ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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祝、信濃グランセローズ初優勝!!
前にもちょっと言い訳したけど、最近は記事を書く速度が遅くなり精神的にも体力的にも少々キツくなってきているので、パルセイロ以外の観戦記はアップするのを自粛してきたが、今日は非常にメデタイ事があったので、その勢いで思いっきり熱い想いを書かせていただきたいと思います。

野球ルートインBCLの信濃グランセローズは、リーグが発足した2007年からここまで、オリジナルの4チーム(信濃・新潟・富山・石川)に翌年参入の2チーム(群馬・福井)を加えた6チームの中で、唯一優勝のタイトルを獲っておらず、悪い表現をするとリーグの『お荷物球団』のような存在だったが、オリックスブルーウェーブ黄金期の名脇役だった本西厚博氏を監督に迎えて2年目の今シーズンは、前期こそ終盤に息切れして西地区2位に終わったが、後期はここまで順調に白星を重ねて首位をキープし、遂に優勝マジック1の状態で今日のホームゲームを迎える事となった。
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小諸市南城公園野球場に現在西地区4位の福井ミラクルエレファンツを迎え、セローズファン11年越しの思いを乗せて行われた優勝決定試合、その結果は激シブの手書きスコアボードでどうぞ。
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1回、2回とランナーを出しながらもあと1本が出ず無得点だったセローズだったが、3回に地元・小諸市出身の3番#29小林峻の三塁打から4番#24柴田のタイムリーヒットで待望の先取点を取ると、続く4回は8番#2西田崇晃からの4連打と犠牲フライで一挙4点のビッグイニングとなり、更に5回は無死2・3塁から犠牲フライと内野ゴロの間の生還とノーヒットで2点追加、6回は1死1・3塁から犠牲フライとタイムリーヒットでダメ押しの2点追加と、実に効率的な攻撃で着実に点を積み重ねていく。
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そして投げては、現在最多勝争いトップタイの#14樫尾亮磨が、毎回ランナーを出しながらも粘り強いピッチングで要所を抑えて福井のスコアボードにゼロの数字を並べ、8回は南箕輪村出身の#18高井ジュリアンが無難に繋ぐと、最終回は現在セーブ数ランキングでダントツトップの守護神・#31山崎悠生がしっかり抑え、9-0という大差で遂に悲願の初優勝を掴み取った。
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いや~、それにしても実に長い道のりだった。
BCLが発足して最初の2~3年は、投げてはストライクゾーンに全くボールが入らず四死球連発、守ってはイージーエラーや悪送球でみすみす相手に点を献上し、打ってはタイムリー欠乏症で残塁の山また山・・・と、「地元チームを応援するんだ!」というモチベーション以外には球場に足を運ぶにも相当に気持ちを奮い立たせなければいけないほど、とにかく全く救いようの無いようなポンコツチームだったが、そんなドン底の状態から少しずつ・・・本当に少しずつでもチーム力を高めていき、遂に11年目の今日、その努力の花を咲かせる事ができた。
今日の試合内容を見ても、決して派手な長打は無かったものの、果敢に次の塁を狙う積極的な走塁や、要所での犠牲フライで確実に1点を取りに行くソツの無い攻撃で、また守備面でも随所にファインプレーが飛び出すなど、優勝に十分値するような『強者の野球』を見せてくれた。
ここまで堂々とした戦い振りを見せてくれた選手達に、ハリさんに成り代わりまして(←何様のつもりだっ!)大きな『あっぱれ!』を贈らせていただきます。
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ゲームセットの後は、この試合のMVP表彰やインタビューの後、お待ちかね本西監督の胴上げが始まった。
なにせ11年目にして初めてのセレモニーなので段取りが少々グダグダだったのはご愛嬌だが、とにもかくにも、長い事待ち望んでいた胴上げシーンを遂に見る事ができて、自分も感慨無量だ。
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そしてその後は、観客もグランドに降りてきて全員で記念撮影。
小諸市特有の崖地形を生かして谷底に作られた施設ゆえ、この球場名物となっている外野スタンドすぐ背後にそびえる崖のテッペンにカメラマンが陣取り、選手・スタッフ・ファンが全て入った俯瞰写真を撮り終ると、MCの合図で配られた紙コップに入れた水を全員が投げ上げて歓喜のウォーターシャワーを降らせた。
(この時の集合写真は、おそらく明日の信毎朝刊に載るかも。 自分は顔が認識できないのをいい事に、目立つと思われる場所で目立つと思われるポーズをして写っているハズなので、今から仕上りが楽しみ♪)

このウォーターシャワーの後、水槽に残った水を選手全員が本西監督にブチまける“お約束”の展開となり、ズブ濡れになった監督は御覧の通り満面の笑顔。
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きっと、現役時代にイチロー選手や田口壮選手らと共に日本一に輝いた時よりもいい顔だったに違いない。
なかなか結果が出せなかったチームをここまで強くしてくれた本西監督以下、監督と同時期にNPBで活躍した経験を基に選手を指導し成長させてくれた南渕時高・有銘兼久の両コーチや、裏方としてチームを支え続けたスタッフの皆様、本当にありがとうございます!
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(ちなみに、マスコットのグラッツェ君は頭にビニール袋を被って水濡れ対策もバッチリでした。 うーむ、なかなかやりおるわい・・・)

それからもう一つ、どうしても触れておきたいのは、ここまでチームをスタンドから支え続けてきた応援団の方々の事だ。
思えば11年前のチーム発足初年度の頃は、応援のスタイルも手探り状態の中、トランペット隊もおらずドラムと声だけで応援を先導していたが、彼らは観客に楽しく、盛り上がって応援してもらうために色々と工夫を凝らし、一生懸命やっている姿が印象的だった。
自分が今も強く心に残っているのは、初年度の松本でのナイトゲームで、セローズが試合中盤で既に10点以上の差を付けられており、応援団も他の団員の都合がつかず僅か2人で行っている中、心無いオヤジから応援団に対して「オマエらがちゃんとしないからこんな試合になるんだ!」といわれのない罵声を浴びせられたが、そんな中でも矢面に立たされた2人の団員は笑顔を絶やさず、ゲームセットまで真剣に観客を先導し応援を続けていた。

あの頃は物珍しさもあって観客の数は今より多かったものの、味方の選手がちょとミスしただけで「交代しろ!」と鬼の首を取ったようにエラそうに怒鳴りまくるクレームオヤジがそこかしこに居たり、地元出身選手の身内を中心にした選手個人の後援団体が、その選手が交代してベンチに下がると試合展開に関わらずそそくさと球場を後にするというチームにとって失礼極まりない対応をしたりと、スタンドのファンの質は明らかに下劣だったが、なかなか結果が出せない中でそうした心無い観客達は自然と居なくなり、本当に真剣にチームを応援する人達だけが残って、観客動員自体は減ったものの、スタンドの雰囲気は創成期とは比べ物にならないくらい良くなった。
そして、そんなスタンドの雰囲気を作り上げていったのも、全ては応援団の方々の努力の賜物だろう。

どんなにチームが負けていても、常に明るく前向きに、そして本当に真剣に応援を先導してきた応援団。
今日の初優勝は、そんな彼らにこそ捧げられるべきものだと思うし、自分を含めてこの記事を読んでくださっているパルセイロサポーターの皆様にも、どんな状況になってもへこたれないグランセローズ応援団の姿勢には大いに見習うべきところがあると思う。
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さて、ちょっと話が長くなってしまったが、リーグはこれで終わりという訳では無い。
まず後期リーグはあと1試合、セローズにとってのホームタウン・中野でのゲームが残っているので、そこをしっかり勝って有終の美を飾る事。
そしてそれが終わると、前期優勝の富山GRNサンダーバーズとの西地区優勝をかけた地区チャンピオンシップ(3戦2勝式)を戦い、そこを勝ち上がると東地区覇者とのBCLチャンピオンシップ(5戦3勝式)が行われる。
更に、見事BCリーグのチャンピオンとなったあかつきには、四国アイランドリーグpulsの覇者との独立リーグ日本一を賭けた戦いが待っている。
セローズとしては今日の喜びも束の間、まだまだ高く厳しいハードルが待ち構えている訳だが、今日の試合のような戦い振りでそれらのハードルを一つずつクリアしていき、更なる高みを目指してチャレンジしていってほしい。

とにもかくにも、信濃グランセローズ初優勝、本当におめでとうございます!!!
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