ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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明治安田生命J3リーグ2016第14節 vsSC相模原
前節は首位の鹿児島相手にスコアレスドローで順位を1つ下げたパルセイロ。
ダイジェストやレポートを見ると積極的な攻撃の姿勢が見られて、これまでの絶望的だった試合運びを思えば希望が出てくる試合だったが、肝心な最後の決定力不足は相変わらずのようで、この混戦状態を抜け出すような強さを発揮するにはまだまだ時間がかかりそうだ・・・という感想を持った。

そんなトップの今日の対戦相手・SC相模原といえば、去年の対戦では新生・南長野のこけら落としゲームで逆転負けを喰らったり、ウチの数字上のJ2昇格を完全に消滅させる敗戦を喫したりと散々な目にあっており、他にも要所で手痛い思いをしている非常に苦手なチームだ。
しかも今年は、ウチの手の内を知りウチに対して特別な思いを持っている薩川了洋監督がチームを率い、更に日本代表でカリスマ的存在だったGKの川口能活選手が加入するなど、やりづらさに拍車がかかっている。

しかし、ここで足踏みしているようでは未来は開けない。
去年のこけら落としで味わった赤っ恥のリベンジを果たすためにも、『ヨシカツ』という大きな壁をブチ抜いて何としても勝ちたいところだが、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 2(1-0・1-1)1 SC相模原
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今日のパルセイロも前回ホームの琉球戦と同様に序盤から積極的に攻撃を仕掛けていき、何度もスコアリングチャンスを作った。
何しろ5月までのチンタラぶりが脳裏にこびりついている自分としては、今日も試合が始まるまでは期待よりも不安の方が大きかったが、この立ち上がりの戦いぶりを見てまずは一安心。
時折相手の反撃にヒヤリとする場面もあったが、概ねウチのペースで進んでいき、ゴールへの期待が高まってくる。

すると前半35分、#7佐藤悠希のカウンターからスルーパスが#25有永一生に渡り、すかさずゴール前に詰めていた#19渡辺亮太に送ると、GKと1対1を落ち着いて流し込みパルセイロが先制!
これまでなかなか流れの中から点が取れなかったのがウソのような、まさに“流れるような”完璧な連携から生まれたファインゴールで、さらに期待の大型ストライカー・渡辺の移籍後初ゴールという事もあり喜びも倍増だ。
またコメントにあるように、小さい頃からテレビで見ていた川口選手からゴールを奪えたという事で、本人にとっても記念すべき特別なゴールとなった事だろう。
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これで勢いが出たパルセイロは、オフサイドで幻のゴールとはなったもののフリーキックを渡辺が頭で合わせてゴールネットを揺らすシーンも出る等、貪欲に追加点を狙いに行く姿勢を見せる。
また守っても、相手に押し込まれる場面もありながらも、#11阪田章裕を中心に体を張った“攻撃的な守備”で相手を跳ね返し、また守護神#31三浦龍輝も高い集中力と冷静な判断で好セーブを見せる等、リーグ最少失点を誇る守備陣が球際の強さを見せてしっかりと攻撃の芽を摘み取っていき、いい雰囲気で前半を終える事ができた。
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それでも、相手は相性の悪い相模原という事でなるべく早めに追加点が欲しかったが、その望みは意外に早く叶う事となった。
後半8分、#32天野貴史の高速クロスを#7佐藤悠希がドンピシャのタイミングで頭に当てゴールを奪う。
戦列に復帰してから効果的なクロスを再三送っている天野の実力もさることながら、DFに体を寄せられながらもグッと我慢して強烈なヘディングを決めた佐藤の気持ちのこもったプレーにシビれたし、クロスバーを叩いたボールが普段のウチなら外に出るところをゴールラインの内側に落ちたのは、この試合にかける佐藤の執念の賜物だろう。
いずれにしても1点目に負けないくらいの素晴らしいゴールだった。
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その後もパルセイロは更なる追加点を取ろうと積極果敢に攻撃を仕掛け、見ているコチラも久し振りにワクワクするような試合運びで試合の主導権を握っていたが、後半も30分あたりから徐々に運動量が落ちだし、GKへのバックパスも目についてくるなど雲行きが怪しくなってくると、後半37分、不用意なバックパスを#31三浦が蹴り損なって自陣でボールを取られ、すかさずDFラインの裏に走り込んできた選手に渡って角度のないところからゴールを決められる痛恨の失点。
それまではあれだけ気持ちのこもったプレーで完璧に試合をコントロールしていたのに、まったく不用意にもホドがある。
それに、過去の相模原の試合では試合終盤に連続失点して勝利を逃しているケースが多かったし、安易なバックパスからのミスによる失点でそれまでの楽勝ムードから一転して、緊迫した“死闘”の様相となってしまった。

それでも、ベンチもすかさず#13勝又慶典、#8菅野哲也と前線でかき回しペースを作れる選手を立て続けに投入したり、敵陣に入ったらコーナーでボールをキープして時間を使うなどして必死に1点差を守り抜き、何とか逃げ切って勝利を収める事ができた。
最後は相当ヒヤヒヤしたけど、とにもかくにも去年1つも勝てなかった難敵・相模原から勝利をもぎ取る事ができて本当に良かった。
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しかし、返す返すもあの失点は余計だったし、追加点の後も何度も巡ってきたチャンスを決め切れる事ができたらもう少し楽に勝てたとは思うが、あの終盤のドタバタで霞んでしまった感もあったものの、全体的には十分に納得できる試合をしてくれたと思う。
特に今日の試合で印象的だったのが、各選手のボールに対する執着心と球際の強さだ。
相手と競り合った場面でも、多少強引にでも相手より前に出てボールを取ってやろうという気持ちのこもったプレーや、相手にプレッシャーをかけられても簡単にはボールを奪わせない球際の強さが随所に見られたし、最終盤のコーナーでのボールキープも、今までなら簡単に相手に奪われて逆にピンチを招くケースが多かったけど、今日は「死んでもボールを渡さないぞ!」という気迫が伝わってきた。
流れの中からの素晴らしいゴールが2つも生まれたし、結果も内容も最低最悪だったFC東京U-23戦を経て、琉球~鹿児島~相模原と続いた6月の上位陣との直接対決3連戦で、大混戦の優勝戦線を生き抜くためのチーム力が遂に固まってきたという大きな手応えを感じた、そんな有意義な試合だったと思う。
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さぁ、こうなれば月が替わる次節からは『7月攻勢』だ!
そんな次節は、ガンバ大阪U-23とのアウェイ戦となる。
ここまでのウチとU-23勢との対戦は、セレッソ大阪と引き分け、FC東京に敗戦とあまり結果がよろしくないし、ガンバ大阪はそんなU-23勢の中でも最もチーム力が高いとの評判があり、かなりの苦戦が予想される。
しかし、J1強豪の青黒ユニや吹田スタジアムの威容やガンバサポの声の圧力に飲み込まれず、逆に「育成年代だから」という心の隙を見せずに今日のような気迫で向かっていけば、絶対に結果は出てくると確信している。
今日は上位陣も全て勝ち点を積み上げて順位に変動はなく、未だ大混戦状態が続いているだけに、そんな厳しい優勝争いに喰らい付いていくためにも、ここは何としてでも勝ち点3が必要なので、今日の戦いぶりをベースに反省点をしっかり修正して、“年長者”の意地と若者にまけないガムシャラなプレーで勝利を奪い取ってほしい。
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という事で、次節の勝利を祈念して最後はこの言葉で締めたいと思います。

勝て!勝て!勝て!勝て!アウェイこそ!!!
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2016プレナスなでしこリーグカップ1部 Bグループ第4節 vs岡山湯郷Belle
先週は1回休みで2週間ぶりの試合となったレディースの今日の相手は、3試合行い未だ勝ち点1で最下位に低迷している岡山湯郷Belle。
ゲームシートを見てみるとカップ戦に入ってからエースの宮間あや選手がベンチにも入っておらず、今日もチームには帯同していたがスタンドでスコアリングの仕事をしており、敵ながらその容体が気になるところだ。
そんな訳で相手はエース不在ではあるものの、監督も途中交代して心機一転し選手達は気合が入っていると思うし、前節は強豪・仙台相手にドローに持ち込みカップ戦初勝ち点をゲットして波に乗っており、今の順位に関わらず要注意の存在ではあるが、ウチとしても決勝トーナメント進出を見据えると、ここは何としても勝って下位の差を広げておきたい。

心配していた雨も未明には止んで、梅雨らしい蒸し暑さもそれほど感じない絶好のコンディションの中で行われたカップ戦予選3戦目の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 2(2-0・0-0)0 岡山湯郷Belle
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カップ戦のもう一つの注目点であるスターティングラインナップには、#2田中菜実と#22牧井毬音が久々に名を連ねた他、#18五嶋京香がカップ戦に入ってスタメン皆勤賞と、リーグ戦に対してディフェンスラインをいじってきた。
一方の攻撃陣はいつものメンバーだが、戦いぶりは『いかにして横山選手にいい形でボールを渡せるか』をメインに全体的にガンガン前へ突き進むといった普段の展開とは違って、チーム全体で丁寧にパスを繋いで相手を崩していく事を主題にしている感じで、あくまでも勝利を目指しつつもチームとしてワンランク成長するためのチャレンジも欠かしていないという印象を受けたし、実際に小気味よくボールが繋がってチャンスを作り出す場面が何度も見られ、これまでにない新しいレディースの魅力や可能性が垣間見られた。

一方の湯郷も大黒柱の宮間選手こそ不在ながら、正確なパス回しや鋭いカウンターで果敢に攻め込むシーンも見られ一進一退の緊迫した攻防が続いたが、そんな中、意外な形で試合が動いた。
前半30分、相手GK#1福元美穂がクリアしようとしたボールを詰めていた#14泊志穂がインターセプトし、すかさずループ気味に放ったミドルシュートがガラ空きのゴールに吸い込まれてパルセイロが先制!
前の試合の新潟戦で横山選手と共に取った先取点とほとんど同じシーンを今日は泊選手1人で再現したような感じで、ウチとしてはまさに“してやったり!”の痛快なゴールだった。
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対する湯郷としては、歴戦の大ベテラン・福元選手をもってしての手痛い失点だけに、かなりショックも大きかったと思われ、このゴールを機に流れはグッとウチに傾いてきた。
そして、このまま前半終了となるかと思われたアディショナルタイムに、またしても思わぬ形で追加点が生まれる。
ウチの攻勢から#10横山久美が惜しいシュートを外し、ディフェンスラインがサッと上がって広々と開いたスペースをゆっくり歩きながら戻ってきたところ、その足元に測ったように正確にボールが転がってきた。
これを見て自分は一瞬「あらら、こりゃがっつりオフサイドだわ・・・」と思ったが、副審の旗も上がらず主審の笛も鳴らず、あれっ?と思ってよく考えたら、横山にパスを出したのは味方ではなく相手の選手。
つまり相手のバックパスが一番取られたくない選手に“どフリー”で渡ってしまった形となったのだ。
当の横山選手もボールを受けた瞬間はビックリしたような素振りを見せたが、瞬時に状況を察すると素早く反転してGKと1対1となり、こうなればさすがの福元選手も止める事はできず、これ以上ないような“ごっつぁんゴール”を決めたところで前半終了のホイッスルが鳴った。

これで余裕が出てきたレディースは、守備陣が安定している事もあり後半はベンチの攻撃的選手を次々と投入。
そして、#28山崎円美・#24神田若帆・#20内山智代・#19藤村茉由と出てきた選手がそれぞれ自分の持ち味を発揮しノビノビとプレーして何度もチャンスを作り、本日も安定の2,000人超え(2,721人)となったスタンドも大いに盛り上がって、トップの試合では“失点フラグ”となっている感もある『花唄』チャントが流れるアディショナルタイムも危なげなく守り切ってタイムアップ。
攻めては相手のミスを逃さず決め切るソツの無さ、守っては今季ホームゲーム初となる無失点と、まさにここまでのチームの成長を示すような気持ちいい快勝でカップ戦2勝目をあげた。

今日の試合のMVPを選ぶとすれば、もちろんゴールを決めた横山選手や泊選手もあるだろうが、自分としては守護神#1池ヶ谷夏美と#2田中菜実・#7坂本理保・#18五嶋京香・#22牧井毬音のディフェンスライン、そして序盤の大ピンチを救ったワンボランチ#6國澤志乃という守備陣全員に差し上げたい。
とにかく今日の守備陣の活躍は素晴らしく、相手の動きを冷静に見計らって何度もオフサイドを取っていたし、誰かが抜かれたらすかさず他の誰かがカバーして相手にチャンスを作らせず、こちらも本当に安心して見ていられた。
湯郷だって決して悪い内容ではなかったと思うが、そんな相手のシュートを前後半2本ずつに抑えたのは立派の一言に尽きる。

また、前記のように途中出場した選手も全員が貴重な出場機会の中でしっかりと自分のプレーをして勝利に貢献していたし、とにかく今日は本当に収穫の多い試合だった。
欲を言えば、後半のイケイケな展開の中でダメ押しの追加点が取れていたら最高だったんだけど、これ以上望むとバチが当たりそうだし、今後の課題として取っておきましょうかね。
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逆に湯郷としては、不用意なミスからの失点を重ねての完敗で、悔やんでも悔やみきれない試合だっただろう。
今日もリーグ戦と同様に遠路はるばる熱心なサポが南長野に多数やってきたが、そんなメインスタンドのサポに向けて選手達が深々と頭を下げたまましばらく動けなかったシーンや、そんな選手の背中をピッチに降りてきた宮間選手が優しくたたいてなぐさめるシーンが強く心に残ったし、なかなか結果が出せなかったチャレンジリーグ時代のレディースと重なって心にグッとくるものがあった。
女子サッカーのようなまだまだ厳しい環境にあるマイナースポーツの中では、対戦相手は敵であると同時に運命共同体の仲間でもある。
湯郷も今シーズンはリーグ戦・カップ戦ともに苦戦が続いているが、自分は湯郷については地方から女子サッカーのムーブメントを起こした大先輩クラブとしてリスペクトしているし、余計なお世話ではあるが、是非ともここから巻き返してもらい、今度の美作での試合ではまたお互いナイスゲームができるよう頑張ってほしいものだ。

そして次節は、現時点でBグループ首位を走る浦和レッズレディースをホームに迎えての一戦だ。
浦和もリーグ戦の予想外の低迷から一転、カップ戦に入ってから前節まで2戦全勝と遂に本来の実力を取り戻してきた感じで、リーグ戦ではホームもアウェイも勝たせてもらっているウチとしても、今度ばかりはかなりの苦戦が予想される。
ただ、決勝トーナメントに進出するためには絶対に落とせない試合であり、今日のような攻守がガッチリ噛み合った試合運びで是非とも勝利を掴み取ってほしい。

という訳で実に気持ちよくスタジアムを後にする事ができたし、これから岡山県観光PRブースでいただいた湯郷温泉の入浴剤を入れたお風呂につかって、明日のトップの試合に向けて鋭気を養おうと思います。
あ~、パンフレット見てたら無性に美作に行きたくなってきたゾ・・・
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明治安田生命J3リーグ2016第12節 vsFC琉球
前節は最下位のFC東京U-23に痛い星を落とし7位に後退したトップチームの今日の対戦相手は、現在リーグ得点ランクトップを走る田中恵太選手がキャプテンとしてチームを引っ張るFC琉球。
ウチにいた時は若さを全面に押し出して少々荒削りなところもあったけど、しばらく見ない間にケータも立派に成長したものよのぅ・・・(しみじみ)

なんて目を細めて喜んでばかりはいられない。
開幕当初は首位を走っていた琉球も、“超”が付くほど大混戦のリーグの荒波にもまれて徐々に順位を落としてきているが、しぶとく引き分けに持ち込んで勝ち点を重ねており、その実力は確実に上がってきている。
一方ウチの方はといえば、先週の休みを置いて2週間ぶりの試合となったが、前節のあまりにも不甲斐ない戦い振りに対する怒りや焦りや虚脱感は未だに自分の中で尾を引いている。
この2週間でどれだけチーム力を上げてきたかは分からないが、今年ここまでの戦い方を見るにつけ、よほどドラスティックに変わらない限り、いくら相性の良い琉球が相手とはいえ苦戦は必至だ。

そして、この異常事態にゴール裏も動いた。
普段スタンドを飾っている全てのダンマクや大旗を出さず、『お前たちとJ2へ行きたい!』、『俺達は信じて全力で応援する!』という2つのメッセージダンマクのみを掲出してきた。
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ゴール裏のサポにとってダンマクや大旗は、自分達の想いを伝え選手やスタンドを鼓舞する、チャントやコールやドラムなどの鳴り物と並ぶ重要な“武器”であり、製作者を始め多くのサポの魂が乗り移った大切なアイテムだ。
これらを封印してまで2つのメッセージダンマクに集約したサポの悲痛な叫びが選手達に届き、前節の汚名を返上して今後に勇気と希望が持てるような戦いを見せる事はできたのか、その注目の試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 2(1-0・1-0)0 FC琉球
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試合は何とか連敗だけは阻止したいウチと今度こそウチから初勝利を掴み取りたい琉球の意地がぶつかり合い、お互いにカードが連発するハードな展開だったが、その中でウチの戦いぶりが明らかにこれまでと違うと感じた事があった。
自分の写真の腕の無さを棚に上げておいてナンですが、今年これまでの試合は中盤をすっ飛ばした“縦ポンサッカー”ゆえ、ヘディングの競り合いシーンばかりでブログに使えるようなマトモな写真がほとんど撮れていなかったのだが、今日は足元にボールを収めて相手と競り合う“サッカーらしい”写真を序盤から数多く撮る事ができたのだ。

しかも、ただ“サッカーらしい”だけじゃなく、相手のチェックを振り払って前へと向かう姿勢だったり
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数的優位を作ってパスを出すシーンだったり
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ルーズボールを巡って相手と激しく競り合うシーンだったり
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敵のキーマン・#7田中恵太を取り囲んで厳しいプレスでボールを奪いに行くシーンだったり
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惜しくもキーパーにセーブされたものの体を投げ出してゴールを狙いに行くシーンだったり
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とにかく写真の中から選手達のこれまで見られなかったような気迫が強く感じられた。
(今まであまりいい写真を載せられなかった分、いつもより余計にアップしておりますぅ~!!)

そして、こういった積極的なプレーがどんどん出てきたら、必ず結果は現れる。
前半36分、久々に出場した#35天野貴史の絶妙なクロスを#4内野貴志がドンピシャのタイミングでヘディングゴールを決め、待望の先取点をゲット!
やったぁ、これでウチも遂にシーズン2ケタ得点の“大台”に乗ったゾ~!!(←。。。。)
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なんて自虐ネタはともかく、本当にノドから手が出るほど欲しかった先取点を取る事ができてスタジアムの雰囲気もグッと良くなったし、自分もなんだか胸の中につかえていたものが取れたような気持ちになった。
この良い流れに乗って、今までの鬱憤を晴らすような波状攻撃を期待したが、そこは勝負事の難しいところで、なかなか思うようにはいかない。
前半に飛ばし過ぎたか、後半も1/3を回るとウチの運動量が落ちだして相手の攻撃時間が長くなったが、それでも選手達は忍耐強く対応し、絶体絶命と思われた場面もゴールポストやクロスバーに助けられながら何とか切り抜けると、後半40分、途中出場の#9塩沢勝吾がヘディングで競り勝ったボールがディフェンスラインの裏に抜け、そこに走り込んだ同じく途中出場の#13勝又慶典が受けてGKと1対1から冷静にゴールに流し込み、貴重な追加点を手に入れた。
1点目はセットプレー崩れだったので、純粋に流れの中から点を取ったのは、開幕から12試合目・11得点目にして今シーズン初めて。
勝又選手お馴染みの人差し指を天高く突き上げるゴールパフォーマンスが、これほど神々しく見えた事は無い。
あぁ、ありがたや~、ありがたや~・・・
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この直後に訪れた5分間という長いアディショナルタイムも、サポの大きな声援をバックに無難に切り抜けて試合終了。
三浦監督が試合後のインタビューで語った通り選手達の強い気持ちが随所に見られ、自分も今シーズン初めて心から満足できる素晴らしい試合だった。
また、今日も今までと同じような内容で勝ち点を落とすような事があれば早くも今シーズンが終わってしまうどころか、チームの崩壊やサポとの信頼関係の失墜などでクラブ自体が空中分解しかねない・・・と悲痛な思いで自分はこの試合に臨んだだけに、本当に心の底からホッとした。

もちろんこれで大満足という訳ではなく、まだまだ連携面やプレーのスピードなどに課題も多いし、これで確実に優勝争いに生き残れるとは思っておらず、ちょっとキツい表現をすれば『ようやく普通のプロサッカーチームに戻っただけ』といったところだが、なかなか融合しきれていなかったチームがようやく一つにまとまり、暗闇の中に確かな光が差し込んできたように感じた。
ゴール裏があそこまでのアクションを起こさなければここまでできなかったのかとも思うが、『雨降って地固まる』のことわざ通り、これでしっかりと戦い方のベースを固め、それを基盤にここからどんどんチーム力を高めてくれればと思う。
幸いにして、今年のJ3は稀に見る大混戦で、ウチもこんなにモタモタしていてもまだ首位と勝ち点2差しか離れておらず、ここから立て直してもまだ十分に間に合うだろう。
開幕から12試合目とかなり時間はかかってしまったが、ここから選手とサポがしっかり『共超』して、改めて悲願達成に向けてスタートを切りましょう!
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次節は、今季ここまで無敗を続け去年からのホーム無敗記録を持つブラウブリッツ秋田を敵地で破って首位に躍り出た鹿児島ユナイテッドFCとの戦い。
去年のレノファ山口に引き続き新規参入クラブが勢いに乗っており、しかも噴煙を上げる桜島が睨みを利かすアウェイ・鴨池での試合という事で非常にやりづらいとは思うが、今日のように強い気持ちを前面に押し出して戦えば、必ず勝機は訪れるはずだ。
ただ、もしこの試合を落としてしまうようではせっかくの上昇機運もしぼんで“元の木阿弥”になってしまうし、今日の最高の勝利を無駄にしないためにも、目の前の試合に集中して貪欲に勝ち点3を奪いに行ってほしい。
2016プレナスなでしこリーグカップ1部 Bグループ第2節 vsアルビレックス新潟レディース
なでしこリーグは先週からカップ戦に突入し、パルセイロ・レディースは予選リーグ初戦をベガルタ仙台レディース相手に1-2と惜敗。
そして迎えたホーム初戦は、仙台戦でゴールを決めた#14泊志穂に加えて、日本代表のアメリカ遠征初戦で劇的同点弾を決めた#10横山久美も凱旋復帰し、更にアルビレックス新潟レディースから代表経験もある長身FW・#28山崎円美も加入して仙台戦にも出場する等、ここにきて前線のポジション争いが白熱してきた。
奇しくも今日の対戦相手は山崎選手の古巣であるアルビレックス新潟レディースという事で、横山選手とトップを組むのは誰なのか、全体のフォーメーションや戦術の変化はあるのか、リーグ戦で出場機会の無い若手の登用はあるのか、そして山崎選手の移籍早々の『恩返し弾』は見られるか・・・と、年間順位に直接関係ないカップ戦とはいえ見どころ満載だ。

ここのところアウェイが続き、トップとのダブルヘッダーだった5月半ばの日テレ・ベレーザ戦以来のホームゲーム。
約1ヵ月ぶりに南長野に帰ってきたレディースが、新しい選手を加えてリーグ戦とは一味違う雰囲気のカップ戦でどのような魅力を見せてくれるか期待がかかるこの試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 3(1-1・2-0)1 アルビレックス新潟レディース
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気になるスタメンは、前節に引き続き右SBに#18五嶋京香が入った他はこれまでのリーグ戦と変わらないオーダーで、注目の山崎選手はベンチスタート。
そして試合の方は、お互いがそれぞれの良さを生かして攻め込んでチャンスとピンチが交互にやってくる展開ながら、細かいところでミスがあったり守備陣の頑張りがあったりで、両チームとも最後の決定機がなかなか作れない膠着状態のまま時間が流れていく。

このまま0-0で折り返しか・・・と思われたが、アディショナルタイム突入直前の前半44分、相手GKが前方へ蹴り出そうとしたボールを詰めていた#14泊志穂が足を思いっきり伸ばしてインターセプトすると、すかざず後ろで待っていた#10横山久美にパス。
こうなればもう相手は“ヘビに睨まれたカエル”も同然で、中央突破から決める『ザ・ヨコヤマ』的ゴールでパルセイロが先制!
これはチャンスを確実にモノにした横山選手ももちろんだが、どんな時でも労を惜しまず前線からのプレスを怠らない泊選手の執念が実を結んだもので、半分以上は泊選手の得点と言っていいだろう。
さすがは長野が誇る『女版シンジ・オカザキ』だ。

ヨッシャ! これは最高の形で前半を終えられるゾ・・・と喜んでいたが、直後に訪れた新潟の猛攻、ウチの守備陣も何とかクリアしようと必死で対応するも新潟の選手が驚異の粘り腰でボールをゴールラインの外に出させず、最後はゴール前密集の外にフリーで待っていた選手にこぼれたボールを見事に決められて、歓喜の先制から僅か1分後に試合を振り出しに戻されてしまう。
この場面、確かにウチの守備陣がしっかり守り切れなかったところは反省点だが、それよりも新潟の選手達のボールを失わない球際の強さやゴールに対する執着心を誉めるべきだろう。
同点上等! お互い最後まで諦めないプレーが実を結んでの気持ちのこもったゴール、いいじゃありませんか。
これぞ日本が世界に誇る“なでしこ”のサッカーというものですよ!!

そして迎えた後半、ウチは11分に先制点の立役者・泊に代えていよいよ#28山崎円美を投入すると、泊選手に負けないハードワークでついこの間までの“同僚”達に厳しいプレスをかけて流れを引き寄せ、後半23分、相手GKが前方へ蹴り出そうとしたボールを詰めていた山崎が身を挺してインターセプトし、ルーズボールを#10横山がさらって中央突破から決める『ザ・ヨコヤマ』的ゴールでパルセイロが勝ち越し!
これはチャンスを確実にモノにした横山選手ももちろんだが、評判通りのハードワークを見せてくれた山崎選手の執念が実を結んだもので、半分以上は山崎選手の得点と言っていいだろう。

・・・すでにお気付きの方もいるかと思いますが、ここまでのくだりは1点目の文章をコピペして若干の修正を加えて使わせてもらいました。(←手を抜くなっ!!)

それにしても山崎選手、前記のようなハードワークに加えて、スピードもあるしパスのタッチもチームに入って2試合目とは思えないほど絶妙だし、スローイン一つとってもターゲットに細かく位置取りの指示を出す等しっかり考えて丁寧にやっているところも見られ、ゴールという結果こそ出せなかったものの、さすがフル代表に招集されただけあると唸らされるようなハイレベルなプレーで、今日の勝利に大きく貢献してくれた。
ウチのレディースは、一昨年の#6國澤志乃選手に去年の#8大宮玲央奈選手と、シーズン途中にピンポイントで実に効果的な補強を行ってきたが、今年の山崎選手の移籍も間違いなく大成功と言えるだろう。
まさに、レディースフロント陣の3年連続のファインプレーだ。
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この山崎選手の“恩返しアシスト”で勝ち越したレディースは、その後の新潟の反撃に苦戦しながらも何とか食い止めていくと、前半と同じくアディショナルタイム突入直前の後半44分、#6國澤志乃のクリアボールを前線で直接受けた#10横山久美がゴール前で右足一閃、GKが抑えたと思ったらシュートの威力が強かったのか手元からボールがこぼれてゴールに転がり込み、勝利を決定付ける3点目をゲットして見事にハットトリックを達成!!!
いや~、さすがは世界のヨコヤマ、魅せてくれますな~。
でも今日は、1点目が半分以上泊選手の得点、2点目が半分以上山崎選手の得点なので、都合横山選手は2得点という計算になるので、ハットトリックは無しという事でひとつ・・・(←そんな計算あるかっ!!)
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ま、それはともかく、その他にも長野のレジェンド・#9濱垣香菜選手が待望の1部初出場を果たしたり、前節からスタメンに起用され今日もフル出場を果たした#18五嶋京香選手も十分チームに貢献する働きを見せてくれたりと、ゴールシーン以外にも見所のあった試合だった。
欲を言えば、なかなか試合に出られない選手の起用が無かったのが個人的にはちょっと残念だったが、新潟もほぼベストメンバーできているし、オリンピック出場が無くなった今となっては、カップ戦といえども若手の育成よりタイトル獲得が最も重要になってくるという事だろう。

そして何より、難敵・新潟にリーグ戦に引き続き連勝できた事で、リーグ前半戦の快進撃がフロックで無い事が証明できたのが非常に嬉しい。
たまたま得点者は横山選手だけだったが、さきほど冗談交じりに述べたように彼女1人だけではなくチーム全体で掴んだ勝利だと思うし、選手達の勝利にかける気持ちの強さが十分に感じられたナイスゲームだった。
試合終了後にベンチ前で、新潟OGの山崎選手と#8児玉桂子選手が固く熱く長い抱擁を交わして喜びを分かち合っていたのを見て、自分も心にグッとくるものがあった。

なでしこリーグカップは各グループ5チームずつと奇数なので、来週はウチは1回休みで、第4節となる再来週は南長野に岡山湯郷Belleを迎える。
4月末のリーグ戦で死闘を演じた湯郷との因縁対決第2ラウンドも、両者の想いが激しくぶつかって熱戦となる事は間違いないだろう。
その中でウチとしては、相手を上回る強い気持ちで立ち向かい、決勝トーナメント進出に向けて是非とも勝利をおさめてほしい。
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【 追記 】
試合終了後に気になった事があったので、僭越ながら皆様に一つ提案させていただきます。
今日の試合が終わって帰りしなに周りを見ると、飲食した後のゴミやマッチデープログラムを置いたままになっている座席がいくつか見られました。
これらのゴミは後程ボランティアスタッフの方々が回収していくのですが、ただでさえ仕事が多いうえになかなか手数が増えないボランティアの方々にこれ以上負担をかけるのは申し訳ないでしょう。
そこでこの記事を読んでいただいている方々にお願いしたいのは、家を出る時に余っているレジ袋を各自1つ持参していただき、試合が終わったら自分の席の周りに放置されているゴミを回収して持参のレジ袋に入れ、スタンドを立ち去る時は自分の利用した席のあった区画にゴミが残っていないようにしてほしいのです。
回収したゴミは出口でゴミ袋を持っているスタッフに渡せばいいだけの事なので、そんなに負担にはならないでしょう。
もちろん、まずは自分が出したゴミは必ずゴミ箱に捨てるのが基本中の基本だし、自分なんかにわざわざ言われなくても既に実行しているパルサポさんも多いと思いますが、ボランティアの皆さんの負担を少しでも軽くするためにも、そして我々の“家”である南長野のスタジアムをいつまでもきれいに使っていくためにも、是非とも明日のトップの試合から実行していただければと思います。
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