ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
201509<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201511
countdown
プレナスなでしこリーグ2部2015第26節 vs愛媛FCレディース(+トップ試合雑感)
遂にこの時がやってきた!
前節にしっかり勝ち切って“マジック1”とし、引き分け以上で2部優勝&自動昇格が決まる大事な試合。
その晴れの舞台にふさわしい我等がホーム・南長野は、快晴ながら木枯らし1号となる冷たい強風が吹きつける肌寒さにも関わらず、歓喜の瞬間に立ち会おうとする観客の列が開場時にはGate-2前からビクトリーロードの下端まで達し、開場後もその列がなかなか途切れないという女子2部の試合としては異例ともいえる出足。
s-PA250019.jpg

そして入場時に渡された、かねてより告知の“優勝時記念品”には、『注意!!試合終了まで絶対に開封しないでください』と書いてあり、更に『選手はこの事を知りません。気づかれないようにお願いします。』、『もし何も無かった場合は、開封せずそのままお持ち帰りください。』なんて意味深な記載があって思わずニヤリとすると共に、「どうか最後の注意書きが実現しませんように・・・」と祈りつつカバンに忍ばせる。
s-PA250014.jpg

そうこうしてる間にも続々と席が埋まり、上層階が閉鎖されている分トップの試合よりスタンドの人口密度が高くなった南長野。
さぁ、舞台は整った!!
今年の・・・いや、パルセイロ・レディースが発足してから6年間の集大成ともいえる一大決戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 6(4-0・2-0)0 愛媛FCレディース
s-PA250032.jpg

まだほとんどの選手が経験した事のないリーグ優勝が目の前に迫り、しかもこれだけ大勢の観客が見つめる中での試合とあって、選手達は緊張やプレッシャーで固くなっていないか心配していたが、選手入場や写真撮影の間も選手からは普段通りの笑顔が出ており一安心。
そしてキックオフ後も動きが固くなる事もなく普段通りのプレーを見せて攻め立てると、前半12分、中央で#14泊志穂がヘディングで出したパスを絶妙なタイミングでディフェンスラインの裏に抜けた#10横山久美がフリーで決めてパルセイロが先制!
このような大一番ではとにかく早く先取点が欲しいと思っていたが、こんなに早く実現するとは!!

そしてここからレディースの華やかなゴールラッシュが始まる。
歓喜の先取点から4分後にゴール前混戦からのこぼれ球を#6國澤志乃が豪快に蹴り込んで2点目を決めると、その2分後、更にその3分後と立て続けに#10横山久美が決めて前半21分で早くもハットトリックの離れ業!
前にも書いたけど、本当にこの横山という選手は、大舞台になればなるほど、応援の声が大きくなればなるほど力を発揮する天性の勝負師だ。
s-PA250034B.jpg

当初は苦労するかと思われたのに、フタを開けてみればイケイケドンドンな展開で嬉しいのを通り越して拍子抜けするくらいだったが、後半になっても攻撃の手を緩めず、後半17分に#10横山久美が今日4点目となるフリーキックを直接決めて開幕前に宣言した目標に到達する今季通算35ゴールの大記録を達成すると、ユニホームを脱いで下に仕込んでいた『35点目達成!』と手書きしたTシャツを見せてアピールしてイエローを貰うオマケ付き。
横山も試合中にユニを脱いだらカードを貰う事は当然ルールとして分かっていたであろうが、それでも敢えてこうやってアピールしたあたり、この目標達成が相当嬉しかったのだろうし、それより何より試合前の時点であと4ゴール必要だったにも関わらずこの“ネタ”を仕込むあたりに彼女の並々ならぬ決意と自信を感じ、改めて恐れ入るんである。
(ただし、試合終了後の整列挨拶が済む前にもう一度ユニを脱いでメッセージシャツをアピールし、2枚目のイエローで次節出場停止になったのはマズかった。 遠足は家に帰るまでが遠足、試合は最後の挨拶が終わるまでが試合ですよ、横山クン!)

そして、場内に今日の入場者数3,828人という発表があってスタンドが沸きかえり、その余韻が残る後半31分には途中出場の#24内山朋香が相手のクリアミスを受けると自らキープして、長野入団初年度の活躍を彷彿とさせる彼女らしい思い切ったシュートを決めてシメの6点目。
s-PA250035B.jpg

また守っては、愛媛のサイドチェンジを主体とした攻撃に何度か危ない場面もあったものの、キャプテン#2田中菜実を中心に全選手が体を張り粘り強くボールに絡んで効果的なシュートを許さず、最終盤も相手に猛攻の機会を与えずウチが最後まで主導権を握ったまま時間が流れて試合終了の笛が鳴り響く。
その瞬間、AC長野パルセイロ・レディースのなでしこリーグ2部2015年シーズン優勝と1部への自動昇格が決定し、スタンドの観客も注意書きを守って忍ばせていた袋を開封してチャンピオンエンブレム入りのビニール製ビブスを着用して、優勝Tシャツを着た選手達と喜びを分かち合った。
s-PA250049.jpg

それにしても、レディースの選手達の精神力の強さはハンパじゃない。
緊張して動きが固くなって当然のこの試合で大量6得点をあげただけでなく、ここのところ弱くなっていたディフェンス面でも、今日は最後まで集中力を切らさず見事に守り抜いて第3クールに入って初めての完封劇を演じるなど、今季最も注目される今季最も大事な試合に、出場した選手全員がそれぞれの持ち味をフルに発揮して今季で1・2を争う快勝をやってのけるとは・・・
最後までレディースらしいひたむきなプレーで、リーグ優勝にふさわしい試合を堂々と演じた選手達。
試合後の優勝セレモニーでも、泣き上戸な田中キャプテンが挨拶中にちょっとウルッとなって言葉を詰まらせた以外は涙など皆無で、あるのは弾けるような笑顔、笑顔、笑顔・・・
この底抜けに明るく、最高にキュートで強くてカッコいいパルセイロ・レディースの選手達と、本田監督以下チームを支え続けたスタッフ。 本当にこのチームは最高だ!!!
s-PA250065.jpg
s-PA250066.jpg

そして優勝セレモニーのハイライト。
8月の県選手権決勝の表彰式のように選手全員がメインスタンドの貴賓席に上がると、加藤長野市長から田中キャプテンに優勝シャーレが贈られ、それを高々と頭上に掲げると、周りの選手が手に持っていた金色の紙吹雪をまいてそのままバンザイ!
前身の大原学園末期からレディース発足当初の苦難の頃を知っている者としては、本当に夢にも見なかった至福の光景だ。
s-PA250070.jpg
s-PA250071.jpg
※クラブおよびリーグ関係者の皆様、どうしてもこの喜びを伝えたくて許可なくセレモニーでの選手の写真をアップしましたが、優勝に免じて何卒お許しください。(もしマズかったらコメントいただければ削除します。)

今年は第2クールまで17勝1分無敗と出来過ぎなくらい順風満帆にきていたのが、#19齊藤あかね・#7坂本理保という攻守の柱となる選手が怪我で離脱した第3クールになって最初の4試合で3敗を喫し、失点も増えてどうなる事かと思ったけど、そこから本当によく立て直したと思う。
まだまだ個の選手の力に頼る部分もあるけど、去年の今頃に比べると他の選手のパフォーマンスも飛躍的に向上したし、何より優勝という快挙は選手全員の力が結集しなければ決して成し遂げられない訳で、試合に出ていた選手だけでなく裏方としてチームを支えた面々も含めて、パルセイロ・レディースというチーム全員で掴み取ったこの栄光をいちサポとして誇りに思うし、選手、監督、コーチ、そして試合運営に携わったスタッフやボランティアも含めた全てのパルセイロ・ファミリーに心からの祝福と感謝の念を贈ります。
こんなに素晴らしいシーズンを体験させてくれて、本当に本当にありがとう!
そして本当に本当におめでとうございます!!

信州・長野の26人の愛娘たちに乾杯!!!

s-PA250080.jpg


そして・・・・

明治安田生命J3リーグ2015第35節@山口県・維新百年記念公園陸上競技場
レノファ山口 1(1-1・0-1)2 AC長野パルセイロ

レディース優勝の興奮で忘れるところだったが(←コラコラ!)、首位をひた走るレノファ山口とのアウェイ戦は、最近のチーム好調の立役者ながら自身のシュートはフカしまくっていた(←コラコラ!!)#25有永一生の“やればできる”ループシュートと、ケガから復帰したドリブラー#8菅野哲也の決勝ゴールで勝利し、第2クールの大逆転負けの雪辱を見事に果たしてくれた。
きっとトップの選手達も、レディース優勝の報を聞いて「オレ達も負けてられねぇ!」と奮起したんだろう。
とにもかくにも、今年昇格してきた山口に去年J3で2位になった“先輩”としての意地を見せる事ができてホッとした。
2位の町田は今日も勝って、勝ち点差が縮まらないまま残り試合だけが確実に減っていき、目標実現に向けての数字的なリミットも刻々と迫ってきているが、もうここまできたらそんな事は関係ない。
今年の残り試合はあと4つとなったが、そのうち3試合がホームゲームという事もあるし、最終的な結果はともかく、選手達は最後の最後まで死力を尽くし、パルセイロ戦士としてのプライドと強い気持ちを我々サポに見せてほしい。
スポンサーサイト
明治安田生命J3リーグ2015第節 vsFC琉球
前節はブラウブリッツ秋田とのアウェイ戦で試合終了直前に失点して痛恨の引き分けとなり、残り6試合で2位の町田との勝ち点差が7まで開いてしまった。
今年の後半戦は勝ち点を落とす度に『崖っぷち』という言葉が使われてきたが、もうここまでくると、ハッキリ言って『既に崖からは足を踏み外して途中の木の枝に引っかかっているような状態』と表現した方がいいかもしれない。

そして今日の対戦相手である薩川監督率いるFC琉球は、皮肉にも元パルセイロ戦士達の活躍で第2クールの対戦ではウチから初の勝ち点を奪うなど結果を出してきており、相手としては非常にやりづらい。
ただ、そんな絶望的な状況でもシーズンはまだ続いていくし、こんな中でも会場に足を運んで必死に応援するサポのためにも、最後まで諦めない姿勢で結果を出し、間違ってもかつての仲間達に息の根を止められるような事だけは絶対に避けたいところだが、その試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 2(1-1・1-0)1 FC琉球
s-DSC_9415_2015101821511714e.jpg

ここのところ試合の入りから中盤くらいまでは攻撃面であまりパッとしない内容に終始していたが、今日は最初から積極的にサイドチェンジを仕掛けるなど人もボールもよく動き、琉球側の積極的な攻撃も相まって非常に展開が早く見ていて面白い試合となった。
特に9試合ぶりに先発出場した#10宇野沢祐次が前線で存在感を示し、相手の厳しいマークにも倒れずボールキープするなど久々にウノらしいプレーが随所に見られた。
やっぱりウチの前線にはこの人がいないと格好がつきませんな。
s-DSC_9461.jpg

そんな感じで本当に久し振りに序盤から“ゴールのニオイ”を感じる試合運びだったが、それでもなかなか点が入らないまま時間が進み、前半アディショナルタイム突入直前に相手に与えたコーナーキックのチャンスで#29朴利基に見事なボレーシュートを決められて痛恨の失点を許す。
s-DSC_9509.jpg

アディショナルタイムの時間は僅か1分だっただけに、この嫌な空気のまま前半が終わってしまうかと思われたが、リスタート後の猛攻で得たフリーキックのチャンスに#6仙石簾の絶妙なボールを#4内野貴志がドンピシャ頭で合わせる同点ゴール!
取られた直後、しかも前半終了間際のラストプレーでの劇的な同点弾は、後半に向けて勇気が出るような、まさしく“値千金”のゴールだった。
s-DSC_9527.jpg

そして後半もこの流れをキープしてウチが押し気味に試合を進める。
前半は右サイドの#33山田晃平が積極的に仕掛けていった姿が目立ったが、後半は左サイドの#20都並優太も負けじと攻撃参加し、後半15分にその都並の早いクロスを#7佐藤悠希が見事に合わせてゴールに蹴り込み、遂に逆転に成功!
自分は一連のプレーのボールの動きを見失ってしまい、ボールがゴールに入った時は一瞬キョトンとしてしまったが、佐藤選手や薩川監督のコメントによるとボールがレフリーに当たってボールの方向が変わって佐藤選手の前に転がってきたようで、かなりラッキーな部分もあったけど、これも薩川監督の不摂生・・・ではなくてウチの選手の気迫やスタンドの思いが乗り移ってのものなので、サツさんはあまり気にしないように。(笑)
s-DSC_9583.jpg

この後も今季初の3点目を目指して積極的に攻め立て、何度か惜しい場面もあったものの決定的と思われたシュートはことごとく枠を外れ、そうこうしているうちに琉球に攻め込まれる時間が長くなり、連続コーナーキックを与え自陣ゴール前に張り付く場面が増えるなど守備がバタバタし出す“いつもの展開”に。。。
それでも「前節と同じ轍を踏んでなるものか!」とばかり選手達も気持ちのこもったプレーで相手の猛攻を跳ね返し、何とか逃げ切り勝ちを収める事ができた。
s-DSC_9639.jpg

今日も勝つには勝ったが、相手を突き放し試合を決定付ける追加点が取れないという事で最後はヒヤヒヤものだった。
後半の勝ち越し後もあれだけチャンスがありながら決め切れなければ、自ずと流れは相手に傾き終盤のようなピンチを迎えてしまうもので、この課題はいい加減にクリアしなければならない。
ただ、全体的には自分はかなり納得のいく内容の試合だったと思っている。
ここ数試合は、酷かった頃に比べれば前へと向かう気持ちを感じるプレーを見せていたものの、相手の厳しいプレスを嫌ってただ単にボールを前へ出すだけの創意を感じない“縦ポン”的ロングボールが目立っていたが、今日は同じロングボールでも逆サイドにいるフリーの選手を狙っての意図を感じるサイドチェンジが多かったし、前記の通りエース・宇野沢や山田・都並の両サイドを中心に選手間の連動もかなり改善されてきたようで、今後に向けて浮上のきっかけが掴めたように思えた。
まだまだ全盛期の動きには程遠いかもしれないが、自分達のサッカーを見失って真っ暗闇の中もがき苦しんでいたところに一筋の明かりがさしてきたような、そんな試合だったと思う。
s-DSC_9455.jpg

次節はアウェイで首位をひた走るレノファ山口との対戦。
このマッチアップといえば第2クールで昇格圏から転落するきっかけとなった2-0からの大逆転負けを喫しており、自分も現地には行っていなかったものの未だにあの時の悔しさが消えていない。
そしてそれは選手達も同じだろうし、このままやられっぱなしではカッコ悪いから、その時の悔しさを思い返して力に変え、そしてスタンドを染めるオレンジ色は全てパルセイロの応援なんだと自分に暗示をかけて、是が非でもリベンジを果たしてほしいと願っている。
プレナスなでしこリーグ2部2015第25節 vsJAPANサッカーカレッジレディース
プレナスなでしこリーグ2部の2015年シーズンもいよいよ残り3試合。
前節アウェイで難敵・吉備国際大学に7-2と快勝したパルセイロ・レディースは、今日の試合で勝利して2位のノジマステラが負けか引き分けなら優勝決定というところまできた。
そんな大事な試合の舞台は5月末以来となる第2のホームスタジアム・佐久総合運動公園陸上競技場。
現地は開場前から複数のテレビ局が待機列のサポにインタビューする光景が見られ、選手入場や集合写真撮影も新聞やテレビのカメラが列をなし、スタンドも土曜日の佐久での試合としては上々の入りとなる800人越えで、優勝に対する関心の高さをひしひしと感じる。

今日に関してはノジマの結果待ちだし、さすがに向こうもそんなに簡単に勝ち点を落とすとは思えないが、リーグの残り試合、優勝決定のためのウチと2位チームの勝敗条件、そして試合会場と、2年前にトップがJFL優勝を決めた時とほとんど同じシチュエーションの中で行われるとあって、「ひょっとするとひょっとするかも・・・」と期待を込めて見守った注目の試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 3(2-0・1-1)1 JAPANサッカーカレッジ・レディース
s-PA170140.jpg
s-PA170144.jpg
s-PA170147.jpg

試合は早くも前半2分、#28大宮玲央奈がコーナーキックからのこぼれ球をミドルから見事にゴールに突き刺す、嬉しい移籍後初得点で首尾よく先制!
さぁ、こうなれば佐久の皆さんの前で華やかなゴールラッシュだ!・・・と意気込んだが、その後が続かない。
JSCLお得意のディフェンスラインを思い切って高く上げたコンパクトな陣形と、ボール保持者に常に複数で向かっていく厳しいプレスに手こずってボールをコントロールできず、セカンドボールもほとんど相手に取られて押し込まれる時間が長くなる嫌な流れで、守備陣が何とか踏ん張って失点こそ許さないが、ウチもスコアリングチャンスが全く作れず膠着状態のまま時間が流れていく。

そんな重苦しい空気の中、何とか前半のうちに追加点をと願っていたが、前半34分に#10横山久美のサイドからのクロスを中央で#9濱垣香菜が折り返して駆け込んできた選手がワンタッチで決めるという、トップの試合でも久しく見ていないような流れるような連携からの素晴らしいゴールが生まれた。

その待望のゴールを決めたのは背番号6、國澤ぁ~、しブチッ!

・・・・・・・
・・・・・・・

アー、アー、アー チェック、チェック・・・・

え~、失礼しました。 では改めて、ゴールは背番号6、國澤ぁ~、しブチッ!!(←あの時に冷や汗を流された運営スタッフの皆様、素敵なネタをありがとうございます。。。)

と、会場に行かれなかった方々には理解不能な小ネタを挟んでしまい申し訳ないが、とにもかくにも欲しかった追加点を奪えて自分もかなり気持ちが楽になった。

そして、風上側となって今度こそはイケイケな展開をと期待したも後半だったが、スタートから#20内山智代に代えて#11橋浦さつきを投入してより攻撃的な布陣を敷くも状況はほとんど変わらず、スタンドから見えるのどかな景色と相まって、優勝が懸かった試合とは思えない何とも間延びした雰囲気となってしまう。
それでも後半33分に投入の#24内山朋香が最初のプレーとなるコーナーキックを頭で合わせる離れ業でようやく3点目が入り、これで勝利を確信。
ただ、その直後に自陣エリア付近でGKとDFが交錯してボールを失い無人のゴールに流し込まれるというやらずもがなの失点を喰らってしまい、勝つには勝ったが少々締まらない終わり方になってしまった。

ひょっとして、今日の選手達は優勝が現実のものとしてすぐ目前に来た事によるプレッシャーや、報道陣の多さによる過度の緊張があったのだろうか?
とにかくセカンドボールは取れないは、前線での選手間の連携はことごとくズレるは、スピードでもフィジカルでも相手に負ける場面が目立つは・・・で、3つのゴールシーン以外は全く内容の無い試合だった。
それに、個人的に今日は第3クール初の無失点勝利が最大のノルマと考えていたのに、つまらないミスで相手に得点をプレゼントしてしまい、正直なところ勝ってもあまり喜べなかった。
今日はノジマも意地を見せて最近好調の福岡を6-3で一蹴して今日の優勝決定はならなかったが、むしろこんなグダグダな終わり方の後に他力本願で優勝が決まってしまわず本当に良かった。

とはいえ、こんなに悪い内容の試合でもワンチャンスを確実にモノにして勝利してしまうところが今年のレディースの強みでもある。
今年は何度もこんな試合を見てきているが、優勝するチームというのはただ内容で圧倒するだけでなく、こういった難しい試合でも勝ち点を落とさない“勝ち運”も併せ持っているものだ。
色々とキツい事を言ってきたが、優勝に向けての計り知れないプレッシャーの中でしっかりと結果を出してくれた事に関しては大いに評価したいと思う。

さぁ、これでとうとう“マジック1”。 次節はノジマの試合結果にかかわらずウチが勝つか引き分けで優勝が決まる。
その大事な試合の対戦相手である愛媛FCレディースは、ノジマ・日体大の“2強”以外では最も手強く、先日のわかやま国体でもお互いの県代表として対戦して延長戦にもつれ込むなど実力的には拮抗しているが、我等がホーム・南長野の大声援をバックに必ずやってくれるものと信じている。
いつでも底抜けに明るいレディースの選手達に『プレッシャー』なんて言葉は似合わない。
今日の試合で悪いものを全部出して“厄払い”はできただろうし、滅多に味わえない緊張感を大いに楽しみながらレディースらしいひたむきなプレーで栄冠を掴み取ってほしい。

パルセイロ・レディース発足当初は夢にも思わなかった悲願達成まで、あと1つ!!!
明治安田生命J3リーグ2015第32節 vsガイナーレ鳥取
レディース&トップのダブルヘッダー『秋のパルセイロ祭り』、今日は“夜の部”のトップ・J3リーグの試合です。
前節は下位の盛岡に“力負け”で手痛いドローとなり、しかも#2松原優吉と#20都並優太が退場で今節出場停止と悪い流れが続いているトップチームだが、その最終盤に見せたような怒涛の攻撃でガイナーレ鳥取を撃破したいところ。
昇格への望みをつなぐためにも、昼間のレディース快勝の勢いも借りて何としてでも勝ち点3を掴み取りたいこの試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(0-0・1-0)0 ガイナーレ鳥取
s-DSC_9188.jpg

この試合は最後までハラハラしどうしの息が詰まるような内容だった。
ウチは自陣でボールを奪うとすかさずロングボールで前線に送るが、そこから先が展開できないためスコアリングチャンスがほとんど作れず、単調で淡白な攻撃に終始して全く“ゴールのにおい”がしてこない。
s-DSC_9219.jpg

逆に鳥取は去年までパル戦士だった#6畑田真輝を起点に何度もウチのゴールを脅かし、そのたびにリーグ戦初出場の#21金永基を中心にディフェンス陣が体を張って防ぐシーンが続き、特に前半はただひたすら相手にゴールされず時間が過ぎるのを祈るだけ・・・といった感じだった。
s-DSC_9211.jpg

この流れは後半に入ってもあまり変わらなかったが、後半20分過ぎからの選手交代でじわじわと勢いを盛り返してきた。
まず21分に#13勝又慶典に変えて#11土井良太、29分には#6仙石簾に変えて#19向慎一と手詰まり感のあった攻撃の主力を続けて交代し、流れがこちらに傾いてきた38分に#9高橋駿太・#27小山内貴哉から#10宇野沢祐次・#16鮫島晃太の二枚変え。
この積極策に衛藤監督の「絶対に点を取るぞ!」という強い意志が感じられたし、交代した選手はそれぞれの持ち味を生かして必死のプレーで流れを引き寄せ、前節終盤に見せたパワープレーのように猛然と鳥取ゴールに襲い掛かる。
s-DSC_9297.jpg

それでも何度かあったビッグチャンスを決めきれずに4分間という長めのアディショナルタイムに突入し、このままドローとなって辛うじて望みをつないでいた“首の皮”さえも切られてしまうのか・・・と思いかけた中で得たコーナーキックを#3大島嵩弘が頭で押し込み、土壇場で勝利を手繰り寄せる劇的な幕切れとなった。
s-DSC_9339.jpg

それにしても、絶望の淵から生還するような劇的な幕切れで、自分もゴールが決まった瞬間は大島選手と同じように何度も雄叫びを上げて喜んだ。
トップの試合でこれだけ興奮した試合は本当に久し振りで、とにもかくにも勝つ事ができて本当に良かった。
最後の最後まで諦めずにチャレンジし続けた選手達には本当に感謝したいところだ。

ただ、いくら実力のある鳥取が相手とはいえ後半途中までの攻撃は全くのノーアイディアで、ちょっと極端で不適切な表現かもしれないけど、その間は何の創造性もない無駄な時間だったと言わざるを得ない。
前節といい今節といい、追い詰められた時間帯からのラッシュは本当に素晴らしく、しかも両方ともゴールという結果を出しているだけに、これを最初からやってくれればもう少し楽な展開に持ち込めるのに・・・と思ってしまう。
とはいえそれは素人が勝手に感じる事で、当の選手達にしてみれば最初の方は手を抜いているなんて事は決してないだろうし、それに今は内容よりも結果が大事であり、こうやって苦労しながらも勝ち点3を積み重ねる事ができた事をまずは素直に喜びたい。
s-DSC_9386.jpg

次節はアウェイでブラウブリッツ秋田との対戦。
秋田もこれまではなかなか結果が出せず苦しんでいたが、第3クールに入ってから負け無しの5連勝と誠に持って羨ましくなるような好調ぶりを見せており、これまでウチは秋田に対してはけっこう相性がよかったけど、今の両者の状況を思えば全く楽観視できない。
しかし、この2試合の土壇場での得点が示すように、ウチだって“やればできる子”達が揃っている、今現在3位につけている実力のあるチームなのだ。(すっかり忘れていたけどね・・・って、コラコラ)
幸いチーム状況も少しずつ上向きになっているし、好調な相手をリスペクトしつつも「絶対に勝ち点3を持って帰る!」という強い意識を持って立ち向かってほしい。
プレナスなでしこリーグ2部2015第23節 vsASハリマアルビオン
今日は5月以来2回目となるレディース&トップのダブルヘッダー、題して『秋のパルセイロ祭り』(白いお皿はもらえません)
自分も朝から晩まで南長野に入り浸りの濃密な1日を過ごしたが、今日は時系列で昼間に行われたレディースの試合からアップします。

まずはレディースの皆さま、和歌山国体出場、本当にお疲れさまでした。
前節のホーム・福岡戦から中1日で和歌山県でも最も遠い都市の一つである新宮市に乗り込み、月曜日から4日連続(しかも火曜日の準々決勝は延長戦)での試合とあっては、いくら35分ハーフとはいえ体力的に相当堪えた事でしょう。
でも、準決勝と3位決定戦でなでしこ1部の選手主体の東京と宮城に敗れたとはいえ、長野県の女子サッカーでは過去最高の4位となったのは素晴らしいし、疲れた体にムチ打って我等が地元・長野県を背負って全力で戦ってくれた選手達には本当に感謝したいと思う。

そんなハードスケジュールをこなして中2日で迎える今日の試合は、さすがに選手達も疲れが抜けず大変だと思うが、そこは“全国4位”の成績を自信と力に変え、難敵・ASハリマアルビオンを撃破して是が非でも連敗をストップしたいところ。
もしここで負けたらこのままズルズルと落ちていきかねない状況で迎えた、悲願の優勝に向けて正念場となったこの試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 4(3-1・1-1)2 ASハリマアルビオン

最近のリーグ戦の悪い流れを断ち切ろうと立ち上がりから思い切って攻勢を仕掛けたレディースは、早くも前半3分、相手ゴール前の混戦の中で#10横山久美が打ったミドルシュートが密集の隙間を突き抜けてトップネットに刺さる、これまでのモヤモヤを一気に晴らすようなファインゴールで首尾よく先制!
とにかく早く先取点を取って気持ち的に楽になりたいと思っていただけに、このゴールは本当にデカい!

そして、前半18分にはドリブルでゴールエリアに斬り込んできた#10横山が後ろから倒されてPKを獲得し、それを本人が落ち着いて決めると、その3分後には#22牧井毬音の鮮やかなミドルがゴールに吸い込まれ、約20分で3得点と怒涛のゴールラッシュ!!!
その後すぐに相手のエース#10千葉園子に裏を取られて失点を許してしまうが、後半開始早々4分には、ゴールラインを割りそうなボールを#10横山がしぶとく生かしてクロスを入れ、#28大宮玲央奈が繋いで最後は#14トマト・・・じゃなくて泊志穂(スタジアムで“答え合わせ”した人だけが分かるボケ)が押し込んですかさず突き放し、最後に再びハリマの#10千葉にミドルを決められたが、余裕の逃げ切りで連敗を2で止める快勝と相成った。

自分も試合前は国体での連戦と長時間移動の疲れを心配していたが、まるでそんなものは無かったかのように、選手達は最初から全開で前へと向かっていた。
もちろん全く疲れがなかった訳ではないと思うが、国体という異なる環境の中で実戦を重ねた事で、いい気分転換や選手間の動きの再確認ができたようで、全てが噛み合っておらず動きも重かった前節・福岡戦や前々節・日体大戦がウソのように集中力や躍動感が戻ってきたようだ。
それにしても、チームが最悪な状況なのに追い討ちをかけるようなハードスケジュールで、一つ間違えばチームが壊れてしまいかねないような不安要素がむしろプラスに働いたようで、つくづく勝負の世界とは計り知れない奥深さがあると感じたものだ。

もちろん手放しで喜べるようなものではなく、2つの失点シーンは最近の失敗パターンを繰り返してしまったもので大いに反省しなければならないが、満身創痍の中を全力で戦い勝利を掴んだ事で、選手達も気持ち的に吹っ切れたんじゃないだろうか。

今日は2位のノジマがお休みだったため残り試合数が並び、勝ち点差は6に、得失点差は7に開いた。
残り4試合をウチが3勝すれば文句なく優勝し、また2勝2敗でも得失点差で逆転されなければ逃げ切れる計算になるが、ヘタに勝ち点を落として追い詰められ最終盤に慌ててしまわぬよう、そして次々節からのホーム2連戦で優勝を決めるためにも、次節のアウェイ・吉備国際大学Charme戦が非常に重要になってくる。

シャルムとの対戦は、第1クール(ホーム)は前半に0-2で負けていたのを後半のゴールラッシュで4-2とひっくり返し、第2クール(アウェイ)は先制したものの後半アディショナルタイム+2分に追い付かれて+4分に勝ち越しを決めるという薄氷の勝利で、そんなスリリングな内容が示すように実力的にはかなり拮抗しており、しかもこれまでの対戦と違ってウチは攻守の主力を欠いた状態なので、特に守備面を中心に不安なところもある。
しかし、今日の試合のようにピッチに立った全選手が守備に攻撃に高い意識を持って労を惜しまず走り抜けば、必ず結果はついてくるものと信じている。
レディースらしい元気でひたむきなプレーで本田監督が掲げる『攻撃は最大の防御』というコンセプトを体現して、吉備の国から勝利の報が届くのを大いに期待している。

【 おまけ 】
“なでしこリーグチャンネル”でアップされた『クイズ!私は誰でしょう?』の答え合わせが試合前とハーフタイムに行われたけど、見逃してしまった方のために余計なおせっかいながらここで答えを公開しちゃいます。
 Q1:#16波多野早選手
 Q2:#13和田眞琴選手
 Q3:#18五嶋京香選手
 Q4:#1池ヶ谷夏美選手
 Q5:#7坂本理保選手
 Q6:#19齊藤あかね選手
 Q7:#14泊志穂選手
 Q8:#17市川愛雪選手
 Q9:#11橋浦さつき選手
 Q10:#15高須咲帆選手
皆さんは何人分かりましたか? ちなみに自分はQ4・Q5・Q6は当たりました。
どの選手も言われてみれば面影ありましたね。 ただしQ7以外は。。。
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.