ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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Special Thanks KOHEI & NOZA
今年もまた、地域リーグ時代からチームを支えてきた選手の退団が発表された。
高野耕平選手と野澤健一選手。
共に長きにわたりチームの主力として大活躍してきた“チームの顔”ともいえる選手だ。
ある程度サポ歴の長い者にとってこういったベテラン選手は特別な存在であり、彼らの退団は一つの時代が終わっていくようで本当に寂しいものがある。

この記事を書くにあたり過去の写真データを漁っていたら、2選手のこんなツーショット写真が出てきた。
s-写真00058

これは野澤選手が入団してきた2009年のプレシーズンマッチでの一コマ。
ちょうどこの年にユニホームスポンサーの変更があり、契約の関係からか胸にスポンサーロゴが無いユニを着ての貴重な写真だが、コーヘイもノザも今よりちょっとだけ初々しさがあるけど、概ね今の姿とほとんど変わっていないなー・・・という印象で、それだけ今も当時と変わらない輝きを持っているという事だろう。

そんな愛すべき2人のオレンジ戦士達に、心からの愛を込めて惜別のメッセージを贈りたい。

【 #14高野耕平選手 】
クラブがパルセイロと改名して2年目の2008年に東京学芸大学から新卒で入団した高野選手。
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弊ブログの過去の記事を引っ張り出してみると、この年は新卒選手が4名入団したが、高田一憲選手(現海南FC・和歌山県リーグ1部)や鎗田志郎選手(去年までMIOびわこ滋賀に在籍)などに比べると地味な存在だったという記憶がある。
しかし、リーグ戦終盤に出場機会を与えられ良い働きを見せるとそのままレギュラーに定着し、以来不動の左サイドバックとしてウチに無くてはならない存在となっていった。
高野選手を一言で表すならば、まさに『縁の下の力持ち』という言葉がぴったりだろう。
自身の通算ゴール数はカップ戦も含めて148試合で16点(wikipedia調べ)と多くはないが、クラブがJFL昇格を決めた2010年には北信越リーグのアシスト王に輝くなど、ウチの最大の魅力であるパスサッカーの屋台骨を支える名脇役だった。
ただ今年は、シーズン途中にレンタルで入団した#26山田選手に押し出される形でスタメンから外され、時を同じくして大きな怪我をしたようで、結局その後はベンチ入りもできないままシーズンを終えてしまったのが残念でならない。
s-写真00126

自分は高野選手については、新卒で入団して実力でレギュラーの座を掴み取り、JFL~J3とカテゴリーを上げていってもなお存在感を出して活躍してきた事が、元Jリーガーのネームバリューに頼らず育成型で成長していくパルセイロというクラブを最も象徴する選手であり、現在の#25有永選手や#15西口選手など新卒で活躍する選手達につながる流れの源にいる偉大な存在であると思っている。
それともう一つ、高野選手にまつわるこんなエピソードがある。
まだ北信越リーグの時代に当時幼稚園児だった甥っ子がリバフロで行われた選手と触れ合えるサッカー教室に参加したのだが、後で母親(自分の妹)に「どの選手がよかった?」と少し下世話な質問をしたところ、「14番の選手は教え方がとても分かりやすくてよかった」という答えが返ってきた。
さすがは“教員養成学校”と呼ばれる学芸大学出身と思わせるが、この“教え上手さ”やクールでクレバーなプレースタイル、そしてバドゥ~薩川~美濃部と個性の違う3人の監督のもと長年パルセイロ一筋でやってきた経緯から、自分は高野選手を将来のクラブの“幹部候補生”と勝手に位置付けている。
年齢的にはまだまだ老け込むのは早いし、ウチでの経験を生かして他のクラブで活躍してほしいという気持ちもあるが、そうやって外の空気を吸ってきたら、指導者として、またはチーム編成やクラブ運営の中枢を担う人材として是非とも長野に戻ってきてほしい・・・というのが自分の密かな願望である。
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【 #20野澤健一選手 】
高野選手から1年遅れてJFLの佐川印刷SCから長野にやってきた野澤選手。
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当時のウチはまだ上位カテゴリーのレギュラークラスだった選手が入ってくるのは珍しく、憧れのJFLで活躍していた選手という事と久々の地元・長野県出身選手というプロフィールで入団発表時から注目されていたが、いざ開幕すると、無尽蔵のスタミナでピッチを所狭しと走り回り思い切りのよいプレーですぐにレギュラーの座を掴み取り、また当時から比較的おとなしい選手が多かった中にあって、いつもニコニコ明るい性格と大きなアクションやユニークな言動でサポのハートもワシ掴みにして、とにかくスポーツ選手に必要なスター性を兼ね備えた選手だった。
また、肝心なところや予想外なところでヒョコッとゴールを決めてしまう意外性もあり、記憶に新しいところでは今年6月の14節・J-22戦での『クロス上げたつもりがそのまま入っちゃった』ゴールに、10月の29節・相模原戦での試合を決定付ける『気迫のごっつぁんゴール』(“佐久陸でのトップチームラストゴール”というメモリアルなオマケ付き)と、少ない出場時間にもかかわらず印象に残るゴールを決めるところなど、相模原戦の記事でも書いたが“いくら持っているったって、持っているにもホドがある!”というくらい天性の“何か”を持っている選手で、これほど魅力にあふれる人物も珍しいだろう。
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それにそういったスター性だけでなく、複数のポジションをこなせる器用さもあり、監督やコーチとしても様々な場面で使える、いわゆる“重宝がられる”選手だったんじゃないかと思う。
これは、JFLに昇格してからは毎年のように春先はベンチを外れる試合も多かったものの、そのうちリザーブに名を連ねるようになり、途中出場で結果を出しいつの間にかスタメンに戻っている・・・というパターンが多く、今年もレギュラー定着こそならなかったもののシーズン終盤の大事な時期になって出場機会が増えた事からも、ノザのチームにおける存在感が証明できるんである。

そんな野澤選手の契約満了は、「ひょっとしたら・・・」とうすうす覚悟していたところもあった反面、それ以上に「まだまだイケるだろう」という期待が大きかっただけに本当に残念でならないが、結果が全ての厳しい生存競争の中にあるプロクラブとしては仕方のないところだろう。
ノザほどの選手なら少なくともJ3レベルなら十分戦力になるだけに、オレンジのユニ以外は考えられないけど、どこかのチームに移籍して大好きなサッカーをやり続けてほしいという気持ちもある。
ただ、やはり地域リーグから6年間という長きにわたりパルセイロのサッカーをやり続けクラブの様々な喜怒哀楽を経験してきた事、また持って生まれた人を惹きつける人間性などから、高野選手と同じようにいつかは長野に戻ってクラブのために尽力してほしいと願っている。
個人的には、土橋ヒロ氏に続く『アンバサダー2号』なんて適任だと思うのだが・・・
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この2選手が入団してきた頃は、ウチに松本山雅・ツエーゲン金沢・JAPANサッカーカレッジの四つ巴による、“ムダに熱い”と揶揄された北信越リーグ戦国時代の真っ只中であり、“本城の悲劇”(2008年)や“臨海の悪夢”(2009年)などの挫折やそれを乗り越えての2010年のリーグ優勝&JFL昇格、そして2位~2位~優勝と続いたJFLでの快進撃に今年の入れ替え戦敗退など、クラブが最も激動した時期を我々サポと共に戦ってきただけに、もう来年から両名の姿が見られないなんて未だに信じられないし、この2選手にこそ横っちょに変なのがくっついていない正真正銘のJリーグエンブレムが付いたユニを着させてやりたかったのだが、これもプロ選手の厳しい宿命と受け入れるしかないだろう。
本文ではそれぞれの将来について自分の勝手な願望を書いてしまったが、それより何よりコーヘイもノザもそれぞれ自分が納得して決めた道を進み、本人が幸せな人生を送ってもらうのが一番だ。
来年以降の進路が大いに気になるが、今はお二人の新しい船出にエールを送ると共に、ここまでチームを支え我々サポを熱くさせてくれた事に心から感謝の言葉を贈りたい。

高野耕平選手、野澤健一選手。
我々は貴方達の活躍と功績をいつまでも忘れません。
本当に、本当にありがとうございました! そしてこれからもお元気で!!
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コメント
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2014/12/21(日) 09:25:00 | | #[ 編集]
2009年の相手の5番は、
小川裕史選手じゃないですか?
2014/12/21(日) 13:19:00 | URL | きのぼり #-[ 編集]
二人のスペシャル、有難うございます。
襟付きユニフォーム懐かしい。復活してほしいです。
北信越を知る二人の退団、淋しい!
J2出場が200試合を超える選手が入っててきても、ピッチを駆け回った二人、本当に淋しいです!!
来年も、J3のパルセイロ、二人の再契約のニュース、期待したいです。
2014/12/21(日) 17:09:59 | URL | みなで南長野へ #-[ 編集]
更新お疲れ様です。
昔の記事を拝見すると、このクラブとサポーターは本当に凄い逆境を乗り越えてきたんですね。
本来ならいつ終わってもおかしくなかった今シーズンでしたが、最後の最後まで希望の光を灯し続けてくれたチームの粘り強さは、「無駄に熱い」どころか、「地獄」とまで呼ばれてた北信越を戦い抜いた所から来てるんでしょうね。
改めて、来年は今年以上に元気出して応援していこうと思いました。
そして元気といえば、失意の丸亀を後にする時、幸いにも野澤選手と握手する事が出来、これまた本来なら選手を励まさなきゃいけないのに、逆に野澤選手から笑顔と元気を貰いました。
野澤選手がみんなから愛される理由が、今更ながら実感させられました。
報告会で会えなかったのは本当に心残りです。
そんな訳で、ぼーさん提案のアンバサダー2号に激しく同意(笑)
2014/12/21(日) 21:57:46 | URL | レディ-スファン #-[ 編集]
二人は有名な経歴があるわけでもなく華やかなプレースタイルでもないものの目立っていたし、何よりパルセイロ=サービス業としての視点から考えてその在り方をパルセイロに植え付けた功績は計り知れないと思います。
今考えるとキャラは違うけど思慮深いところと顔になるところ、似てるかも。
自分はどんな形であれ、サッカーに関係する仕事をして欲しい。二人とも接客業にとても向いてると思いうので、プロの選手やスタッフでなくても、例えばスポーツ用品店とか、サッカーバーとか、そんな姿もアリかも。
個人的には両名のフロント入り、大賛成ですが、なかなか厳しいとみています。いやでもこの考えが見当違いにならないかなあ……
2014/12/21(日) 23:02:51 | URL | 二度寝 #-[ 編集]
きのぼり様
えっ・・・?!と思って元データをよーく見てみましたが、まさしく小川選手でした!!
パルセイロで活躍した小川選手がアルテ時代のあんな時期にウチと南長野で試合をしていたとは思いませんでした。
それにしても、よく気付かれましたね~

みなで南長野へ様
こうして見返してみると、地域時代のユニって素敵なデザインでしたね。(当時は少し野暮ったく見えるところもあったけど・・・)
自分もユニホームはトラディショナルなデザインが好きなので、襟付きユニの復活を激しく望んでいます。
ただ、コーヘイとノザの再契約はちょっとムリかな・・・
本当に本当にこの2人と別れてしまうのはイヤだけど、ここは気持ちよく見送ってやるのが一番のはなむけだと思います。
と言いつつ、自分もまだ未練タラタラですが。。。

レディースファン様
本当にもう、苦労自慢なら1日中語っても終わらないくらい逆境の連続でした。
個人的には、当時の辛さに比べれば今回の昇格失敗もそんなに深い傷ではありませんね。(半分以上強がりです、ハイ。。)
それにしても、野澤選手のような素晴らしいキャラをチームが手放してしまうのは本当に惜しい!
土橋アンバサダーもブログの中で絶賛していたし、必ずいつかは長野に戻ってきてほしいですね。

二度寝様
まったくおっしゃる通りです。
この両名は本当に印象深い選手でしたね。
それだけに是非とも近い将来にフロント入りしてほしいですが、特に高野選手など真面目でしっかりしているから、『美味しいのはお蕎麦です』でおなじみの元の職場からも復職のオファーがあったりなんかして・・・
2014/12/21(日) 23:53:48 | URL | ぼー #-[ 編集]
高野選手、野澤選手、サッカーを続けるのなら新天地が早く見つかって、これからも頑張ってほしいですね。

もとジェフリザの野澤選手は、パルセイロで引き続き応援できたことがとても嬉しかったです。
私の過去の日記を見直してみたら、2011年11月5日の臨海でのジェフリザとパルセイロの試合が、野澤のJFLでの100試合目だったのだそうです。この年がジェフリザ最後の年だったので、記念すべき試合を古巣での最後の舞台で飾れたのは本当に何かの縁だったのかもしれませんね。
2014/12/22(月) 15:33:33 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
パオロロッシ様
コメントを拝読して自分の当時の記事をチェックしてみたら、確かに臨海でのジェフリザ戦で野澤選手がJFL通算100試合出場を果たしていましたね。
その時も「やっぱりノザは何か“持ってる”のかな?」なんて書いてあったけど、本当に強い巡り合わせを持った選手でした。
そんなノザをパルセイロの選手として応援できた事を自分も幸せに思えたし、ノザ本人も長野でプレーした6年間は本当に充実していたんじゃないかと思います。
来年からはそんなノザがいなくなって本当に残念だけど、ジェフリザ出身者としてはあと一人佐藤悠希選手も残っているし、是非とも引き続きご贔屓のほどよろしくお願いします!
2014/12/23(火) 13:45:31 | URL | ぼー #-[ 編集]
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