ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスなでしこリーグ1部2016第12節 vsジェフユナイテッド市原・千葉レディース
5月末からの長期中断を経て、プレナスなでしこリーグもいよいよ再開。
そしてパルセイロ・レディースのホームゲームも7月9日のカップ戦以来2ヶ月ぶりのご無沙汰という事で、本当に待ちに待った南長野でのレディースの試合だ。
カップ戦は最終節で浦和と引き分け、得失点差で決勝リーグ進出を逃すという悔しい結果となってしまったが、大混戦だったBグループの中で最後まで堂々とした戦いを演じ、またそれまでのリーグ戦では出番の無かった選手にも出場機会が与えられ活躍してくれた等、チームとして収穫も多く、また一歩成長できたんじゃないかと思う。

そして、リーグ再開一発目の今日は、そんな成長の真価が問われる試合となった。
日本代表ストライカーにして去年まで2年連続得点女王の菅澤優衣香選手を擁するジェフ千葉レディースには、シーズン前の練習試合が1-5、リーグ前半のアウェイ戦が3-4と2試合とも大量失点で敗れており、初めてホームに迎えるこの試合は、シーズンの最後にウチが一つでも高い順位でフィニッシュするためにも非常に重要な試合になる。

トップチームを差し置いて南長野のゴール裏にビッグフラッグが初お目見えするなどサポの気合も高まる中、南長野で圧倒的な勝率を誇るウチが本領を発揮し、ジェフの強力攻撃陣を封じて初勝利を挙げる事はできるか?
リーグを代表するストライカー同士の対決という意味でも興味深い一戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 2(1-1・1-2)3 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
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この試合、序盤はジェフレディースがペースを握る。
1部になって初めて見るジェフは全体的に背が高くて体格のよい選手が多く、またトップチームのようにスピーディーにパスを繋ぐ攻撃スタイルで、かなり手強い第一印象を受けた。
さすがは、今年のなでしこリーグカップでファイナリストとなっただけの事はある。

と、そんな事を思っている中、早くも先取点を取られてしまう。
前半8分、「高いところから失礼します」でお馴染みの(←お馴染みか?)日本代表GK#17山根恵理奈のフィードが前線の#23佐藤瑞夏に直接渡り、スルッと裏を取られてGKと1対1から股下を冷静に抜かれての失点。
この間、本当にあっという間の出来事で敵ながら佐藤選手の流れるようなプレーを誉めるしかなかったが、それにしてもウチとしては少々アンラッキーな失点だった。

その後もジェフのペースが続いたが、ウチは気落ちする事無く相手の選手やボールにしつこく厳しいプレスを仕掛けていくと徐々に流れがウチに傾き攻撃の機会が増えてくると、前半38分、フリーキックからの混戦の中、#11齊藤あかねが思い切り足を伸ばして押し込んだボールがGKの脇を抜けてゴールに転がり込み、同点に追いつく。
後ろから相手選手も詰めてきていたが、齊藤選手の体と気持ちの強さが生んだ執念のゴールだった。
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これでスタンドの雰囲気も俄然よくなると、後半に入ってもその流れをキープしてウチが攻め込む展開となり、後半17分、またもやフリーキックからの怒涛の攻撃からクロスバーに当たったリバウンドを#7坂本理保がヘッドで押し込んで遂に逆転!
序盤の劣勢がウソのようなイケイケな展開に、今日も余裕で2,000人オーバーとなった観客のボルテージも最高潮に達した。
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これで勢いに乗ったレディースはなおも追加点を入れようと攻め立てるが、惜しいシュートを決め切れずにいるとジェフもまた徐々に息を吹き返し、後半30分、相手のエース#9菅澤優衣香がウチの守備陣の一瞬の隙をついて裏に抜け出し、同点ゴールを決められてしまう。
それにしても、それまでウチの徹底マークにほとんど仕事をさせてもらえずにいた菅澤選手だが、ひとたび前線でボールを持てば確実に結果を出すあたり、さすがは去年・一昨年と2年連続リーグ得点女王に輝いただけの事はある。

そして、エースが決めればチームの士気もグッと高まる。
この同点ゴールから流れは再びジェフに傾き、ウチも守備に回る時間が多くなった中で必死に食い下がるが、このまま引き分けでも御の字か・・・という思いがよぎり出した後半43分、自陣で押し込まれた中で何とか奪ったボールを細かく繋ごうと無理して出した小さなパスを相手にカットされ、そこから速攻を決められて痛恨の逆転負けを喫してしまった。
あの場面は自陣に相手選手が数多く押し寄せている状況なので、セーフティーに大きく向こう側へ蹴り出すのがセオリーだと思うのだが、追い込まれた中で一瞬パニックになってしまったのだろうか?
いずれにしても、それまで本当によく頑張って相手に喰らい付いていただけに、最後の最後に中途半端なプレーから負けてしまい、レディースの試合にしては珍しく、後味の悪い終わり方となってしまったのは残念だ。
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ただ、このワンプレーを除けば選手達はよく頑張ったと思う。
ジェフの強力攻撃陣に対しても、各選手が労を惜しまず勇気を持って高い位置から積極的にプレスを仕掛けて挑んでいった。
また攻撃面でも、今日は#10横山久美がなかなかフリーでボールを持たせてもらえずノーゴールに終わってしまったけど、その代わり#11齊藤・#7坂本と2列目以降の選手にゴールが生まれたし、その他にも#14泊志穂や#20内山智代にも惜しいシュートがあり、横山選手が相手を引き付けて別の選手が点に絡むという狙いも実践できた。
そして何より、2ヶ月ぶりにレディースらしいドキドキ・ワクワクさせてくれる溌溂としたサッカーに再会できた事だけでも、今日は南長野に足を運んだ甲斐があったというものだ。
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確かに今日の敗戦は本当に悔しいしもったいないけど、これまで気持ち悪いくらい順風満帆に来ている中、「1部ではちょっとしたミスが命取りになる」という、ちょっとお高い授業料を払ったと思って気持ちを切り替え、次節のアウェイ・アルビレックス新潟レディース戦では、また一つ成長した姿を見せて勝利目指して突き進んでほしい。
冒頭でも書いたけど、シーズンの最後に一つでも高い順位でフィニッシュするためにも、こんなところで気落ちしている場合じゃないゾ!!!
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【 追記 】
今日は国際フェアプレーデーという事で、試合前に両チームのキャプテンがフェアプレー宣言を行う場面もあったが、それに関連する(かもしれない)話題を一つ。
今日はメインスタンドにも熱心なジェフのサポーターが多数入っていたが、その中の何人かが、試合後に席を立つ時、周囲の座席を見まわして残されていたペットボトルなどのゴミを自発的に回収している光景を目にした。
自分のホームスタジアムならともかく、アウェイまで来てこんな事をしてくれるとは、ホームのサポとして本当に嬉しいし、これぞサポーターのフェアプレーといえるだろう。
ゴミを拾ってくれたジェフサポ様、本当にありがとうございました!

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2016/09/11(日) 01:09:02 | | #[ 編集]
明暗を分けたものは
内容的には勝ってただけに、悔しさもひとしお。
確かに監督が言うように、ガムシャラにスタイルを貫きつつ、試合運びをもう少し上手く出来れば、落とす事は無かったのも事実。
ただ一つ、ジェフが上回っていたのが、獲られたボールを次に繋がせない粘り強い守備でした。
勢いを持ってせっかく奪っても、足を出されたりカバーされたりで、パスが乱され得意の縦に速いサッカーがかなり封じられていました。
さらに、ルーズボールが増えた事で余計なエネルギーを使わされ、結果的に終盤のミスに繋がったように思います。
やはりなんだかんだ言っても、トップのようにしっかりパスを回せる事は本当に大事なんですよね。
これこそ本当に難しい事だし、そう簡単に修正出来るものではありませんが、この悔しさを忘れず、頑張って欲しいと思います。
まあおっさん的には、味方も敵も慌てさせるレディースの「ノンストップ・サッカー」、良い意味でも悪い意味でもスリリングで大好きですが(笑)
最後に、恒例の「負け惜しみジャッジ」のコーナー(笑)
① 失点1点目はオフサイド?
② 前半の横山選手が倒されたのはPKでしょ? しかも2回!!
③ 齋藤選手の幻の2点目は本当にオフサイドだったのか?
①と③はゴール裏からは判別不能ですが、②に関しては目の前でしたからね。
特に横山選手がPA内で3人を抜こうして倒されたシーン、外だったら確実にFK貰えたと思います。
まあ判定は抜きにしても、超絶個人技を目の前で見れて鳥肌が立ちました。
85分間で一瞬フリーになって唯一の仕事をした菅澤さんも凄かったけど、90分間何人も引きつけて削られて、それでもドリブルにパスにシュートにと、獅子奮迅のスーパーエース万歳!!
2016/09/12(月) 20:36:48 | URL | 長野のおっさん #-[ 編集]
長野のおっさん様
本当に、内容的にはウチが押していただけに、今まで見てきた中では一番悔しい敗戦でした。
ただ、今までどんなに相手にマークされてもゴールしてきた横山選手に最後まで仕事をさせなかった守備力や、ワンチャンスを確実にモノにする攻撃力など、ジェフからは1部での長年の戦いに裏打ちされた成熟した強さを感じました。
ウチも今は、勢いはあるけど他の1部チームに比べるとちょっと“青臭い”サッカーをやっており、まぁそこが魅力的なところでもあるけど、これから1部の厳しさに揉まれていく中で、この試合のジェフのようなチームに成長できたらいいですね。
それからジャッジについては、どのシーンも明らかに誤審とは言い切れないような本当に微妙なプレーばかりで、特に横山選手が倒されたプレーは、おっしゃる通りエリア外だったら確実に笛が吹かれたでしょうが、エリア内では明らかに手を使ったり足で引っかけた時以外は慎重なジャッジをするべきで、「疑わしきは罰せず」の姿勢を貫いたレフリーは責められないと思います。
そういった意味では、この試合はウチに運が無かったと割り切るしかないでしょうね。
結局、今シーズンは一度もジェフに勝てずに公式戦の対戦が終わってしまったけど(皇后杯で対戦の可能性もあるかな?)、選手達も大いに勉強になった試合だと思うし、気持ちを切り替えて次の試合では一歩進んだレディースを見せてほしいものです。
2016/09/14(水) 21:45:58 | URL | ぼー   #-[ 編集]
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