ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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BCL震災復興試合 vs石川ミリオンスターズ
野球独立リーグBCLは本来なら今日はホーム開幕戦を迎えるところだったが、東京電力管内の群馬と東北電力管内の新潟の電力事情に考慮し、リーグ開幕が1週間先延ばしとなった。
それを受けて信濃グランセローズは、昨日のパルセイロと同じように、本来行うはずだった日程をそのままに、入場無料の震災復興支援試合をオリンピックスタジアムで行った。

昨日とは打って変わってポカポカ陽気のオリスタに、昨日と同じように犠牲者を悼む半旗が上がる中、試合前には両チームの選手とコーチがチームの壁を越えて交互に一列に並び、その前で、BCLの村山哲二代表・安部守一長野県知事・セローズの#7松本匡礼キャプテンが挨拶。
特に安部知事は、今日は県議会議員選挙があり忙しかったであろうにも関わらず、こうしてスポーツイベントに出向いて栄村の現状をしっかり説明していただき、いち野球好きとして頭が下がる思いだ。
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この村山・安部両氏は、このような公の場での挨拶ではいつも、他のエライさん達のようにただ用意された原稿を読み上げるのではなく、自分の言葉でハッキリ分かりやすく話すのでとても好感が持てるのだが、今日の挨拶でも、被災地に対する熱い思いがこもった力強い話となり、聞いていたこちらもグッと胸にこみ上げるものがあった。

さて、試合の方であるが、そのハイライトはいきなり1回の裏にやってきた。
1番の#1脇田が初球を強烈なピッチャー返し。
そのライナーは惜しくも相手投手のグラブに吸い込まれてしまったが、続く2番#8フミヒサから先、3番#0今村→4番#14ペレス→5番#4原→6番#31坂巻→7番#3小林と、なんと7連続の長短打で一気に3点を先制。
その後も、点を取られたその裏にすぐに取り返すなど、去年までのタイムリー欠乏症がウソのように効率よく点を重ね、結果8-6と、去年の公式戦で1勝もできなかった苦手の石川に競り勝った。(あ~ぁ、これが公式戦だったら。。。)
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(写真は5回にホームランを放ち3塁の猿渡コーチとタッチする#31坂巻選手)

と、こと攻撃に関しては今シーズンに期待の持てる内容だったが、その一方で課題もまだまだ山積みだ。

特に、今日先発のエース格#17杉山投手。
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今日は特に調子が悪かったのか、結果的に点はなかなか与えなかったものの、ボール球が多くて投球の間合いが非常に長くなり、おそらく今日のノルマであった責任投球回数の5回を投げ終わった時には、試合時間は既に2時間になろうとしていた。
観客にとって、このようにムダに長い試合を見せられるのが一番キツいものである。

そして、そんな悪いテンポに野手が影響されたか、おあつらえ向きのダブルプレーをミスしてオールセーフとしてしまったり、難しい外野フライを中途半端に突っ込んで捕ろうとして手前で大きくバウンドしたボールが頭の上を越えてしまったり、基本的なプレーに関するミスが目立ち、そしてそのミスがことごとく失点につながってしまった。

今日はたまたま勝てたから良かったものの、このままでは公式戦に入れば必ずボロが出てしまう。
試合後、ホームランを打った坂巻選手がスタンドに向けて挨拶する予定だったのを引き伸ばしてまで、ベンチ前で佐野監督と猿渡コーチを中心にミーティング(お説教?)をしていたが、去年までも度々見られたこのようなミスは、その場でしっかりと修正してシーズンに臨んでもらいたいものだ。

そんな良い面と悪い面が両方見られた今日のセローズだったが、一つ言えるのは、去年と比べれば確実に戦力が高まっているのは間違いないと思う。
攻撃面では前述のように打線につながりが出てきたし、投手も2番手以降に出てきた#21佐々木、#30保延、#20篠田、#19鈴木の4人は、打たれもしたが大崩れせずそこそこ結果を出したし、後は選手個人としてもチームとしても、試合の中でいかに成長していくかだろう。

そしてもう一つの期待は、NPB日本ハム~阪神に在籍していた金村暁投手の入団だ。
今日は出番は無かったが、イニングの間に顔見せを兼ねて復興義援金募金の呼びかけを行い、スタンドから期待のこもった大きな拍手を浴びていた。
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この端正な顔立ちは、東京時代晩年から北海道創成期のファイターズのエースとして活躍していた頃と変わらない。
札幌移転初年度、地元札幌ドームでの初勝利のヒーローインタビューで「なまら最高です!!」と北海道弁を交えて叫びファンを湧かせたシーンは、今でもよく覚えている。
金村投手の強気なピッチングや試合に向かう姿勢は、セローズの他の投手達にもいい刺激になるだろうし、それがチーム全体に好影響を及ぼすのを大いに期待している。

ところで、金村投手は今年NPB球団から契約されず、また韓国プロ野球の入団テストを受けたがオファーがかからず、それでも現役にこだわりたいという事でセローズと契約したとの事。
今年はこの他に、新潟がヤクルトのリリーフエースだった高津臣吾投手や、日ハムでスーパールーキーともてはやされた正田樹投手と契約を結んだが、彼らに共通しているのは、日・米・韓のトップリーグからの契約は無かったものの、まだまだ現役を続けたいという強い意志がある事で、彼らが“野球浪人”とならないためにも、BCLといった独立リーグが選択肢に増えた事は本人達にとってもありがたいだろうし、またBCLとしても、こういった形でNPBと選手の行き来ができるのは喜ばしい事なんじゃないかと思う。

今までの独立リーグは、NPB入りを夢見る若い選手達の“修行の場”としての性格が強かった感じだったが、今年こうして元NPBの3投手がコーチ兼任ではなくいち選手として入団した事で、BCLも更に日本の野球界における存在意義が高くなったんじゃないかと思い、マイナーリーグ好きな自分としてはとても喜ばしく思っている。

そんな感じでいよいよ来週から始まる5年目のベースボールチャレンジリーグ。
今年も信濃の“ドラ息子”達には散々悩まされるかもしれないが、例年通りできる限り球場に足を運び、生の野球を楽しみつつ、セローズの成長を忍耐強く(苦笑)見守っていきたいと思う。
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コメント
この記事へのコメント
連日の観戦・応援お疲れ様です。
ついにスポーツシーズン到来という感じで嬉しいですね。
私も早くスタジアムでサッカーや野球を見たい気がします。

グランセローズ、今年は良いシーズンになってほしいですね。
2011/04/10(日) 21:22:32 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
パオロロッシ様
普段は、東京は週末ごとに様々なスポーツイベントがあってうらやましいな~・・・と感じていましたが、今回ばかりは立場が逆になってしまいましたね。(笑)
Jリーグの再開もNPBの開幕ももうすぐです。
「スポーツで日本を元気にする」といっても、観客の歓声がなければ盛り上がりも半減するし、シーズンが始まったら、またいつものようにスタジアムで大好きなチームに声援を送って、大いに試合を盛り上げましょうね。
2011/04/11(月) 21:48:34 | URL | ぼー #-[ 編集]
お久しぶりです。
色々と面白そうになってきましたね。
僕は残念ながらまだ今年試合に一回も行けていませんので、羨ましい限りです。
チームとしてはまだまだ課題こそあれ、問題児?だった富所は絶好調。気持の入ったプレーで皆を鼓舞しているそうですし、期待が高まります。

レディースもそろそろ始まりますので、注目ですね。
2011/04/12(火) 15:31:51 | URL | 二度寝 #-[ 編集]
二度寝様
試合を見たいのになかなか行けないのは、県外のサポにとっては辛いところですよね。
ただ、自分にとっての日光バックスがそうだけど、そうやって思いが募ったところで遠路はるばる試合を見に行くと、勝敗はどうであれその場に居るのがとても楽しく感じられ、それはそれでいいものですよね。
富所選手のプレーは本当に見ていてワクワクするし、その他の新入団選手も、以前そちらのブログに書かれていたように気持ちの強い選手ばかりなので、JFLでの戦いぶりが本当に楽しみです。
また、レディースはまだ新チームの試合を見ていないけど、どんな選手が入ったか、こちらも期待して待ちたいと思っています。
トップもレディースもいよいよ開幕。
今年1年、また大いに楽しみましょう!!
2011/04/13(水) 22:24:03 | URL | ぼー #-[ 編集]
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