ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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軽井沢国際カーリング選手権2011
1月怒涛の3週連続スポーツ観戦のトリを務めるは、毎年恒例の軽井沢国際カーリング選手権大会。

長野オリンピック翌年の1999年から始まったこの大会も、早いもので今年で13回目。
オリンピック基金も終了して長野で行われるウインタースポーツの大きな大会が激減している中、今でも脈々と受け継がれている貴重な国際大会は、他の競技会が軒並み観客動員数を落としている中、会場のスカップ軽井沢の小さな観客席は立見客までギッシリの大入り満員で、軽井沢の地にカーリングが文化としてしっかり根付いた事を実感すると共に、去年のバンクーバー五輪でがっつりテレビ中継されてカーリングの面白さに目覚めたファンも多く来場していると思われ、長野五輪のプレ大会でこの競技を初めて見て以来ドップリと魅力にハマっている自分としても、この盛況ぶりは嬉しい限りだ。

さて、男女各6ヶ国に日本の招待枠と長野県選抜を含めた計8チームで争うこの大会は、水曜日から土曜日まで総当りの予選リーグを行い、最終日の今日は午前中に1位vs4位・2位vs3位の組み合わせでの準決勝、その結果を受けて午後に決勝と3位決定戦を戦った。

そして気になる日本代表だが、まず女子は、地元・軽井沢に本拠を置き、昨年の全日本選手権では3位に入った新興勢力・中部電力チームが予選3位で決勝トーナメントに出場。
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午前の準決勝はアメリカと対戦し、延長戦までもつれ込んだものの、有利な後攻での11エンドをしっかりモノにして見事決勝に進出!
そして決勝戦では、強豪のカナダ相手に奮闘したものの、最終10エンド途中ギブアップの4-8で残念ながら敗れ、それでも堂々の準優勝に輝いた。

今回、女子は世界選手権3位のカナダとバンクーバー五輪3位の中国の実力派チーム同士が準決勝で顔を合わせ、一方の日本は国際大会の経験がほとんど無いアメリカのチームと戦うという、対戦相手に恵まれた面もあったが、それでもこの成績は立派である。
また、準決勝では前半は防戦一方だったものの第8エンドに3点取って逆転し、続く第9エンドには不利な先攻から得点する『ブレイク』を決めるなど、粘り強くしたたかな面も見えたし、決勝戦では明らかに格上のチームに対して、劣勢でも確実に1点を取りに行かず2点以上を狙う攻めの姿勢で最後まで全力で戦い、見ていてとても清々しい気持ちにさせてくれた。

北海道北見市出身で単身軽井沢で暮らしているスキップの藤澤五月選手は、まだ高校を卒業したばかりの19歳だし、軽井沢出身の他のメンバーも20~21歳と非常に若く、これまで日本を引っ張ってきたチーム青森の最強メンバーが解散・再編されて“本命不在”となった日本女子の中にあって、中部電力チームもこれから多くの経験を積んで実力を上げていけば、3年後のソチ五輪の日本代表だって決して夢ではないだろう。

皆さんも、まだあどけない彼女達のこの顔、覚えておいてソンは無いですよ。
2年後の五輪予選の時には、必ずやテレビのニュースを賑わせてくれると思います。
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そして男子は、去年のパシフィック選手権にも出場した日本有数の強豪チーム、昨年の日本選手権2位のSC軽井沢クラブが参戦。
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予選リーグこそ4位だったが、準決勝では予選1位の韓国相手に終始主導権を握る落ち着いた展開。
5・6エンド連続ブレイクで相手を突き放し、3点差で迎えた第9エンドに相手に1点取らせるところを2点取られて1点差まで追い上げられてしまう“計算ミス”はあったものの、有利な後攻の最終エンドは余裕のオープンエンド(両者無得点)で難なく逃げ切り決勝進出。
そして迎えた決勝戦でも、アメリカ相手に3エンドと6エンドに3点ずつ取って試合を優位に進め、8エンドにトドメの2点を入れて相手がギブアップし、8-3と大差を付けて見事に優勝!!

今回の男子は、カナダやアメリカら“強豪国”と呼ばれる国の代表にあまり実績の無いチームが来ており、全体的にレベルが低かった印象だったが、それを差し引いたとしても日本の戦いぶりは貫禄に満ちており、また終始冷静沈着だったスキップの両角友佑選手を中心に随所にナイスショットを見せて会場を沸かせ、本当に“文句ナシ!!”の優勝だった。

この大会での日本の優勝は、第2回大会で長野五輪でスキップを務めた敦賀信人氏率いるチームが獲って以来11年ぶり2回目だが、自分にとっては日本の優勝を目の当たりにしたのは初めて。
表彰式では、昨日のカタールに引き続き軽井沢でも『君が代』が流たが、この大会観戦のため早起きしなければならなかったのでアジアカップのテレビ観戦をスルーしてしまった身としては、この君が代はカタールでかかったものと同じくらいの価値で心に染み渡った。

また、この表彰式では地元のチビッ子カーラーが優勝チームに花束を渡すセレモニーがあったが、プレゼンターの小学生達は普段SC軽井沢クラブの面々からカーリングを教わっており、子供達の目には普段教えてもらっているお兄ちゃん達の晴れ姿がまぶしく見えた事だろうし、こういった経験で軽井沢のカーリング文化が更に成熟していくのだろう。
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大いなる可能性を感じさせてくれる女子の中部電力チームといい、国内屈指の強豪チームであるSC軽井沢クラブといい、来るべきソチ五輪の代表に選ばれるよう、これからますます頑張ってほしいし、長野五輪に端を発しじわじわと広がっている軽井沢のカーリング熱も、アジア唯一の定期的国際大会であるこの大会と共に、ここに写っている子供達に受け継がれていつまでも続いてほしいと願っている。
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コメント
この記事へのコメント
観戦、お疲れ様でした。
男女ともに地元の軽井沢のチームの優勝と準優勝、よかったですね。

カーリング、一度ぜひ生で見てみたいものです。
2011/02/01(火) 21:05:15 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
パオロロッシ様
カーリングは関東近辺での試合が無いので、生観戦はなかなか難しいものがありますが、緊張感の中にもアットホームな雰囲気の中で競技が行われ、競技自体の面白さもあって是非とも生で体感してほしいので、来年機会があったら軽井沢までお越しくださいませ。

カーリングといえば、日本ではチーム青森(っつーか、ほとんど本橋麻里選手個人)ばかりが注目されているけど、中部電力女子チームは本当に将来有望なチームだし、男子のSC軽井沢クラブは日本でも有数の強豪チームなので、是非とも注目してやってください。
2011/02/03(木) 21:09:49 | URL | ぼー #-[ 編集]
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