ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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パルセイロ2015年シーズン総括~トップ編~
さて、昨日に引き続いてトップチームの2015年シーズン総括。
クラブも選手もサポーターも、パルセイロにかかわる全ての人達が待ち焦がれていた南長野の新スタジアムが遂に完成し、オフの補強も得点力不足という課題を克服するため攻撃面を中心に大々的に行って「今年こそは!」の期待を胸に迎えた今シーズンだったが、キャンプ中の練習試合で大黒柱#10宇野沢祐二選手の大怪我というショッキングなニュースが飛び込み、それで全ての歯車が狂ってしまったような、そんな辛く苦しいシーズンになってしまった。

エース不在で不安を抱えたまま開幕を迎える事となってしまったが、それでも第1クールは内容はピリッとしないながらもしぶとく勝ち点を拾い続けて9勝1分2敗という悪くない成績で乗り切り、12節の秋田戦では宇野沢選手も待望の復帰を果たす。
そして、これを機に上昇気流に乗るかと期待した第2クールだったが、頼みのエースは足が完治しない中での“見切り発車”だったのか実力の半分も発揮できず(今思えば、あと1ヶ月我慢して万全な状態で復帰していれば違った結果になっていたかも・・・)、またチーム全体を見ても第1クールの“だましだまし”的な戦いのツケが回ってきたのか、連勝が一度も無く5勝2分5敗と一気にペースダウン。
特に20節のアウェイ・山口戦では2点リードしながらも後半アディショナルタイムに逆転されるという屈辱的な負け方で美濃部監督が辞任に追い込まれるという、開幕前には予想だにしなかった最悪の状態となってしまった。

そしてヘッドコーチから昇格した衛藤監督の下で昇格圏内の2位以上を狙った第3クールは、成績こそ7勝4分1敗と巻き返したものの、要所で勝ち切れず引き分けとなる試合が多く、ここで逃した勝ち点が最終結果に大きく響く形となってしまった。
自分も衛藤監督の就任で雰囲気の良くなったチームを信じて昇格への僅かな可能性にかけていたが、31節のホーム・盛岡戦と33節のアウェイ・秋田戦が引き分けに終わった事で今年の昇格は叶わないと悟った。
当時の報道では「昇格への望みを繋ぎ○試合負け無し!」なんて文字が躍っていたが、あの時の状況から言って山口と町田の熾烈な優勝争いに割って入るには“負け無し”ではなく“連勝”で勝ち点3を積み上げていかなければダメで、新聞やニュースでこの“負け無し”の言葉に触れるたび空しい気持ちになっていったものだ。

そんな訳で今年の最終成績は21勝7分8敗の勝ち点70で3位。
この成績自体は、昇格圏内には届かなかったものの4位の相模原には勝ち点で12の差をつけているのでそんなに悲観するような数字ではないが、総得点46・総失点28という結果は、試合数が3つ少なかった去年の数字(総得点58・総失点23)より悪いのが気にかかるところだ。
今年はJFLから昇格してきたレノファ山口が旋風を巻き起こし、文字通り突如発生した竜巻のようにリーグ全体を“ひっちゃかめっちゃか”にかき回して去っていった(昇格していった)という感じで、そんなエルニーニョも真っ青の“異常気象”みたいなシーズンを戦った選手達には気の毒な部分もあるにはあるが、もちろんウチが昇格できなかったのは山口が悪い訳ではなく、そんな山口のペースに飲み込まれてしまったウチの脆さに尽きる。
ゴール前でパスが繋がらない、相手の守備を崩せない、試合終盤に運動量が落ちて相手に走り負けてしまう・・・と、本来ウチのストロングポイントだったところがことごとく影を潜めてしまい、ちょっとキツい言い方をすれば、本来は見ていてワクワクするような他所様に自慢できるようなサッカーをしていたのに、この1年で“並みのチーム”に成り下がってしまったような感じだ。

こうなってしまった要因としては、やはりエース・宇野沢選手の戦線離脱が第一に挙げられるだろうが、ウチはJ3クラスでは屈指の戦力を誇っているので、たとえエースが不在でも残りの選手達で十分に戦えると思っていた。
それに、今年はロングフィードのできる選手やミドルシュートが得意な選手やドリブル突破が持ち味な選手など、今までのウチに無かったようなタイプの選手を積極的に補強して攻撃の幅も広がるかと期待していたのだが、始まってみればやっている事は去年までとほとんど変わらず、これらの新戦力も自分の持ち味を殺していわゆる“パルセイロの型”にはめられたような窮屈なプレーをしている印象を受けたし、既存の選手も「ウノさんがいない分オレ達が」という気持ちがかえって重荷となったのか動きが固く、チームとして歯車が全く噛み合っていないような感じだった。
今年3得点以上取った試合がシーズンも最終盤の37節YS横浜戦の1試合しかなかったというのは、コンビネーションが身上のウチにとってチームとして機能していなかった何よりの証拠であり、しかもそのYS横浜で宇野沢選手が今季初ゴールを決めたというのは何とも皮肉な結果である。

また、シーズン中盤以降に何人も選手を追加補強してきたがほとんど効果を上げる事は出来ず、それどころか9月に入団したばかりの金信泳選手にいたっては直後の怪我でベンチ入りすら一度もできない有様で、前記のコンビネーション不足も含めて、チームマネジメント全体の失敗が昇格を逃した最大の要因だと思う。
去年の得点力不足という課題を克服するために様々な選手を補強してきたのに、今年の新戦力で入団からコンスタントに試合に出場し活躍したのは#4内野貴志選手と#28パク・ゴン選手の守備的選手だけで、攻撃系でレギュラーに定着した選手がいなかったのも、これまた皮肉な話だ。

そしてもう一つ、これは今に始まった事ではなくウチの代々続く“芸風”ともいえるものだが、選手のメンタルの弱さも挙げられる。
確かに今年は、去年の入れ替え戦敗退で昇格にかける思い入れが一層強くなり、また新スタジアムができて周囲の期待も今まで以上に高くなって、内外からのプレッシャーも相当なものがあったと思う。
そこへもってきて宇野沢選手の怪我による出遅れでチームとしてのプランも練り直さねばならず、選手達も大変だっただろう。
しかし、そんな困難に打ち勝っていかなければならないのに、試合では相手のプレスに気圧されて横パスやバックパスに終始する消極的なプレーが続いたり、敵ゴール前でも「決めなければ」という思いが強すぎて空回りしてしまう場面が目立った。
また、監督が交代してからは動きもだいぶ良くなってはきたが、それでも相手に先制されるなど相当に追い込まれてからようやく力を発揮するような試合が多く、自分は逆転で勝利した試合でも「ナゼそのプレーが最初からできない!」と素直に喜べなかったものだ。

ここで今年のレディースと比べてしまうのは酷かもしれないが、様々な困難やプレッシャーを全て自分達で消化して力に変えていったレディースに対して、トップはそういったものを全てまともに背負いこんでその重さに潰されてしまったような感じで、レディースが最高のシーズンを送れた分、トップの不甲斐なさが余計に際立って見えた。
まったくもってトップの選手達のハートの弱さは深刻な問題で、本当にレディースの選手の爪のアカでも煎じて飲ませたいくらいだが、考えてみればオシャレに気を遣うレディーのネイルにアカなど溜まっているハズもなかった。
う~ん、トップ選手強化プロジェクト早くも頓挫・・・(←本気で考えてたんかい!)

こんなシーズンの中でトップの個人的MVPを選ぶとなると、やはりサポーター投票で選ばれたチーム得点王の#7佐藤悠希選手やディフェンスリーダーとして頑張ってきた#3大島嵩弘選手あたりが妥当な線とは思うが、自分は来シーズンに期待を込めるという意味も含めて、敢えて『該当者なし』としたい。
ウチの選手の実力はこんなモンじゃない。 今の戦力でも選手全員がブレない心を持って1つの試合、1つのプレーを大事に、全身全霊を持って戦っていけば、J3優勝はもちろんJ2でも中位くらいには付けられるだけのものを持っていると思う。
選手達は今年1年、本当に辛く苦しい思いをしただろう。
その無念を忘れる事なく来シーズンに全てをぶつけて、最終的な結果はどうなろうと全てのサポが納得できるような戦いをしてほしい。

と、そんな感じで今年のトップは本当にいいところがなくシーズンを終えてしまい、この総括も愚痴や文句だらけになってしまったが、既に新監督も決まりサポーターズクラブの募集も告知されるなど来シーズンに向けて動き出している事だし、ここからは気持ちを切り替えて来年に向けてなるべく明るい話をしていきたい。

新しい監督に就任した三浦文丈氏は監督経験が無いというところに少々不安を感じるが、現役引退後も現場一筋の長きにわたるコーチ経験と、今シーズンJ2福岡のコーチとしてチームを5年ぶりにJ1に昇格させた実績は大いに期待できる要素だ。
文丈氏といえば、自分は現役時代は横浜マリノス時代のガッツの塊のようなプレースタイルが強く印象に残っているが、そんな熱い気持ちをウチの選手達にガッツリと注入して徹底的にメンタルを鍛えてほしいし、JFL時代の薩川監督の頃もそうだったけど、ウチは年齢があまり離れていない“兄貴分”的な監督の方がチームとしてうまく回るんじゃないかという気もしている。
それに、薩川監督就任の2010年は北信越リーグ優勝&JFL昇格、美濃部監督就任の2013年はJFL優勝&天皇杯での大躍進と、ウチは新監督就任1年目に結果を残しているので、その法則でいけば来年はきっと悲願を達成してくれる・・・ハズですよね?
ただ一つだけ余計なお節介として、薩川監督の時の小湊コーチ、美濃部監督の時の衛藤コーチとチーム躍進のためには監督を陰で支える“名参謀”の存在が必要不可欠だと思うので、初の監督業にトライする三浦監督にも是非とも優秀なヘッドコーチを付けてほしいところだ。

来シーズンは、上からはJ1での実績もある大分トリニータと長くJ2で頑張っていた栃木SCが、下からはサッカーどころから満を持して昇格してきた鹿児島ユナイテッドFCが加わり、またこれまでの“寄せ集め集団”であるJ-22チームが消滅する代わりにFC東京・ガンバ大阪・セレッソ大阪がクラブ単体でのU-23チームを送り込んで、全16チーム2回戦制の30試合と顔ぶれもレギュレーションも大きく変わって今年以上に厳しいシーズンになると予想しているが、そんな中で個人的には、今年の戦いぶりを見る限りでは「来年こそは必ず優勝!」と言えるだけの確信が持てないのが正直なところだ。
ただ、前記のようにこんなに内容的に悪かったシーズンだったにもかかわらず4位以下を大きく引き離す結果を残せたんだから必要以上に悲観的になる事は無いし、ウチが持っているもう一つの“芸風”として、とにかく勝負弱くて目標を達成するのに当初の予定よりツーテンポくらい遅れてしまうところがあるけど、その代わり多少回り道しても最後にはしっかり夢を叶えてくれていたので、実質的に“三度目の正直”となる来シーズンは必ずやってくれるものと信じたい。

来年は三浦文丈新監督のもと、常に明るく前向きなプレーで最後まで息切れする事なく走り抜き、今度こそ悲願のJ2昇格の夢を実現させましょう!!
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