ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスなでしこリーグ2部2105第12節 vsノジマステラ神奈川相模原(+トップ試合雑感)
パルセイロ・レディースにとって第2クール最大の山場がやってきた。
シーズン開幕前は昇格の最有力候補だった現在2位のノジマシテラ神名川相模原は、前節で福岡に10-0と爆勝し、また“ヤングなでしこ”として注目される#20田中陽子選手も得点ランキングで2位まで上げてきたなど勢いをつけてきているし、何より前回のウチとの対戦で『一人の選手によるシュート6本で6失点』という伝説的悪夢を自分達のホームでやられた屈辱を晴らさんと、並々ならぬ決意を持って挑んでくるだろう。

一方、ウチとしてはここで勝てばノジマとの勝ち点差は9まで広がって優勝争いをかなり優位に進める事ができるが、逆に負ければその差3の“1ゲーム差”まで詰められる訳で、余裕がなくなった状態で後ろから突っつかれるプレッシャーを感じながらまだまだ多い残り試合を戦うのはかなりシンドいので、ここは何としても勝っておきたいところ。

今月は1部がワールドカップブレイクで試合がないため、日本の女子サッカーでこの日一番注目される、今年の優勝の行方を大きく左右するであろう大事な一戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 6(1-0・5-0)0 ノジマステラ神奈川相模原

ノジマはチャレンジリーグ参戦初年度の一昨年と去年共にウチとは別グループで、直接対決は2年連続アウェイ戦だったので、自分が実際にノジマの試合を見るのは今日が初めてだったが、さすがは優勝候補だけあって他のチームとは1ランク上の攻撃を仕掛け、特に積極的なサイドチェンジでピッチを広く使ってのサイドアタックはなかなかの脅威だった。
しかし、ウチの守備陣もこのあたりの仕掛けにはしっかりと対応してゴール前で相手を自由にさせず決定機を作らせない。

一方のウチは#10横山久美を中心に縦への早い攻撃で突破を図るが、ゴールエリア内では相手DF陣が人数をかけてシュートコースを塞いでおり効果的なシュートがなかなか打てず、両者の持ち味を生かしたスピーディーな攻防が繰り広げられる首位攻防戦らしい緊張感ある展開だった。

そんな均衡を破ったのは前半29分、#10横山久美のサイドアタックから折り返したボールを#14泊志穂がドンピシャ合わせてゴールネットに突き刺した。
怪我でベンチに入れない試合が数試合続き、復帰戦となったこの大事な試合で前回の対戦に続いてまたしても先制ゴール!
これで泊選手はノジマ戦通算7得点目で、その大当たりぶりはまさに『ノジマキラー』!!
きっとノジマステラのサポやスタッフは『泊』という文字がトラウマとなって、出張か何かで「今日はお泊りですか?」なんて聞かれたら卒倒してしまうだろう。(←んなワケねーだろ!)
逆に泊選手は、バカ当り過ぎて気味が悪いので、今度お祓いも兼ねて家電品をノジマさんで購入しておいた方がいいかもしれない。
あ、長野市にはノジマの店は無いから遠征の時にでもね。一応店舗案内貼っとくから。(←余計なお世話じゃ!)

と、そんな浮かれた気分になっていたのも束の間、先制から僅か4分後に相手がサイドからフリーでゴールエリア内に斬り込んできたところを堪らず後ろから倒してしまい痛恨のPK献上。
これでまた振り出しに戻るか・・・と思っていたが、相手のキッカー#20田中陽子のボールに#1池ヶ谷夏美が素晴らしい反応を見せてスーパーセーブ!
更にそのすぐ後に襲ってきた鋭いシュートも横っ飛びで跳ね返す超ウルトラスーパーグレートワンダフルビッグミラクルセーブ!!!!(←どんだけ~!?)
この2度にわたる絶体絶命のピンチを我等が守護神が持ち前の類まれなる反射神経で凌ぎ切った。

第1クールにけちょんけちょんにヤラれた同じ選手に先取点を入れられ、しかもその直後に回ってきた千載一遇の大チャンスをモノにできない・・・と、これはノジマにとっては相当に精神的ダメージが残り、逆にウチとしてはイケイケな気分となった事だろう。
後半になるとウチの動きが圧倒的によくなり、後半10分に#10横山久美がお得意の中央突破で追加点を取り流れを完全にこちら側に引き寄せると、25分には再び横山がプレスに力の無くなった中央を再び切り裂いて試合を決定づける3点目。
更にその2分後の26分には横山が持ち込んで相手をひきつけフリーになった#19齊藤あかねにパスを送り、それをミドルから豪快に決めて4点目、33分には完全に足が止まった相手DFをあざ笑うかのように“ノジマキラー”#14泊志穂がノビノビとドリブルで快走しフリーで決めて5点目。
そして締めは36分、#10横山久美のニアに蹴ったコーナーキックを#2田中菜実が飛び込んでエビ反りの態勢で後頭部に合わせるアクロバティックなゴールが決まって、取りも取ったり6点目。

戦前は相当厳しい戦いになる事が予想されたのに、終わってみれば奇しくも前回の対戦と同じ6-0というスコアでの大勝利!
他会場ではASハリマと日体大の上位陣直接対決が引き分けで星の“潰し合い”をやってくれたおかげで全てのライバルチームをまた一歩引き離し、何もかもが“出来過ぎ”と思えるくらい最高の結果を得る事ができた。

この試合を見て自分が一番強く感じたのは、「ウチの選手って、いつからこんなに球際に強くなったんだろう?」という事だ。
ノジマの正確なサイドチェンジやキレのあるスピードにもウチの守備陣は振り回される事なく冷静に対応できていたし、1対1の場面でもウチの方が完全に勝っていたし、セカンドボールもウチが納める方が多くて、あれだけの実力者を相手にしていながら例のPKの場面以外では不思議と点を取られる気がぜず、前半は少し押し込まれてハラハラしたけど後半は大船に乗ったような気持ちで試合を見守る事ができた。
また、DF陣だけでなく横山選手や齊藤選手、そして途中出場の#11橋浦さつき選手など攻撃陣も守備に対する高い意識を見せており、まさに一人のスーパースターの活躍ではなくチーム全員の素晴らしい働きで掴み取った価値ある完封勝利だ。

きっと選手達は、この試合を優勝を決める天王山ととらえ、しっかり対策を立ててみっちり練習し、並々ならぬ決意と大きな自信を持って臨んだのだろう。
今日のウチの選手達の動きを見ていると、大げさではなく先日南長野で行われたなでしこJAPANの選手達の動きと重なって見えた。
当然ノジマも「ここで負けたら優勝は絶望的」と強い気持ちで臨んできたと思うし、地元から大勢のサポが駆け付けた事からもその決意が伝わってきたし、もし前半のPKを決められていたらノジマの実力からいって違う流れになっていたかもしれないが、そんな相手を圧倒したチームのパフォーマンスに大きな拍手を贈りたい。

これでウチと2位のノジマとの勝ち点差は9に、3位日体大とは11まで広がり、最大のライバル2チームの自力優勝の芽を摘んだ格好となって、こうなってくるともう優勝は決めたも同然!・・・と思ってしまうが、リーグ戦はまだ半分以上残っているし、まだまだ手を緩めてはならない。
確かに数字的には相当余裕が出てくるが、これから夏場の厳しい季節を迎える中で、気持ちが緩んで主力選手に怪我でも出てしまったら足元をすくわれる可能性だって無いとは言えない。
とにかく、ここから先は怪我や体調不良などが最大の敵になってくると思うが、幸い2部リーグもここから3週間の中断期間があるので、この間を利用して選手達はもう一度気持ちを引き締めてコンディショニングをしっかり行い、一人の脱落者も出さず残り試合を全勝で走り抜けてほしい。


そして・・・・

明治安田生命J3リーグ2015第15節@東京都・町田市立陸上競技場
FC町田ゼルビア 2(1-0・1-0)0 AC長野パルセイロ

レディース同様、トップも第2クール屈指の大一番となったこの試合は、なかなか勝ち点を伸ばせず後がなくなった町田の底力に屈した形となってしまった。
美濃部監督のコメントによるとウチも何度かチャンスがあったようだが、そこを決め切れなかったのは去年からのウチの弱点であり、また崖っぷちに立たされた町田の気合の表れだろう。
第1クールの富山戦もそうだったが、こういった追い込まれた相手の底力を跳ね返し抑え込む事ができないのが何とももどかしいが、いくら悔やんでも失った勝ち点は戻ってこないし、ここは気持ちを切り替えて前を見て進んでいくしかないだろう。
首位を走る山口は今日も複数得点の快勝で勝ち点を伸ばしてウチとは再び5ポイント差まで離されてしまったし、3位の町田との差も3ポイントに縮まってしまったが、まだ第2クールが始まったばかりなので今は勝ち点差を云々するより目の前の試合を確実に勝ってポイントを積み重ねていく事が重要だ。
次節はガイナーレ鳥取が相手という事で厳しい対戦が続くが、今度はホーム・南長野で試合ができるので、ここは何とか地の利を生かして難敵との試合を勝ち切り、再び態勢を立て直して今後につなげてほしい。
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コメント
この記事へのコメント
チーム力
正直、引き分けでも良いと思ってたのに、まさか前節と同じ大勝を収めるとは……。
世界で一番パルセイロ・レディースを過大評価してる(と自負する)おっさんでも、この結果は予想もしてませんでした(笑)
たら・ればが無意味なのは承知ですが、PKを与えたプレーがレッドだったり、池谷選手の神セーブが無かったら、最悪の結果だって有り得た筈です。
それを、最悪どころかこれ以上望むべくもない最高の結果を引き寄せたレディースチームに、最大限の拍手を贈りたいと思います。
全得点(2得点4アシスト)に絡み、今回も入場料以上に魅せてくれたスーパーファンタジスタ。
おっしゃる通り悪夢再び強烈なトラウマを刻みつけた俺らの「泊ゴール」。
日本の女子選手の中では規格外のシュートを放つ百獣の女王。
カテナチオばりにゴールに鍵をかけ続ける、守りの神と頼もし過ぎるDF陣。
1500というキレも憶えも良く、レディース史上最多をまたも更新する大勢の観客の皆さんも、結果・内容ともこれ以上無いってくらい満足された事でしょう。
という訳でこの試合のMVPを選ぶのは本当に難しいですが、個人的には、泊・橋浦という2大スピードスターをこの大一番に間に合わせた、采配やスタッフ含めたチームの総合力を挙げたいと思います。
ノジマとの前節では、泊選手は勿論、1点リードの後半から怪我の横山選手に替った橋浦選手が大活躍しました。
二人のスピードを生かしたカウンターが、前がかりになった相手に本当に良く効いてました。
今だから言えますが、先週の佐久での試合、ベンチに入れなかった二人がスタンドで仲良く並んでる姿を見た時に、ノジマとの決戦の為に温存したのでは……と思いました。
2点リードした時点での橋浦選手の投入により、この予想もしなかった結果が、実は事前の入念な準備によりもたらされたものだと思うと、レディースのチーム力に脱帽するばかりです。
少しでも勝率を上げる為に、試合の前には本当に凄い事をやってるんですね。
その結果、本来なら紙一重になる試合を前節も含めて2連続大爆勝した事で、我がパルセイロ・レディースが今季、優勝するに最も相応しいチームであると証明したと思います。
後はこの調子を中断後も引き続き持続して、最後までしっかり走りきる事を願うばかりです。
頑張れ、パルセイロ・レディース!!
更にビックニュースで、我らが本田監督がなでしこJAPAN戦の解説に!
本田監督の実績と経験からすれば至極当然の事ではありますが、長野のチームからまたもや全国ネットとか凄過ぎです。
なでしこJAPANも本田監督も頑張って下さい。
そしてこれは同時に、近い将来のある一つの布石じゃないかと……、邪推し過ぎですかね(笑)
2015/06/08(月) 21:28:19 | URL | レディースファン #-[ 編集]
レディースファン様
自分もこの試合は最悪ドローでもいいかな?・・・なんて思っていましたが、いやはや今年のレディースは常に我々の予想のはるか上をいっています。
おっしゃる通りあのPKを決められていたら流れが変わっていたかもしれませんが、でも、あのPKを与えてしまった場面以外ではいくら押し込まれていても最後のところでは結構余裕をもって対処できていたように感じていたので、不思議と点を取られる気がしませんでした。
野口選手が一発レッドにならなかった事(あれは悪質な妨害行為ではないのでイエロー止まりで正解だと思いますが)や相手のシュート精度が悪かった事など助けられた部分もありましたが、去年までのウチならあれだけ左右に振られ鋭い攻撃を仕掛けられたら受け身に回ってバタバタしてしまうケースが多かったけど、あの試合では“受け身”ではなく“受けて立つ”といった感じで選手全員が自信と確信に満ち満ちたプレーをしており、まさにチームとしての綿密な分析と入念な準備が産んだ会心の無失点劇だったと思います。(個人的には6得点より無失点勝利の方に大きな価値があると思いました。)
両スピードスターに関しては、泊選手はまだ足のテーピングが痛々しく橋浦選手は試合後ロッカーに引き上げる時に足を引きずっていたので、両選手ともまだまだ万全なコンディションではないと思いますが、そんな中で泊選手は2得点、橋浦選手は本職の攻撃以外に相手のスピードあるサイドアタックを軒並みブロックする活躍を見せるあたりはさすがです。
これで2部もしばらく試合が無いので、両選手ともしっかり怪我を治して、再開後には万全の体調で再びピッチ狭しと駆け回る元気な姿を見せてほしいですね。
最後に本田監督の件、自分も同じ“邪推”をしております。(苦笑)
時期的にもそろそろ何か動きそうなタイミングだし、元々が地方のいちクラブに収まるようなスケールの人材ではないので、W杯解説出演の話を聞いた時は「おっ、フジテレビさんもBSでなでしこの番組やってるだけあって見る目あるね~」なんて嬉しさもある反面、かなり心の中がザワついている部分もあります。
ただ、ここで色々心配していても仕方がないので、ここは素直になでしこJAPANの活躍と本田監督の解説を楽しみたいと思います。
ちなみに自分は、リアルタイムで観戦できない試合はたとえW杯といえども録画して後で見る事はしない主義ですが、今回は事前に結果が分かっていても本田監督の解説が聞きたいので、日本戦は全て録画する予定です。(笑)
2015/06/09(火) 15:19:40 | URL | ぼー #-[ 編集]
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