ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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明治安田生命J3リーグ2016第19節 vsカターレ富山
昨日のメインスタンドは屋根のおかげで終始日陰での観戦だったとはいえ、あの猛暑の中を南長野に丸1日ドップリ漬かっていたのでさすがに帰宅後は疲労困ぱいだったため、1日遅れでアップさせてもらいます。

という訳で、前フリも省略してさっさと試合結果から参りましょう。

AC長野パルセイロ 0(0-0・0-0)0 カターレ富山
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唐突ながら昨日の試合を野球の表現で例えるとしたら、さしずめ『息詰まる投手戦』といったところだろうか。

ウチは経験豊富な大ベテランの#27橋本英郎選手が新加入しボランチに入った事もあってか、それまでのロングボール(と言うと聞こえはいいが要するに“縦ポン”)一辺倒からうまくピッチ上をボールが回るパスサッカーに変貌しつつあり、それまでの試合よりボールポゼッションも高くなってきたし、いい形で攻撃できたシーンも何度かあった。
一方の富山も、決して「アウェイだから引き分けでヨシ」なんて考えは微塵も無かったようで、ドン引きになる事無く積極的なプレスでボールを奪いウチのゴールを脅かす場面もあり、両者とも少々決定打に欠けるところはあったものの、極端に守備的にもならず、イライラするような拙攻も無く、また相手の長所を潰し合いムダに神経を擦り減らすような事にもならず、ガップリ四つで組み合ってお互い土俵際に詰められそうになりながらも持ちこたえるような緊迫した展開。(←あ、「野球で例える」って言ったのにいつの間にか相撲の例えになっちゃった。。。)
そこへもってきて、この試合のレフリーもちょっとした転倒では安易にファールを取らず必要最低限かつ的確な笛で実にテンポよく試合を運び、特に前半などは自分は試合に入り込んでタイムアップが分からず、終了の笛が鳴った時に「えっ、何でこんなところで笛が鳴るの?」と一瞬勘違いしてしまったくらい時間が進むのが早く感じられた。
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この流れは後半になっても変わらず、それどころか、優勝戦線生き残りのためにも絶対に勝ちたいウチと、上位陣からこれ以上離されたくない富山の、勝ち点3をめぐる意地のぶつかり合いで、「これはいっただろう」というビッグチャンスや思わず肝を冷やしてしまいそうな大ピンチが交互にやってくるなど、緊迫の度合いが更に増してくる。
そして最後3分間のアディショナルタイムも、ウチはもちろんの事、富山の方も決して勝ち点1を取るための時間稼ぎなどはせず、それどころか最後のセットプレーでは実現はしなかったものの三浦泰年監督が自陣に残っていたDFやGKを全てゴール前に上げるよう指示するなど、最後までドキドキ・ハラハラが続いた非常に締まった試合となった。
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結果はスコアレスドローという残念なものだったが、同じスコアでも拙攻続きで全く見所が無くジリジリ・イライラが募った『貧打戦』のような5月の鳥取戦に比べれば遥かに見応えがあり、絶対に勝ちたい試合ではあったものの、思わず引き込まれるような緊迫した戦いを見せてくれた事については、選手達には「お疲れ様」と労いの言葉をかけてやりたいと思う。
昨日は『1万人チャレンジデー』という事でクラブも様々な営業努力を行い、それが実を結んでクラブ史上初の大台突破となる10,377人の動員となったが、昨日初めて南長野に足を運んだ人達も、華やかなゴールシーンや勝利の喜びは味わえなかったものの、それだけではないサッカーの奥深さや真剣勝負のヒリヒリした空気を体感してもらえたんじゃないかと思うし、こういったところに魅力を感じて、また試合を見に来てもらえたら自分も嬉しく思う。
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ただ、この1試合に限った内容的な事はいいとして、優勝や昇格という視点からすると、この結果は到底受け入れがたいものがある。
特に、前節は最下位の鳥取相手に圧倒的に攻め込みながらも点が奪えずセットプレー2発に沈むという最悪の負け方をしているだけに、この試合はどんな形でもいいから是が非でも点を奪って勝ち点3を取りたかったのに、2試合続けてあと一歩のチャンスを決め切る事ができずスコアレスに終わってしまったのはいただけない。

確かに、前記のように今までよりは良い形ができていたとは思うし、選手達からも何とかしようという姿勢は見えるのだが、最後の最後の場面で、ゴールに向かう熱というか、勢いというか、「絶対にゴールを奪ってやる」という気迫というか、うまく言い表せないけどそういったものがあまり感じられず、全体的に淡白な攻撃に終始してしまった印象は否めない。
確かに鳥取も富山もウチにとっては苦手な相手ではあるが、シーズンを3位や4位の上位フィニッシュでOKとするならともかく、優勝や昇格を本気で狙っていくのなら、そういった相手にきっちり勝ち切っていかなければ悲願達成など叶うはずもない。

本当は自分も、やれ優勝だ昇格だと目くじら立てず純粋に目の前で行われているサッカーを楽しみ、勝敗や順位など二の次で地元クラブを応援できる喜びを噛みしめたい。
しかし現状に目を向けると、現在のJ3は、全国的な報道や露出は無いに等しく、また上位リーグには認められている権利がJ3では認められないケースがあるなど、本来なら所属クラブを尊重し守っていく立場にあるべきリーグ事務局からも一人前として扱われていない、いわば“JリーグであってJリーグでない”非常に中途半端な存在であり、ここに長く居残り続けては、いくら環境的に恵まれているウチとしても将来ジリ貧になるのは目に見えている。

だからこそ、最低でもこの何かと居心地の悪いJ3リーグは一刻も早く抜け出したいのだが、今の首脳陣からは現状に対する危機感がほとんど感じられないのは残念だ。
この試合後も、監督が「鳥取戦のような失敗をせず勝ち点1が取れてよかった」とコメントしていたが、その言動からは昇格を義務付けられたチームを率いる指揮官としての自覚があまり感じられないし、今の首脳陣よりずっと前から必死にこのクラブを応援し続けている側からすれば、シーズン序盤ならともかく既に折り返しを過ぎたところでそんな呑気な発言を聞かされるのは本当にやるせない。

もちろん、監督も試合中は必至の形相で選手に指示を出すなど決して片手間でやっている訳では無いのは分かるが、南長野という素晴らしいスタジアムやJ3の中では・・・いや、おそらく地方のJ2クラブを含めてもかなり恵まれていると思われる環境に隠れて目立たなくなっている切羽詰まった状況に気付いてもらいたい。

次節はアウェイでの藤枝MYFC戦だが、このチームもまたウチにとって苦手なチームの一つであり、過去に何度も後の優勝争いに響くような負けや引き分けを喫している。
しかし、さすがに3回続けて同じ轍を踏んでしまえば早くも今シーズンが“終了”してしまいかねないだけに、選手もスタッフも決して「下位チームだから」と油断せず、また勝ち点5を取りこぼした事になるこの2戦の結果を重く受け止め、慢性的に続く重度の得点力不足を何とか克服して、今度こそは気持ちよくゴールを決めて勝利を奪い、数が絞られつつある優勝戦線に何とか喰らい付いていってほしいものだ。
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という訳で、めでたくクラブ史上初の1万人を超える観客動員を記録しながらも言いようのないモヤモヤが残ったこの試合、最後は郷土が誇る俳人・小林一茶の句で締めたいと思います。

めでたさも 中くらいなり おらがパル

・・・おあとがよろしいようで。。。
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コメント
この記事へのコメント
>その言動からは昇格を義務付けられたチームを率いる指揮官としての
おいらもそう思うんですよ。
このコメントはJリーグ的過ぎて・・・
ぼーさんの記述のごとく、ここJ3は、ことに長野にとってはのほほんとしていられない場所なんだけどね。

実は美濃部さんの2年目の夏辺りから気になっていたんだ、こういうコメント。

多分無責任で言っているのではないと思うんだ。
きっと頭の中のテンプレートとして「Jリーグ的」フレーズがあるんだと思うんだ。
そういう環境で暮らしていたからね。

でもここは、昇格が義務付けられているチームには気楽な場所じゃないのだけどね。
そこが肌感覚として判っていないのかな、少し悲しくなるんだな。

おいらがいまだに薩川ひいきなのは、薩さんはそういう危機感を持ってたからなんだ。
地域リーグ時代を知っているからかなぁ。
(知りすぎていて、逆に将来ビッグチームの監督やりづらい気もするけど・・・ 情けがありすぎて)

ちょっと脱線したけど、もう一つ。
J3にはJ3に適したサッカーがあると思うんだけど、フミタケさんのはJ1に適したサッカー、かな。
相手のDFをスピードで凌駕する。
それが一番の得点の近道と思うのです。
金沢、町田、山口、みんなそうだった。
ダイジェストで見る限り、栃木はポゼッションからその方向に進路変更。
鹿児島は見事なラッシュサッカー。

でもこういうのは観察者じゃないと判らないかも、と危惧している。

長文失礼しました(^^;
2016/08/01(月) 22:25:42 | URL | まるいたろう #-[ 編集]
私が初めて長野エルザの試合を東和田で見た時、観客は数えて40人でした。
あれから13年の月日が経ち、J3初の1万人動員を成し遂げたのは感慨深いものがあります。

確かに試合内容は白熱していました。でも今年も入れ替え戦を目指すような戦いにならざるをえないのは
サポーターは「またか…」との思いでしょう。
戦力を取り過ぎてポイポイしちゃってる割には結果がイマイチなのも監督への不満が高まる要因でしょうね。
新人監督だから…はこの魔境リーグでは言い訳にすぎません。
それは大分の片野坂監督も痛いほど感じているでしょう。
試合の残りはもう三分の一まで来ています。
2016/08/01(月) 23:16:45 | URL | 某コテ #mQop/nM.[ 編集]
四者四様
美濃部さん → 俺様のキャリアと美学の為にも、昇格は絶対やぞ!!
衛藤さん  → これで昇格出来たらまぢ奇跡。もうヤケクソでやったらぁ。
三浦さん  → はじめて監督やるんだから、まずは謙虚にJ3からだね。
        昇格はあくまで目標です(キリッ)
美登里さま → このチームを3年で昇格させろ?
        叶わなかったらこのチームは無くなります。
        その覚悟がクラブにあるなら、私も全てを賭けましょう。

2016/08/02(火) 21:08:42 | URL | レディースファン #-[ 編集]
まるいたろう様
J1とJ3のサッカーの違いは、まるいさんに比べてJリーグ観戦歴の無い自分も感じています。
きっとJ1に比べて地元への浸透度や経営基盤が弱いJ3のクラブにとって、ひとつの勝利、ひとつの勝ち点、ひとつのゴールがクラブの存続に直結しているので、どうしてもJ1以上に“目先の結果”を求めたシビアな戦い方になってくるんでしょうね。
ずっと上のカテゴリーでやってきた三浦監督は、そんなJ3の切羽詰まった事情がまだ呑み込めておらず、3~4年後をイメージした長期的な視野に立っているものと思われ、そういった意味では、まるいさんの薩川監督ひいきも大いに賛同できます。
とりあえずのJ2昇格を目指して“J3の戦い方”に特化していくか、それとも実際に昇格した時に困らないよう今から上のカテゴリーのプレーを身に付けていくか・・・
これは薩川監督交代の時からウチに突き付けられた『究極の選択』だと思いますが、いずれにしても、フロントと現場の選手やスタッフが同じ方向を向いて事態を好転させてくれるのを願うばかりです。

某コテ様
自分が初めてエルザの試合を見た時の観客は100人ちょっとでした。
それが500人になり、1,000人を超え、その後昇格基準の3,000人をなかなかクリアできず苦しんだ時期もあったけど、今や新スタジアム効果もあってそのハードルは限りなく低いものとなり、今回スタッフやサポの努力が実を結び、こうして1万人を超える瞬間に立ち会えたのは本当に感慨無量です。
それだけに、この試合は絶対に勝ちたかった・・・
まぁ、こういった注目されるイベント的な試合に勝てないのはウチにとっては“恒例行事”とも言えますが、ここ1~2年のちぐはぐな補強や編成を思うと、今回のドローは単なる『伝統芸』だけでは済まされない問題の根深さを感じずにはいられません。

レディースファン様
自分は前任者2人についての見方は少々違うものがありますが(この辺については、機会があったら本編で持論を展開してみようと思います)、三浦監督については、おっしゃる通り謙虚で真面目な性格が仇となって、サポが求める姿勢や言動とかけ離れたコメントが多くなっている感じですね。
また、J3独特の切羽詰まった事情がまだ十分に理解されていない感じで、監督はきっとJ3とは若い選手や経験の浅い指導者のステップアップの場と捉えているんじゃないかと思っています。
とはいえ、美濃部・衛藤両氏も含めて優秀な指導者である事は間違いないと思うのですが、それぞれ良かれと思ってやっていた事がウチではことごとく裏目に出てしまっている感じで、一刻も早くこの『負のスパイラル』から抜け出してほしいものです。
2016/08/03(水) 21:33:14 | URL | ぼー   #-[ 編集]
ひいきのチームが格下に引き分けたり負けると、いつもブログ更新しないねw
笑えるわww
2016/08/10(水) 20:47:34 | URL | あ #mQop/nM.[ 編集]
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2016/08/15(月) 21:42:14 | | #[ 編集]
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