ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プロ野球日本独立リーググランドチャンピオンシップ観戦記
ちょっと時間が経ってしまったけど、前回エントリーでちょっと触れた通り、記事の冒頭で触れた『都合』こと、日曜日にパルセイロの試合後に長野オリンピックスタジアムで行われた、野球独立リーグの日本一を決めるグランドチャンピオンシップBCリーグラウンド第2戦の模様について振り返ってみたいと思う。
次にこのシリーズをレポできるのがいつになるかも分からないしね。(←コラコラ!)

さて、信濃グランセローズとしては球団創設以来11年で初のルートインBCリーグチャンピオンに輝き、四国アイランドリーグplusを制した徳島インディゴソックス(藍染めが徳島県の特産である事から命名)を迎えて行われた晴れの舞台。
遠く四国は阿波・徳島から駆け付けた藍色の熱心なファンや、ホーム側にちらほら見られるオレンジ色のパルセイログッズを身に付けた方々も含めて、おそらくBCL発足初年度以来と思われる1,800人以上の観客が入ったオリスタは、スコアボード上のセンターポールに両チームの球団旗と共にそれぞれのリーグのチャンピオンフラッグも誇らしくはためき、自分も気持ちが高揚してくるのを感じた。
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試合の方は、前日の第1戦を10-4と完勝して連勝の期待も高かったが、結果は1-2と惜敗してしまった。
経過をざっと振り返ると、セローズは3回表にノーアウト満塁から押し出し四球で先制されてしまうが、なおも続く大ピンチをこの1失点のみで切り抜けると、その裏にすかさず9番#23田島光と1番#3ライの連打で1点を取り返して試合を振り出しに。
その後、5回にまた1点勝ち越され、セローズも逆転勝利を目指して頑張ったが、徳島が繰り出す好投手のリレーの前に最後まで追加点が奪えないまま試合終了となってしまった。

この試合で目を見張ったのが、徳島のマウンドに上がったピッチャーの実力とキャラの濃さだ。
スタジアム内では信濃球団が製作するインターネット生中継の音声をFMラジオで受信できるので、自分はセローズ球団副会長で名門・明治大学野球部卒の飯島泰臣氏と同会長でNPBに選手としてもフロントとしても携わっていた三沢今朝治氏(ご両人とも長野県出身)による軽妙な実況・解説を聴きながら見ていたが、その中で得た情報によると、まず先発の#14伊藤翔投手は、若干18歳の高卒ルーキーながらNPBも注目する逸材で、自分が居たネット裏席のすぐ近くに、どこの球団かは分からないがスピードガンを構えスコアやメモを熱心にとっているスカウト氏の姿があった。
この伊藤投手、体格はそんなに大きくはないものの、変化球にキレがあってコントロールも良く、また選手名鑑によるとストレートも150km/h近く出るようで、セローズの打者も多彩な変化球に狙い球が絞れずなかなか攻略できなかった。
ひょっとしたら今度のドラフト会議で指名される可能性もあるので、野球好きの方は覚えておいて損はない名前でしょう。
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この伊藤投手に続いて8回に登板したのが、ミャンマー出身の初のプロ野球選手であるゾーゾー・ウー投手。
なんでもこのウー投手、ミャンマーでは国民的英雄のようで、実況の飯島氏の情報によると、去年アウンサン・スーチー女史が来日した際、安倍首相との晩さん会に在日ミャンマー人代表としてお呼ばれしたらしい。
そして実際のピッチングはというと、2番#小林峻・3番#9森田克也という打撃好調な2人を難なく打ち取り、実力的にもなかなかのものとお見受けした。
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そして最終回に登板したクローザーの韓国人#00ハ・ジェフン投手は、8回まではセンターを守り主軸の4番を打っていた、日本ハムファイターズの大谷翔平選手も真っ青の『二刀流』で、それだけでもスゴい事なのに、いざ投げ始めると見るからに重そうな球筋と140km/h台の速球、そして正確なコントロールで、5番#1大平成一から続くセローズ打線を三者三振と圧巻のピッチング。
これじゃぁ、いくら粘り強く切れ目が無いセローズの打線もおとなしく白旗を上げるしかない。
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そんな訳で徳島の強力な投手リレーに屈してしまったセローズだったが、こちらも先発の#55ロン・2番手の#18高井ジュリアン・クローザーの#31山崎悠生が、四国チャンピオンを相手に走者を出しながらも粘り強いピッチングでしっかりと試合を作り、また守備陣も随所にナイスプレーが飛び出して力投のピッチャーを盛り立て、おかげで玄人好みの非常に引き締まった投手戦を堪能する事ができて、試合に敗れたとはいえ自分は大いに満足だった。
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また球場の雰囲気も、前記のようにリーグ発足初年度を思わせる観客の入りで、トランペットは無かったものの阿波踊りを連想させるチンチン鳴り響く鐘の音が入った徳島ファンの応援もあって日本一決定戦に相応しい華やいだ雰囲気だったし、初期の頃にご当地アイドルとして活動していた『ココロコロン』の2人組がポストシーズンに合わせて再結成され久々に披露された当時の応援ソング『夢を叶えよう』を懐かしく聞き入ったり、試合以外でもなかなかに楽しめた。
ちなみに、彼女達は当時中学生か高校生の年代だったとして、単純計算すると現在は20台半ばですっかり“きれいなオトナのおねーさん”となり、その反面自分は白髪も老眼もちらほらと出てきたりして、11年という時の長さの素晴らしさと残酷さを痛感した次第である。
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時の長さといえば、BCLも発足当初は『プロ野球独立リーグ』という名目とは裏腹に「高校生とやっても負けるんじゃないか」と思うほど、お世辞にもレベルが高いとは言えなかったが、この11年の間に各チームが切磋琢磨してリーグ戦でもチャンピオンシップでも本当に見応えのある素晴らしい戦いを繰り広げてくれたし、リーグ自体もオリジナルの北信越4チームから翌年は福井と群馬が加わり、更に地域の枠を飛び出して関東の埼玉・栃木、東北の福島、関西の滋賀と範囲を広げて計10球団となり、既得権益に縛られたNPBには無い地域密着の魅力を発信しており、マイナーリーグ好きの自分としては嬉しい限りだ。
そしてそんな中、11年目にしてようやくチーム初優勝を果たした信濃グランセローズが、こうして四国アイランドリーグplusのチームと日本一を争う試合を観戦する時が来ようとは、本当に感慨もひとしおである。

グランドチャンピオンシップは1勝1敗で来週末に舞台を徳島に移して四国ラウンドを行い、先に3勝をあげたチームが独立リーグ日本一の栄冠を手にする。
この日見た限りでは、やはり独立リーグの元祖として一日の長であるアイランドリーグを勝ち抜いた徳島のレベルが相当高いと感じたが、派手さは無いものの打線に切れ目が無く粘り強い戦いができるセローズも、その実力を十分に発揮できれば勝機はあると思うので、四国でもBCリーグ代表の誇りと自信を持って、悔いの残らないよう思いっきり戦ってきてほしい。
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