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AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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パルセイロ2017年シーズン総括~トップチーム編~
一週間のご無沙汰でした。(←古すぎ!)
年末恒例のシーズン総括、先週のレディース編に続いて今日はトップチームです。

さて、浅野哲也監督を新たに迎え、高い位置からプレッシャーを仕掛ける『良い守備』から素早く『良い攻撃』に移るアグレッシブなサッカーを掲げて臨んだ今シーズンだったが、改めて結果を振り返ってみると、32試合で13勝11分8敗・勝ち点50の第5位という、クラブが全国デビューしてから最も低い順位に終わってしまった。

もうシーズンが終わったからぶっちゃけるけど、自分は7月の第15節・ホームの藤枝MYFC戦で、同じ相手に同じようなヤラれ方で0-3とボロ負けしたのを見た時に、チームとして全く成長していない事を痛感し、今年の昇格は九分九厘諦めていた。
ならば、何とか意地を見せて3年連続で3位の座を死守し、全国のJリーグファンに「どーだ見たか!オレ達また今年もやらかしてやったゼ!!」と体を張ってネタクラブぶりをアピールしてやりたかったが、そんな野望(?)さえも叶わなかった。

今年の傾向を見てみると、総失点は25で栃木SCに次ぐ2位の堅守を見せたものの、総得点は34で全17チーム中13位タイと振るわず、最大の課題だった得点力不足を今年も克服する事ができなかった。
また守備に関しても数字の上では結果を出しているが、ゴールした直後など肝心なところで失点を許し、リードを守り切れず勝ち点を落とすというシーンも強い印象として残っている。
そしてもう一つ克服しなければならなかった、特定チームに対する苦手意識の払拭という課題に対しても、若手の実戦経験に特化したと思われるガンバ大阪を除いたU-23の2チームや、藤枝MYFC・福島ユナイテッド・グルージャ盛岡といった足元にガツガツ当りに行くタイプのチームに一つも勝てていないなど、今までと変わらないどころか悪化している感じだ。

その結果、連勝は3月・9月・11月と断片的に3回の2連勝があっただけだったり、ホームでは8勝5分3敗とまずまずの成績だったもののアウェイでは5勝6分5敗と貯金を作れない等、とにかく勝ち点を思うように積み上げられない、非常にもどかしいシーズンだった。

こうなってしまった原因として、自分は次の3つの事を挙げたい。

まずは、チームとしての熟成度が足りなかったというもの。
最終節の記事でも書いたように、ウチは一昨年のシーズン途中から3年連続で監督が替わっており、しかもそれぞれの監督の方針が違っていたので、チーム作りに対する継続性が維持できなかった。
また選手についても、個の力を上げるため上位カテゴリーから即戦力選手を引っ張ってくるのはいいが、それによって開幕時には去年からスタメンが半分以上入れ替わり、選手間の連携面でもシーズンが始まるたびに一から作り直さねばならないし、経験者で固めるあまり平均年齢が高くなり、相手に走り負けたり夏場の失速や若手が育たないという弊害も出てきている。

もっとも、これはあくまでも結果論。
監督に関しては、去年もシーズン終了後早い時期に前任監督に続投要請を出すなど、クラブもチーム作りにおける継続性の重要性は十分に理解していると思うし、選手についても、スタジアムや観客動員などのハードルをクリアして後は結果を出すだけとなれば、即戦力選手を多数獲得してチーム力をアップしようというのは自然な流れだ。
かく言う自分だって、もしクラブ側の人間だったら迷わず同じようなチーム編成をするだろう。
いくら最善の手を打っていっても勝負事には『絶対』は無い訳で、こればっかりは巡り合わせが悪かったと気持ちを切り替えていくしかないだろう。

2つ目の要因として、信毎朝刊の振り返り記事にもあったけど、とにかく主力級選手に怪我人が多かった。
開幕早々に#2松原優吉選手と#11阪田章裕選手が離脱し、#19三上陽輔選手・#8菅野哲也選手・#32天野貴史選手など、ゴールやアシストなどの活躍をして今後の展開に光明が見えてきた矢先に戦線離脱となってしまった選手も多かった。

怪我については今年だけでなく、毎年必ず主力級選手が何人かリタイアしているが、これは基礎トレーニング不足や練習時間が多すぎる(または少なすぎる)などマネジメントに問題があるのか? あるいは、練習場であるリバーフロントのピッチがプロ選手の練習場としては適していないような固さだとか、トレーニングマシンや体をケアする施設・人材が足りないなど環境面からなのか? それとも、練習に臨む選手の姿勢がなっていないなどメンタル面の問題なのか?
今年に関しては、レディースも#23鈴木陽選手がシーズン終盤までプレーできなかったり#11斎藤あかね選手が後半の大事な時期を棒に振ってしまったりと犠牲者が多かったし、この問題については、クラブとして早急に原因を洗い出して改善していく必要があると思う。

そして最後、個人的にはこれが最大の原因だと思っているのだが、選手のメンタルが弱すぎたというものだ。
今年の戦いぶりを見てみると、栃木・富山・北九州といった元J2勢に対しては互角以上の成績を上げているし、天皇杯でもFC東京とファジアーノ岡山を破って4年ぶりのベスト16進出を果たすなど、格上チームや昇格を争うライバルといった気合が入る相手に対してはなかなかの結果を出しているのだが、前記の通りウチより下位ながら藤枝や福島や盛岡など足元に厳しいプレスを仕掛けてくるようなチームや、直前まで参加メンバーが分からずスカウティングが十分にできないU-23勢、またリーグ優勝やJ2ライセンス取得など具体的な目標が目の前にあり気合が入っていたであろうブラウブリッツ秋田や鹿児島ユナイテッドやFC琉球など、思い切って挑んでくるチームや勢いがあるチームに対しては、勝ち試合で見られたようなアグレッシブなプレーが影を潜め、完全に相手のペースにハマってしまい敢え無く勝ち点を失う結果となっている。

特に下位チームやU-23勢は、1つのゴール・1つの勝利・1つの順位アップが、地元への知名度向上やスポンサー確保、U-23なら出場機会増大やトップチームへの招集といったところに直結するので、選手達はクラブや自分の未来のために本当に必死になって向かってくる。
そんな相手に対しては、戦術がどうの、フォーメーションがどうのといった理論よりも、相手を上回る強い気持ちで跳ね返すような精神論や根性論が重要になってくる事もある。

ウチはUスタジアムという素晴らしい球技専用スタジアムがあるし、地元の知名度や理解度も高くてJ3の中ではかなり恵まれた環境にあるといえるが、選手達はそんな中にいる事でハングリー精神が希薄になってはいないか?
それとも、昇格という具体的で大きな目標を背負わされ、その重圧に負けてしまっているのか?
いずれにしても、相手のプレッシャーがキツいからといってスピードダウンしたり横パスでお茶を濁すようでは、いつまで経っても下位チームからの取りこぼしを無くす事はできないだろう。

まぁ、このメンタルの問題は今に始まった事ではなく、『伝統芸』ともいえるウチの最大の欠点だけに、クラブも本腰を入れて、メンタルトレーナーとか催眠術師を雇って精神面強化に取り組んでいく必要があると感じる。(←催眠術師は違うと思う。)
もしそれでも克服できなかったら、もうウチの選手のメンタル強化は諦めて、相手のメンタルを潰すためにアフリカから黒魔術師を呼んできて呪いでもかけちゃいますか。(←ダメ!絶対!!)

そんなこんなで今年のダメダメぶりを長々と書き散らしてきたが、ここからは来年に向けての話。
確かに今年は前記のように悪い点が目立ってしまったが、その反面、浅野監督が「自分がやりたかったサッカー」と評した試合は、見ていてワクワクするようなアグレッシブな内容で快勝する事が多かったので、決して方向性自体は間違っておらず、チームとしての熟成度が足りなかったり、選手の戦術理解度や約束事をやり切る意志が弱かったのが、ここまで低迷した原因だと思う。

この問題を克服するには、より個の力が強い選手を呼んできて戦力アップを図るのが手っ取り早いが、上位カテゴリーから有望な選手を引っ張ってくるにしても色々と制約や限度があるし、そういった選手が1人や2人加入したところですぐに優勝や昇格を勝ち取れるほど、J3というリーグは甘くない。
JFL時代から長い年数をかけ一貫したチーム作りの末にリーグ優勝の栄冠を勝ち取ったブラウブリッツ秋田の戦いぶり、藤枝がウチにシーズン2連勝した時に大石監督から出た「自分たちは“突貫工事”ではないので、しっかり育ててきたものが少しずつ芽になって、選手たちが創造的なプレーをできるようになっている。」というコメント、そしてこれまで下位に甘んじていたものの限られた予算や戦力の中で地道な強化に取り組んできたクラブが今年になって次々と上位陣を倒して順位を上げていっている現実を見るにつけ、本当に強いチームにしていくには、小手先だけの強化ではなく、若干遠回りでも地道で1本芯の通ったチーム作りが必要だと痛感した。

幸い、ウチは早々に浅野監督の来季続投が発表されて進むべき方向が明確になっているし、選手の方も、#10宇野沢祐次選手にゴール前での本来の動きが戻ってきたり、期限付きレンタルだった#30萬代宏樹選手の完全移籍が発表されたり、なかなか出番が回ってこなかった#15西口諒選手や#20都並優太選手などの生え抜き中堅選手が怪我の選手に代わって出場しゴールなどの結果を出す活躍を見せたり、関西の大学サッカーで活躍した竹下玲王選手・堂安憂選手という有望株が数あるJクラブの中からパルセイロを選んでいただき入団が内定(レディースに続きフロント陣グッジョブ!!)していたり・・・と、明るい材料は揃っている。
だからこそ、後はしっかり腰を据え、伸び盛りの若手選手も積極的に登用したりして、浅野監督が目指すアグレッシブなサッカーをシーズン通してやり切れるだけのチーム作りに取り組んでほしい。

あくまで個人的な見解として、極論ではあるけれど、煮え切らない現状を打破してボトムアップ著しいJ3リーグを制し、上でも十分に戦えるだけの真に強いチームになるためなら、来年は『浅野体制3年計画の2年目』として結果よりチーム熟成を最優先とし、勝負をかけるのは再来年となっても全然構わないと思っている。
まぁ、異論だらけなのは分かってるけど。。。

ここ数年のウチの傾向を振り返ってみるに、あまり昇格ばかりを意識して前のめりになり過ぎると、自分達がやるべき事を見失って、また同じ失敗を繰り返してしまう恐れがある。
それよりも、まずは目の前の試合を集中して丁寧に戦い抜く事に重きを置いて、1試合ごとに1歩でも半歩でもチーム力を高めていく事が大事だと思う。

・・・と、ここまでの文章は実は今日のアップに向けて数日前から少しずつ書き溜めていたものだが、いみじくも本日サポへのクリスマスプレゼントのような形で発表された宇野沢祐次選手の契約更新のコメントで、「来季は目の前の試合、目の前の相手に勝つことを積み重ねていきたい。」と述べており、まさに自分が言わんとしている事を代弁してくれたようで嬉しかった。
さすがは長年このチームのエースを張ってきただけに、こちらがいちいち言わなくても自分達がやらなければならない事をちゃんと分かっていらっしゃる。
後は来シーズン、背番号10の完全復活を是非とも頼んまっせ!!!

来年のJ3リーグはJFLからの新規参入組は無く、U-23チームの動向にもよるが、おそらく今年と同じ17チームで争う事になる。
その中で、栃木SCと入れ替わりに降格してきたザスパクサツ群馬が加わる他、ウチと勝ち点5の大差を付けて4位になった鹿児島ユナイテッドと、ウチより1つ下の順位ながら勝ち点同数と肉薄してきたFC琉球に新たにJ2ライセンスが与えられ、自動昇格の2枠を争う戦いはますます激しくなってくる。
また、その他のチームも更にチーム力を高め、上位と下位の差は今年よりもっと縮まってくるだろう。

この戦国リーグを勝ち抜いてJ2昇格の悲願を達成できるか? それとも戦乱の渦に巻き込まれJ3の中に埋もれていってしまうのか?
今のトップチームは、そんなクラブの命運を分ける大事な分岐点に立っていると思う。
ここで進路を見誤ったりしないよう、クラブはしっかりとした信念と方向性を示し、また選手達は重圧に負けないだけの強い決意と覚悟を持って来シーズンに臨んでほしい。

3月から続いた長いシーズンが終わり、駆け付けたサポを大爆笑の渦に巻き込んだ(・・・かどうかは仕事で行けなかったので分からないが。。)パル感の大役も終わって完全にオフシーズンとなり、選手達はホッとしているだろうが、もう来シーズンに向けての戦いは始まっている。
選手達は今年味わった悔しさを決して忘れずに、オフの間もシーズンを通して90分間走り負けしないだけの体作りや相手のプレスにも負けないだけのメンタル強化など自主トレーニングに励んで、来年は一皮むけた力強い姿を我々に見せてくれるのを大いに期待している。
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