ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスなでしこリーグ1部2016年シーズンプレビュー
J3開幕から遅れる事2週間、満を持して女子なでしこリーグもいよいよ明後日に開幕する。
我等がパルセイロ・レディースにとっては、チーム発足当初には思ってもみなかった1部での戦いが遂に現実のものとなる。
並み居る1部強豪チームを相手にウチの選手達がどこまでやってくれるのか、今からドキドキ・ワクワクだ。
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今年のチームについては、クラブからのリリースを見る限り補強が実にうまくいっている印象を受ける。
自分は女子については男子以上に自チーム以外の選手についての知識に乏しいが、なでしこ他クラブから移籍してきた選手のプロフィールを見てみると、1部のチームではレギュラーの壁に阻まれて出場機会が少ないものの実力的には遜色ない若手を集めたかな?・・・といった印象で、一昨年の横山久美・池ヶ谷夏美選手、去年の坂本理保・斎藤あかね・泊志穂選手といった、今やウチの主力となった面々と同じような、磨けば光る“宝石の原石”といった感じの選手が多いんじゃないかと思う。

また新卒選手については実力は未知数だが、一昨年の牧井毬音選手や去年の野口美也選手のように1年目から試合に出場して活躍する選手も出てくるかもしれない。(それにしても、ウチもあの常盤木学園から新卒選手が入団するまでになったとは、チャレンジリーグで年下に軽くヒネられていた頃を思うと感慨深いものがありますな~・・・)

これら発展途上の若手が本田美登里監督の指導力で実力を開花し、また既存選手もそんな新顔に負けじとポジション争いを繰り広げてチームを活性化させ、それぞれが与えられたチャンスで結果を残せたら、ウチは他のどんな1部チームよりも魅力的なチームに成長できるんじゃないかと大いに期待している。
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(どーでもいい話だけど、やっぱりレディースだけに名鑑下のスペースも化粧品の広告が入ってるんですね。)

もちろん、1部の世界がそんなに甘くない事は百も承知。
女子サッカーは男子よりも1部と2部の実力差が大きく、特に毎年優勝争いを演じているような強豪チームから勝ち点を奪うのは並大抵ではないだろう。
昨年末の皇后杯や春先のプレシーズンマッチ関東遠征、そして先日行われた忍びの里レディーストーナメント等で1部のチームと当たっているので、ある程度のイメージや手応えは掴めており、それなりの対策も取っているとは思うが、“主戦場”ともいえるリーグ戦の本番が始まれば、既存チームはこれまでの対戦よりはるかに強い力で“新参者”を潰しに来るはずだ。
2部では面白いようにゴールを決めていた横山選手も、1部ではスピードやフィジカルに長けた相手DF陣の壁に阻まれて思うように点を伸ばせないかもしれないし、ご本人の『10得点』という目標も決して謙遜や弱気などではなく、しっかり現実を見据えた妥当なセンだと思う。

それに、レギュレーション的にも今年は厳しいものがある。
去年までは、ホーム&アウェイの2回戦総当たりが終わった後で上位6チームと下位4チームに分かれ、それぞれ順位決定リーグを行っていたので、たとえレギュラーリーグで最下位でも順位決定リーグで頑張れば降格を回避できるチャンスが残されていたが、今年は純粋に2回戦制・全18試合で全てが決まる、男子地域リーグ並みの“超・短期決戦”だけに、前期と後期の間にカップ戦が挟まるものの、「1部のスピードとパワーにようやく慣れてきたと思ったら既にシーズンが終わっていた」・・・なんて事態にもなりかねない。

しつこいようだが、女子サッカーの1部と2部のレベルは雲泥の差。
表現は悪いが、2部から見れば1部の上位などは“魔界”と言っても過言ではない。
ウチも去年のような“ゴールラッシュで連戦連勝!”なんてウハウハな試合は無いものと思い、選手もサポも相当な覚悟と強い気持ちで臨まなければならない。

ただ、そんな“魔界”にも必ず突破口はある。
自分は大原学園時代に1部の怖さを実際に目の当たりにしているので、それがトラウマとなってどうしても悪い方へ考えてしまうが、思えば大原と同じ年に1部に昇格したアルビレックス新潟レディースや、2部に在籍していた頃は大原にとって“アンパイ”だったジェフ千葉レディースは、今やしっかり1部に定着し代表選手を輩出するほどの立派なクラブに成長した。
当時の大原は専門学校が母体の純粋なアマチュアチームだったので、1部に上がってもそれに見合うような練習や補強ができずに敢え無く2部に叩き落されてしまったが、パルセイロ・レディースとして迎える今年は前記のように補強も対策もしっかりできているので、もうあの時のような悲惨な結果にはならないだろう・・・と期待を込めて楽観視している部分もある。

最近のレディースの躍進で長野に起こった女子サッカーのムーブメントをしぼませないためにも、選手達には今シーズンの1部残留は“目標”ではなく“義務”だという強い気持ちで臨んでほしいが、だからといって悲壮感漂う重い雰囲気の試合ばかりでは、逆に体の動きも悪くなって結果も出てこないだろうし、ファンの心も掴めない。
なかなか思うようにいかない試合が続くかもしれないが、そんな中でも去年までのレディースらしく、どんな時も明るく、またどんな状況でも90分間ひたむきに全力でボールを追い続ける姿勢を全面に押し出していけば、少なくとも我々が求める最低限の結果は付いてくるだろうし、もしかしたらリーグにフレッシュな“オレンジ旋風”を吹かせる事ができるかもしれない。

とにかく選手達には、結果にこだわりつつも初めて体験する1部のレベルの高さを思いっきり楽しんで、自信と勇気をもって全身全霊で強豪にぶつかっていき、我々が見ていて楽しくなるような魅力的な試合を展開してくれるのを大いに期待している。

ところで、先のリオ五輪アジア予選で日本代表が出場権を逃すという残念な結果となってしまった。
確かにあの予選は、特に豪・韓・中との3試合はチームがバラバラなのがテレビの画面からも伝わってきたし、点の取られ方があまりにも酷すぎて自分もやるせなさや腹立たしさがあったが、今まであれだけ持ち上げてきたマスコミやネットが、予選敗退が決まった途端、まるで鬼の首を取ったように、芸能人のゴシップを扱うかのごとく内輪の揉め事を面白おかしく伝える、“犯人探し”の低俗な記事が乱れ飛ぶ見事な“手のひら返し”には呆れ返った。

“なでしこJAPAN”の象徴だった澤穂希さんが引退し、また今回の結果でこれまでチームを支えてきた主力選手のほとんどが代表代から抜けると思われ、2011年のドイツワールドカップ優勝以来続いてきた“なでしこバブル”も遂に終焉の時を迎えそうだ。
この事は当然リーグ戦にも影を落とすと思われ、女子サッカーはかつての不遇な時代に逆戻りしてしまう危機を迎えている。

しかし、ワールドカップで優勝し、オリンピックでもメダルを獲った偉大な功績や、世界の女子サッカーのプレースタイルを大きく変えた影響力は決して消え失せる事は無い。
また日本中を魅了した、どんな状況でも諦めないひたむきな姿勢や選手達の底抜けに明るいキャラクターは、今なおなでしこリーグのほとんどのチームに共通して持ち合わせている。

だからこそ、我々なでしこリーグのクラブを持つ地域のサポは、そんな素晴らしい女子サッカーの灯を消さないよう、地元のクラブをしっかり支えていかなければならない。
少し前のスカパーのCMで、かの“真田丸”氏も「代表戦だけ騒ぐのではなく、国内リーグから盛り上げていかなければ、日本のサッカーは強くならない!」と強烈な目ぢからで力説していたが、あの言葉は宣伝対象だった男子のJリーグだけでなく、女子サッカーにも(そしてその他の全ての競技にも)そっくりそのまま当てはまる。

そして、そんななでしこリーグ盛り立て役の先頭を切るのは、既存の1部強豪クラブでもいいけれど、クラブ史上初の1部昇格を果たしチームもサポも「やってやるゾ!」と意気込んでいる我々パルセイロ・レディースが、僭越ながら最も相応しいんじゃないだろうか?
1部では久々の純粋な新規昇格クラブとして、観客動員や地域の盛り上がりの面でもリーグにフレッシュな風を吹かせて、4年後の東京オリンピックに向けてのなでしこJAPAN再生初年度の“熱気”を、我々パルサポの力で信州・長野から発信していこうじゃありませんか!

そのためにも、いままで女子サッカーに興味が無かった方々も、「なでしこJAPANで有名な○○ちゃんが見たい」という軽い動機で構わないから是非ともレディースの試合に足を運んでいただき、男子とは一味違う女子サッカーならではの魅力やお気に入りの選手を1つでも多く見つけて、レディースのリピーターになってもらえたらと思います。

と、知った顔して色々と講釈をぶってしまいましたが、いずれにしてもクラブ史上初となる1部リーグでの“大いなるチャレンジ”がいよいよ始まります。
果たして鬼が出るか蛇が出るか、どんなシーズンになるか全くわからないけれど、1年間悔いの無いよう思い切ってぶつかっていき、秋には納得できる成果をあげて、チームもサポも大きく成長してシーズンを終えられるよう頑張っていきましょう!!
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明治安田生命J3リーグ2016第2節 vs栃木SC
いよいよ今日はホーム開幕戦。
冷たい強風が吹きつける少々キツい天気ながら、3チーム合同の大所帯チアリーディングや松代の観光PRブース、フェアプレーフラックベアラーも務めた真田甲冑隊等々が晴れの舞台を盛り上げ、自分も久々の南長野での生サッカーに気持ちも弾んでくる。
そんな華やかな雰囲気に包まれた今節だが、対戦相手は前節に引き続きJ2から降格して1年でのJ2復帰を目指す栃木SCという事で、非常にタフなカードが続く。
近県なのでレモンイエローのグッズに身を包んだサポも数多くアウェイ席を埋め、さすが長年J2で戦ってきただけあってゴール裏の応援にも迫力があり思わず圧倒されてしまいそうだが、ウチのゴール裏も南長野では初のコレオグラフィーで昇格に対する思いを表現し、熱くチームを後押しする。

ホームの意地にかけても、そして優勝争いの主導権をしっかり握っていくためにも是が非でも勝ちたい大事な試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(1-0・0-0)0 栃木SC
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前節の大分戦では相手の気迫に飲み込まれてあまりパッとしない内容だったし、今日も立ち上がりは押し込まれる場面もあって少しヒヤヒヤしたものの、徐々にペースを掴んでボールが繋がり出すと、テンポ良い攻撃で相手を圧倒。
初めて生で見る今年のチームは、三浦監督が掲げた方針通り全選手がハードワークで思い切ってボールに向かっていき、隙あらば遠目からでも積極的にシュートを打ちに行く姿勢も見せる等、なかなか煮え切らなかった去年の戦いぶりから比べると格段に動きが良くなっている。
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そして、そんな積極的に前へと向かう姿勢が実を結んだのが前半42分、右斜め45度から#6仙石廉が放ったフリーキックに猛然と駆け込んできた#11阪田章裕がピンポイントで頭に合わせて遂にパルセイロが先制!
試合後のインタビューでご本人が「そんなにガッツリと当たった感触はなかった(笑)」と言っていたが、これも本当にドンピシャのタイミングだった証だろう。
ゴールを決めた後、おそらく先日#9塩沢勝吾選手に産まれたお子様へのお祝いであろう“ゆりかごダンス”も披露し、チームの今シーズン初得点を最高の形でゲットする事ができた。
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しかし、スタジアムの雰囲気も最高潮に達したまま前半を終えて後半にも大いに期待が持たれたが、そこは去年まで9年間J2で戦っていた栃木だけに、そう簡単には勝たせてくれない。
後半に入ると、風上に立った栃木が最初から猛攻を仕掛け、しかも前線でタメを作る役割をしっかりこなしていたエース#10宇野沢祐二が後半開始早々に相手のハードヒットで交代を余儀なくされるというアクシデントもあり、ウチはディフェンスラインをズルズルと下げられ、クリアのセカンドボールもことごとく相手に取られて防戦一方の非常に苦しい時間帯が続く。
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栃木はかなり思い切って(少し悪い言葉で表すと荒っぽく)ガツガツと当りに来るプレースタイルという印象を受け、事実、後半に入ると、何としても点を取りたい栃木と意地でも取らせたくないウチとの激しいせめぎ合いで両者共にファールが多くなる展開となってしまったが、、ウチはそんな相手にひるんでバックパスでお茶を濁す事なく、勇気を持って対峙している姿が印象的だった。
少し守備がバタバタしてしまう場面や、思わず目をつぶってしまうような絶体絶命のピンチもあったが、そこを無失点でしのげたのは、選手達の勝利に対する執念と恐れず相手に立ち向かっていった勇気の賜物だろう。
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結局、少々荒れた試合ゆえの4分間という長めのアディショナルタイムも何とか切り抜け、今節J3最多動員となった7,073名(うちパルサポが6,000名くらい?)が見守るホーム開幕戦をめでたく勝利で飾る事ができた。
特に後半は本当に苦しい時間帯が続いたし、攻守に獅子奮迅の活躍を見せていた#35天野貴史が最後の最後に警告2回目で退場処分を受けるという予定外の出来事もあったものの、終わってみればシュート数10-4、コーナーキック7-3というスタッツで、これはシーズン初期のゲームとしては“快勝”と言っていいんじゃないかと思う。

自分は正直、先週の大分との試合を見て「こりゃ今年もかなり厳しいか・・・」と少々重い気持ちで今日の試合を迎えていたが、労をいとわずピッチを駆け回る選手達の姿を見て自分も今シーズンへの手応えと勇気をもらった。
まだ所々で連携の悪さやパスミスが見られたりするなど課題もあるが、それらは試合を重ねる毎に改善されていくだろう。
そんな事より、選手達が常に前へと向かう意識を持ち、勇気を持って全力でボールに向かっていく姿勢を見せてくれたのが本当に嬉しい。
新体制始動からここまでの短い期間で、“文丈イズム”は確実に選手に浸透しているようだ。
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次節はアウェイのグルージャ盛岡戦。
ここまで盛岡はセレッソ・ガンバと大阪のU-23チームに連敗して厳しい出だしとなっているが、去年のウチとの対戦は1勝1分1敗と全くのイーブンで、しかもそのうちの2試合は試合終了間際にウチが何とか得点し辛うじて勝ち点をもぎ取ったものであり、もしかしたら1分2敗になっていたかもしれない、非常に苦手としている相手だけに、油断は大敵である。
しかし、去年までは前目からグイグイとプレスを仕掛けてくる守備に手こずって相手にペースを握られるケースが多かったが、そんな“喰い気味”に向かってくる相手にも今日のようにひるまず正面からぶつかっていけば、必ず勝機は巡ってくるハズだ。
宇野沢選手の怪我の具合や天野選手の出場停止など不安要素はあるが、今年のウチはフォワードもサイドバックも誰が出てきても遜色ないくらいの層の厚さがあるので、代わりの選手がしっかりやってくれる事でしょう。

来週はリーグ戦がお休みという事で松本山雅FCとのエキシビションマッチが行われるが、非公式戦ながら久し振りの信州ダービーの他所にはない独特な(ある意味異様な)雰囲気に踊らされず、格上である松本の胸を借りて実戦を通してチームの完成度を高め、万全の態勢で盛岡に乗り込んでほしい。

今日の勝利の勢いを次節で更に加速させるような、スカッとした勝利を大いに期待してます!!
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【 おまけ 】
試合後、テレビのインタビューがあった都合で一人遅れてスタンドに挨拶に向かった今日のヒーロー・阪田選手がゴール裏のサポとハイタッチ。
う~ん、いい光景ですね~。
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この阪田選手、イヤーブックで自身のストロングポイントを『顔』と言うくらい、一見コワモテでおっかない感じだけど(大変失礼!)、インタビューでのユーモアを交えながらのハキハキとした受け答えや、写真のようにファンに丁寧に接する姿から、なかなかの“好漢”とお見受けする。
今日はゴールシーン以外に、“本職”の守備でも相手のチャンスを何度も潰す活躍を見せてくれたし、ご本人にとっても最高のホーム開幕戦だったでしょう。
ただ、チームメイトと勝利のラインダンス初体験ができなかったのが残念だったが、まぁ、このお楽しみは次節にじっくり味わっていただきましょう。
明治安田生命J3リーグ2016第1節 vs大分トリニータ on Public Viewing
待ちに待ったJ3リーグ2016年シーズンが遂に開幕!
改めて皆さま、新シーズン明けましておめでとうございます!!

・・・と、今年はそんな“サポーターあるある”的な常套句で浮かれている場合ではない。
J2ライセンス初取得の一昨年から2位~3位と順位を落としてJ2昇格を逃してきた屈辱を晴らすため、今年こそは石にかじりついてでも結果を出し続けて悲願を達成させなければという危機感を持って臨まなければならない。

そんな勝負の年の大事な開幕戦の対戦カードは、よりによってJ1経験も豊富で当然の如く1年でのJ2復帰を目論んでいる優勝候補筆頭の大分トリニータという事で、あまりにも早く前半戦のヤマ場が来てしまった感じだ。
これは単なる“1/30”ではなく、この試合の結果が今年のリーグ戦の動向に大きく影響すると言っても過言ではない、非常に大事な試合だ。

だからこそ、自分も現地に駆け付けて見守りたい気持ちはヤマヤマだったが、いかんせん大分は遠すぎるし、薄給の身としてはスカパーでJ3の中継が見られる契約もしておらず、残念だけどここは携帯速報で我慢するしかないか・・・と諦めかけていたら、南長野でパブリックビューイングを行うという嬉しい知らせ。
このような有難い企画をしてくれたクラブの皆様、本当にありがとうございます!
せっかくだから、今年はスカパーで生中継があるアウェイ戦でレディースのホームゲームと被らない試合は全部南長野でPVやりましょうよ!(←さすがにそれはムリかな?)

そんな訳で、ドキドキとワクワクが激しく交錯する中で始まった大注目の2016年シーズン開幕戦、その結果は以下の通り。

大分トリニータ 1(0-0・1-0)0 AC長野パルセイロ
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気になるスタメンは、ウチは#10宇野沢祐二・#13勝又慶典・#1田中謙吾といった去年の主力が出ておらず、半分以上の6人が新加入選手という思い切った布陣。
実況によると、開幕から地元メディアの話題を独占し自分も終盤の攻撃の切り札になり得ると期待していた#9塩沢勝吾選手は怪我でベンチ外との事。
また大分も、広島から移籍してきた注目の山岸智選手が前日練習での“違和感”でベンチ外となった。
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そんな試合はやはり最初から大分のペースで、特に前半は相手の気迫やスピードに圧倒されて防戦一方・・・とまではいかなくとも、かなり押し込まれる時間が多く、何度かサイド攻撃やカウンターから決定機を作られた。
また、相手のコーナーキックではフリーの選手にボールを合わされてしまう場面が目立ち、何度ヒヤヒヤさせられたか分からないほどだったが、いずれも相手が枠を外してくれたり、ウチの守備陣が最後のところで体を張ってしのいだりと、ギリギリのところで失点を免れてどうにかこうにか前半終了。

それでも後半は、FWの#32近藤祐介に代えて#23東浩史を投入してから流れがよくなって何度か相手ゴールに迫るチャンスがあったが、大分になかなかシュートコースを開けてもらえずシュートまで至らないケースが目立ち、そうやって攻めあぐねているうちにまた徐々に相手に流れが傾くと、遂に後半37分、ピンポイントの高速クロスをバックヘッドで合わされたボールがゴールに吸い込まれて痛恨の失点を許し、それが決勝点となって悔しい黒星を喫してしまった。
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それにしても、やはり大分は強かった。
シュート数5-16・コーナーキック3-11というスタッツが示す通り、内容的にも大分の方が1枚も2枚も上手で、J2はおろかJ1でやっていてもおかしくないチームと、なかなかJ3の壁を打ち破れないチームとの“格”の違いを見せつけられた感じだった。
今日の戦いぶりを見る限り、今年のJ3の優勝争いは間違いなく大分が先頭に立って引っ張っていくような展開となるだろう。

一方、ウチの方もそれなりに良いプレーは見られたものの、敵陣の高い位置に入った途端に相手の堅い守りに躊躇して急にスピードダウンしボールをこねくり回す悪いクセは去年と変わらず、また前線の選手の連携もイマイチで“得点のニオイ”があまり感じられなかった。
試合中に解説者が指摘した通り前線でタメが作れず淡白な攻撃が多かった印象で、今日の布陣が本当に現時点でのベストメンバーといえるのか、また前線の選手の組み合わせやゴールするための戦略・連携は大丈夫か等、今日の戦いぶりをじっくりと分析して問題点を修正し、万全な状態で来週のホーム開幕戦に臨んでほしい。

今日は、選手の「絶対に1年でJ2に戻ってやる」という気迫や、1つ上のカテゴリーだった去年の開幕戦より1,000人近く多かったという観客動員など、大分の選手やサポの“本気度”が画面からもひしひしと伝わってきた試合だったが、来週のホーム開幕戦ではウチの“本気度”を見せる番。
対戦相手は今日と同じくJ2から降格してきて1年での再昇格を狙う栃木SCという事で、また厳しい展開が予想されるし、比較的近場のチームなのでサポも大挙してやってくると思われるが、そんな相手の気迫に負けないよう、大勢の方々に南長野に足を運んでもらい、大きな声援で選手を後押しして、絶対に今季初白星を勝ち取りましょう!!
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明治安田生命J3リーグ2016年シーズンプレビュー
いよいよ今週末に明治安田生命J3リーグの2016年シーズンが開幕する。
先週まではアイスホッケーやバスケなど冬のスポーツ観戦に勤しんでいたが、今朝の信毎朝刊にJ3開幕特集が載り、サプライヤーも変わって印象を一新した今年のオーセンユニも届いて、自分も気持ちがグッと盛り上がってきた。

思えば去年は、キャンプ中のエース・宇野沢選手の大怪我から始まって、なかなか調子が上向かず3得点以上取った試合が僅か1試合のみだったり、途中で監督の交代があったり、何度かあった選手補強もほとんど実を結ばなかったり・・・と最後までチームがうまく噛み合わないまま昇格圏外の3位で終えてしまうという辛く苦しいシーズンで、自分も気持ちのモヤモヤが心の隅にいつまでも引っかかったままオフシーズンを過ごしていただけに、J2ライセンス取得3年目の今年こそは、“3度目の正直”として去年の悔しさを何倍にもして晴らしたいという思いが強い。

さて、三浦文丈監督を迎えて臨む新チームについてここまでのテレビや新聞等での報道を見てみると、各ポジションでJ1やJ2で実績のある選手を万遍なく補強して、佐賀~宮崎と続いたキャンプでは、目立った怪我人もおらず新戦力と既存選手とのポジション争いも激しく、トレーニングマッチでもJ1の鳥栖や新潟に勝利する等、非常に順調に仕上がっているようだ。
何よりも、時折テレビのニュースで流れてくる画像やツイッター等から選手達が生き生きと練習に取り組んでいる様子がにじみ出ており、開幕に向けてチームがとても良い雰囲気である事がうかがわれるが、これも三浦監督の実直でガッツの塊だった現役時代を彷彿とさせる人柄や、監督初体験ながら現役引退以来ずっと現場の第一線で指導に携わっていた実績の賜物だろう。
果たして開幕戦をどんな布陣で臨みどんなサッカーを見せてくれるのか、今からとてもワクワクしてくる。
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そんな明るい話題が多かったプレシーズンではあったが、リーグ全体を見てみると今年も一筋縄ではいかない厳しいシーズンになりそうだ。

レノファ山口と町田ゼルビアが昇格した代わりに、J1での経験も長くナビスコカップ優勝の実績もある大分トリニータと、J1昇格争いを演じた事もある栃木SCという実力派チームが降格して、この2チームを軸に優勝争いが回っていくのは確実だろうし、JFLから昇格してきた鹿児島ユナイテッドも、代表選手を数多く輩出したサッカーどころの土地柄で周囲からの前評判も高い。

また、リーグの肝いりで発足しながら全く結果を出せないまま敢え無く消滅したJリーグ・アンダー22選抜チームの代わりに、若手育成枠としてFC東京・ガンバ大阪・セレッソ大阪の3チームからU-23のセカンドチームが参入。
これらは実力的には未知数とはいえ、単体チームなので戦術理解や連携面等で完全な“寄せ集め即席チーム”だったJ-22に比べれば遥かに手強い相手になると思われ、優勝争いのカギを握る存在となる事も大いにあり得る。

その他に既存のJ3各チームも確実に実力を上げてきており、ウチも一応は優勝候補の一角に挙げられてはいるが、楽に勝てる相手は一つもないというのは例年通り・・・いや、例年以上だろう。

次にレギュレーションを見てみると、J-22参入の弊害だった『ベンチ入り5人、交代枠5人』という特異なルールがノーマルなものに変わり、またチーム数増加で去年までの3回戦制から2回戦制となる等、J3特有だったものがJ1やJ2と同じ慣れ親しんだものになって戦いやすくなった面もあるが、試合数が去年の36から30へ一気に6試合も減ったため、1つの勝ち点の取りこぼしが優勝争いに大きく影響する“短期決戦”の様相となった。
これまでのウチは肝心なところで下位チームにあっさりと勝ち点を献上する勝負弱さがあったが、今年もそのキャラを引きずってコロッといくようでは、優勝や昇格など到底望めないだろう。
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と、そんな感じで不安要素を色々と並べてきたが、ウチは本来の力を出し切れば群雄割拠のJ3リーグを勝ち抜くだけの実力を十分に持ち合わせていると固く信じているし、新生・南長野オープン初年度に結果も内容も不甲斐ないシーズンを送ってしまった悔しさは、誰よりも選手達が一番感じているはずだ。

日程を見れば、最初の2節でいきなり降格組の大分・栃木との直接対決があり、また第3節の盛岡も、去年1勝1分1敗で内容的にも大苦戦を強いられた苦手チーム(オマケにエースの土井良太クンが出戻ってるし・・・)だけに、開幕早々に前半戦のヤマ場が来てしまった感じで少々気が重いが、逆にここを3連勝または2勝1分くらいで乗り切れればチームに勢いが付くし、間違いなくリーグ前半戦の主導権を握れるだけに、去年の悔しさをこの3連戦にぶつけて最初から全力全開で戦ってほしい。
三浦監督が目指す、90分間走り続け積極的に前へ前へと向かうサッカーを体現できれば、必ずや素晴らしいスタートダッシュが切れるはずだ。

思えば去年の大河ドラマの舞台は長州・山口県で、J3もレノファ山口が猛烈な勢いで優勝をさらっていった。
そして今年の大河の舞台は我等が地元・信州だけに、J3の主役も松代真田氏のお膝元に本拠を構える(更に旧真田町出身の塩沢勝吾選手も加入した)AC長野パルセイロで間違いは無いでしょう。
真田家の家紋である『六文銭』は“三途の川の渡り賃”と言われているが、今年はその銭をJ3とJ2を隔てる大きな川の渡り賃に使わせてもらいましょう。

豊後に下野、越中に因幡に相模、岩代・出羽・陸奥・駿河・薩摩に琉球・・・と並み居る大名(クラブ)を撃破して、今年こそ、今年こそは悲願が達成できるよう、1年間頑張っていきましょう!!!
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第37回長野県アイスホッケー選手権大会
アイスホッケーの今シーズン最後を飾る長野県アイスホッケー選手権が、昨日・今日の日程で軽井沢の風越公園アリーナで行われた。
パルセイロ・アイスホッケーのトップチームは今季も長野市民リーグとエムウェーブカップの2冠を達成し、後は強豪揃いの軽井沢のクラブを撃破して、是非とも長野県チャンピオンの称号を手に入れたいところだ。
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試合を順に振り返ってみると、昨日の準決勝は、去年も対戦し4-8で敗れたWAG軽井沢クラブが相手。
このクラブは県内でも1・2を争う強豪である事は重々承知しているが、今季は先月行われた全国社会人選手権で優勝の快挙を達成しており、全国チャンピオンという“ハク”がついた相手との対戦という事でウチがどのくらい食い下がれるか期待と不安が入り交じるなか見守っていた。
そんな試合は早くも1Pの8分07秒に先制されると11分03秒にも追加点を許して、「やっぱりWAGにはまだまだ敵わないか・・・」という思いが頭をよぎる。
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しかし、1P残り47秒というところで#14市川翼がゴール。
今季は市民リーグでも市川選手の連日の大活躍が強く印象に残っているが、そんな絶好調の若きゴールゲッターがこの試合でもしっかり結果を出してくれた。
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これで試合の流れをグッとウチに引き寄せ、攻める方向とベンチの位置が逆になるので選手交代のタイミングが難しくなってチームの実力差が出ると言われる2Pを0-0でしのいで勢いを持続させると、迎えた3Pは2分37秒に#3水口翔登が同点ゴールを叩き込み、更に4分02秒にまたしても#3水口がターンオーバーから快足を飛ばして見事なノ一アシストゴールを決めて遂に逆転!
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その後もWAGの反撃をGK#2佐藤駿吉を中心に高い集中力で守り切ると、パワープレーチャンスの12分13秒に大黒柱の#12大町典聖が試合を決定付けるゴールを上げ、終わってみればシュート数でも相手を大きく上回っての4-2と、文字通りの“快勝”で決勝進出となった。
1年前は大善戦しながらも実力の差を見せつけられて敗れた、個人的に“WAGに追いつけ、追い越せ”とリスペクトしている強豪クラブに、こんなに早くに素晴らしい内容で勝てた事が自分はメチャクチャ嬉しい。
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そして迎えた今日の決勝戦は、昨日の準決勝もう1試合で軽井沢高校を破って勝ち上がってきた軽井沢ワイルドキャッツとの対戦。
チェコ代表が金メダルを獲得した長野五輪当時と同じデザインのジャージがいかにも強そうだが、試合が始まっての印象は昨日対戦したWAGよりスピードや勢いがある感じで、そのパワーに押されてウチがまだ試合に入り切れていない時間帯の2分32秒に早くも失点を許してしまうと、その後も相手に押し込まれる場面が多く苦戦を強いられる。
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しかし、ピリオド半ばあたりでそんな相手のスピードに慣れてきたのか徐々に形勢を盛り返していくと、17分57秒に#15塚田右京が押し込んで同点に追いつき、前日の試合と同じくピリオド終盤の得点でそれまで押されていた試合の流れをこちらに引き寄せる事ができた。
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そんな昇り調子の雰囲気の中で迎えた2Pは、序盤の5分03秒に#12大町典聖が持ち前のパックハンドリングで相手を次々かわして見事なゴールを決め逆転すると、その後にやってきた3人対5人のキルプレーを無失点でしのぎ切った直後の15分06秒に#16が追加点。(以降、背番号表記だけの場合は選手リストが無くて名前が分かららない事を示します。)
この3点目は、相手にしてみれば2人多い状況のパワープレーをモノにできなかった直後の失点だけに、精神的ダメージはかなりのものだっただろう。
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こうなると試合の主導権は完全にウチが握り、3Pは3分53秒に#14市川翼、その30秒後に#9、更にその1分30秒後に再び#14市川と怒涛のゴールラッシュとなって、その後16分過ぎに1失点してしまったものの、4点差が付いたにもかかわらずGKをベンチに下げて果敢に6人攻撃を仕掛けてきた相手にダメ押しをするかのように、19分32秒に#14市川が自身ハットトリックとなる7点目のエンプティーネットゴールを決めて勝負あり。
そして、スタンドに陣取ったパルサポによる試合終了10秒前から始まったカウントダウンが「ゼロ!」を告げた瞬間、全ての選手がバンザイしながらGK#2佐藤駿吉のもとに駆け寄って全員で抱き合いながら優勝の喜びを爆発させた。
トップチーム創設3シーズン目にして、遂に我等がパルセイロIHトップチームが長野県アイスホッケーの頂点まで登り詰めたのだ!!
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試合後の表彰式では大会MVPにGKの#2佐藤駿吉選手が選ばれたが、並み居る強豪チームのシュートを次々にセーブしていく姿は本当に頼もしく見えた。
アイスホッケーにおけるGKは野球におけるピッチャーと全く同じで、GKの出来の良し悪しが試合の行方を大きく左右するものだが、この大会はまさに“佐藤ゴーリーの大会”といっても過言ではないくらいの大活躍だった。
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それにしても、まさかウチがこんなに早く長野県チャンピオンの称号を手に入れる事ができるとは、正直なところ自分は思っても見なかった。
トップ創設初年度は、アジアリーグを退いたばかりの大町選手の動きばかりが目立っていたが、3年目の今季は水口選手や市川選手等がFWの主力として立派に成長し、大町選手はそんな若手のアシスト役に回る場面が多くなって攻撃の厚みがグッと増したし、DF陣もこの2連戦では目立たないながらも相手の攻撃にしっかり対応して失点を最小限に抑える素晴らしい働きを見せる等、チーム全体が本当に大きく成長してくれた。
そして、僅か3年でチームをここまで強くしてくれた名将・運上一美HCの手腕は「さすが」の一言に尽きる。
大町選手以外は特に大きな実績のない選手達をここまで大きく育て上げ、今までアイスホッケーに馴染みの無かったパルサポに結果を出す事でこの競技の魅力を教えてくれた運上HCには、長野のホッケーバカを代表して心から感謝したい。
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これで今シーズンのパルセイロIHの活動はひとまず終了となり、来週からいよいよサッカーJ3リーグが開幕するが、この長野県選手権優勝で同じトップチームとしてアイスホッケーからサッカーに最高の形でバトンを渡せたんじゃないかと思う。
IHトップチームが氷上で作り出した勢いをそのままサッカーのピッチに持ち込み、来週から始まるリーグ戦を選手・スタッフ・スポンサー・ボランティア・サポーターとパルセイロに関わる全ての人達が“共超”して、次のホッケーシーズンが始まる11月にまた最高の形でバトンを渡せるよう頑張っていきましょう!!

ともあれ、パルセイロIHトップチームの皆さん、長野県選手権初優勝、本当に本当におめでとうございます!!!
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