ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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JFL第11戦(後期第1節) vs松本山雅FC
早いもので1年も折り返しを過ぎ、JFLも今日から後期に突入。
そして、後期開幕戦の今日はいきなり松本山雅との“信州ダービー”長野ラウンド。
用意されてた4000枚のチケットは即日完売し、バックスタンドアウェイ側隅の一部を除いて満員御礼の大盛況の中で行われた、日本のサッカー界が注目する大一番の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(1-0・0-1)1 松本山雅FC
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さすが両クラブの意地がぶつかり合う信州ダービーだけに、試合は最初から激しい攻防が見られたものの、どちらかというと松本の方が優勢に攻め、ウチは守りに回る時間が多かったが、前半13分、#21加藤が右サイドのハーフウェイライン付近で待っていた#19向へ正確で素早いフィードをすると、フリーで受けた向がゴール前の#13藤田へ絶妙のクロス。
それを藤田が頭で折り返すと、突っ込んできた#10宇野沢のダイビングヘッドがドンピシャ決まり、松本のお株を奪う鮮やかな速攻で欲しかった先取点をゲット!
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その後も松本は果敢に長野ゴールを脅かす攻撃を再三仕掛けてきたが、ウチはボールへの素早いプレスやゴール前での体を張った“攻めの守備”で松本に思うような攻撃を許さず、前半41分にはフラストレーションの溜まった松本の#33木島良輔が、おそらくレフリーへの暴言かなにかで一発レッドの退場になるなど、流れとしてはウチのペースで前半終了。

そして後半、追加点が欲しいウチは数的有利な中でボールを支配し攻撃を仕掛けるが、あと一歩のところでなかなか松本のゴールを割れず、逆にこういった逆境になると俄然力を発揮する松本は、人数が一人少ない事を感じさせないくらいの迫力で、前半にも増して積極的に攻め上がる。

それでも、ウチは守備に対する集中力も高かったし、このままいけば何とか逃げ切れる・・・と思っていたが、後半40分前後くらいから、ウチの攻撃陣がボールをコーナーに寄せて時間を稼ぐようなプレーが出だしてから、何となく流れが違う方へ向かっていった。

ウチが“逃げ”に入ったのを見透かしたかのように、松本の選手達はディフェンスラインを思いっきり上げてガンガン攻撃を仕掛けていき、逆にウチはズルズルとラインを下げられ防戦一方に。
そしてロスタイムに入る直前、今度は松本がウチのお株を奪うパス攻撃から、最後は上田市出身でダービー前の報道でも注目されていた#19塩沢に同点弾を叩き込まれ、前期のダービーと同様に試合終了間際で失点を許す、悔しさを通り越して何の考えも浮かばないようなショックを残したまま試合終了。

さて、いつも負けてもポジティブで好意的な論調の弊ブログですが、今日ばかりはかなり厳しい批評を書かせていただきます。

この試合は、確かに松本に押し込まれる場面も多かったものの、選手達の集中した動きやオレンジに染まったスタジアムの雰囲気、そして数的優位になった後半と、概ねパルセイロの流れで試合を進めてきたと思う。
でも、前記のように試合時間を5分以上も残したところで“逃げ”に出てしまったばかりに、みすみす相手に勢いを渡してしまった。

前期のダービーでも、「アウェイで引き分けなら御の字」と後半30分過ぎからコーナーでボールを持とうとする“逃げ”の姿勢を見せて、ロスタイムに松本に逆転弾を喰らってしまったが、あの時と全く同じ過ちを犯して掴みかけた勝利を逃がしてしまった。

クラブや地域の意地とプライドが高い次元でぶつかり合うダービーマッチでは、技術や戦術云々ではなく、最後は“気持ち”の部分が大きく物をいう。

この試合、ウチには警告のカードが出なかったが、松本は木島選手の一発レッドを始め、後半に3枚のイエローが出た。
木島選手のレッドは、それまでのレフリーに対する態度などの“伏線”を考えれば当然の処置だと思うし、立て続けに出たイエローや、再三見られたレフリーへの執拗な抗議も決して褒められるものではない。
しかし、松本にはそれだけ「何としてでもゴールしたい!勝ちたい!」という強い気持ちがあってのものだと思うし、その気持ちが最終的に塩沢選手のゴールを生んだんだと思う。(これはラフプレーやレフリーへの抗議を肯定するというものではなく、あくまで試合に掛ける“気持ち”に関する見解ですので誤解なきよう)

いわば、松本はどんなに不利な状況でもがむしゃらにゴールを狙いにいくというチームのポリシーを、この大舞台で立派に体現して見せた。

それに対してウチはどうだったか?

確かに、後半も30分過ぎまでは、攻められてはいたが豊富な運動量と高い集中力で“攻めの守り”を展開していた。
しかし、1人多い状況にも関わらずコーナーでの“時間稼ぎ”に入った事で、選手達から攻めの気持ちが消えてしまったような気がするし、そうした消極的な姿勢が守備にも悪影響を与えたんだと思う。

ウチは“攻撃してナンボ”のチームである事は、選手が一番分かっているはずだろう。
コーナーに逃げてボールをキープするのは、45分計の針が止まってからラスト数プレー分だけやれば十分である。
以前の要田勇一選手などは、J1で培った高い技術でコーナーでもしっかりボールをキープできていたが、そういったプレーが中途半端にしかできないならば、変にカッコつけてそんな不慣れな事やらないのが一番。

とにかく何がせつないって、相手が松本云々というよりも、『同じ相手に同じパターンでやられ続けている』という事実が一番切ない。

これはもう言い飽きて改めて書くのも恥ずかしくなってしまうが、選手達は試合終了の笛が鳴るまで貪欲にゴールを狙いにいく“攻め”の姿勢を貫き通さなければ、パルセイロとしての存在価値も無くなってしまう。
松本はダービーにかかわらず、ピンチに追い込まれた時にとてつもない力を発揮して難局を打開していく能力に長けているが、そんな事を実際にやってのけるだけの強い気持ちを、ウチの選手達も見習ってほしい。
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・・・・・ふぅ~~、つい熱くなって色々と書いてしまいました。

ただ、リーグ戦は後期が始まったばかりで、前期の未消化分も含めてあと22試合も残っているから、そうそう一つの試合を引きずってカッカしてばかりもいられない。

考えてみれば、選手もサポも力が入り、他の試合とは違う“お祭り”的な独特な雰囲気を持つダービーマッチが後期の一発目にあったのは、ある意味よかったのかもしれない。
こんな特別な試合を、結果はどうであれさっさと終わらせられたので、今後は余計な事を考えず地に足をつけて試合に臨む事ができるんじゃないだろうか。

こうしている間にもどんどん時間は進み、強敵達が「けっこういい位置に付けてるナマイキな新入りを倒してやろう」と手ぐすね引いて待ち構えている。

次節は、アウェイでの栃木ウーヴァ戦。
前期の対戦ではウチが勝ったものの、栃木も積極果敢な攻撃サッカーを仕掛けてくるし、北関東特有の酷暑もウチにとっては大きなハンデとなってのしかかってくるだろうし、とにかく気の抜けない相手である。

「ここは気持ちを切り替えて・・・」なんて言葉も言い飽きて使いたくないのが正直なところだが、そんなヤケッパチな気持ちをグッと堪えて、まずは次節の試合を全力で勝ちに行こう。

そして、これから12月まで続く長く厳しい戦いを、攻めの気持ちを決して忘れずに最後まで走り抜けてほしい。
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コメント
この記事へのコメント
試合開始1時間前に行ったら、既にメインスタンドは埋まっていました。
バックスタンドで観戦しました。
しかし、天皇杯のシード権、惜しかったですね。JFLシードで出場となると、BSでの放送もありえますからね。
失点の場面、紙一重ですけどね。高さで競れるDFがいれば良かったですね。
2011/07/03(日) 22:08:18 | URL | 某コテ #mQop/nM.[ 編集]
暑かった中、お疲れ様でした。

ゴール裏で応援していましたが、最後、本当にもったいなかったですね。
おっしゃる通り、リーグ戦はまだ残りの方が多いので、選手たちがこの試合から学んでこれからに続けてほしいです。
2011/07/03(日) 23:32:40 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
木島は小川にエルボーをかましたとので一発レッドでした。

に、しても、ホントに何度同じ轍を踏めば判るんでしょうか?
2011/07/04(月) 11:34:17 | URL | やむっち #-[ 編集]
某コテ様
自分は開場1時間前から並んでいたので、メインスタンドのいつもの椅子席にありつけました。
最近はダービー以外でもメインスタンドの出足は早いので、これまでみたいにノンビリしてられませんよ。
ところであの失点の場面は、高さ云々よりも“取られるべくして取られた”といったものでしょう。
同じ相手に同じ手で、しかも数的有利な状態でやられてしまうんだから、JFLシードなんて10年早い!ってトコでしょうね。
・・・すんません、今回は辛口批評が止まりませんです。。。

パオロロッシ様
お~、いらしてたんですか。
チケットよく入手できましたね!
せっかくいらしてもらったのにあんな試合で申し訳ないです。
今度ばかりは『毎試合勉強』なんてフレーズを使う気になれないくらい情けない試合でしたが、リーグ戦の相手は松本だけじゃないし、選手だけでなく我々も気持ちを切り替えていかなければなりませんね。

やむっち様
レッドカードの場面は自分が座っていた席からは見えなかったので、本文では憶測で書いてしまいましたが、後で中継を見たらきれいに入ってましたね。
しかし、あれだけ相手がお膳立てしてくれたのに、選手達は何を怖がっているんでしょうか?
これぞまさに、日本サッカー界七不思議の一つですね。(あとの六つが何なのか知らないけど。。。)
2011/07/04(月) 18:18:32 | URL | ぼー #-[ 編集]
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