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AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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パルセイロ2017年シーズン総括~レディース編~
今年もこんな記事を書く時期になってしまいました。
まったく、歳をとってくると月日が経つのが早くなってきて困ります。
つい今さっき紅白見たばっかりだと思ってたのにねぇ・・・(←そこまで早くはない)

という訳でパルセイロの2017年シーズン総括、まずはレディースから参ります。

1部リーグ2年目となった2017年シーズンのレディースの成績は、リーグ戦が6勝5分7敗で6位、カップ戦が3勝1分4敗のAグループ3位で予選敗退、皇后杯は準々決勝で延長戦までもつれ込みながらジェフ千葉レディースに惜敗してベスト8という最終結果となった。
シーズン前の目標は、リーグ戦3位、カップ戦と皇后杯は決勝進出というところに置いていただけに、残念ながら目標が一つも達成できなかったが、シーズン途中からチーム状況が大きく変わってしまった事もあり、この結果も仕方ないだろう。

チーム状況の大きな変化といえばもちろん、大黒柱・#10横山久美選手のドイツ移籍。
横山選手出場最終戦となった6月24日のカップ戦第5節までを前半・その後を後半として、リーグ戦とカップ戦の成績の合計を比較してみると、前半15試合はリーグ戦が7勝3分2敗・カップ戦が1勝0分2敗で合計8勝3分4敗の勝率53%だったのが、後半になると、12試合でリーグ戦1勝2分5敗・カップ戦1勝1分2敗、合計2勝3分7敗の勝率16%と大きく落ち込んだ。

特に顕著だったのが得点力の差で、前半は合計28得点・1試合平均1.87点だったのが、後半になると合計11点・1試合平均0.92点と半減してしまった。
また、そうやってチーム状態が苦しくなってくると守備の方にも影響が出てくるようで、前半は16失点・1試合平均1.07点で抑えていたのが、後半は18失点・1試合平均1.50点と悪化している。
横山選手の移籍を境としているだけに、前半と後半では試合数も対戦相手も等しくないので、単純に比較するのはナンセンスかもしれないが、いずれにしてもこの差は非常に大きい。

もっとも、横山選手が長野に移籍してきてから、レディースはずっと彼女を中心とした戦い方をしてここまで勝ち上がってきただけに、得点力の落ち込みが予想以上に大きかったのと、1部残留確定が“ラス前”の17節までずれ込んでしまった事にはヤキモキしたけど、全体的には『想定の範囲内』と言えるんじゃないかと思う。

それよりも今シーズンを振り返る上で重要なのは、守備力の大幅な向上だ。
去年は、リーグ戦とカップ戦を合わせて26試合で49失点・1試合平均1.88失点だったのが、今年は34失点・1試合平均1.21失点まで減少させた。
去年までは、『ザル守備』とまで酷評はしないが、かなり不安定で見ているものにとっては結構ヒヤヒヤものだったけど、今年は試合を重ねるごとに守備力が安定していくのが手に取るように分かるくらいの成長ぶりを見せてくれた。
リーグ最終節、完全アウェイ状態の中で浦和レッズレディースの猛攻を無失点に抑える結果を出したのは、まさに今年のチーム作りの集大成ともいえ、今年の最重要課題だった守備力の強化は大成功だったと言えるだろう。

そんな守備力向上の要因として特に注目したいのが、それまでのポジションからコンバートされた選手の活躍だ。

今年のコンバート成長株の筆頭として、それまでのFWからサイドバックに起用された#19藤村茉由選手を挙げたい。
これまでもウチはチームの“台所事情”から、攻撃的ポジションからサイドバックにコンバートされた選手は結構いたものの、最初のうちは守備の動きに慣れず簡単に相手に抜かれてしまう事が多々あったのだが、藤村選手はコンバート初戦からそういった守備の“軽さ”がほとんど無く、しっかりとマークを外さずにサイドからの起点潰しに貢献し、また、ひとたびボールを奪えば“本職”の動きから切れ味鋭いドリブルでサイドをえぐる攻撃力を見せ、シーズン中盤以降の戦い方に大きなアクセントを与えてくれた。

また、去年サイドバック起用でブレイクした#18五嶋京香選手は今年はセンターバックにコンバートされ、守備の要・#7坂本理保選手と共に“専門職”ともいえるCBのポジションを危なげなくこなしていたし、その五嶋選手に押し出される形で1つ前のボランチに移った#5木下栞選手も、最初は不安定なところもあったけど、動きに慣れてくると持ち前の守備力に加えて攻撃の起点としても機能するようになるなど存在感を大きくしていった。
それに、#6國澤志乃選手が体調不良で欠場した試合で急遽代役ボランチを務めた#24神田若帆選手も、無難に大役をこなしてサッカーセンスの高さを実感したし、コンバートではないけど、大卒ルーキーの#17小泉玲奈選手が開幕からずっと左サイドバックを任されて新人らしからぬ堂々としたプレーで攻守に大活躍したりと、今年は本当に守備陣の奮闘ぶりが目立つシーズンだった。

ここまで飛躍的に守備力が伸びたのも、本田美登里監督以下コーチングスタッフの指導力、そして何より選手達のたゆまぬ努力と向上心の賜物だろう。
今年の試合は、攻撃シーンよりも守備のプレーを見ている方が楽しいと思えるくらいで、今年も我々サポの予想や期待の斜め上をいく結果を出し、大いに楽しませてくれたレディースの選手達に改めて感謝と賞賛の拍手を贈りたい。

1年を通して見てみると非常に苦しんだシーズンだったが、ウチは本田監督が就任してからここまで怖いくらいトントン拍子にステップアップしてきたので、今年こうして大いに悩み苦しんだ事は、今後チームが成長する上で大きな財産となっただろうし、その中で守備力の向上や若手の活躍など、収穫も多くあった有意義なシーズンだったんじゃないかと思う。

さて、ここからは来年の話。
1部・2部入替戦も終わって出揃った来年の1部リーグの陣容を見てみると、なでしこリーグと呼ばれる前の『L・リーグ』時代から在籍していた古豪・伊賀FCくノ一とちふれASエルフェン埼玉が降格し、代わって2部優勝の日体大FIELDS横浜と、エルフェンとの入替戦を2連勝で制したセレッソ大阪堺レディースが昇格してくる。
日体大については、ウチも2部時代に散々苦戦を強いられたし、1部に上がった去年も皇后杯で延長戦までもつれ込む接戦を演ずるなど、その実力については疑う余地が無い。
またセレッソについては、このチームがチャレンジリーグに参戦した2013年にウチと対戦した試合を見て、「このまま順調に成長していけば数年後には強豪チームになるかも」と記事に書いていたが、その“予言”が現実となった感じ(←ココ、何気に自慢入ってマス)で、自分は入替戦の結果を見て「遂にヤツらが来たか・・・」と鳥肌が立った。
選手名鑑を見てみると、2013年当時は全員がU-15世代だったメンバーのうち半数以上が現在も在籍しているため、平均年齢はハタチ前後と若いながらチームの熟成度はかなり高いと思われ、リーグのダークホース的な存在になる可能性を秘めていると思う。

そんな訳で来年の1部リーグは、日テレ・ベレーザとINAC神戸の2強は揺るがないと思うけど、それ以外の8チームの実力差はかなり詰まってきて、ウチもどこかで歯車が狂えば降格争いに巻き込まれる可能性だって無いとは言い切れず、そんな『戦国時代』ともいえる群雄割拠のリーグを勝ち抜くためにも、チーム力を更にアップしていかなければならない。

来年に向けて、一番の課題はやはり得点力だろう。
一応、横山選手は1年間の期限付き移籍という事で、予定通りならリーグ後半にはまた長野に復帰して背番号10の雄姿をパルサポに見せてくれるようになる訳だが、彼女には是非ともドイツで結果を出して契約延長を勝ち取る活躍をしてほしいという思いの方が強い。
まぁ、選手の契約(特に外国人選手)には成績以外にも色々な要素が絡んでくるので何とも言えないが、いずれにしても、帰ってくるか分からない横山選手頼りではなく、春の開幕時にいるメンバーで1年間を乗り切る覚悟でやらなければならない。

その現有戦力の中では、#14泊志穂選手の海外挑戦に#20内山智代選手の現役引退、また#9山崎円美選手も契約満了と、来年もゴールに絡む活躍を期待していた選手がゴソッとチームを退団してしまい、来年の攻撃力に関しては不透明な要素が多いが、その反面、シーズン終盤に大器の片りんを感じさせる活躍を見せた#23鈴木陽選手や、今年は2~3列目の起用が多かったけどやっぱりFWとしての働きに期待したい#24神田若帆選手に加え、高校女子サッカーのトップを走る常盤木学園でキャプテンを務めた滝川結女選手の入団も早い時期に内定(フロント陣グッジョブ!!)しており、これら若い世代の活躍に大いに期待がかかる・・・っつーか、やってもらわなきゃ困る! と感じるくらい、攻撃陣については顔ぶれが変わりそうだ。

また守備については、前記のように総失点数の少なさでリーグ4位と大躍進を見せたが、1部定着や上位進出を目指すには更なるパワーアップが必要だ。
今年の守備を見ていると、組織的な攻撃に対しては上位陣相手でもある程度落ち着いて対応できていたが、個人技で突破されるとバタバタして簡単にシュートを打たれてしまう傾向があるようがあるように思われる。
特に1部は、日テレ・ベレーザの田中美南選手や植木理子選手、INAC神戸に復帰した岩渕真奈選手、浦和レッズレディースの菅澤優衣香選手など、個人技に優れ得点能力の高い選手が多いので、それらの選手に対して1対1で負けない力や、強硬突破に対応できる組織的な守備力の向上が求められると思う。

大原学園のL・リーグ参入2年目から在籍し14年間長野一筋に頑張ってきた#28濱垣香菜選手と、チャレンジリーグ時代の低迷期を支えてきた#20内山智代選手が退団し、本田監督就任前からの選手がゼロになって、レディースも一つの時代が終わった感がある。
パルセイロ・レディースが発足した2010年から本田監督就任初年度までの順位が上がらず苦しかった頃を第1期、横山選手が加入した2014年から破竹の勢いで1部まで駆け上がった今年までを第2期とすると、来年からはチームにとって新しい時代が幕を開ける。
そんな新時代がパルセイロ・レディースにとって更なる発展の時代となるよう、そして日本女子サッカーの盛り上がりを引き続き長野から発信できるよう、来年も選手・スタッフ・サポーターが一体となって頑張っていきましょう!!
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