ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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PCL2013第10節 vs福岡J・アンクラス(+トップ試合雑感 on TV)
前々節は常盤木学園に0-6、前節はスフィーダ世田谷に1-6と、ここのところ強豪相手とはいえ大量失点が続き守備のほころびが心配されるパルセイロ・レディース。
そして今日の対戦相手、福岡J・アンクラスも勝ち点22で4位と1年での1部返り咲きを虎視眈々と狙っている強豪チームだ。

この福岡は、自分は大原学園時代の4年前(2009年)に南長野で対戦したのを見ているが、その時は0-4と完敗している。
チームカラーがパルセイロと同じオレンジ色という事も相まって、ウチのトップチームばりにパスを繋いでスピーディーに攻撃を仕掛ける好チームという印象があり、案の定その年に見事1部への昇格を決めている。
残念ながら1部での健闘むなしく今年は2部に降格してしまい、名鑑によると登録選手の数も少なくなってはいるが、実力的には2部では十二分に戦えるチームである事に変わりは無いだろう。

そんな強敵相手に、ウチは勝ち負けよりも前節までの課題を克服して失点をどれだけ少なくする事ができるかを注目点としたこの試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 4(2-1・2-2)3 福岡J・アンクラス

試合は予想通り立ち上がりから福岡がパスを繋いでパルセイロ陣内に攻め立てる展開となったが、今日のレディースは決してズルズルとラインを下げて受け身に回る事なく、積極的にプレスをかけてボールを奪いにいき、また奪ったボールを両サイドを中心にうまく繋げて攻撃に転じる事ができ、「おっ、なんかこの前の常盤木戦とは雰囲気が違うぞ・・・」と期待を持たせた矢先の前半5分、右サイドをボールを持って駆け上がった#11橋浦さつきがそのまま内に斬れ込んで見事なゴールを決め、なんと予想に反してパルセイロ・レディースが先制!

そしてその喜びも冷め切らぬ前半11分には、#10浦崎優香のシュートを相手GKが前へ弾いたところに詰めていた#14濱垣香菜が教科書通りのリバウンドシュートを決めて追加点をあげ、自身のリーグ通算100試合出場に花を添える。

その後、前半終了間際には福岡にコーナーキックを完璧に合わされて失点を許すが、これは相手を褒めるしかないほど見事なものでウチの守備陣は責められないし、それどころか前回ホームの常盤木戦とは見違えるほど攻守がガッチリ噛み合ったプレーに、時間の経つのがとても早く感じられたナイスゲームの前半だった。

そして、この良い流れをあと45分間キープする事ができるかが鍵と読んだ注目の後半だったが、ウチの集中力に陰りは見られず、逆に後半12分、左サイドから#7高木奈央が放ったミドルシュートが見事にゴールネットに突き刺さり、大事な大事な“次の1点”をパルセイロがゲット!!!
この高木はリーグのキャリアは大原学園でスタートさせたが、一時期福岡でプレーしていた事もあり、いわば古巣への“恩返し”のゴールという事で嬉しさも倍増だ。

更にその7分後には、#10浦崎~#11橋浦の二枚看板の崩しから最後は中央で#24内山朋香がゴールし、あの福岡相手に全く想定外の4得点!!!!

これで勝利を確信したが、そこはさすが福岡、ただでは終わらせてくれず、ウチの運動量や集中力が少し落ちてきたほんの少しの隙を突いて後半42分と44分に連続ゴールを決められて1点差に詰め寄られ、その真の実力を見せ付けられる。
しかし、ロスタイムになって集中力が戻ったウチが最後はボールを支配して相手の反撃を許さず逃げ切り、上位チーム相手に嬉しい大金星を飾った。

今日の4得点はいずれも、トップチームの選手達にもお手本にしてほしいような、見事な流れの中で生まれた美しいゴールばかりだったし、その他の展開も決して受け身にならずに積極果敢にボールを奪いにいっていたし、セカンドボールの争いでもウチが勝つ場面が多かった。

また、たとえミスがあったとしても選手間に「こうしたい」という明確な意図が感じられた。
こうしたプレーなら、その後相手にボールを取られても即失点に繋がるような致命的な事態にはならず、現に選手達はピンチになっても落ち着いて対処していた。

そういった意味で、今日は思わず試合に引き込まれるようなワクワクする展開の試合だったし、選手達が本当に大きく、頼もしく見えた。

もっとも、最終盤に2連続失点を喰らったのは、相手の真の実力であると共に、ウチが今まで見せていた脆さが露呈してしまった形で大いに反省しなければならないが、4年前は全く相手にされずチンチンに負かされた福岡に内容的にも素晴らしい勝利をあげられた事は、選手達にとって大きな自信となったことだろう。

次節の相手は、ウチと同じ勝ち点ながら得失点差で1つ上回りウチより1つ上の順位に付けているセレッソ大阪堺レディース。
先の南長野でのホーム戦は5-1と快勝したが、その時にも相手に対して大きな将来性を感じたし、決してナメてかかってはいけない難敵で、それだけに、次回の戦い振りが、レディースが今日の試合で一皮剥けて成長したかを量る大事な試合となるだろう。
選手達は今日の結果に満足せず、更に精進して今日のような素晴らしい試合をずっと続けていけるように頑張ってほしい。
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それからさっきも少し触れたけど、今日は前節にリーグ通算100試合出場を果たした#14濱垣香菜選手の記念セレモニーが試合の前後に行われた。

まず試合前には、声出しサポなど一人もいなかった大原時代からずっと手作りの旗を振って応援し続けてきた、いわばレディースチームのサポーター第1号で我々の“大先輩”ともいうべき、2人の可愛い姉妹から花束贈呈。
(大原時代から見てきた自分としては、この姉妹が4年分大きく成長した事にもちょっとした感慨を持ったりなんかして・・・)

そして見事勝利を収めた試合後は、チームメイトや監督・コーチも加わって『100試合は通過点かなはチームの誇りピッチで輝け今でしょ』と1文字ずつ手書きの文字を入れた白いTシャツを着て横一列に並び、頼れるベテランの偉大な記録をウチらしい底抜けに明るいパフォーマンスでお祝いした。
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この濱垣選手の記録は、大原学園が当時のLリーグ加盟2年目の2004年からずっと大原~パルセイロ一筋で、足掛け9年の歳月をかけて達成しただけに、なおさら価値のあるものだ。

この間、ルーキーイヤーに2部降格、2006年には15勝6分0敗で2位の好成績でスペランツァ高槻との雨中の入替戦を勝ち抜き1部再昇格を果たすも、翌2007年には1部の分厚い壁に打ち砕かれて1年で2部に再降格、そして2009年を最後に着慣れた赤いユニホームに別れを告げて、2010年からチーム丸ごとパルセイロ・レディースに移管し、去年は地域リーグとの入替戦も体験するなど、本当に山あり谷ありの激動の選手生活を歩んできた。

ここ数年の濱垣選手は、いつも両膝をテーピングでグルグル巻きにしており、おそらく満身創痍でのプレーが続いているんだと思うが、それでもずっと第一線で活躍しチームを引っ張っている濱垣選手を、自分は本当に誇りに思う。
これからもこの最高に素晴らしい若いチームを、戦力的にも精神的にもグイグイ引っ張り、いつまでも第一線で活躍してくれる事を祈っている。
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(左の大きな写真は、ルーキーイヤーの2004年Lリーグ公式プログラムより。許可無く載せちゃったけど、濱垣選手の功績に免じてお許しくだされ。。。)


そして・・・

JFL2013第15節@南長野 at Last Day
AC長野パルセイロ 1(0-0・1-1)1 カマタマーレ讃岐
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残念ながら家の用事で現地に行かれなかったトップチームの首位決戦は、結局1-1の引き分け。
この試合、失点シーンはまたしても不用意なバックパスをさらわれてのもので、大事な試合でこれまでと同じ過ちを繰り返してしまった事は大きな反省点だが、その他の守備では相手のキーマンである#11西野・#33木島の2選手をしっかりマークしてギリギリのところで仕事をさせず、また攻撃面でも、特に後半に失点されてからは、画面を見る限りでは「何が何でもゴールしてやる」という強い気持ちが選手達から伝わってきて、今日のレディース同様、思わず画面に引き込まれるような見応え十分の試合だった。

去年までのウチなら、観客3000人超・テレビ中継・首位攻防戦・しかも相手はウチが苦手なタイプ・・・と縁起の悪い要素が4つ重なった中で、あのように最悪な失点の仕方で先制を許してしまうと、もうその後は気持ちばかり先に行って攻撃が空回りしてそのまま敗戦・・・というパターンになるのが常だったが、今年はそんな悪い流れを跳ね返して、現在リーグ唯一の1桁失点を誇る堅守の讃岐からしぶとく勝ち点をもぎ取るだけの結果を出しており、現地で観戦された皆さんには色々言いたい事もあると思うけど、チームは技術的にも精神的にも去年より確実に成長していると思う。

次節は、新規参入組ながら実力は侮れない福島ユナイテッドFCをホームに迎える。
このチームとは地域リーグ時代に決勝大会や練習試合で対戦したのを見た事があるが、個の力でゴリゴリと攻め込む、フィジカルの強い難敵という印象があり、ウチもかなり苦戦したのを覚えている。
あの時はお互いJFL目指して必死にぶつかっていたが、こうしてお互いめでたくJFLでの対戦が実現したからには、ウチも2年先輩としての意地と、相手のチャレンジ精神に負けない気持ちの強さで、思いっ切りぶつかってくるであろう福島を真正面から跳ね返すような試合を見せてくれる事を期待している。
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コメント
この記事へのコメント
びっくりです
最近パルセイロどころかサッカー観戦自体全く行けないのですが、今日は余計に悔やまれる衝撃的事件でした。
ホント、まさかアンクラスにこんな試合をするなんて、驚愕ですよ。結果見て二回ほど数字の位置を見直しました。
正直、もし勝つことが出来たとしても1-0とかかな、と思ってました。

レディースに関しては、結果が出るのは数年後だと腹を決めていたので、 まさかここで一つの成果が出るとは思いませんでした。

まあ、それよりも観客数と声出し部隊の動員が増えたことが一番嬉しいことでした。

うどん戦は…相変わらず激しい試合でしたね。
土曜だろうが平日昼間だろうが集客力もある、今や名実ともにパルセイロの最大の好敵手ですね。本音はJ2も同時昇格して共々永久にお付き合いしたいものですが。
麺類ダービーというちょっとアレなネーミング、そもそも誰が付けたのでしょうか(笑)こっちもパル「セイロ」(蒸籠)ですが。
まあでも、麺類ダービーと名付け
ようと思えば秋田とか琉球とか果ては横浜とかいくらでも出来ますが、J リーグを含めてこのカード位しか出てこないのは、まさにオリジナリティ。

あ、そういえばポカリ最強伝説はいらっしゃってましたか?
2013/06/10(月) 00:02:08 | URL | 二度寝 #-[ 編集]
二度寝様
お疲れ様です。
本当に福岡戦は素晴らしい内容の試合でした。
これで“本田イズム”が浸透したとかチームが完成したとかと手放しで喜ぶのはまだ早く、このような試合が毎回できるようになるにはまだまだ時間がかかると思うけど、ようやく明るい未来が見えてきた感じです。

レディースの試合も今年は400人代をキープしているし、声出しサポもアウェイにも出かけているようで、レディース創設当初からトップと同じくらい気にかけてきた我々にとっても嬉しい限りですが、何よりも大原時代から全くゴール裏の応援が無い中で頑張ってきた選手達が一番嬉しいんじゃないでしょうか。
レディースも少しずつサポに認められ良い流れになっているので、今後もこの流れがより大きくなっていくのを期待したいですね。

ポカリ氏、いらしてました。
たった一人きりででっかいダンマクいくつも持って戦っている姿に感銘を受けました。
アンクラスは個人的にウチのレディースが目標にしてほしいような好チームなので、再昇格目指して頑張ってほしいものです。

そしてトップは、テレビ観戦でしたが手に汗握るハイレベルな試合を見せてくれました。
ウチも讃岐もJFL昇格以来確実に成長を遂げていますが、こうやってお互い意識しあい切磋琢磨できるライバルがいるって幸せですね。
これからも、誰が名付けたか“麺類ダービー”というナイスネーミングに象徴されるように、お互い“そば”と“うどん”のように日本を代表するクラブになっていってほしいものです。
2013/06/11(火) 12:32:23 | URL | ぼー #-[ 編集]
お姿拝見
パルセイロねっとで、ポカリ(ツナギ)氏のお姿が掲載されてました。余程凄かったのでしょうか?パルサポからも絶賛されています。
それにしてもあの弾幕ビビりました。氏が作ったのでしょうか?
なんか昔仙台駅前で見たストリートアートみたいで。そしてあの弾幕をいつか生で見たいと思います。っていうか、まともに休みが欲しいです(泣)

2013/06/12(水) 00:18:35 | URL | 二度寝 #-[ 編集]
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