ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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JFL2013第16節 vs福島ユナイテッドFC
2週連続ホームゲームとなる今日の試合は、今年の昇格組である福島ユナイテッドFCとの対戦。

福島とはパルセイロがJFL昇格を決めた年に招待試合や地域決勝で戦っており、その後も東北代表権をかけたグルージャ盛岡との激しいバトルを繰り広げ、更に厳しい地域決勝を勝ち抜いて今年ようやく昇格した訳だが、同期昇格の讃岐や去年の昇格組であるYSCCと同様、地域時代に同じ目標に向けて戦った他地域のライバルと、ようやくたどり着いたJFLという同じ舞台で顔を合わせる事ができるようになるのは嬉しい事だし、今日も開場前から集まってきている福島サポの姿を見ると、「昇格おめでとう。お互い次の目標に向けて頑張ろう!」と握手の一つも求めたくなる。(実際はしてないけど。。。)

そんな福島サポから、試合前に『ありがとう長野』のダンマクが掲げられた。
s-写真00002

長野県は震災や原発事故で住む場所を失った被災者の方々が多く移り住んでおり(実際、自分も通勤時に福島ナンバーの車をちょくちょく見かける)、また今日は長野県在住の被災地出身者を無料招待する企画もあった。

試合前に福島ゴール裏から聞こえてきた『I love you & I need you ふくしま』のフレーズは、震災の年の紅白で見た『猪苗代湖ズ』の熱唱を思い出して思わずグッと来るものがあった。
あれはユナイテッドの応援歌としては最高の歌ですな。
福島は震災の他に原発事故という非常に厄介な問題を抱えていて、我々が計り知れないほど大変な思いをしていると思うけど、どうかこれからも根拠のない風評なんかに負けず頑張ってほしいし、わざわざ長野へのダンマクを作ってくれた事にいちパルサポとして熱く感謝いたします。

さて、今日の試合に話を戻すと、前節の讃岐との首位決戦で執念の勝ち点1をもぎ取りホーム無敗記録を更新しているパルセイロ。
今日の福島も、3年前の対戦ではかなりタフで手強いチームという印象があるが、そんな難敵にJFL2年先輩としての意地を見せる事ができたか、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 1(0-0・1-0)0 福島ユナイテッドFC
s-写真00029

相手が福島だけに3年前のようにゴリゴリ攻めてきて激しいゲームになるかと思っていたが、あれからプレースタイルが少し変わったのか、それともウチの攻撃を警戒してか、フィジカルで押してくるというよりやや引き気味で縦のロングパスを中心に組み立ててくる感じ。
ただ、主力選手2名が出場停止となっている事もあると思うが、3年前の“ゴリゴリ感“が薄れてチームとしてまとまってきている反面、逆に怖さや迫力が薄くなった感があり、ウチの守備の安定感も相まって、失礼ながらあまり失点の気配は感じられなかった。
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対するウチは、いつものように細かくパスを繋ぎ、一応はボールの支配率もシュートの数も多かったのだが、福島の守備がなかなか堅くて前へ行けずにバックパスを出してしまうケースが多かったし、何度かあった決定的な場面も最後のシュートの精度が悪くて思いのほかゴールが遠く感じられ、そんな両者の戦い振りから、決して“凡戦”ではないがあまり大きな“山”もなく、淡々と時間が流れていくように感じられた。

この流れは雨が強くなってきた後半になってもあまり変わらず、こう着状態に少しヤキモキしてきたが、今日はスタメンを外れていた#5大橋が後半32分に投入されると流れは大きくウチに傾き、徐々に“得点のニオイ”が漂い始める。

それでも福島の粘り強い守備に手こずっていたが、スコアレスドローも頭の片隅にチラついた後半41分、#20野澤のシュートのこぼれ球を#24藤井が押し込んで遂にパルセイロが先制!
そして、少なくなった残り時間も危なげなくやりすごし、この難しい試合を見事勝利で飾る事ができた。
s-写真00078

この試合は、#5大橋選手の投入が大きなターニングポイントだったと思う。
それまでも決して悪い流れではなかったのだが、ハシが入ってから明らかに人もボールも動きにリズムが出てきた感じで、やはり2年連続ベストイレブンの実力はダテではないと唸らされた。

その大橋選手が出場停止や怪我以外でスタメンを外れたのはちょっとした衝撃だったが、毎回途中出場で確実にいい仕事をしてきた#20野澤をスタメン起用したのは当然の判断だったと思うし、できればハシ-ノザのダブルボランチを見たかったけど、さりとて開幕からここまで大活躍の#25有永は絶対に外せないし、このポジションの起用法に関しては頭を悩ませるが、相手チームとの兼ね合いや選手のコンディションを見ながら、しばらくはハシとノザを併用する形を取るんじゃないかと思う。

まぁ、こういった悩みは選手層が厚くなった事の証であり、今後はボランチに限らず、各ポジションで競争が激化して「一体誰を使ったらいいんだ!?」と美濃部監督を悩ませるくらいになってほしいものだ。

それから、前々節のHonda戦の逆転劇以来、本当に一皮向けたようにチームが勝利に対する執念を表に出すようになり、前節は負け試合を引き分けにし、そして今日はドローでもおかしくない試合で勝利を引き寄せるなど、チームの成長の証が結果となって現れている。

次節はJ2を経験した町田ゼルビアとのアウェイ戦。
一応JFLの序列としてはウチより“格上”であり、事実非常に強敵で苦戦は必至だと思うが、これまでの成長の成果に“格上”相手のチャレンジャー精神もプラスして、自然豊かな野津田の地にオレンジの旋風を吹かせ、是非とも勝ち点3をもぎ取ってきてほしい。

【 追記 】
福島で忘れてはならないのが、元長野エルザの#8石堂和人選手。
s-写真00062

2年前に佐藤大典・塚本翔平両選手がチームを去ってからは、JFLという高いカテゴリーで今も現役でプレーする唯一のエルザ戦士となった。
名門・帝京大学から2005年にエルザに入団し、当時の日本代表・中村俊輔ばりの正確なフリーキックを武器に1年目から“チームの顔”として活躍するも、翌年の開幕直後に、その年北信越1部に昇格した松本山雅に電撃移籍した、色々な意味でこのクラブに“伝説”を残した選手だ。
そんないわくつきの選手だけど、1年目に見せた鮮やかなフリーキックの軌跡が忘れられず、その後1年で松本を去り町田ゼルビア~福島ユナイテッドと渡り歩いていた間もその動向を気にかけていたが、今日こうして、途中出場ながら南長野のピッチで再び彼の勇姿を見る事ができてとても感慨深い。(できればフリーキック蹴るところ見たかったな・・・)
もう31歳とベテランの部類に入り、体つきも長野時代より一回り逞しくなって時の流れを痛感するが、精悍な面構えとツンツンの髪型はあの時のまま。
福島では出場機会も限られているようだが、普及活動にも熱心で子供達にも人気があると聞くし、これからもできるだけ長く現役で、福島のために頑張ってプレーしてほしい。

あ、それから1枚目の写真にある石堂選手のダンマク、エルザ時代の彼のチャントと全く同じフレーズなんだけど、アレって偶然? それとも狙った?
♪石堂オーレー、石堂オーレー、石堂オーレー、アレ、ファンタジスタ~♪
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コメント
この記事へのコメント
福島のチャントは、割りとよく聞くものが多いので偶然だと思います。
讃岐戦でアンドレア選手のチャントが大橋選手と同じだったんですけど、
アンドレア選手はそう言えばフランス国籍なので
妥当なチャントなんだな…と独りで納得してました。
2013/06/16(日) 00:40:58 | URL | 某コテ #mQop/nM.[ 編集]
勝利おめでとうございます。
最近、JFLの携帯サイトを登録したので、昨日フクアリからの帰りの電車の中で見て喜んでいました。

雨の中での応援お疲れ様でした。風邪など引かれないようにお気を付け下さい。

町田戦、もう次の日曜日なんですね。
行こうと思いますので、お会いできるのを楽しみにしています。
2013/06/16(日) 10:55:11 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
某コテ様
やっぱりそうですよね~。
8年前は今のように誰でもYouTubeに動画をアップできるような環境じゃなかったし、あのチャントを知っている福島の人がいたらよっぽどのマニアでしょう。(それとも、石堂選手自身のリクエストだったりして・・・って、そりゃないわな)
アンドレア選手のチャントはテレビの音声からも聞こえてきましたが、実況の「フランス人」という言葉に「お~、ナイスチョイス!」とニンマリしたものです。

パオロロッシ様
JFLの携帯サイトは本当に詳しい内容がリアルタイムで更新されるのでありがたいですね。
これなら月額210円も安いモンです。
それにしても、全く今年の長野はホームゲームの時だけことごとく雨に降られて参ってしまいますが、とにかく勝ってよかったです。
来週の町田戦ですが、同じ日に南長野でレディースの試合があるので、自分はそちらに行こうかと思っています。
野津田のバス停から会場に向かう竹林の小路が痛く気に入っていて、またあそこを歩けるのを楽しみにしていたんですが、やっぱりレディースこそ一人でも多くのサポが行って応援してやらなきゃと思いまして・・・
そんな訳で今回はお会いできず残念ですが、是非とも自分の分まで応援よろしくおねがいします!
2013/06/16(日) 17:36:20 | URL | ぼー #-[ 編集]
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