ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスなでしこリーグ2部2015第21節 vs日体大FIELDS横浜
今日から来週水曜日まで5連休のシルバーウィークに突入!
その初日は、横浜のニッパツ三ツ沢球技場までなでしこリーグを見に行ってきた。
この遠征は春先の日程発表から決めていたもので、その時は「この試合が優勝の行方を決める大事な一戦になる事は確実だし、きっと緊張感漂うシビれるゲームになるだろう・・・」なんて思っていたが、いざその時になってみればウチは3位の日体大を大きく引き離して優勝までカウントダウンが始まろうかという状態で、自分も3年前のJFL・Y.S.C.C.戦以来2度目の三ツ沢来訪を楽しみにしつつ、「面白い試合になればいいな」なんて気楽な感じで現地入りした。

強烈な日差しと長野より少し湿度を感じる、久々に真夏を思わせるような天候の中で行われた、第3クール初っ端の強豪対決3番勝負のトリとなる大事な一戦、その結果は以下の通り。

日体大FIELDS横浜 7(4-0・3-0)0 AC長野パルセイロ・レディース

この試合、序盤は“低調”とまではいかなくとも両者共に決め手に欠け少々おとなしめな試合運びだったが、20分過ぎにとった給水タイムが明けてから流れがガラッと変わった。
日体大が積極的に前へ仕掛けてウチの守備陣がバタバタし出してくると、前半27分・28分・32分と立て続けに相手のエース#9植村祥子に決められる。
しかも、3本とも中央からのスルーパスで見事にウチのラインの裏を取ってフリーで打たれたもので、2本目と3本目のゴールはまるで1本目のリプレイを見ているんじゃないかと思うくらい全く同じパターンでやられたもので、悔しいというより何だかキツネにつままれたような呆気にとられた感じだった。

それでもまだ前半も途中だし、ここから1点ずつ返していけば何とかなる・・・と思っていたが、3失点目から僅か2分後、こちらも植村選手に負けず劣らず目立つ動きを見せていた#5石井千晴のグラウンダー気味のミドルシュートがスーッとゴールに吸い込まれて早くも試合を決定付ける4失点目。
これはおそらくゴール前の混戦がGKにとってブラインドになっていたようで、ウチにとっては不運な形のゴールではあったが、相手にしてみれば首位のチームに「してやったり」のスルーパスからのゴールが3本連続で決まってイケイケ状態だったから、もう何をやってもうまくいく感じだったのだろう。

そして、こうなってしまってはさすがに気持ちが強いウチの選手達も流れを止める事が出来ず、後半も7分には#23島村友妃子にまたしても裏を取られて5失点目を許し、23分には#10櫻井麻友佳のロングシュートが豪快にゴール左隅に突き刺さる、スタンド全体がどよめくようなスーパープレーで6失点目、更に34分にもハットトリックの植村に代わって入った#7後藤亜弥に振り切られてフリーで決められ7失点目と、まさにぐうの音も出ないほどコテンパンに打ちのめされてしまった。

今日の試合、自分は2失点目を喰らったあたりから「あ~、ウチもこの実力のまま1部に上がったら、来年はほぼ毎試合こんな失点シーンを見せつけられるんだろうな~・・・」なんて思いながら、デジャヴのような3失点目も割合冷静に受け止めて見ていた。
今日の試合のゲームシートの一番下にある得点経過を見てもらえば一目瞭然だが、シュートの前の動作がほぼ全て『中央-1』という表記であり、相手に決定力のある実力者がいると守備が後手後手に回って簡単に中央を突破されてしまうという、今のウチのディフェンス最大の弱点がくっきりと炙り出された形となってしまった。

また、攻撃面でもウチの課題がはっきり表れた。
エースの#10横山久美は相手守備陣に徹底的にマークされて自由にさせてもらえなかったが、それならマークの薄くなった周りの選手が積極的に仕掛けていけばいいものを、ボールをいいところまで持っていくと必ず横山選手を探してスローダウンしてしまい、わざわざ敵の数が多い所へパスを出す傾向を自分は前々から気にしていたが、今日はかなりの劣勢で気が急いて周囲が見えなくなっていたせいか、その傾向が顕著に感じられた。
これには当の横山選手もかなりイライラしていたようで、ある場面で某選手に「前が空いてるのに何で自分で持っていかないの!?」とスタンドにもはっきり聞こえる声で怒鳴っていたが、まさにその通り。
確かに「横山選手に渡せば何とかしてくれるだろう」とボールを託したくなる気持ちはよく分かるが、彼女だってスーパーマンじゃないんだから2人も3人もマークがついているところにボールを渡されても困ってしまうし(それでも何とかしてしまうところがあるのが彼女の凄さでもあるけど・・・)、当人は決して自分のところにボールが来ないと機嫌が悪くなるような“王様タイプ”のスタンドプレーヤーではないのだから、周りの選手もあまり横山選手に気を遣わず自分から積極的に仕掛けていってもらわないと、いつまで経っても“横山頼み”から抜け出せない。

という訳で、わざわざ横浜くんだりまで来て今までの快進撃が嘘のような見事な負けっぷりを見せつけられたが、別に強がりでもなんでもなく、自分は「行ってよかった」と大変満足している。
ウチもこのまま負け無しで優勝まで突っ走っていくに越した事はないが、これで「1部でもやれる」と変な自信が出て強化が中途半端になってしまう前に、実力者にガツンとやってもらった方が有意義だろう。
もちろん、そういった先の事ばかりではなく目の前の試合をしっかり勝ち切って実際に優勝するのが今は何よりも重要であり、選手達は完敗を喫したスフィーダ戦の後に気持ちを切り替えて次のノジマ戦で快勝したように、今日の試合も出てきた課題をしっかり受け止めつつも、いつまでも負けを引きずらずに次の試合の勝利に向けて頑張ってほしいものだ。

そして相手の日体大についても、植村選手やほぼ全てのゴールに絡んだ#22平田ひかり選手を始め、敵ながらとてもハイレベルで思わず「上手いっ!」と唸らされるようなプレーを随所に見せてくれたし、どんなに点差がついても手を緩めず攻め込む姿勢にはむしろお礼を言いたいくらいで、大差が付いた割には最後までダレる事無く試合を楽しませてもらった。
また試合以外でも、スタンドに陣取った控え部員が次々繰り出す、新旧取り混ぜたJポップの替え歌チャントが、なんだか女子高生のクラスマッチの応援歌みたいなノリでとても微笑ましかったし(試合中、目はもちろんピッチを向いていたが、耳はウチのゴール裏ではなく日体大の応援に全神経を集中させていた事はナイショにしておこう・・・)、ハーフタイムに行われた日体大チアリーダー部のパフォーマンスは「さすが一流大学のチアーだ」と感心させるキレのある演技だったし、試合終了後は選手だけでなくチアー部員も全員でパルセイロのベンチ前に並んで丁寧に挨拶して長野から駆け付けたパルサポから喝采を受けたりと、マイナーリーグならではのほのぼのとした光景を大いに満喫し、清々しい気持ちで帰路に就くことができた。

さて、レディースの次節は第1クールに唯一ウチから勝ち点を奪った福岡J・アンクラス、その次は攻守に粘り強さを見せる難敵・ASハリマアルビオンと続いていくが、いずれもホーム・南長野で行えるのはウチにとって有利な事だし、何とか今日の惨敗からチームを立て直してほしい。
とにかく、周りは「優勝だ!昇格だ!」と日に日に期待が高まってチームを煽ってくるが、そんな声に踊らされる事無く目の前の試合に集中して、しっかり勝ち点3ずつ積み上げていきましょう!

【 追記 】
ところで、今日素晴らしい活躍を見せてくれた#9植村選手や#5石井選手などは4年生という事で今シーズンで卒業となる訳だけど、進路の方はもう決まったかな?
もしよかったら来年はオレンジ色のユニを着て、南長野の素晴らしいスタジアムで我々と一緒に1部の試合を戦いませんか? ナンチャッテ。。。
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コメント
この記事へのコメント
こういう状況だからこそ
遠征お疲れ様でした。
結果を見た時、大量7得点爆勝・万歳……。
かと思いきや、え? 逆、ウチの負け……、しかも0-7で……。
本当に信じられなかったです。
先週ノジマ相手にあれだけ良い試合をしたのに
、3人くらい退場者でも出たかと思いスタッツを見てもそうではないし、どうやら本当に力負けしたという現実を知って、しばらく呆然となってました。
ぼーさんのレポートを拝見し、ようやく現実を直視した次第です。
せっかくの横浜、結果は残念でしたが、ぼーさんに行って貰って良かったです。
それにしても、つい3年前まではこの結果が当たり前だった事を思えば、レディースの進化の度合いが尋常じゃない事が、今更ながら実感させられます。
ところで、U17W杯優勝した高倉監督がおっしゃてましたが、「女性、特に若い選手達は、昨日出来てた事が、なぜか今日は出来なくなる事がある」そうです。
男子に比べ、女子チームの方がやっぱり波があると思うし、体調やメンタルにもより左右される事は、決して偏見では無く、そこがまた魅力のひとつだと、おっさんなどは思ってますが。
まあいずれにせよ、圧倒的な実力差がなくても、一つ歯車が狂えばどんな状況にだってなり得るという事です。
気持の切り替えは勿論必要ですが、この際だから選手同士でしっかり話し合って、主力を怪我で欠く今のチームでどう戦うか、はっきりとした意思統一をして欲しいと思います。
今こそチームを一つに、頑張れレディース!!
余談ですが、日体大の植村選手は、おっさんもずっと目を付けてました。
本田監督のカリスマでなんとか~とか思ってましたが(笑)、日体大は来季からOBやプロ選手も所属可能になるそうですから、恐らく日体大の主力級はINACあたりからオファーでも来ない限り、卒業後も日体大でしょうね……ガクブル。
だからやっぱり、プレッシャーをかける訳じゃないけど、ここまで来たら、なんとしても今季昇格を果たしましょう。

2015/09/21(月) 19:52:38 | URL | レディースファン #-[ 編集]
レディースファン様
いや~、なかなかいいものを見せてもらいました。。。
本当にこれまでの快進撃を思うと信じられないような大敗でしたが、あれは完全な力負けというより、ちょっとした“ボタンのかけ間違い”を修正する間もなく立て続けに同じパターンで失点してパニックになってしまった・・・といったところでしょうか。
確かにあの試合の日体大の動きは素晴らしく、全体的にウチの選手達が付いていけないところがあったのも事実ですが、そんなに深刻になるようなものじゃないと自分は楽観視しています。
そういう意味では、コメントに書かれている高倉監督の見解は的を得ているところがあると大いに納得しました。
もちろん、チームとしては全く同じパターンで失点した事態を重く受け止めてしっかりとした対策を立ててほしいけど、あまり悲観的になったりせず、今まで通りのレディースらしい思い切ったプレーを取り戻してほしいと願っています。
それにしても、植村選手は本当に存在感があって素晴らしい選手ですね。
あんな選手がウチに来てくれたらどんなに嬉しいかと思うけど、残留するなら今後も日体大チームを引っ張って頑張ってほしいものです。
2015/09/23(水) 21:20:11 | URL | ぼー #-[ 編集]
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