ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスなでしこリーグカップ2017予選リーグ第5節 vsアルビレックス新潟レディース(横山久美選手壮行試合)
5月20日以来1ヶ月ぶりのご無沙汰となったレディースのホームゲームは、ドイツ女子ブンデスリーガの1.FFCフランクフルトに移籍する#10横山久美選手の国内ラストゲーム。
今朝の信毎朝刊にもドーンと2面見開きで全面広告が載っており、朝っぱらから気持ちが高揚させられる。
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2014年に長野に移籍して以来、今まで我々が見た事もないような数々のシビれるゴールを決めてきたスーパーエースの最後の雄姿を見届けようと、また、対戦相手のアルビレックス新潟レディースも、トップの試合はアウェイ(鹿島)で日曜開催という事もあってか、隣県・新潟からも多くのサポーターに足を運んでいただき、長野Uスタジアムには今シーズン最多の5,645人という多くの観客が駆け付け、ホーム側もアウェイ側も文字通りスタンドをオレンジ色に染め上げた。

そんな中で行われた今日の試合、チームとしてはジェフ千葉レディースと日テレ・ベレーザに敗れて2連敗中なだけに、何としてもホームで勝ってメモリアルゲームに花を添えると共に、カップ戦予選突破の足掛かりを築きたいところだが、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 5(4-0・1-2)2 アルビレックス新潟レディース
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やはり『絶対に勝って終わらせたい特別な試合』という意識が強すぎたのだろうか、立ち上がりからしばらくは選手達の動きも何となく硬くて、新潟の猛攻に受け身となる時間帯が続いたが、自陣のゴールネットが揺れ「失点か・・・」と肝を冷やしたシュートが辛うじてオフサイド判定で命拾いすると、これで目が覚めたように選手の動きも良くなって形勢逆転。

そして前半20分、左サイドから#6國澤志乃が出したパスを#10横山久美が受けて中央の#14泊志穂へ、更に右側の#11齊藤あかねへと繋いで、最後は右サイドをフリーで走り込んできた#13児玉桂子がワンタッチでゴールに突き刺し、パルセイロが先制!
左サイドから右へ右へと前線の選手が流れるようなワンタッチパスを繋いでゴールまで持って行ったこのプレーは、まるでラグビーでエンドゾーン前に横一列となってパスを繋ぎトライまで持っていくシーンを連想させる、美しい、実に美しいゴールだった。
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この先取点で勢いに乗ると、前半28分、右サイドの#13児玉の絶妙なクロスを本日の主役・#10横山がドンピシャ頭で合わせて、自身の門出を祝う2点目をゲット!!
このシーンも、「久美ちゃん、お願いっ!」、「あいよ、桂子ちゃん。任せときっ!!」という2人のボールを通した“無言の会話”が聞こえてくるような、最高に気持ちいいゴールだった。

更に後半42分には#10横山のコーナーキックを“盟友”#11齊藤が受けて豪快に蹴り込み3点目をあげると、その2分後には、相手CBが頭でクリアしようとしたのか、それとも後ろに擦らしてGKへパスしようとしたのか分からないが、中途半端に裏へこぼれたボールを虎視眈々と狙っていた#10横山がかっさらってフリーで突き刺す“ごっつぁん”ゴールが飛び出して4点目!!!!
このゴールについては、まるで新潟の選手にまで海外移籍の“餞別”をいただいたようで、喜びと同時に何とも恐縮した気持ちになってしまった。
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こうなると後は横山選手のハットトリックに大きな期待が寄せられたが、前半で“攻め疲れ”でもしてしまったのか、後半になると少しずつウチの連携がズレ出してボールの失い方も悪くなり、新潟の攻め込む時間が長くなってくると、後半16分に守備のバタバタから失点を許し、28分に途中出場の#9山崎円美が古巣への“恩返しゴール”を決めて突き放すも、その4分後には守備のミスから2失点目を喫して、少々雲行きが怪しくなってくる。

それでも、、楽勝のはずが図らずも緊迫した展開となった選手達の背中を押すようにゴール裏のチャントに合わせてスタンド全体から大きな手拍子が沸き起こる中、その後は体勢を立て直して更なる失点を許さず、「できればあと15分くらい追加してほしい」という無茶な願いとは裏腹に2分という少々短めのアディショナルタイムもあっという間に消化して、遂に横山選手との“しばしの別れ”を告げるタイムアップの笛が鳴った。
普通、勝っている時は「早く長い笛が鳴ってくれ」と祈るような気持ちでいるものだが、待ち望んでいたはずの勝利の笛をこんなに複雑な気持ちで聞いたのは初めてだ・・・

ところで、今年のレディースは『骨太サッカーへの脱皮』を掲げて意識的にサイドから崩していく攻めを心掛けていたが、今日は横山選手にUスタのピッチで気持ちよくプレーさせてやりたいという狙いがあったのか、それとも無意識のうちにそうなったのか、去年までのように中央突破を中心に絶えず前へと向かう超・攻撃的サッカーが戻ってきたようだった。
また自分も、今日はメモリアルゲームという事で、今シーズンのモデルではなく一昨年に2部で優勝を果たした時の思い出のユニを着て観戦していたので、余計にあの時のレディースの躍動がシンクロして見えた。
まぁ、その“イケイケ・サッカー”復活の代償として、後半に当時と同じようなミスから2失点を喫してしまったが、気持ちよく勝てたんだし、これもご愛嬌という事でひとつ・・・(苦笑)
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そんな訳で、めちゃくちゃ楽しかった夢のような時間が過ぎ、いよいよドイツへと旅立つ横山選手の壮行セレモニー。
レディースの全選手が整列した中、大型ビジョンには3年前に入団してからの横山選手の活躍とチームの躍進が映し出され、その後の挨拶では、ちょっとヤンチャだけど実直で前向きな横山選手らしいコメントが聞けて、自分も色々な思いが頭を駆け巡り、思わずグッとくるものがあった。
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これから大いなるチャレンジを始める横山選手や、スーパーエースが抜けてしまった中で今後のシーズンを戦っていかねばならないチームに対しては、自分も伝えたい事が沢山あるけど、それはまた後日改めて書くとして、とりあえず現実の話として、次節はノジマステラ神奈川相模原とのアウェイ戦という事で、エースが抜けた中で新進気鋭のノジマとの戦いはかなりの苦戦が予想されるが、残った選手全員が「私たちでやるしかない!」と気合を入れ直し、チーム全員の力で是非とも勝利を掴み取ってほしい。

そして横山選手。
長野に来てから今日までの3年間、我々の想像をはるかに超えるような喜びや感動や驚きを数えきれないほど与えてもらい、また、コアサポやスポンサー等の関係者以外にはほとんど関心を示してもらえなかった弱っちいレディースチームを、当時は夢にも思わなかった華やかな1部の舞台に引き上げてもらい、発足当時から我が娘のようにレディースを応援してきた者として感謝に絶えません。
本当に本当にありがとうございました。
ドイツでも、その持ち前の負けん気で、大いに暴れてきてください!!!
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