ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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アジアリーグ開幕に寄せて~祝!日光アイスバックス10周年~
今日はパルセイロが練習を再開してから初の2部練習という事で、是非とも見に行きたかったが、相変わらず公私共に忙しくて時間が取れず、泣く泣く断念。

・・・と、家に帰ったら、アイスホッケーの日光アイスバックスの今季後援会入会特典の一部が届いていた。

そう。 いよいよ今度の土曜日からアジアリーグ・アイスホッケー2008-2009シーズンが始まるのだ。

そこで今日は、この機会に自分が熱烈に応援している日光アイスバックスについて書いてみたい。
このブログを読んでいただいているほとんどの方には縁遠い話だが、できれば最後まで読んでいただき、スポーツクラブを応援する事について少し考えてほしいと思う。

古豪・王子製紙が『王子イーグルス』と名を変えて復活を狙うなど、今季のアジアリーグも色々と見所抱負だが、その中で個人的に注目なのは、前身の古河電工アイスホッケー部の廃部を受けて日本初のプロアイスホッケークラブとして発足した日光アイスバックスが、「いつ潰れるか?いつ解散するか?」とファンをヤキモキさせながらも、記念すべき10周年を迎えた事だ。

バックスを支援しているアパレルメーカー・BEAMSデザインによる、世界遺産・日光の社寺の象徴、東照宮陽明門をデザインした10周年エンブレムを見た時は、「苦難の10年をよく頑張った!」と本当に感慨深かった。
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この10年の間に、親会社の不祥事で雪印が撤退し、経営難で西武鉄道とコクドが合併し、去年はやはり親会社の不祥事で日本製紙も廃部の噂が流れるなど、大企業チームが思いもかけない事態に陥っている中、フラフラしながらも10周年という節目を迎えられたのは、たとえどんな辛い環境の中でも「ホッケーがやりたい!」という純粋な想いで頑張ってきた選手達と、それを精神的・金銭的双方から必死になって支え、どんな時でも精一杯の声で応援してきたファンの努力の賜物である。

特にファンの人達は、試合会場での応援はもちろん、早朝6時からや深夜11時から始まる氷上練習を見学に行ったり、みんなで食事などに行って会計の時に集めたお金が余れば「じゃあ、余った分はバックスに募金しよう!」とみんなが気持ちよく応えたり、運営資金の確保のために選手使用のユニホームをオークションすれば数万円から中には10万円を超える金額で落札したり、有志がお金を出し合って広告用のバナーを出したりと、とにかく自分の出来る範囲でチーム存続に必死に取り組んでおり、でもその中に悲壮感や絶望感は全く感じられず、どんなにチームが負けていても、みんな生き生きと楽しそうに、ひたすら前を向いて活動している。

そんな姿勢は当然試合会場にも反映され、ホームリンクの日光霧降アイスアリーナでは、試合中にスタンドを走り回っている子供や余計なおしゃべりをしているオバサンは皆無で、老若男女のほとんどがパックの動きに集中し、チャンスになれば大声で応援し、ゴールが決まればそこかしこでオレンジ色の大きな旗が振られて大歓声が起こる、ちょっと日本とは思えない実に素晴しい光景が展開される。
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去年、新体制となった運営会社の取締役に自らは無報酬で就任した、サッカー解説のセルジオ越後氏とコラムニストのえのきどいちろう氏も、そんな光景を目の当たりにしてショックを受け、バックスにハマっていった末に、「こんな素晴しいチームを絶対に失くしてはならない」との思いが起こさせた行動である。

そんなセルジオ越後氏が、先日行なわれた10周年記念パーティーで、こんな泣かせる事を言ってくれた。

『パーティーでは沢山の人から「10周年おめでとうございます」って声をかけられたけど、それは僕が言いたいことなのね。
皆さん、本当に10周年おめでとう。 皆さんがなし遂げた10周年なのよ。』

まさにバックスの本質を語った名言!

この10年は、選手・フロント・ボランティア・ファンと、バックスを愛する全ての人達が築き上げた金字塔であり、10周年エンブレムは、そんな不可能を可能にした『バックス・バカ』達への名誉ある勲章である。

『日本一熱いサポーター(又はファン)』といえば、サッカーの浦和レッズや野球の阪神タイガースを思い浮かべる人が多いと思うが、日光アイスバックスのファンも、さすがに人数は前記のチームには適わないものの、チームを愛する気持ちに関してはむしろ彼らを上回っていると断言できる。

そして、そんなチームを好きになり、前身の古河電工時代から約12年間ファンの末席を汚し、微力ながらチーム存続にかかわる事ができた自分も、我ながら大したもん(←あるいは相当な大バカ)だと自画自賛している。

考えてみれば、パルセイロの前身である長野エルザを応援するようになってから今年で4年目だから、バックスとはパルセイロの3倍もの付き合いがあるんだ・・・・

今、自分がパルセイロを熱くサポートできているのも、試合中に失点しても声を切らさず応援できるのも、全てはバックスの応援の経験が活きているのであり、いわばバックスは自分の応援ライフの原点なのである。

そんなバックスだが、昨季は資金難からプレシーズンマッチもできず、それどころか開幕ギリギリまで地元のイベントに借り出されるなどで、試合勘がなかなか戻らず最悪なシーズンとなってしまったが、今季はプレシーズンマッチもSEIBUプリンスラビッツと2試合行い、数シーズン振りに助っ人外国人も入団するなど、明るい話題が多い。

また、都心から日光へのメインルートである東武鉄道が今年からユニホームスポンサーとなり、SEIBUとの試合では“鉄道ダービー”として看板特急『スペーシア』の絵が大きく描かれた特別ジャージを着て試合をしたり、車体にバックスのロゴがラッピングされた電車が走るなど、ファンには嬉しいニュースもある。

アジアリーグは今年からプレーオフ進出チームが6チームから5チームに減り、“レギュラーシーズン万年6位”のバックスにとって厳しい条件となるが、まずはプレーオフ進出を目標に、是非とも頑張ってほしい。

そして、パルセイロを応援しているサポの皆さん。

今は大企業のスポンサーもあり、チームもリーグ優勝し、観客の数も増えてきて順風満帆に見えるが、もし上のカテゴリーに上がって負けが込んだり、スポンサーが撤退して経営が苦しくなった時も、今と変わらずチームを支えていくだけの強く前向きな気持ちを、どうか忘れずに持っていてください。

クラブの揚げ足とりや損得勘定ではなく、どんな時もクラブと苦楽を共にし、純粋に前向きにそのクラブを支え応援していけるようになれば、南長野のスタンドの雰囲気も、今よりもっともっといいものになるでしょう。
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