ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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第37回皇后杯2回戦 長野ラウンド初日
今年のなでしこリーグは既に全日程が終了したが、今日・明日と南長野で皇后杯の試合が2試合ずつ行われ、パルセイロ・レディースの他にも1部のチームの試合が一足早く見られるとあって、日程が発表されてからこの日が来るのを楽しみにしていた。
昨日の夜遅くトイレに起きた時(←歳なもので・・・)は風も強く大粒の雨が屋根を叩く音がして心配していたが、夜半に峠を越したのか、今日はメインスタンド下層階の上の方で見ている分にはほとんど雨粒が気にならないほどの小降りとなって一安心。
今シーズンは全体的に天気のいい日が多かったが、ここにきて新生・南長野の屋根の恩恵を受ける事ができた。

そんな中で行われた長野ラウンド初日2試合をざっと振り返ってみましょう。
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【 第1試合 】
ベガルタ仙台レディース 3(0-0・3-0)0 JAPANサッカーカレッジレディース

今年のなでしこリーグ1部のレギュラーシリーズ3位、上位6チームで争う上位リーグで2位という好成績をあげたベガルタ仙台レディースに、2部最下位でチャレンジリーグに降格となってしまったJSCLが挑む第1試合。
仙台は中野真奈美・有町沙央里という大原学園OGの2選手は残念ながら帯同していなかったが、U-20日本代表にもなり高校生だった2009年に特別強化指定選手として半年ほど大原学園に派遣され長野でプレーしていた浜田遥選手がエースナンバーの10番を背負って出場。
大原在籍当時から身長は比較的高かったが、久し振りに見たら更にたくましい体格になったようで、7年間の成長ぶりが見られて何となく嬉しくなってくる。

そんな仙台に対して、JSCLはお得意のラインコントロールでどこまで相手の攻撃を封じる事ができるかがこの試合の見所でありJSCLの見せ場だと思っていたが、そんな自分の期待に応えるように、JSCLは格上相手にもしっかり自分達のサッカーを貫き、ポゼッション的には仙台に圧倒されながらも、ウチとの試合でも見せたコンパクトで粘り強い守備で対応し、アタッキングゾーンをしっかり固められた仙台は横パスやバックパスでお茶を濁すといったプレーが多く、自分は「仙台よ、これがしっかり守りを固めた時の2部チームの怖さだよ」とニンマリしながらも、どっかの男子チームのデジャヴを見ているようで少し複雑な気分にもなった。

という訳で前半はスコアレスとJSCLのゲームプラン通りの展開となり、後半に向けて「ひょっとしたら・・・」との淡い期待も出てきたが、その後半は開始早々のまだ落ち着かないところで速攻が決まって仙台が先取点。
しかし、その後もJSCLは全選手が必死に食い下がって連続失点を許さず、また前掛かりな相手の隙を突いて時折カウンターを仕掛けて仙台ゴールに迫るなど、なかなかの見せ場を作ってくれた。

結局、最後は少し運動量が落ちてきたところを狙われて後半39分と43分に連続失点して勝負は決したが、随所にJSCLらしさを発揮した予想外に見応えのある試合で、その大善戦にスタンドからも大きな拍手が沸き起こった。
そして“大善戦”といえば、パルサポにもお馴染みJSCLの一人サポ氏も、J1も経験して場慣れしているであろう仙台のゴール裏にも負けない声量で堂々と渡り合っていた姿が印象的だった。

【 第2試合 】
日テレ・ベレーザ 3(1-1・2-0)1 藤枝順心高校

今年のなでしこ1部チャンピオンの名門・ベレーザと、常盤木学園と並んで高校女子サッカーの超・強豪チームである藤枝順心のマッチアップは、自分の中では2回戦でも屈指の好カードとして楽しみにしていた。
ベレーザはご存知なでしこJAPANの岩清水梓選手こそ欠席だったが、リーグMVPの阪口夢穂選手を始めベストイレブンに選ばれた7名中5名が先発に名を連ねる準ベストメンバーともいえる布陣。
対する順心も、体格を見ても全体的にベレーザに引けを取らず女子高生とは思えない立派なものだったし、練習を見ても球回しの速さやテクニックなど下手な2部チームよりよっぽど上手い。

そんな両者の対戦は、早くも前半5分にベレーザが先制して「やっぱりさすがの順心も女王には敵わないか・・・」と思っていたが、その2分後に相手のお株を奪うような個人技からゴールを奪ってすかさず同点に追いつく。
この同点ゴールを決めた#10児野楓香選手は、決定力だけでなくトラップやフェイントなど足元のテクニックも非常に高く、ロビングボールを足でピタッと止めたかと思ったらルーレットの如くクルッと反転して相手を抜き去り、スタンドから「オーッ・・・」とどよめきが起こるなど、レベルの高い順心の中にあっても際立った存在感だった。
楓香ちゃん、卒業の暁には是非とも長野に来て、この素晴らしいスタジアムでプレーしませんか?(でもこのクラスの選手なら既にトップクラブがツバ付けてるんだろうな~・・・)

こうして試合が振出しに戻ると、その後は見応えある攻防が繰り広げられた。
ベレーザが阪口選手を中心にお得意の早いパス回しで攻め込むのは予想通りだったが、順心も決して受け身になる事無く堂々とした戦いっぷりで、フィジカルでもテクニックでも女王・ベレーザに引けを取らず、競り合いに勝って敵陣深く斬り込む場面もしばしば見られた。
もし2年以上前のウチが今の順心と対戦したら、間違いなくウチの方が軽くヒネられるであろうと思わせるような見事なパフォーマンス。
それにしても、常盤木といい順心といい、世の中にはスゴい女子高生軍団がいるものだ。

と、非常に面白い展開の試合だったが、後半12分に#9田中美南のゴールで勝ち越したベレーザが徐々に本領を発揮し始めて効率よくパスが回って相手を翻弄してくると、後半31分に再び#9田中が決めて突き放して勝負を決めた。
(それにしても、公式記録を見るとゴールに至るまでのタッチ数が非常に多く、こういったところに2部とのレベルの差を感じるんである。)

今日はまだ2回戦で実力的に大きな差があるチーム同士の対戦という事で、上位カテゴリーのチームが大差を付ける大味な試合になるんじゃないかと思っていたが、予想に反して2試合とも下位カテゴリーのチームが自分達の持てる力を思う存分発揮して、とても見応えのある面白い試合になった。
1部の実力を披露して勝利を収めた仙台とベレーザはもちろんの事、惜しくも敗れてしまったJSCLと藤枝順心の両チームにもナイスゲームを見せてくれた事に熱く感謝したい。
そして明日は、第1試合が1回戦でチャレンジリーグ覇者の常盤木学園を破った横浜FCシーガルズが浦和レッズレディースに挑むという、こちらもかなり興味深い一戦、そして第2試合は我等がAC長野パルセイロ・レディースがチャレンジリーグの静岡産業大学磐田ボニータを迎え撃つ。
レディースは今シーズン南長野での最後の公式戦という事で、とりあえずはホームタウン・長野のサポに有終の美を見せられるよう、レディースらしい元気全開のプレーでの快勝を大いに期待している。
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