ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスなでしこリーグ1部2016年シーズンプレビュー
J3開幕から遅れる事2週間、満を持して女子なでしこリーグもいよいよ明後日に開幕する。
我等がパルセイロ・レディースにとっては、チーム発足当初には思ってもみなかった1部での戦いが遂に現実のものとなる。
並み居る1部強豪チームを相手にウチの選手達がどこまでやってくれるのか、今からドキドキ・ワクワクだ。
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今年のチームについては、クラブからのリリースを見る限り補強が実にうまくいっている印象を受ける。
自分は女子については男子以上に自チーム以外の選手についての知識に乏しいが、なでしこ他クラブから移籍してきた選手のプロフィールを見てみると、1部のチームではレギュラーの壁に阻まれて出場機会が少ないものの実力的には遜色ない若手を集めたかな?・・・といった印象で、一昨年の横山久美・池ヶ谷夏美選手、去年の坂本理保・斎藤あかね・泊志穂選手といった、今やウチの主力となった面々と同じような、磨けば光る“宝石の原石”といった感じの選手が多いんじゃないかと思う。

また新卒選手については実力は未知数だが、一昨年の牧井毬音選手や去年の野口美也選手のように1年目から試合に出場して活躍する選手も出てくるかもしれない。(それにしても、ウチもあの常盤木学園から新卒選手が入団するまでになったとは、チャレンジリーグで年下に軽くヒネられていた頃を思うと感慨深いものがありますな~・・・)

これら発展途上の若手が本田美登里監督の指導力で実力を開花し、また既存選手もそんな新顔に負けじとポジション争いを繰り広げてチームを活性化させ、それぞれが与えられたチャンスで結果を残せたら、ウチは他のどんな1部チームよりも魅力的なチームに成長できるんじゃないかと大いに期待している。
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(どーでもいい話だけど、やっぱりレディースだけに名鑑下のスペースも化粧品の広告が入ってるんですね。)

もちろん、1部の世界がそんなに甘くない事は百も承知。
女子サッカーは男子よりも1部と2部の実力差が大きく、特に毎年優勝争いを演じているような強豪チームから勝ち点を奪うのは並大抵ではないだろう。
昨年末の皇后杯や春先のプレシーズンマッチ関東遠征、そして先日行われた忍びの里レディーストーナメント等で1部のチームと当たっているので、ある程度のイメージや手応えは掴めており、それなりの対策も取っているとは思うが、“主戦場”ともいえるリーグ戦の本番が始まれば、既存チームはこれまでの対戦よりはるかに強い力で“新参者”を潰しに来るはずだ。
2部では面白いようにゴールを決めていた横山選手も、1部ではスピードやフィジカルに長けた相手DF陣の壁に阻まれて思うように点を伸ばせないかもしれないし、ご本人の『10得点』という目標も決して謙遜や弱気などではなく、しっかり現実を見据えた妥当なセンだと思う。

それに、レギュレーション的にも今年は厳しいものがある。
去年までは、ホーム&アウェイの2回戦総当たりが終わった後で上位6チームと下位4チームに分かれ、それぞれ順位決定リーグを行っていたので、たとえレギュラーリーグで最下位でも順位決定リーグで頑張れば降格を回避できるチャンスが残されていたが、今年は純粋に2回戦制・全18試合で全てが決まる、男子地域リーグ並みの“超・短期決戦”だけに、前期と後期の間にカップ戦が挟まるものの、「1部のスピードとパワーにようやく慣れてきたと思ったら既にシーズンが終わっていた」・・・なんて事態にもなりかねない。

しつこいようだが、女子サッカーの1部と2部のレベルは雲泥の差。
表現は悪いが、2部から見れば1部の上位などは“魔界”と言っても過言ではない。
ウチも去年のような“ゴールラッシュで連戦連勝!”なんてウハウハな試合は無いものと思い、選手もサポも相当な覚悟と強い気持ちで臨まなければならない。

ただ、そんな“魔界”にも必ず突破口はある。
自分は大原学園時代に1部の怖さを実際に目の当たりにしているので、それがトラウマとなってどうしても悪い方へ考えてしまうが、思えば大原と同じ年に1部に昇格したアルビレックス新潟レディースや、2部に在籍していた頃は大原にとって“アンパイ”だったジェフ千葉レディースは、今やしっかり1部に定着し代表選手を輩出するほどの立派なクラブに成長した。
当時の大原は専門学校が母体の純粋なアマチュアチームだったので、1部に上がってもそれに見合うような練習や補強ができずに敢え無く2部に叩き落されてしまったが、パルセイロ・レディースとして迎える今年は前記のように補強も対策もしっかりできているので、もうあの時のような悲惨な結果にはならないだろう・・・と期待を込めて楽観視している部分もある。

最近のレディースの躍進で長野に起こった女子サッカーのムーブメントをしぼませないためにも、選手達には今シーズンの1部残留は“目標”ではなく“義務”だという強い気持ちで臨んでほしいが、だからといって悲壮感漂う重い雰囲気の試合ばかりでは、逆に体の動きも悪くなって結果も出てこないだろうし、ファンの心も掴めない。
なかなか思うようにいかない試合が続くかもしれないが、そんな中でも去年までのレディースらしく、どんな時も明るく、またどんな状況でも90分間ひたむきに全力でボールを追い続ける姿勢を全面に押し出していけば、少なくとも我々が求める最低限の結果は付いてくるだろうし、もしかしたらリーグにフレッシュな“オレンジ旋風”を吹かせる事ができるかもしれない。

とにかく選手達には、結果にこだわりつつも初めて体験する1部のレベルの高さを思いっきり楽しんで、自信と勇気をもって全身全霊で強豪にぶつかっていき、我々が見ていて楽しくなるような魅力的な試合を展開してくれるのを大いに期待している。

ところで、先のリオ五輪アジア予選で日本代表が出場権を逃すという残念な結果となってしまった。
確かにあの予選は、特に豪・韓・中との3試合はチームがバラバラなのがテレビの画面からも伝わってきたし、点の取られ方があまりにも酷すぎて自分もやるせなさや腹立たしさがあったが、今まであれだけ持ち上げてきたマスコミやネットが、予選敗退が決まった途端、まるで鬼の首を取ったように、芸能人のゴシップを扱うかのごとく内輪の揉め事を面白おかしく伝える、“犯人探し”の低俗な記事が乱れ飛ぶ見事な“手のひら返し”には呆れ返った。

“なでしこJAPAN”の象徴だった澤穂希さんが引退し、また今回の結果でこれまでチームを支えてきた主力選手のほとんどが代表代から抜けると思われ、2011年のドイツワールドカップ優勝以来続いてきた“なでしこバブル”も遂に終焉の時を迎えそうだ。
この事は当然リーグ戦にも影を落とすと思われ、女子サッカーはかつての不遇な時代に逆戻りしてしまう危機を迎えている。

しかし、ワールドカップで優勝し、オリンピックでもメダルを獲った偉大な功績や、世界の女子サッカーのプレースタイルを大きく変えた影響力は決して消え失せる事は無い。
また日本中を魅了した、どんな状況でも諦めないひたむきな姿勢や選手達の底抜けに明るいキャラクターは、今なおなでしこリーグのほとんどのチームに共通して持ち合わせている。

だからこそ、我々なでしこリーグのクラブを持つ地域のサポは、そんな素晴らしい女子サッカーの灯を消さないよう、地元のクラブをしっかり支えていかなければならない。
少し前のスカパーのCMで、かの“真田丸”氏も「代表戦だけ騒ぐのではなく、国内リーグから盛り上げていかなければ、日本のサッカーは強くならない!」と強烈な目ぢからで力説していたが、あの言葉は宣伝対象だった男子のJリーグだけでなく、女子サッカーにも(そしてその他の全ての競技にも)そっくりそのまま当てはまる。

そして、そんななでしこリーグ盛り立て役の先頭を切るのは、既存の1部強豪クラブでもいいけれど、クラブ史上初の1部昇格を果たしチームもサポも「やってやるゾ!」と意気込んでいる我々パルセイロ・レディースが、僭越ながら最も相応しいんじゃないだろうか?
1部では久々の純粋な新規昇格クラブとして、観客動員や地域の盛り上がりの面でもリーグにフレッシュな風を吹かせて、4年後の東京オリンピックに向けてのなでしこJAPAN再生初年度の“熱気”を、我々パルサポの力で信州・長野から発信していこうじゃありませんか!

そのためにも、いままで女子サッカーに興味が無かった方々も、「なでしこJAPANで有名な○○ちゃんが見たい」という軽い動機で構わないから是非ともレディースの試合に足を運んでいただき、男子とは一味違う女子サッカーならではの魅力やお気に入りの選手を1つでも多く見つけて、レディースのリピーターになってもらえたらと思います。

と、知った顔して色々と講釈をぶってしまいましたが、いずれにしてもクラブ史上初となる1部リーグでの“大いなるチャレンジ”がいよいよ始まります。
果たして鬼が出るか蛇が出るか、どんなシーズンになるか全くわからないけれど、1年間悔いの無いよう思い切ってぶつかっていき、秋には納得できる成果をあげて、チームもサポも大きく成長してシーズンを終えられるよう頑張っていきましょう!!
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コメント
この記事へのコメント
祝・開幕
いよいよ始まりましたね。
おっしゃる通り、本当になでしこ1部のレベルは高いです。
特に近年の下位チームの底上げ具合は、目を見張るものがあります。
全てのチームが、先日の五輪予選のなでしこJAPANに限って言えば、球際・運動量・連携・集中力・修正力など、得点力以外の全てで上回ってると思います。
確実に勝ち点3が獲れる試合はひとつも無いでしょう。
厳しいシーズンになる事は間違いありません。
しかしながら、そんな心配など杞憂であったとなる可能性もまた大きいのが、不思議な底力を持つ我らがレディース。
最後はまたみんなが笑顔になれると信じて、応援あるのみです。
個人的には、最早日本では一番と言っていい我らがスーパーファンタジスタの得点力と、こちらも日本一の運動量を誇る新潟から加入した児玉選手には期待しかありません。
戦力的には、1部で充分以上に戦えると確信しております。
頑張れ、パルセイロレディース!!
それと個人的には、女子とは言え、あのレッズサポと応援合戦が出来るかと思うと、もうガクブルです(笑)
2016/03/26(土) 22:17:10 | URL | レディースファン #-[ 編集]
レディースファン様
始まりましたね~!
仙台での開幕戦は残念ながら負けてしまったけど、途中までリードしていたし、最終的にはシュート数でも相手を上回っていたので、自分も1部でも十分にやれる手応えを感じました。
おっしゃる通り、ウチのレディースには我々の予想の上をいくパフォーマンスを見せてくれるだけの底力があり、そこがレディースの最大の魅力だと思います。
1部の上位チームから勝ち点を獲るのは並大抵の事ではないけど、彼女達なら必ず結果を出してくれるものと信じているし、我々も明るく元気に応援して選手の背中を後押ししてやりましょう。
まずは間近に迫ったホーム開幕戦、沢山のサポが足を運んでくれたらいいですね。
2016/03/30(水) 12:36:21 | URL | ぼー #-[ 編集]
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