ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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PCL2013第19節 vsJFAアカデミー福島
まずは本題の前に、昨日飛び込んできた嬉しいニュースから。
長野が誇る“かっとび娘”こと#11橋浦さつき選手が、ミャンマーで開催されるAFF女子選手権の日本代表メンバーに選出された。
この大会は東南アジアサッカー連盟が主催する東南アジア女子ナショナルチームによる国際大会で、おそらく日本は招待国として参加すると思われ、メンバーを見るとチャレンジリーグや大学の若手選手中心の構成ではあるが、いずれにしても代表は代表。遂に長野から“なでしこジャパン”メンバーの誕生である。
大原学園時代から勝ち星に恵まれず沢山の辛く苦しい思いをしてきたと思うが、それでも笑顔を絶やさず大好きなサッカーにひたむきに打ち込んできたのが報われたようで、自分も本当に嬉しい。
ミャンマーという慣れない環境の中でハードな日程をこなすのは大変だと思うが、くれぐれも体をこわさず、日の丸と八咫烏のエンブレムの付いた代表ユニを身にまとっていつものようにピッチをノビノビと駆け回り、思いっきり代表の試合を楽しんできてほしい。

そして本題。
早いもので今年のチャレンジリーグもホーム最終戦を迎える事となった。
そしてその相手は、言わずと知れた未来のなでしこジャパン候補生が集まる“金の卵軍団”ことJFAアカデミー福島。
このチームも過去の対戦では引き分けが1つあるだけで後は全て負けており、なかなか越えられない大きな壁のような存在だったが、今年は今のところウチが9位で福島が7位、その勝ち点差は僅か1つと接近しており、今まで高いと思っていた壁も心なしか低く感じ、ちょっと頑張れば乗り越えられるチャンスは大いにある。

前節の日体大に引き続き旧EAST学校系3強を打ち破り、今年のうちにレディースの佐久初勝利を飾りたいところだが、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 0(0-1・0-2)3 JFAアカデミー福島
s-写真00002

天気予報の通りキックオフ前後から雲行きが怪しくなり、時折ポツポツと雨が当る中、まだ明るいながら照明灯に灯が入った状態で行われた試合は、やはり個人のスキルが非常に高い福島が優位に試合を運び、再三裏を狙った攻撃を仕掛けてくるが、ウチの最終ラインも慌てずに対応してほとんどオフサイドとなり難を逃れていたが、前半14分に相手のスピードに崩されて先取点を許してしまう。

一方攻撃に関しては、何とかボールを繋いで相手を崩そうと試みるも、コンビネーションがうまくいかなかったりパスが短くて相手に取られたりでシュートまで持っていけず、なかなか波に乗れない。

そうこうしているうちに、それまで裾野は見えていた浅間山が全て隠れてしまうほどの黒い雲が東の方角を覆い、ゴロゴロと遠雷の音が聞こえ出してきたかと思ったら、その雲がスタジアムまで来て急に辺りが薄暗く風も強くなり、前半41分に遂にピカッと光ったところで試合中断。
選手がピッチから引き上げ、観客も自分のクルマやスタンドの屋根下に避難したところで、大粒の雨も降り出してきた。
s-写真00003

この中断は30分ほど続いたが、雷雲が足早に去って浅間山も再び顔を出し、雨も上がって無事に試合再開。
s-写真00004

さぁ、この中断で流れを変えよう!・・・と意気込んだが、そこで思わぬ落とし穴が。
ピッチ中央付近でウチがファールをとられ、福島がボールを置いてリスタートする時にレフリーが笛を吹き、#14濱垣香菜にイエローカードが出された。
濱垣選手はその前にもカードを貰っていたので、これで累積2枚となり退場処分となってしまったが、スタンドからでは別に濱垣選手が警告を受けるような行為をしたとは思えず、その時は1人少なくなってしまったショックよりキツネにつままれたような不思議な気分のまま受け流してしまったが、帰宅して公式記録を見たら『遅延行為』との事。

ちょっと待ってもらいたい。
レフリーの判定は絶対だし、このブログでもレフリーのジャッジに対する批判は極力避けるようにしているが、今回ばかりはどうにも我慢できない。
あの場面で濱垣選手が警告に相当するような遅延行為を本当にしたのだろうか? 遠目からでは全くそんな風には見えなかった。
でも資格を持ったレフリーが間近で見ていたのだから、やっぱりそういった行為があったのかもしれないが、例えば試合の終盤に勝っているチームがあからさまな行為をしたのならともかく、前半が終わろうかという試合の流れの中でさほど重要とも思えないタイミングに、負けているチームの選手が些細な遅延行為をしたところで、それがカードを出すほど重大な過失といえるだろうか?
増してや濱垣選手は既に1枚カードを受けており、そういった選手には余程悪質な行為でない限り2枚目のカードを出すのは慎重にしなければならないハズだ。
前にも書いたが、レフリーというのはどの競技でも、杓子定規で違反を取り締まる“警察官”ではなく、全体の流れを見ながら試合を円滑に進め試合を作っていく“コンダクター”であるべきだと自分は思っているし、それがファールの基準が他の競技より曖昧でレフリーの裁量に委ねられる部分が大きいサッカーならなおさらである。
レフリーも人間だからミスジャッジだってするし、それについてはいちいち揚げ足を取るつもりはないが、『試合を作る』という部分についてはしっかりと自覚していただくよう、切にお願いしたい。
せっかく選手達が頑張って作り上げた試合をレフリーの笛一つでブチ壊してしまう事もあるし、出したカード一つが一人の選手の今後をも左右しかねないんである。

と、ちょっと話が脱線してしまったが、このハプニングで後半は丸々1人少ない状態で戦う事になってしまい、大量失点による惨敗も覚悟したが、どっこい選手達は諦めていなかった。
中断の影響で少し短いハーフタームが明けて後半が始まると、むしろ前半よりも積極的に攻撃を仕掛け、数的不利を全く感じさせなかった。
また、相手がフリーになるような大ピンチの時も、#1松本あずみのスーパーセーブやディフェンスラインの捨て身のカバーでゴールを死守し、足が止まってきた後半30分と44分に失点してしまった悔しさはあるものの、選手達は最後まで本当によく頑張った。

試合全体を見てみると、やはり福島は選手個々のスキルもチームとしての連携もレベルが高く、それに対してウチはパスが長すぎたり短すぎたりで連携がうまくいかずシュートの精度も悪く、冒頭で「今年は低く感じる」と書いた“壁”も実際はまだまだ簡単に乗り越えられるほど低くはなっていないと思い知らされたが、それでも数的不利の状況の中でその後の失点を終盤の2点で終わらせる事ができ自分達のチャンスも作る事ができたのを見て、“壁”は去年までより確実に低くなっているという事も確信した。

試合終了後、監督やキャプテン、この試合を最後に代表に合流する橋浦選手の挨拶などホーム最終戦としてのセレモニーを期待していたものの、ちょっと後味の悪い敗戦の後だったせいか残念ながら行われず少々拍子抜けだったが、その代わり選手達が整列し深々とお辞儀した向こう側に雨上がりの虹がかかるという、予期せぬ自然の“演出”があった。(写真では肝心の虹が分かりづらくて申し訳ないです。。)
s-写真00001

女子指導者の第一人者である本田美登里氏を監督に迎えるという破格の人事でスタートした今年のPCLは、なかなか思うようなプレーや結果が出せず苦しい時も多かったが、チームとしてのプレースタイルも固まりつつあるし、現時点で既に9勝をあげ福岡や日体大などの上位チームに勝利するなど、残留争いに苦しんでいた去年までの事を思えば内容も結果も上々の出来だと思う。

あの虹のようにキレイに輝いていた今年のパルセイロ・レディースの選手達。
そして虹の向こうにある夢に向かって、残りの2試合も内容や結果を貪欲に追い求めて最後まで走り抜けてほしい。
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コメント
この記事へのコメント
応援、お疲れ様でした。
選手たちとチームの成長の感じられるシーズンになって嬉しいです。
あと2試合、頑張ってほしいですね。

虹、写真でもきれいに見えてますよ。
2013/09/02(月) 00:28:23 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
パオロロッシ様
自分が今までスポーツ観戦してきた中で、今年のレディースほどチームや選手の成長がダイレクトに感じられた事はなく、勝っても負けてもレディース観戦が本当に楽しく思えた1年でした。
まだまだ課題は多いけど、それだけ伸び代があるという事でもあるし、とりあえずあと2試合、今年の集大成のつもりで頑張ってほしいものです。
2013/09/04(水) 20:16:32 | URL | ぼー #-[ 編集]
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