ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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JFL2013最終節 vs栃木ウーヴァFC
激闘のJFL2013年シーズンも、遂に今日が最終節。
今年は美濃部直彦監督の就任から始まり、南長野総合球技場改修に伴う佐久市への一時移転、24試合無敗のJFL新記録樹立、天皇杯で名古屋グランパスとギラヴァンツ北九州を撃破し臨んだ4回戦でJ1首位の横浜F・マリノスと延長戦までもつれこむ大激戦、新設されるJ3への参入決定、宇野沢選手の得点王、そしてJFL最後の年(J2に昇格してJFLを離れる訳じゃないので『卒業』という表現は相応しくないと思う)に悲願の優勝で日本アマチュアサッカークラブの頂点に登りつめるなど、とにかく色々な事があり過ぎて非常に中身の濃い最高のシーズンだった。

そんな充実した今シーズンのラストを飾るこの試合、対戦相手の栃木ウーヴァFCは現在最下位ながら前節はホーム最終戦で準優勝が確定しているカマタマーレ讃岐を破っているし、今日勝てば最下位脱出の可能性もあるためモチベーションも高く、それでなくてもリーグでも屈指の“気持ちの強さ”のあるチームだけに、天皇杯120分の死闘から中3日で臨むウチとしては自身のコンディション面も含めて決して侮れない相手ではあるが、JFL最後の試合をスカッと快勝して、この輝かしいシーズンを有終の美で締めくくりたいところ。

J1首位相手に素晴らしい戦いを演じたチームを最後に一目見ようと、『祝、JFL優勝』の大きなバナー(佐久市様謹製熱烈感謝!)が貼り出された佐久総合運動公園陸上競技場に3025人の観客が駆け付けた、1年納めの最終節にして記念すべきJFL最後の試合、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ 0(0-0・0-2)2 栃木ウーヴァFC
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信毎のプレビュー記事にもチラッと書いてあったように、8日で3試合という強行日程からスタメンをいじってくるかと思ったが、発表されたのは普段と同じベストメンバー。
エース#10宇野沢も“横浜みやげ”の頭のバンデージが少し痛々しいものの元気に先発出場だ。

しかしいざ試合が始まってみると、やはり疲労が蓄積しているのか心なしか動きが重く感じられ、いつものようにパスは出すものの連携がうまく噛み合わなかったり相手にカットされたり、そのうち相手の果敢なフォアチェックに横パスやバックパスが多くなって前へ進めず、逆に栃木に小気味よくパスを繋がれピンチを招くような場面も見られるなどジリジリした展開が続く。

ただ今日の試合を見ていると、疲れているのは身体よりも精神面の方が大きいようで、パスが繋がらないのも前へ進めないのも相手にカットされてしまうのも、“気持ち”の面で完全に栃木に負けているからのように見受けられた。
もちろんウチの選手達だって、「もう消化試合だから」とか「相手は最下位だから」とか手を抜いてプレーしている訳では決して無いと思うが、傍から見ていると「オマエらヤル気あるんかっ!!」とブーイングの一つもくれてやりたくなるくらい、栃木の気迫がウチの技術力を圧倒していた。
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それでも前半は何とかスコアレスで終わったが、悪いなりに何とか早く先取点を奪って主導権を握りたい・・・と祈るような気持ちで迎えた後半、状況が良くなるどころか逆に栃木に押し込まれる時間が多くなり、後半19分、遂に恐れていた事態が起こる。
栃木の前線からのプレスに堪らずボールをディフェンスラインまで下げ、それでもしつこく追ってくる相手を嫌ってGKへバックパス、それを#1諏訪が大きく蹴り出さずショートパスでいなそうと思ったところを、まるで読んでいたかのように思いっきり突っ込んできた相手FWの#19森本にカットされてそのまま無人のゴールに流し込まれる、最もブサイクな形で痛恨の先取点を取られてしまう。

この失点でウチも目が覚めるかと思ったが状況はあまり変わらず、どうにも攻め切れないフラストレーションが溜まるプレーが続く中、後半30分に自陣エリア内に斬れ込んできた相手を後ろから倒してしまいPKを献上。
そのPKを#1諏訪が一旦はセーブしたもののリバウンドをキッカーの#11市川に難なく押し込まれるという、これまた悔やんでも悔やみきれない嫌な形で2失点目を喫してしまう。
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今日のウチの出来からいけば1失点でも非常に重く感じたのに、これが2失点ともなれば完全に“致命傷”で、その後ウチも猛反撃を見せるもシュートは枠を捉える事すらできず、3分間のロスタイムもあっという間に流れて、今シーズン最後の、そしてJFL最後の長い笛を空しさと腹立たしさの入り混じったやるせない気持ちで聞く事となってしまった。

これで前節の相模原戦に続いて2連敗だが、同じ負けでも相模原戦はウチもメンバーを入れ替えてはいたものの出来自体は最後まで悪くはなく、健闘むなしく相手に“力負け”してしまった感じなので仕方のないところもあるが、今日の負けは実力云々ではなく“気持ち”の面で圧倒されての無様な負け方なので、後味が非常に悪い。

今日の試合を見ていて途中から感じていたのだが、天皇杯でウチがグランパスやギラヴァンツにやっていた事を、今日は逆にウーヴァにやられてしまった・・・という印象だった。
おそらく栃木は、先の天皇杯マリノス戦の中継やこれまでの対戦を見てウチを徹底的に研究し、屈辱の2年連続最下位脱出を懸けて並々ならぬ闘志で佐久に乗り込んで来たんだろう。
そういえば、ピッチ内練習前の円陣でもこちらに轟くほどの大きな声を上げて気合を入れていた。

栃木ウーヴァというチームは、自分がこのブログの中でも再三書いているように、順位はともかく『気持ちの強さ』という面ではJFLでも屈指の好漢チームだと一目置いており、過去の直接対決でもこれまでウチがそれなりの点差を付けて全勝してはいたものの、内容は栃木の気迫をウチの技術力が何とか抑え付けて勝利をもぎ取っていたという印象が強かったが、今日は様々な背景が絡み合ってのものだったとはいえ、栃木の気持ちの強さにウチが完全に飲み込まれてしまったといってもいいだろう。
勝負の世界に“たら・れば”はタブーだが、もしウチがもっと高い集中力で試合に臨んでいたら、1失点目のパスミスも無かっただろうし、2失点目のシーンもPKにならずに回避できたに違いない。
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そんな訳で、試合後の自分の拍手はウチの選手達にではなく、見事な“アマチュア魂”・“なにくそ魂”を見せてくれた栃木ウーヴァの選手達に全て捧げた。
思えばウーヴァもJ3参入に手を上げたものの、残念ながら審査に落ちて来年はまたJFLを戦うため、この大好きなチームとの対戦も今日で一応見納めという事になる。
そういった意味では、最後の対戦でウーヴァの気持ちのこもったプレーを存分に見る事ができて、個人的にはむしろ良かったのかもしれない。

ウチもこの1年でメンタル面もだいぶ成長したとはいえ、まだまだ上には上があるという事を思い知らされた。
“気持ち”なんて曖昧で精神的な事は、戦術や個のテクニックなどの技術的な事に比べると軽く見られがちだが、時として気持ちが技術力を凌駕して最下位が王者を倒す事だって大いにあり得るんである。
現に今日の試合がそうだったし、ウチだって名古屋グランパスとの試合では技術よりも気持ちが上回っていたからあのような結果になったんだろう。
『獅子はネズミ一匹捕まえるにも全力で立ち向かう』というような例えがあるが、ウチもウーヴァの戦いぶりを大いに見習い、エンブレムのエルザライオンのマークに恥じないような気持ちの強さを身に着けてほしいと思う。

そしてウーヴァに関しては、残念ながら来年は希望していたJ3参戦は叶わなかったが、リーグ再編となってもアマチュア最高峰であるJFLの価値は全く変わらないから、来年も堂々胸を張ってこの素敵なリーグを戦い抜いてほしい。
また、サポの数も年々確実に増えてるし、その熱いサポの期待に応えるよう、いつまでも強い気持ちを持った魅力的なチームであり続けてほしいと願っている。
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・・・さて、そんな訳でJFL最後の大事な試合がこんなグダグダな結果になってしまい、このブログも愚痴ばかりになって何とも締まらない限りだが、まぁこれもウチらしいっちゃぁウチらしいかな?
ただ、そうやって苦笑いして「ちゃんちゃん!(ズッコケ)」で終わらせる毎度毎度のパターンも、今年で最後にしましょう。
来年はJ3という同じ志を持った猛者が集まる新たなリーグで、ウチはそれこそ満を持してJ2昇格に挑む“勝負の年”となる訳だが、完全に他のチームから追われる立場となる中でこういった詰めの甘さがあれば、J3初代チャンピオン&J2昇格なんて夢のまた夢。
幸か不幸か、先週からの3連敗でウチが更に強くなるためには何が足りないのか、何が必要なのかを身を持って知る事ができただろう。

とりあえずしばらくは、JFL優勝の余韻に浸りながら怪我をしっかり治し、1年間の疲れを癒して思う存分リフレッシュしてほしい。
そしてそれが済んだら、また美濃部監督の下で出された課題を克服し、ライバルを寄せ付けないようなもっともっと魅力あるチームとなるよう成長を続けてほしいと願っている。

オラが街・長野の誇り、愛すべきAC長野パルセイロの選手、スタッフ、役員、ボランティアの皆さん。
今年も1年間、我々を大いに楽しませていただき本当にありがとうございます。 そして本当にお疲れ様でした。

来年の同じ頃、また皆で笑いあい、うれし涙が流せる事を信じて・・・
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コメント
この記事へのコメント
今シーズンも応援お疲れ様でした。
来年はJ3の舞台で良いシーズンになってほしいですね。

来シーズンはホームゲームは全て佐久になるのでしょうか。
今年は行けなかったのが残念ですが、「スタジアムマニア」としてはぜひ佐久にも行ってみたいです。
2013/11/24(日) 23:46:18 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
パオロロッシ様
今年も1年間応援ありがとうございました。
おかげさまでJFL最後の年に優勝の夢を実現する事ができて本当に嬉しかったです。(あ、なんかクラブの中の人みたいな言い回しになっちゃいましたね・・・)

来シーズンはおそらくホームゲーム全試合を佐久で開催すると思います。
佐久市陸上競技場は、J3の試合をするにはメインスタンドが小さかったりトイレが少なかったりバックスタンド(芝生席)は物置の出っ張りで死角があったり・・・と難点もありますが、まだできたばかりで施設全体がとてもきれいだし、少し高台にあるため浅間山や八ヶ岳連峰の眺めが素晴らしく、最高のロケーションにあるスタジアムで自分も気に入っています。
JR小海線の中込駅からシャトルバスもあるので、来シーズンは是非とも佐久にお越しください。
軽井沢の街歩きや野辺山など小海線の旅とセットにして泊りがけで来ると更に最高ですよ。
2013/11/29(金) 20:12:26 | URL | ぼー #-[ 編集]
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