井駅まで行き平日限定運行のコミュニティバス“篠ノ井ぐるりん号”で開場2時間前に南長野に着いたが、その時には前日夜から解禁されたというシートによる場所取りも含めて既に待機列が構内を越えてバックスタンド側の歩道にまで伸びていた。
まったく、平日の真っ昼間から大のオトナが何やってんだ! 仕事をしろ、仕事を!!(←オマエにだけは言われたくない)

と、地域リーグ時代から所謂“マイナーリーグ”の試合ばかりでこういったビッグゲームから久しく遠ざかっていた身としては、忘れかけていた入場待ちの光景に少々面喰いつつ列に並んだが、開場後は勝手知ったるホームスタジアムという事で、「どこに座ろうか・・・」と席を物色している人達を尻目に一直線でコンコースを抜け、ほぼ希望していた“特等席”にありつけ一安心。
そして改めて場内を見回すと、なでしこJAPANのイメージカラーであるピンクと白のバナーで彩られた場内の様子は普段の南長野とは一味違う華やかさで、試合前のピッチではきれいなおねーさんがでっかいビールや酎ハイの缶を持って立っていて「おー、いつもテレビで見るヤツだ!」と感激したりなんかして。
s-P5280011.jpg
s-P5280024.jpg

そして14,000人以上の観客で上層スタンドまでほぼ埋まる熱気の中で始まった試合は、既に中継やニュース、新聞などで報道されているのでここでは試合の詳しい経過は省略して個人的に印象に残った点をいくつか挙げていくが、まず最初に感心したのはピッチ内練習時のシュート練習のスゴさ。
選手がボールを蹴る時の音も普段のなでしこ2部のシュート練習とは比べ物にならない迫力だし、ヘタすると男子のJ3レベルより大きな音だったんじゃないかと思うほどで、しかもそのシュートがほとんど枠を捉えていて、ウチのトップの選手達に見習ってほしいものよ・・・としみじみ思ったものだ。

次に試合が始まっての印象だが、中でも強烈だったのは#10澤穂希選手と#17大儀見優季選手。
なでしこJAPANのエースを張る大儀見選手は、168cmと女子としては大柄な体格と卓越した技術で相手ゴール前で大きな存在感を出しており、粒ぞろいなメンバーの中でも頭1つか2つ抜けた実力だった。
この試合のハイライトとなったゴールシーンでは、左サイドからの低くて速いクロスを相手に寄せられながらも右のアウトサイドでピンポイントに合わせてゴールに入れる、まさに“神業”ともいえるスーパーゴールには本当にシビれた。

そして澤選手は、他の選手がいかにもアスリートらしい力強いプレーを見せる中にあって、ピッチを走る姿といいボールをさばいたり相手とマッチアップする姿といい、常にしなやかで落ち着いた所作で“ヤマトナデシコ”と呼ぶに相応しいような気品さえ感じさせ、それでいて屈強な外国人選手にも負けないプレーで、とにかく彼女から発せられるオーラはハンパなかった。
自分は試合前にJFAのスタッフから代表戦に関するアンケートを依頼され、その中に『“なでしこJAPAN”と聞いて思いつく事を3つ挙げてください』という設問があり、自分はその3つある欄の第一に迷わず『澤穂希』と書いたのだが、本当に澤選手の存在は“なでしこJAPANそのもの”といっても過言ではないだろう。

もちろん、その他の選手達もいつもテレビで見せるように各自の持ち味を出したはつらつとしたプレーを見せてくれた。
特に会場の雰囲気にも慣れエンジンがかかり出した前半10分過ぎくらいから後半7分にゴールが決まるまでは、いかにもなでしこJAPANらしい早いパス回しや球際の強さ、最後まで諦めずボールを追うひたむきさなど、世界レベルの素晴らしいプレーに思わず引き込まれてしまった。

ただ少し冷静になって見てみると、1点取った後はそれまでの攻撃のスピードがトーンダウンして貪欲に2点目を取りに行く姿勢があまり見られなかったように感じたし、何度か巡ってきた決定機を決めきれなかったのも、ワールドカップ連覇という高い目標を念頭にドイツやアメリカといった強豪との戦いを見据えた場合、少し物足りなさもあったのは否めない。
対戦相手のイタリアが特に目を見張るようなチームではなかったので、なおさら2点目がほしかった。

とはいえ、試合全体を通してみれば本当に面白かったナイスゲームだったし、何より国内最後の壮行試合で課題だった流れの中からの得点で勝利できたのは収穫だったと思う。
試合後の挨拶で佐々木則夫監督と宮間あやキャプテンが共に力強い言葉で決意表明してくれたが、ここ南長野から世界に向けて旅立ってくれるのはいちパルサポとして本当に光栄に思う。
自分は女子サッカーの勢力地図についてはそんなに詳しくないが、あの南長野での戦いぶりを本番でも発揮できれば少なくともグループリーグ突破は間違いないだろう。
後は連覇の前に立ちふさがるライバルを撃破するためにも、現地・カナダでしっかり調整し万全の態勢で大舞台に臨んでほしい。
s-P5280078.jpg

最後にバックアップメンバーとして頑張った横山久美選手とパルセイロ・レディースについて。
横山選手は残念ながらユニホームを着て南長野のピッチに立つ事はできなかったが、満員に膨れ上がった会場で他の誰よりも近く代表の空気に触れた経験は本当に大きかっただろう。
この貴重な経験は、自身のレベルアップのためにも、そしてチームのためにも大いにプラスになるハズだ。
s-P5280082.jpg

また他の選手達も、いつも自分達がプレーしているスタジアムでワールドレベルのプレーを目の当たりにして大きな刺激を受けただろうし、自分と同じポジションにいた代表選手の動きは最高の教科書となった事だろう。
なでしこ2部のチームで・・・いや、1部を含めてもこんなに恵まれた環境のクラブはなかなか無いと思うし、この経験を是非とも今後のリーグ戦に生かしてこのまま優勝まで突っ走っていってほしい。

という訳で、本当に夢のような最高の時間を過ごしたこの試合。
最後は長野に居ながらにしてこんな素晴らしい体験ができた幸せを噛みしめ、興奮の余韻が残るスタンドの雰囲気をじっくり味わいながら席を立った。
s-P5280094.jpg

改めてなでしこJAPANにはこんな素晴らしい試合を見せてもらい感謝すると共に、いよいよ始まるワールドカップではディフェンディングチャンピオンではなく挑戦者の気持ちを忘れずに、最終的な結果はともかく自分達のサッカーを貫いて我々に興奮と感動を届けてほしいと願っている。
そして今度の日曜日は、佐久でのレディース・なでしこリーグ2部から南長野でのトップ・J3という変則ダブルヘッダー。
この代表選で刺激を受けた選手達が、それぞれの舞台でなでしこJAPANに負けないくらいの輝きでピッチを駆け回りアベック勝利してくれる事を大いに期待している。
ルートインBCL2015 vs石川・前期6回戦@長野(昨日オリスタへ足を運んだパルサポ様に読んでほしい極私的解説)
昨日は南長野の大型ビジョンでも夕方からのBCLの試合のPRビデオを流していたし、レディースの半券で野球の入場券が半額になったりと色々キャンペーンをやっていたので、オリスタのスタンドにもオレンジ色のグッズを身に着けたパルサポさん達の姿がちらほら見られ、また試合前のストラックアウトのアトラクションにもパルサポの方が参加するなどで、バスケのウォリアーズも含めて信州のプロスポーツ全体を応援している自分としても異競技チーム同士の交流が実現して嬉しい限り。
s-P5240061.jpg

ただ、肝心の試合の方は西地区最下位の石川ミリオンスターズに2-11と大敗を喫してしまい、この機会に初めて、または久し振りにBCLを見たパルサポさん達はガッカリした事でしょう。
中には、ぶっちゃけて言うと「せっかく首位のチームだと思って見に来たのに、○ね○えせ!」(←○の中には同じ文字が入ります)なんて怒っている方もおられるかもしれませんね。

しかし、ずっとセローズ一筋で応援しているファンの方々にはおこがましいけれど、一応はBCL発足当初から毎年欠かさずこのチームを追いかけている自分としては、あれはあれででなかなか見どころが多くて面白かった試合だったので、ここはBCLに足を運んだパルサポの方々のために、そんな昨日の試合を自分なりに解説してみたいと思います。
これを読んで、あの現場に居合わせたパルサポさん達が「そうだったのか」と思って、ガッカリ感が少しでも薄まってもらえたら幸いです。

まずは試合に入る前に、自分も含めお隣から流れてきた面々にとってのメインイベントである始球式の光景から。
今回は#2田中菜実キャプテンに攻守の要である#7坂本理保・#19斎藤あかね両選手の豪華3選手が呼ばれ、激闘が終わって僅か1時間後という慌ただしいスケジュールにもかかわらず、クールダウンが終わってすぐに駆けつけたと思しきユニホーム姿でオリスタの人工芝グランドに現れた。(ただし斎藤選手の背番号がなぜか16番だったけど・・・)
そしてセローズの選手を相手にキャッチボールで肩慣らしをした後にいよいよマウンドに登板し、球審の「プレイ!」の掛け声とともに大きく振りかぶってボールを投げた・・・と思いきや、手から放たれたのはボールではなく小道具の蜘蛛糸。(下の写真はバックネットにピントが合って肝心のシーンが良くわからないので、詳しくはパルセイロの公式HPを見てください。)
s-P5240065.jpg

このネタ、実は3年前にトップのJFLとBCLのダブルヘッダーがあった時に、同じく始球式に呼ばれた大島嵩弘・野澤健一・籾谷真弘の“イロモノ担当”トリオがかましてくれたのと同じで、あれから3年の時を経てこの伝統芸(?)がレディースの“イロモノ担当”(ま、レディースについてはどの選手が出てきても“イロモノ担当”だけど・・・)に引き継がれ、自分も時の流れを感じて非常に感慨深くなったような、そうでもないような。。。
もちろん、ネタをやり切ってスタンドを爆笑の渦に巻き込んだ(という事にしておこう)後は、仕切直して普通にボールを投げ見事に始球式の大役を果たした田中・坂本・斎藤の3選手、本当にお疲れさまでした!
s-P5240067.jpg

さて、前置きがかなり長くなってしまったけど、試合の方に参りましょうか。
この試合の流れをざっと振り返っておくと、セローズは1回裏に3番#9宮澤のソロHRが飛び出して幸先よく先制するも、先発の#15門中が崩れて5回に無死満塁から連続押し出しで2失点しノックアウト。
更に後続の投手も要所で打たれて失点を重ね、また打線も石川の先発#65多田野を始めとする投手陣の前に散発4安打と攻めあぐね、大差をつけられて今季ここまで4勝1分と相性が良かった石川に初黒星を喫してしまった。

この試合の一番のポイントは、やはり両チームの先発投手の差だろう。
セローズ先発の門中はコースを丁寧に突くピッチングが持ち味だが、2回まではよかったものの3回から突如制球が乱れ出し、5回は一つのアウトも取れずに2連続押し出しで自爆してしまった。
立ち上がりは上々のピッチングだったのになぜ急に崩れてしまったかは自分も分からないが、いずれにしてもコントロールが生命線の投手がボール先行になってしまっては勝負にならず、このような結果になってしまったのも仕方がない。
また後続の投手もいいところまではいくものの要所で甘い球を痛打されてしまったが、今年のセローズは打線は好調ではあるものの投手陣が不安定で、先発投手の出来が勝敗を大きく左右する傾向があり、昨日はそんなチームの弱点がモロに噴出してしまった試合だった。
ただ、特に5回の大量失点の場面は、門中がストライクが入らずアップアップだったにもかかわらず、無死満塁の状況でインコースの厳しいところを要求してきた捕手のリードにも問題があったんじゃないかと自分は見ている。

一方の石川の先発・多田野はここまでのチームの勝ち星7勝中3勝を稼いでいるエースだが、この多田野投手のピッチングが見どころの一つだった。
“多田野”という名前を聞いてピンときた方もいるかもしれないが、彼はアメリカ大リーグのインディアンズなどで活躍した経験もある元メジャーリーガー。
大学を卒業後は日本のプロ野球チームに入らず直接メジャーに行ったため、球筋も普通の日本人のような素直なものではなく、ストレートでも微妙に変化してくるクセ球で素人目に見ても打ちにくそうだったし、要所で出てくる打者の手元で大きく沈む変化球は圧巻で、セローズの打者もこのボールには面白いようにバットがクルクル空を切るなど、メジャー仕込みのピッチングをネット裏の特等席から堪能させてもらった。
また、セローズ4番の#66レイエスには途中で人を食ったような山なりの超スローボール『だだのボール』を投げて観客を沸かせるなど、ファンサービスも交えたピッチングはさすがメジャー経験者だ。

また付け加えると、4番DHで先発出場した兼任監督の#14フリオ・フランコ選手は、当時バリバリの現役メジャーリーガーとして1995年と98年に千葉ロッテで活躍した名選手で、現在56歳という年齢でさすがに衰えは隠せなかったが、構えた時にグリップをこめかみ辺りまで上げてバットの先端が投手の方に大きく倒れる独特のフォームは全く変わらず、当時ロッテを熱烈に応援していた自分としてはメッチャ懐かしくて感激した。

と、ここまでは“ありがち”なポイントだったが、自分がそれよりも大きく心を揺さぶられたこの試合一番の見どころだったのは、石川の6番に座った#31中畑瑛寛(あきひろ)選手だった。

“中畑”といっても現在セ・リーグの首位を怪走・・・じゃなくて快走する横浜DeNAの“ゼッコーチョー”監督とは無関係で、兵庫県出身ながら神奈川の名門・桐蔭学園高校を出た後は松本大学~信越野球クラブ(旧NTT信越)と長野県で野球を続け、その縁もあって去年セローズに入団した選手だ。
しかし、一時は2軍にあたる練習生に降格するなどなかなか結果を出せず、今シーズン途中に石川に移籍。
この移籍のニュースが公式発表されたのが試合の2日前で、昨日は希望していた背番号のユニホームが間に合わず違う番号のものを借りての移籍後初出場となった試合だったのだが、5回に試合の流れを大きく引き寄せる右中間突破のタイムリー2塁打、9回にも当りはドン詰まりながらショートの頭上を越すダメ押しタイムリーヒットと古巣相手に3安打3打点の大活躍。
5回の2塁打の時に2塁ベース上で両手を力強くポーンと叩いて喜ぶ姿には思わずグッとさせられたし、9回にフラフラッと上がった打球がポテンとセンター前に落ちた時には中畑選手の執念が打球に乗り移っていたように見えて、あのようなチャンスの場面にことごとく打順が回ってくるという事も含めて、昨日の試合は自分の中では完全に中畑選手が主役だった。

確かに応援しているチームが負けてしまうのは悔しいが、こうやって自チームで苦労していた選手が移籍先で活躍する姿を見るのは敵・味方の垣根を越えて嬉しいものだ。
(余談だが、そんな中畑選手の活躍を見るにつけ、昼間に鳥取で行われたJ3でパルセイロが今季好調の畑田真輝選手に“恩返し弾”を喰らわなくて本当に良かったと改めて思った次第である。)

このように、試合自体はセローズの大敗で大味な内容だったけど、その裏でこんなちょっと素敵な人間ドラマが繰り広げられていたんです。
スポーツ観戦は確かに贔屓のチームが勝つ事が一番の醍醐味だけど、そういった勝ち負けを越えたドラマを体感できるのも大きな楽しみの一つで、昨日は昼間の大興奮とは正反対の内容にガックリきていたパルサポさん達も、このエピソードを知るとあの試合の印象も少し違ったものになるんじゃないでしょうか?
特にパルセイロは前記の鳥取や琉球などOB選手が各地で活躍しているので、このような話には何か感ずるものがあるという方が多いと思います。

そんな訳で個人的には意外と楽しめた試合だったし、あれだけ点数を取られたにもかかわらず試合時間が3時間ちょっとで済んだ事で、くだらないミスや余計なプレーが減ってBCL自体のレベルが上がってきているのを改めて実感した。
また昨日は西地区2位の福井も新参チームの武蔵に敗れて“お付き合い”してくれたため、1.5ゲーム差での首位という状況に変化はなく一安心。
野球はサッカーと違って試合数が多いので1つくらい負けても十分にリカバリーができるし、昨日は出てくる投手が軒並み低調だったという不安要素はあったものの、あまり気持ちをひきずらないで済むような完敗の試合だったので、ここはしっかり気持ちを切り替えて次の試合に万全の態勢で臨み、悲願のリーグ優勝に向けて突き進んでほしい。
プレナスなでしこリーグ2部2015第10節 vsスフィーダ世田谷FC(+トップ試合雑感)
まずはレディースのために当初は完全に被っていた試合開始時間をずらしていただいた信濃グランセローズ球団関係者やBCL、そしてご理解ご協力いただいた信濃・石川両チームの選手やファンの皆さんに感謝いたします。
おかげで自分も旧南長野以来久し振りに、サッカーと野球のダブルヘッダーを堪能する事ができました♪

さて、昨日配布された『週刊長野』には、1面にビシッとツースを着込んだカッコいい横山久美選手の姿がドーンと写っており、中は見開きでパルセイロ・レディースの特集が載っていた。
記事は横山選手や本田監督の事ばかりではなく、日程や順位表、クラブの生い立ちや地元・長野市出身の牧井毬音選手のインタビュー、そしてシュヴェスターに至るまで盛り沢山でなかなかの読み応え。
親に聞いた話では、夕方のローカルニュースでその日のレディースのホームゲームのダイジェストがJ1の松本山雅の試合とほぼ同じ“尺”で扱われていたというし、チームの大躍進と横山選手のアルガルベカップ代表選出&ゴールで今年になってからレディースの存在感が大幅にアップして嬉しい限りだ。
s-P5230024.jpg
s-P5230023.jpg

そんなレディースの第2クール初戦の相手・スフィーダ世田谷は、当初はウチにとって昇格に向けての有力なライバルと思われていたものの、現在勝ち点9で6位と伸び悩んでおり、それだけにウチとしては相手が本来の力を取り戻す前にしっかり勝っておきたいところだ。
悲願の優勝&昇格に向けての“ホップ・ステップ・ジャンプ”のうち最初の“ホップ”(第1クール)は最高の結果に終わったが、更に加速を付ける大事な“ステップ”のクール最初の試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 2(1-0・1-1)1 スフィーダ世田谷FC
s-P5240033.jpg

なでしこJAPANのバックアップメンバーとして丸亀合宿に参加していた#10横山久美も一時帰還して元気に先発出場し、怪我から復帰した#24内山朋香も古巣を相手にスタメンに名を連ねたこの試合は、例によって立ち上がりからウチが攻勢を仕掛けチャンスを多く作り出していくが、シュートが枠を外れたりポストやバーに当たったりでなかなか決め切れず、まるで前回のホームゲームである吉備国大戦の前半のようにゴールが遠く感じる。

またスフィーダも前回の対戦でウチをかなり研究してきたのか、#10横山久美・#19齊藤あかね・#6國澤志乃といったキーマンを徹底マークして自由にやらせてもらえず、ひとたびボールを奪うと鋭いカウンターでウチのゴールを脅かすなど、やはり高い実力を持つチームだけにひとつ間違うとヤラれてしまうような怖さを感じる。
s-P5240035.jpg

そんなこんなで両チームが押しつ押されつのこう着状態のまま時間が過ぎ、前半はこのまま終わるかと思われたアディショナルタイム突入直前、#6國澤志乃のミドルシュートが決まって遂にレディースが先制!
この場面、自分はちょうど國澤選手とゴールを結ぶ線の真後ろからシュートを見ていたのだが、國澤選手がフリーでボールを受けた瞬間に目の前にシュートコースが“ぱっかーん”(byももちゃん&かぐちゃん)と開け、自分が「撃て~っ!!」と叫ぶと同時に放たれたボールがまるで意思を持って花道を進むがごとく開かれたコースを飛んで、反応したGKの手元でクイッとカーブしてゴールに吸い込まれていった、思わず鳥肌が立つような劇的で芸術的なビューティフルゴールだった。
s-P5240037.jpg

とにかく1点取ればウチに流れが大きく傾くと思っていただけに、前半終了間際のこの得点はデカい!
これで後半は一気呵成に追加点を・・・と意気込んだが、そこはさすがスフィーダ、気落ちする事なく前半と同じような戦いぶりで応戦し、両者にチャンスとピンチが交互に訪れる緊迫した展開になってきたが、そんな中で得た後半30分過ぎのハーフウェイライン付近からのフリーキックからのゴール前での混戦を押し込んで勝ち越しゴール・・・かと思ったら判定は無情にもオフサイド。
しかし、選手達はゴールしたと思い込んで喜び合っていてノーゴールと気付くのが遅れてしまったため、その隙をついて素早いリスタートからの相手のカウンターに守備が間に合わず、最後はノープレッシャーの状態からゴールを決められる痛恨の失点で試合は振り出しに。

せっかくここまでリードしてきたのにこんな形で追い付かれ、この流れで行くと今日はドローに終わってしまうか・・・という思いもチラッと頭をよぎったが、前半に続きアディショナルタイム突入直前に得たコーナーキックで、GKのクリアボールを#7坂本理保が押し込む勝ち越しゴール!
そして3分間のアディショナルタイムを守り抜き、なんともスリリングでドラマチックな展開で厳しい試合をモノにした。
s-P5240051.jpg

それにしてもレディース、なんという底力!
今日は横山選手がノーゴールで、突破力は相変わらずながら代表合宿の疲れからかシュートの精度がいつもより悪くてなかなか点が動かなかったが、それでも全選手が最後まで諦めず貪欲にゴールを目指して走り抜き、しっかり結果を出すところは本当にスゴいとしかいいようがない。

特に今日の試合は守備陣の活躍が素晴らしかった。
#1池ヶ谷夏美は思わず目を覆いたくなるような相手の決定的シュートをスーパーセーブして窮地を救ったし、相手の攻勢にもDFラインが落ち着いて対応し裏への攻撃を何度もオフサイドに掛けた。
それにも増して自分が影のMVPに推したいのが#23野口美也だ。
スフィーダもサイドからの攻撃が主流のようで何度もサイドアタッカーが攻撃を仕掛けてきたが、それにマッチアップした野口選手がしぶとく絡んで起点を潰す場面が何度も見られたし、ルーズボールにも諦めずにロングチェイスして取りにいこうとするひたむきな姿も素晴らしかった。
大卒ルーキーの野口選手を開幕戦で見た時は、「いいモノを持っているけどまだ社会人のスピードに慣れていないところもあるかな?」なんて思っていたが、試合を重ねるたびに確実に成長しているような印象だ。
試合終了後に早速中三川コーチから指導を受けるなどまだまだ発展途上ではあるが、その攻守にわたる積極性を磨いて更に大きく成長してほしいものだ。

そんな訳で、ちょっと「やってもーた」はあったけれどレディースらしい選手全員のハードワークで劇的勝利を掴み、第2クールを幸先よくスタートする事ができた。
次節は3週間前に戦ったJAPANサッカーカレッジレディースを佐久に迎えての試合となる。
前回の対戦では相手の統制のとれたラインコントロールに手を焼きながらも6-0と快勝する事ができたが、今度の対戦も是非ともあの試合と同じような戦いぶりでスカッと勝利し勝ち点を積み重ねていってほしい。
s-P5240052.jpg


そして・・・・

明治安田生命J3リーグ2015第13節@鳥取県・とりぎんバードスタジアム
ガイナーレ鳥取 0(0-0・0-1)1 AC長野パルセイロ

レディースの試合の合間に携帯速報でチェックしていたトップの試合は、後半3分に#15西口諒のゴールで得た虎の子の1点を守り抜き、去年は3引き分けという実力が拮抗した鳥取とのアウェイ戦を見事に勝利!
スタッツを見るとシュート数が4-6と非常に少なかった事からもかなり厳しい試合だったと予想されるが、そんな中で引き分けではなく勝利という最高の結果を得る事ができて本当によかった。

これでJ3も第1クールが終了し、パルセイロは9勝1分2敗の勝ち点28で2位という成績。
個々の試合を見ると満足できるような内容は少なかったし、山口がものすごい勢いで首位を突っ走っているので相対的にウチが少々パッとしないような印象があったが、考えてみれば主力に怪我人が多発した状況の中でこれだけの結果を残せたんだから十分合格点をやれると思うし、去年は下位相手に引き分けが多くて勝ち点の取りこぼしが多かったのが今年は厳しい試合でもしっかり勝ち切れており、そういった意味でも去年よりはチーム力も確実に進歩しているんじゃないかと思う。
今日は山口が町田に敗れたため首位との勝ち点差は2まで縮まり、いよいよトップが間近に見えてきた。
第2クールは相手の研究も進みこれまで以上に厳しい戦いが多くなると思うが、逆にウチだって相手の分析はできていると思うし、ベストメンバーが揃いつつあり上昇機運の2巡目は、まずは結果を最優先にしつつ、内容的にも優勝に向けて勢いを付けていけるようなものを目指して頑張ってほしい。
とりあえずは次節、3週間前に悔しい負けを喫してしまったカターレ富山に是が非でも勝利してリベンジを果たしましょうぞ!!
明治安田生命J3リーグ2015第12節 vsブラウブリッツ秋田
去る2月16日に公式HPより発表された衝撃の負傷報告からちょうど3ヶ月、遂に新生・南長野に我等がエース・#10宇野沢祐次選手が帰ってきた!
s-DSC_6322.jpg

当時『宇野沢負傷』のニュースを聞いた時は本当にパソコンの前で凍り付き絶句してしまったものだが、発表された全治期間通りジャスト3ヶ月でしっかり復帰を果たすあたりがいかにも真面目で責任感の強いウノらしい。
また前節は遠征に帯同しなかった#13勝又慶典選手も、宇野沢選手と共にスタメンではなかったものの中1試合で復帰し、これでFWの役者は揃った。
後は今日の試合で相性の良い秋田にしっかり勝ってウノの復帰祝いとしたいところだが、その注目の試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(0-0・1-0)0 ブラウブリッツ秋田
s-DSC_6311.jpg

秋田は現在の順位こそ8位に甘んじているものの、町田や相模原といった上位陣を破るなど結果もしっかり出しており、今年はどんなチームに仕上がっているのか気になっていたが、去年までの与那城ジョージ監督に鍛えられたポゼッションサッカーをベースに、今年から指揮を執る元日本代表監督のイビチャ・オシム氏の通訳をしていた間瀬秀一監督のもとでオシム流のスピードやハードワークを身に付けてきたようで、去年までより明らかに動きが良くなっている印象を受けた。
そんな秋田の素早い攻撃に押し込まれヒヤリとする場面もかなりあったが、最近“大当たり”の守護神#31田中謙吾を始めDF陣が体を張ってゴールを守る。
今年のウチの守備陣はこうやって押し込まれながらもギリギリのところでゴールを割らせないプレーをしてきているが、今日は特に高い集中力を持って対応していた感じだ。
s-DSC_6416.jpg

また守備だけでなく攻撃に関しても、久々に先発出場した#5大橋良隆や今日はFW登録の#19向慎一を中心に、#15西口諒と#20都並優太の両サイドが積極的に絡んでスピーディーな攻めでゴールを狙い、そんな両者のせめぎ合いで攻守の入れ替えが激しく、思わず引き込まれるようなスリリングな展開に時計が進むのがヤケに早く感じられた前半だった。
s-DSC_6366.jpg

そして迎えた後半、背番号10番がキャプテンマークを付けてピッチに現れたのを見たスタンドから大きな歓声が湧き上がる。
我々パルサポが首を長ぁ~~くして待ちわびていた瞬間がやっと訪れた。
宇野沢選手はまだ右足をテーピングで固めており決して万全なコンディションには見えなかったが、それでも前線でしっかりタメを作って攻撃のリズムを作っており、またウノが入っただけでピッチの空気がピリッと締まった感じで、他の10名の選手の動きも心なしかこれまでより良くなったような気がする。
やはり長年チームの顔として君臨してきたエースの存在感は別格のものがある。
s-DSC_6565.jpg

ただ試合の方は相変わらず一進一退の緊迫したシーンが続いてきたが、後半24分、左サイドから#20都並優太が上げたクロスを走り込んできた#15西口諒がヘッドで合わせてゴールし、遂にパルセイロが先制!
本当にどちらに転んでもおかしくないような展開だっただけに、このゴールは自分もメチャクチャ嬉しかった。
s-DSC_6506.jpg

これで俄然勢いが出てきたウチはすかさず#13勝又慶典を投入し追加点を狙いに行くと、その数分後には#7佐藤悠希がゴールエリア内で倒されPKをゲット。
殊勲の佐藤はボールを拾うと宇野沢に手渡し、勝又も「頼みましたよ」とばかり肩をたたき、託された宇野沢がPKスポットにボールを置く。
これでしっかり決めてくれればこれ以上ないくらいドラマチックなのだが、まだ足の状態が思わしくなくて強いボールが蹴れないのか、それとも久々の大舞台で緊張したか、インサイドで置きにいくように蹴ったボールにあろうことか相手GKがドンピシャ反応してセーブされてしまう。
う~ん、こういうところで決め切れずズッコケさせるところがウチの芸風なんですな~・・・(いや、最終的に勝てたからこんなコト言えるんだけどね。。。)
s-DSC_6540.jpg

と、ウノの劇的な復帰後初ゴールは幻に終わったものの、これで流れが変わろうかというところも選手達は気落ちも焦りもせず、高い集中力を保って攻守共にこれまでと同じようにしっかりしたプレーで対応し、終盤の相手の猛攻も危なげなくしのぎ切って見事に勝利を収める事ができた。

最近のトップは勝ちはするものの試合後に何となく気持ちの中にモヤモヤの残る試合が多かったが、今日は選手達に最初から最後まで強い気持ちが感じられメリハリのあるプレーを見せてくれたので、久し振りに終わった後で満足感を得られた試合だった。
秋田は本当に強くなってウチのお株を奪うような素晴らしいプレーを見せており、スコアリングチャンスも向こうの方が多くてどうなる事かと思ったが、美濃部監督のコメントにもあるようにそれらの相手のチャンスを決めさせなかった守備陣と、ワンチャンスをしっかりモノにした攻撃陣(PKの件は置いといて・・・苦笑)の頑張りに大きな拍手を贈りたい。
s-DSC_6577.jpg

次節はアウェイでのガイナーレ鳥取戦。
鳥取は財政状況等から今年のJ2ライセンス取得を見送り、たとえ優勝しても昇格できない状況であり、今日も土壇場でYS横浜に追い付かれ手痛いドローとなるなど最近あまり明るい話題が聞こえてこないが、それでもウチとは勝ち点3差で3位に付けており、ウチにとって手強いライバルである事に変わりはない。
ウチも宇野沢選手の復帰という嬉しい話題がある反面、今日も勝利の立役者の西口選手が負傷で交代し試合後のゴール裏でのラインダンスにも加われない状態だったし、小耳にはさんだ未確認情報では#14金久保彩選手も怪我をしているようで、誰かが復帰すれば他の誰かが怪我をするという悪いパターンは止められておらずベストメンバーが揃わない状況が続いているが、ここは出場できる選手が今日のように気迫を前面に押し出して立ち向かい、去年は3試合全て引き分けだったこのカードでの初勝利をモノにしてきてほしい。
ルートインBCL2015 vs福島・前期1回戦@長野(+パルセイロ・レディース試合雑感)
4月11日の開幕から1ヶ月が経過したBCLだが、グランセローズは先週火曜日に行われたNPBオリックス2軍との交流戦(BCLでは公式戦に組み込まれている)で逆転サヨナラ勝利を演じたり、昨日のアウェイ戦では石川に6-1と大勝したりと好調を維持しており、ここまで11勝5敗2分で2位の福井に1.5ゲーム差をつけ西地区首位を守っている。

そんなセローズの今日の対戦相手は、今シーズンからBCLに参入した新興球団、ヤクルト・楽天やMLBで活躍した岩村明憲プレイングマネージャー率いる福島ホープス。
震災からの早期復興を祈念して“希望”の名を冠したネーミングが印象的な福島は、やはり新潟や群馬といった実力派チームと同地区という事もあり現在6勝9敗1分で東地区3位と“一年生チーム”として苦労しているようだが、それだけにウチとしては、ここはしっかり勝って首位固めといきたいところだ。

昨夜半から朝方までしっかり降った雨も上がって爽やかな空気の中で行われた一戦、その結果は以下の通り。

 福島HP : 203 000 000 = 5
 信濃GS : 113 000 001x= 6
s-DSC_6264.jpg

今日のセローズの先発、#16有斗(あると)・#48リリアーノと共に“先発三本柱”の一角として期待がかかる#15門中は、先頭打者を三振に仕留めたものの続く2番・3番打者に連打を許し、2死2・3塁から5番に入った#1岩村プレイングマネージャーに痛打され2点を先制される。

それにつけても岩村選手、さすがは去年までNPBで現役を張っていただけあり、打席に入れば完全に投手を圧倒する存在感でしっかりタイムリーヒットを放つあたり、他の選手とは格が違う。
岩村は第4打席でも、自分と近くにいた観客が思わず「上手い!!」と同時に口に出してしまうくらいのバットコントロールで、外角いっぱいの球に合わせて痛烈な打球を放つ流し打ちを見せ、これはサード#1大平がジャンピングキャッチしてアウトになったが、今日はこの岩村の打席を見られただけでもお金を払って来ただけの価値はあると思わせるくらいだった。
あ~、眼福眼福・・・
s-DSC_6200.jpg

って、そんな悠長なことを言っている場合ではなく、これでいきなり立ち上がりから2点を追いかける展開となってしまったが、その裏に3番#1大平がライトスタンドへソロHRを放ちすかさず1点返すと、続く2回も先頭打者の6番#24柴田のヒットを7番#31中畑がきっちり送り8番#13西田のタイムリーとソツのない攻撃で早くも同点に追い付く。
とにかく今年のセローズは少しくらい点を取られてもすぐに追い付けるだけの打線のつながりがあり、見ていて安心感がある。

しかし、振り出しに戻った3回表には簡単に2死を取った後に4番打者がヒットで出ると、再び5番#1岩村にタイムリーを許し、続く6番#29広瀬にツーランHRを打たれてしまう。
このホームランは力のない球が真ん中に入ったおあつらえ向きのホームランボールで、岩村選手に二度もタイムリーを打たれて気落ちしたのか、門中投手の完全な失投だった。
s-DSC_6203.jpg

せっかく追い付いたのにすぐに突き離される悪い流れで、去年までのセローズならこのままズルズルいってしまうところだったが、どっこい今年は一味違います。
その裏に1死2塁から、こちらも再び3番#1大平が第1打席とほとんど同じ弾道を描いた2打席連続HRを放つと、続く4番#66レイエスが打ち急がず四球を選び、5番#55平田が一塁線を痛烈に破るタイムリー。
2回の下位打線による効率的な得点での同点劇に続き、この回はクリーンナップ3選手がしっかり仕事をしてあっという間に再度同点に追い付いた。
s-DSC_6212.jpg

と、ここまでは取って取られてのスリリングな展開だったが、4回以降は両チームの投手陣がそれなりにランナーは出すものの要所で踏ん張り無得点が続く。
セローズは#15門中が4回以降立ち直って6回を投げ切り、後を受けた元オリックスドラフト1位の#19甲斐が力のある投球で1回2/3をしっかり抑え、そこから福島打線に左打者が続くという事で起用されたサウスポーの#23中根もピンチは招いたものの何とか9回まで無失点で投げ切れば、一方の福島も8回に兼任コーチで元巨人ドラフト1位の#7真田が登板するなど必死の継投で対抗する。
s-DSC_6240.jpg
s-DSC_6258.jpg

そして、両チーム共にヒットの数が多いにもかかわらず思いのほか試合の進行が速くて3時間20分の制限時間にも十分余裕があり、延長戦も視野に入れ始めた9回裏、1番から始まる好打順となったセローズは、その1番#0渡嘉敷が出塁すると2番#7永冨がきっちりバンドで送り、押せ押せムードの中で今日2HRの3番#1大平がライト前に弾き返し劇的サヨナラ勝利!!
3安打2HR4打点とバカ当りだった大平選手は、打球が飛んだ瞬間に一斉に飛び出してきたチームメイトから揉みくちゃにされる手荒な祝福を受けていたが、今日の大平選手ならどんな事をされても笑って許してくれるだろう。
自分もセローズのサヨナラ勝ちを見たのは、記憶が確かならまだBCL発足2年目くらいに一度あっただけで本当にご無沙汰だったが、いや~、久々にコーフンしてしまいました!!!
s-DSC_6269.jpg

今日の試合は何と言っても大平選手のバッティングに尽きるが、その他の選手も塁に出るべき選手がしっかり塁に出て、送るべき選手がしっかり送り、決して打ち急がず選ぶべき球は中途半端に手を出さず四球を選ぶなど、打線がしっかり“線”として機能していたし、守備でもファインプレーが飛び出すなど投手を盛り立て、それに応えて登板した3人の投手がどんなに攻め立てられても最後まで気持ちを切らさず自分の責任を果たしてくれ、とにかく今年のセローズは選手達が気持ちに余裕を持ち自信を持ってプレーしているように見える。
また岡本監督もさすが投手出身だけあって、ピンチになった時に絶妙のタイミングでマウンドに行き投手を激励していたし、守備走塁担当の松井コーチも要所でベンチから守備位置の指示を出すなど、投・攻・守+ベンチと全てがうまく噛み合ってチーム自体がとてもいい雰囲気で試合ができており、ここまでの好調ぶりも大いに納得ができる。
s-DSC_6261.jpg

今日は前期37試合中19試合目という事でちょうど折り返し地点を過ぎたところであり、また1.5ゲーム差で2位の福井はウチより消化試合が2つほど少ないので、前期優勝にはまだまだ予断を許さない状況ではあるが、今の良好なチーム状況をキープしてこのまま首位を突っ走っていってほしい。
s-DSC_6286.jpg


そして・・・

プレナスなでしこリーグ2部2015第9節@愛媛県・総合運動公園球技場
愛媛FCレディース 0(0-3・0-1)4 AC長野パルセイロ・レディース

レディースの今日の対戦相手・愛媛FCレディースは現在勝ち点13でASハリマと共に上位3強に続く“追走集団”を形成しており、遠方のアウェイ戦という事もあって果たしてどんな戦いぶりになるか・・・と少し気を揉んでいたが、スタッツを見た限りではシュート数で20-4と圧倒しての大勝という事でまずはよかった。
得点経過を見ても、#10横山久美が2試合連続ハットトリックで総得点12点と得点ランクでも早くも独走状態となり、また横山のコーナーキックから#19齊藤あかねが得点したという事で、去年のウチの得点パターンの“テッパン”だった横山選手のコーナーキックからのゴールも最近また増えてきて、いよいよ首位快走に加速が付き出したかな・・・という感もある。
まぁ、前半は18分・22分・39分と順調に得点を重ねていたのが後半は前半以上のシュートを打ちながら34分の1点だけというのが少し気になるが、相手だってホームでこれ以上点を取られまいと必死だっただろうし、これ以上望むとバチが当たるというものだろう。

これでレディースは第1クールの9試合を終え、8勝1分0敗・勝ち点25・得失点差+28で、2位のノジマステラに勝ち点で7ポイント、得失点差で13点の差をつけ堂々首位を快走。
途中、当時無失点だったウチが無得点で最下位だった福岡に点を取られ引き分けに終わるという誤算があったが、それを加味したとしても開幕前には予想だにしなかった最高の結果となった。
ただ、対戦が一回りしたという事は相手のスカウティングもそれだけ進んでいるし、ここから先は全てのチームから追われる立場となるだけに、そういった状況が初体験となるレディースにとっては相手の厳しいマークとメンタル面でのプレッシャーという新たな課題が出てくる事になるだろう。
また、スーパーエースの横山選手が2週間ほど代表合宿でチームを離れるという不安要素もある。
でも今のレディースにはそういった重圧をはねのけられるくらいの勢いがあるし、チームも去年ほどは横山選手に頼り切りではなくなってきたので、エース不在のハンデも必ずや克服できるだろう。
選手達はここからまたリーグが開幕すると思って初心に帰ってしっかり気持ちを引き締め直しつつも、ここまでの試合で得てきた自信を胸に引き続き快進撃を続け、次の一巡は優勝に向けての確かな足場を作るクールとしてほしい。
プレナスなでしこリーグ2部2015第8節 vsJAPANサッカーカレッジレディース(+トップ試合雑感)
今日はトップ・レディース共にアウェイゲームで、そのうちレディースはお隣の新潟県でJAPANサッカーカレッジレディースとの対戦。
自分はこのカードのアウェイ戦はJSCLがチャレンジリーグに昇格した2012年から毎年欠かさず訪れているが、今年はこれまで最も遠かった新発田市より更に離れた胎内市での開催という事でちょっと躊躇したものの、とにかく今年のレディースの試合はちょっと無理してでも是非とも見に行きたい!!・・・と思わせるほど魅力的なコンテンツという訳で、やってまいりました、新潟県は胎内市総合グラウンド陸上競技場。
ここは“テツ”的な表現を使えば新潟(正式には新津)と秋田を結ぶ羽越本線沿線という事で、同じ新潟県でも上越や長岡や新潟など信越本線沿線の街に慣れ親しんでいる者とすれば、もう東北のエリアに入ったと言ってもいいくらい遠方に来た感がある。
s-P5100044.jpg

さて、JSCLとパルセイロ・レディースの過去3年間の対戦成績は2勝1分2敗と全くの互角であり、また去年こそ2連勝したもののいずれもスコアの割には苦戦した記憶があって、トップチームが北信越時代にしのぎを削ったライバルチームという事も相まって、性別は違えども決して侮ってはいけない“曲者”チームという印象を持っている。
さすがにウチの戦力が大幅アップした今年はこれらのデータは参考にならないかもしれないけど、それならそれで相手を圧倒する試合内容が求められ、いずれにしても現在8位と低迷しているとはいえ全力で臨まなければならない相手だと思う。

連休中の初夏の陽気から一転し、海の方から冷たい風が吹き少し肌寒ささえ感じる中で行われた一戦、その結果は以下の通り。

JAPANサッカーカレッジレディース 0(0-3・0-3)6 AC長野パルセイロ・レディース
s-P5100058.jpg

前半は風下側に立ったレディースは、強い風に苦労しながらも中3日の疲れを感じさせないほど選手が良く動き上手くパスを繋いで攻め込むが、JSCLはディフェンスラインを思い切って高く上げてラインコントロールもしっかりしていたため、裏を突くスルーパスをことごとくオフサイドに取られてなかなか決定的なチャンスを作れず、思いのほか苦戦を強いられる。

しかし、「ボールを裏に通せないのならば自ら敵陣深くまで運んでいけばオフサイドにはならないでしょう」とばかり、前半22分に#22牧井毬音がサイドを駆け上がってゴールライン近くからグラウンダー気味のクロスを上げると、逆サイドに#10横山久美がフリーで詰めてきたのを見て相手DFが「アレに渡したらエラい事になる」と焦ったのか慌てて延ばした足にボールがジャストミートしてゴールに入り、オウンゴールで先取点をゲット!
これは結果的に自殺点となったが、ラッキーというより牧井と横山の2人で勝ち取った“してやったり”のゴールと言えるだろう。
【後日加筆】その後の公式記録で、このゴールは横山選手の得点に訂正されました。 自分もあれは完全にオウンゴールだと思っていたけど、『35得点で得点女王』を公言している横山選手にとっては目標達成に向けてありがたい訂正だったでしょう。

そして1点取ってしまえばこちらのペース。
前半29分には#10横山久美のコーナーキックを#3矢島由希がドンピシャ頭で合わせて2点目をゲットし、更に前半41分には#14泊志穂のクロスを逆サイドに詰めていた#10横山久美が合わせて3点目。
1点目のオウンゴールも含めて、いずれも攻撃のリズムが良くパスの出し手と受け手の呼吸がバッチリ合ったファインゴールの連発で、見ているこちらも実に気持ちがいい。
s-P5100053.jpg

このペースは後半になっても変わらず、4分には再び#10横山久美のコーナーキックから#3矢島由希のヘディングシュートで4点目。
そして何度オフサイドを取られても粘り強く裏への突破を試み、何回目(いや十何回目?)かのトライとなった#22牧井毬音のパスがようやく裏に出た#10横山久美に繋がってフリーで中央に持ち込み貫録のゴールで5点目。
更に28分には高い位置でボールを奪った#19齊藤あかねがすかさずフリーで駆け込んできた後半途中出場の#23野口美也に渡し、それを野口が落ち着いて決めて6点目と怒涛のゴールラッシュ。
守っても時折スピードに乗って攻め込んでくるJSCLの攻撃陣を初先発のGK#21林崎萌維(めい)を中心にDF陣が落ち着いて対応し無失点に抑え、最後にちょっと押し込まれて危ない場面はあったものの全体的には終始ウチのペースで試合を進める快勝と相成った。
s-P5100065.jpg

それにしても、本田監督のコメントにもあったが今日は本当にウチの攻撃陣にオフサイドが多かった。
この中の何本かはラインズマンに「本当にオフサイドだった?」と問いかけたいようなシーンもあったが、それはともかく先ほども触れたように全体的に相手のラインコントロールが絶妙で、しかもどんなに点差を離されても最後までしっかり対応しており、敵ながらDFラインの統率力はお見事だった。
また全体的にコンパクトな陣形でプレスもなかなかだったのでウチとしても中盤で落ち着いてボールを回せなかったところもあったが、去年はそういった組織的な守備に苦戦してスコアの割に厳しい試合内容だったという記憶があったものの、今日の試合はそんな中でも焦らずしっかり攻撃を組み立て結果を出しており、これはもう文句ナシの“快勝”といっていいだろう。
本田監督が指摘した通り確かにちょっと引っかかり過ぎなところはあったものの、それよりいくら笛を吹かれても諦めないで何度でも根気よくトライした選手達の意欲に拍手を贈りたいところだ。

そんな訳で今回の新潟遠征は4年目にして初めてスッキリした勝ち方で終える事ができ、はるばる胎内まで足を延ばしてよかったと大満足だった。
このカードの残り2試合はいずれも佐久でのホーム戦となるので今年の新潟行は今日で終了。
JSCLのホームゲームは同校の学生スタッフが足を運んでくれた観客に少しでも楽しんでもらおうと頑張っている手作りの運営が好ましく、毎年来るのを楽しみにしていたのだが、来年の遠征はできれば新潟市陸かビッグスワンに行きたいな(という事は、・・・・ですよね~)と思いながら家路についた次第である。
トップチームが北信越リーグを卒業した後に誕生したJSCのマスコット、ジャッピー君とジャピナちゃんともこれでお別れ・・・かな?
s-P5100054.jpg


そして・・・・

明治安田生命J3リーグ2015第11節@岩手県・盛岡南公園球技場
グルージャ盛岡 0(0-1・0-1)2 AC長野パルセイロ

レディースの会場でピッチ内練習に出る選手を拍手で見送った後、「さて、トップの方はどうなってるかな」と携帯速報をチェックしたところ、前節に足を痛めた#13勝又慶典選手がベンチ入りしておらず怪我の状態が気になるところだったが、そんな中で前半13分に#7佐藤悠希のゴールで先制したとの事でまずは一安心。
しかし、その後は何度か更新ボタンを押しても点数が動かず、「トップはまたモタモタしてるな~」なんてヤキモキしていたが、ハーフタイムに再度チェックしたところ、後半37分に#11土井良太が得点したという待ち焦がれていた嬉しいニュースが飛び込んできて思わずガッツポーズを作ってしまった。
ウチの新たな得点源として期待されながらなかなかゴールという結果を出せてこなかった土井選手だが、「古巣との対戦になるこの試合で決めてくれたら最高なんだけど・・・」なんて思っていたら、本当にやってくれましたよ!
移籍後初ゴールが去年までの自分のホームだった盛岡の地で、古巣への“恩返し弾”という形で飛び出すとは何ともドラマチックじゃありませんか!!
しかも今日は、エース#10宇野沢祐次選手が後半21分から出場し大怪我からの復帰を果たしたというもう一つの嬉しい話題もあり、試合全体の出来がどうだったかは分からないけど、今日はそういった内容をとやかく言う事より今後に向けての良い流れを作るであろう2つの朗報を素直に喜びたい。
来週はホームにブラウブリッツ秋田を迎えての一戦となるが、果たして宇野沢選手のスタメンはあるのか? そして土井選手の2試合連続得点は? と俄然興味がわいてくる。
とはいえまずはチームの勝利が先決であり、秋田も今年は町田や相模原に勝利するなど着実に力を付けてきているので、ここは気持ちを引き締めて次の試合に臨んでほしい。
明治安田生命J3リーグ2015第10節 VSJリーグ・アンダー22選抜
ゴールデンウィーク最終日の男女ダブルヘッダー『夜の部』は、新生・南長野初のナイター開催となるJ3リーグ。
特徴的なU字型屋根の向こうの空が徐々に暮れなずんでいき、それに反比例するように照明灯の光が青々としたピッチを照らし出し、スタンドを渡る風も少し肌寒い夜風となっていかにもナイターらしい雰囲気で、『昼の部』でレディースが演じた大逆転勝利の余韻も相まって最高に気持ちいい。
s-DSC_5936.jpg

そんな南長野に迎える対戦相手のJリーグ・アンダー22選抜は、選手を絞って登録していた去年から一転して今年はJ1とJ2に所属する22歳以下の選手全員が出場可能選手として登録されるという“何でもアリ”なレギュレーションとなっているが、逆にそれが災いしてか前節まで1勝1分5敗で12位と去年以上に負けが込み、また山口には0-8・町田には0-5と大敗する試合もある等低迷している。
それだけにウチも、山口や町田ほどではないにしても前節の嫌な負け方を払拭するような大差をつけての快勝を期待したいところだ。

結果だけでなく内容も高いものが求められるこの試合、レディースが付けた良い流れに乗っていきたいところだったが、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 2(2-0・0-0)0 Jリーグ・アンダー22選抜
s-DSC_5955.jpg

試合は前半25分、#2松原優吉のロングスローを受けた#7佐藤悠希が受けて振り向きざま強烈なシュートをネットに突き刺しパルセイロが先制。
佐藤は新生・南長野初ゴールとなった相模原戦のバイシクルシュートといい昨日といい、今年は難しい体勢からのシュートをしっかり決めてくれますな。
s-DSC_6032.jpg

これで気持ちも楽になっただろうし更なるゴールラッシュを・・・と思ったが、前半32分に#13勝又慶典が足を痛めて途中交代するというアクシデントが起こった。
代わりに入った#9高橋駿太も先の福島戦で結果を出しているし信頼はしているが、ここまでのチーム得点王の勝又が前半途中で退いてしまったのは想定外の痛い出来事だ。
勝又選手は試合終了後に足首を氷でアイシングした姿で挨拶に出てきたが、ちょっとした捻挫など大事に至らない怪我だったらいいのだが・・・

またこの話のついでに言わせてもらうと、J-22の選手はウチが抜こうとするところで安易に手を使ったり足を引っ掛けたりと危険なプレーをしたり、逆に#20都並優太がうまく体を入れてノーファールで止めた後で倒された選手がすれ違いざまにわざと肩をぶつけて因縁を付けるような仕草をしたりと少々荒っぽい行為が目立った。
普段出場機会に恵まれず実戦に慣れていないので、必死さのあまりこういった行為に走ってしまうのも分からないではないが、曲がりなりにもJリーグ選抜として所属チームやリーグの期待を背負って出場している以上、それに恥じないようなフェアなプレーを心掛けてほしいものだ。

と、少し話が逸れてしまったが、この勝又選手の離脱で不安もよぎったものの、前半40分にエリア内で#20都並優太が倒されPKをゲットし、これを再び#7佐藤悠希がしっかり決めて2点目が入り一安心。
(それにしても普段は滅多にお目にかかれないPKが、この日は昼間のレディース戦と合わせて3回も、しかも同じサイドで飛び出すとは珍しい。という訳で写真も昨日のレディースの記事と合わせて3回連続で同アングルのものを掲載デス。)
s-DSC_6069.jpg

ただ、ここまでは概ね順調に得点を重ねてきたもののその後はどんどんゴールが遠くなってくる。
後半も始めのうちはウチが主導権を握る時間が長かったが、ボールを持って攻め上がっても敵陣に来ると途端にスピードダウンしてパスを出すところを探し回り、結局出しどころが無く横や後ろにボールを送ってみすみすチャンスを潰したり、コーナーキックのチャンスも何度もあったものの全く決まるような雰囲気がなかったり・・・と、去年散々見てきた悪いクセがここでも度々出てきてウンザリしてくる。
挙句の果てに前掛かりになったところでボールを取られ、さすが上位カテゴリーに所属する選手と思わされるようなスピードで引きちぎられて慌てて守備に戻り辛うじてクリアーして事なきを得るといったパターンの繰り返しで、そのうち守勢に回る時間が長くなり、「これはヤラれたか・・・」と肝を冷やすようなシーンが何度もやってきた。

そのたびに#31田中謙吾のスーパーセーブやDF陣の頑張りで結果的には無失点で終える事ができ、その意味では最後まで集中力を切らさずゴールを割らせなかったDF陣は評価に値するかとは思うが、その前に戦術や連携で崩される恐れがほとんどなく個人技頼りのチームに対し、その唯一ケアすべき個人技で何度もゴールを脅かされた事自体が問題であり、これでもっと攻撃力のある陣容だったら軽く4~5点は失っていたハズで、それを加味すれば無失点の評価も半減せざるを得ない。
s-DSC_6097.jpg

そんな訳で今回は美濃部監督のコメント通り、勝ったという事実以外は全く内容の伴わない試合で、5分間という長いアディショナルタイムの果てに終了の笛が鳴った時も勝利の嬉しさや充実感はほとんど湧いてこず、とりあえず勝ててホッとした気持ちの後は空しさと不安が入り混じった複雑な気持ちだけが残った。
どうも今年のトップの試合は、終わった後に心から勝利を喜べるような試合は山口戦以外には無く、レディースが目を見張るような快勝を続けているだけになおさら煮えきらなさが際立ってしまう。

もちろん優勝のためには勝ち点3を確実に得る事がまずは大事であり、この試合も結果的に勝利を収める事ができたのはよかったし、今年は上位が混戦模様で昨日も町田が福島と引き分け勝ち点を落としたのでウチが2位に浮上。
エース不在で調子がなかなか上向かない中でこの位置をキープしているのは、今後宇野沢選手が復帰してチームが噛み合い状態が上向いてくると思えば成績的には悪くはないのだが、もう開幕から2か月近くが経過しているし、そろそろエースに頼らなくとも見ていても手応えを感じるようなしっかりした勝ち方をしてもらわないと、あと一歩のところで昇格を逃した去年と同じ轍を踏みそうで不安で仕方がない。

「連戦で疲れているから」とか「エースが不在だから」とか色々と要因はあろうが、シーズン序盤の今のうちはごまかせても現状のままなら具体的に優勝が見えてくる第3クールには必ずボロが出てくるだろう。
ウチの選手達は個々の能力も高く、チームとして噛み合ってくれば必ずや強さを発揮して優勝争いをリードできるだけの力を持っていると信じているので、そんな期待に応えるべくもう一度練習やミーティングなどで意志の統一を図り、気持ちを引き締め直して高い意識をもって戦ってほしい。
s-DSC_6103.jpg

次節はアウェイで現在最下位のグルージャ盛岡との対戦。
去年は昇格初年度で旋風を起こした盛岡も、エースだった土井良太選手をウチがいただいて戦力ダウンした今年はなかなか結果が出せず苦労しているようだが、今節のような試合をしていると「ホームで去年までの同僚を擁する強豪チームに一泡吹かせてやるぞ」という強い気持ちで喰い気味に当たってくる相手のプレーに呑まれて苦戦してしまうだろう。
下位チームだからこそこちらも全力で立ち向かい、今度こそ内容を伴った試合運びをしてサポも納得の快勝をしてくれる事を切望している。
s-DSC_6141.jpg

【おまけ】
せっかく勝ったのにちょっと気持ちが重くなるような記事を書いてしまったので、お口直しに心温まる写真を載せましょう。
試合終了後の選手入退場口で見せたチビッ子ファンと土井・大橋両選手とのハイタッチシーン。
s-DSC_6146.jpg
s-DSC_6150.jpg

ピッチとスタンドの距離が近い南長野ではこんな素敵な光景も見られて本当に素晴らしいスタジアムだと改めて感じるし、笑顔で応える両選手の心の優しさにも感心する。
憧れの選手と触れ合えた子供達も、雰囲気バツグンのナイター観戦で忘れられない思い出が作れた事だろう。
プレナスなでしこリーグ2部2015第7節 vsFC吉備国際大学Charme
今年のゴールデンウィーク最終日の今日は、南長野で昼間にレディース、夜にトップの豪華ダブルヘッダー『パルセイロ祭り』だー!!
以前も昼間に旧南長野でパルセイロ、夜はオリスタでグランセローズという異種ダブルヘッダーは何度か経験したが、昼も夜も“パルセイロ漬け”となるのは初めての事で、これもナイター設備が完備した新生・南長野あっての恩恵だ。
かくなる上は朝から晩まで南長野に入り浸って大いにパルセイロを楽しむゾ!・・・という訳で自分も男女の試合を満喫してきたが、今日中に2試合分のアップは無理なので、まず今日は時系列でレディースの試合から書きたいと思います。

さて、前節はアウェイで難敵・ASハリマに完封勝ちのレディースの今日の相手は、今年1部から降格してきた吉備国際大学Charme(シャルム)。
やはり1部経験チームだけに2部では強さを発揮するかと思われたが、降格のショックや選手の流出もあったのかここまで9位と低迷しているだけに、ウチとしては相手が1部経験の強さを発揮する前に確実に勝利を収めて首位キープと勝ち点上積みを果たしておきたいところ。
今日も開場前から長い列ができ、2部の試合ではダントツの1,223名の観客が入った南長野で行われた夢のダブルヘッダー第1ラウンド、その大事な試合の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 4(0-2・4-0)2 FC吉備国際大学Charme
s-P5060051.jpg

久し振りのホームゲームという事もあって気合が入っているのか、ウチは中3日という連戦の疲れも見せず立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けていくが、早くもネットを揺らした#10横山久美のシュートは惜しくもオフサイド判定で、他にも何度もゴール前に攻め込むもあと一歩及ばずゴールできない惜しい場面が続く。
すると前半15分、相手の素早いカウンターに守備陣が慌てたか、ゴールエリア内で相手を倒してしまいPKで先制を許してしまう。
s-P5060056.jpg

ここまでウチが圧倒的に押していただけにこの失点は意外だったが、これで向こうに勢いが出てきたか厳しいプレスと豊富な運動量で吉備が攻め上がる時間が長くなってくると、前半24分に強烈なミドルシュートを決められ痛恨の2失点目。
開幕からここまでの6試合で僅か1失点という安定した守備を誇っていたレディースがこの試合の前半だけで2ゴールを許してしまうとは全く予想していなかったが、1失点目は相手の速攻にディフェンスラインが完全に振り回されて後手を踏んでしまってのものだし、2失点目も確かに相手のシュートは素晴らしかったけど厳しい見方をすればプレスが甘くフリーで打たせてしまったDF陣のミスとも言え、いずれにしても2つとも後味の悪い失点の仕方だ。

それでもまだ時間は十分にあるし、ウチの得点力なら1点取れば必ず流れは変わると期待を込めて見守っていたが、#14泊志保のゴールがまたしてもオフサイド判定で幻となったり、これは決まったと思ったシュートがポストに嫌われたりと、とにかく今日のウチはゴールが遠い。

もちろんウチの実力ならこのまま終わるハズは無いとは思っていたが、吉備も玉際に強くウチの中盤をしっかり潰してきていたので、前半が終了した時には「このまま相手の勢いに押されて攻めあぐねていたらヤバいかも・・・」という思いも頭をよぎった。
しかし、後半立ち上がり早々のラッシュでPKを勝ち取り、これを#10横山久美がしっかり決めて1点返し試合の流れがガラッと変わった。
s-P5060059.jpg

前半はゴールを焦って前掛かりになったところを突かれ相手にチャンスを与えていたが、後半4分という早い時間に得点できた事で気持ちに余裕が出てきたか、それまで手こずっていた相手の鋭い攻撃にもしっかり対応できるようになってウチの攻撃のリズムも再び良くなってくると、後半22分、後半開始から出場の#20内山智代と同じく後半途中から出場の#11橋浦さつきのコンビネーションで相手DFラインを揺さぶり、最後は橋浦が豪快に決めて同点に追い付く。
内山智と橋浦というハードワークできる選手を後半早めに起用した本田監督の采配がバッチリはまり、また低迷期からチームを支え続けた両選手の勝利に賭ける執念が開花した最高に気持ちいいゴールだ。
s-P5060065.jpg

そして吉備の運動量が徐々に落ちてきた後半31分、#19斎藤あかねが目の覚めるようなダイレクトボレーを叩き込んで遂に逆転!!!
更に後半41分には本来の動きが戻ってきた#10横山久美のゴールでダメを押し、終わってみれば長野が誇る千両役者揃い踏みの快勝と相成った。
s-P5060064.jpg

いや~、それにしても強いぞ、レディース!
前半を終えた段階では吉備の動きが非常に良かったのに対し、ウチはゴールが遠くジャッジ等に運がなかったところもあったので「こりゃ今日は引き分けになれば御の字かな・・・」なんて思っていたが、「運がなければ私達で引き寄せてみせましょう」とばかり、後半は前半の悪かったところをしっかり修正して各選手が自分の持ち味を発揮し、胸のすくような素晴らしい試合を見せてくれた。
確かに前半の2失点はノジマや日体大など上位陣との戦いでは絶対にやってはならない課題として肝に銘じておかなければならないが、去年まで1部を戦い、今日の試合を見ても決して弱いチームではない・・・いや、むしろ今の順位が不思議なくらいの好チームという印象を持った吉備に対して、スタミナ・フィジカル・メンタルと全ての点で上回り2点差の劣勢を跳ね返した今日の試合は、選手にとっても大きな自信になった事だろう。

レディースの次節は日曜日のアウェイ・JAPANサッカーカレッジレディース戦。
ゴールデンウィーク連戦の最終日という事で今節に引き続き中3日のタイトな日程となり、選手達も疲労が溜まっていて大変かとは思うが、今日の逆転勝利の勢いに乗ってもうひと踏ん張り頑張って、次もスカッと快勝でいきましょう!!
s-P5060073.jpg
ルートインBCL2015 vs福井・前期2回戦@長野オリンピックスタジアム
昨夜の雨で熱い空気が入れ替わったのか、日差しは強いながらヒンヤリした風が吹く爽やかな陽気の今日は、オリスタまでBCL観戦に出かけてきた。
セローズは一昨日・昨日の富山との試合で2連敗し、西地区首位の福井とのゲーム差は1.5まで広がった。
そして今日はその福井との首位攻防直接対決となるが、せっかく開幕からここまで好調を維持し順調に勝ち星を積み上げてきただけに、今日負けて3連敗を喫してしまえば去年までのダメダメなセローズに戻ってしまいそうので、この試合は是が非でも勝利しておきたいところだったが、その大事な試合結果は以下の通り。

 福井ME : 000 000 003 = 3
 信濃GS : 103 000 01× = 5
s-DSC_5853.jpg

セローズは早くも1回裏、四球と相手の2つのエラーで満塁としたところで6番#2川口が四球を選び押し出しで先取点。
ウチとしては早いうちに先制して主導権を握りたかっただけに、相手のミスに乗じノーヒットで得点できたのはラッキーだった。
s-DSC_5867.jpg

そして3回には簡単に2アウトを取られてから4番#66レイエス・5番#24柴田の連打の後、再び6番#2川口がセンターの後逸を誘う走者一掃の3ベースヒットを放ち、更にそれで相手ピッチャーが動揺したかボークで川口も還ってこの回3得点。
1回のノーヒット得点といい3回の2死からの連打による得点といい、今日のセローズは非常に効率よく点を重ねてくる。
s-DSC_5875.jpg

一方、投げては先発の#48リリアーノが6回を2安打1四球の無失点でしっかり試合を作る。
さすがはメジャーリーグでの登板経験があるだけの事はあり、140km/h台のキレのある速球やコーナーに投げ分けるコントロールで凡打の山を築き、こちらとしても安心して見ていられるナイスピッチングだった。
s-DSC_5856.jpg

また、2番手の#23中根と3番手の#18小川もそれぞれ1イニングを三者凡退の好投。
最終回に出てきた#74高野は2安打1四球にボークも与えて3失点してしまったが、この投手は今月に練習生(NPBの2軍に相当)から本登録されたばかりで、おそらく点差が離れていたため今後を見据えてテスト登板させたものと思われ、高野投手本人には課題が残る悔しいピッチングだったものの、チームとしては本来クローザーの小川投手を先に出してまで新戦力を試したかったんじゃないかと思う。
結局、福井の反撃を3点に抑えて余裕の逃げ切り勝利を納め、首位の福井に0.5ゲーム差まで肉薄した。
s-DSC_5914.jpg

ゴールデンウィークの5連戦最終日となる明日は、小諸に石川ミリオンスターズを迎え撃つ。
過去何度も優勝している石川も今年は昨日までで1勝しか挙げておらずスタートダッシュに失敗している。
セローズとしては少し移動距離はあるものの2日連続のホームゲームで、戦線の末に金沢から移動してくる石川に比べるとコンディション的には優位に立てると思うので、今日の快勝を機にまた連勝して首位争いを優位に進めてほしい。
s-DSC_5923.jpg

【追記】
自分の観戦経験上、BCLの審判は際どいコーナーに決まったボールをストライクに取ってくれず、その結果四球が多くなったり投手の投球間隔が長くなったりでいたずらに試合が長引いてしまう傾向があったが、今日の主審はそういったコーナーに来たボールを全てストライク判定してくれたので、テンポも良く全体的に引き締まった試合内容でとても楽しく観戦できた。
サッカーもそうだが、試合というのは選手のみならず審判の裁量で内容が面白くもなりダレたりもするものなので、審判の方々は杓子定規の判定ではなく、今日の主審のストライクゾーンのような“粋”なジャッジで試合を面白くしてほしいと願っている。
明治安田生命J3リーグ2015第9節 vsカターレ富山
もっか5連勝中のパルセイロの今日の相手は、J2から降格しウチとは初対戦となるカターレ富山。
しかし『パルセイロvsカターレ』という形では初対戦になるが、カターレはJFL時代の2008年に『アローズ北陸(北陸電力)』と『YKK AP』の2つの企業チームが合併してできたクラブであり、またアローズは1999年まで、YKKは2000年まで北信越リーグに所属していたので、両チーム共にパルセイロの前身である長野エルザとは対戦した事があり、そういった意味では今日は北信越リーグの“大先輩”チームとのお互い名前を変えて久し振りの顔合わせという見方もできる。
自分はその頃はまだエルザと出会う前だったが、記録を調べてみるとその頃のHFLはアローズとYKKが優勝争いを演じており、一方のエルザはまだ強くなる前で両者にはほとんど歯が立たなかったようだ。

あれから15年の時を経てお互いJ3のチームとして対戦する事となったこの試合、ウチとしては優勝候補の一つにも挙げられている富山さんが調子を取り戻さないうちにホームでしっかり勝利して連勝を伸ばしておきたいところ。
さすがはJ2で戦ってきた隣県のチームだけあり、アウェイゴール裏にもこれまでで最多のサポが入り両者の応援合戦にも熱が入ったこの試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 0(0-1・0-0)1 カターレ富山
s-DSC_5690.jpg
s-DSC_5691.jpg

前節の活躍が評価されてか#9高橋駿太が久々にスタメンに名を連ねた今日の試合は、積極的に前へ向かう姿勢を見せるなど選手達の動きも良く、早々にチャンスを作るなど連戦の疲れも無さそうで上々の立ち上がり・・・かと思われたが、前半6分に与えた相手のコーナーキックを走り込んできた選手にフリーでドンピシャ合わされ早くも失点してしまう。
ゴールを決めた#15仲西倫也選手は大卒ルーキーとの事だが、このゴールシーン以外でも試合全般でスピードやフィジカルに長けたプレーを見せており、このゴールもそんな仲西選手のスピードで完全にマークを外されてしまったし、またコーナーキックもピンポイントで仲西選手の走ってきたところにボールが来ており、富山の素早く正確なプレーに完全にしてやられたお手上げの失点だった。
s-DSC_5729.jpg

自分はこの時点で「ちょっとヤバいかも・・・」という予感がよぎった。
富山のJ2での試合はあまり見た事が無いけど、以前J2に昇格したての頃に何回かテレビで見た限りでは、元が有力企業チームという事もあって派手さは無いものの実業団上がりらしくしっかり守って堅実なサッカーをしており、ウチが苦手とする“堅守速攻”型のチームという印象を持っていたので、もし今も基本的にあの頃のようなチームカラーだったとしたら早い時間に先取点を取らないと相当苦労すると予想していたのだ。
s-DSC_5766.jpg

そして、その嫌な予想は現実のものとなってしまった。
ウチも今日は今までに比べると積極的に縦への攻撃を仕掛けてきたりセカンドボールを拾えてボールを持つ時間も長くなっていたし、シュート数9-4という最終的なスタッツを見ても結構攻め込んでいるようにも見えたが、相手の的確で素早いプレスや球際の強さに手こずってなかなか効果的なシュートを打たせてもらえない。
試合の中でしばしばウチがバックパスや横パスを出して富山サポから歓声が沸くというシーンが見受けられたが、あれはウチに積極性が無かったというより相手の守備に隙が無くてボールの出しどころを見つけられなかったんじゃないかと思う。
s-DSC_5822.jpg

結局、惜しい場面は何度かあったものの最後まで相手のゴールネットを揺らす事ができずタイムアップ。
美濃部監督が「ボールを持たされていた」とコメントしていたが自分も全く同じ印象で、富山の術中にまんまとハマってしまった“完敗”と言っていいだろう。
相手の堅い守備に攻めあぐねてしまったり球際の強さに圧倒されてしまったところなど、去年丸亀で行われたカマタマーレ讃岐との入れ替え戦のデジャヴを見ているみたいだった。
s-DSC_5793.jpg

それにしても富山というチームは想像以上に試合巧者でしたたかなチームだった。
今日の敗戦に関しては仕方のないところもあったと思うし早く切り替えて次に臨めばいいと思うが、ここまでなかなか結果が出せていなかった富山が今日の勝利で調子を上げてくるんじゃないかと思えてならず、優勝&昇格に向けて1年間を通して見た時に、今日負けた事そのものよりも厄介なライバルを目覚めさせてしまった事の方が嫌な感じがする。
s-DSC_5848.jpg

まぁ、悪い考えをいつまでも引きずっていてもしょうがないし、次の対戦では絶対にリベンジしないと本当に優勝がヤバくなってくるので、これ以上同じ轍を踏まないように富山の堅守に対する対策は入れ替え戦の苦い思いも踏まえて次の対戦時までにしっかり立ててもらいましょう。

次節はJリーグ・アンダー22選抜との戦い。
このチームとは去年は3戦全勝で得失点差も+10と稼がせてもらった“お得意様”だったし、今年もここまで1勝2分5敗で得失点差-19という数字が示すように大量失点で負けるケースが多いなど結果も内容も低迷しているが、選手個々の能力は高いし召集されるメンバーによってはドリームチームに変貌してしまう可能性もあり、全く戦力が読めない不気味なチームではある。
また、ウチは2戦連続ホームでできるという地の利はあるものの、中2日のタイトスケジュールで選手達にも疲労がたまっているのに対し、J-22は今節は試合が無かったのでどんな選手が来ても休養十分という事になり、その点も不安材料だ。
とはいえ、チームスポーツであるサッカーにおいてJ3優勝を本気で狙っているウチが“寄せ集め”チームにおめおめと負ける訳にはいかない。
選手達は強行日程の中で本当に大変だとは思うが、ここは気持ちを切り替えてコンディション・戦術・メンタルと落ち度の無いようしっかりと準備を行い、今年のゴールデンウィークの最後を笑顔で締めくくるべく昼間行われるレディースとのダブルヘッダーでのアベック勝利を大いに期待している。
s-DSC_5700.jpg
なでしこリーグ2部第6節試合雑感&ガンバレ横山!
皆様、まだ5月に入ったばかりだというのにお暑うございます。。。
自分は今日は本来なら中野までBCLの試合を見に行く予定だったが、29~30日の福島遠征に加えて昨日はメーデーに強制連行参加して炎天下の中を1時間ほど歩かされた行進してきて疲れがたまっていたため、これで今日の真夏日の中で野球観戦したらGW後半にバテが来そうだったので、今日は大事を取って休息日に充てる事にした。
いつまでも若いと思っていても、やっぱり“アラフィフ”になった身体は無理がききませんな。。。
ただ、観戦をキャンセルした今日の試合でグランセローズは富山GRNサンダーバーズに7-1で快勝したそうで何より。
これでセローズは自分が前回観戦に行ったオリスタでの大敗の後は3連勝で首位を走っており、このまま好調をキープしてほしいものだ。

そして今日の本題、まずは注目の女子ワールドカップカナダ大会代表メンバーが発表されたが、その中に我等がスーパーエース#10横山久美選手の名前が無く、今回は本メンバーからは落選してしまったという事で残念至極。
新聞の記事によると、第一報を聞いたのは遠征に向かう特急列車の中だったそうだが、しばらく一人デッキから戻らなかったそうで、彼女自身もかなり強い気持ちで臨んでいただけに本当に悔しかった事と思うが、やはりリーグ戦で負った怪我の具合が大きかったのかな?
まぁその他にも色々と理由はあると思うが、選ばれたFWの錚々たるメンバーを見れば納得しなければならないところもあるから仕方がない事だと思うし、まだ21歳と若いんだから、これからチャンスはいくらでも訪れるだろう。
また5月中に行われる国内合宿のバックアップメンバーには選ばれたという事で、そこで世界一に輝いたメンバー達と一緒に練習する事で多くのものを吸収して一回り大きく成長してきてほしいし、そこで学んだ事をどんどんチームに還元してほしい。

そんな横山選手も出場した今日のレディースの試合は、ここまで2勝3分で負けが無く、ノジマステラと日体大の陰に隠れて密かに上位を狙う難敵・ASハリマアルビオンとのアウェイ戦を2-0と勝利!
ゲームシートによると、前半はシュート数で5-8と押されていた展開の中で35分に#6國澤志乃、37分に#2田中菜実と連続得点でリードし、これで勢いに乗ったのか後半はシュート数で9-2と圧倒しての勝利という事で、コーナーキック数10-3という結果も含めて、スタッツを見た限りでは試合巧者のASハリマを相手に快勝だったんじゃないかと見受けられる。
また心配していた横山選手も、自身のゴールこそ無かったものの前半の2得点全てに絡み、プレータイムも佐久での日体大戦は57分だったのが前節のフル出場について今日も84分まで頑張ったという事で、足の状態もだいぶ良くなってきたんじゃないかと思う。

これでレディースは5勝1分と未だ負け無しで首位を堅持し、次節は久し振りに南長野に戻って5月6日に吉備国際大学Charmeを迎え撃つ。
相手は現在1勝1分4敗で8位と伸び悩んでいるが、去年まで1部で戦っていただけに実力はあるだろうし、最下位の福岡に引き分けた前節の試合のように勝負事は何が起こるか分からないだけに油断は禁物。
また中3日のタイトな日程で体力的にもキツいと思うが、今年は選手層も厚く控えメンバーも遜色ない実力を持っていると思うので、トップ同様うまく選手をやりくりしながら是非ともスカッと快勝して首位固めと行きたいところだ。

そして11時と少し早い時間に行われるこの試合は、18時からのトップの試合とのダブルヘッダーで朝から晩まで“パルセイロ漬け”となるだけに、是非とも皆さんお誘いあわせの上で南長野に午前中から足を運んでもらい、開幕戦の動員数1,561人を上回る人数で選手達を力強く後押ししてやろうじゃありませんか!!
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.