ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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来年も、そして来年こそ、よいお年を!
そんな訳で色々あった2015年も今日が大晦日。
ついこの間箱根駅伝を見たばかりだと思ってたのに(どこが優勝したかは忘れた。。。)、歳を取ると1年が経つのが本当に早いですな~・・・

さて、サッカーについては一昨日・昨日と振り返ってきたのでここでは触れないが、今年パルセイロ関連でその他にあった大きなニュースとして取り上げておきたいのが、異種目チームとしてはアイスホッケーに続く2つ目の仲間としてバドミントンクラブが発足した事だ。
このニュースを伝えた新聞記事によると、なんでも須坂市で活動していた実業団クラブがパルセイロの知名度やクラブ運営のノウハウをもって更に発展させていきたいと先方から打診があったとの事で、それが本当なら、“FC”(フットボールクラブ)でも“SC”(サッカークラブ)でもなく“AC”(アスレチッククラブ)として、スポーツ全般を通して地域と密着し活動していく『地域密着協働型スポーツクラブ』として認知されたという事で本当に光栄だし、自分も長い間このクラブを応援してきてよかったと嬉しく思う。
バドミントンといえば、今年は大町市出身の奥原希望選手が全日本選手権とワールドツアーのファイナルズで優勝するなど、日本でもじわじわと人気を高めているスポーツだし、一説によるとスマッシュ時のシャトルのスピードは全ての球技の中で最速だと言われているが、そんなパワーだけでなくネット際の攻防など駆け引きの妙も面白く、非常に興味深い種目だ。
まだバドミントンクラブ独自のサイトが立ち上がっていないので、所属選手や試合日程など活動内容の詳細は全く分からないが、もし機会があれば是非とも試合を見てみたいし、我々の新たなパルセイロ(パートナー)として、アイスホッケーチームと同様に応援していきたい。

その他の県内スポーツとして、まず野球BCLの信濃グランセローズは、今年の前期はあと一歩で西地区優勝というところまでいきながら最後の最後で連敗して初タイトルを取り逃がしてしまい、そのショックを引きずってか後期は全く結果を出せず最下位に沈み、岡本克信監督がシーズン途中で辞任するという最悪のシーズンとなってしまった。
自分は昔から、強くて有名ななチームよりも弱くてもどこか魅力的なチームを好んで追いかけてきたし、セローズも地元・長野県のチームとしてどんなに弱くても根気強く応援してきたが、さすがにここまで結果を出せずにいると心も折れかかってしまう。
ただ、来年は新監督として、イチロー選手や田口壮選手らと共にプレーしてオリックスブルーウェーブの黄金時代を支えた、イブシ銀の本西厚博氏が就任するという朗報があった。
現役時代の堅実なプレーぶりや豊富な指導歴で、セローズの歴代監督の中では最もやってくれそうな人材と大いに期待している。
もっとも、監督が変わったからと言ってすぐにチームが強くなる訳ではなく、特にセローズは長年にわたって染みついた“負けグセ”を払拭するのが大変だとは思うが、1年で結果を求めるのではなく、じっくりと腰を据えて魅力あるチームに変革していってほしいと願っている。

また、現在進行形のバスケTKbjリーグ信州ブレイブウォリアーズは、今季は2シーズン前に新規参入だった青森ワッツを1年目からプレーオフ進出まで育て上げた実績を持つ棟方公寿氏を新ヘッドコーチに迎えてチーム再建を期したが、チームの柱となるべきセンターを務める外国人が開幕早々の怪我で退団を余儀なくされるなどチームが噛み合わず、現在は8勝16敗で東地区8位と大きく出遅れている。
しかし、最近になってようやく代わりの新外国人が入り、そのデビュー戦ではビッグマンとしての仕事を十分にこなして勝利に貢献したとの事で、後半戦に向けて希望が見えてきた。
まだシーズンは半分までいっていないので、ここから挽回できるチャンスは十分にあるし、まずはプレーオフ圏内の6位浮上を目標に1戦1戦を大事に戦い、確実に順位を上げていってほしい。

今年の長野は北陸新幹線金沢延伸や善光寺御開帳といった明るい話題があったし、全国的なスポーツでもサッカー女子ワールドカップでのなでしこJAPAN準優勝にラグビーワールドカップでのジャパンの大躍進、体操男子の世界選手権団体優勝、テニス錦織圭選手やフィギア羽生結弦選手の大活躍などで日本中が大いに沸いた反面、政治の世界では安保法案やマイナンバーなど、今すぐにその善悪を判断できないものの今後に向けて非常に大きなリスクをはらむ重要案件が動き出したし、世界的にはテロの頻発や異常気象など、とにかく自分の身にも災難が降りかからないとは言い切れないような不安なニュースが多く、微妙に心がザワついた1年だったが、来年はオリンピックイヤーという事もあり、日本中が明るい話題に包まれるような、そして世界が平穏に過ごせるような、そんな年になってほしい。

そしてパルセイロは、今日のタイトルにもあるようにレディースは来年も、またトップは来年こそ、それぞれの目標が達成できる良い年になるよう、このクラブにかかわる全ての人達の力を合わせて頑張っていきましょう!

今年も弊ブログにお付き合いいただきありがとうございました。
自分もパルセイロにかける思いは年々強くなっているけど、歳のせいか頭の回転や記事を書くスピードは反比例するように遅くなってきており、正直なところ更新が少々キツくなる時もありますが、選手も他のサポの皆さんも頑張っている事だし、自分もボケかけた脳ミソにムチ打ってこのブログを続けていく所存ですので、来年もよろしかったらこのたわごとにお付き合いくださいませ。

来るべき2016年も様々なスポーツに感動できる平和な1年でありますように。
そしてパルセイロにかかわる全ての人達が絶えず笑顔でいられるような最高の年でありますように。

それでは皆様、よいお年を!
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パルセイロ2015年シーズン総括~トップ編~
さて、昨日に引き続いてトップチームの2015年シーズン総括。
クラブも選手もサポーターも、パルセイロにかかわる全ての人達が待ち焦がれていた南長野の新スタジアムが遂に完成し、オフの補強も得点力不足という課題を克服するため攻撃面を中心に大々的に行って「今年こそは!」の期待を胸に迎えた今シーズンだったが、キャンプ中の練習試合で大黒柱#10宇野沢祐二選手の大怪我というショッキングなニュースが飛び込み、それで全ての歯車が狂ってしまったような、そんな辛く苦しいシーズンになってしまった。

エース不在で不安を抱えたまま開幕を迎える事となってしまったが、それでも第1クールは内容はピリッとしないながらもしぶとく勝ち点を拾い続けて9勝1分2敗という悪くない成績で乗り切り、12節の秋田戦では宇野沢選手も待望の復帰を果たす。
そして、これを機に上昇気流に乗るかと期待した第2クールだったが、頼みのエースは足が完治しない中での“見切り発車”だったのか実力の半分も発揮できず(今思えば、あと1ヶ月我慢して万全な状態で復帰していれば違った結果になっていたかも・・・)、またチーム全体を見ても第1クールの“だましだまし”的な戦いのツケが回ってきたのか、連勝が一度も無く5勝2分5敗と一気にペースダウン。
特に20節のアウェイ・山口戦では2点リードしながらも後半アディショナルタイムに逆転されるという屈辱的な負け方で美濃部監督が辞任に追い込まれるという、開幕前には予想だにしなかった最悪の状態となってしまった。

そしてヘッドコーチから昇格した衛藤監督の下で昇格圏内の2位以上を狙った第3クールは、成績こそ7勝4分1敗と巻き返したものの、要所で勝ち切れず引き分けとなる試合が多く、ここで逃した勝ち点が最終結果に大きく響く形となってしまった。
自分も衛藤監督の就任で雰囲気の良くなったチームを信じて昇格への僅かな可能性にかけていたが、31節のホーム・盛岡戦と33節のアウェイ・秋田戦が引き分けに終わった事で今年の昇格は叶わないと悟った。
当時の報道では「昇格への望みを繋ぎ○試合負け無し!」なんて文字が躍っていたが、あの時の状況から言って山口と町田の熾烈な優勝争いに割って入るには“負け無し”ではなく“連勝”で勝ち点3を積み上げていかなければダメで、新聞やニュースでこの“負け無し”の言葉に触れるたび空しい気持ちになっていったものだ。

そんな訳で今年の最終成績は21勝7分8敗の勝ち点70で3位。
この成績自体は、昇格圏内には届かなかったものの4位の相模原には勝ち点で12の差をつけているのでそんなに悲観するような数字ではないが、総得点46・総失点28という結果は、試合数が3つ少なかった去年の数字(総得点58・総失点23)より悪いのが気にかかるところだ。
今年はJFLから昇格してきたレノファ山口が旋風を巻き起こし、文字通り突如発生した竜巻のようにリーグ全体を“ひっちゃかめっちゃか”にかき回して去っていった(昇格していった)という感じで、そんなエルニーニョも真っ青の“異常気象”みたいなシーズンを戦った選手達には気の毒な部分もあるにはあるが、もちろんウチが昇格できなかったのは山口が悪い訳ではなく、そんな山口のペースに飲み込まれてしまったウチの脆さに尽きる。
ゴール前でパスが繋がらない、相手の守備を崩せない、試合終盤に運動量が落ちて相手に走り負けてしまう・・・と、本来ウチのストロングポイントだったところがことごとく影を潜めてしまい、ちょっとキツい言い方をすれば、本来は見ていてワクワクするような他所様に自慢できるようなサッカーをしていたのに、この1年で“並みのチーム”に成り下がってしまったような感じだ。

こうなってしまった要因としては、やはりエース・宇野沢選手の戦線離脱が第一に挙げられるだろうが、ウチはJ3クラスでは屈指の戦力を誇っているので、たとえエースが不在でも残りの選手達で十分に戦えると思っていた。
それに、今年はロングフィードのできる選手やミドルシュートが得意な選手やドリブル突破が持ち味な選手など、今までのウチに無かったようなタイプの選手を積極的に補強して攻撃の幅も広がるかと期待していたのだが、始まってみればやっている事は去年までとほとんど変わらず、これらの新戦力も自分の持ち味を殺していわゆる“パルセイロの型”にはめられたような窮屈なプレーをしている印象を受けたし、既存の選手も「ウノさんがいない分オレ達が」という気持ちがかえって重荷となったのか動きが固く、チームとして歯車が全く噛み合っていないような感じだった。
今年3得点以上取った試合がシーズンも最終盤の37節YS横浜戦の1試合しかなかったというのは、コンビネーションが身上のウチにとってチームとして機能していなかった何よりの証拠であり、しかもそのYS横浜で宇野沢選手が今季初ゴールを決めたというのは何とも皮肉な結果である。

また、シーズン中盤以降に何人も選手を追加補強してきたがほとんど効果を上げる事は出来ず、それどころか9月に入団したばかりの金信泳選手にいたっては直後の怪我でベンチ入りすら一度もできない有様で、前記のコンビネーション不足も含めて、チームマネジメント全体の失敗が昇格を逃した最大の要因だと思う。
去年の得点力不足という課題を克服するために様々な選手を補強してきたのに、今年の新戦力で入団からコンスタントに試合に出場し活躍したのは#4内野貴志選手と#28パク・ゴン選手の守備的選手だけで、攻撃系でレギュラーに定着した選手がいなかったのも、これまた皮肉な話だ。

そしてもう一つ、これは今に始まった事ではなくウチの代々続く“芸風”ともいえるものだが、選手のメンタルの弱さも挙げられる。
確かに今年は、去年の入れ替え戦敗退で昇格にかける思い入れが一層強くなり、また新スタジアムができて周囲の期待も今まで以上に高くなって、内外からのプレッシャーも相当なものがあったと思う。
そこへもってきて宇野沢選手の怪我による出遅れでチームとしてのプランも練り直さねばならず、選手達も大変だっただろう。
しかし、そんな困難に打ち勝っていかなければならないのに、試合では相手のプレスに気圧されて横パスやバックパスに終始する消極的なプレーが続いたり、敵ゴール前でも「決めなければ」という思いが強すぎて空回りしてしまう場面が目立った。
また、監督が交代してからは動きもだいぶ良くなってはきたが、それでも相手に先制されるなど相当に追い込まれてからようやく力を発揮するような試合が多く、自分は逆転で勝利した試合でも「ナゼそのプレーが最初からできない!」と素直に喜べなかったものだ。

ここで今年のレディースと比べてしまうのは酷かもしれないが、様々な困難やプレッシャーを全て自分達で消化して力に変えていったレディースに対して、トップはそういったものを全てまともに背負いこんでその重さに潰されてしまったような感じで、レディースが最高のシーズンを送れた分、トップの不甲斐なさが余計に際立って見えた。
まったくもってトップの選手達のハートの弱さは深刻な問題で、本当にレディースの選手の爪のアカでも煎じて飲ませたいくらいだが、考えてみればオシャレに気を遣うレディーのネイルにアカなど溜まっているハズもなかった。
う~ん、トップ選手強化プロジェクト早くも頓挫・・・(←本気で考えてたんかい!)

こんなシーズンの中でトップの個人的MVPを選ぶとなると、やはりサポーター投票で選ばれたチーム得点王の#7佐藤悠希選手やディフェンスリーダーとして頑張ってきた#3大島嵩弘選手あたりが妥当な線とは思うが、自分は来シーズンに期待を込めるという意味も含めて、敢えて『該当者なし』としたい。
ウチの選手の実力はこんなモンじゃない。 今の戦力でも選手全員がブレない心を持って1つの試合、1つのプレーを大事に、全身全霊を持って戦っていけば、J3優勝はもちろんJ2でも中位くらいには付けられるだけのものを持っていると思う。
選手達は今年1年、本当に辛く苦しい思いをしただろう。
その無念を忘れる事なく来シーズンに全てをぶつけて、最終的な結果はどうなろうと全てのサポが納得できるような戦いをしてほしい。

と、そんな感じで今年のトップは本当にいいところがなくシーズンを終えてしまい、この総括も愚痴や文句だらけになってしまったが、既に新監督も決まりサポーターズクラブの募集も告知されるなど来シーズンに向けて動き出している事だし、ここからは気持ちを切り替えて来年に向けてなるべく明るい話をしていきたい。

新しい監督に就任した三浦文丈氏は監督経験が無いというところに少々不安を感じるが、現役引退後も現場一筋の長きにわたるコーチ経験と、今シーズンJ2福岡のコーチとしてチームを5年ぶりにJ1に昇格させた実績は大いに期待できる要素だ。
文丈氏といえば、自分は現役時代は横浜マリノス時代のガッツの塊のようなプレースタイルが強く印象に残っているが、そんな熱い気持ちをウチの選手達にガッツリと注入して徹底的にメンタルを鍛えてほしいし、JFL時代の薩川監督の頃もそうだったけど、ウチは年齢があまり離れていない“兄貴分”的な監督の方がチームとしてうまく回るんじゃないかという気もしている。
それに、薩川監督就任の2010年は北信越リーグ優勝&JFL昇格、美濃部監督就任の2013年はJFL優勝&天皇杯での大躍進と、ウチは新監督就任1年目に結果を残しているので、その法則でいけば来年はきっと悲願を達成してくれる・・・ハズですよね?
ただ一つだけ余計なお節介として、薩川監督の時の小湊コーチ、美濃部監督の時の衛藤コーチとチーム躍進のためには監督を陰で支える“名参謀”の存在が必要不可欠だと思うので、初の監督業にトライする三浦監督にも是非とも優秀なヘッドコーチを付けてほしいところだ。

来シーズンは、上からはJ1での実績もある大分トリニータと長くJ2で頑張っていた栃木SCが、下からはサッカーどころから満を持して昇格してきた鹿児島ユナイテッドFCが加わり、またこれまでの“寄せ集め集団”であるJ-22チームが消滅する代わりにFC東京・ガンバ大阪・セレッソ大阪がクラブ単体でのU-23チームを送り込んで、全16チーム2回戦制の30試合と顔ぶれもレギュレーションも大きく変わって今年以上に厳しいシーズンになると予想しているが、そんな中で個人的には、今年の戦いぶりを見る限りでは「来年こそは必ず優勝!」と言えるだけの確信が持てないのが正直なところだ。
ただ、前記のようにこんなに内容的に悪かったシーズンだったにもかかわらず4位以下を大きく引き離す結果を残せたんだから必要以上に悲観的になる事は無いし、ウチが持っているもう一つの“芸風”として、とにかく勝負弱くて目標を達成するのに当初の予定よりツーテンポくらい遅れてしまうところがあるけど、その代わり多少回り道しても最後にはしっかり夢を叶えてくれていたので、実質的に“三度目の正直”となる来シーズンは必ずやってくれるものと信じたい。

来年は三浦文丈新監督のもと、常に明るく前向きなプレーで最後まで息切れする事なく走り抜き、今度こそ悲願のJ2昇格の夢を実現させましょう!!
パルセイロ2015年シーズン総括~レディース編~
弊ブログでは毎年チームの今シーズンの総括記事と退団選手への惜別記事を恒例としているが、今年はシーズンが終わってからも公私共に何かと慌ただしくて落ち着いて記事を書く時間が取れず、またレディースは嬉しい事が、トップは悔しい事があり過ぎて頭の中がうまく整理できず、パソコンに向かっても文章を書き出す事すらままならないまま年末まで引っ張ってきてしまった。
まぁ、別に誰に頼まれたわけでもないのでこのままスルーしてしまってもいいのだが、それでは何となく気持ちの収まりがつかないので、スッキリと年を越すためにも、せめて総括記事だけでもアップしていきたいと思う。

という訳で、今日はレディースの振り返りからいってみましょう。
改めて今年のレディースの成績を挙げると、22勝1分4敗の勝ち点67、総得点85・総失点25の得失点差+60点で堂々の2部優勝!!
2位のノジマステラ神奈川相模原には最後の最後に勝ち点3差まで縮められたので数字的に見ればギリギリのタイトルだったけど、感覚的には余裕で逃げ切ったという印象が強く、とにかく今年のレディースの勝ちっぷりは見事だった。

その中でも、やはりノジマとの直接対決に3連勝したのが本当に大きかった。
第1クールのアウェイ戦では、#10横山久美選手が足を痛めて途中で退いたにもかかわらず、#14泊志穂選手がシュート6本で6得点と何かに取り憑かれたような信じられないプレーで6-0と圧勝すると、ホームでの第2クールも内容的には互角だったものの、横山選手のハットトリックに#19齊藤あかね選手も続き、更に泊選手も“ノジマキラー”ぶりを如何なく発揮して2得点と、終わってみれば6-0と第1クールと全く同じスコア。
そして主力の相次ぐ怪我による離脱で前節は今季初黒星を喫し流れが悪い中で迎えた第3クールも、全くいいところのなかった前節が嘘のように非常に締まった動きを見せて2-0と、攻撃力のあるノジマを三度シャットアウトした。

もしもこのノジマとの直接対決を一つでも落としていたらリーグの流れは全く違ったものになっていたと思われるが、これだけに止まらず今年のレディースは要所要所でしぶとく結果を出していく素晴らしい勝負強さを見せてくれた。
ノジマと並んで強力なライバルだった日体大には、ウチの戦力が落ち相手がベストメンバーで臨めた第3クールこそ7-1と大敗してしまったが、その他の2戦は苦しみながらも連勝したし、第1~2クールで唯一勝ち点を落とした第5節の福岡戦も、後半アディショナルタイムまで0-1とリードを許し敗色濃厚だったところを最後の最後に#20内山智代選手のゴールで引き分けに持ち込み勝ち点1をもぎ取った。

また、調子を落とした第3クールは最初の4試合で1勝3敗と黒星が先行し、オマケにその後すぐに和歌山県でも最もアクセスのよくない新宮市で行われた国体での連戦が待っているという事で、これで疲労が溜まってチームがバラバラになってしまうんじゃないかと危惧していたが、逆にそこでチームとしての動きや選手個々の役割を再認識して立て直しに成功し、4連戦で疲れがピークなはずの第23節ハリマ戦は前節と見違えるような動きで快勝。
そして優勝に王手をかけた愛媛FCレディース戦も、優勝の瞬間を見届けようという3,828人の観客の放つプレッシャーに圧し潰されてしまうかと思いきや、逆にその雰囲気を楽しむかのように横山選手の4ゴールを始め選手全員がノビノビとプレーし、結果6-0の大勝で見事に大勢のサポの目の前で悲願を達成して見せた。

自分はノジマに3連勝したところで一旦は優勝を確信したのも束の間、日体大に大敗し最下位の福岡にも負けて今季初の連敗を喫し、そこへ追い討ちをかけるように国体の超ハードな日程が控えているという事で、「国体明けのハリマ戦で引き分け以下だったらヤバイかも・・・」と不安になったが、そこから自らの力で劇的に状態を立て直した選手達の努力や集中力には本当に感服した。

こんな感じで今年のレディースは並み居るライバルを蹴散らす見事な快進撃を続けてきた訳だが、その原動力となったのは選手達の「絶対に目標を達成してやる」という強い気持ちに他ならないだろう。

第3クールに入ってから立て続けに発生した主力選手の大怪我による戦線離脱や、それに伴って増えてきた敗戦のショック、そして国体の長距離移動に連戦と短い間に大きな困難が次々に襲ってきて、それまでが怖いくらい全ての事が順調に回っていただけに、9月に入ってからの1ヶ月間は心身共に相当ダメージがあったと思う。
また、トップチームはずっと前から“Jリーグ昇格”という重い命題を背負っており、特にスタジアムの目途が立って昇格の道筋が付いた去年からは絶えず悲願達成への重圧を受けているが、レディースも本田美登里監督が就任してからは1部昇格を現実的な目標として活動しており、特に今年は本田監督の3年契約最後の年でご本人も「今年昇格できなかったらチームを去る」と公言していたから、レディースの選手達も今年は“背水の陣”としてトップと同じくらいのプレッシャーを感じてシーズンに臨んだと思う。

しかし、選手達は持ち前の明るさとサッカーに賭けるひたむきな気持ちで、そんなプレッシャーや次々に襲ってくる困難をしっかりと受け止めて自分達で消化していき、全て勝利への力に変えてきた。

今年は観客動員も、南長野での試合は10試合平均1,597人で優勝決定戦となった愛媛戦を除いた9試合の平均でも1,349人、そして佐久での3試合も平均648人と去年から大幅に伸ばしたが、これはチームの成績や新スタジアムの効果もさることながら、そういった要因に誘われて初めて見に来た人達が、レディースの選手達が自信にあふれてひたむきに、そしてノビノビとプレーする姿に魅了されて女子サッカーの面白さに目覚め、リピーターになってくれた事もあるんじゃないかと思う。
特に本田監督就任前の低迷期からチームを支えていた選手達は、その当時の結果が出せず苦悶に満ちたプレーや表情から一変して、今年は自信と喜びに満ちた表情で、まるで翼が生えたように生き生きとピッチを駆け抜ける様を見ているだけで、自分も本当に楽しい気分になれた。

また、そんなメンタル面だけでなくチームマネジメントの面でも、1部の浦和から守備の要である#7坂本理保・攻撃の起点となる#19齊藤あかね・セカンドストライカーの#14泊志穂とピンポイントの補強がズバリと当り、更に高卒2年目の#22牧井毬音や大卒ルーキーの#23野口美也といった若手の成長も目覚ましく、そこに既存選手がガッチリとはまってチームとして非常にまとまっていたし、齊藤選手の大怪我を受けて第3クール突入前に急きょ獲得した#28大宮玲央奈も試合を重ねるごとにチームにフィットしていき、更に怪我人が続発した時も代わりの選手の登用やコンバートが適材適所で行われるなど、打つ手がほとんど成功した感じだった。

そんな選手の中からMVPを選ぶとなれば、やはり今年も得点女王としてチームを力強く引っ張っていった横山久美選手が第一に挙げられる。
シーズン前の新体制発表会で「今年は35得点を目指す」と宣言した時、自分は「去年の30得点でもスゴ過ぎるのに、他所から研究されマークも厳しくなる中で35得点なんて天文学的な数字はナンボなんでも無理でしょう」と思っていたが、それを大観衆が見守る優勝決定戦で達成してのけたのは理屈抜きでスゴいの一言に尽きる。

ただ、超偏屈で絶対的多数の意見には同意しつつも敢えてヘソを曲げたい性分(要するに“ヤな性格”)の自分としては、そんな横山選手と並ぶ“影のMVP”としてもう一人、#7坂本理保選手を強烈にプッシュしたい。
大怪我で勝負の第3クールに一度も出場しなかったのにナゼ?・・・という方もあるかもしれないが、開幕から第2クールまでの18試合は総失点数が僅かに7点だったのに対し、坂本選手がいなくなった第3クールの9試合は一気に18失点に増えたというデータが全てを物語っている。
ウチは以前から守備力に不安定なところがあって、コンビネーションでボールを左右に振られたり裏を取られたりすると途端に脆さを露呈してしまっていたが、そうやって他の選手が振り切られたところに卓越した危機察知能力を持つ坂本選手がスッと入ってきて大きなピンチになる前にクリアしてくれていた。
確かに肝心な第3クールをまるまる棒に振ってしまったのは痛かったが、別の見方をすればピッチからいなくなった事でその存在感の大きさを痛感する事になった訳で、もし坂本選手がいなかったら第2クールまでに黒星も少なくとも2つや3つは付いていて優勝も危うかったんじゃないかと思う。
心配していた怪我も順調に回復しているようで優勝パレードでは元気な姿を見せてくれたが、このオフの間にコンディションを万全な状態に戻して、来年も守備の要として大いに活躍してほしいものだ。

と、ここまで今年のレディースを色々と振り返ってみたが、今年はトップが最初から最後まで苦しい戦いに終始していて自分も悶々とした気持ちになっていた時が多かっただけに、爽快な気分にさせてくれたレディースの試合に救われた面が非常に大きく、こうして見事な戦いぶりで夢を実現させてくれたレディースには感謝に絶えない。
どんな時も笑顔を絶やさず、常に前向きな気持ちで戦い抜いて見事に大きな目標を達成させたレディースの選手と、本田監督を始めチームを支えたスタッフの方々には、改めて心からの祝福と感謝の気持ちを贈りたいと思う。

さぁ、いよいよ来年は、チーム創設時は夢にも見なかった1部での戦いが始まる。
今年の5月に南長野で見たなでしこJAPANのメンバーが在籍する1部のチームとの試合が見られると思うと今からワクワクしてくるが、男子以上に1部と2部のレベルの差が大きく、今までに無いような厳しい戦いを強いられるのは確実だろう。
それに、もし1年で2部に叩き落されるような事になれば、最悪の場合は本田監督の辞任や主力選手の大量流出など大原学園時代の悲劇を繰り返すような事態にならないとも言い切れず、パルセイロとしては1部初参戦とはいえ「失うものは何もない」というような状況ではなく、ここは石にかじりついてでも1部残留を果たさなければならない。
(ちょっと考え過ぎかもしれないけど、なにせ自分は大原時代に1部の怖さを身をもって体験しているだけに、どうしてもナーバスになってしまうのです・・・)

ただ、今年の第3クールに集中して襲ってきた様々な困難に打ち勝ってきた気持ちの強さがあれば、必ずや1部の荒波も乗り越えられると信じている。
既に新加入選手の発表もあったりと強化も着々と進められているようだし、来年も常に明るくひたむきなレディースらしいプレーで思い切って1部の強豪にチャレンジしていき、長野に芽生えた女子サッカーのムーブメントを更に広げていけるよう頑張ってほしい。
パルセイロ・レディース2部リーグ優勝&1部昇格記念パレード
今日はパルセイロ・レディースのなでしこリーグ2部優勝&1部昇格記念パレードが行われた。
優勝パレードは2年前のトップチームJFL優勝記念に引き続き2回目だが、その時はトップの全国制覇で大盛況のパレードの陰に隠れ、レディースはパレード終了の流れで行われる南千歳公園でのシーズン報告会に備えて、寒空の中トップの到着をずっと待っていた事を思うと、自分達が主役となる今日のパレードには格別の思いがあるだろう。
週間予報では傘マークもあって心配していた天気も、前夜の暴風が嘘のように雲一つなく晴れ渡ってこの時期としては気温も暖かい最高のコンディションで、お天道様も自分と同じくらい明るいレディースの優勝を心から祝福してくれているようだ。
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さて、13時を回って天下の国際的観光地・善光寺の表参道である中央通りに、パルセイロ・レディースのためだけ(←ココ大事です!)に交通規制が敷かれ、準備が整ったところでいよいよセレモニーがスタート。
ではここから写真でパレードを振り返ってみましょう。

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まずは大門で行われたセレモニーで、本田美登里監督と#2田中菜実キャプテンも参加してテープカット。
お二方とも穏やかで晴れがましい笑顔が素敵です。

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そして、中央通りにFIFAアンセムが高らかに鳴り響く中パレードがスタート。
先導するチャンピオンダンマクを持っているのはチームOGの佐山万里菜さん。
今季も田中キャプテンのリーグ通算100試合出場のセレモニーでサプライズ登場するなど要所で姿を見せる彼女もまた、チームを去った今でも大事なパルセイロファミリーの一員だ。

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2年前のトップの時は、人の多さに戸惑っていたのか選手達はリアクションも薄く遠慮がちに手を振る程度だったが、さすが底抜けに明るいレディースの選手達は、最初からこの晴れの舞台を大いに楽しみながら行進していた。
後ろを行くサポーターの「AC長野!」コールに合わせて手拍子する#1池ヶ谷夏美、#16波多野早、#8村山友梨のお三方。

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先導するチアリーディングのダンスを真似する選手達。
特に#19齊藤あかね選手は終始ノリノリでしたね。来シーズンは試合前のイベントでチアチームが出た時に一緒に踊りません?

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セントラルスクエア付近はこれだけ多くの人で賑わっていた。
その中でエース#10横山久美選手も顔見知りを見つけたのか、沿道に笑顔で手を振っていた。

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今日も元気なスピーチでセレモニー会場を沸かせ、パレードも最後まで一緒に歩いてくれた加藤長野市長。
特に今日はうら若き“美女”達(←ココ大事です!)に囲まれて終始ご満悦の表情でした。
毎度毎度、この御方のあふれるバイタリティーに感心させられると同時に、お仕着せではなく心からパルセイロを支持し本気でスポーツを中心とした街作りに取り組む姿勢には、いちスポーツファンとして有難い限りです。

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途中の酒屋さんに出されていた筆書きのおめでとう看板。
こういった地元のお店の方のお手製看板は心がこもっていて嬉しい限りですね。

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渋谷ハチ公前と並び称される(?)スクランブル交差点、新田町トイーゴ前をレディース軍団がジャック!
パレード中間地点のこの頃には選手達の隊列も完全にバラけ、一般市民の方々と混ざり合ってとても和やかな雰囲気でした。

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ゴール間近の南石堂付近には、道路を横断してスタジアムに出されているダンマクが飾られており、なかなか壮観な眺め。
これだけの飾りつけを交通規制開始からの僅かな時間で仕立て上げたサポ有志の皆さんにも本当に頭が下がります。

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そしてパレードも無事ゴールの末広町交差点に到着し、セレモニーで#10横山久美選手と#11橋浦さつき選手が挨拶でトップの試合前に行われる『リスペクト宣言』の物マネをして敢え無く撃沈し、横山選手は試合の時に見せる厳しさとは正反対のイタズラっ子みたいな満面の笑顔。
また、橋浦選手は改めてこれまでの選手生活の思い出や感謝の気持ちを挨拶していたが、これまでの苦労をちょっとだけでも知っている自分としても、こんなに華やかなハッピーエンドで現役を終える事ができて本当によかったと胸が熱くなった。

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こうして全ての予定が終了すると、選手達は後ろに用意されていたマイクロバスに乗り込み、大勢の人達の見送りを受けながら去っていった。
そんな訳で、パルセイロ・レディースらしいアットホームで明るい雰囲気の中で行われた優勝&昇格記念パレード。
今日は2年前のトップの時ほどの人出ではなかったが、土曜日という事や告知が万全ではなかった事などを考えれば上々のものだったし、このイベントは大成功と言ってよかったんじゃないだろうか。

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考えてみれば、女子の2部リーグで優勝して、中核都市の市長や商工会も出てきての大々的なパレードをやるクラブなんて、日本中・・・いや、世界中探してもなかなか無いものだと思うが、それもパルセイロというクラブが地元から愛され期待されている事の表れだろう。
これでまた長野でのレディースの存在感が増してきただろうし、これだけ地元に応援されているという事で女子サッカーの中でのパルセイロのクラブとしてのステータスも上がり、戦力面はともかく応援等の環境面では1部でも胸を張って堂々と先輩クラブに渡り合えるだけの下地ができたと思う。
これだけの地元の熱い応援をバックに、来るべき来シーズンは強豪ひしめく1部に旋風を巻き起こして、更にレディースが発展する事を願ってやまない。
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