ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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JFL2011第1戦(前期第7節) vsジェフリザーブズ
祝 JFL開幕!!

東日本大震災による開幕延期から約1ヶ月半。
前日の雨も上がり、カラッとした青空の絶好の“開幕日和”の中、長野にとって全国へのデビューとなる歴史的な瞬間が遂にやってきた。

1990年、「長野の、北信のサッカーを強くしたい」と有志が立ち上げた『長野エルザSC』の、その熱い思いと壮大な夢にサポやスポンサーや行政が乗っかって『AC長野パルセイロ』へと進化を遂げ、当時は手が届かないほど遠くの存在に思えた憧れのJFLの舞台に今こうして立つ事ができ、自分も選手入場の時には思わず胸が熱くなった。

パルセイロの特筆すべきは、21年前のクラブ発足時のメンバーが今もコーチやクラブの要職に就いて活躍している事であり、彼らにとってもこうして現場でJFLデビューの瞬間に立ち会えて感慨もひとしおだろう。
今日こうして我々がパルセイロを通して長野に居ながらにしてハイレベルなサッカーを楽しめるのも、地元のチームを応援できる喜びを感じられるのも、全ては小湊コーチや町田統括本部長を始めとした先達の方々が、サッカー未開の長野を必死になって開拓してきたからであり、まずは長野エルザという素晴らしいクラブを創り育て上げてきた全てのOBの方々に最大級の賛辞と感謝の意を伝えたい。

そして、日程の関係で記念すべき開幕カードの相手となったのが、5年前に高知で行われた地域決勝1stラウンドでエルザを負かしてJFL昇格を果たしたジェフリザーブズ(当時はジェフ・アマチュア)というのも、当時あの場所で実際に試合を見て“全国の壁”の高さを痛感したオールドファンにとっては強い因縁を感じずにはいられない。

そんな様々な熱い思いが詰まった開幕戦の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 4(3-0・1-0)0 ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ

まずは注目のスタメン発表を聞いて少し驚いた。
先発11人のうち、新加入選手は#19向、#22小川、#25有永の3名だけで、後は全て去年から在籍している選手達。
これは、「上位カテゴリーでやってきた選手ではなく、地域上がりの選手でもウチは十分戦えるんだ」という薩川監督の自信の表れであると自分は捉えたが、その“地域上がり”の選手達が素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。

去年までのウチの悪いクセだった気負いからくる連携ミスや消極的な姿勢は全く見られず、JFLデビューの緊張や固さも微塵も感じられず、ボールが面白いように良く回るウチらしい魅惑的な攻撃サッカーで、10人のフィールドプレーヤー達がピッチ内を縦横無尽に駆け回り、会場に詰め掛けた2200人を超える観客を大いに湧かせる。

そんな中、歓喜の瞬間は意外に早くやって来た。
前半25分に記念すべきJFL初ゴールを奪ったのは、#13藤田信!
そして、その興奮も冷めやらぬ34分、今度は#10宇野沢祐次が負けじとゴール!!
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※マコファンの皆さん、ゴメン。1点目は興奮しすぎて使える写真が撮れなかった・・・

去年HFL優勝と地域決勝突破の原動力となったウノ・マコの2トップが揃って結果を出す最高のシーンの後は、41分に期待の新戦力#19向慎一が決めてメインスタンドにガッツポーズでアピールし、スタジアムの盛り上がりも最高潮!
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更に向は後半17分にも得点し、その勢いのままゴール裏のサポゾーンへダイブ!!!
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さすがJリーグも経験した千両役者、盛り上げ方のツボを知ってますな。

その後も追加点はならなかったものの終始ウチが押しまくり、守備でも後半立ち上がりに相手に攻め込まれ少々ヒヤッとした場面があった以外は危なげなく守りきり、大事な大事なJFLデビュー戦をこれ以上ない最高の形で勝利する事ができたが(得失点差でリーグ首位に立つオマケ付き!)、何より嬉しかったのは、去年まで北信越リーグを戦ってきたメンバーがJFLの舞台でも臆する事なく自分達の持ち味を発揮して、ウチらしいサッカーで勝利した事だ。

今日の相手の出来がどの程度か分からないので手放しで喜んではいけないとは思うが、このメンバーでもJFLで十分に戦えるだけの手応えを掴んだのは本当に大きな収穫だと思う。

そんなこの試合で自分が最も印象に残った選手は、前記の得点者などではなく、左サイドバックの#25有永一生選手だ。
関東学院大から新卒で入団したルーキーながら、並み居る経験者を差し置いて先発出場した有永選手は、シニアリーグ初出場とは思えない冷静さで相手の攻撃を未然に防ぎ、またクリアーもいたずらにタッチを割らずにインフィールドの味方に的確につなぐなど、決して派手さは無いけど最終ラインで非常に利いており、今日の無失点勝利の陰の立役者とも言え、これから経験を積んでいけば更に存在感のある名選手になる予感がした。
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と、そんなこんなで今日はウチのいい面ばかりが際立ち、文句の付けようがない試合だったが、そうそう浮かれてばかりもいられない。
何しろリーグは本当に始まったばかりだし、今日の試合だって“ビギナーズラック”は言い過ぎかもしれないけど、気持ち悪いくらいハマり過ぎて逆にちょっと“出来過ぎ”で不安な感じがしてしまうのは気にし過ぎだろうか?

いずれにしても、選手達は今日の勝利に浮かれる事なくこれからの試合に臨んでほしいが、次節は、気持ちを引き締めるにはこれ以上ない最高の相手、松本山雅FCとの『信州ダービー』だ。

この信州ダービーは、他の試合には無い、ある意味“異様”な空気感がスタジアムに流れ、選手達はどうしても「絶対に勝たなければ」と気負ってしまいがちで、過去もウチはそんな気負いが変に空回りしてしまい、逆にあの空気を自分達の力に変えるのが非常に上手い松本に散々な目に遭わされ続けている。

今日の松本はホームでブラウブリッツ秋田に逆転負けを喫してしまったようだが、去年は昇格初年度にもかかわらずJ昇格圏の4位にあと一歩で手が届く位置までいっており、過去の対戦成績からいってもJFLで1年先輩の松本は明らかに“格上”の存在だし、敵地・アルウィンで行われる次節は、そんな相手へ敬意を持って、でも気持ちは強く、自分達の攻撃サッカーを貫き通し、相手の胸を借りるつもりで思いっきりブチ当たってほしい。

そして自分も、絶対に勝って過去の借りを一気に返したい気持ちは強いけど、ゴール裏を離れて見る最初のダービーだし、もしかしたら来年以降はまたしばらくこのカードが見られなくなるかもしれないので、少し肩の力を抜いて、Jリーグの“静岡ダービー”と並び日本が世界に誇る『本物のダービー』の独特な雰囲気を思う存分楽しめたらと思っている。
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コメント
この記事へのコメント
私も見てきました。相手がジェフとはねぇ。
DFライン以外は、佐藤が向に変わっただけで、あとは北信越仕様じゃないですか。びっくりしました。
長野のいいところばかりが目立った試合。
藤田、高野、塚本など地域リーグまでしか知らない選手たちが
ノビノビとやっているのはいいことですね。
駐車場の問題が気になるところ。キャパシティが足りません。
2011/04/24(日) 21:56:20 | URL | 某コテ #mQop/nM.[ 編集]
JFL第1戦での初勝利おめでとうございます。
ジェフサポとしてはリザが負けてしまったのは残念で心配になりますが、パルセイロの勝利は素直にうれしいです。

遠くからですが応援していますので、次も絶対勝って下さい!
2011/04/24(日) 23:01:59 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
ぼーさんこれはアツいっすね。
アイスホッケーの時に話された通りの展開になりましたね。正直、ここまで上手くいきすぎるとビビりました。

パルセイロはここまで来るのに長い時間もかかったし、挫折も繰り返した分、逆に吹っ切れていたのかもしれないのかな、と。

しかも今年からは得意なハズの長丁場のリーグ戦ですよね。

まあ、そのうち負けは必ず来ますけど、まだまだ皆で粘って次節は引分以上に持ち込んみ、実力派をアピールして欲しいと思います。

あと、バニーズの件で懲りたはずでしたが、女子は危機意識がまだ足りていませんでした。
いや、僕自身の意識です…。

1節でも早く応援に駆けつけたいと思います。
2011/04/25(月) 11:24:40 | URL | 二度寝 #-[ 編集]
某コテ様
本当に先発メンバー発表の時は驚きましたが、これは本文でも書いたけど薩川監督の“確信犯”的自信の表れじゃないかと思います。
そして、その起用に見事に応えた選手達、アッパレですね。
南長野のポールにパルセイロと並んであの三色旗がはためいているのも不思議な気分でしたが、時折聞こえてくる耳馴染みのチャントや手書きの『臨海魂』のダンマクを見ると、“犬好き”としてはまんざらでもない感じです。
駐車場については、今回はたまたま南長野のほかの施設が大会で“フル操業”だったから仕方ない面もあるでしょうね。
これでパルセイロの知名度も上がり客足が増えてきたら、他競技との日程調整も今後の課題になってきますね。

パオロロッシ様
これはこれは“敵サポ”様、今回は勝たせてもらっちゃって申し訳ないっス・・・なんて、ついつい浮かれてしまい失礼しました。
あれだけの大差が付くと、逆にリザのチーム状況を心配してしまいますが、この大敗で奮起してもらいたいというのが、“犬好き”かつ5年前にJFLに“送り出した”クラブのサポとしての願いです。
後期の臨海では、ホームの黄色いユニを着た選手達とのリターンマッチを楽しみにしています。

二度寝様
なんか本当に気持ち悪いくらい最高の滑り出しになったけど、上のカテゴリーになったからといって選手を大量に入れ替えたりビッグネームを呼んできたりせず、現有勢力を基に着実にチームを作ってきたクラブの方針が間違っていなかったという意味でも、今回の勝利は本当に価値のあるものですよね。
これからはもっと強豪のチームとの対戦で厳しい試合も多くなってくると思うけど、この基本方針だけは曲げずに、魅力的なチームを作り上げて欲しいものです。
レディースについては自分もまだ試合を見ていないのでコメントのしようが無いけど、「世の中そんなに甘くない」ってトコですかね・・・
まぁ、ドラスティックに強くなるなんて事はありえないし、我々も辛抱強く見守っていきましょう。
2011/04/25(月) 12:38:24 | URL | ぼー #-[ 編集]
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2011/04/29(金) 22:25:54 | | #[ 編集]
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