ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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第96回天皇杯1回戦 vs北陸大学サッカー部
8月も早いもので最後の週末だというのに、今月は1日のリーグ戦(1万人チャレンジの熱気と試合後の空虚感が遥か昔の事に思える・・・)以来久々の更新であります。
実は先月末から仕事上で色々あり、夏バテも重なってお盆休みを挟んでもなかなか疲れが抜けず、先週の長野県サッカー選手権決勝もスタジアムに足を運ぶだけの元気が湧かずに家でテレビ観戦、またパソコンに向かって文章をヒネり出すだけの体力も気力も無く更新もお休みしておりました。

ま、元気が無いのは過労だけが原因じゃないけどね・・・(怒)
(むしろ真の原因は仕事以外の方だったりして。。。)

ただ、おかげ様で体調もほぼ元に戻り、昨日の天皇杯1回戦から現場復帰(しかも調子コイて昼間のBCLとハシゴ観戦)し、当日アップではないものの更新も再開させていただきました。
皆様も、お盆が過ぎたとはいえまだまだ暑い日が続くので、体調にはくれぐれもご注意ください。

さて、中断前のリーグ戦では苦手の藤枝MYFCに大逆転負けを喫し、先週の県選手権決勝も松本大学の素晴らしい戦いぶりばかりが目についてPK戦の6人目で辛うじて勝利するという何ともスッキリしない内容だったため、約1ヶ月ぶりで待ちわびたハズのパルセイロの試合なのに、正直なところ全くテンションが上がらず、重い足取りで入場ゲートをくぐった。
この試合も、ハッキリしないメンバーでハッキリしない内容の試合をして何となく勝利するくらいだったら、いっそ負けてしまった方が自分の気持ちもスッキリする・・・くらいの悲壮な気持ちで臨んだが、フタを開けてみれば以下の通り気分スッキリの大勝と相成った。

AC長野パルセイロ 5(1-0・4-0)0 北陸大学サッカー部
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今回は試合内容については思いっ切り省略させていただき、まずは自分の率直な思いを叫ばせてください。

やっぱ#13勝又慶典は前線に置いてこそ輝く選手でしょ!
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やっぱ#15西口諒はサイドでノビノビやらせれば結果を出してくれるでしょ!
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やっぱ長野の右サイドは#20都並優太で決まりでしょ!
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やっぱCBに#3大島嵩弘がいると何かと心強いでしょ!
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やっぱ#10宇野沢祐二の存在感はハンパ無いでしょ!
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よーするに昨日の試合を一言で表すとすれば、オレ達のパルセイロが戻ってきた!!!
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もちろん、実力差のあるチームと戦う天皇杯1回戦と通常のリーグ戦とを単純に比べるのは無理があるのは分かっている。
また、北陸大学は変に守備的にならず90分間果敢に向かって来る試合をしてきたが、これがゴール前をガッチリ固める戦法を取って来たら、こんなにうまくはいかなかったかもしれない。
だから今回の結果や内容を手放しで評価するのは拙速かもしれないが、今年はなかなか試合に出してもらえなかったり、不慣れなポジションで苦しんでいた去年までの主力選手達が、やり慣れたポジションで自分の持ち味をフルに発揮して、これまでの鬱憤を晴らすような素晴らしい試合をしてくれた事を素直に評価したいと思う。

また既存選手だけでなく、今季途中加入の選手達も実にいい仕事をしてくれた。
#27橋本英郎選手は、松本大戦のPK献上や昨日の序盤に貰ったイエローカード等、たま~にポカをやらかしたところもあったけど、全体的には目立たないながら全体のバランスを取ってしっかりゲームを作ってくれた。(本人が「特徴が無いのがストロングポイント」と言っていたけど、そんなベテランの地味な働きこそ、今のウチには必要なんです。)

そして#17コンハード選手は、まだ粗削りなところもあるけど、ブラジル人独特のリズムとセンスで相手を翻弄したり、意外と広い視野で味方に効果的なパスを出したりしていたし、何より「日本で成功してやろう!」というハングリーさやチームに溶け込もうという謙虚さを持ち合わせた気持ちの強さもあり、泥臭く掴み取った来日初ゴールの後にゴール裏でひざまづいて喜びを表し、レフリーから止められるまで監督やコーチ陣一人一人と抱擁を交わす仕草に好感が持てた。
祖国・ブラジルでも決して有名とは言えない選手のようだが、こりゃ使い方次第では“大化け”する可能性もあるかも・・・
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実のところ、自分はリーグ戦前節の敗戦で「ウチの今シーズンは終わった・・・」と気持ちが切れてしまっていた。
ハッキリ言って、今年ここまでの布陣では、いくら頑張って応援してもこの先に何も希望が見えてこないと思っていた。
しかし、リーグ戦も残り10試合で首位と勝ち点10、2位と勝ち点4という難しい差があっても、この試合のメンバーだったら何か起こしてくれそうな予感がするし、たとえ優勝や昇格を逃してしまったとしても、この試合のメンバーで全てを出し切ってのものだったら、素直に結果を受け入れ来季に向けて気持ちを切り替える事ができると思う。

と、ちょっと前のめり過ぎて縁起でもないたとえ話も書いてしまったが、いずれにしても昨日の試合は、屋根付きスタンドに居ても濡れてしまうような本降りの雨とは裏腹に、晴れ晴れとした気持ちにさせてくれたナイスゲームだった。
今年はここまでモヤモヤしてばかりだったが、今後はこのメンバーでのこの戦い方をベースとしたパルセイロの巻き返しを大いに期待したい。
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そして来週は、名古屋市港サッカー場でJ1の名古屋グランパスエイトと天皇杯2回戦を戦う。
港サッカー場での名古屋戦といえば、3年前のジャイアントキリングを思い出さずにはいられない。
あの時は続く3回戦も数的不利をはねのけてPK戦の末J2ギラヴァンツ北九州を撃破し、唯一のJFL勢生き残りとして、そしてその年のJFLチャンピオンとして挑んだ4回戦では、この大会で優勝する事となる横浜F・マリノスと延長戦までもつれてあと一歩のところまで追い詰めながら惜敗するというドラマチックな大健闘で、パルセイロの名前を一躍全国に轟かせた。

いや~、本当にあの頃はよかったねぇ~・・・
まさに『人生バラ色』なシーズンでしたな~・・・(遠い目)

ただ、3年前と今年とではウチのチーム状態や勢いは天と地との差だし、「あの時の夢よ、もう一度!」と思う気持ちが良い方向に出ればいいが、逆に慢心やプレッシャーとなってしまえば、昨日ウチが相手に浴びせた仕打ちを今度はウチが受けかねない。
名古屋も今年はリーグ戦ではなかなか結果を得られず、遂に2ndステージ最下位に沈み監督も交代してしまったが、リーグ戦で結果が出せない分「天皇杯こそは」という気持ちが強いだろうし、何よりも3年前の屈辱を晴らさんと、選手もサポも並々ならぬ気合を持って潰しにかかる事だろう。
ウチとしては、そんな相手にも絶対に臆せず、どんなに足がつっても最後まで走り抜きボールに喰らい付いてきた松本大学のように、そしてどんなに点差を離されても最後まで攻撃の姿勢を貫いた北陸大学のように、チャレンジャーとしての謙虚な気持ちと下剋上の野心を持って真正面から思いっきりブチ当たってきてほしい。

この試合の結果はどうであれ、選手もサポも大いに納得し悔いが全く残らないような内容の試合ができたら、その先のリーグ戦にもきっと光明が見えてくるハズだ。
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明治安田生命J3リーグ2016第19節 vsカターレ富山
昨日のメインスタンドは屋根のおかげで終始日陰での観戦だったとはいえ、あの猛暑の中を南長野に丸1日ドップリ漬かっていたのでさすがに帰宅後は疲労困ぱいだったため、1日遅れでアップさせてもらいます。

という訳で、前フリも省略してさっさと試合結果から参りましょう。

AC長野パルセイロ 0(0-0・0-0)0 カターレ富山
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唐突ながら昨日の試合を野球の表現で例えるとしたら、さしずめ『息詰まる投手戦』といったところだろうか。

ウチは経験豊富な大ベテランの#27橋本英郎選手が新加入しボランチに入った事もあってか、それまでのロングボール(と言うと聞こえはいいが要するに“縦ポン”)一辺倒からうまくピッチ上をボールが回るパスサッカーに変貌しつつあり、それまでの試合よりボールポゼッションも高くなってきたし、いい形で攻撃できたシーンも何度かあった。
一方の富山も、決して「アウェイだから引き分けでヨシ」なんて考えは微塵も無かったようで、ドン引きになる事無く積極的なプレスでボールを奪いウチのゴールを脅かす場面もあり、両者とも少々決定打に欠けるところはあったものの、極端に守備的にもならず、イライラするような拙攻も無く、また相手の長所を潰し合いムダに神経を擦り減らすような事にもならず、ガップリ四つで組み合ってお互い土俵際に詰められそうになりながらも持ちこたえるような緊迫した展開。(←あ、「野球で例える」って言ったのにいつの間にか相撲の例えになっちゃった。。。)
そこへもってきて、この試合のレフリーもちょっとした転倒では安易にファールを取らず必要最低限かつ的確な笛で実にテンポよく試合を運び、特に前半などは自分は試合に入り込んでタイムアップが分からず、終了の笛が鳴った時に「えっ、何でこんなところで笛が鳴るの?」と一瞬勘違いしてしまったくらい時間が進むのが早く感じられた。
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この流れは後半になっても変わらず、それどころか、優勝戦線生き残りのためにも絶対に勝ちたいウチと、上位陣からこれ以上離されたくない富山の、勝ち点3をめぐる意地のぶつかり合いで、「これはいっただろう」というビッグチャンスや思わず肝を冷やしてしまいそうな大ピンチが交互にやってくるなど、緊迫の度合いが更に増してくる。
そして最後3分間のアディショナルタイムも、ウチはもちろんの事、富山の方も決して勝ち点1を取るための時間稼ぎなどはせず、それどころか最後のセットプレーでは実現はしなかったものの三浦泰年監督が自陣に残っていたDFやGKを全てゴール前に上げるよう指示するなど、最後までドキドキ・ハラハラが続いた非常に締まった試合となった。
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結果はスコアレスドローという残念なものだったが、同じスコアでも拙攻続きで全く見所が無くジリジリ・イライラが募った『貧打戦』のような5月の鳥取戦に比べれば遥かに見応えがあり、絶対に勝ちたい試合ではあったものの、思わず引き込まれるような緊迫した戦いを見せてくれた事については、選手達には「お疲れ様」と労いの言葉をかけてやりたいと思う。
昨日は『1万人チャレンジデー』という事でクラブも様々な営業努力を行い、それが実を結んでクラブ史上初の大台突破となる10,377人の動員となったが、昨日初めて南長野に足を運んだ人達も、華やかなゴールシーンや勝利の喜びは味わえなかったものの、それだけではないサッカーの奥深さや真剣勝負のヒリヒリした空気を体感してもらえたんじゃないかと思うし、こういったところに魅力を感じて、また試合を見に来てもらえたら自分も嬉しく思う。
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ただ、この1試合に限った内容的な事はいいとして、優勝や昇格という視点からすると、この結果は到底受け入れがたいものがある。
特に、前節は最下位の鳥取相手に圧倒的に攻め込みながらも点が奪えずセットプレー2発に沈むという最悪の負け方をしているだけに、この試合はどんな形でもいいから是が非でも点を奪って勝ち点3を取りたかったのに、2試合続けてあと一歩のチャンスを決め切る事ができずスコアレスに終わってしまったのはいただけない。

確かに、前記のように今までよりは良い形ができていたとは思うし、選手達からも何とかしようという姿勢は見えるのだが、最後の最後の場面で、ゴールに向かう熱というか、勢いというか、「絶対にゴールを奪ってやる」という気迫というか、うまく言い表せないけどそういったものがあまり感じられず、全体的に淡白な攻撃に終始してしまった印象は否めない。
確かに鳥取も富山もウチにとっては苦手な相手ではあるが、シーズンを3位や4位の上位フィニッシュでOKとするならともかく、優勝や昇格を本気で狙っていくのなら、そういった相手にきっちり勝ち切っていかなければ悲願達成など叶うはずもない。

本当は自分も、やれ優勝だ昇格だと目くじら立てず純粋に目の前で行われているサッカーを楽しみ、勝敗や順位など二の次で地元クラブを応援できる喜びを噛みしめたい。
しかし現状に目を向けると、現在のJ3は、全国的な報道や露出は無いに等しく、また上位リーグには認められている権利がJ3では認められないケースがあるなど、本来なら所属クラブを尊重し守っていく立場にあるべきリーグ事務局からも一人前として扱われていない、いわば“JリーグであってJリーグでない”非常に中途半端な存在であり、ここに長く居残り続けては、いくら環境的に恵まれているウチとしても将来ジリ貧になるのは目に見えている。

だからこそ、最低でもこの何かと居心地の悪いJ3リーグは一刻も早く抜け出したいのだが、今の首脳陣からは現状に対する危機感がほとんど感じられないのは残念だ。
この試合後も、監督が「鳥取戦のような失敗をせず勝ち点1が取れてよかった」とコメントしていたが、その言動からは昇格を義務付けられたチームを率いる指揮官としての自覚があまり感じられないし、今の首脳陣よりずっと前から必死にこのクラブを応援し続けている側からすれば、シーズン序盤ならともかく既に折り返しを過ぎたところでそんな呑気な発言を聞かされるのは本当にやるせない。

もちろん、監督も試合中は必至の形相で選手に指示を出すなど決して片手間でやっている訳では無いのは分かるが、南長野という素晴らしいスタジアムやJ3の中では・・・いや、おそらく地方のJ2クラブを含めてもかなり恵まれていると思われる環境に隠れて目立たなくなっている切羽詰まった状況に気付いてもらいたい。

次節はアウェイでの藤枝MYFC戦だが、このチームもまたウチにとって苦手なチームの一つであり、過去に何度も後の優勝争いに響くような負けや引き分けを喫している。
しかし、さすがに3回続けて同じ轍を踏んでしまえば早くも今シーズンが“終了”してしまいかねないだけに、選手もスタッフも決して「下位チームだから」と油断せず、また勝ち点5を取りこぼした事になるこの2戦の結果を重く受け止め、慢性的に続く重度の得点力不足を何とか克服して、今度こそは気持ちよくゴールを決めて勝利を奪い、数が絞られつつある優勝戦線に何とか喰らい付いていってほしいものだ。
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という訳で、めでたくクラブ史上初の1万人を超える観客動員を記録しながらも言いようのないモヤモヤが残ったこの試合、最後は郷土が誇る俳人・小林一茶の句で締めたいと思います。

めでたさも 中くらいなり おらがパル

・・・おあとがよろしいようで。。。
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