ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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惜別2014~レディース編~
昨日はトップ・レディース共に新入団選手第1号の発表があり早くも来年に向けて動き始めているが、そんな楽しみなニュースの一方でレディースの退団選手の発表という寂しいニュースもあった。
しかも今年は3回の発表で合計11人という多さで、しかもそのうち6選手は他クラブへの移籍の道もある契約満了ではなく現役引退という重い決断をしており、なおさら胸にグッとくるものがある。

#15永井那津希選手は一度も公式戦に出られないまま1年で退団となってしまったが、日本一の女性指導者・本田美登里監督やいつも明るく前向きなチームメイトと過ごした長野での1年間は今後に生かせる大きな財産となったはずだ。

#22青島雅選手、#23小松美里選手、#31卯木真緒選手も僅か2年の在籍でチームを離れる事になってしまった。
共に試合で活躍した期間は少なく本人たちにとっても不本意だったかもしれないが、青島選手の溌剌としたプレー、小松選手の粘り強い守備、卯木選手の気持ちのこもったセービングが自分は大好きだった。

#19能本華子選手は地元・長野県出身のストライカーとして周囲からの期待も大きかったが、入団2年目に大怪我をしてそのシーズンを棒に振り、さらに1年後に満を持して臨んだ復帰戦でまたしても負ってしまった怪我が致命傷になってしまったのか、その素質が開花する事なく、選手としてこれからともいえる22歳の若さで引退となってしまったのは本当に残念でならない。

こういった惜しくも今年試合に出場できなかった選手以外にも、#3大島稀選手、#5金札杏選手、#6吉田葵選手といった今年活躍した選手の退団は意外だった。
大島選手は守備の要としてバリバリのレギュラーだったから来年も当然の如く主力としてやってくれるだろうと思っていたし、金札選手も古巣の静産大戦で見せたようなハードワークに来年も期待を寄せていたし、吉田選手も去年より出場機会は減っていたとはいえ中盤の底を引き締める“縁の下の力持ち”として貴重な戦力だった。

以上の選手は能本選手を除き入団1~2年目という早さでチームを去る事となってしまった。
この中でも大島選手や吉田選手は現役引退という事で、「なんでサッカー辞めちゃうの? もったいない!!」と未だに自分の中で受け入れられないところもあるが、それぞれ引退せざるを得ない事情や我々には計り知れない決断もあったと思われ、ここは彼女達の意志を尊重して気持ちよく送り出してやるしかないだろう。
また、その他の選手ももう少し長野に留まって頑張ってほしかったが、厳しい勝負の世界に身を置く彼女達にとってはこれも避けて通れない宿命なのだろう。

そして最後に大原学園時代から在籍していた3選手。
これらの選手は大原末期からパルセイロ移管後数年間の質・量共にギリギリのところでの厳しい戦いを強いられていた低迷期にチームを支えていた功労者だ。

#7高木奈央選手は高卒で大原学園に入団し、一時期は福岡J・アンクラスに移籍していた事もあったもののすぐに戻ってほとんど長野一筋でやっており、またパルセイロ・レディースの初代キャプテンとしてなかなか結果が出せず苦しかった時期に明るく気丈にチームを引っ張っていってくれた。
大原末期からパルセイロ初期にかけては、ただでさえ登録選手が少ない中で怪我人も多く、リザーブ選手が2~3人だけの時期が長く続いていたが、そんな中で時にはボランチとして、時にはセンターバックとして、その他にも複数のポジションをこなして必死に頑張る姿がとても頼もしく見えたものだ。

#14浦崎優香選手は大原学園最後の年に入団し、パルセイロ移管後は持ち前のスピードと思い切りのよさを武器に、今年の横山久美選手のようなチーム一番のポイントゲッターとして、まさに孤軍奮闘・獅子奮迅の活躍をしていた姿が忘れられない。
また近年は大量補強などによってポジションを追われ出場機会が激減していたが、今年はシーズン途中からサイドバックというこれまでとは全く違うポジションを試されて最初のうちはおぼつかない守備をしていたけど、めきめきと上達して終盤にはソツなくこなせるようになっており、努力に努力を重ね自分の力で新境地を開いたその姿には強く感動させられた。
もし来年レギュラーに入れたら、突破力のあるサイドバックとして攻撃に厚みが出るもの・・・と自分は密かに来年一番のキープレーヤーに推していただけに、今回の突然の引退発表は本当に残念でならない。

#25篠原志穂子選手は、若くて少々荒削りな選手が多かった大原の中にあって、常に冷静かつクレバーなプレーで中盤を引き締める、玄人好みの非常に存在感ある選手だった。
パルセイロ移管2年目のシーズン終了後には、怪我の治療に専念するため一旦現役を離れてクラブスタッフとして裏側からチームを支えていたが、昨シーズンに満を持して復帰しシーズン中盤にはレギュラーにも返り咲く快挙を見せ、相変わらずの安定感あるプレーを再び見る事ができて嬉しかったものだ。
今年も大量補強があった中でシーズン序盤は大事な場面で出番を与えられる頼れるリザーブとして活躍するなど、比較的地味な印象の選手ながら最後まで大きな存在感を持っていた。

こうして振り返ってみると、なかなか結果が出なくて苦しかったあの頃も今では懐かしい思い出となっているが、いずれにしても今年こうしてチームが大躍進できたのもこれら3選手を始めとする大原時代からの選手達が低迷期を支え続けてきたからであり、今回チームを去る高木・浦崎・篠原の3名には心からありがとう、そして本当にお疲れさまでしたの思いを込めて、ここはひとつこのオジサンが一人ずつギュッと抱きしめてやろうかと・・・
えっ、それはちょっとご遠慮させてもらいたいって?
そうですか、そうですよね。 こりゃまた失礼いたしました。。。

そんな訳で、これからも大好きなサッカーを続けるため別のクラブへの移籍を目指す選手、また志半ばで、あるいは自分なりに選手生命を全うして現役を引退する選手と、これから各選手がそれぞれの道を歩んでいく事になるが、充実したスタッフの下でサッカーに打込めた事やサポーターの熱心な後押しを受けられた事、更にはトップチームの激しい昇格争いを同じクラブの事として目の当たりにできた事など、他所では滅多に得られないような様々な経験は来年からの新生活に大きなプラスとなるはずだから、どうか胸を張り自信をもって新しいステージに飛び出し、その後の人生が幸せで充実したものになってほしいと心から願っている。
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コメント
この記事へのコメント
師走の中で、本当に師走状態の更新お疲れ様です。
それにしても今季の退団者、残念で惜しくて哀し過ぎる選手のなんと多い事か。
勿論、選手の決断を尊重しますし、新たなステージでの活躍を心から願ってます。
ぼーさんのおっしゃる通り、今のレディースがあるのも、ギリギリの人数で苦しいシーズンを耐え続けてくれたからこそです。
特に、2年前の入れ替え戦を戦ったメンバーには、この先ずっと感謝の気持ちは忘れません。
あなたたちが頑張ってくれたおかげで、「昇格」という夢を見続ける事ができてます。
今までありがとう。
本当にお疲れ様でした。
2014/12/27(土) 20:08:25 | URL | レディースファン #-[ 編集]
レディースファン様
今年はトップもレディースも、ちょっと言い方はナンだけど退団者がある意味“豪華”な顔ぶれで本当に寂しい限りですね。
ただ、これも勝負の世界の宿命であり、クラブがより強くなっていくための“新陳代謝”と割り切るしかないと思います。
それにつけても大原時代からの3選手に関しては、ホームでも声出しサポが皆無だった大原時代を思えば、パルセイロに移管してからの5年間は「応援される事の幸せ」を実感できた充実した日々だったんじゃないかと思い、彼女達にそんな幸せを与えられた我々としても悔いなく送り出してやれるんじゃないかと思っています。
2014/12/29(月) 10:55:28 | URL | ぼー #-[ 編集]
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