ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスチャレンジリーグ2014第20節 vsASハリマ アルビオン(+トップ試合雑感)
今日は3連休の中日という事で自分は鳥取遠征を早くから計画していたのだが、ゴールデンウィークの秋田戦に続いてまたしても仕事絡みで断念せざるを得なくなってしまった。
また“乗り鉄”で沖縄を除く全国の鉄路をくまなく回ってきた自分にとって、山陰は四国と並んで日本中で最も魅力を感じる地域なので、試合観戦の他にも楽しみにしていた鳥取県への旅が流れてしまったのも本当に残念だ。
去年も京都・仙台・香川と予定していた長距離遠征が全て仕事で流れてしまったが、これだけ巡り合わせが悪いとさすがに気持ちもヘコんでくる。

ただ、ウチにはもう一つレディースという熱く応援できるチームがあり、今日はトップの試合に勝るとも劣らない興味深い対戦が佐久で行われる。
今日の対戦相手であるASハリマ アルビオンは、ここまでの総得点は22で16チーム中11位ながら総失点は13でリーグ最少となっており、その鉄壁の守備力を武器に昇格1年目ながらウチの上を行く4位につける大健闘を見せている。
そして迎え撃つ我等がパルセイロ・レディースは現在の総得点が62で2番手の日体大に8点差をつけてダントツの最多得点を誇っており、1試合当たり3.26得点のウチと0.68失点のハリマとの“ホコ×タテ対決”は純粋にサッカーの試合を楽しむには最高のマッチアップといえる。
また勝ち点1差で4位の座を争う直接対決でもあり、レディースにとってこの試合はチーム力の真価が問われるとても重要な意味を持った試合になってくる。

1つでも上の順位で終えるためにも、最終クール無敗という目標のためにも是が非でもモノにしたいこの試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 1(0-2・1-2)4 ASハリマ アルビオン
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試合は早くも前半8分、ハリマがコーナーキックをニアに詰めていた#16千葉園子にうまく頭で合わされて先制を許す。
順位表のデータからハリマは“守備のチーム”というのが頭にあったので、戦前の予想としてはウチがガンガン攻め立てて自陣で粘り強く守るハリマがカウンターで応戦するという図式を勝手に想像していたが、その予想とは裏腹に相手も普通に攻撃を仕掛け、しかも早々に得点されるという予想外の展開だったので、失点の瞬間は悔しいというよりキツネにつままれたような気持ちになった。

それにしても、相手にこんなに早く点を与えてしまっては“1試合当たり0.68失点”のデータでいけば敵の思うツボな展開になってしまうのでは・・・と不安になってきたが、ウチだって“1試合当たり3.26得点”のチームだし、ここは気持ちを切り替えてデータ通りの結果を出してほしいと期待を込めて見守り、また選手達もその期待に応えて積極的に敵陣に攻め上がっていき、失点後は概ねウチが押し気味な展開となる。

ただ、やはりリードされているので「早く追い付かなれれば」という焦りがあったのか、いいところまではいくものの最後の連係がうまくいかずにシュートまで持っていけなかったり、またシュートを打っても力が弱くて簡単にセーブされてしまったりしていたし、クロスバーを叩いた惜しいシュートが2本ほどあるなど不運な点もあった。
またハリマも、攻め込むウチの選手への寄せが早くボールを持ってもすぐに2~3人に囲まれてしまうし、体の入れ方も上手くて効果的なシュートを打たせてもらえない。

そうこうしている間に時間が流れ、前半はこのまま0-1で折り返しか・・・と思われたアディショナルタイムの終了間際、ハリマの#22酒井望が左サイドのミドルの位置から蹴ったボールがそのままニアのゴール隅に吸い込まれるように入っていき、手痛い2失点目を喫してしまう。
この失点シーンも決して崩されてのものやミスによるものではなく、自分も「クロスを上げるのだろう」と思って見ていたのがスーッと入っちゃったもんだから、1失点目に続いてまたしてもキツネにつままれたような感じで、あっけにとられたままハーフタイムに入ってしまった。

なんだか今日はちょっとおかしいぞ?
別にウチが圧倒的に押されている訳でもないのにいつの間にか2失点もしてしまった。
しかし、“0.68失点”のチームに前半だけでこれだけ点差を付けられてはいよいよヤバくなってくるし、ここは何としても早めに1点取って流れを変えなければ・・・と思っていたが、その“次の1点”はハリマに入ってしまった。
カウンターで右サイドをえぐられ、ゴール前中央フリーで待っていた#16千葉園子にドンピシャのクロスが送られ、それを難なく決められて3失点目。
この電光石火の鮮やかなコンビプレーには、自分もまたしてもポカンと口をあけて見ているしかなかった。

この失点はさすがに堪えたようで、ウチもなんとか反撃しようと前へと向かう気持ちはあるのだが、後半32分に#10横山久美が意地の突破で1点返すも、それ以外は相手の絶妙なチェックや焦りからくる連係の悪さで思うような攻撃ができず、逆にアディショナルタイム突入直前にコーナーキックからのこぼれ球を押し込まれてダメ押しの4失点目を喫し万事休すで、戦前に予想していた1点を争う緊迫の“ホコ×タテ対決”とは全く逆の内容と結果になってしまった。

それにしてもこのASハリマというチーム、なかなかの試合巧者だ。
普通“守備が固いチーム”といえばゴール前に人数をかけてガチガチに固めるフォーメーションを想像するが、ハリマはそんな“ドン引き”の戦術はとらず、その代わり前記のようにウチがボールを持った時のカバーリングの早さや体の入れ方の上手さなどの“対応力”でウチは見事に攻撃を封じられた感じだ。
また攻撃に関しても、特に際立ったプレーをする選手は見られなかったしポゼッションサッカーに秀でている訳でもなかったが、ひとたびボールを持つと的確にパスを通してウチのゴールを脅かし、また少ないチャンスをしっかりモノにする確実性もあるし、要は攻守共に基本がしっかりした好チームという印象を受けた。

対するウチは、11-8というシュート数が示すようにどちらかといえば押し気味な展開だったものの、敵陣に入ってからの連係が悪くみすみすチャンスを逃してしまったり、決定的なシュートがことごとく枠を外してしまったりで全体的にプレーに粗さが目立ち、そういった“正確性”や“基本”の部分でのちょっとした差が積み重なってあれだけの差になって出てきたんじゃないかと思う。

ハリマも突出した個人技を持った選手がいる訳でもないし、フィジカルやスピードが目を見張るほどスゴい訳でもないが、非常にバランスのとれたチームで、昇格初年度で4位につけているのも大いに納得できる。
ウチは来シーズンも1部昇格という高い目標を持ってなでしこ2部を戦っていく上で、リーグ再編で常盤木や日体大と別れても「ライバルが減った」と喜べないような難敵が現れた感じだが、それを実感できただけでも会場に足を運んだ価値はあったと思う。
そりゃ自分だってレディースには順調に階段を昇って近いうちに1部に行ってほしいが、ハリマのようなライバルが多ければ多いほど応援のしがいもあるしリーグ自体も盛り上がるから、パルサポの立場でなく女子サッカー(マイナーリーグ)ファンとしてはハリマのようなチームの出現はウェルカムだ。
来シーズンはお互いにどこまでレベルアップしているか。
ASハリマとの来年の戦いが、今からとても楽しみになってきた。

そして次節は再来週、アウェイでJAPANサッカーカレッジレディースと対戦する。
残念ながら最終クール無敗の目標は潰えてしまったが、勝ち点1差に迫ってきた6位の世田谷に抜かれないためにも、そして今シーズンのレディース成長の証を見せるためにも、今日の敗戦で落ち込んでいる場合じゃなく全力で勝ちにいきたいところだ。
今年のチャレンジリーグもあと2試合を残すのみとなったが、最後の最後まで1つでも上の順位を目指して走り抜いてほしい。

そして・・・

明治安田生命J3リーグ第28節@鳥取県・チュウブYAJINスタジアム
ガイナーレ鳥取 1(1-0・0-1)1 AC長野パルセイロ

優勝と昇格に向けてのキーポイントとなるこの試合は、結局1-1のドローに終わってしまった。
勝ち点3を上積みできなかったのは本当に残念だが、J3リーグHPの戦評によると全体的に鳥取に押し込まれていたようで、前半のアディショナルタイムに不運な形で失点を許すという嫌な流れだったが、試合終了間際に執念でPKを勝ち取り引き分けに持ち込んだのは次につながる明るい材料だと思う。
そして今日のもう一つの注目カードである町田vs金沢の直接対決も0-0の痛み分けに終わったが、勝てなかったウチとしては昇格圏内の2位を死守し優勝の望みも残ったという意味では理想的な結果だったんじゃないだろうか。
何より、これだけ勝ち点を落としてもなお優勝や昇格の望みをつないでいられる幸運に感謝しなければならないだろう。

これで順位も勝ち点差も前節までと変わらないまま残り試合だけが1つ減った形となり、リーグは最終盤に向けてますますシビれる展開になってきた。
そして次節は、いよいよ佐久で行われるJ3リーグ最後の試合。
この試合前には新佐久市誕生10周年と佐久陸最終戦の記念として、試合前に錚々たるJリーグOBを集めて『J-DREAMSスペシャルマッチ』が行われるとの事で自分も楽しみにしているのだが、その反面ちょっとイヤな予感もしている。
試合前の一大イベントといえば、2年前に元アイドルの女性タレントを招いて大々的なサッカーイベントを行ったが、その後の試合で当時JFL昇格初年度で下位に苦しんでいたHOYO大分(現ヴェルスパ大分)に全く覇気のない内容で惨敗を喫してしまったのを今でも鮮明に覚えており、今回も同じような事が起こらないかと心配している。
当時は観客3000人超やテレビ中継のある試合で勝てないというアホみたいなジンクスが継続していた頃で、それらをほぼ完全に払拭した現在はそんな心配はしなくてもいいのかもしれないが、あの時もイベントのフワフワした雰囲気が残ったまま選手もサポも何となく試合に入ってしまったのも敗因の一つと考えており、今回は同じ轍を踏まないように十分に気を付けなければならないと思う。
ましてや次節は、小手先だけのプレーでは絶対に勝てない、ウチが苦手としている難敵・SC相模原が相手だけに、余計に気を引き締めてかからなければならない。

次節のポイントは、選手達は午前中のイベントは無いものとして余計な事は考えず、目の前の試合に最大限の集中力で臨む事。
そして一つ頭に入れておくのは、佐久でのトップチーム最後の試合という事で、今まで散々お世話になってきた佐久の皆様のために絶対に恥ずかしい試合にはしない事。
選手達は、来週は長野市民の事は考えなくて結構。
ただひたすら佐久の方々のために死に物狂いで戦い、何が何でも勝利を掴みとってほしい。
そして我々スタンドとしては、イベント自体は大いに楽しみつつ、それが終わったら午前中の空気を完全に入れ替えていつもの戦闘モードで試合に臨む事。
会場の空気を入れ替えるのは観客の重要な役目だから、この点は各自しっかり心得ておきましょう。

逆転優勝のために、悲願のJ2昇格のために、そして何より次節は佐久市のために、絶対に勝って佐久陸でのトップの試合を締めくくろうじゃないか!!!
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コメント
この記事へのコメント
更新お疲れ様です。
またまた遠征計画がキャンセルになり残念でしたね。
かくいう自分も三連休ずっと仕事で、佐久にすら行けなかったヘタレですが……。
更に、鳥取戦前半0-1という事で、怖くて夜仕事が終わるまで速報見れなかったという、本当にどうしようもない超ヘタレです(笑)
だから、外せば終わりという想像を絶するプレッシャーがかかるPKを、しっかり決めてくれた我らがキャプテンは本当に凄いです。
神様・仏様・宇野沢様&不屈のオレンジ軍団、今週も希望を繋いでくれてありがとう。
レディースの試合は、ぼーさんのおっしゃる通り非常に興味深く大きな意味のある試合になるはずでしたが、逆に相手に今季最多得点を与えてしまうという屈辱のおまけ付きで、自分としては今季一番の悔しい結果と内容になってしまいました。
実は自分は、ハリマさんの「得点こそ少ないけど、常に相手を自由にさせない」というサッカーこそ、今のレディースが目指すべき姿だと思ってるので、余計に歯がゆいというか……。
いずれにしろ残りあと2試合、来期本気で昇格を目指すのならば、多過ぎる課題だけでなく、何か一つでも確かな手応えを掴んで欲しいと思います。
今週こそはスタジアムに行きます。
ぼーさんのブログを肝に銘じ、トップチームの攻守のようにしっかり切り替えて、3試合分くらい応援します。
まあメタボ中年なんで、ジャンプは出来ませんませんが(笑)
2014/10/13(月) 19:57:31 | URL | レディース・ファン #-[ 編集]
レディース・ファン様
週末のお仕事大変お疲れ様でした。
好きな時間が仕事で潰れるのは辛いですが、お互い頑張っていきましょうね。
それにしても、執念で勝ち点を手繰り寄せたトップの選手達は本当にアッパレですね。
欲を言えば是非とも勝ってほしかったけど、あれだけ難しい状況の中で最後まで諦めず攻め続けたのは素晴らしいの一言です。
一方のレディースは本当に残念な結果になってしまいました。
自分が見た限りでは選手達はいつも通りの頑張りを見せていたように思えたけど、やはり昇格という大きな目標が達成できなくなって張りつめていたものが少しだけ緩んでしまったのかもしれません。
それにしてもASハリマはいいチームでした。
自分もレディースには、派手さは無くとも基本をしっかりさせて選手全員で守り全員で攻める安定したチームを目指してほしいと思っているので、そういった意味ではハリマはいいお手本になるんじゃないかと思います。
とにかくレディースには、あと2試合を全力で戦い、勝利と共に来年に繋がる“何か”を掴み取ってほしいものですね。
そして来週はトップの佐久での最後の試合という事で、我々も思い残す事なく全力で応援しましょう!
2014/10/14(火) 21:42:13 | URL | ぼー #-[ 編集]
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