ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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第95回天皇杯1回戦 vsFCレノファ山口
リーグ戦と並ぶもう一つの戦いである伝統のカップ戦・天皇杯全日本サッカー選手権大会。
例年、その1回戦は地域リーグのチームとの対戦だったのでリーグ戦と違って少し気楽に試合を楽しめたところがあったのだが、今年は何の因果か同じJ3リーグで首位を独走するレノファ山口が相手で、正直「1回戦くらいもう少し楽なカードにしてくれよ~・・・」という思いがある反面、リーグ戦と同じ緊張感をもって臨めるからチームとしても有意義な試合となるだろうし、第3クールもアウェイになるのでもう生で見られないかと思っていたレノファの戦いぶりが期せずしてもう一度南長野でお目にかかれるという事で、その強さの秘密をじっくり見極めたいと思っていた自分としては勝ち負け以外の見どころもあり、いずれにしても興味深い対戦で、自分も今日はいつもと違って選手の動きがよく見える上層スタンドに陣取ってキックオフを待った。

レノファといえば、最近のチーム低迷と美濃部前監督退任の引き金となった、試合終了間際に喰らった大逆転負けが記憶に新しく、選手達もあの時の悔しさを晴らそうと燃えている事だろうし、その気合で難敵を撃破して今後に向けて自信と明るさと勢いを取り戻してほしいところだが、果たしてリベンジはなったか、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(0-0・1-0)0 FCレノファ山口
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今日の山口は今後のリーグ戦のために温存したのか、はたまた2回戦に進出した時のために会場に来ているであろうヴィッセル神戸のスコアラーに手の内を見せないためか、現在リーグ得点ランクトップの#9岸田和人選手がベンチ入りもしていなかったので、是非とも彼のプレーを見ておきたかった自分としてはちょっと残念だったが、それでもランキング2位の#8島屋八徳・3位の#8福満隆貴・4位タイの#11鳥養祐矢といった強力攻撃陣が名を連ねており、どんな攻撃を仕掛けてくるかとハラハラ半分、ワクワク半分で見ていた。
で、4月に南長野で見た時のようにスピーディーにどんどん前へ出ていくのかと思っていたが、ウチのディフェンス陣がしっかり対策を立ててうまく相手の動きに対応しているせいか、あの時ほどスピードも感じられなかったし、4月は隙あらばガンガン出していた裏を狙うスルーパスもあまり見られなかった。

一方のウチも、かなり前へと向かう攻めの姿勢は見せていたものの相変わらずゴール前まで来ると手詰まりとなってスコアリングチャンスまで持って行けず、概ねウチの方がボールを持って攻め込む時間が長かったものの、全体的にはお互い決め手がないまま膠着状態で過ぎていった前半の戦いだった。
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そしてそれまで小康状態だった雨が再び本降りとなった後半も立ち上がりはおとなしい感じだったが、徐々にウチがペースを握り敵陣に押し込む時間が長くなってくると、後半11分に得たコーナーキックを#2松原優吉がヘッドでゴールに押し込み、遂にパルセイロが先制!
それまで何度かコーナーキックのチャンスがあったものの、ここ数試合分も含めてあまり得点できる気がしなかったのだが、ようやくセットプレーからのゴールが奪えて嬉しい限りだ。
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この待望の先取点でグッとスタジアムの雰囲気が良くなると、リードしたという事で少しボールを落ち着かせようという動きもあったものの、全体的には受け身に回る事無く前へと攻め込む積極的なプレーで主導権を握ったまま試合を進めていく。
また、いくらリードしたからとはいえ山口は残り2分もあれば2点くらい簡単に取れるくらいの怖さがあるが、とにかくウチのディフェンス陣が相手のストロングポイントをほぼ完全に打ち消して強力攻撃陣に仕事をさせず、リーグ戦では悪夢を見た4分間という長めのアディショナルタイムも難なくやり過ごして見事に勝利を掴み取った。
試合終了の笛が鳴った瞬間に見せた#33山田晃平選手渾身のガッツポーズが象徴するような、確かな手応えを掴んだ快勝だ。
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今日の勝利は、とにかく選手達の気持ちが呼び寄せたものだと思う。
攻めては今までのように前からプレスをかけられても安易にバックパスなどせず、多少無理めな態勢でも少しでも前へボールを運ぼうという意識が見えたし、ラインを割りそうなボールも何とか生かして流れを切らないようにしようという球際の粘りも見られた。
また守っては、エース不在だったとはいえあの強力な山口の攻撃陣に対しても決して受け身にならず、積極的なプレスと体を張ったプレーで相手の良さをほぼ完璧に抑え込んだ。
ここ数試合は選手達の動きに元気がなく、迷いや自信のなさがにじみ出ているようで見ている方もいたたまれない気持ちになっていたものだが、今日はそういったネガティブな要素は全く感じられず、「絶対勝つんだ!」という気迫が自分が見ていた上層スタンドまでビンビン伝わってきた。
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細かいことを言えば、ウチの本来の持ち味である流れの中で相手を崩しての得点が未だに生まれていないし、今日3~4回あったフリーでシュートを打てる決定機を全て逸してしまうなど大きな課題である『次の1点』が取れずじまいで、自分が熱望している複数点差での勝利が叶わなかったのは少し引っかかるところではあるが、今日はそんな事より選手達が迷いや不安を振りほどいて強い気持ちを前面に押し出して難敵に勝てたのが何より嬉しく、ここ2ヶ月くらいは勝っても満足のいく内容ではなくため息混じりで席を立つ試合がほとんどだったが、今日は本当に久し振りに笑顔でスタジアムを後にする事ができた。

これで今年の天皇杯も見事に1回戦を突破し、次の試合は9月9日(水)に現在J1年間順位11位のヴィッセル神戸との対戦となる。
J3以下の下位カテゴリーのクラブにとって、J1クラブとのガチンコ試合は天皇杯1回戦を勝ち上がった者のみに与えられる特権であり、また上位カテゴリーのクラブとの対戦は勝っても負けても必ずや多くのものが得られる有意義で貴重な体験になると思うので、選手達は今日の試合で見せた気迫でJ1クラブに真正面から思いっきり戦いブチ当たってきてほしい。
平日開催という事で自分は残念ながら現地まで応援に行く事はできないが、結果はともかく全てを出し切った悔いのない試合となるよう期待したいと思う。
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そしてリーグ戦は来週からいよいよ勝負の第3クールに突入し、その最初の試合はアウェイでのカターレ富山戦。
富山はつい先日に“赤帽”こと岸野靖之監督解任の発表があったばかりで、天皇杯も県予選敗退で出られなかったため、来週のウチとの試合が新体制での初めての試合となる。
富山はリーグ戦も現在7位と思うような成績が出せていないが、ウチも美濃部前監督から衛藤監督に代わった初戦がそうだったように、シーズン途中で監督が代わった最初の試合は選手達も「新監督にまず1勝を!」と張り切って普段以上の力を発揮するもので、現にウチもJFL初年度の2011年、優勝争いをしていた大事な時期に監督交代後初試合となったMIOびわこにアウェイでまさかの黒星を喫しており、本当にこのタイミングでの対戦は油断がならない。
それに、天皇杯本選出場を地域リーグのクラブに明け渡すという屈辱があったものの、“怪我の功名”で今日は富山は試合がなかったのでスタッフが南長野に乗り込んで偵察をしているハズで、あちらにしてみれば「来やがれ、パル公!」と気合十分で手ぐすね引いて待っている事だろう。(←ちょっと大げさかな?)
そんな相手に飲み込まれないよう、ウチも今日の試合のさらに上をいく気迫を持って敵地に乗り込み、絶対に勝利を掴み取って帰ってきてほしい。

悲願のJ2昇格に向けて今度こそ本当に待ったなしの第3クール。
その初戦、しかも非常に難しい雰囲気で迎えるこの試合をモノにできれば、今まで停滞していた流れをグッと引き戻す事ができるはずだ。
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第20回長野県サッカー選手権大会決勝 vsFC上田ジェンシャン
いや~、昨日はサッカーが終わった後にお隣のオリスタでBCLを見てきたけど、3-3というロースコアだったのに4時間以上もかかってしまうメヤクチャ長い試合になってしまい、予定より1時間以上帰宅が遅くなってしまったので、このブログのアップも1日遅れてしまいました。
試合が長引いたのはエラーや四死球連発といったくだらないミスによるものではなかったし、セローズも終盤に劣勢を挽回して何とか引き分けに持ち込み負けなかったから良かったようなものの、全体的にもう少しテンポアップで試合してほしいもんですな~

・・・え~っと、何の話でしたっけ。。。(←コラコラ)

と冗談はさておき(掴みのネタに使ってしまったグランセローズ関係者の皆様、大変失礼!)、先週はあまりにもショックの大きな敗戦でこの1週間は仕事にも力が入らず、試合の記事もなんとか気力を振り絞って3日遅れでアップするのがやっと・・・というボロボロな状態だったが、今週・来週と天皇杯絡みでリーグ戦がお休みとなるので、気持ちを切り替えるにはナイスタイミングとなった。
その天皇杯の県代表を決める長野県サッカー選手権大会、J3のパルセイロはスーパーシードという事で今日の決勝戦のみの出場なので、1回戦から厳しい試合を勝ち抜いてきた相手には大変恐縮ではあるが、いくらチーム状態がどん底に近いとはいえ、ここはそんなスーパーシードの待遇に恥じないような“格”の違いを見せつける完勝を期待したいところ。

去年は出場を免除されたので2年ぶりとなったこの大会は、その2年前と同じFC上田ジェンシャンとの対決となったが、パルセイロは先週のショックを払拭して勝利が当然の中でどのような“勝ち方”を見せてくれるか、またジェンシャンはチャレンジャーとして2つ上のカテゴリーのウチにどこまで食い下がれるかに注目したこの試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 2(0-0・2-0)0 FC上田ジェンシャン
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とりあえず順当に勝つには勝ったが、ウチ的には相手との“格”の差を考えると決して満足できない『辛勝』といえるだろう。
一応ウチが攻める時間が長かったものの、ジェンシャンの気迫あふれる守備に手こずってなかなかゴールを決める事ができず、前半はスコアレスに終わるという意外な(いや、むしろ「予想通りの」って言ったほうがいいかな・・・)展開となってしまった。
そしてこの嫌な流れは後半になってもあまり変わらないまま時間がどんどん過ぎていったが、さすがに後半も半ばを過ぎたあたりからジェンシャンの運動量が徐々に落ちてくると後半36分に#5大橋良隆のミドルシュートが決まってようやく試合が動き、その5分後に#8菅野哲也のゴールで突き放しての勝利。
まぁ、このままスコアレスで延長戦に突入すれば地力の差で“寄り切り勝ち”できるだろうとは思っていたが、逆にそこまで行ってしまってはJ3のクラブとしては不本意だったし、とにもかくにも90分での複数点差勝ちで最低限のノルマは辛うじて果たせたかな・・・といったところで、試合終了の瞬間は心底ホッとした。
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しかしそれにしても、ウチもここまで点が取れないものか・・・と本当にヤキモキしながら見ていたが、そんな中で決まったゴールは大橋選手のミドルシュートに菅野選手のドリブル突破と、最近のリーグ戦ではご無沙汰だった両選手お得意の形からのものであり、こうやって選手のストロングポイントを生かした攻撃ができれば結果が出るという事が証明されたのが大きかったし、その他にも公式戦初出場の#21金永基に#14金久保彩・#16鮫島晃太・#26光永祐也といった久し振りに試合に出場した選手が自分の持ち味を出して存在感をアピールしてくれ、そういった意味でも今後に向けて少し明るい材料が見えてきたような試合だったと思う。
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それより何より、この試合で自分が最も印象に残ったのは、ジェンシャンの選手達の堂々とした戦いぶりだった。
試合終盤まで苦しめられた守備面では、先発出場した#32近藤雄介選手の重戦車のようなアタックにも臆せず体を張って立ち向かい、球際の争いではジェンシャンの選手が勝つ場面もしばしば見られたほどで、その気迫の凄さにはスタンドで見ている自分も圧倒されてしまうほどだった。
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特にエルザ時代からのオールドファンとして目を引いたのは、#21小原雅貴選手と#18藤田信選手。
“コハ”こと小原選手は2006年まで長野エルザに在籍しており、恐れを知らぬ激しいディフェンスと果敢なオーバーラップが持ち味で自分も大ファンだったのだが、今や大ベテランとなったにも関わらずプレーぶりはエルザ時代と全く変わらず、逆にロングスローの飛距離は当時より伸びたんじゃないかと思わせるほどで、そんなコハのプレーが見られただけでも南長野に足を運んだ価値があると思わせる素晴らしい働きだった。
本当に彼は『鉄人』と呼ぶにふさわしい素晴らしい選手だ。
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また藤田信選手も、相変わらずの泥臭いポストプレーや鋭いシュートで存在感を見せた。
特に前半にフリーでシュートを打たれた場面では金永基の好セーブで事なきを得たが、もしあれが決まっていたら今のウチの決定力の無さを考えればズルズルと逃げ切られてしまったかもしれず、本当に肝を冷やしたものだ。(まぁ今年のウチの出来を思えば、マコに決められて負けたのならそれはそれでパルサポとして“本望”ともいえるが・・・)
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それに長野OB以外でも、#26廣瀬龍弥選手が豊富な運動量と足の速さでウチのディフェンス陣をかき回し、一時は波状攻撃を仕掛けられヒヤヒヤする場面も見られたなどで、自分もパルセイロのユニを着ていながら紫の選手のノビノビとしたプレーに歓声を上げ拍手してしまうほど、ジェンシャンの選手のプレーに引き込まれた。
ジェンシャンはエンブレムからも分かるように1981年創設(ちなみにパルセイロの前身である長野エルザの創設は1990年)で、エルザが台頭するまでは県代表として天皇杯本選の出場経験もあるなど長く長野県の社会人サッカーを牽引してきた古豪クラブであり、自分がエルザの応援を始めた11年前あたりは長野県で『ダービー』といえばエルザvsジェンシャンのカードをさしていたし、前記の小原選手や藤田選手の他にも元エルザ・パルセイロ戦士が複数在籍しており、そういった縁もあって自分は今でもジェンシャンというクラブに尊敬の念と親近感を抱いているが、スタンドに多数訪れたジュニアユースの子供達や関係者・サポの方々が熱心に応援する情景も相まって、ますますその思いが強くなった。
ジェンシャンにはこれからも地元に根差し地元に愛されるクラブとして頑張ってほしいと願っている。
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そんな訳で無事に試合も終了して迎えた表彰式は、旧国立競技場を思い出させるようなスタンドの貴賓席に選手が上がって表彰を受ける形で、「おーっ、新生南長野はこんな事もできるのか」と感心してしまった。
この表彰式スタイル、いかにもサッカーっぽくっていい光景ですね~。
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そして大会MVPには決勝点を決めた大橋選手が選ばれたが、運営側の段取りミスでチーム表彰が終わった後に特にアナウンスもされずさらりと流されてしまったので、この場を借りて大橋選手の晴れ姿を掲載したします。
最近はなかなか出番が回ってこないけど、やっぱり苦しい時に頼りになるのは数々の困難を克服してきた大橋選手を置いて他にいないと思う。
このゴールを機に、残りのリーグ戦ではどんどん試合に出て、その労を惜しまぬプレーと“どっかんミドル”でチームを引っ張っていってほしい。
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という訳で、苦しみながらも何とか天皇杯本選の切符をゲットし、来週は早くも1回戦。
そして我等がホーム、南長野に迎え撃つ山口県代表チームは、予想通りレノファ山口となった。
このマッチアップは一応J3勢同士の対決となるが、今の両者のチーム状況を考えると下馬評は『山口有利』と言わざるを得ない。
しかし勝負はやってみなければ分からないし、『負ければ終わり』のカップ戦ならなおさらだ。
確かにリーグ戦の勢いを考えると厳しい戦いになると思うが、日曜日のジェンシャンのように攻守共にチャレンジ精神をもってリーグ戦で猛威を振るう“台風の目”に思い切って斬り込んでいけば、必ず勝機は見つかると思う。
自分も来週は春先以来4ヶ月ぶりに生で見るレノファとの対戦で向こうの強さの秘密をじっくり見極めつつ、チャレンジャーとして戦うパルセイロの勇気ある姿が見られるのを楽しみにしているので、選手達は勝っても負けても悔いの残らない、そして今後につながるような試合をしてほしいと願っている。
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明治安田生命J3リーグ2015第26節 vsJリーグ・アンダー22選抜
・・・・すみませんです。
このブログは勝っても負けてもなるべく当日にアップするのをモットーにしていたものの、さすがに今回の敗戦はショックが大きく、頭の中が真っ白になって何を書いて良いのか分からず、「まぁ今日は頭を冷やして、明日の朝刊の記事でも読んで少し冷静に分析してからとりかかるか・・・」と思っていましたが、翌朝目覚めてからその日が休刊日だった事に気づき、己のバカさ加減に嫌気がさして更に記事を書く気力が失せ、ここまでほったらかしにしてしまいました。。。
今でもショックを引きずっていてどうにもこうにも筆が重いけど、ここでウジウジ落ち込んでいてもシーズンはどんどん進んでいくし、このモヤモヤを断ち切って前へ進んでいくためにも、あの試合を振り返ってみたいと思います。

AC長野パルセイロ 0(0-0・0-1)1 Jリーグ・アンダー22選抜
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試合は前節の後半のようにウチの連係が噛み合わずに効果的な攻撃ができないままいたずらに時間が過ぎ、終盤に巡ってきた貴重なチャンスもモノにできず、「引き分けも止む無しか・・・」と思った矢先の後半アディショナルタイム突入直前にまさかの失点。
昼間に野澤・高野・旗手選手の引退試合があって非常に楽しい時を過ごし、そこに出場したOB選手達が貴賓席で見守り、またスタンドには浴衣姿の観客や小学生のチビッ子サポも多く、他県より短い夏休み最後の試合を大いに楽しもうという華やいだ雰囲気の中、ここまで4戦全勝と相性が良かったJリーグ・アンダー22選抜を相手に是が非でも勝って第2クールを締めくくり、勝負の第3クールに向けて弾みをつけたかっただけに、この敗戦はチームとしての自信や勢いを完全に奪ってしまうようなあまりにも痛過ぎるものだった。

それに個人的には、直前に選手が選出・招集され前日1日の全体練習だけで試合に臨む“寄せ集めチーム”であるJ-22には、クラブチームのプライドに賭けても絶対に負けてはならないという強い思い入れがあっただけに、この敗戦は“チーム”としての戦いが機能せず“個”の力に屈してしまったようで、何よりその事が一番やるせなかった。
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この試合、確かに選手達はなかなか結果が出せない事に責任感と危機感を持って「なんとかしなければ」という意識で戦っていたとは思うが、そんな気持ちがプラスに働かず、重圧から各自の動きがバラバラで連携が取れておらず、焦りからトラップミスやパスミスが目立ち、自信の無さからゴールエリアでの思い切ったチャレンジが見られず無難なバックパスに終始するなど、勝利への思いがことごとく空回りしていたように見えた。

そもそも、ウチは細かいパスで相手を崩しコンビネーションで得点するのが持ち味だったし、どんな相手にも90分間走り負けないスタミナもあったが、いつの間にかそういった胸を張ってよそ様に自慢できる長所が影を潜め、単発な攻撃に終始し終盤に失速してしまうごくごく平凡なチームになってしまった。
これは、年々厳しくなってくる周りのマークに対応しようと短所を潰す事に重きを置いているうちに、いつの間にかウチならではの長所を見失ってしまい、なかなか結果が出せなくなってくるうちに自信も無くなって本来のプレーができなくなるという悪循環に陥ってしまっているんじゃないかと考える。

だからこそ、チームはもう一度原点に戻り、自分達の良いところを見つめ直してチームを立て直してほしい。
思えば美濃部・衛藤体制初年度の2年前は、圧倒的な強さでJFLを制覇し、天皇杯でも全国に旋風を巻き起こしたが、当時の参謀役だった衛藤コーチが監督として残り、主力選手も大多数が在籍しているんだから、あの時の戦いぶりと自信を取り戻し、ずれてしまった歯車を少し元に戻してやれば、必ずやチームは息を吹き返すはずだ。
もちろん、2年前に比べるとリーグもJFLからJ3に移行してリーグ自体のレベルが底上げされ、簡単に自分達のサッカーがやらせてもらえない厳しい環境になっているのは百も承知だが、だからといって相手のガードに合わせてボールを後ろに送るのではなく、カラ元気でもいいから思い切ってゴール前でチャレンジしてほしい。
そこでもし失敗したとしても敵陣での果敢なチャレンジなら誰も咎める事はないし、そういったチャレンジを続けていく事で何か突破口が見つけられると思う。
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さて、リーグ戦は今回の試合で一旦中断し、来週は天皇杯県予選を兼ねた長野県サッカー選手権決勝を迎える。
相手は北信越リーグ1部で現在8チーム中5位のお馴染みFC上田ジェンシャンという事で、2つも下のカテゴリーのチーム相手に勝って当然ともいえるが、ウチには過去に今の状況とよく似た嫌な歴史があり、自分は今、その時の思い出が頭をよぎっている。
あれは北信越リーグ時代の2007年、クラブ名が長野エルザSCからAC長野パルセイロに変わりJFL昇格に向けて本格的に始動した年であり、前年度途中から監督に就任した、中東の代表監督を歴任したバドゥ・ビエイラ氏が開幕から指揮を執るシーズンとして大いに期待していたが、フタを開けてみればリーグ戦ではアウェイで格下のチームに終了間際に勝ち越し点を許し敗戦したのが致命傷となって優勝を松本山雅に明け渡し、また決勝進出が当然と見られていた県選手権でも準々決勝で北信越2部のチームにまさかの大金星を献上するなど、とにかく踏んだり蹴ったりなシーズンとなってしまった。

今回も下位チームから勝ち点を失い悪い空気の中で県選手権に臨むという意味ではあの時と同じような流れだ。
ウチとしてはチームが迷走している中で格下相手にモチベーションを上げづらい状況だと思うが、対する上田にしてみれば「あのパルセイロから金星取ったる!」という高いモチベーションで臨んでくるだろうし、また「長野はボール保持者に対して2~3人でちょっとプレスをかければ簡単にボールを後ろに下げてくれる」という非常に分かりやすい傾向があるから、しっかり研究して厳しい守備を仕掛けてくるはずで、そんな相手に対して簡単にバックパスをしてしまうようでは、いつまでたっても状況がよくなる訳がない。
今週末はウチ本来の輝きを取り戻すための大会と位置づけ、格下だろうが何だろうが自分達のやりたいサッカー、やるべきサッカーを全力で出し切って大差で勝ち切り、少しでも今後に向けての浮上のきっかけを掴んでほしいと願っている。

自分はまだまだ昇格を諦めてはいないし、ほとんどのサポも同じ気持ちだと確信している。
〝強い長野”としての自信と誇りを取り戻し、リーグ戦も天皇杯もひたすら前を向いて勝ち上がっていこう!
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明治安田生命J3リーグ2015第25節 vs福島ユナイテッドFC
先月の山口での悪夢の大逆転負けから1勝1敗2分とチームの勢いがガタ落ちし、遂には美濃部監督の辞任という最悪の形となってしまったトップチーム。
美濃部監督については、藤枝戦の監督コメントがイヤに短く、会見も小さく力のない声で絞り出すように喋っていたので「ひょっとすると休養もあるかも・・・」という予感はあったのだが、こんなに早く“その時”がやってくるとは思わなかった。
最近のトップはこうした結果以外にも、選手の動きに迷いや自信の無さが如実に出ていてチーム全体に閉塞感が漂っていたので、この辞任劇もある意味「仕方ないかな・・・」と受け入れざるを得ないところもあるが、それでも一昨年のJFL優勝や天皇杯での大活躍、そして去年も入れ替え戦に敗れたとはいえJ3初年度を2位で終える事ができたのは美濃部監督がいたからこそであり、今年はここまで苦しんでいるけれど、今年の新体制発表会で美濃部監督がプレゼンテーションした『5つのP』のコンセプトは強いチームを作っていくうえで決して間違ってはいないと今でも信じている。
サポや支援者の思いがギュッと詰まった、全国のサッカーファンから注目される新スタジアムでJ2昇格という、氏の豊富なキャリアの中でも比べ物にならないくらい重圧のかかるミッションを与えられ、文字通り身を削りながら長野のために頑張ってきた美濃部監督には、本当に感謝の2文字しか浮かばない。
辞任の直接の理由は体調不良との事だが、今は両肩に重くのしかかっていたプレッシャーを降ろし心身を楽にしてしっかり病気を治していただき、また元気になったらテレビの解説で、またはどこかのチームの監督として活躍する姿を見せてください。
そして願わくば、いずれまた長野に戻ってきて、新しいステージで戦っているであろうパルセイロを再び指揮してもらえたら最高です。
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さて、ここからは気持ちを切り替えて、ヘッドコーチから昇格した衛藤元新監督(←こうして字面にすると、“元新監督”ってちょっと変な表現ですね。ま、どーでもいーけど。。。)の指揮の下でリスタートするチームがどんな戦いぶりを見せるか、不安と期待が入り混じる今日の試合。
昇格が絶対条件の中でこういう大変な時期にチームを引き受けてくれた衛藤監督の恩に報いるためにも、今日の試合は何が何でも白星を監督にプレゼントしたいところだったが、その注目の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(1-0・0-0)0 福島ユナイテッドFC
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とりあえずは衛藤監督の初陣を勝利で飾れて何より。
今日の試合は始めから縦へと向かう意識がここ数試合の中でも高い方で、コーナーキックの時にはフィールドプレーヤー全員が敵陣に上がってキックと同時に一斉に散らばる、アメフトの“ショットガン・フォーメーション”みたいな新機軸も見せるなど、「今までとはちょっと違うな」と思わせるような戦いぶりを見せてくれたし、そういった流れの中で奪った#6仙石廉選手のゴールはこれまでのモヤモヤが吹き飛ぶようなファインゴールだった。
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しかし、勝利に喜ぶチームやサポの皆様に水を差すようで誠に恐縮だが、ここで自分は敢えて厳しい事を言わせていただく。

今日の試合で良かったのは先制ゴールの時までで、後は全然ダメ!!

確かにあのゴールまでは、まだまだ完璧とは言えないまでも積極的にゴールへと向かう姿勢を見せていたが、ゴールを決めた瞬間からまたこれまでのような横や後ろにばかりボールを回すような煮え切らないプレーに戻ってしまった。
それにしても、1点取る前と取った後でこれほどガラッとプレーが変わってしまうとは・・・
サッカーという競技は90分間の中でより多くの点を取った方が勝つルールなのに、、ウチの選手達は「早く1点取った方が勝ち」というルールと勘違いしているんじゃないかと思うくらい、次の1点を取ろうという意識が低すぎる。

案の定、そういったプレーでお茶を濁しているうちに福島に攻め込まれる時間が多くなり、もう失点も時間の問題か・・・とヒヤヒヤしっ放しだった。
幸いにも、相手のシュート精度が低かったりレフリーのジャッジが比較的ウチに有利に働いたりで何とか事なきを得たが、少なく見積もっても2点くらい取られていてもおかしくないような展開だった。
まぁ、守備に関して言えば、無失点に抑えられたのは選手達が最後のところで体を張って泥臭くボールを止めにいった事も大きく、決して幸運に助けられたばかりじゃないと評価はしてやりたいが、そういった頑張りも攻撃に対する消極的な姿勢で帳消しになってしまいそうだ。
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確かに今のウチにとって何としても勝ち点3を積み上げていく事が一番大事ではあるが、1-0というスコアではある意味“現状維持”と言ってよく、本当の意味でこの苦しいトンネルを抜け出すためには2-0とか3-1とかの複数得点・複数点差での勝利が必要だ。
要するに、1点取った後の“次の1点”を取る事ができなければ、『強い長野』の真の復活とはならないと思う。
だからこそ、あれだけ見事な連携で1点取った後の急激なトーンダウンは本当に残念だったし、試合終了後も周囲の歓声とは裏腹に、「まだまだ先は長い・・・」という思いからのため息ばかりが出てきた。

今日は首位の山口が引き分けて“怪”進撃も一時停止となったが、それでも当初は「第2クールには落ちてくるだろう」とタカをくくっていた山口の勢いは落ちるどころか更に加速を続けており、ウチとの勝ち点差も13まで開いて、正直なところ優勝に関してはよほどの奇跡が起こらない限りは非常に厳しいものがあるのが実情だ。
しかし、昇格に関してはまだその道が閉ざされた訳ではなく、入れ替え戦の出場権を得る2位の座は、ウチと町田・相模原の勝ち点差が僅かであり、まだまだ何も悲観する事は無い。
だからこそ、今日の勝利に満足する事なく“次の1点”を取りに行く貪欲さをもっともっと前面に押し出して、本当の意味での不振脱出を果たしてほしいと切に願っている。

幸い、新監督はヘッドコーチからの昇格という事で今までチームも積み上げてきたものが生かせるし、その中で熱血漢の衛藤監督らしい戦い方もこれからどんどん出てくるものと期待している。
ここまでド素人の分際でエラそうに講釈をタレてきたけれど、チームの勝利を信じ純粋に応援する気持ちは他のサポさん達と変わりはない。
いずれにしても今日の勝利で衛藤監督もひとまず安心できたと思うし、今日の勝利を今シーズンのターニングポイントと位置付けて、ここからガンガン巻き返していきましょう!!
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