ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスなでしこリーグ2017開幕戦 vs浦和レッドダイヤモンズレディース(+トップ試合雑感)
我等がパルセイロ・レディースの1部チャレンジ2年目のシーズンが、本拠地・長野Uスタジアムで遂に開幕!
去年1年間、1部の荒波に揉まれて逞しく成長した選手達が、今年も持ち前の攻撃力で並み居るライバルと堂々渡り合って更なる飛躍を遂げてほしいという期待感と、去年は怖いもの無しだったのが今年は前年度3位として徹底マークされ、『2年目のジンクス』にハマってしまうんじゃないかという不安感が自分の中で激しく交錯する中で迎えた今日の開幕戦は、春まだ遠い寒さと小雨模様の天気に観客の出足も心配されたが、自分が到着した11時ちょっと前には開場を待つ一般観客の長い列ができており、フタを開けてみれば今日も安定の3,000人超えとなる3,064人を記録し、レディースが長野の地に完全に定着した事を実感して、自分も「ヨシ、今年も応援頑張ろう!」と気合が入った。

そんな日本一のサポーターの声援を背に受け、2017年ニューバージョンのレディース戦士達が難敵・浦和レッズレディースを相手にどのような戦いぶりを演じてくれたか、その注目の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 1(0-0・1-0)0 浦和レッドダイヤモンズレディース
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GKに#31望月ありさ、左サイドバックに#17小泉玲奈、ダブルボランチの一角に#15野口彩佳と3人の新加入選手が先発し、去年までトップ下だった#11斉藤あかねが右サイドハーフに入る4-4-2の新布陣で臨んだこの試合、前半は概ね浦和のペースで進んだ。
ウチは守備の意識を高く持ちボールを奪って前線へ繋げようと果敢にプレスを仕掛けるが、浦和はそんな選手の間隙をぬって素早くパスを繋げ攻め込んでくる。
また、何とかボールを奪って前へ送ってもほとんど相手にカットされて、徹底マークにあった#10横山久美になかなかボールが収まらず、それならばと#14泊志穂が持ち前のスピードで切れ込んで何度かゴールをうかがうものの、これも屈強な相手DFに跳ね返されてなかなかスコアリングチャンスが作れない。

結局、ウチは攻撃面でほとんど見せ場も作れないまま前半が過ぎてしまったが、それでも守備面では、相手のパス回しに翻弄されながらも選手全員が粘り強く喰らい付き、5本対11本と倍以上のシュートを打たれながらスコアレスで前半をしのげたのは大きかった。

そして迎えた後半、ウチのキックオフでスタートすると最初から積極果敢に攻撃を仕掛け、前半は孤立状態だった横山がボールを持つ機会も増えてウチにもグッとチャンスが増えてくる。
一方の浦和も、後半12分に満を持して#9菅澤優衣香、更に20分には#13白木星とストライカーを投入して、アウェイだからと遠慮せず勝ち点3を取りに行く姿勢を見せ、両者が決定的なチャンスを何度も作り出し、更に中盤での白熱した攻防も繰り広げられる非常に見応えのある展開になってきた。

それでも両チームDF陣の踏ん張りでなかなか点が動かず、「この展開なら引き分けでも御の字か・・・」と思い始めた後半41分、横山が敵陣の高い位置で狙いすましたように相手の横パスをインターセプトしてGKと1対1に。
こうなると先のアルガルベカップで代表GKとして活躍した#1池田咲紀子とて“蛇に睨まれた蛙”で、貫禄のゴールを決めて遂に均衡を破り、その後の浦和の猛攻も危なげなく乗り切って、見事に開幕勝利を果たす事ができた。
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今日の試合のMVPを挙げるとしたら、やはり“真骨頂”ともいえるシビれる決勝ゴールを決めた#10横山久美選手という事になるだろうが、実際スタジアムで試合を見た方々なら、もう一人違う選手が浮かぶ事だろう。
それは、新守護神となった#31望月ありさ選手。
前半のピンチも非常に落ち着いたプレーでゴールマウスを守り抜くと、圧巻は後半の途中、相手の猛攻でウチの守備陣がかなりの受け身状態となり、その中で角度のないところから枠内に飛んだ決定的なシュートを、半身の態勢になりながら片手パンチで防いだ超スーパーウルトラジャイアントビューティフルグレートセーブ!!(←どんだけぇ~)
あそこで決められていたら試合の流れが完全に向こうに行っていただけに、まさに勝敗の分岐点となったスーパープレーだった。
試合後に横山選手が望月選手に抱き着いて喜びを表していたが、あのシーンからも望月選手の貢献度の高さが分かるだろう。

それからもう一つ、相手の強力FW陣を無失点に抑えた守備陣の頑張りも高く評価したい。
前半は相手のパス回しに“走らされる”形となって、後半に入ってスタミナや集中力が持続するかと不安だったが、選手達は最後まで本当に粘り強く相手に喰らい付き、また去年見られたようなバタバタ感も無く終盤になっても落ち着いてボールを処理できており、あのスーパーセーブのシーン以外は攻め込まれても点を取られる感じが起こらず、ある程度安心して見ていられた。

自分は発足当初の弱っちい時期からずっとレディースを追いかけているので、“親心”でどうしても心配や不安の方が先に来てしまい、また先のプレビューで書いたように、冷静に分析しても去年は技術やスピードの面ではまだまだ1部の先輩クラブに劣っていると感じていたので、「1部残留を最低ノルマに・・・」なんて低い目標設定をしてしまったけど、今日のレディースの選手達は自分の想像より遥かに逞しく成長しており、チャレンジャー精神を前面に押し出した“新参者”の戦い方ではなく、立派な『1部のチーム』としての堂々とした戦い振りを見せてくれた。
もちろん、まだまだ課題も沢山あるとは思うが、開幕戦でこのレベルのプレーが出来るのだから、これから試合を重ねる毎に更に力を付けていけるだろう。
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そんな訳で、選手達には大変失礼な低評価をしてしまった事を深くお詫びすると共に、自分も心の中にあった心配や不安を払拭して、本田監督が掲げる『実力で勝ち取る3位以内』という目標に上方修正し、高い意識を持って今まで以上に力を入れて応援していきたいと思う。

次節はアウェイで、大注目のゴールデンルーキー、ノジマステラ神奈川相模原と対戦する。
ノジマは晴れの1部デビュー戦となった今日はアウェイでINAC神戸に0-3と完敗して1部の洗礼を受けてしまったが、来週のホーム開幕戦では、一昨年の2部での対戦でコテンパンにやっつけられたウチに対して、あの時の借りを返そうと並々ならぬ決意で挑んでくるだろう。
そんな相手の気迫に負けないよう、ウチも昇格に燃えてぶつかっていった一昨年の気持ちを思い出し、決して受け身にならず相手を上回る強い気持ちで戦って、1部の1つ先輩として成長した姿を見せつける勝利を収めてほしい。
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【 おまけ 】
今日は長野の元気印・#14泊志穂選手の誕生日という事で、レディース勝利の後の恒例儀式・『声の限り』の大合唱の後で、チームメイトからボトルの水をかけられる手荒い祝福を受けた。
誕生日をリーグ開幕戦で、しかもホームのUスタで迎え、更にその試合を勝利で飾るとは、さすが泊選手らしい引きの強さ!
今日は自らのバースデーゴールはならなかったが、今年も我々をワクワクさせる思い切りの良いプレーで、横山選手に負けないくらいゴールを量産してほしい。
そして、すっかり逞しくオトナなサッカーができるようになった選手達だが、変にかしこまらず楽しむときは全力ではっちゃけて楽しむ、レディースらしい底抜けの明るさも健在で、自分としてはそこのところが妙に嬉しかったりするんである。
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そして・・・
明治安田生命J3リーグ2017第3節@鳥取県・とりぎんバードスタジアム
ガイナーレ鳥取 1(1-0・0-0)0 AC長野パルセイロ

開幕3連勝を目論んで向かった鳥取は、やはりウチにとって“鬼門”だった。
Jリーグ公式HPのテキスト速報を見ると、特に後半はウチのエンブレムの方が圧倒的に目立っていた事から、全体的にはウチの方が押していたと思われるが、それでも鳥取の堅守を突き崩す事はできなかったようだ。
また、この2試合いい形で勝てていた中で、攻撃の精度や時折見せる守備のバタバタが今後の課題と思っていたが、浅野監督のコメントを見ると、やはりその部分で相手に負けていたようで、不安だった部分が結果に繋がってしまい何とも悔しい限り。
ただ、シーズンはまだ始まったばかりだし、今日の敗戦を課題克服の好機と捉え、来週に向けて反省点をしっかり修正してチーム力を高めていってほしい。

その来週は、福島ユナイテッドFCをホームに迎えての戦いとなる。
これまで福島は比較的相性の良いチームだったが、去年はアウェイで何とも無様な内容で初黒星を喫し、また今年は今日も琉球を破って開幕3連勝を飾るなどチーム力を格段にアップさせており、もう勝ち点3を計算できるチームとは言えなくなった。
とはいえ、ここで連敗してしまうようではこれまでの良いムードが台無しになってしまうし、ここは気持ちを切り替えて、相手の連勝をストップさせるべく気合を入れて臨んでほしい。
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プレナスなでしこリーグ2017年シーズンプレビュー
昨日はトップチームの快勝で大いに盛り上がったが、気が付けば女子サッカーも来週に開幕を迎えるという事で、今日はレディースチームとなでしこリーグ1部の今シーズンの展望について書いてみたいと思う。

今年の1部リーグは、岡山湯郷Belleとコノミヤスペランツァ大阪高槻が降格し、それに代わってノジマステラ神奈川相模原とちふれASエルフェン埼玉が昇格し、去年と同じく10チームのホーム&アウェイ2回戦、全18節で争う“短期決戦”型となった。
そんな今シーズンも、例年通り日テレ・ベレーザとINAC神戸レオネッサの2強を中心に優勝争いが繰り広げられていくと思うが、その他の要注目として、仙台から川村優理選手が加入したアルビレックス新潟レディースと、千葉から菅澤優衣香選手が加入した浦和レッズレディースという、大型移籍を実現させた2チームを挙げたい。

皇后杯では過去6年で4回も決勝戦に進むまでの実力がありながら、いずれもあと一歩で涙を呑んできた新潟は、上尾野辺めぐみ選手や大石沙弥香選手といった優れたFWがいるだけに、そこへ地元・新潟県出身の日本代表・川村選手が加わって後ろに座り、あの長身と身体能力の高さを生かした前線へのボール供給やセットプレーでの攻撃参加によって、攻撃力に厚みが出てチーム力が格段にアップする事は確実だろう。
また、3年前にはリーグ優勝を果たしながらも、その後は主力選手の移籍や若手選手への切り替えに苦戦して下位に甘んじている浦和だが、リーグ屈指の司令塔・猶本光選手や強力なキャプテンシーのある柴田華絵選手など中盤に良い選手が揃っているので、そこへ日本代表のストライカー・菅澤選手が加入すれば、日テレ・神戸の2強(そして僭越ながらウチも混ぜてもらって・・・)に負けないくらいの得点力となるに違いない。

更に、満を持して1部昇格を果たしたノジマステラ神奈川相模原も忘れちゃいけない。
一昨年の2部では、ウチが6-0・6-0・4-1という“神スコア”での3連勝でお先に昇格させてもらったが、あの時も内容自体はどちらに転んでもおかしくないくらい拮抗していたし、去年のノジマは年々実力が底上げされていく2部リーグを14勝4分け負け無しの圧倒的な強さで勝ち上がり、昇格に対する女子サッカーファンの注目度は去年のウチをはるかに凌ぐ、まさに『ゴールデンルーキー』と言えるクラブだ。
今年のなでしこリーグのポスターも、ウチのスーパーエースよりノジマの田中陽子選手の方が目立つ場所に置かれているし。(←それはちょっと考え過ぎかと・・・)

また、その他のチームも来るべきシーズンに向けてしっかりと準備してきているだろうし、今年の1部は去年以上に厳しいリーグになる事は間違いない。
去年は、取られたら取り返す、他に例を見ないイケイケドンドンの超・攻撃的サッカーと、群を抜く観客動員で女子サッカー界に強烈な旋風を巻き起こし、1部初参戦で3位という素晴らしい結果を残したパルセイロ・レディースだが、他チームから研究されマークがキツくなる今年は、下手をすれば降格争いの渦の中に巻き込まれてしまう可能性だって絶対無いとは言い切れないだろう。
それだけに今年のレディースに関しては、去年と同じ3位を目標に掲げる監督や選手達には大変失礼で弱気な考えかもしれないけど、まずは1部残留を現実的な最低ノルマとして、そこからどれだけ順位を上げていけるかというところが焦点となってくるんじゃないかと感じている。

去年の試合を冷静に振り返ってみると、パスやトラップ、走力や判断力のスピードなど、技術的な部分や一つ一つのプレーの質はまだまだ1部の諸先輩クラブに及ばない点が多く感じられた。
本田監督が去年を振り返ってのインタビューで、「たまたま3位になった」とちょっと苦笑い気味に言っていたが、あれは謙遜や選手が慢心するのを引き締める意味もあるとは思うけど監督の率直な感想の部分が多いと思うし、失礼ながら自分も実力が伴っての順位とは思っていない。
総得点は38で日テレと神戸の上位2チームに続く3位と好位置につけながら、総失点は34と1部に残留した8チーム中最下位で、特に失点数がブービーの千葉と浦和より10も多いという事実が、本田監督に「たまたま」と言わせた何よりの根拠だろう。

取られたら取り返すスリリングな展開は見ている分には面白いものの、今後末永く1部に定着し真の強豪チームになっていくためには、トップチームのようにある程度安心して見ていられるくらいディフェンス力の強化が求められるが、そこはこんなド素人に指摘されるまでも無く、クラブはしっかり対策を行っているだろう。

今年の新加入選手を見てみると、誰もが知っているような大物選手の獲得は無かったものの、GKには日テレから身長172cmと長身の#31望月ありさ選手が加入し、ただでさえ#1池ヶ谷夏美・#21林崎萌維の2選手がしのぎを削るハイレベルなスタメン争いに割って入りそうな感じだし、神戸から移籍のMF#15野口彩佳選手は、手薄なボランチに入っての活躍が期待される。
特にボランチに関しては、ウチは#6國澤志乃選手のワンボランチが効きまくって特徴的な攻撃サッカーのスタイルを築けているのだが、さすがにワンボランチでは攻守にわたって一人の選手に負担がかかり過ぎるリスクがあり、さりとてウチには他にボランチをこなせる選手が見当たらなかったので、ここに野口(彩)選手が入ってダブルボランチを組めば、最終ラインにかかる負担が減って守備も強化されるし、得点力もある國澤選手が上がっていける機会も増えるので、ますますマークがキツくなってくるであろう#10横山久美選手のサポートとして攻撃面の強化にもつながるだろう。

もちろん、短所を補うだけでなく長所を更に伸ばす事も必要だが、長野が誇るスーパーエース・横山選手は先のアルガルベカップで4ゴールをあげるなど代表でも確固たる地位を築き、リーグ戦でどんなに研究されマークされてもその壁をブチ破る活躍ができると確信しているし、その他の選手に関しても、#9山崎円美・#14泊志穂・#19藤村茉由といったFW陣がプレシーズンマッチで結果を出してしっかりアピールしており、更に去年の皇后杯で公式戦初ゴールをあげた#24神田若帆選手やU-19代表合宿にも召集された新加入・#23鈴木陽選手など、お姉さま達のポジションを脅かす若い力にも大いに期待したいところ。

いずれにしても、『2年目のジンクス』という不安はあるものの、ウチの選手達なら、どんな時もひたむきにサッカーに取り組む姿勢と底抜けに明るいパワーでこの厳しいリーグを乗り切って、去年と同様に、我々をドキドキ・ワクワクさせてくれる魅力的なサッカーを繰り広げてくれる事だろう。
今年は守備面でも進歩した、一皮むけた“オトナのサッカー”に成長してくれる事を期待しつつ、それでも決して受け身にならず、ウチの代名詞ともいえる常に前へと向かう攻撃的な姿勢を忘れずに全力でピッチを駆け回り、また我々を魅了する素晴らしい試合を展開してほしい。

まずは来週の開幕戦、相手は前記の通り大型補強でチーム力を格段にアップさせた浦和レッズレディースという事で、初っ端からかなりの苦戦が予想されるが、去年の順位はきれいさっぱり忘れてチャレンジャー精神を前面に押し出し、ホームの大声援を追い風に思い切ってぶつかっていきましょう!
明治安田生命J3リーグ2017第2節 vsY.S.C.C.横浜
先週の開幕戦では、アウェイで苦手のSC相模原を撃破し、東京・西が丘でのホームゲームだったJ3創設初年度以来3年ぶりの開幕勝利をあげた我等がパルセイロ。
自分も敵地まで見に行っていたが、まだまだ課題はあるものの、選手個々の動きに去年はほとんど見られなかった“意図”が明確に感じられたし、高い位置から積極的にボールを奪い攻撃に繋げるという『浅野イズム』が随所に垣間見られ、今後に大きな期待を持たせるナイスゲームだった。

そして迎えたホーム開幕戦は、この日を待ちわびた多くのパルサポで、南長野改め長野Uスタジアムの先行入場列も、ビクトリーロードから長野五輪聖火台前を超えて公道にまで達しようかというところまで延びていた。
今年もこれから12月第1週まで、レディースも含めて、毎週のようにこの聖地に通うパルセイロを中心に回る生活が始まるが、山あり谷ありの厳しいシーズンになると思うけど、このビクトリーロードを笑顔で下って帰れる試合を数多く見たいものだ。

そして、その大事な“始めの一歩”である今日の対戦相手・Y.S.C.C.横浜は、去年は2-0・3-0ときっちり2連勝させてもらったが、どんな状況でも気持ちを前面に押し出して向かって来る姿勢には自分も大いにリスペクトしているし、選手層や順位の差が大きい割に結構な苦戦を強いられたり、時には手痛い勝ち点を奪われるなど、決して楽に勝てる相手ではない。
ただ、今年こそ優勝&昇格を絶対に実現させたいウチとしては、まだ今シーズン2試合目とはいえ、去年の3位と最下位という最終順位に見合う内容で快勝し、今後に向けて弾みを付けたいところだが、その注目の試合結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 3(1-0・2-0)0 YS.C.C.横浜
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長野のキックオフで始まった試合は、出だしから相模原戦で見せたように前線から積極的にプレスを仕掛けてボールを奪いペースを掴むと、早くも前半5分に得たコーナーキックを#3大島嵩弘が頭で合わせて先制ゴール!
スコアレスの時間が長くなると、引いて固める相手の守備をなかなか崩せないのがウチの悪いパターンだけに、とにかく早いうちに先取点が欲しいと思っていたが、それにしてもこんなに早く取れるとは思わなかった。
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そんな記念すべき今季ホーム初ゴールの後も、選手達は「そんなに走ってスタミナ最後まで持つのかな・・・」なんて余計な心配をしてしまうくらい全員が本当によく動き、それにつられてボールも小気味よく回って、久し振りに見ていてワクワクするようなパルセイロらしいサッカーが展開されていく。

ただ、そうやってアグレッシブにボールを奪い敵陣深くまで持っていくまではいいのだが、それからゴールに至るまでの道筋がなかなか見えてこない。
去年までのように無意味な横パスやバックパスの連発なんて事は無かったし、何度か惜しいシュートもあったのだが、全体的にはゴール前での連携がうまくいかず、これだけ押し込んでいるのだから前半のうちにもう1点欲しかったが、結局は追加点が奪えないまま尻すぼみ的な感じで前半が終わってしまった。

こうなると流れはどうしても相手の方に傾くもの。
後半は風上側に立ったYS横浜が前半のウチのプレーを見ているように積極的なプレスから攻勢を仕掛け、ウチは受け身になって時に目を覆いたくなるようなミスも出る等、あれだけうまく機能していた守備がバタバタし始めた。
前半に抱いていた「スタミナ大丈夫?」なんて余計な心配が現実になってしまったのか?
そんなハラハラする展開に、自分は焦る選手の肩を叩いて「落ち着いて行きや~」(byゆりやんなんとか)と言ってやりたい気持ちでいっぱいだった。(←それこそ邪魔だからアッチ行ってろ!)

そんな嫌な流れが変わったのが後半26分、それまで獅子奮迅の動きで疲れが見えた#13勝又慶典に代わり、パルサポの誰もが心配し出場を切望していた“あの男”を遂に投入。
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この交代に、スタンドからは驚きと嬉しさと期待が入り混じったような、これまで聞いたことのない地から沸き上がるような歓声が起こり、それを聞いて自分は思わず背筋がゾクゾクっとなった。
あの瞬間、確かにスタジアムの空気は変わった。
そしてその5分後、#2松原優吉のロングスローを起点としたゴール前の混戦からのこぼれ球を“あの男”が頭で押し込み、待望の追加点!
長野のエース#10宇野沢祐二、みんなお前のゴールを、その笑顔が見られるのを首を長くして待ってたゾ!!
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本当に苦しい状況の中、ノドから手が出るほど欲しかった追加点を、欲しかった時間帯に、決めてほしかった選手が決めてくれた。
こんなに劇的でシビれる展開はないでしょう!!!
そして、このゴールで完全に息を吹き返すと、その7分後の後半39分、「オレも忘れてもらっちゃ困る」とばかり、#7佐藤悠希が高い位置でボールを奪いゴール前でフリーになると、慌てて前へ出てきたGKの動きをよく見て技ありのループシュートを決めてダメ押し!
地域リーグ時代からの生え抜き選手である大島・宇野沢にJFL2年目入団の佐藤と、長年チームを支えてきた3選手のゴール揃い踏みという最高の形で、ホーム開幕戦を見事勝利で飾る事ができた。
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それにしても、3-0という結果もさることながら、今日の試合は本当に見ていて面白かった。
冒頭でも書いたけど、選手達の動き一つ一つに明確な“意図”が感じられたし、どの選手も自信と自覚を持って思い切ってプレーしているように見えた。
また、ゴールは生え抜きの3選手だったけど、新加入選手についても、新守護神の#16阿部伸行は混戦の中でも常に落ち着いたセービングで、時に大胆にエリア外に飛び出して長野のゴールマウスを最後まで死守したし、#22国領一平・#24新井純平のダブルボランチは攻守の要として文字通り“舵取り”の役目を十分に果たしていたし、後半途中出場の先陣を切った#19三上陽輔も前線でタメを作ってイヤな流れを何とか断ち切ろうという努力が伝わってきたし、既存選手と新戦力の融合もうまく行っているようだ。
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ちょっとキツい言い方をすると、一昨年は“決まり事”にがんじがらめに縛られて見ている方が息苦しくなるようだったし、去年はハッキリ言ってサッカーではなく単なる“球蹴り”レベルの酷さだったから、新監督就任から短期間でここまでガラッと変われるものかと感心すると共に、やっぱりサッカーって(チーム球技全般にも言えるけど)監督の影響力が本当に大きいんだな~・・・と改めて感じた。
文中でも指摘したように、ボールを奪ってからゴールまでの過程や後半開始から途中までの守備のバタバタなど、今後に向けて課題はあるが、まだ開幕2試合目だし、これから試合を重ねていく中で改善していけばいいだろう。
そして、試合後にゴール裏で選手と一緒に肩組んでラインダンスで喜びを分かち合う監督やコーチ陣を見て、このスタッフなら必ずやってくれるものと大いに期待している。
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次節はアウェイでのガイナーレ鳥取戦。
この鳥取というチームも、非常に堅い守備でウチにとって苦手なチームの一つだし、開幕戦は若手のホープが集まるガンバ大阪U-23を敵地で2-0で破り、今日は優勝候補の一角・栃木SCと1-1で引き分ける等、あちらのチーム状態もなかなか良いようだ。
鳥取もJ2ライセンス再取得で気合が入っていると思うし、ウチとの対戦はロースコアの神経戦となる事が多く、今回も苦戦は必至だと思うが、この2試合で見せたようなアグレッシブなプレーで堅い堅い鳥取のゴールをなんとかこじ開け、是非とも勝ち点3を持ち帰ってきてほしい。

【 おまけ 】
今日は選手入場時にゴール裏でビッグフラッグのお披露目もあり、その上層階まで達するデカさと眼光鋭いライオンの目のデザインに度肝を抜かれた。
ウチのゴール裏も、なかなか思い切った事をやってくれますな。
選手達も、このビッグフラッグが目に入れば自ずと気合も入ってくる事でしょう。
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でも、自分の中で一番のツボだったのは、バックスタンドの一番アウェイ寄りに貼ってあったこのダンマク。
懐かしの在来線『あさま』号の方向幕をモチーフにした、“エル特急『あさの』号長野行き”。
そして行先の下の英語には『FOR J2 LEAGUE』と書いてあり、日本語の字体も特徴的だった本物の189系の方向幕とほとんど同じという芸の細かさ。
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今年はこの動き出し上々な特急『あさの』号に乗って、目的地のJ2リーグまで突っ走っていきましょう!
あ、でも在来線だけに、県境の峠は補機の機関車連結して越えなきゃネ。(←少なくとも20歳以下の若者には意味不明なボケで申し訳ない。。。)
明治安田生命J3リーグ2017年シーズンプレビュー
2017年酉年、今年一発目の更新。
皆様、新年明けましておめでとうご・・・・え、遅すぎる? いま何月だど思ってるんだって??
こりゃまた大変失礼いたしました。。。

さて、思い返せば、勝ちはしたものの何とも言えないやるせなさが残ったトップ最終戦から、早いもので4ヶ月弱。
この間、自分は『パル感』や新体制発表会などのパルセイロ関連行事には諸般の事情で参加できなかったけど、バスケやバレーにアイスホッケーと冬の球技を楽しんでしっかり漏電・・・じゃない、充電してまいりました。
そんな長かったような短かったようなオフシーズンも間もなく終わり、明治安田生命J3リーグ2017年シーズンがいよいよ来週開幕という訳で、今日は恒例のシーズンプレビューをやってみたいと思います。

今年のJ3リーグは、去年優勝の大分トリニータに代わってギラヴァンツ北九州が降格し、JFLからはアスルクラロ沼津が参入して、前年同様J1のU-23チーム3つを加えた全17チーム、32試合で争う事となるが、この中で要注意なのは、やはりJ2から降りてきた北九州が筆頭だろう。
2014年にはスタジアムなどの条件がクリアできず昇格プレーオフには進めなかったものの5位と躍進するなど地力のあるチームだが、新幹線小倉駅から徒歩圏内という最高の立地にJ1規格をクリアする球技専用の新スタジアムが完成して「さぁ、これから!」と気合の入る年に、不本意にも1つ下のJ3を戦わなければならないという事で、1年でのJ2復帰にかける意気込みは並々ならぬものがあると思う。

また、去年は首位を独走しながらも最終盤の大失速で、優勝はおろか入替戦にも敗れて昇格も逃してしまった栃木SCだが、それでも年間を通しては好成績を残した横山雄次監督も残留してチームとしての継続性を維持し、更にウチから仙石廉に夛田凌輔にジョニー・レオーニと主力級選手が3人も移籍するなど補強も着実に行われているようで、去年ウチは幸運にもホーム・アウェイ共に勝たせていただいたが、今年も悲願達成に立ちはだかる強力なライバルになる事は間違いない。

更に、今年参入のアスルクラロ沼津。
思えば過去2年は、レノファ山口に鹿児島ユナイテッドと新規参入チームが初年度に大躍進を見せており、この沼津もサッカー処・静岡県のクラブとして決して侮れない。
中山雅史・伊東輝悦といった元日本代表大ベテラン選手の通用度は今のところ未知数だが、晴れてJ3参入を果たし、3部とはいえ『J』の旗の下で戦う高揚感や、怖いもの無しで向かってくる若いチームの勢いには十分に注意しなければならないだろう。

それ以外に今年のリーグを見ると、U-23を除いた14チーム中、ウチに加えて秋田・盛岡・福島・富山・鳥取・北九州・鹿児島と、実に半数以上となる8チームで監督の交代があった事が目に付く。
これほど多くのチームが一斉に監督を交代させるというのもあまり記憶にないが、監督が変われば戦術も選手構成も変わるので、ただでさえリーグ発足からの3年間で全体の実力が確実に底上げされている中で、これまでの対戦で培ってきた対策が通用しなくなるケースも出てきそうだ。
いずれにしても、今年のJ3リーグも去年と同様に・・・いや、それ以上に厳しい戦いを強いられる事は間違いないだろう。

そんな並み居るライバルを迎え撃つ我等がパルセイロの今シーズンのスローガンは、ズバリ『一体感』!
この単刀直入なスローガンを初めて聞いた時は、「あー、ウチのフロントも去年のグダグダぶりがよっぽど堪えたんだろうな~・・・」なんて思わず苦笑してしまったが、もっともらしい単語やそれっぽい外国語をこねくり回して変にカッコつけた造語にするよりは、目標達成に必要な事をストレートに言い表したこのスローガンは、実に潔く好感が持てるし、クラブの今年にかける意気込みが伝わってくる。

今年のトップチームの最大の目玉は、やはり新たに就任した浅野哲也監督だろう。
去年のトップ総括記事でも書いたが、シーズン最終戦で対戦した浅野監督率いる鹿児島ユナイテッドの戦い振りを見て、「ウチが目指すべきは鹿児島のようなサッカーだろう」と感じたし、その試合の終了の笛が鳴った時、既に退任が決まっており手塩にかけたチームを離れる寂しさからか、ベンチ前で人目をはばからず涙を流したハートの熱さも持っている。
また、単にJ1やJ2での指導歴を持つだけでなく、J3やJFL、更にはなでしこリーグといった様々なカテゴリーでの監督経験があり、上位カテゴリーにはないJ3ならではの戦い方やマイナーリーグの雰囲気を熟知している点も、まずはこのJ3というリーグを勝ち抜かなければならないウチにとっては適任と言えるだろう。
そして何より、就任後の様々なインタビューでも常に明るい表情とハッキリした口調で非常に分かりやすく受け答えする姿に、「この監督なら、きっとスローガン通りチームに一体感をもたらしてくれるだろう」と確信している。

それでも、実際に試合をするのは監督ではなく選手であり、どんなに監督が戦術を立てても選手がそれを具現化してくれなければ結果は出せないが、監督も認めるようにウチはJ3の中でも実力の高い選手が揃っており、能力的には何も心配はしていない。
監督が目指す『良い守備からの良い攻撃』のうち、ベースとなる『良い守備』については既に出来上がっていると言っていいくらい安定しており、後は攻撃面の連携を深めていけばいいだけなので、最初の内はもたつくところがあったとしても、試合を重ねる毎に選手の動きも噛み合って調子を上げてくれるものと期待している。

それ以外に重要な事として、肝心なところで下位のチームにコロッと負けてしまうような勝負弱さの克服やメンタル面の向上が課題となってくると思うが、振り返ってみれば、全体的にはグダグダだった昨シーズンにあって、最終盤のホーム・大分戦やアウェイ・栃木戦では気持ちで相手を上回り格上チームに勝利したり、これまでは形にハマらないとなかなかゴールできなかったのが、劣勢の試合終盤に総攻撃を仕掛けてやぶれかぶれながらゴールをねじ込んで勝ち点を拾う場面が見られたりと、“気持ち”の面では進歩が見られたんじゃないかと思っている。

もっとも、シーズン中盤に下位から勝ち点を取りこぼす“お家芸”は相変わらずで、それが最終的な成績に大きく響いたのは事実であるが、浅野監督の下でチームとしての戦い方をしっかりと確立し、そこに加えて去年の最終盤で見せた気持ちの強さをシーズンを通して持続させていけば、自ずと結果はついてくるだろう。
ウチはこれまで少々“お人好し”なところがあって、下位チームに対しても相手のペースに合わせてしまい、本来の実力を発揮できないうちに相手のカウンターに敢え無くやられてしまう悪いクセがあったが、今年は相手へのリスペクトは忘れずにいながらも、引いて守ってくる相手の強固な壁をバズーカ砲で木っ端微塵に打ち砕き、「長野の攻撃陣が通った後はペンペン草も生えない」と恐れられるくらいの、相手を飲み込むような強いメンタルを1年間持続させてほしい。

今年からレギュレーションが変わり、2位のチームもJ2へ自動昇格できるという事で、ウチにとっては悲願の達成に向けて大きなチャンスをもらった形だが、そのチャンスはJ2ライセンスを持つ他のチームにも平等に与えられている訳で、昇格への道のりが厳しい事は何ら変わらない。
更にライセンス非保持チームも、昇格はできなくとも名誉あるトップ2に割って入ってやろうと、虎視眈々とその座を狙っている。
そんな2つの座をかけた壮絶な“イス取り合戦”を勝ち抜くためにも、選手・スタッフを始めパルセイロに関わる全ての人達が“一体感”を持って戦い抜き、今度こそ・・・毎年このフレーズを使ってきていい加減飽き飽きしてきたところもあるけど、本当の本当に今度こそは長年の夢を実現させ、12月の最終節にはUスタで皆で喜びを分かち合えるよう、1年間頑張っていきましょう!!
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