ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスなでしこリーグ2017第12節 vs日テレ・ベレーザ
2部リーグ時代以来2年ぶりの、そして1部では初となる、佐久市総合運動公園陸上競技場でのなでしこリーグ開催!
昨夜半からガッツリ降っていた雨も朝のうちに止み、久し振りに訪れた『佐久陸』は青空に早くも秋っぽい雲がたなびき、“ご本尊”とも言うべき浅間山の雄姿もバッチリ拝め、高地らしい爽やかな風が吹き抜けて、まさに絶好のサッカー日和。
う~ん、それにしても何度来ても実に清々しく気持ちいいスタジアムだ。
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そんな中で行われる今日の相手、日テレ・ベレーザとは、先月のUスタでのカップ戦は0-4と惨敗を喫してしまっただけに、この試合の個人的な見どころは、前節ジェフレディース戦で復調の兆しを見せた守備陣がベレーザの強力攻撃陣を相手にどこまで踏ん張れるか? そして攻撃面では、得点力アップにつながる攻めの形が作れているか・・・といったところだ。

なでしこJAPANの高倉麻子監督も視察に訪れた中で行われた注目の一戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 1(0-0・1-2)2 日テレ・ベレーザ
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試合はやはり立ち上がりからベレーザが攻め込む展開だったが、今日のウチの守備陣は今までと一味違う安定感を見せていた。
ベレーザお得意の大きくサイドに振っての斬り込みも、素早いパス回しからの中央突破も、今までのように人やボールに翻弄されて受け身に回るような事無く実に冷静に対処できており、一度だけクロスバーに助けられて命拾いしたシーンはあったものの、それ以外は相手にボールを回されても安心して見ていられた。
また、取るに足らないような不可抗力による相手の転倒シーンでファールを取られたり、ファールの判定は仕方ないにしてもカード出すようなプレーじゃないだろう・・・というようなジャッジもあったが、カリカリしているのはスタンドで見ている自分だけで、選手達はそんな不可解な判定にも全くノーリアクションでプレーに集中している様は、見ていて本当に頼もしかった。

そんなこんなで、スコアレスだったものの上々な内容で前半を終えると、後半開始から僅か2分後、絶好の位置で得たフリーキックのチャンスに、#22中野真奈美が蹴ったボールを#7坂本理保がドンピシャ頭で合わせてゴールを奪い、パルセイロが先制!
・・・と、これは少々“いわく付き”のプレーで、前半のジャッジはウチに対して厳しかったのに、この場面は相手の方が可哀そうじゃないか・・・と思うような判定(笛が鳴った瞬間、当事者の#22岩清水梓選手も「えっ?」って顔してるように見えた。。。)でもらった“拾い物”ともいえるフリーキックからの得点で、ゴールの瞬間は嬉しさと同時に、「なんかベレーザさん、すんません・・・」というような複雑な気持ちになったものだ。

とはいえ、あのゴールシーン自体は蹴った中野選手も合わせた坂本選手も素晴らしく、たとえ格上相手でも「絶対に勝つんだ!」という強い気持ちが産んだファインゴールだったと思う。
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女王・ベレーザ相手に守備が十分に機能している上に先制点まで奪い、こりゃ久々の勝利・・・いや、それがダメでもせめて引き分けて勝ち点1くらい貰えるか・・・と期待が膨らんだが、そこは相手が相手だけに、そう簡単には行かせてくれない。
失点されても慌てず騒がず、真綿で首を締めるかのようにじわじわと攻撃の手を強め、ウチもそれにつられて徐々にディフェンスラインが下がってくると、後半14分に切り札#19植木理子の投入が『反撃開始!』の号令のように選手達のギアが1段上がり、後半20分に相手のエース・#9田中美南に個人技でゴール前を斬り込まれて同点に追いつかれると、27分には交代直後からエンジン全開の植木理子に豪快なミドルシュートを決められて遂に逆転されてしまう。

対するウチも決して防戦一方という訳では無く、何度かいい形を作って反撃に出たものの、あと一歩の精度や思い切りが足りずに追加点を奪えず、残念ながら逆転負けで前節からリーグ戦2連敗となってしまった。

それにしても、さすがはベレーザだ。
ウチも前半は相手のシュート数を僅か1本に抑えていたのに、ハーフタイムの僅かな時間で対策をたてられたのか、打って変わって後半だけで11本ものシュートを打たれてしまった。
前半のプレーを見て、「組織的な崩しにはしっかり対応できているから、あと怖いのは個人技だけだな・・・」と思っていたが、心配していた通り、田中美南・植木理子というベレーザが誇る2大ストライカーの個人技に沈んでしまった。

ただ、2つの失点シーンはいずれも、「この選手の個人技でヤラれたのなら仕方ない」と思えるような、敵ながらアッパレの素晴らしいゴールだったし、これまでのように勝ち越された後に更なる追加点を決められて試合を壊してしまうような事は無く、運動量も落ちて厳しい状況の中、最後まで気持ちを切らさず2失点だけに抑え、本田美登里監督のコメントにあるように、ベレーザ相手でも守備がこれだけ機能できた点は高く評価してやりたい。
まぁ欲を言えば、2失点目に関しては、その前の場面で自陣から無理に細かく繋げようとせず、シンプルに大きくクリアしておけば、もしかしたら防げたかもしれないが、こればっかりは仮定の話でしかなく、過ぎた事を悔やむよりも反省すべき点はしっかり修正して、次の試合に活かせればそれでいいと思う。

一方、攻撃に関してはまだまだ手探りの状況が続いているようだ。
最近のレディースの攻撃を見ていると、いいところまでは行くものの最後の詰めが甘く、その姿は何だか今のトップチームのプレーと重なってしまう。(なんか縁起でもない例えでスミマセン・・・苦笑)
シロウト考えなので的外れな意見かもしれないが、今までは、レディースなら横山久美・トップなら宇野沢祐二という、ゴール前でボールを持って勝負できるエースが居て、他の選手はボールを受けたらまずはそのエースの位置を確認し、最終的にエリア内でエースに渡すように持っていこうという共通の認識の上に動くので、全選手のプレーに迷いが出ず、結果として選手間の動きが連動して大胆かつ効果的な攻撃ができていたんじゃないかと思う。
それに対して、今はそんな“ターゲット”となる選手がおらず、選手間で共通の認識が持てず迷いが生じてしまい、連携にもズレが生じて思い切ったプレーができないんじゃないかと感じる。

サイドからのクロスや2列目からのスルーパスに頼りがちな今の単発な攻撃では、よほど選手間の呼吸が合わなければゴールに結びつかない。
誰かゴール前でタメを作り“潰れ役”となれるような選手を起点に、エリア内で人数をかけて波状攻撃を仕掛けられるようなパターンを、トップもレディースも構築できれば・・・なんて考えている。

と、ちょっと話が長くなってしまったが、試合後には#11齊藤あかね・#14泊志穂・#22中野真奈美の3選手が話し合っている姿も見受けられたし、選手達も危機感を持って改善に取り組んでいる姿勢は十分に伝わっているので、外野のシロウトがあれこれ口を挟まず、チームを信じ選手を信じて一途に応援してきましょう。
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ところで、佐久からの帰路で、西の空一面が『パルセイロカラー』に染め上げられる“ものごっつい”夕焼けに遭遇した方も多いでしょう。
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上の写真は東部湯の丸SAで撮影したものだが、遠くに北アルプスの稜線もハッキリ浮かび上がっており、こんなにスゴい夕焼けを見たのは本当に久し振りで、撮影した場所からしばらく動けないくらい感動して見入ってしまった。
きっと明日はスカッと晴れるでしょうね。
レディースも今は苦しい状況にあるけれど、この夕焼けのように赤々と燃える気持ちを持ち続けて努力していけば、必ず明るい明日がやってくるから、前向きに頑張ってほしいと願っている。

レディースの次節は、遠く高知県は春野陸上競技場でのINAC神戸戦。
春野といえば、トップチームがJFL昇格を決めた年の地域リーグ決勝大会1stラウンドを戦った、クラブにとって思い出の場所でもあるし、高知県はレディースの心臓・#6國澤志乃選手の出身地で、國澤選手にとっては故郷へ錦を飾る『凱旋試合』とも言えるだろう。
INACはベレーザ以上に個人技に長けたチームなので、また厳しい試合になるとは思うが、今日の試合を教訓にまた1段階チーム力を高めて、國澤選手を中心に南国土佐で大暴れしてきてくれる事を期待している。
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プレナスなでしこリーグ2017第11節 vsジェフユナイテッド市原・千葉レディース(+トップ試合雑感)
なでしこリーグはカップ戦の全日程が終了し、夏の中断期間も明けて5月27日以来のリーグ戦再開。
これから10月の最終節に向けて、いよいよ勝負の後半戦がスタートするが、その大事な再開最初の対戦相手は、カップ戦でBグループを勝ち上がった浦和レッズレディースを破って優勝したジェフ千葉レディースだ。
なにしろウチはこのチームに対して相性が悪く、カップ戦のホームゲームでも走り負けて完敗を喫するなど、1部のチームで唯一、公式戦・練習試合を含めて、未だに勝ち星はおろか勝ち点を一つも取れていない相手ではあるが、ウチもヤラれてばかりでは悔しいし、今日こそは初勝利を・・・いや、それがダメならせめて勝ち点1だけでも取っておきたいところ。

中断期間中の練習の成果を発揮して、クラブ初タイトルゲットで上り調子の“天敵”に一矢報いる事はできたか、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 0(0-1・0-0)1 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
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立ち上がりこそジェフにボールを支配されて防戦一方だったが、15分を過ぎた頃には相手の動きにも慣れてきたか、ウチが反撃に出る機会も増えてきて、一進一退の息詰まる攻防が繰り広げられ、「このままスコアレスで折り返してくれれば御の字かな・・・」と思い始めた前半40分、相手のコーナーキックはゴールエリア内には上げずにニアサイドの外で待っていたDFの#2上野紗稀にパスされ、そこからミドルシュートを放つと、ボールは吸い込まれるようにゴールに入って、ジェフに先制を許してしまう。

このシーンは、ウチの選手達も態勢が整わないうちにトリックプレーみたいな感じで不意を突かれた格好だったが、上野選手がシュートした瞬間にボールの弾道に合わせて花道のようにポッカリとスペースが開いてしまったようで、なんだかキツネにつままれたような不思議なゴールだった。
結局、これが決勝点となってまたしてもジェフに敗れてしまったが、ウチはジェフに対しては、完全に守備を崩されてしまってのものではなく、ちょっとした拍子にコロッと入ってしまうような失点が多い印象で、これもひとえに『相性』ってヤツなのかな~・・・なんて思ってしまう。
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試合後、途中出場の#9山崎円美選手が得点に絡めなかった悔しさのあまり人目もはばからず号泣していたし、そんな山崎選手を慰め挨拶の列に入るよう促すなど気丈な対応をしていたキャプテンの#7坂本理保選手も、スタンドへの挨拶を一通り終えた後はピッチに座り込んだきり、かなり長い間ぼうぜんとしていた。
今日の試合に関しては、少なくとも先月のカップ戦のように走り負けての完敗というものでは無く、運動量豊富なジェフに対して最後まで集中力を切らさず、内容としては十分に合格点をあげられるだけの守備をしていたと思うが、責任感が強い坂本選手としては、だからこそ余計にあのエアポケットのような失点シーンが悔しくて仕方なかったのだろう。
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本田美登里監督就任以後に入団してきた選手達にとっては、ここまでトントン拍子にステップアップしてきただけに、ここへきてなかなか結果を出せず焦りや苦しみを感じていると思う。
ただ、それ以前の長く苦しい『下積み時代』をサポの立場で経験している自分からすると、ちょっと表現が不適切かもしれないが、横山久美選手という『魔法のじゅうたん』が無くなってしまった現状ではこれも想定の範囲内だと思うし、こうしてもがき苦しんで「1部の世界はそんなに甘いモンじゃない」という事を肌で感じる事ができるだけでも、まだ若い選手達にとって十分に有意義な事なんじゃないだろうか。

それに前記の通り、1ヵ月前はあれだけ振り回されていたジェフの攻撃陣に対しても今日はしっかり対応できていたし、最終的な結果は『勝負のアヤ』というヤツで、内容的には決して悲観するようなものではない。
また攻撃に関しては、選手間でも、そして本田監督自身も、まだまだ新しい得点パターンの構築に悩んでいるように見受けられるが、トップチームを見ても分かるように(苦笑)、得点力というものは一朝一夕で劇的に向上するものでもないので、日々の練習や試合の中でトライ&エラーを繰り返しながら、徐々に最適解を見つけていくしかないだろう。
今日も前半こそパスが噛み合わずチグハグな面が多かったが、後半はディフェンスラインの裏へ抜け出してチャンスを作り出す場面も増えてきたし、勇気を持ってどんどんトライしていく事が大事だと思う。

今日対戦したジェフレディースだって、長い間大きな結果が出せなかったり、代表級の主力選手が移籍していったりした中でも、地道に練習を積み重ねてチーム力を上げていき、晴れて先のカップ戦ウィナーに輝いた事だし、坂本選手も山崎選手も、そしてその他の選手達も、今日の悔しさをバネにして、決してクサらず焦らず前向きに日々の練習を頑張って、パルセイロ・レディースをもっともっと強く魅力的なチームに高めていってほしいと願っている。

次節は、去年秋の皇后杯2回戦以来となる佐久総合陸上競技場での開催だ。
自分は去年の試合は行かれなかったので、一昨年の2部リーグの試合以来本当に久し振りの佐久陸となり、あの浅間山を望む清々しいロケーションのスタジアムで再びパルセイロの試合が見られるのが楽しみだ。
その対戦相手は日テレ・ベレーザという事で、また相当な苦戦が予想されるが、最後まで諦めず戦い抜くレディースらしいプレーで“女王”に喰らい付いていって、なでしこJAPANに主力選手を多数輩出しているベレーザの超一流のプレーと共に、佐久地方の方々が女子サッカーの素晴らしさを実感し大いに楽しんでいただくような試合を見せてほしい。
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そして・・・
明治安田生命J3リーグ2017第19節@鹿児島県・鴨池陸上競技場
鹿児島ユナイテッドFC 2(0-1・2-0)1 AC長野パルセイロ

こちらも中断期間明けのJ3リーグ、攻撃面で新たな補強も行って後半一気の巻き返しを狙いたいトップチームだったが、前半に相手のオウンゴールで先制させていただいたものの、後半開始早々に追いつかれ、相手のエース#9藤本憲明に決勝ゴールを決められるという、相手サポが狂喜乱舞しそうな展開で手痛い星を落としてしまった。
まだダイジェストを見ていないので何とも言えないが、先制後に追加点を奪う事ができず(しかも得点はオウンゴールなので実質ノーゴール・・・)、また守備は固いハズなのにリードを守り切る事ができないという、今年のウチのチーム状況を象徴するような試合経過で、もうため息さえも出ない・・・というのが率直な感想だ。

とはいえ、リーグ戦はまだ折り返し点を過ぎたばかりだし、このままズルズルと順位を落としてしまう訳にはいかない。
次節はセレッソ大阪U-23とのアウェイ戦だが、このチームとは、前半戦のホームゲームでは先制した直後に追いつかれ勝ち点2を失う非常にもったいない試合をしているし、去年も1分1敗で未だ勝ち星が無く、苦手としているU-23チームの中でも特に相性が悪い相手だ。
ただ裏を返せば、そんなチームにアウェイで勝つ事ができれば、今日の試合で受けた痛手も少しは癒えて反撃の突破口にもなるだろうし、とにかく気持ちを切り替えて、ひたすら勝利目指してガムシャラにプレーしてほしい。
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