ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスチャレンジリーグ2014第18節 vs常盤木学園高校
前節は、トップチームが春先に当時クラブ史上最多の4,500人の観客を集めた中でJ3開幕戦勝利を収めた思い出の地・西が丘でスフィーダ世田谷に逆転勝利したパルセイロ・レディース。
思えば世田谷がチャレンジリーグに参入した2011年以来ここまで一度も勝てておらず、同じクラブチームの強豪としていつかは追い付きたい目標ともいえる存在だったチームに初勝利を飾れて、結果を知った時はパソコンの前で一人「ヨッシャー!!」と雄叫びをあげたものだ。(あーぁ、こんな事なら無理してでも西が丘に行っておくべきだった・・・)

そして今日の対戦相手の常盤木学園も、世田谷より1年前、パルセイロ・レディース誕生とチャレンジリーグ発足の2010年からコテンパンにヤラれ続け未だに1勝もあげられていないが、今年はここまで4位のウチから勝ち点11差の8位と苦戦しており、前節に引き続き強豪から念願の初勝利をあげる絶好のチャンスといえる。
来年からは男子がJ3とJFLに分割されたように女子も“トップ志向”のなでしこリーグ2部と“アマチュア志向”のチャレンジリーグに再編されるため、おそらく常盤木との試合はこれが最後になると思われるが、このままヤラれっ放しで別れてしまうのと“スーパー女子高生軍団”を破っていくのとでは来年に向けての気持ちの入り方も違ってくるだろうから、ここは是が非でも勝って対戦を締めくくりたいところだ。

強豪からの初勝利と最終クール全勝継続をかけた注目の一戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 2(0-1・2-1)2 常盤木学園高校
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・・・・さっきの「初勝利のチャンス」って発言を早速撤回。
常盤木は順位こそウチより4つも下だというのに、立ち上がりからボールをキープしパルセイロ陣内に次々と攻め入ってきた。
チャレンジリーグ参入からずっと上位に君臨し去年はチャンピオンにもなったのが、今年はなかなか順位を上げられないので「今年のチームは急にレベルが下がったのかな・・・」なんて余計な心配をしていたが、スピード・フィジカル・テクニックとどれを取っても10代半ばの女子高生とは思えないほどのハイレベルなプレーは健在で、ウチはしばらく自陣に釘付けで防戦一方の展開になってしまった。

そりゃ常盤木学園と言えば女子サッカー界では泣く子も黙る超名門校で、全国から才能あふれる少女達が集結する“なでしこ予備軍”的チームではあるが、それでも同じ人間なのに(しかもウチの選手達よりずっと若いのに)一体どんな練習をしたらあれだけの体幹の強さやテクニックを身に着けられるのだろう・・・と唸ってしまい、敵ながら思わず見とれてしまうような戦いぶりだ。

ただ、去年までのウチならそんな相手の攻撃に守備が振り回されて2点や3点は簡単に取られてしまうところだったが、今日はどんなにボールを振られても粘り強く喰らい付いて最後のところでゴールを割らせない必死のディフェンスで対抗し、そうこうしている間にウチも徐々にリズムを掴んで攻撃する機会が増えていき、気が付けばあの常盤木と互角に渡り合うようになってきた。

しかし、形勢逆転かと思わせるくらいいい感じで進めてきた前半終了間際の44分、敵陣でウチの攻撃をカットした相手DFの素早いフィードからあっという間にゴール前にボールが渡り、フリーで受けた#9小林里歌子に強烈なシュートを決められ先取点を献上し、「前半はこのままスコアレスで折り返してくれたら・・・」との願いを打ち砕かれた。

ここまでウチの守備陣も本当によく耐えていただけに少しもったいない失点となってしまったが、それでもこれは相手が上手だっただけの事で気持ちを引きずるようなミスによるものじゃないから、ここはハーフタイムの間にリフレッシュしてガンガン攻めてほしいと期待して迎えた後半、早くも9分にスーパーエース#10横山久美が中央突破の見事なゴールで同点に追い付いた。
ゴールした横山はベンチに駆け寄るとユニホームをめくって下に来ていたアウェイユニを見せるパフォーマンスをしていたが、遠目からでは背番号が見えなかったけど、あれは誰のユニだったのかな?

そしてここから先はお互いの持ち味を出した一進一退の攻防が続き、手に汗握る非常に白熱した展開となっていったが、後半21分に“落とし穴”が待っていた。
相手方から自陣に蹴り出されたボールがゴールエリア前のGKとDFの間のいやらしい位置に落ち、それをお互いがほんの一瞬だけ“お見合い”して動きが止まってしまったところをまたしても#9小林里歌子にさらわれてゴールに流し込まれる痛恨の勝ち越し弾を許してしまう。

これはウチのミスっちゃぁミスなのだが、本当にエリア外のキーパーが飛び出しづらいギリギリの場所にボールが落ちてしまったし、相手選手も既にかなりボールに詰めてきていたので、仮にあそこでキーパーが飛び出しても相手にかわされてガラ空きのゴールに流し込まれるかファールを取られて最悪レッドカードなんて事態になっていたかもしれず、失点という結果だけでウチの守備陣を責めるのは酷というものだろう。

ここまで何とか持ちこたえていたのにこれだけ不運な形で突き放されてしまうと、後はズルズルと失点を重ねてしまうのがこれまでのパターンだったが、しかし、今日のウチは違っていた。
選手達は落ち込むどころかこれまで以上に前へと向かう強い気持ちを押し出してフリーキックやコーナーキックのチャンスを何度も掴み、遂に後半37分、何度目かのコーナーキックのチャンスに#10横山久美からのボールを#20内山智代がヘディングで押し込み再び同点に追い付いた!!

その後も残り時間が少ない中で積極的に攻め上がり何度か惜しいチャンスもあったし、逆に肝を冷やすような危ない場面もあったが、両者決め切れずタイムアップ。
あの常盤木を追い詰めながらも残念ながら勝利には至らなかったが、非常に見応えのあるナイスゲームを堪能させていただいた。

今日のレディースは先制されても突き放されても全く気落ちする事なく勇気をもって攻め上がり、しかもゴールという結果を出して最後まで諦めない姿勢が見事に実を結んだ。
それにスーパーエースの横山はもちろんの事、今日は先発で出場した#13和田眞琴や#26牧井毬音、後半開始から和田に代わって出場した#17市川愛雪(まなゆき)といった若手攻撃陣も良く走り回って果敢なチャレンジを見せており、こうして実戦の中で選手層が厚くなっていくのを実感できたのも収穫だった。

また守備陣も2失点はしたものの、いずれもこれまでのように相手の攻撃に翻弄されてラインを完全に崩されてのものや単純なミスによるものではなく、今までなら少なくともあと3~4点は取られていたんじゃないかというところを、持ち前のハードワークに粘り強さをプラスしたプレーで更なる追加点を許さなかったのは本当に素晴らしいと思う。

ここまでの常盤木との戦いを全て振り返ってみると、2010年は1-4・3-6・0-2、2011年は1-9・0-4・1-2(ここまで2地区・3回戦制)、2012年は0-6・1-3、2013年は2-3・0-6、そして今年の第1クールは1-3と全く歯が立たなかっただけに、そんな常盤木から奪った記念すべき初めての勝ち点は1つだけだったけど、まさに選手全員の頑張りで掴み取った値千金の1ポイントだと思う。
自分は試合終盤になっても選手達の足が止まらず必死でボールを追いかける姿を見て、なんだか涙が出そうになった。
今日の試合は自分の中では間違いなく今シーズンのベストゲームだ。

それから、そんなベストゲームは味方だけでなく見事な戦いぶりを見せてくれた相手チームもあってこそであり、敵サポをも唸らす上質なサッカーを展開してくれた常盤木学園の選手達にも最大限の賛辞を送りたい。
冒頭で書いたように、おそらく来年からはリーグが分かれて常盤木との対戦がなくなってしまうが、“なでしこ予備軍”達の若々しく素晴らしいパフォーマンスが見られなくなってしまうのは本当に寂しい。
また、自分の中では「常盤木と対等に戦い勝利する事こそ1部に上がる最低条件だ」との思いがあっただけに、そんなチーム力を図る“指標”が無くなってしまい残念だが、これからは常盤木の主力選手が「卒業したら是非ともパルセイロ・レディースに入りたい」と思ってもらえるような存在のチームになれるよう、ウチの選手達には一層精進してレディースを魅力あるチームにしていってもらいたいと思う。

さて、今日は前節まで5位のASハリマが勝ったため順位が入れ替わってウチが5位に後退してしまったが、2週間後の次節はそのハリマとの直接対決が佐久で行われるため、ここは是が非でも勝ちに行きたいところだ。
相手はリーグ最少失点を誇る堅守のチームだが、ウチもまだ最終クールは無敗のままだし、今日のような戦いぶりを見せてくれれば必ずやってくれるものと信じている。
もう数字の上では上位チームとの勝ち点差が離れすぎていて今シーズンの1部昇格は無くなってしまったようだが、1つでも上の順位でフィニッシュするためにも、ただひたすら前だけを向いて戦ってほしい。

【 おまけ~勝手に佐久市観光ガイド~ 】
今日も会場入りする前にコスモス街道を流してきたが、3週間前は5~6分咲きだったのが今日は満開で、雲一つない秋晴れの中で可憐に咲き誇るコスモスを満喫してきた。
佐久での試合も男女合わせてあと4試合となってしまったが、来週はトップの試合が佐久で行われるので、クルマで行かれる方はいつもより少し早めに出発して、試合前に佐久市が誇る素晴らしい景観に触れてみてはいかがでしょう?
街道沿いには無料駐車場もあるし、そこが満車でも内山峠に向かって適当なところまで往復するだけでもかなり堪能できますよ。
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コメント
この記事へのコメント
今回の更新も何から何までおっしゃる通りです。ちなみに自分は、スフィーダ戦のHPコメントを読んで泣きそうになりました。
ホント、歳をとると涙脆くなって困ります(笑)
昨日の試合、スーパーエースが下に着てたのは、#11橋浦選手だそうです。
その橋浦選手は腰を痛めていて、サブには入っていたものの、試合どころか歩くのも困難な様子でした。
もしかしたら、残り試合出られないもう一人のエースの分まで頑張ってくれたのでしょう。
チームに大きな勝ち点1をもたらした大活躍とともに、スーパーエースの「漢気」には胸が熱くなります。
試合を見る度に思いますが、やっぱり本当に凄い選手ですね。
残り3試合の勝利と橋浦選手の一日も早い回復を願うばかりです。
2014/09/29(月) 20:10:59 | URL | レディース・ファン #-[ 編集]
レディース・ファン様
自分もスフィーダ戦後のコメントを読んでウルッとしたクチです。
ところで横山選手がユニの下に着ていたのは橋浦選手のでしたか。
橋浦選手に関しては、あの時も試合前に一応ユニは着ていたけどピッチ内練習も行わず、ヒョコヒョコと変な歩き方をしていたので心配していましたが、やはり怪我をしていたんですね。
腰は治りが遅かったり後遺症が続いたりで厄介だけど、なんとか早くよくなってほしいものです。
そして、そんな盟友のユニを着込んで見事に結果を出すあたり、やはり横山選手はタダモノではないですね。
レディースもあと3試合しか残っておらず、数字上の今年の昇格も無くなってだんだん寂しくなってくるけど、まだ“第3クール無敗”という目標は残っている事だし、選手達は最後まで気持ちを切らさず頑張ってほしいものです。
2014/09/30(火) 21:17:20 | URL | ぼー #-[ 編集]
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