ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスなでしこリーグカップ2017予選リーグ第7節 vsジェフユナイテッド市原・千葉レディース
スーパーエース・横山久美選手がチームを離れて最初のホームゲーム。
そして、レディースが1部に昇格してから練習試合も含めて一度も勝てていないジェフ千葉レディースを迎えての一戦だけに、ここは是非とも『横山不在』と『対ジェフ戦』の2つの条件での初勝利を期待して臨んだ試合だったが、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 1(0-1・1-1)2 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
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新加入の#22中野真奈美がFW登録で初スタメンを果たし、新生レディースがどんなパフォーマンスを見せるか楽しみだったが、中野選手はさすがにベテランらしい存在感あるプレーを見せ、またその他の選手達も高い位置からボールを奪って攻撃に行く積極性を出していたが、「絶対的なストライカーが居ない分、丁寧に繋いで崩していこう」という意識が強過ぎたのか、本田美登里監督のコメントにもあるように足元へのパスが多くなってスピードダウンしてしまったり、ミドルシュートを打ってもよさそうな場面でもパスを選択して相手にカットされるなど、なかなかスコアリングチャンスが作れない。

それでも、点が取れる雰囲気が作れない代わりに、守備面では、豊富な運動量で攻めてくるジェフに対して少々翻弄されるところはありながらも、相手やボールにしっかり付いて効果的な守備ができており、ある程度安心して見ていられた。
前半のシュート数がウチ1本に対してジェフ3本とお互い非常に少なかったが、決して拙攻続きの凡戦という訳では無く、なかなか緊張感のある締まった試合運びだったと思う。

しかし、先取点は非常に呆気なく決まってしまった。
前半1分間のアディショナルタイムも終わろうかというところで、ジェフの攻撃の要・#28成宮唯がフリーでボールを受けて攻め込んでくる。
「あ、最後イヤな選手にボールが渡ったな・・・」なんて思ってると、ゴールエリアのすぐ外でスルスルっとドリブルしてくるところを、ウチの選手がちょこっと出した足に引っかかって出合い頭みたいな感じで倒してしまい、ウチとしてはアンラッキーな形で絶好の位置でのフリーキックを与えてしまう。
「あー、こういう時って意外と簡単に入っちゃうんだよね~・・・」なんて思ってたら、案の定決められてしまい、逆の意味で予感が次々当たっての、逆の意味で“出来過ぎ”な失点に、なんだかキツネにつままれたような感じでハーフタームを迎える事となってしまった。

う~ん、これが『相性』ってヤツだろうか・・・・

それでも、前節だってノジマステラを相手に取られたら取り返す接戦をこのメンバーで演じてきたんだし、まだまだ全然やれるでしょう・・・と思っていたが、「早く同点に追いつこう」という思いが焦りに繋がってしまったのか、前半にも増して出し手と受け手の呼吸が合わずパスが繋がらなくなってしまい、また点を意識して前掛かりになってしまい、後半6分という早い時間に、そんなフォーメーションのバランスが崩れたところを突かれて速攻を許し、痛恨の2失点目を献上してしまった。

それにしてもジェフレディースというチーム、本当によく走る。
ジェフといえば、かつてトップチームがイビチャ・オシム監督時代に豊富な運動量を武器にJ1に一大旋風を巻き起こしたが、その教えが脈々と受け継がれているような、見事な走りっぷりだった。
今日はさすがの長野といえど夕方になっても気温も湿度もなかなか下がらず、選手にとってはかなり厳しい条件だったと思うが、それでも最後までほとんど運動量が落ちないままだったのは、敵ながらアッパレだと思う。

そんな訳で、後半は点を取ろうという姿勢が裏目に出て逆に相手の攻勢を許した形になってしまったが、それでもタダでは転ばないのがレディースのいいところ。
第四審がアディショナルタイムの掲示板を用意し終えた後半44分、ゴール前の混戦から最後は#17小泉玲奈が執念のゴールを決めると、それまで静かだったスタンドが一気に盛り上がって、3分間のアディショナルタイムはゴール裏のチャントに合わせてスタンド全体が手拍子して選手を後押しする“いつもの光景”に。
結局、最後は相手に逃げ切られてしまったが、最後まで諦めずボールを追いゴールを狙うというレディースらしさもしっかり見られて、思いのほか清々しくスタジアムを後にできた。
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今日のレディースは前記の通り、「横山選手が居なくなった分、自分達で力を合わせてゴールを奪っていこう」という意識が強過ぎたのか、丁寧にいきすぎてレディースらしい大胆さが影をひそめてしまった感じだったが、ベテランの中野選手が加わった事で、今までのレディースにはない攻撃の形が作れる可能性も垣間見えた。
さすがに、今まで3年半かけて構築してきた横山選手を中心とした攻撃パターンを一から作り直さなければいけないだけに、一朝一夕で形成できるほど1部の世界は甘くないが、常に前向きに、良いと思った事は何でも積極的にチャレンジし、トライ&エラーを繰り返して色々と悩みながら、少しずつ成長していってほしい。
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それから、もう一つ心配だった観客動員は、1,751人というなかなかの数字となって一安心。
もっとも、2,000人以上に慣れており感覚がマヒしている我々パルサポとしては、大台を超えなかったという事で周りからは残念がるような声も聞こえはしたが、長野ではまだ週休二日制が都会ほど普及していないのでトップ・レディースを問わず土曜日の試合は全体的に動員数が減る傾向にあり、また今日の昼間は猛暑で外へ出歩く気分が削がれるような条件の中、浦和駒場スタジアムでのレッズvsINACという集客力の高いカードに僅か3人足りないだけという動員数は、十分に合格点を付けられると思う。

ただ勝ち試合を見て喜ぶだけではなく、地元の贔屓チームが悩み苦しみながら少しずつ成長していく姿をスタジアムに足を運んで現地で見守り、勝ち試合以上に熱く応援して盛り上げていくのも、スポーツ観戦の醍醐味だ。
そしてウチのレディースは、そんなサポの応援に応えて見る者の気持ちに響くようなプレーを見せてくれる選手ばかりだ。
だからこれからもレディースの試合に積極的に足を運び、今の動員水準を維持して、選手達を後押ししていきましょう!
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レディースの次節は来週の日曜日、日テレ・ベレーザを迎えての2週連続ホームゲームとなる。
何しろ相手は代表選手が多く層も厚い“最強軍団”だけに、今日以上に厳しい戦いになるのは必至だが、Uスタの大きな声援や手拍子を力にして、レディースらしく勇気を持って大胆にチャレンジしていってほしい。
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