ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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アイスホッケーアジアリーグ2011-2012 プレーオフセミファイナル第5戦
昨日は信毎朝刊やサポーターの皆様のブログを拝読しつつパルセイロの開幕戦勝利を改めて祝うと共に、日光で撮った写真を整理して日曜日の感動と興奮の余韻に浸った。

何せ昨日は、仕事中も無意識のうちに口元が緩んでニヤニヤしてしまったり、かと思えば時折じんわりと涙が滲んできたりして、それらをごまかすのに苦労した。
昨日の自分の表情に気付いた職場の人は、「アイツも前から変なヤツだったけど、とうとうイッちゃったか?」と思った事だろう。

という訳で、気持ちも幾分落ち着いた今日は、改めて日曜日の激闘を振り返ってみたいと思う。
このブログの読者の大多数を占めるであろうパルサポの皆様には別にどーでもいい記事だと思うが、ご用とお急ぎでない方はしばしお付き合いください。

ではまず、試合のランニングスコアから。

栃木日光アイスバックス 4(2-0・2-1・0-2)3 アニャンハルラ
s-写真00075

試合は立ち上がりからハルラが積極的に仕掛け、一方のバックスは前日に比べると動きが重い感じだったが、ここでいきなりアクシデント発生。
フェイスオフから3分後、守護神#44福藤が激しくラッシュしてきた相手と交錯して腰を強打し、しばらくその場にうずくまってしまったのだ。
その後ようやく立ち上がってしばらくはプレーを続けたが状態が思わしくなく、チームメイトに説得されて止む無く交代する事に。

ベンチに下がり際、悔しさのあまりフェンスにスティックを叩きつける音が、静まり返ったアリーナに響き渡る。
普段は絶えず冷静な福藤が、あんなに悔しさを表に出すのは初めて見た。

しかし、この音でバックスの選手達の目が覚めたか、試合再開後から動きが俄然良くなり、また急遽登板のセカンドゴーリー#38小野航平も、まるで福藤が乗り移ったかのようにスーパーセーブを連発。
s-写真00191

そして迎えた12分、ハルラの連続ペナルティで得た5人対3人のパワープレーチャンスに待望の先取点をあげると、その2分後、今度はバックスのペナルティによる数的不利の状況で、そのペナルティが明ける直前にカウンターから追加点をゲット!

人数が少ない中での“ショートハンドゴール”は、今まで喰らった場面は何度も見ているが、コッチが決めたのは初めて見た。

続く2Pも開始早々1分に得点すると、体調が回復した福藤が戦列に復帰し、大きな仕事をやってのけベンチに下がる小野にスタンドから割れんばかりの拍手が贈られる。

その後、7分に失点を許すも17分に取り返して再び3点差とし、最高のムードのまま最終第3Pへ。

しかしさすがはV2の王者ハルラ、簡単には勝たせてもらえない。
3Pの立ち上がりに鋭いラッシュから“秒殺”を喰らうと、11分にも決められて遂に1点差まで追い上げられる。

今までのバックスなら、ここでバタバタしてたちどころに同点→負け越しとなるところだが、今日はスタンドからの地鳴りのような応援の手拍子を背に受け、終始攻め込まれながらも必死になって守り抜き、遂にラスト10秒となったところでスタンド全体でのカウントダウン。

そしてそのコールが「ゼロ!!」となった瞬間、高々とスティックを突き上げる福藤の元に全選手が駆け寄って喜びを爆発させる。

万年6位の弱小クラブが、2連敗の後の3連勝というミラクルを起こし、バックスとしてはもちろん、前身の古河電工時代も含めて初のプレーオフファイナル進出を決めた。
s-写真00271

・・・それにしても、この記事を書いている今も、あの瞬間の事を思うと自然と涙が滲んでくる。

財政難からまともな戦力を揃えられず、自分が見に行くたびに王子や西武などの強豪にパンチドランカーの如くボコボコに叩きのめされた試合を見せつけられたり、2年前にビッグハットで行われた長野カップの時には、はるばる県外から来たサポ仲間達と共に、ロクに試合も見ずにクラブ運営資金の募金活動をしたりもした。

そんな辛い事、苦しい事を乗り越え、諦めず懲りもせず愚直に応援し続けてきたのが報われたようで、試合後は一緒に募金活動をやった面々と抱き合って喜びをわかちあった。

さぁ、次は夢にまで見た・・・とゆーか、正直夢にも思わなかった舞台、プレーオフファイナルラウンドだ。

その相手は、セミファイナルで日本製紙クレインズをスイープ(3連勝)して早々にファイナル進出を決めている王子イーグルスで、今度の土曜日から敵地・苫小牧の白鳥アリーナで5戦3勝方式のシリーズの幕を開ける。

実は今シーズンのバックスは、王子とのレギュラーリーグのアウェイ戦は3戦全勝という意外な好成績を残しているのだが、プレーオフファイナルともなれば話は別。
とにかく今シーズンの王子の強さには例年以上に高い安定感があり、一部の評論家の間では、「勝つか負けるか」ではなく「連続スイープはあるか」が話題になっているほど。

しかし、そんな王子だってカップ戦の全日本選手権では、ダントツ優勝候補だったにもかかわらず決勝でクレインズに逆転負けを喫したし、決して全く歯が立たない相手ではないと思う。

ウチにとってのモチベーションとして、もし苫小牧で1つでも勝つ事ができたら、また霧降に戻って熱烈な応援の中で戦う事ができる。
王子は過去何度も霧降アリーナで試合をしているので、スタンドの雰囲気にも慣れていると思うが、今回のプレーオフの応援の威力は通常の何倍も物凄く、きっと選手達も面食らう事だろう。

とにかくバックスの選手達は、「霧降に帰ろう!」を合言葉に、何が何でも敵地で勝って、もう一度我々本州のファンの前で試合をしてほしい。

あ、それと賢明な読者の方々は薄々感づいてると思いますが、もしファイナルが最終第5戦までもつれ込んだ場合、25日のホーム・ソニー仙台戦と重なるので、まさかの南長野2戦連続欠席となってしまいますがご了承くださいマセ。(もしそうなったら、このブログもパルサポの皆様から完全にソッポ向かれるだろうな。。。)

個人的な希望として、苫小牧を2勝1敗で日光に戻り、土曜日(23日)に勝って優勝を決めて日曜日に宇都宮から新幹線で南長野直行・・・というのが理想だが、泣いても笑ってもこのシリーズで今季が終わるし、もし霧降でのファイナル開催が決定したら、16年間待ち続けた夢の実現のため、日本アイスホッケー界の歴史が大きく動く瞬間に立ち会うため、弱小クラブが巻き起こす奇跡の物語のクライマックスを見届けるため、とことんまでバックスを追いかけていこうと思う。
s-写真00290
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コメント
この記事へのコメント
すごいよ!
2012/03/13(火) 21:20:09 | URL | 二度寝 #-[ 編集]
霧降での応援、お疲れ様でした。
観戦記もありがとうございます。
いよいよファイナル、ここまで来たら優勝しかないですね!

"Believe It!"という、バックスが何年か前に掲げたスローガンを今も憶えていますが、本当にこの言葉の通りに頑張ってほしいです。
2012/03/13(火) 22:25:12 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
二度寝様
どーだ!すごいだろう!!(笑)
でも本当に、東伏見では2回とも弱いバックスしかお見せできなかったけど、こんなすごい事もできるんです。(苦笑)
次はもっとすごい事をやってのけてほしいものです。

パオロロッシ様
"Believe It!"ってスローガン、ありましたね~
あの時は正直、そんな事いわれても“半信半疑”でしたが(笑)、今回は本当にやってくれるんじゃないかという予感もあります。
是非とも長年の夢をかなえてほしいですね。
2012/03/14(水) 14:36:14 | URL | ぼー #-[ 編集]
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