ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
201706<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201708
countdown
プレナスなでしこリーグ2部2015開幕戦 vsアンジュヴィオレ広島(+トップ試合雑感)
楽しみにしていたプレナスなでしこリーグ2部の2015年シーズンも遂に開幕!
この日を心待ちにしていただけにワクワクしながら南長野に向かうと、今までは開場前に待機列なんてできた事が無かったのに、やはりフル代表デビューを果たした#10横山久美選手や新スタジアムの効果か、開場直前には2番ゲート前から伸びた列が外周デッキからビクトリーロードの付け根付近まで達しており、今年のレディースに対する注目度の高さを実感する。
s-P3290003.jpg

そしてスタンドに入ると、ゴール裏には先日のトップの試合と同様にチームを退団した選手達のダンマクが張られており、2010年から始まったパルセイロ・レディースがこつこつと積み重ねてきた5年間の歴史をしみじみ感じるんである。
s-P3290008.jpg

この写真ではちょっと引きすぎて文字が判読できないものもありますが、苦しい時代を支えてきた選手達に敬意を表し、この場を借りて“ご列席”のOG選手を紹介させていただきましょう。(向かって左側より・敬称略)

重政絵、卯木真緒、高橋萌夏、濱垣香菜(背番号14番時代)、北川みなも、松本あずみ、浦崎優香、篠原志穂子、山下真弓、小松美里、桧物千穂

大原学園から移管された直後のレディース黎明期には選手ダンマクはほとんど無かったので必然的に去年まで在籍していた選手のものが多くなった感じだったが、それでもこうしたダンマクを見ると感慨深いものがある。
特に大原時代から長く長野でプレーしていた山下真弓選手は、今日はベンチ入りこそ叶わなかったものの対戦相手のアンジュヴィオレ広島に所属して今日も長野に来ていたので、感慨もひとしおだったんじゃないだろうか。
またオフィシャルガイドブックの名鑑をチェックすると、何人かのOG選手をなでしこ2部やチャレンジリーグのチームに見つけており、そういった選手が長野での経験を活かして現在所属のチームでも頑張ってほしいと心から願っている。

さて、今年は本田監督が「進退をかける」と明言してまで本気で昇格を狙いに行く大事なシーズンとなるが、積極補強で戦力も充実した新生・レディースがお披露目となるこの試合でどんなパフォーマンスを見せてくれるか、その注目の試合の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 4(2-0・2-0)0 アンジュヴィオレ広島
s-P3290018.jpg

エンドを変えてホーム側に攻める形となった前半、ウチのキックオフで幕を開けると最初から積極的な攻撃を仕掛け、早くも前半3分に#10横山久美が右サイドを突破して中央に切れ込み豪快にシュートを決める、いかにも横山らしいゴールで記念すべき今シーズン初得点をゲット!
s-P3290024.jpg

その後は広島の堅実な守備もあってなかなかチャンスを作れずにいたが、それでも全ての選手が積極果敢にきびきびと動き、ボールもスピーディーに回る小気味よい展開に、見ているこちらも思わず試合に引き込まれていく。
そして前半も終わりに近づいた40分、#19齋藤あかねからの絶妙なスルーパスを#10横山久美が受け、中央突破でゴールに突き刺し2点目。
前半のうちにもう1点欲しかっただけに、最高の時間帯に最高の形で生まれたゴールにスタンドも大歓声。
そして見事なゴールを決めた2人はゴール裏に行き、横山のスパイクをひざまずいた齋藤が靴磨きする心憎いばかりのパフォーマンスを見せた。
今後パルセイロ・レディースの大きな武器となりうる齋藤~横山の強力ホットライン誕生の瞬間だ。

この勢いは後半になっても衰えず、早くも後半10分に縦方向への素早いパス回しから#10横山久美が決めてハットトリックを達成すると、その10分後にはそれまで再三にわたり効果的なパスを出して攻撃を演出してきた#19齋藤あかねが渾身のミドルシュートを突き刺してダメ押しの4点目をあげ、守っても去年より格段に安定したディフェンスラインが広島の攻撃を危なげなく封じて、新生・南長野総合球技場のクラブとしての記念すべき初勝利をこれ以上ない最高の内容で飾る事ができた。

それにしても、今日の試合は本当に面白かった。
佐々木則夫代表監督が視察に訪れた“御前試合”でハットトリックという結果を出して代表入りを猛烈にアピールした横山選手の活躍もさることながら、それ以上に驚いたのが齋藤選手の能力の高さを思わせるボールさばき。
前評判も高い選手で自分もかなり期待しながら見ていたが、今までのウチにはないような動きや球出しでレディースのサッカーの質をグッと引き上げてくれるような期待以上のプレーだったし、見事なミドルシュートを決めて得点能力のあるところも見せてくれた。
今後、齋藤選手と他の攻撃陣との連携が深まってくれば、横山選手に偏っていた得点パターンも大きく広がってくるだろう。

またこれら得点者以外の選手も、一人ずつ挙げていったら書ききれなくなるくらいそれぞれが自分の持ち味を十分に発揮してノビノビとプレーしており、たまにパスミスや連係ミスなどは見られたものの、ほとんど全てのプレーに選手達の明確な意図が感じられたのでそんな小さなミスは気にならず、何より選手達に迷いや躊躇が無く絶えず思い切って前へ前へと向かう姿勢を見せてくれたので、90分間ずっとワクワクしっ放しだった。
対戦相手の広島も決して弱いチームには見えず、攻守に堅実なプレーを見せてなかなかの好チームという印象で、おそらく去年のウチの戦力と戦いぶりだったらもっと拮抗した試合になっていたと思われ、新戦力の能力の高さや既存選手の成長が十分に感じられた。

最初の2試合を見た限り動きに迷いが見られ思い切ったプレーができずに悩んでいるトップの選手達は、現状打破のためにも今日のレディースの試合を見て参考にしてほしい・・・と、そんな事を真剣に思ってしまうくらい素晴らしい内容だったと思う。

そしてもう一つ、今日は1,561人というレディース創設以来最多の観客数を記録したのも嬉しかった。
レディースはゴール裏以外はメインスタンドの下層階しか開放しない事もあるが、そのメインスタンドが満員に近い観客で賑わう光景は、そこだけ見ていると女子サッカーの2部の試合とは到底思えない。
ちなみに他会場の動員数を見てみると、2部はウチ以外で最多だったノジマステラ-JSCレディース戦(784人)の倍近くで、1部でもゴールデンカードである浦和-神戸戦の3,878人は別格として、それ以外の最多である湯郷-狭山戦の1,532人を抜いて堂々全国2位の大記録!
s-P3290031.jpg

今日は開幕戦だったからある程度の“ご祝儀相場”もあるとは思うが、それにしてもこの数字は女子サッカーとしてはかなり大きなものだし、初めてレディースの試合を見に来た方々も今日の試合でパルセイロ・レディースや女子サッカーの魅力を十分に感じてもらえたと思うので、昇格と共に今年のレディースが掲げている、平均観客動員800人以上という女子サッカーの2部としてはかなり思い切った目標もクリアーできるんじゃないかという期待も生まれてきた。

そんな訳で、今年のレディースに確かな手応えを感じ「こりゃ本当に昇格しちゃうかも・・・」なんて期待を大いに抱かせる会心の試合だったが、まだリーグは始まったばかりだし、日程表を見ると浮かれている気持も引き締まってくる。
次節はスフィーダ世田谷、その次はノジマステラ神奈川相模原と昇格を狙う直接のライバル2チームとのアウェイ戦が続き、更にその後に佐久で行われるホームゲームも強豪の日体大が相手という事で、次週から早くも第1クールの大きな正念場となる3連戦を迎え、ここをどう乗り切るかでレディースの真の実力と目標達成への道筋が見えてくると思う。
選手達は今日の快勝に浮かれる事なく気持ちを引き締めて、でも強敵相手でも絶対に勝てるという自信を持って堂々と戦い、この山場の3試合で一つでも多くの勝ち点を取ってきてほしいと願っている。
s-P3290038.jpg


そして・・・

明治安田生命J3リーグ2015第3節@静岡県・藤枝総合運動公園サッカー場
藤枝MYFC 0(0-1・0-0)1 AC長野パルセイロ

トップチームにとって大の苦手である藤枝との試合は、前半22分に#13勝又慶典が取った虎の子の1点を守り抜き嬉しい今シーズン初勝利!
戦前の情報によると今節は#2松原優吉も負傷離脱で守備面に大きな不安があったが、そんな中で曲者・藤枝を完封したのは大きかったし、スタッツもシュート数19-6、コーナーキック8-1と相手を大きく上回っており、数字を見る限りでは前節までの試合に見られたような攻撃面での積極性の無さが改善されたようで、とにもかくにもようやく悲願達成に向けての“初めの一歩”を踏み出せてホッとした。

トップの次節は南長野にFC琉球を迎えての一戦。
琉球といえば薩川監督・小湊コーチを始め元パルセイロ戦士が多数在籍しており、そんな面々が見違えるほど立派になったスタジアムでプレーするのを見るのが楽しみだし、それ以上に今日の勝利で気持ちが少し楽になったであろうウチの選手達のプレーが最初の2試合からどのくらい改善されたかにも大きな期待を持って見てみたい。
今度こそ納得の内容でスカッと快勝し、レディースに先を越された新生・南長野での初勝利を果たして勢いを付けていきましょう!
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
レディース開幕戦勝利!
レディース開幕戦、観客から試合内容まで、本当に何から何までぼーさんのおっしゃる通りの素晴らしい勝利でした。
なので、特にコメントする必要は無いんですが、印象に残った本当に個人的な感想なんですが、どうかお目汚しご容赦下さい。
一、今までトップの応援しかしていなかった方が、遂にレディースの試合にも来てくれました。TVのなでしこJAPAN・横山効果は本当に凄いです。
二、そのスーパーエースと齋藤さんのゴールパフォをかぶりつきで見れたおかげで、今でもテンション高いです(笑)
三、ゴール裏から見る背番号「7」の安定感といったらもう。MOM、個人的には高血圧おっさんの心臓にも優しい坂本選手にあげたいです(笑)
四、途中出場した#27中村選手が14歳・中学2生だったとは……。シュベスターからの記念すべき昇格第一号という事ですが、これまたおっさん的には昨日一番の衝撃は彼女です。
五、レディースバッジくじ、当たりが出た後でも売れに売れて開始前にもう完売。万が一売れ残ってたら、おっさんが全部買うたるでぇって思ってたから、まぢでホッとしました(笑)
六、降りそうで降らなかった雨。レディースの晴れ女っぷりは今年も健在です。
と、本当にしょーもないコメですが、それだけ結果は勿論、何より内容が良かったって事なんです。
ただ、今年はレギュレーションの変更もあり、昨年よりもずっと厳しいシーズンになるのは間違いないと思います。
レディースチームが、長いシーズンをしっかり走りきれるよう、微力ながら応援し続けるだけです。
頑張れ、パルセイロ・レディース!!
2015/03/30(月) 21:03:29 | URL | レディースファン #-[ 編集]
レディースファン様
おー、あの靴磨きパフォーマンスをかぶりつきで見られたとは羨ましい限り!!
そして坂本選手、いいですね~。
決して派手なプレーヤーではないけど、素早い動きでスッと危ない場所に寄ってきてピンチを未然に防ぐ“気の利いた”カバー力は見事でした。
田中・矢島両選手のプレーも安定感が増してきたようだし、今までウィークポイントだった守備力もこれで大幅にレベルアップですね。
更に中村選手、まさかシュベスター所属の中学生だったとは驚きです。
確かに言われてみれば他の“お姉さん”達に比べて体の線は細かったけど、それ以外は中学生とはとても思えないような落ち着いたプレーでしたね。
この1試合だけで浮かれるのは早すぎると思うけど、あれだけの試合を見せられたらこちらも“ソノ気”になっちゃいそうです。
本文でも書いたように早くも来週から試練の3連戦となりますが、このチームなら必ずや期待に違わぬ結果を持ってきてくれるものと信じてしっかり応援しましょう!
2015/03/31(火) 21:43:05 | URL | ぼー #-[ 編集]
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.