ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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2012アイススレッジホッケーチャンピオンシップ最終日
昨日に引き続いてのビッグハット。
アイスホッケー長野カップが財政難で開催されないのが残念だが、こうしてスレッジホッケーの国際大会が定期的に長野で開催されているのは本当に嬉しいものだ。

今日は5日間に及んだ大会の大詰めだが、まずは11時から始まった3位決定戦。
日曜日という事で選手の親族や職場の同僚などの関係者も駆けつけ、けっこうな数の観客がスタンドを埋めて熱心に声援を送っていたし、スレッジホッケーではアジアの先進国である日本の名誉にかけても絶対勝ちたい試合だったが、その結果は以下の通り。

日本代表 2(1-1・0-2・1-2)5 韓国代表
s-写真00137

昨日の両者の戦い振りを見て試合前から何となくイヤ~な予感がしていたが、その悪い予感が的中してしまった。

韓国が1Pの4分に、ブルーライン付近からのフラップシュートをゴール右隅に見事に突き刺して先制すると、その後も全体的に韓国の動きがよく、日本はなかなか自分達のペースで試合ができなかったが、1P終了3秒前というギリギリの時間帯に#27安中幹雄のゴールで同点に追い付き、「さぁ、2Pは日本の時間だ!」とスタンドも追い上げムードが高まる。

しかし、その2Pに先に点を取ったのは韓国。
日本が勢いに乗って前掛かりになった隙を付かれて4分に失点すると、9分にも追加点を決められ苦しい展開に。
逆に日本は、#32上原大祐がブレイクアウェイからGKと1対1となる絶好の場面で放ったシュートが、惜しくもクロスバーの下縁に当って前に跳ね返りノーゴールとなるなど、ツキにも見放された感じ。
もしこれが入っていたら、日本が一気にノッていけると思っていただけに、このノーゴールは本当に痛かった。
s-写真00144

そして逆転勝利を祈った3Pは、7分に#13吉川守のパワープレーゴールで1点差に迫るが、その3分後に日本がペナルティで1人少ない状態から韓国にきっちり決められ再び2点差となると、更にその1分後にも失点して勝負あり。

とにかく昨日・今日の日本は、各自がそれなりに動いてはいるもののパスがほとんど繋がらず、逆に相手にターンオーバーを許してしまったりパスを通されて数的不利になったりと全体的に後手後手に回ってしまい、いいところがほとんど出せなかった。
バンクーバーパラリンピックが終わって選手も何人か入れ替わっているだろうし、今はまだチームを作り直している最中なのかもしれないが、2年前のこの大会で良い時の日本代表を目の当たりにしていただけに、その時との大きな格差に今後に向けて少し不安の残る内容だった。

「バンクーバーの銀メダルで気が緩んだんじゃないか!」なんて厳しい事は言わないけど、今大会の悪かった点をしっかり反省し、“格下”の韓国に敗れ自国開催の大会を最下位で終えた屈辱をバネにして、3月にノルウェーで行われる世界選手権にはチームをしっかり立て直して臨んでほしいと思う。
s-写真00120

一方の韓国は、やはり「日本には負けられない」という強い気持ちからか、今日は各選手が積極的にチェックに行っていたし、パスの通りもよく、日本とどちらが格上か分からないくらいのナイスプレーを見せてくれ、この内容ならこの結果も仕方ないと納得できるくらい素晴らしいものだった。

昨日は「6年後の成長が楽しみだ」なんて“上から目線”の記事を書いたが、こりゃ6年後どころか2年後のソチには日本が追い抜かれるかもしれない。
同じアジアの一員として、韓国のスレッジホッケーが強くなるのは嬉しい事ではあるが、そんなノンキな事も言ってられないゾ・・・と、危機感を持った3位決定戦となった。

続いて14時からの決勝戦。
北米と欧州のスレッジホッケー大国がぶつかった注目の試合の結果は以下の通り。

カナダ代表 5(2-0・1-0・2-1)1 ノルウェー代表
s-写真00201

アジア勢対決の第1試合を見た後でこのハイレベルな試合を見ると、選手やパックの動きが俄然速く感じる。
例えて言えば、日本リーグの6チーム集結戦で、古河vs雪印の試合を見た後にコクドvs王子の試合を見た時みたい・・・って、オールドファン以外には分かりにくい例えでスミマセン。。。

自分はアイスホッケーは断然カナダ贔屓だけど、「スレッジホッケーはやっぱ北欧っしょ!」とノルウェー寄りの目線で見ていたが、この試合は予想外にワンサイドゲームとなってしまった。

一つ一つのプレーは両者互角で見ていて面白かったのだが、カナダはパスも繋がるしゴール前での連携も良く、ここぞというところで効率よく得点をあげていく一方、ノルウェーは攻撃も単発で、トータルシュート数でもカナダの28本に対してノルウェーは3本と大きく水を開けられ、特に1Pのノルウェーのシュート数がゼロという有様。
“ピリオドのシュート数ゼロ”は去年のアジアリーグでの某“鹿さんチーム”で遭遇しているが、応援しているチームでこのアナウンスを聞くのは精神的にヒジョーによくないものだ。

結局、ノルウェーは3Pに1点返すのが関の山で、カナダが見事に今大会全勝の“完全優勝”を飾り、2年前の自国開催パラリンピックでメダル無しという屈辱を見事に晴らした。
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自分がスレッジホッケーを見始めた15年前は、ノルウェーとスウェーデンという北欧の2カ国がトップに君臨していたが、長野パラリンピックでカナダが銀メダルを獲ってから勢力地図が変わり出し、今ではカナダとアメリカの北米勢が欧州勢を凌駕している。
特にアメリカなどは、長野パラの時は当時の日本と互角くらいの実力だったのに、今では堂々世界のトップを張っており、スレッジホッケーもこうして年々変化と進化を遂げている厳しい世界なんだな~と痛感する。

とまぁ、贔屓チームの勝利には立ち会えなかったものの、今年もこの大会のために駆け付けてくれた“氷上の格闘技の語りべ”こと加藤じろう氏の軽妙なMCもあって、2シーズンぶりのビッグハットでのホッケー観戦を2日間大いに堪能させてもらった。

スレッジホッケーはただでさえマイナーな上に、なかなか大会の宣伝までお金を回せないのか新聞紙上などでの事前PRも無くて観客も少なかったが、それでも来た人達はみんな熱心に試合を見て応援していたし、この素晴らしい大会が来年も、そしてそれ以降も末永く行える事を、長野のホッケー好きとしては切に祈っている。
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コメント
この記事へのコメント
お疲れ様でした。
「ホッケー国技」のカナダはやっぱり強いんですね。
日本代表は、今回の結果から学んで奮起してほしいですね。

日韓対決といえば、次の週末は東伏見でアジアリーグの「日韓シリーズ」がありますね。
日曜日に見に行こうと思います。
2012/01/22(日) 22:50:37 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
パオロロッシ様
スレッジホッケーがあまり普及していなかった長野以前は“福祉大国”の北欧勢が強かったけど、競技として本腰を入れたら、やはりカナダはスゴいですね。
さすがはホッケーを国技としているだけの事はあります。

そして韓国も、アジアリーグのハルラやHigh-1のように、日本の強力なライバルになる日も遠くはなさそうですが、隣国同士切磋琢磨して、日本も更にレベルアップしてほしいものです。

来週はクレと王子の日韓集結戦ですね。
自分は来週は待望の霧降遠征です♪
シーズンもいよいよ佳境を迎えるし、お互いホッケーを思いっきりエンジョイしましょう!
2012/01/23(月) 07:54:51 | URL | ぼー #-[ 編集]
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