ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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第80回全日本アイスホッケー選手権
そんな訳で昨日の予告通り、今日は今年のスポーツ観戦の締めくくりという事で、全日本アイスホッケー選手権を見に新横浜スケートセンターへ馳せ参じた。

そもそもこの大会、例年は2月中旬に行われているのだが、今季は同じ時期にソチオリンピックの最終予選が組まれていたため、年末のこの時期に前倒しで開催される事となったのだ。
ところが既にこのブログでご報告の通り、日本代表は大観衆の地元・日光で不甲斐ない戦い振りで一次予選敗退となり、全日本開催日変更の特別措置も無意味なものになってしまった。

もう一つ例年と違うのは、いつもは決勝戦のみNHK-Eテレ(元教育テレビ)でひっそりと録画中継されていたのが、今年は同じ録画中継ながら準決勝からNHK-BS1でゴールデンタイムに放送される破格の扱いで、長年マイナースポーツの座に甘んじているアイスホッケーにもようやく光が差し込んできたか・・・と喜んではみたものの、これもたまたま日本で五輪一次予選が開催される事を知ったNHKが、「これでアイスホッケーが予選を突破して五輪出場を果たせば、日本ではイマイチ人気の上がらないアイスホッケーも盛り上がって視聴率稼げるだろうな~」と皮算用し、「ならばいっちょプッシュしてみっか!」と、一次と最終の五輪予選と共に、アジアリーグのチームが一同に会する全日本の中継もブッ込んだのだろう。

しかし、まさかの一次予選敗退でホッケー熱は盛り上がるハズもなく、この全日本の中継も真裏で生中継のサッカークラブワールドカップに惨敗し、しかも日本の出ない最終予選の中継キャンセルで高額な放映権キャンセル料を支払わされ、NHK上層部は「もう日本のアイスホッケーとは二度と関わるな!」と顔を真っ赤にしている事だろう。

・・・と、日本アイスホッケーの未来を憂う哀れな“氷球馬鹿”の、何の根拠も無い暴走度120%のネガティブ妄想はちょっとコッチに置いといて、せっかく横浜くんだりまで来た事だし、ここはしっかり2試合楽しみましょうか。

【 3位決定戦 】
栃木日光アイスバックス 3(0-3・2-1・1-5)9 東北フリーブレイズ
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試合は立ち上がりから東北が体を張ってガツガツと攻めていき、一方のバックスは防戦一方の展開で、1Pは5分、10分、17分と東北がコンスタントにゴールを重ねていく。
その得点者は全て元バックスの#47篠原で、何とバックスはOB選手に1Pだけでハットトリックを喰らった事になり、その前代未聞の珍事に言葉も出ない。

それでも、2Pにはようやくバックスも動きが良くなり、2P6分と14分のゴールで1点差まで追い上げる。
特に2点目の後はゴールを決めた#48上野(既にご存知かと思いますが長野市出身!)がベンチ裏の観客席に向かって大きなガッツポーズを作って雄叫びを上げ、1Pで下がりに下がったバックスファンのテンションも再び上がってきた。
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しかし、その3分後に痛恨の失点を喫してせっかくの追い上げムードに水を注されてしまうと、3Pは始まって1分も経たないうちにGKのクリアミスから失点し、これでバックス守備陣の気持ちが切れてしまったようで、後はヨレヨレになったバックスのミスを誘って2~4分毎と山手線の運転間隔並みの頻度で得点されて3Pだけで5点を失い、終わってみればトータル9失点と惨憺たる結果に終わった。

このようなボロ負けは、ファン歴3~4年以上の“鹿好き”な人ならしばしば経験してきており、もう“慣れっこ”ではあるのだが(苦笑)、最近はそれなりに戦力も整い“まとも”な戦いができるようになっていただけに、久々の大敗に応援仲間と「懐かしい感覚だよね・・・」なんて遠い目をしながら力無く笑うしかなかった。
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今日のGKは日本代表の#44福藤ではなく2ndゴーリーの#38小野が務めたが、この結果はGKだけの問題ではなく、もう出だしから完全に東北に気持ちで負けていた。
これは自分の個人的な考えだが、どうも東北は「バックスにだけは負けたくない」という思いが強くあるようで、バックスとの試合では他チームとの対戦以上に当たりが激しく、パックへの執着心も強いように感じる。

やはり勝負事は、実力が拮抗した同士なら最後は“気持ち”の問題であり、これからリーグ後半戦に向けて、バックスは今日の内容を教訓にしてしっかりチームを立て直してほしいものだ。

【 決勝戦 】
王子イーグルス 3(0-0・2-0・1-2)2 日本製紙クレインズ
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昨季と同じカードとなった決勝戦は、『攻めのクレインズ』と『守りの王子』という両者の特長が良く出た、前の試合の“お口直し”にはピッタリのハイレベルで締まった内容の試合となった。

1Pは両者相譲らず無得点の緊迫した展開。
そして2Pは王子が開始2分という早い時間に見事なミドルシュートで先制すると、中盤の11分にゴール前の混戦からGKがこぼしたパックをねじ込んで追加点。
この間、クレインズもただやられていた訳ではなく、むしろ王子にペナルティが多くパワープレーのチャンスは何度もあったのだが、王子の組織的で固い守りの前に思うような攻撃ができず、選手達にもかなりのフラストレーションが溜まっているように見えた。
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そして3Pには、焦りからかパワープレーのチャンスにターンオーバーから痛恨のショートハンドゴールで3失点目を喫してしまい、これで勝負あったか・・・と思われたが、しかしクレインズはここから粘りを見せる。
3P14分にようやく王子の堅守をこじ開けると、17分にもゴールを決めて1点差まで追い上げ、更に最終盤にはGKをベンチに上げて6人攻撃を仕掛けるも、王子も必死に踏み止まってそのままタイムアップ。
結果的には3点目のショートハンドゴールが大きくモノを言い、クレインズ4連覇の願い叶わず、王子イーグルスが長野ビッグハットで行われた2005年大会以来、実に7季振りに全日本チャンピオンの栄冠を掴んだ。
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という事で、今日の試合全般を振り返ってみると、3位決定戦はバックスファンの立場では「残念」という言葉を口にするのも恥ずかしいくらいお粗末な内容だったが、パルセイロのようにほとんどのホームゲームを観戦出来る環境にない自分としては勝ち負けに関わらずバックスの試合を見られるだけで幸せなんであり、今日もこうしてボロ負けの虚しい気持ちを選手や応援仲間と共有できた事が楽しかった。

またアイスホッケーをこよなく愛する者として、サッカーでいえば天皇杯に当る、今年で80回を数える歴史ある大会に立ち会える事ができ、白熱した決勝戦を思う存分楽しめて、今年のスポーツ観戦の“大トリ”にと、思い切って横浜まで足を運んで本当に良かったと実感した。

優勝インタビューで、王子のエースであり日本代表のエースでもある#21久慈選手がファンに向けたコメントが強く印象に残る。

「アイスホッケーはまだまだマイナーなスポーツだけど、今日ここに集まっていただいた熱心なファンの方々の力を借りて、もっともっと盛り上げていけるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!!」

この力強いコメントを聞くと、日光での五輪予選敗退に象徴されるように連盟の無能・無策が選手達の熱い気持ちに水をかけているように思えてやるせない気持ちになってしまうが、あの場所に居合わせたいちファンとして、久慈選手を始めとした全てのホッケープレーヤーの熱意に応えるよう、これからもより一層熱く、アイスホッケーという素晴らしいスポーツを応援していきたいと思う。
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コメント
この記事へのコメント
現地での観戦、お疲れ様でした。

私は家でテレビで見ましたが、やはりテレビと生では迫力が違いますね。
しかし、NHKが録画とは言え、準決勝から全国放送してくれるなんてこれまでになかったことなのにと、五輪予選敗退が今さらのように返す返すも残念です。

今シーズンはまだ生観戦していないので、1月か3月の東伏見には行こうと思います。
2012/12/10(月) 00:45:03 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
パオロロッシ様
アイスホッケーほど生とテレビとで面白さに差がある競技もないですよね。
一度生の迫力に触れると、テレビではどうしても物足りなく感じてしまいます。
そこがホッケーの魅力であり、同時に日本でイマイチ人気が出ない原因なのかもしれませんね。
でも、NHKさんはこれに懲りずにこれからも中継を続けてほしいものです。

東伏見、自分は3月の国内集結戦に行く予定です。
お会いできたらまたよろしくお願いします。
2012/12/10(月) 20:54:50 | URL | ぼー #-[ 編集]
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